JP2016150723A - 車両用ルームミラー - Google Patents

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JP2016150723A JP2015030584A JP2015030584A JP2016150723A JP 2016150723 A JP2016150723 A JP 2016150723A JP 2015030584 A JP2015030584 A JP 2015030584A JP 2015030584 A JP2015030584 A JP 2015030584A JP 2016150723 A JP2016150723 A JP 2016150723A
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圭佑 山本
Keisuke Yamamoto
圭佑 山本
慎治 中川
Shinji Nakagawa
慎治 中川
好夫 片山
Yoshio Katayama
好夫 片山
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Abstract

【課題】部品点数及び組立工数を削減しながら、様々な方向から外力が作用した場合にルームミラーを同じように脱落可能にする。【解決手段】ステー30の基端部には、ベース2の左側に係合して所定以上の外力が作用した場合に破損する左側前部係合爪35及び左側後部係合爪36が互いに間隔をあけて一体成形されるとともに、ベース2の右側に係合して所定以上の外力が作用した場合に破損する右側前部係合爪37及び右側後部係合爪38が互いに間隔をあけて一体成形されている。左側前部係合爪35及び左側後部係合爪36の間隔と、右側前部係合爪37及び右側後部係合爪38の間隔と、左側前部係合爪35及び右側前部係合爪37の間隔と、左側後部係合爪36及び右側後部係合爪38の間隔とが略等しく設定されている。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば車両のフロントガラス内面等の固定面に取り付けられる車両用ルームミラーに関し、特に、所定以上の外力が作用した際に脱落させる構造の技術分野に属する。
従来より、車両のフロントガラス内面には、後方を視認するためのルームミラーが取り付けられている。車両用ルームミラーにおいては、例えば車両が急停車等した際に乗員がルームミラーに当たることを想定して、所定以上の外力がルームミラーに作用した際にルームミラーを脱落もしくは規定の範囲外まで移動させることによって乗員保護性能を確保する必要がある。
この種の車両用ルームミラーとしては、例えば特許文献1〜3に開示されているものが知られている。特許文献1は、フロントガラスに固定されるベースに形成された嵌合凹部にステーの基部を脱落可能に嵌合させている。特許文献1のベースの嵌合凹部には、左右両側面に凹面を形成し、ステーの基部に設けた突出ピンをベースの凹面に挿入している。さらに、ベースの後部には係止ピンを進退可能に設け、この係止ピンをステーの基部における後面に係止させている。ルームミラーに所定以上の外力が作用した場合には、ステーの突出ピンがベースの凹面から外れるとともに、ベースの係止ピンがステーから外れてルームミラーが脱落するようになっている。
また、特許文献2は、フロントガラスに固定されるベースに対してスライド可能に取り付けられるスライドプレートと、スライドプレートを付勢してスライドプレートとベースとを係合させるためのリンクスプリング及びストッパーとを備えており、スライドプレートにステーが固定されている。ルームミラーに所定以上の外力が作用した場合には、スライドプレートがベースに対してスライドすることでルームミラーが脱落するようになっている。
また、特許文献3は、フロントガラスに固定されるベースに対してスライド可能に取り付けられるスライドプレートと、ベース及びスライドプレートを係止するための係止ロッドとを備えており、スライドプレートにステーが固定されている。ルームミラーに所定以上の外力が作用した場合には、係止ロッドによる係止が解除されてスライドプレートがベースに対してスライドすることでルームミラーが脱落するようになっている。
実公平4−49003号公報 実用新案登録第2561579号公報 実公平4−45959号公報
ところで、特許文献1では突出ピン及び係止ピン等が必要になり、また、特許文献2ではスライドプレート、リンクスプリング及びストッパーが必要になり、また、特許文献3ではスライドプレート及び係止ロッドが必要になるので、特許文献1〜3の脱落構造の場合には部品点数及び組立工数が増加する。
また、ルームミラーを脱落させる構造以外にも、例えばステーの基端部がピボットを介してベースに取り付けられ、ステーの先端側もピボットを介してミラー本体に取り付けられる2ピボット構造がある。2ピボット構造では、ルームミラーに所定以上の外力が作用した場合にステーを大きく揺動させることができるので、ルームミラーを規定の範囲外まで移動させることが可能になる。しかしながら、2つのピボットを設けなければならないので、この構造でも部品点数及び組立工数が増加する。
さらに、ルームミラーには運転席側や助手席側からだけでなく、例えば後方、上方、下方等、様々な方向から外力が作用した場合を想定しておく必要があり、いずれの方向の外力であってもルームミラーを同じように脱落させたいという要求がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、部品点数及び組立工数を削減しながら、様々な方向から外力が作用した場合にルームミラーを同じように脱落可能にすることにある。
上記目的を達成するために、本発明では、ステーの基端部に、ベースに係合して所定以上の外力が作用した場合に破損する複数の係合爪を一体成形し、係合爪の間隔を略等しく設定した。
第1の発明は、
車両の固定面に固定される板状のベースと、
ミラーと、
上記ミラーを支持するとともに、所定以上の外力が作用した場合に脱落可能に上記ベースに取り付けられるステーとを備えた車両用ルームミラーにおいて、
上記ステーにおける上記ベースに取り付けられる基端部には、上記ベースの幅方向一側の縁部に係合して所定以上の外力が作用した場合に破損する第1係合爪及び第2係合爪が互いに間隔をあけて一体成形されるとともに、上記ベースの幅方向他側の縁部に係合して所定以上の外力が作用した場合に破損する第3係合爪及び第4係合爪が互いに間隔をあけて一体成形され、
上記第1係合爪と上記第2係合爪との間隔と、上記第3係合爪及び上記第4係合爪の間隔と、上記第1係合爪と上記第3係合爪との間隔と、上記第2係合爪及び上記第4係合爪の間隔とが略等しく設定されていることを特徴とする。
この構成によれば、ルームミラーの通常使用時には第1〜第4係合爪がベースの周縁部において互いに離れた部位に係合するので、ステーの基端部が安定してベースに取り付けられる。また、第1〜第4係合爪はステーの基端部に一体成形されているので部品点数の増加が抑制される。
また、車両が急停車等して例えばミラーに対して所定以上の外力が作用した場合には、第1〜第4係合爪の少なくとも2つが破損することでステーがベースから脱落する。このとき、第1係合爪と第2係合爪との間隔と、第3係合爪及び第4係合爪の間隔と、第1係合爪と第3係合爪との間隔と、第2係合爪及び第4係合爪の間隔とが略等しいので、外力の作用する方向が異なっていても、ステーをベースから脱落させるのに要する力の差は小さくなる。
第2の発明は、第1の発明において、
上記ベースの幅方向両縁部はそれぞれ直線状に延びる平坦面で構成され、
上記第1〜第4係合爪は上記平坦面に係合することを特徴とする。
この構成によれば、第1〜第4係合爪をベースに係合させる際、ステーをベースに対して直線状に移動させることにより、第1係合爪及び第2係合爪と、第3係合爪及び第4係合爪との間にベースが挿入され、ベースの挿入後に、第1〜第4係合爪をベースの平坦面に係合させることが可能になる。
第3の発明は、第2の発明において、
上記ベースの両平坦面は、上記車両の固定面に近づくほど互いに接近するように傾斜しており、
上記第1〜第4係合爪は、上記平坦面に沿うように形成されて該平坦面に接触して係合する係合面を有していることを特徴とする。
この構成によれば、第1〜第4係合爪の係合面がベースの平坦面にそれぞれ接触することで、ルームミラーの通常使用時に第1〜第4係合爪がベースから離脱しにくくなり、よって、ステーがベースに対して容易に、かつ、確実に取り付けられる。
第4の発明は、第3の発明において、
上記ステーの基端部には、上記ベースにおける上記車両の固定面側と反対側の面に当接する当接部が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、ステーの当接部が、ベースに対して車両の固定面側とは反対側から当接するので、ベースが第1〜第4係合爪と当接部とで挟持される。よって、ステーがベースに対して安定する。
第5の発明は、第1から4のいずれか1つの発明において、
上記ステーの基端部には、上記ベースが該ベースの幅方向と交差する方向に挿入されて収容されるベース収容凹部が形成され、
上記ベース収容凹部には、上記ベースの挿入方向先端側に当接して該ベースの挿入を停止させるためのストッパーと、上記ベースの挿入方向基端側に嵌合して該ベースが上記ベース収容凹部から抜けるのを阻止する嵌合部とが設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、第1〜第4係合爪をベースに係合させる際、ベースをステーのベース収容凹部に収容すると、ベースの挿入方向先端側にストッパーが当接してベースの挿入を停止させることができる。このとき、ベースの挿入方向基端側には嵌合部が嵌合するので、ベースがベース収容凹部から抜けるのを阻止することが可能になる。
第6の発明は、第5の発明において、
上記嵌合部は、上記ベース収容凹部の内面から突出するように設けられた可とう性を有する弾性変形部と、該弾性変形部の先端側に設けられた嵌合爪部とを備えていることを特徴とする。
この構成によれば、ベースをベース収容凹部に挿入する途中の段階では、弾性変形部を撓ませることで嵌合爪部がベースの挿入を阻害することはなく、ベースをベース収容凹部に簡単に収容することが可能になる。そして、ベースをベース収容凹部すると、弾性変形部の形状を復元させることで嵌合爪部をベースの挿入方向基端側に嵌合させることが可能になる。
第1の発明によれば、ステーの基端部に、ベースの幅方向一側の縁部に係合する第1係合爪及び第2係合爪と、幅方向他側の縁部に係合する第3係合爪及び第4係合爪とを設け、第1係合爪と第2係合爪との間隔と、第3係合爪及び第4係合爪の間隔と、第1係合爪と第3係合爪との間隔と、第2係合爪及び第4係合爪の間隔とを略等しくしたので、部品点数及び組立工数を削減しながら、様々な方向から外力が作用した場合にルームミラーを同じように脱落させることができる。
第2の発明によれば、ベースの幅方向両縁部をそれぞれ直線状に延びる平坦面で構成し、第1〜第4係合爪を平坦面に係合させるようにしたので、第1〜第4係合爪をベースに係合させる際にステーを直線状に移動させればよく、ステーの取付作業性を良好にすることができる。
第3の発明によれば、ベースの幅方向の両平坦面が車両の固定面に近づくほど互いに接近するように傾斜し、第1〜第4係合爪の係合面がベースの平坦面に沿うように形成されて該平坦面に接触して係合するようになっているので、ステーを直線状に移動させて取付作業性を良好にしながらステーをベースに確実に取り付けることができる。
第4の発明によれば、ステーの基端部に、ベースに対して車両の固定面側とは反対側から当接する当接部を設けたので、ステーをベースに安定して取り付けることができる。
第5の発明によれば、ステーの基端部にベース収容凹部を形成し、ベース収容凹部に、ベースの挿入を停止させるためのストッパーと、ベースがベース収容凹部から抜けるのを阻止する嵌合部とを設けたので、ベースをベース収容凹部内の所定位置に保持することができ、第1〜第4係合爪をベースに確実に係合させることができる。
第6の発明によれば、嵌合部が可とう性を有する弾性変形部と該弾性変形部の先端側に設けた嵌合爪部とを備えているので、ベースをベース収容凹部に簡単に収容することができるとともに、挿入後には嵌合爪部をベースの挿入方向基端側に確実に嵌合させてベースがベース収容凹部から抜けるのを阻止できる。
実施形態に係る車両用ルームミラーを後側から見た図である。 実施形態に係る車両用ルームミラーを前側から見た図である。 実施形態に係る車両用ルームミラーの分解斜視図である。 図1におけるIV−IV線断面図である。 図1におけるV−V線断面図である。 ステーの基端部の拡大斜視図である。 ベースに取り付けられたステーの基端部の拡大平面図である。 図7におけるVIII−VIII線断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1及び図2は、本発明の実施形態に係る車両用ルームミラー1をそれぞれ車両後側及び前側から見た図である。車両用ルームミラー1は、図4に示すように車両のフロントガラスGの内面(固定面)G1に取り付けられ、運転席の乗員が後方を視認するのに使用される。車両用ルームミラー1は、フロントガラスGの固定面G1の上部において左右方向の中央部に位置している。
尚、この実施形態の説明では、車両前側を単に「前」といい、車両後側を単に「後」といい、車両左側を単に「左」といい、車両右側を単に「右」というものとする。
車両用ルームミラー1は、図3に示すように、フロントガラスGの固定面G1に固定される板状のベース2と、ミラー3と、ミラー3を保持するミラーホルダー10と、ミラーホルダー10が取り付けられるハウジング20と、ミラー3を、ミラーホルダー10及びハウジング20を介して支持するステー30とを備えている。
ベース2は、例えば金属等の硬質材料からなるものであり、例えば接着材等を使用してフロントガラスGの固定面G1に強固に固定される。ベース2の固定面G1に対する固定強度は、後述する車両の急停車時や衝突時に所定の外力がミラー3やミラーホルダー10、ステー30等に作用してもベース2が固定面G1から脱落しないように設定されている。
図7に示すように、ベース2は、左右方向(幅方向)の寸法よりも前後方向の寸法が長く設定されている。ベース2の前縁部は、左右方向に直線状に延び、かつ、図4に示すようにフロントガラスGの固定面G1に対して垂直に延びる前側垂直面2aで構成されている。ベース2の左右両縁部(幅方向両縁部)は、それぞれ前後方向に直線状に延びる左側平坦面2b及び右側平坦面2cで構成されている。図8に示すように、左側平坦面2bは、フロントガラスGの固定面G1に近づくほど右に位置するように傾斜し、また、右側平坦面2cは、フロントガラスGの固定面G1に近づくほど左に位置するように傾斜している。つまり、左側平坦面2b及び右側平坦面2cは、フロントガラスGの固定面G1に近づくほど互いに接近するように傾斜しているので、ベース2の左右方向の寸法は、フロントガラスGの固定面G1に近づくほど短くなる。ベース2の固定状態において、左側平坦面2bと固定面G1とのなす角度と、右側平坦面2cと固定面G1とのなす角度とは同じ角度である。
図4に示すように、ベース2の後縁部は、フロントガラスGの固定面G1に対して垂直に延びる後側垂直面2dで構成されている。図7に示すように、後側垂直面2dの左右両側は、前方へ湾曲しながら延び、左側平坦面2b及び右側平坦面2cに連なっている。後側垂直面2dの左右方向中間部は直線状に延びており、前側垂直面2aと略平行である。
図1や図3に示すように、ミラー3はガラス製で左右方向に長い形状であり、両面テープ4によってミラーホルダー10に貼り付けられている。ミラー3の鏡面は、従来周知の方法、例えばスパッタリング等によって形成することが可能である。
ミラーホルダー10は、全体としてミラー3の外形よりも大きな板状部材で構成されている。ミラーホルダー10は、ミラー3が両面テープ4によって貼り付けられて固定されるミラー固定板部11と、ミラー固定板部11の周縁部から後方へ突出して周方向に延びる外郭部12とを備えており、ミラー固定板部11及び外郭部12は無色透明な樹脂材によって射出成形法を用いて一体成形されている。尚、ミラーホルダー10の外郭部12のみを無色透明な樹脂材で構成してもよい。また、ミラー固定板部11の左右方向の寸法は、両面テープ4の左右方向の寸法よりも長く設定されている。ミラー固定板部11の後面の左右方向中央部に両面テープ4が貼り付けられる。
図3に示すように、ミラー固定板部11の左右両側には、それぞれ前方(ハウジング20内方)へ窪む上側凹部13と下側凹部14とが上下方向に間隔をあけて形成されている。図5に示すように、上側凹部13及び下側凹部14の底部には、それぞれ前後方向に貫通する開口部13a、14aが形成されている。図3に示すように、ミラー固定板部11の左右両側には、それぞれ貫通孔15が形成されている。左側の貫通孔15は、左側の上側凹部13及び下側凹部14から左側へ離れて配置され、右側の貫通孔15は、右側の上側凹部13及び下側凹部14から右側へ離れて配置されている。
図4及び図5に示すように、ミラー固定板部11の前面には、ハウジング20の開放側の縁部が嵌合する溝16が形成されている。溝16は、ミラー固定板部11の周縁部に沿うように環状に延びている。ミラー固定板部11の前面において溝16よりも内側には、溝16に沿って延びる突条部17が形成されている。突条部17は、ハウジング20の開放側の内面に接触する。
ミラーホルダー10の外郭部12はミラー3の周縁部を囲むように延びている。外郭部12の内周面にミラー3の周縁部が接触してミラー3が外郭部12によって位置決めされる。また、外郭部12の突出方向先端面12aは、外郭部12の内周面側から外周面側へ向かって外郭部12の基端側に位置するように湾曲した湾曲面で構成されている。これにより、ミラーホルダー10の周縁部に角が無くなるので乗員の安全性が高まる。
また、ミラー3の周縁部を無色透明な樹脂材からなる外郭部12によって囲むことで、ミラー3の周縁部に黒色の縁がなくなってフレームレスのような意匠になるとともに、ミラー3の外形状をぼかすことができ、シンプルなインテリアにすることができる。尚、外郭部12は着色された透明な樹脂材で構成してもよい。
ハウジング20は、例えば黒色等に着色された樹脂材を成形してなるものであり、ミラーホルダー10の形状に対応して左右方向に長い形状とされ、前方へ膨らむように形成されている。ハウジング20の後側は全体が開放している。ハウジング20の開放側の外形状は、ミラー3の外形状よりも小さく設定されており、ハウジング20にミラー3を取り付けた状態では、ミラー3の周縁部が、ハウジング20の開放側の端部からハウジング20の外方に突出するように位置している。したがって、車両用ルームミラー1を前方から見たときには、ミラー3が銀色であるため、銀色の部材を別途設けることなく、縁取りを設けることができ、ハウジング20の外方に銀色の細い枠が見える。また、ハウジング20の外形状をミラー3の外形状よりも小さくしたことで、ハウジング20を小型化することが可能になる。
図3に示すように、ハウジング20の内面の左右両側には、それぞれ上側係合爪部21及び下側係合爪部22が上下方向に間隔をあけて後方(ミラーホルダー10側)へ突出するように形成されている。上側係合爪部21及び下側係合爪部22の形成位置は、ミラーホルダー10の上側凹部13及び下側凹部14の形成位置と対応している。そして、上側係合爪部21の先端側はミラーホルダー10の上側凹部13の開口部13aに前側から挿入され、挿入後、上側凹部13内で開口部13aの周縁部に対して後側から係合するようになっている。また、下側係合爪部22の先端側はミラーホルダー10の下側凹部14の開口部14aに前側から挿入され、挿入後、下側凹部14内で開口部14aの周縁部に対して後側から係合するようになっている。このようにミラーホルダー10を上側係合爪部21及び下側係合爪部22によってハウジング20に取り付けるようにしたので、ハウジング20に特別な接着面等を設けずに済み、これにより、ハウジングのデザイン自由度を向上させることが可能になる。
ハウジング20は、ピボット軸23と、傾動部材24と、レバー25とを備えている。ハウジング20の内面の下部には、レバー25の回動軸25aを回動可能に支持する支持凹部26が形成されている。また、ハウジング20の下部において左右方向中央部には、レバー25の操作部25bが挿通するレバー挿通孔20aが形成されている。さらに、ハウジング20の左右方向中央部には、レバー挿通孔20aの上方に円形開口部20bが形成されている。
ピボット軸23は、略前後方向に延びる固定軸部23aと、固定軸部23aの後端部に設けられた大径部23bとを備えており、固定軸部23aと大径部23bは樹脂材により一体成形されている。固定軸部23aは前端から後端に亘って中空状であり、固定軸部23aの周壁部の一部には、係合凸部23cが該固定軸部23aの径方向に変位可能に形成されている。また、大径部23bの外面は、球面で構成されている。
傾動部材24は、ハウジング20の内部に収容された状態でその後側がミラーホルダー10の前面に固定されており、ミラー3の角度調整時には、ミラーホルダー10と一体に傾動する。傾動部材24も樹脂製である。傾動部材24の中央部には、前後方向に延びる内筒部24aが形成されている。内筒部24aは、前後両端が開放されている。図4に示すように、内筒部24aの内周面における前部は、ピボット軸23の大径部23bの球面に沿う湾曲面24bで構成されている。
傾動部材24には、内筒部24aを囲む外筒部24cが形成されており、外筒部24cも前後両端が開放されている。外筒部24cと内筒部24aとは同心上に位置している。外筒部24cの前端部は、内筒部24aの前端部よりも前方まで延びている。外筒部24cの前端部には、ステー30の湾曲板部33の内面に摺接する摺接面24dが設けられている。摺接面24dは、外筒部24の周方向全周に亘って延びている。
ステー30は、ベース2に取り付けられる基端部に設けられた取付部31と、取付部31から下方、かつ、後方へ湾曲しながら延びる本体部32と、本体部32の後端部に設けられた湾曲板部33とを備えており、取付部31、本体部32及び湾曲板部33は例えば黒色等に着色された樹脂材からなる。取付部31には、ベース2が収容されるベース収容凹部34が形成されている。ベース収容凹部34は上方及び前方に開放しており、ベース2がその後から前に向かう方向、即ち、ベース2の左右方向である幅方向と交差する方向に挿入される。
図7に示すように、ベース収容凹部34を形成する左側壁部34a及び右側壁部34bは前後方向に延びている。ベース収容凹部34を形成する後壁部34cは、左右方向に延びており、その左右両側は前方へ湾曲して左側壁部34a及び右側壁部34bと連続している。後壁部34cは、ベース2の後側垂直面2dに沿うように形成され、ベース2の挿入方向先端側である後側垂直面2dに当接して該ベース2の挿入を停止させるためのストッパーに相当する部位である。
図6にも示すように、左側壁部34aの上縁部には、ベース2の左側(幅方向一側)の縁部に係合して所定以上の外力が作用した場合に破損する左側前部係合爪(第1係合爪)35及び左側後部係合爪(第2係合爪)36が互いに前後方向に間隔をあけて一体成形されている。左側前部係合爪35は左側壁部34aの前端部から後方に離れて配置されている。左側後部係合爪36は、左側壁部34aにおける後壁部34cとの境界部分近傍に配置されている。
左側前部係合爪35及び左側後部係合爪36は、左側壁部34aの上縁部から右側へ突出している。左側前部係合爪35及び左側後部係合爪36の左側壁部34aからの突出量は略同じに設定されている。
また、右側壁部34bの上縁部には、ベース2の右側(幅方向他側)の縁部に係合して所定以上の外力が作用した場合に破損する右側前部係合爪(第3係合爪)37及び右側後部係合爪(第4係合爪)38が互いに前後方向に間隔をあけて一体成形されている。右側前部係合爪37は右側壁部34bの前端部から後方に離れて配置されている。右側後部係合爪38は、右側壁部34bにおける後壁部34cとの境界部分近傍に配置されている。
右側前部係合爪37及び右側後部係合爪38は、右側壁部34bの上縁部から左側へ突出しており、左側前部係合爪35と右側前部係合爪37とが対向し、左側後部係合爪36と右側後部係合爪38とが対向している。左側前部係合爪35及び左側後部係合爪36の
左側壁部34aからの突出量と、右側前部係合爪37及び右側後部係合爪38の右側壁部34bからの突出量は全て略同じに設定されている。
また、左側前部係合爪35及び左側後部係合爪36の間隔と、右側前部係合爪37及び右側後部係合爪38の間隔と、左側前部係合爪35及び右側前部係合爪37の間隔と、左側後部係合爪36及び右側後部係合爪38の間隔とは略等しく設定されている。
図6や図8に示すように、左側後部係合爪36の突出方向先端面は、ベース2の左側平坦面2bに沿うように形成されて該左側平坦面2bに接触して係合する係合面36aとされている。また、左側前部係合爪35の突出方向先端面は、ベース2の左側平坦面2bに沿うように形成されて該左側平坦面2bに接触して係合する係合面35aとされている。また、右側後部係合爪38の突出方向先端面は、ベース2の右側平坦面2cに沿うように形成されて該右側平坦面2cに接触して係合する係合面38aとされている。また、右側前部係合爪37の突出方向先端面は、ベース2の右側平坦面2cに沿うように形成されて該右側平坦面2cに接触して係合する係合面37aとされている。したがって、図8に示すように、係合面36aと係合面38aとは、フロントガラスGの固定面G1に近づくほど互いに接近するように傾斜し、また、係合面35aと係合面37aもフロントガラスGの固定面G1に近づくほど互いに接近するように傾斜する。
ベース収容凹部34には、上方へ突出する左側突条部40及び右側突条部41が設けられている。左側突条部40及び右側突条部41は、左右方向に間隔をあけて配置されている。また、左側突条部40は、左側壁部34aから右に離れて配置され、右側突条部41は、右側壁部34bから左に離れて配置されている。
左側突条部40及び右側突条部41は、ベース収容凹部34の前端部から左側後部係合爪36及び右側後部係合爪38の形成部位まで延びる板状をなしている。左側突条部40の後側は左側へ屈曲し、また、右側突条部41の後側は右側へ屈曲している。左側突条部40の前側には、前端へ行くほど下に位置するように傾斜した傾斜面40aが形成されている。右側突条部41の前側には、前端へ行くほど下に位置するように傾斜した傾斜面41aが形成されている。左側突条部40及び右側突条部41は、ベース2におけるフロントガラスGの固定面G1側とは反対側の面に当接する当接部である。
また、ベース収容凹部34の左側突条部40及び右側突条部41よりも後側には、左側板部42及び右側板部43が設けられている。左側板部42及び右側板部43は、ベース収容凹部34の底壁から上方へ突出して後方へ延び、後壁部34cと連続している。左側板部42及び右側板部43の突出高さは左側突条部40及び右側突条部41の高さと略同じに設定されているので、左側板部42及び右側板部43は、ベース2におけるフロントガラスGの固定面G1側とは反対側の面に当接する当接部となる。左側板部42の前側には、前端へ行くほど下に位置するように傾斜した傾斜面42aが形成されている。右側板部43の前側には、前端へ行くほど下に位置するように傾斜した傾斜面43aが形成されている。
ベース収容凹部34の左右方向中央部には、ベース2の前側(挿入方向基端側)に嵌合して該ベース2がベース収容凹部34の前側から抜けるのを阻止するための嵌合部44が設けられている。嵌合部44は、弾性変形部44aと嵌合爪部44bとを備えている。弾性変形部44aは、ベース収容凹部34の内面から突出して前方へ延びる板状に形成されており、全体が可とう性を有し、上下方向に撓み変形可能となっている。嵌合爪部44bは、弾性変形部44aの先端側から上方へ突出するように該弾性変形部44aに一体成形されており、図4に示すように、ベース収容凹部34に収容されたベース2の前側垂直面2aに対して前方から嵌合するように形成されている。
また、ベース収容凹部34の底壁には、係合孔45が形成されている。図4に示すように、ステー30の本体部32の前側には、本体部32の前側開放部を覆うためのカバー46が取り付けられており、このカバー46に設けられた係合爪46aが係合孔45に係合するようになっている。
図3に示すように、湾曲板部33は、ステー30の本体部32から後方へ向かって徐々に拡径するように形成されており、外面が球面とされている。図4に示すように、湾曲板部33の基端側の外径は、ハウジング20の円形開口部20bの径よりも小さく、湾曲板部33の先端側の外径は、ハウジング20の円形開口部20bの径よりも大きく設定されている。湾曲板部33は、ハウジング20の円形開口部20bに挿入された状態で組み付けられており、この組み付け状態では、湾曲板部33の先端側の外面が円形開口部20bの内周面に対してハウジング20内側から当接している。尚、ステー30の取付部31はハウジング20の円形開口部20bよりも小さな外形を有しており、組み付け時には、ハウジング20の開放側からステー30の取付部31を円形開口部20bに挿通して外部に引き出すようにすればよい。
ステー30の本体部32には、ピボット軸23の固定軸部23aが挿入される。図3に示すように、ステー30の本体部32における後端部近傍には、固定軸部23aに設けられた係合凸部23cが係合する開口部32aが形成されている。ピボット軸23の固定軸部23aをステー30の本体部32に挿入すると、係合凸部23cが開口部32aに係合して固定軸部23aが本体部32に固定される。この状態で、ピボット軸23の大径部23bが傾動部材24の内筒部24aに挿入されて内筒部24aの前側から抜けなくなっているので、傾動部材24がピボット軸23によって前側へ付勢される。そして、この傾動部材24はミラーホルダー10に固定されているので、ミラーホルダー10が前方へ付勢されてステー30に取り付けられる。
ミラー3の角度調整をする場合には、乗員が例えばミラーハウジング10を持って上下や左右方向に傾動させる。ミラーハウジング10は、ピボット軸23の大径部23bの外面周りに傾動し、このとき、ピボット軸23の大径部23bの外面と、傾動部材24の内筒部24aの湾曲面24bとが摺動するとともに、傾動部材24の外筒部24cの摺接面24dと湾曲板部33の内面とが摺動し、さらに、湾曲板部33の外面がハウジング20の円形開口部20bの内面に摺接する。このように複数箇所を摺動させているので、摺動抵抗が大きくなり、車両振動等によってミラー3の角度が不意に変化するのを抑制することができる。
尚、ミラー3の角度調整を行う際に発生する各部の摺動抵抗の大きさは、ピボット軸23の大径部23bの前後方向の位置を変えることによって変化させることができる。ピボット軸23の大径部23bを前に移動させるほど各部の摺動抵抗が大きくなる一方、後へ移動させるほど各部の摺動抵抗が小さくなる。
次に、上記のように構成された車両用ルームミラー1を車両に取り付ける際の要領について説明する。初めに、ベース2をフロントガラスGの固定面G1に固定しておく。また、ミラー3を貼り付けたミラーホルダー10をハウジング20に組み付けるとともに、ステー30も組み付けておく。
その後、ステー30のベース収容凹部34にベース2を収容することによってステー30の取付部31をベース2に取り付ける。すなわち、ベース2の後方にステー30のベース収容凹部34を配置し、ベース2をその後側からベース収容凹部34に収容していく。このとき、ベース2が左側突条部40及び右側突条部41の傾斜面40a及び傾斜面41aに摺接しながらベース収容凹部34に挿入されていき、左側突条部40及び右側突条部41の上方にベース2が位置するようになる。これと同時に、嵌合部44の嵌合爪部44bがベース2の下面によって下方へ押圧されて弾性変形部44aが下方へ撓み変形する。
また同時に、左側前部係合爪35及び左側後部係合爪36と、右側前部係合爪37及び右側後部係合爪38の間にベース2が挿入されていく。左側前部係合爪35及び左側後部係合爪36の係合面35a、36aがベース2の左側平坦面2bに摺接し、また、右側前部係合爪37及び右側後部係合爪38の係合面37a、38aが、ベース2の右側平坦面2cに摺接する。
ベース2をベース収容凹部34にさらに深く挿入すると、ベース収容凹部34の後壁部34cにベース2の後側垂直面2dが当接してそれ以上深く挿入されるのが阻止されるとともに、嵌合部44の嵌合爪部44bがベース2の前側垂直面2aよりも前に位置して弾性変形部44aの形状が復元し、嵌合爪部44bがベース2の前側垂直面2aに係合する(図4に示す)。
そして、左側前部係合爪35及び左側後部係合爪36の係合面35a、36aが、ベース2の左側平坦面2bに接触して係合し、また、右側前部係合爪37及び右側後部係合爪38の係合面37a、38aが、ベース2の右側平坦面2cに摺接して係合する。これにより、車両用ルームミラー1が車両に取り付けられた状態となる。取付状態では、互いに間隔をあけて配置された左側前部係合爪35、左側後部係合爪36、右側前部係合爪37及び右側後部係合爪38がベース2にそれぞれ係合しているので、ステー30が安定する。
一方、例えば車両が急減速等して乗員がミラー3やミラーホルダー10に接触した場合には、所定以上の外力がステー30に作用することになる。ここで、所定未満の外力とは、例えば乗員がミラー3の角度調整を行う際に作用する外力や、車両が走行中に振動することによって作用する外力のことであり、所定以上の外力とは、上述した以外にも、例えば正面衝突によって乗員がミラー3やミラーホルダー10に接触したときにステー30に作用する外力である。所定以上の外力が作用すると、その外力が作用する方向にもよって異なるが、左側前部係合爪35、左側後部係合爪36、右側前部係合爪37及び右側後部係合爪38の少なくとも2つが破損するとともに、ステー30が外力の作用した方向へ押され、これにより、ベース2からステー30が脱落する。尚、左側前部係合爪35、左側後部係合爪36、右側前部係合爪37及び右側後部係合爪38が破損する際にベース2は破損しないように各部の強度が設定されている。
所定以上の外力は、例えば左側や右側からだけでなく、上側や下側、真後ろからも作用することがある。この実施形態では、左側前部係合爪35及び左側後部係合爪36の間隔と、右側前部係合爪37及び右側後部係合爪38の間隔と、左側前部係合爪35及び右側前部係合爪37の間隔と、左側後部係合爪36及び右側後部係合爪38の間隔とが略等しく設定されているので、どの方向の外力であっても、同じような力でステー30を脱落させることができる。
したがって、上記車両用ルームミラー1によれば、様々な方向から外力が作用した場合に同じように脱落させることができる。また、左側前部係合爪35、左側後部係合爪36、右側前部係合爪37及び右側後部係合爪38をステー30に一体成形しているので、部品点数及び組立工数を削減できる。
また、ミラー3の周縁部を囲むように形成された外郭部12を透明樹脂材で構成したので、ミラー3の周縁部を樹脂材で覆って安全性を高めることができるとともに、透明な外郭部12を利用して低コストでデザイン性を向上させることができる。
また、ミラー3の周縁部がハウジング20の外方へ突出しているので、銀色の部材を別途設けることなく、ハウジング20の外方に銀色の細い枠を形成することができ、デザイン性をより一層向上させることができる。
また、ベース2の左右両縁部を直線状に延びる左側平坦面2b及び右側平坦面2cで構成し、左側前部係合爪35、左側後部係合爪36、右側前部係合爪37及び右側後部係合爪38を左側平坦面2b及び右側平坦面2cに係合させるようにしたので、ステー30をベース2に対して直線状に移動させて取り付けることができ、ステー30の取付作業性を良好にすることができる。
また、ベース2の左側平坦面2b及び右側平坦面2cがフロントガラスGの固定面G1に近づくほど互いに接近するように傾斜し、左側前部係合爪35、左側後部係合爪36、右側前部係合爪37及び右側後部係合爪38の係合面35a、36a、37a、38aがベース2の左側平坦面2b及び右側平坦面2cに沿うように形成されて該平坦面2b、2cに接触して係合するようになっているので、ステー30をベース2に確実に取り付けることができる。
また、ステー30の取付部31に、ベース2に対してフロントガラスGの固定面G1とは反対側から当接する左側突条部40及び右側突条部41を設けたので、ステー30をベース2に安定して取り付けることができる。
また、ステー30の取付部31にベース収容凹部34を形成し、ベース収容凹部34に、ベース2の挿入を停止させるための後壁部34cと、ベース2がベース収容凹部34から抜けるのを阻止する嵌合部44とを設けたので、ベース2をベース収容凹部内34の所定位置に保持することができる。
また、嵌合部44が可とう性を有する弾性変形部44aと嵌合爪部44bとを備えているので、ベース2をベース収容凹部34に簡単に収容することができるとともに、挿入後には嵌合爪部44bをベース2の挿入方向基端側に確実に嵌合させてベース2がベース収容凹部34から抜けるのを阻止できる。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明に係る車両用ルームミラーは、例えば自動車のフロントガラスの内面に取り付けて使用することができる。
1 車両用ルームミラー
2 ベース
2b 左側平坦面
2c 右側平坦面
3 ミラー
10 ミラーホルダー
11 ミラー固定板部
12 外郭部
13 上側凹部
13a 開口部
14 下側凹部
14a 開口部
20 ハウジング
21 上側係合爪部
22 下側係合爪部
30 ステー
34c 後壁部(ストッパー)
34 ベース収容凹部
35 左側前部係合爪(第1係合爪)
35a 係合面
36 左側後部係合爪(第2係合爪)
36a 係合面
37 右側前部係合爪(第3係合爪)
37a 係合面
38 右側後部係合爪(第4係合爪)
38a 係合面
40 左側突条部(当接部)
41 右側突条部(当接部)
42 左側板部(当接部)
43 右側板部(当接部)
44 嵌合部
44a 弾性変形部
44b 嵌合爪部
G フロントガラス
G1 固定面

Claims (6)

  1. 車両の固定面に固定される板状のベースと、
    ミラーと、
    上記ミラーを支持するとともに、所定以上の外力が作用した場合に脱落可能に上記ベースに取り付けられるステーとを備えた車両用ルームミラーにおいて、
    上記ステーにおける上記ベースに取り付けられる基端部には、上記ベースの幅方向一側の縁部に係合して所定以上の外力が作用した場合に破損する第1係合爪及び第2係合爪が互いに間隔をあけて一体成形されるとともに、上記ベースの幅方向他側の縁部に係合して所定以上の外力が作用した場合に破損する第3係合爪及び第4係合爪が互いに間隔をあけて一体成形され、
    上記第1係合爪と上記第2係合爪との間隔と、上記第3係合爪及び上記第4係合爪の間隔と、上記第1係合爪と上記第3係合爪との間隔と、上記第2係合爪及び上記第4係合爪の間隔とが略等しく設定されていることを特徴とする車両用ルームミラー。
  2. 請求項1に記載の車両用ルームミラーにおいて、
    上記ベースの幅方向両縁部はそれぞれ直線状に延びる平坦面で構成され、
    上記第1〜第4係合爪は上記平坦面に係合することを特徴とする車両用ルームミラー。
  3. 請求項2に記載の車両用ルームミラーにおいて、
    上記ベースの両平坦面は、上記車両の固定面に近づくほど互いに接近するように傾斜しており、
    上記第1〜第4係合爪は、上記平坦面に沿うように形成されて該平坦面に接触して係合する係合面を有していることを特徴とする車両用ルームミラー。
  4. 請求項3に記載の車両用ルームミラーにおいて、
    上記ステーの基端部には、上記ベースにおける上記車両の固定面側と反対側の面に当接する当接部が設けられていることを特徴とする車両用ルームミラー。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の車両用ルームミラーにおいて、
    上記ステーの基端部には、上記ベースが該ベースの幅方向と交差する方向に挿入されて収容されるベース収容凹部が形成され、
    上記ベース収容凹部には、上記ベースの挿入方向先端側に当接して該ベースの挿入を停止させるためのストッパーと、上記ベースの挿入方向基端側に嵌合して該ベースが上記ベース収容凹部から抜けるのを阻止する嵌合部とが設けられていることを特徴とする車両用ルームミラー。
  6. 請求項5に記載の車両用ルームミラーにおいて、
    上記嵌合部は、上記ベース収容凹部の内面から突出するように設けられた可とう性を有する弾性変形部と、該弾性変形部の先端側に設けられた嵌合爪部とを備えていることを特徴とする車両用ルームミラー。
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