JP4460984B2 - 五徳の位置決め構造 - Google Patents

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Description

本発明は、五徳の位置決め構造、特に、コンロ本体の上方開放部に被覆される天板の、熱源に対応する開口の周縁に載置させる五徳の位置決め構造に関するものである。
図6は、システムキッチンのカウンタートップ(32)に設けた開口(33)に嵌め込まれるドロップインコンロの、コンロ本体(31)とその上方開放部を被覆するガラス製天板(3)と、前記ガラス製天板(3)の上方に配設されている五徳(5)の一部分を表した拡大断面図であり、前記ガラス製天板(3)には、前記コンロ本体(31)内に収容させた加熱源としてのガスバーナ(図示せず)に対応する位置に、熱源用開口(30)が形成されている。前記熱源用開口(30)の周縁には、ガラスの割れ等を防止するために、保護リング(4)が装着されている。
又、五徳(5)は、前記開口(30)に沿って配設される五徳枠(50)と、前記五徳枠(50)の上方に突出するように、前記五徳枠(50)上に等間隔に取り付けられている複数の五徳爪(51)とからなり、前記五徳爪(51)の下端部は、前記五徳枠(50)よりも下方に突出して固定用突起(52)を構成している。
前記保護リング(4)は、熱源用開口(30)の周縁近傍の上面をパッキン(40)を介して被覆し且つ熱源用開口(30)内に差し込まれる筒部(41a)を具備する上リング(41)と、熱源用開口(30)の周縁近傍の下面をパッキン(40)を介して被覆する下リング(42)とから構成されており、上リング(41)の前記筒部(41a)を垂下させている内周端縁は、前記開口(30)の端縁よりも内方に張り出させて、その張り出し部分に、前記五徳(5)の下端の固定用突起(52)を差し込むための貫通孔(45)が形成されている。前記五徳(5)は、前記固定用突起(52)が前記貫通孔(45)に差し込まれることにより、開口(30)に対して周方向に位置決めされて載置される。
実開平1−112319号公報 特開2004−28436号公報
しかしながら、従来の五徳(5)の位置決め構造では、前記固定用突起(52)は五徳(5)の裏側に突設された構成であるから、前記固定用突起(52)が貫通孔(45)に差し込まれる様子を目で実際に確認することはできない。前記固定用突起(52)の貫通孔(45)への差込みを容易とするために、前記貫通孔(45)の大きさは、前記固定用突起(52)が遊嵌状態に差し込まれる程度に大きく設定しておけなければならない。すると、例えば、一つの五徳爪(51)の外側端に、図6の矢印に示すように、上方から押えられる等の外的衝撃が加えられた場合、前記固定用突起(52)は前記貫通孔(45)に上から遊嵌状態に差し込まれているだけであるから、前記五徳枠(50)は、加圧された前記一つの五徳爪(51)の下端を支点として傾いたり、がたついたりする不都合が生じていた。
特に、近年においては、天板上をスッキリ見せるため、デザイン上、五徳爪(51)を支える支柱の幅を狭くしたり、五徳爪(51)の外側端を前記支柱よりも外方へ長く突出させたりする傾向にある。このことから、前記五徳爪(51)の外側端に外的衝撃が加わると、前記五徳(5)はさらに傾き易くなり、固定用突起(52)が貫通孔(45)から抜け出てしまうおそれもある。
又、五徳爪(51)の固定用突起(52)が貫通孔(45)に確実に差し込まれないまま使用された場合、五徳爪(51)のバーナからの高さが一定に保たれないため、熱効率が悪くなる。さらに、五徳枠(50)の中心が、開口(30)の中心に対してずれてしまった場合では、五徳枠(50)の内側がバーナの炎に当たって燃焼不良が生じたり、前記五徳枠(50)が熱で変色したりする不都合がある。
本発明は、『加熱源が収容されているコンロ本体の上面を被覆し且つ前記加熱源に対応する各箇所に開口が形成されている天板の上に載置される五徳であって、前記開口周縁に沿って配設される五徳枠と、前記五徳枠の上面に固着される複数の五徳爪とからなる五徳の位置決め構造』において、前記五徳を天板上に容易に位置決めできるようにすると共に、前記五徳爪の一部に上方から押えられる等の外的衝撃が与えられても、五徳ががたつくことなく、位置決め姿勢が安定した状態で保持されるようにすることを課題とする。
(1)請求項1に係る発明の五徳の位置決め構造は、『前記開口周縁に沿った前記天板の上面に複数の係止ピンが所定距離毎に突設され、
前記五徳枠は、環状頂部を境に、内側傾斜面と外側傾斜面とを具備する構成とすると共に、前記外側傾斜面の、前記係止ピンに対応する各位置に前記係止ピンの先端部が挿通可能な係止孔が形成され、
前記係止ピンは、小径の軸部と、その先端に設けられる大径の係止部とから構成され、
前記係止孔は、大径孔部と小径孔部とを周方向連続させてなる変形長孔状であり、
前記係止ピンの前記大径係止部は、前記係止孔の前記大径孔部に挿通可能な大きさに設定されていると共に、前記小径孔部は前記軸部が嵌入可能な大きさに設定されてあり、
前記大径係止部を前記大径孔部に挿通させた状態にて、前記五徳枠を周方向に回動させることにより、前記大径係止部の下端が、前記五徳枠の外側傾斜面に略接触する態様で前記小径孔部に抜け止め状態に係止するように、前記軸部の突出長さが設定されていること』を特徴とするものである。
上記手段は次のように作用する。
天板の開口周辺に上方に突出するように設けた各係止ピンに、五徳枠の外側傾斜面に設けた変形長孔状の係止孔が対向するように、前記五徳を、前記天板の開口の上方に位置させ、前記係止ピンの大径係止部を前記係止孔の大径孔部に挿通させる。
この状態で前記五徳枠は前記天板上に載置され、このとき、前記大径孔部から係止ピンの大径係止部が上方に突出している。この差込状態から、前記五徳枠を前記小径孔部が形成されている側へ周方向に回転させる。前記小径孔部は前記軸部が嵌入可能な大きさに設定されているから、前記軸部は前記小径孔部に強制的に嵌入されると共に、前記大径係止部の下端が前記五徳枠の外側傾斜面に略接触する態様で前記小径孔部から突出するように軸部の突出長さは設定されているから、前記五徳枠は、前記係止ピンに対して抜け止め状態に位置決め固定される。
(2)請求項2に示すように、『加熱源が収容されているコンロ本体の上面を被覆し且つ前記加熱源に対応する各箇所に開口が形成されている天板の上に載置される五徳であって、前記開口周縁に沿って配設される五徳枠と、前記五徳枠の上面に固着される複数の五徳爪とからなる五徳の位置決め構造において、
前記開口周縁に沿った前記天板の上面に複数の係止ピンが所定距離毎に突設され、
前記五徳枠は、薄肉の環状板から構成されていると共に前記係止ピンに対応する各位置に前記係止ピンの先端部が挿通可能な係止孔が形成され、
前記係止ピンの先端部に、略く字状の複数の板バネを外方に凸に組み合わせることにより、先端に最小径部が形成され且つ、胴部に最大径部が形成される形状の係止突起が設けられ、
前記係止突起は、自然状態では前記最大径部が前記係止孔よりも大きく設定されていると共に、前記係止孔を挿通自在に弾性変形可能に設定されている』ものでは、前記係止孔に係止突起を対応させるだけでは、前記係止突起の先端部のみが前記係止孔を貫通する態様となり、その状態から、五徳枠を強制的に下方へ押し下げることにより、前記係止突起を構成している板バネが弾性変形して、前記係止突起は前記係止孔を挿通する。挿通後は、前記係止突起は初期状態に弾性復帰し、係止突起の最大径部は前記係止孔よりも大径となることから、前記係止突起は係止孔に抜け止め状態となる。
(3)請求項1又は2において、『前記天板はガラス製とすると共に、前記開口周縁には割れ防止用の保護リングが装着されており、前記係止ピンは、前記保護リングのうち、前記開口周縁の上面を保護している上リングの上面に突設されている』ものでは、前記保護リングの上リングを介することにより、ガラス製天板の開口周縁にでも、係止ピンを突設させることができる。この場合、従来のもののように、前記五徳の固定用突起を差し込むための孔を形成するために、前記上リングの内周端を、前記開口内へ張り出させる必要がない。
(4)請求項1から3のいずれかに記載の五徳の位置決め構造において、『前記係止ピン及び前記係止孔は、前記開口を介して対向する位置にそれぞれ1つずつ設けられている』ものでは、五徳の中心に対して対向位置にある二点で固定されることとなるから、安定した状態で設置されることとなり、前記係止ピンと係止孔との係合部側に外的圧力がかかっても、五徳ががたつくことがない上に、前記係合部から約90度周方向に移動した位置が加圧されても、五徳が傾くことはない。
請求項1に係る発明によれば、天板の開口周縁に設けた複数の係止ピンの各々に、五徳枠の外側傾斜面に設けた変形長孔状の係止孔の大径孔部を対応させて挿通させた後に、五徳枠を小径孔部が形成されている側へ回転させることにより、軸部が前記変形長孔の小径孔部に周方向に位置決め状態に固定され、さらに、大径係止部の下端が前記外側傾斜面に略接触することにより、五徳は係止ピンに対して上方へ抜け止め状態に固定される。このように、前記五徳枠は、前記天板の開口の周縁に、周方向に位置決め状態で且つ抜け止め状態に固定される上に、例えば、五徳爪の一つの外端部に不用意に力が加えられることがあっても、五徳ががたつくことがなく、常に安定した載置状態を維持することができる。
又、係止ピンが係止孔に差し込まれる様子を目で確認できるので、五徳の位置決め作業がやり易く、五徳が誤まった姿勢で設置されてそのまま使用されるといった不都合はない。
又、大径係止部は、小径孔部よりも大径であれば良いから、大径係止部の高さは低く設定することが可能である。よって、五徳枠の上方へ突出させる前記大径係止部は、例えば、略扁平形状とする等、五徳枠の上方に突出させても極力目立たないように構成することが可能であるから、外観上天板の美観が損なわれることはない。
請求項2に係る発明によれば、天板の開口周縁に設けた複数の係止ピンの各々に、五徳枠に設けた係止孔を対応させて、前記係止孔に前記係止ピンの先端に設けた係止突起の先端を挿通させた後に、そのまま、五徳枠を下方に押し下げるだけで、前記五徳枠を天板に対して位置決め状態に固定することができるから、位置決め作業が容易となり、係止突起と係止孔との係合は不用意に外れることはない。
請求項3に係る発明によれば、係止ピンを保護リングの上面に形成することにより、ガラス製の天板でも採用可能となる。この場合、前記上リングの内周端を前記開口内へ張り出させる必要がないから、その分、ガラス天板の開口を必要最小限に留めることができ、各開口間の距離を十分確保することができる。言い換えれば、ガラスの面積を大きく取ることができるから、ガラス天板の強度を向上させることができる。
請求項に係る発明によれば、係止ピン及び係止孔は、開口を介して対向する2箇所にのみ設ける構成としたから、確実に安定した状態で五徳を設置できると共に、係止ピン及び係止孔の位置決め及び形成が容易となる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。
本発明実施の形態の五徳の位置決め構造は、加熱源をガスバーナとしたドロップインコンロに用いる五徳(5)に実施したもので、図1に示すように、バーナや、電磁弁、点火装置等の出力装置等を収容する上方開放の矩形の箱体であるコンロ本体(31)を、流し台や調理台等に連続するカウンタートップ(32)に形成した開口(33)内に嵌め込んで固定するとともに、コンロ本体(31)の上方開放部をガラス製の天板(3)で被覆させている。前記コンロ本体(31)内に収容されているバーナボディのバーナヘッド(55)に対応するガラス天板(3)の各位置には、熱源用開口(30)が形成されている。
又、コンロ本体(31)の前面部には、グリル部(56)と、バーナの点火・消火及び火力調節等の操作を行うための操作部を具備する前面パネル(53)が配設されており、コンロ本体(31)の後方には、排気口(54)を位置させている。
前記熱源用開口(30)の周縁には、図2に示すように、保護リング(2)が装着されており、保護リング(2)の上に、五徳(5)が載置される。
前記五徳(5)は、薄肉環状板を上方に隆起するようにプレス成型された五徳枠(1)と、その上面に等間隔に設けられた6つの五徳爪(14)とから構成されている。
前記五徳枠(1)は、環状頂部(1a)を境に、内側傾斜面(11)と外側傾斜面(12)とを具備する構成とし、前記外側傾斜面(12)の、前記五徳爪(14)の取り付け位置に対応する各位置には、図3に示すように、略長方形状の貫通孔(13)が形成されており、前記貫通孔(13)に、前記五徳爪(14)の下端に突設させられている略直方体状の差込み用突部(15)が差し込まれると共に、カシメられることにより、前記五徳爪(14)は五徳枠(1)の上面に固着される。
そして、隣り合う五徳爪(14)と五徳爪(14)との間にあって且つ五徳枠(1)の中心に対して点対称位置にある2カ所に、図3に示すような、小径孔部(10a)とそれに連続する大径孔部(10b)とからなるダルマ孔が打ち抜かれている。これは後述する係止ピンを挿通させるための係止孔(10)となる。
保護リング(2)は、従来例のものと同様に、熱源用開口(30)の周縁近傍にパッキン(20)を介して被覆されており、ステンレス製の上リング(21)と下リング(22)とから構成されている。前記上リング(21)は、ガラス天板(3)の熱源用開口(30)の周縁上面に前記パッキン(20)を介して載置される環状の上フランジ片(23)と、前記上フランジ片(23)の内周縁から熱源用開口(30)内に挿入される筒部(24)と前記筒部(24)の下端から外方に屈曲させられる押え片(25)とから構成された環状板とし、前記下リング(22)は、前記熱源用開口(30)の周縁下面に前記パッキン(20)を介して添設される環状板であり、前記押え片(25)によって、下方から押えられて支持される構成となっている。尚、前記押え片(25)は、前記筒部(24)の下端周縁の複数箇所から部分的に下方へ突設されているものとする。
そして、前記開口(30)の左右両側に位置する前記上リング(21)上に、前記五徳枠(1)に設けた前記係止孔(10)に係合可能な係止ピン(26)が2本突設される。
前記係止ピン(26)は、前記上リング(21)の上フランジ片(23)を貫通する軸部(27)と、前記軸部(27)の上端に設けられ且つ前記軸部(27)よりも大径に形成されている大径係止部(28)とからなり、前記軸部(27)は、上フランジ片(23)に焼きカシメられて固着されている。尚、前記軸部(27)の突出長さは、前記五徳(5)をガラス天板(3)の熱源用開口(30)の周縁に正しく載置した状態にて、大径係止部(28)が、係止孔(10)から前記五徳枠(1)の上方へ外側傾斜面(12)に略接触する状態に突出する長さに設定されているものとする。
前記大径係止部(28)は、平たい円盤状に形成されており、その直径は、前記五徳枠(1)に設けた係止孔(10)の大径孔部(10b)に挿通可能な大きさに設定されていると共に、前記軸部(27)は、細い棒状体であり、前記係止孔(10)の小径孔部(10a)に略密嵌状態に嵌入可能な直径に形成されている。
この実施の形態の五徳(5)を、ガラス天板(3)の熱源用開口(30)の周縁に載置させるには、前記開口(30)の両側に突設させた前記係止ピン(26)に、五徳枠(1)の係止孔(10)が対応するように、五徳(5)を上フランジ片(23)の上方にておおよそ位置決めし、前記係止孔(10)の大径孔部(10b)に、係止ピン(26)の大径係止部(28)を挿通させる。両方の係止孔(10)に係止ピン(26)を下方から貫通させた状態にて、前記五徳枠(1)の内側傾斜面(11)は、上リング(21)の筒部(24)よりも熱源用開口(30)の内方に位置し且つ、外側傾斜面(12)の下端部がガラス天板(3)の上面に接触する態様で、五徳枠(1)が熱源用開口(30)の周縁に載置されることとなり、この状態にて、前記係止ピン(26)の大径係止部(28)は、係止孔(10)から上方へちょうど突出し、係止孔(10)の端縁には、軸部(27)が対応する態様となる。
そして、この状態から、五徳枠(1)を図3の矢印の方向に回動させる。これにより、係止ピン(26)の軸部(27)が、係止孔(10)の小径孔部(10a)に強制的に嵌入させられることとなる。前記大径係止部(28)の直径は前記小径孔部(10a)よりも大きく設定されていることから、前記五徳枠(1)は、ガラス天板(3)上に、保護リング(2)を介して、抜け止め状態に位置決め固定されることとなる。尚、軸部(27)は小径孔部(10a)に強制的に嵌入されていることから、不用意に、五徳枠(1)が回動することもなく、五徳(5)は、確実に位置決めされることとなる。
五徳(5)を天板(3)から取り外すには、前記五徳枠(1)を逆方向に回動させて、係止ピン(26)の軸部(27)と係止孔(10)の小径孔部(10a)との嵌合を解除すれば良く、清掃等を行うことができる。
この実施の形態のものでは、ガラス天板(3)の熱源用開口(30)の周縁に係止ピン(26)を突出させると共に、それを五徳(5)の五徳枠(1)に設けた係止孔(10)に抜け止め状態に係止させる構成としたから、熱源用開口(30)の大きさをバーナ等の干渉や燃焼性能が確保された最小径に設定することができる。よって、その分、ガラス天板(3)のガラス面積を大きくとることができるから、ガラス天板(3)の強度を確保することができる。
又、係止ピン(26)は、天板(3)の開口(30)を介してその両側に位置するように設けている上に、係止孔(10)に、係止ピン(26)が挿通する様子を目で確認しながら、五徳(5)を設置することができるから、五徳(5)の設置作業が容易となる上に、誤セットされたまま使用されることがないから、常に安定した状態に設置されて使用することができる。
五徳(5)の設置完了状態においては、五徳枠(1)の上面に、係止ピン(26)の大径係止部(28)が突出する態様となるが、前記大径係止部(28)は、上記したように、扁平形状に形成されているから、五徳枠(1)の上面に大径係止部(28)が著しく露出することはない。よって、五徳枠(1)の上方に係止ピン(26)の一部を突出させる構成としても、ガラス天板(3)全体の美観を損ねることはない。特に、前記大径係止部(28)が軸部(27)に対して、外側傾斜面(12)の傾斜度合いと同じ角度傾斜するように設定しておくことにより、前記大径係止部(28)は外側傾斜面(12)に沿って平行に配設される態様となり、一層美観が向上すると共に、五徳枠(1)が傷付く不都合もない。
又、係止孔(10)及び係止ピン(26)は、それぞれ、五徳枠(1)及び保護リング(2)の対向する各位置に2つ設ける構成としたが、適度な間隔ごとに3つ以上設けることも可能である。さらに、係止ピン(26)の軸部(27)及び大径係止部(28)は断面円形に限定されることはなく、係止孔(10)の小径孔部(10a)及び大径孔部(10b)の形状も、前記軸部(27)及び大径係止部(28)の形状に合わせて、種々変更可能であることは言うまでもない。
尚、図4及び図5に示すものは、それぞれ他の実施の形態の説明図であり、図4に示す第2番目の実施の形態ものでは、係止ピンとして、2枚の板バネ(16)を対向するように組み合わせた構成のものとし、略く字状に屈曲させた先端部分を係止突起(17)としたものである。すなわち、前記板バネ(16)の屈曲部分が、前記係止突起(17)の最大径部(18)となる。五徳枠(1)に設ける係止孔(10)は、自然状態における前記板バネ(16)の前記最大径部(18)が挿通できない大きさの丸孔又は矩形孔とする。
この係止孔(10)に前記係止突起(17)を対応させたとき、前記係止突起(17)の先端部のみが係止孔(10)に挿通することとなる。この状態から、五徳枠(1)を強制的に下方に押し下げると、前記板バネ(16)の前記屈曲部分が係止孔(10)の周縁に押されて弾性変形させられ、最大径部(18)は前記係止孔(10)を挿通可能となる。挿通後、最大径部(18)は、初期状態に弾性復帰することにより、図4に示すように、前記最大径部(18)は係止孔(10)に対して抜け止め状態となる。
さらに、係止ピンとしては、図5に示すように、上リング(21)を切り起こして屈曲させることにより、断面略L字状の切り起こし片(19)とすることも可能である。この場合、五徳枠(1)に設ける係止孔(10)としては、前記きり起こし片(19)の頭部(19a)が挿通可能な大きさ形状のもので良く、前記頭部(19a)を係止孔(10)に挿通させた後、同図の矢印の方向に五徳枠(1)を回動させることにより、前記きり起こし片(19)の頭部(19a)は二点鎖線に示すように、五徳枠(1)の上面に係止されることとなり、前記切り起こし片(19)は係止孔(10)に対して抜け止め状態に固定されることとなる。
本発明の実施の形態の五徳が採用されているドロップインコンロの設置時の斜視図。 本発明の実施の形態の五徳の位置決め構造を示す要部拡大断面図。 本発明の実施の形態の五徳の平面図。 第2番目の実施の形態の五徳の位置決め構造を示す要部拡大断面図。 第3番目の実施の形態の五徳の位置決め構造を示す要部拡大断面図。 従来の五徳の位置決め構造を示す要部拡大断面図。
符号の説明
(1)・・・・・ 五徳枠
(10)・・・・・係止孔
(10a) ・・・・小径孔部
(10b) ・・・・大径孔部
(14)・・・・・五徳爪
(26)・・・・・係止ピン
(27)・・・・・軸部
(28)・・・・・大径係止部
(3) ・・・・・ガラス天板
(30)・・・・・熱源用開口
(31)・・・・・コンロ本体
(5) ・・・・・五徳
(51)・・・・・固定用突起

Claims (4)

  1. 加熱源が収容されているコンロ本体の上面を被覆し且つ前記加熱源に対応する各箇所に開口が形成されている天板の上に載置される五徳であって、前記開口周縁に沿って配設される五徳枠と、前記五徳枠の上面に固着される複数の五徳爪とからなる五徳の位置決め構造において、
    前記開口周縁に沿った前記天板の上面に複数の係止ピンが所定距離毎に突設され、
    前記五徳枠は、環状頂部を境に、内側傾斜面と外側傾斜面とを具備する構成とすると共に、前記外側傾斜面の、前記係止ピンに対応する各位置に前記係止ピンの先端部が挿通可能な係止孔が形成され、
    前記係止ピンは、小径の軸部と、その先端に設けられる大径の係止部とから構成され、
    前記係止孔は、大径孔部と小径孔部とを周方向連続させてなる変形長孔状であり、
    前記係止ピンの前記大径係止部は、前記係止孔の前記大径孔部に挿通可能な大きさに設定されていると共に、前記小径孔部は前記軸部が嵌入可能な大きさに設定されてあり、
    前記大径係止部を前記大径孔部に挿通させた状態にて、前記五徳枠を周方向に回動させることにより、前記大径係止部の下端が、前記五徳枠の外側傾斜面に略接触する態様で前記小径孔部に抜け止め状態に係止するように、前記軸部の突出長さが設定されていることを特徴とする五徳の位置決め構造。
  2. 加熱源が収容されているコンロ本体の上面を被覆し且つ前記加熱源に対応する各箇所に開口が形成されている天板の上に載置される五徳であって、前記開口周縁に沿って配設される五徳枠と、前記五徳枠の上面に固着される複数の五徳爪とからなる五徳の位置決め構造において、
    前記開口周縁に沿った前記天板の上面に複数の係止ピンが所定距離毎に突設され、
    前記五徳枠は、薄肉の環状板から構成されていると共に前記係止ピンに対応する各位置に前記係止ピンの先端部が挿通可能な係止孔が形成され、
    前記係止ピンの先端部に、略く字状の複数の板バネを外方に凸に組み合わせることにより、先端に最小径部が形成され且つ、胴部に最大径部が形成される形状の係止突起が設けられ、
    前記係止突起は、自然状態では前記最大径部が前記係止孔よりも大きく設定されていると共に、前記係止孔を挿通自在に弾性変形可能に設定されていることを特徴とする五徳の位置決め構造。
  3. 請求項1又は2に記載の五徳の位置決め構造において、前記天板はガラス製とすると共に、前記開口周縁には割れ防止用の保護リングが装着されており、前記係止ピンは、前記保護リングのうち、前記開口周縁の上面を保護している上リングの上面に突設されていることを特徴とする五徳の位置決め構造。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の五徳の位置決め構造において、前記係止ピン及び前記係止孔は、前記開口を介して対向する位置にそれぞれ1つずつ設けられていることを特徴とする五徳の位置決め構造。
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