JP4263079B2 - こんろ - Google Patents

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本発明は、天板に設けられたこんろバーナを設置するバーナ開口の周縁上面にバーナ開口への煮汁の侵入を防止するリング状のシール部材を配置するとともに、シール部材を天板とで挟み込んで固定するリング状の固定リングを備えたこんろに関する。
ガスこんろの天板では、掃除のしやすさや美観から最近ではフラット形状なものに人気がある。フラット形状の天板では、バーナ開口の周囲に絞り加工によって段差等をつけて煮汁の侵入を防止することができないため、バーナ開口の周縁上部にリング状のシール部材を配置してバーナ開口への煮汁の侵入を防止している(例えば、特許文献1参照)。
例えば、図9、図10に示すように、シール部材117は、内径がバーナ開口108と同じ半径のリング状に形成された金属製の煮こぼれリング116と天板106とによって挟み込んで固定される。煮こぼれリング116の開口部は、内側下方に曲折されて開口筒状部120が形成されており、この開口筒状部120をバーナ開口108にさしこむ。そして、バーナ開口108と同一径の開口穴122が形成された固定板123を天板106の裏面側から重ね合わせ、シール部材117と天板106とを煮こぼれリング116と固定板123とで挟み込んで、図11に示すように、煮こぼれリング116の開口筒状部120の先端に形成されたリング爪124(四箇所)と固定板123の裏面に形成された固定爪125(四箇所)とに固定バネ118を引っ掛けて一体的に固定している。
特開2003−148745号公報
しかしながら、固定バネ118が小さいためかたくてはめづらく、しかも、四箇所もはめなければならないために、組立作業に多大な時間を要し生産性が悪かった。
本発明のこんろは上記課題を解決し、組立作業を容易化して生産効率を向上させることを目的とする。
上記課題を解決する本発明の請求項1記載のこんろは、
天板に設けられたこんろバーナを設置するバーナ開口の周縁上面に該バーナ開口への煮汁の侵入を防止するリング状のシール部材を配置するとともに、該シール部材を該天板とで挟み込んで固定するリング状の固定リングを備えたこんろにおいて、
上記固定リングの開口部を内側下方に曲折して開口筒状部を形成し、該開口筒状部に一つ又は複数のスリット孔を水平方向に開口するとともに、上記開口筒状部を上記バーナ開口に挿通して天板裏面側に突出させ、多角形状のリングバネをひろげて上記スリット孔にその復元力により係合させることによって、上記固定リングと上記シール部材と上記天板とを一体的に固定することを要旨とする。
また、本発明の請求項2記載のこんろは、上記請求項1記載のこんろにおいて、
上記リングバネは、一本の線材からなり、該線材を多角形状に曲折し、その両端をフック状に曲げて引っ掛けあわせることによって形成されることを要旨とする。
上記構成を有する本発明の請求項1記載のこんろは、多角形状のリングバネをひろげて固定リングの開口筒状部の外周にはめ込んでいきスリット孔の位置まで押し込むと、リングバネは内側に縮んで多角形の辺部がスリット孔にはまり込む。そして、リングバネの各角部は天板の裏面側に当接して固定リングのバーナ開口からの抜け止めとなる。
このように、リングバネを開口筒状部の外周にはめ込むだけで固定リングとシール部材と天板とを一体的に固定することができ、組立作業が容易化される。この結果、生産性が向上して安価に製造できるようになる。
また、本発明の請求項2記載のこんろは、リングバネが、一本の線材を多角形状に曲折して、フック状に曲げた両端部を引っ掛けあわせるといった溶接等を必要としない簡単な構成で作製されるため、一層安価に製造できる。
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明のこんろの好適な実施例について説明する。
本発明の実施例1としてのビルトインこんろ1は、図1、図2に示すように、キッチンユニットのカウンタートップ2に形成した四角形の上面開口3に器具本体4を落とし込み、器具本体4の上端フランジ5をカウンタートップ2に引っ掛けて係止させて、キッチンカウンター内に組込まれる。そして、器具本体4の上方から、天板6が載置され、器具内部を覆うように構成されている。
天板6は、三箇所にこんろバーナ7を臨ませるためのバーナ開口8、その後方にグリル排気口9が形成される。また、天板6の上面には、こんろバーナ7を上方から囲むように五徳10が設けられる。
使用者は、五徳10の上に調理鍋を載せ、器具前面の点火ボタン11を操作することによりこんろバーナ7を点火して調理する。
また、左右のこんろバーナ7間には、魚などを加熱調理するグリル12が備えられる。使用者は、グリル庫内の焼き網(図示せず)の上に被調理物を置き、グリル用点火ボタン13を操作することにより、グリル庫内にあるグリルバーナ(図示せず)を点火して調理する。
次に、天板6の構造について図3〜図6を用いて説明する。
天板6は、厚さ4.0mmのガラス製の平板14からなり、その四隅にアルミ製の枠体15が取り付けられる。平板14には、バーナ開口8が三箇所開口される。そして、天板6に、上方から煮こぼれリング16とシールパッキン17とを重ね合わせ、下方からリングバネ18を煮こぼれリング16の外周に取り付けることによって、天板組立19が構成される。
尚、煮こぼれリング16が本発明の固定リングに相当し、シールパッキン17が本発明のシール部材に相当する。
煮こぼれリング16は、図4、図5に示すように、内径がバーナ開口8と同じ半径のリング状に形成される。また、煮こぼれリング16の開口部は、内側下方に曲折されて開口筒状部20が形成され、この開口筒状部20の側面には、横長のスリット孔21が等間隔で三箇所水平方向に開口される。
シールパッキン17は、内径がバーナ開口8と同じ半径のリング状に形成される。
リングバネ18は、図6に示すように、一本の金属製の線材を略正六角形状に曲げて形成される。この際、それぞれの端部を鉤状(フック状)に曲げ引っ掛けて固定する。尚、各角部は丸みをおびる。
リングバネ18は、その内接円(全ての辺(六辺)に接する円)の半径が煮こぼれリング16の開口筒状部20の半径よりも小さくなるように形成され、その外接円(全ての頂点(六頂点)を通過する円)の半径がバーナ開口8の半径よりも大きくなるように形成される。
次に、天板組立19の組立構造について説明する。
まず、煮こぼれリング16、シールパッキン17の順に天板6のバーナ開口8の上方から重ね合わせて、煮こぼれリング16の開口筒状部20をバーナ開口8に差し込んで突出させる。天板6の裏面側からリングバネ18をその端部のフックどうしを引っ掛けた状態で、ひろげて開口筒状部20の外側にはめ込む。リングバネ18をスリット孔21の位置まで押し込んでいくと、リングバネ18の内接円の半径が開口筒状部20の半径よりも小さいので、リングバネ18は内側に縮んでスリット孔21にはまり込む(図7)。そして、リングバネ18の外接円の半径がバーナ開口8の半径よりも大きいので、リングバネ18の各角部は天板6の裏面側に当接して、煮こぼれリング16のバーナ開口8からの抜け止めとなり、天板6と煮こぼれリング16とシールパッキン17とを一体的に固定する。
また、煮こぼれリング16のスリット孔21は、その下端位置が、煮こぼれリング16をシールパッキン17を介して天板6のバーナ開口8に挿通して下方からリングバネ18をはめ込んだ際のリングバネ18の下端位置よりも上方となるように開口される。このため、リングバネ18をスリット孔21にはめ込む際には、煮こぼれリング16を上方から天板6側へと押しつけてシールパッキン17を縮ませて、スリット孔21を下方に押し下げるとリングバネ18がはまる。そして、手をはなすと煮こぼれリング16が上方へ動き、リングバネ18が、上方にひずみその下方への復元力により煮こぼれリング16を下方に引っ張る。
また、煮こぼれリング16の上から五徳10が載置される。
以上説明したように、本実施例のビルトインこんろ1によれば、リングバネ18を開口筒状部20の外周にはめ込むだけで、煮こぼれリング16とシールパッキン17と天板6とを一体的に固定することができ、組立作業が容易化される。この結果、生産性が向上し安価に実施できるようになる。しかも、リングバネ18は、一本の金属製の線材を略正六角形状に曲折して、フック状に曲げた両端部を引っ掛けあわせるといった溶接等を必要としない簡単な構成で作製されるため、より一層安価に実施できる。
さらに、リングバネ18の復元力によって煮こぼれリング16が下方に引っ張られているため、シールパッキン17も下方に(天板6側に)押しつけられ、シールパッキン17と天板6との密着性が増してより確実に煮汁の侵入を防止できる。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
例えば、本実施例では、リングバネ18を一本の線材を略正六角形状に曲げて形成しているが、図8に示すように、略正三角形状に曲折したリングバネ218であってもよい。つまり、リングバネは、多角形状であればよく、その角数は限定しない。尚、大きいバーナ開口用には六角形状のリングバネ18を、小さいバーナ開口用には三角形状のリングバネ218を用いる。このように、リングバネの形状としては、略正多角形状が好ましい。
調理台に載置して使われるテーブルこんろや調理台に組み込んで使われるビルトインこんろ等に適用可能である。
実施例1としてのビルトインこんろの平面図である。 実施例1としてのビルトインこんろの正面図である。 実施例1としての天板組立の断面図である。 実施例1としての煮こぼれリングの底面図である。 実施例1としての煮こぼれリングの断面図である。 実施例1としてのリングバネの平面図である。 リングバネがスリット孔にはまり込んだ状態を示す説明図である。 別の実施例としてのリングバネの平面図である。 従来例としての天板の斜視図である。 従来例としての天板の断面図である。 従来例としてのリング爪と固定爪との係合方法を示す説明図である。
符号の説明
1 ビルトインこんろ
6 天板
7 こんろバーナ
8 バーナ開口
16 煮こぼれリング
17 シールパッキン
18 リングバネ
20 開口筒状部
21 スリット孔

Claims (2)

  1. 天板に設けられたこんろバーナを設置するバーナ開口の周縁上面に該バーナ開口への煮汁の侵入を防止するリング状のシール部材を配置するとともに、該シール部材を該天板とで挟み込んで固定するリング状の固定リングを備えたこんろにおいて、
    上記固定リングの開口部を内側下方に曲折して開口筒状部を形成し、該開口筒状部に一つ又は複数のスリット孔を水平方向に開口するとともに、上記開口筒状部を上記バーナ開口に挿通して天板裏面側に突出させ、多角形状のリングバネをひろげて上記スリット孔にその復元力により係合させることによって、上記固定リングと上記シール部材と上記天板とを一体的に固定することを特徴とするこんろ。
  2. 上記リングバネは、一本の線材からなり、該線材を多角形状に曲折し、その両端をフック状に曲げて引っ掛けあわせることによって形成されることを特徴とする請求項1記載のこんろ。
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