JP2009109162A - 組み込み式加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】メンテナンスに時間がかからないサービス性のよい組み込み式加熱調理器を提供することを目的とする。
【解決手段】固定具25とは別に天板支持体12に対して調理器本体16を下方から着脱自在に締結したものである。これによって、サービス時などのメンテナンスを行う際に、天板11周囲がコーキングされていたとしても、天板支持体12から調理器本体16を取り外すだけで基板交換などの作業ができるものであり、メンテナンスに時間がかからないサービス性のよいものとなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、キッチンに組み込んで使用する組み込み式加熱調理器に関するものである。
近年、ビルトイン調理機器においては、お客様からのニーズもより高いものとなり、様々な形態のものが開発され機能性、清掃性、デザイン性など日々進化している。その際、調理器本体とキッチンとの間には、できうる限り段差をなくし、鍋などの移動のしやすさ、天板の掃除のしやすさを向上させお客様の使い勝手をよくしてきている。加えて、調理器本体が正常に動かなくなったなどで、調理器本体内の部品の交換を行う場合、短時間で容易に作業ができることが求められてきている。
従来、この種の組み込み式加熱調理器としては、例えば、天板を下方から天板支持体で支持し、その下方には調理器本体を配置し、その調理器本体をキッチンに固定する固定具を具備しているものがあった(例えば、特許文献1、2参照)。
図18、図19は、従来の構成を示すものである。図に示すように、鍋などを載置するセラミックプレートなどで構成された天板1は、下方から天板支持体2によって支持されている。天板支持体2外周部にはフランジ部を設けており、フランジ部と天板1の空間にシリコンなどの耐熱性の接着材3が塗布され、両者を接着している。天板1、天板支持体2の下方には、調理器本体4を構成する外郭4aが配置され、内部には基板5などの部品が内蔵され、天板支持体2に固定されている。外郭4aの側面には、調理器本体4をキッチン6に固定する固定具7がネジ8で固定されており、固定具7に締結されている固定ネジ9が上下に移動することで、キッチン6が調理器本体4と固定ネジ9とで挟着され、調理器本体4が固定されている。天板1とキッチン6の隙間には、全周耐熱性のコーキング材10が塗布され隙間が埋められている。
特開平09−89269号公報 特開2000−205575号公報
しかしながら、前記従来の構成では、調理器本体4が故障したなどで内部の基板5を取り外そうとした場合、天板1はキッチン6にコーキング材10で接着されているため、コーキング材10を切断して調理器本体4を取り外すか、または、キッチン6の下方からまず固定ネジ9を緩めて、さらにネジ8を取り外して固定具7を外し、それから調理器本体4を天板支持体2から取り外すという作業になる。さらに、再度調理器本体4をセットするには前者の場合、コーキングし直さなければならないため、サービス時のメンテナンスに時間がかかるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、サービス時などのメンテナンスを行う際に、天板支持体から調理器本体を取り外すだけで基板交換などの作業ができるメンテナンスに時間がかからないサービス性のよい組み込み式加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の組み込み式加熱調理器は、固定具とは別に天板支持体に対して調理器本体を下方から着脱自在に締結したものである。
これによって、サービス時などのメンテナンスを行う際に、天板周囲がコーキングされていたとしても、天板支持体から調理器本体を取り外すだけで基板交換などの作業ができるものであり、メンテナンスに時間がかからないサービス性のよいものとなる。
本発明の組み込み式加熱調理器は、天板支持体から調理器本体を取り外すだけで基板交換などの作業ができるメンテナンスに時間がかからないサービス性のよいものである。
第1の発明は、鍋などの被加熱物を載置する天板と、前記天板の下方外周部に固定され天板とともにキッチンにセットされる天板支持体と、前記天板支持体に固定され天板と天板支持体をキッチンに固定する固定具と、前記天板の下方で天板支持体により支持される調理器本体とを備え、前記調理器本体は、固定具とは別に天板支持体に対して下方から着脱自在に締結した組み込み式加熱調理器とするものである。これによって、サービス時などのメンテナンスを行う際に、天板周囲がコーキングされていたとしても、天板支持体から調理器本体を取り外すだけで基板交換などの作業ができるものであり、メンテナンスに時間がかからないサービス性のよいものとなる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、調理器本体の天板支持体への締結は複数の締結部で行うとともに、複数の締結部は調理器本体を一定の向きに位置決めするよう特徴付けしたことにより、メンテナンス後に調理器本体を天板支持体にセットし、締結する際に、誤った組立の起こらないサービス性のよいものとなる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、キッチンの天板と天板支持体とのセット箇所に段差を設け、この段差に天板支持体の下面を設置し、天板上面とキッチン上面とを同一面としたことにより、天板とキッチンがフラットで、鍋などの被加熱物の持ち運びやすさや、天板、キッチンの手入れのしやすい使い勝手のよいものとなる。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明において、天板支持板とキッチン間には、シール材を設けたことにより、例えコーキング材が破損しても、キッチン内に水浸入のない信頼性の高い機器を提供できる。
第5の発明は、特に、第1〜第4のいずれか1つの発明において、調理器本体内には調理器本体を駆動する基板を有し、この基板と接続された電源コードは調理器本体の後方から導出したことにより、調理器本体を設置もしくはメンテナンスを行う際、コンセント位置に近いところで、作業ができるので、作業性およびサービス性のよいものとなる。
第6の発明は、特に、第1〜第5のいずれか1つの発明において、天板支持体は複数の調理器本体を支持し、前記複数の調理器本体から導出された複数の電源コードは、1つのケースユニット内に構成された端子台の1次側接続部にそれぞれ電気的に接続し、前記端子台の2次側接続部からは1つの主電源コードとして、前記ケースユニットから外部へ導出したことにより、地震などの危険があり、電源プラグを抜かなければならない場合でも、おおもとの主電源コード一つを抜くだけでよいので、より安心なものとなる。
第7の発明は、特に、第1〜第6のいずれか1つの発明において、ケースユニットは、端子台を有する本体ケースと、本体ケースを着脱自在に覆う蓋ケースとで構成され、本体ケースはキッチン下方後方の壁に固定したことにより、サービス時、1つのバーナーの電源コードを取り外さなければならない場合でも、ケースユニットの蓋ケースだけを外せば、内部の電源コードの端子も外すことができるため、より簡単に作業ができるサービス性のよいものとなる。
第8の発明は、特に、第6または第7の発明において、複数の調理器本体は、補強部材により各調理器本体間を連結したことにより、調理器本体の長手方向を持ったとしても、複数の調理器本体間はたわむことのないため、天板も割れない堅固なものとなる。
第9の発明は、特に、第6〜第8のいずれか1つの発明において、天板支持体の周縁には補強部材を設けたことにより、調理器本体の長手方向を持ったとしても、複数の調理器本体間はたわむことのないため、天板も割れない堅固なものとなる。
第10の発明は、特に、第1〜第9のいずれか1つの発明において、固定具には締め付け部材を有し、この締め付け部材と天板支持体との間にキッチンを挟持し、天板支持体を介して調理器本体をキッチンに取り付けたことにより、調理器本体を外すだけで、調理器本体内の基板を取り外すことができるサービス性のよいものとなるとともに、キッチンのいろんな厚みに対応できるフレキシブルなものとなる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1〜図3は、本発明の実施の形態1における組み込み式加熱調理器を示している。
図1に示すように、本実施の形態における組み込み式加熱調理器は、鍋などの被加熱物を載置するセラミックプレートなどで構成された天板11と、天板11の下方外周部に固定され天板11とともにキッチン23にセットされる天板支持体12と、天板支持体12に固定され天板11と天板支持体12をキッチン23に固定する固定具25と、天板11の下方で天板支持体12により支持される調理器本体16とを備えている。
そして、調理器本体4は、固定具25とは別に天板支持体12に対して下方からネジなどの締結手段20により着脱自在に締結している。
また、天板支持体12の天板11下面との対向部には、周回状に形成された溝13が、内周部には、下方向に段押しされ平面部を有する内フランジ14がそれぞれ構成されている。溝13と天板11で囲われた領域には全周、耐熱性のシリコンなどからなる接着材15が充満され、天板11と天板支持体12が接着、固定されている。
天板11、天板支持体12の下方には、調理器本体16を構成する外郭16aが配置され、内部には調理器本体16を駆動させる基板17や基板17を支持している基板支持台18が収納されている。外郭16aの上部外周には、外向きの外フランジ19が4辺形成され、外フランジ19と天板支持体12の内フランジ14の面をネジなどの締結手段20で下方より締結することにより、トップ部(天板11および天板支持体12)と外郭16aを着脱自在に固定している。
図2に示すように、本実施の形態においては、固定具25はネジ25aにより前後2ヶ所下方より天板支持体12に固定されている。調理器本体16は、外郭16aの前方向の外フランジ19部に2ヶ所、後方向の外フランジ19部に2ヶ所の締結手段20(ネジ)を締結して、調理器本体16は、固定具25とは別に天板支持体12に対して下方から着脱自在に締結している。各外フランジ19には固定具25を避けるように切欠き19aが設けられている。
また、図1に戻り、調理器本体16は、キッチン23に設けた開口穴21と、調理器本体16のセット箇所である開口穴21の周囲に設けた段差22に設置され、天板支持体12の溝13底面が、キッチン23の段差22上面に当接することにより支持されている。
天板11とキッチン23の段差22の隙間には、全周、耐熱性のシリコンなどからなるコーキング材24が充満され、隙間を埋めている。これにより、天板11とキッチン23を一体化させている。また、天板支持体12の内フランジ14には、調理器本体16が容易に動かないように、固定具25がネジ25aで締結されているものであり、キッチン23を天板支持体12と固定具25とで挟着することで、調理器本体16をキッチン23に強固に固定させている。
以上のように構成された組み込み式加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
まず、上記構成において、調理器本体16が何らかの理由で正常に動かなくなり、調理器本体16内部の基板17の交換を行う場合を考える。その際、調理器本体16はビルトイン機器でキッチン23に設置され、かつ天板11周囲はコーキング材24で埋められ、キッチン23に固定されている。調理器本体16をキッチン23の上側から取り出そうとすると、コーキング材24を切断し、天板11から取り外さなければならない。ところが、調理器本体16の構成において、外郭16aは天板支持体12の下方に4ヶ所の締結手段20により着脱自在に固定されている。よって、キッチン23下方から引き出しを外したり、扉を開いたりして、キッチン23内にもぐりこみ、締結手段20を取り外すだけで、キッチン23にコーキング材24で接着されたトップ部から容易に取り外すことができる。
その際、固定具25は、天板支持体12に締結されているので、外郭16aを天板支持体12から取り外す時には、取り外す必要はなく、容易に短時間で外郭16aを取り外すことができる。その後、取り外した外郭16a内から基板17を交換することで、基板交換作業を終えることができる。また、基板交換後、外郭16aを調理器本体16にセットする際においても、キッチン23内にもぐって、外郭16aと天板支持体12を締結手段20で締結するだけで、作業を簡単に完了させることができる。
以上のように、本実施の形態においては、天板にコーキング材が使用されて、調理器本体をキッチンの上側から取り外せないビルトイン機器において、基板交換などのメンテナンス作業が発生したとしても、キッチン下方から調理器本体を取り外すだけで、容易に短時間でメンテナンス作業が行えるサービス性がよいものとなる。また、コーキング材を切断する必要もないため、その際に発生する可能性のある天板への傷つき防止や、切断したコーキング材のゴミ発生も抑制することができるため、不良削減のできる信頼性の高い機器および環境にやさしいものとなる。
なお、本実施の形態では、締結手段20のみの締結で調理器本体16と天板支持体12を締結しているが、天板支持体12に調理器本体16をセットする際、図3に示すように、天板支持体12の内フランジ14と外郭16aの外フランジ19間に形成された爪と穴などの係止手段Aで、外郭16aの外フランジ19を天板支持体12の内フランジ14に引っ掛けて、仮固定してから締結手段20で固定するようにすれば、締結手段20を天板支持体12に締結する際、外郭16aを持つ必要がないため、締結手段締結のためだけに作業を集中させることができる。このため、より作業がやりやすくなる。その際、外郭16aを天板支持体12に数mmスライドさせるが、そのスライド代分hは、固定具25から逃がしておく必要がある。
また、ここでは、単独のバーナーで説明を行ったが、複数のバーナーを有していてもよいし、また一つの天板支持体に対して、複数の外郭を着脱自在に固定しても同様の効果が得られる。
さらに、加熱調理器の熱源は、誘導加熱コイル、ヒータ、ガスあるいはその他であってもよく、特に限定されるものではない。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2における組み込み式加熱調理器を示すものである。図において、基本的な構成は実施の形態1と同様であるため、構成の相違するところのみを説明する。
本実施の形態における組み込み式加熱調理器は、調理器本体16の天板支持体12への締結は複数の締結部で行うとともに、複数の締結部は調理器本体16を一定の向きに位置決めするよう特徴付けしたものである。
本実施の形態では、外郭16aの前方の外フランジ26に締結部A27と締結部B28、後方の外フランジ29には締結部C30、締結部D31があり、それぞれ天板支持体12の内フランジ14にネジなどの締結手段20で締結されている。締結部A27と締結部C30、さらに締結部B28と締結部D31は中心ライン32に対し、非線対称の位置に配置されている。
以上のように構成された組み込み式加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
動作、作用についても、実施の形態1の内容と相違する部分についてだけ述べるため、同様の内容は実施の形態1を参照とする。まず上記構成において、基板交換作業が終わり、外郭16aを天板支持体12にセットする場合を考える。外郭16aは、ほぼ直方体形状であり、前後方向というのは、内部部品の配置や外観の一部の違いによって判断せざるを得ない場合がある。それで、サービスマンにおいても、もし前後がわかりずらい形状である場合に、前後を間違って天板支持体12にセットしてしまうことがある。ところが、外郭16aの前方の外フランジ26と後方の外フランジ29の締結部との位置は対称ではないために、天板支持板12に取り付ける際には、ネジ穴がずれて、機械的にセットすることができない。よって、どんなことがあっても、正常でない状態で外郭16aを取り付けることはできない。
以上のように、本実施の形態においては、天板にコーキング材が使用されて、調理器本体をキッチンの上側から取り外せないビルトイン機器において、基板交換などのメンテナンス作業後再び外郭をセットし直す場合でも、正常な方向でしか天板支持体にセットすることができないのでサービス性がよく、安全性の高いものとなる。
なお、複数の締結部は調理器本体16を一定の向きに位置決めするよう特徴付けしたものであるが、前後の締結位置だけでなく、左右方向に特徴付けしてもよいし、締結位置は対称位置にあっても、例えば、片側に凸形状と凹形状を設けて、逆には取り付かない特徴付け構成としても同様の効果が得られる。
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3における組み込み式加熱調理器を示すものである。図において、基本的な構成は実施の形態1と同様であるため、構成の相違するところのみを説明する。
本実施の形態における組み込み式加熱調理器は、キッチン23の天板11と天板支持体12とのセット箇所に段差22を設け、この段差22に天板支持体12の下面を設置し、天板11上面とキッチン23上面とを同一面Bとした(使用上において差支えのない程度の同一面であり、厳密な意味での同一面ではない)ものである。
以上のように構成された組み込み式加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
動作、作用についても、実施の形態1の内容と相違する部分についてだけ述べるため、同様の内容は実施の形態1を参照とする。まず、上記構成において、調理器本体16をキッチン23に設置したことを考える。設置状態において、天板11とキッチン23は同一面になっているため、調理の準備時、鍋などの被加熱物を天板11上に載せて移動させる際にも、同一面であるため容易に被加熱物を動かすこともできるし、また、調理後天板11上をお手入れする際にも、両者は同一面であるため、布巾でひと拭きするだけで容易に天板11、キッチン23上をきれいにすることができる。
以上のように、本実施の形態においては、天板にコーキング材が使用されて、調理器本体をキッチンの上側から取り外せないビルトイン機器において、お手入れを行う際、天板、キッチン上をひと拭きするだけで、全体をきれいにすることができるため、デザイン性がよく、また清掃性のよいものとなる。
なお、ここでは、天板11のみを記載しているが、天板11の周囲に端面を覆設するような枠体を天板に取り付けても、板厚レベルしか変わらないので、略同一面を構成させることができる。
(実施の形態4)
図6、図7は、本発明の実施の形態4における組み込み式加熱調理器を示すものである。図において、基本的な構成は実施の形態1と同様であるため、構成の相違するところのみを説明する。
本実施の形態における組み込み式加熱調理器は、天板支持板12の溝13の下部と、キッチン23の段差22間には、シール材33を設けたものである。シール材33としてはEPDMなどで構成された弾性体ものであり、全周に渡り、貼り付けられている。
以上のように構成された組み込み式加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
動作、作用についても、実施の形態1の内容と相違する部分についてだけ述べるため、同様の内容は実施の形態1を参照とする。まず上記構成において、何らかの影響でコーキング材24が劣化を起こし、亀裂が発生したことを考える。その際、調理やお手入れ時に水を使用したとき、その水が多くこぼれ、コーキング材24の亀裂からキッチン23に水が浸入していくことになる。ところが、天板支持体12と段差22の間には、天板支持体12に貼り付けられたシール材33があるために、例え、コーキング材24から水浸入したとしても、溝13と段差22により挟着されているシール材33により、キッチン23内への水浸入が防止されるため、清潔なキッチン23を構成させることができる。
以上のように、本実施の形態においては、天板にコーキング材が使用されて、調理器本体をキッチンの上側から取り外せないビルトイン機器において、例えコーキング材が劣化しても、キッチン内へ水浸入することのない、清潔で信頼性の高いものとなる。
なお、シール材33は、弾性のあるものならよく、発泡シリコンやゴムで形成されたのシールテープでもよい。また、貼付だけでなく、塗布して接着してもよい。
(実施の形態5)
図8は、本発明の実施の形態5における組み込み式加熱調理器を示すものである。図において、基本的な構成は実施の形態1と同様であるため、構成の相違するところのみを説明する。
本実施の形態における組み込み式加熱調理器は、調理器本体16内に調理器本体16を駆動する基板17と基板17を支持している基板支持台18を有し、この基板17と電気的、機械的に接続された電源コード34は外郭16aの後方側面の開口部35から外へ導出し、キッチン23内の後方に設置されているコンセント36に接続されている。
以上のように構成された組み込み式加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
動作、作用についても、実施の形態1の内容と相違する部分についてだけ述べるため、同様の内容は実施の形態1を参照とする。まず上記構成において、調理器本体16をキッチン23に設置することを考える。調理器本体16をキッチン23に入れると、電源コード34は外郭16aの後方から出ているため、キッチン23内の後方向に位置することになる。機器への電源供給を行うコンセント36は、必ずキッチン23の後方に位置しているために、調理器本体16の設置状態では、電源コード34はコンセント36の近くに配置されることになり、スムーズにコンセント36に接続することができる。また、電源コード34の長さも無駄に長くさせる必要もないし、そのための配線作業(無駄に長いと、コードへの引っ掛かりを防止するため、クリップなどで配線を整える)も必要がなくなる。また、メンテナンスを行うため、調理器本体をキッチン23から取り外す際にも、電源コード34をコンセント36から外すだけでよいし、その後外郭16aを取り外せば、作業を行うことができる。
以上のように、本実施の形態においては、キッチンに設置を行うビルトイン機器が、設置しやすく短時間で作業でき、またサービス時、調理器本体を取り外す場合も簡単に作業できる施工性がよく、サービス性のよいものとなる。
なお、ここでは電源コード34の出口を外郭16aの後方側面からで説明しているが、外郭16aの後方の底面からでも同様の効果が得られる。
(実施の形態6)
図9〜図11は、本発明の実施の形態6における組み込み式加熱調理器を示すものである。図において、基本的な構成は実施の形態1と同様であるため、構成の相違するところのみを説明する。
本実施の形態における組み込み式加熱調理器は、天板支持体12が複数の調理器本体37を着脱自在に支持している。前記複数の調理器本体37の後方側面から導出された複数の電源コード38は、外郭が金属で構成された1つのケースユニット39内に設けた樹脂製の端子台40の1次側接続部41にそれぞれ電気的、機械的にネジなどで接続している。前記端子台40の2次側接続部45からは1つの主電源コード49として、前記ケースユニット39から外部へ導出したものである。
図11に示すように、電源コード38は、充電部ラインA42、B43とアースライン44で構成され、それぞれの外郭37aから出た電源コード38の各ラインは、充電部ラインA42℃同士、充電部ラインB43同士、またアースライン44同士、同極間で接続されている。それぞれの同極と電気的に、また機械的にネジなどで接続された2次側接続部45からは、充電部ラインA46、B47、アースライン48を有する主電源コード49が接続され、ケースユニット39から外部へと導出されコンセント36に接続されている。
ケースユニット39は、台となる本体ケース50に端子台40が固定され、両者を覆設するように蓋ケース51が本体ケース50に締結する構成で、キッチン23の下方後方に取り付けられている(複数のバーナーを有する一つの機器において、各バーナーの電源供給が独立している場合、おおもとの電源供給は一つの電源ラインから行い、それを各バーナーに分岐する必要がある)。
以上のように構成された組み込み式加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
動作、作用についても、実施の形態1の内容と相違する部分についてだけ述べるため、同様の内容は実施の形態1を参照とする。上記構成において、調理器本体37の1つのバーナーが何らかの理由で正常に動かなくなり、調理器本体37内部の基板交換を行う場合を考える。その際、まず電気的に接続されているコンセント36から主電源コード49を抜く。そして、ケースユニット39の蓋である蓋ケース51を外す。その後、正常に動いていないバーナーに接続されている電源コード38のみの充電部ラインA42、B43、アースライン44を端子台40の1次側接続部41からネジを外して取り外す。後は、外郭37aを天板支持体12から着脱すれば、基板交換の作業を行うことができる。基板交換が終われば、取り外しと逆の手順で取り付けていけば、容易にもとの状態に戻すことができる。
複数のバーナーがある調理器本体37においても、不具合があったバーナーのみを交換、作業すればよいので、労力を使わず、短時間で作業を終えることができる。
以上のように、本実施の形態においては、天板にコーキング材が使用されて、調理器本体をキッチンの上側から取り外せないビルトイン機器において、基板交換などのメンテナンス作業が発生したとしても、異常があったバーナーだけの外郭の取り外しを行うだけで、作業することができるので、短時間で作業できるサービス性のよい機器を提供できる。
なお、主電源コード49は各バーナーの電源をコンセント36から導くおおもとのラインであるため、地震や火災などの災害が発生した際、主電源コード49の1つを抜くだけで、各調理器本体37への電源供給を止めることができるので、安心な機器となる。
また、ここでの説明でケースユニット39は金属製としたが、難燃性の樹脂を使用しても同様の効果が得られる。
また、電源コード38および主電源コード49のケースユニット39への入口は、上からでも下からでもよく、配線しやすい位置にすればよい。但し、全て下から入れてやると、例え、キッチン23内に水が浸入し電源コード38を伝わったとしても、ケースユニット39内に入ることはないので、感電したりすることはない。
また、図11において端子台40での電源コード38および主電源コード49の配線を示しているが、これだけにかかわらず、各ラインが同極になるように配線すれば同様の効果が得られる。
(実施の形態7)
図12は、本発明の実施の形態7における組み込み式加熱調理器のケースユニットを示すものである。図において、基本的な構成は実施の形態1、6と同様であるため、構成の相違するところのみを説明する。
本実施の形態における組み込み式加熱調理器のケースユニット39は、端子台40を有する本体ケース50と、本体ケース50を着脱自在に覆う蓋ケース51とで構成され、本体ケース50はキッチン23下方後方の壁52に固定したものである。したがって、蓋ケース51は本体ケース50が壁52に固定された状態で、着脱自在に取り外しできる。
以上のように構成された組み込み式加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
動作、作用についても、実施の形態6の内容と相違する部分についてだけ述べるため、同様の内容は実施の形態6を参照とする。まず上記構成において、調理器本体37の1つのバーナーが何らかの理由で正常に動かなくなり、調理器本体37内部の基板交換を行う場合を考える。その際、まず電気的に接続されているコンセント36から主電源コード49を抜く。そして、ケースユニット39を開けるのであるが、本体ケース50は端子台40を固定した状態の単独で、キッチン23の下方後方の壁52に締結されているため、蓋ケース51を取り外す際にも、本体ケース50は壁52についたままで作業できるので、作業しやすいし、また電源コード38の接続を外す場合でも、端子台40が壁52についたまま作業ができるので、ネジの取り外しが容易にできる。
以上のように、本実施の形態においては、天板にコーキング材が使用されて、調理器本体をキッチンの上側から取り外せないビルトイン機器において、基板交換などのメンテナンス作業が発生したとしても、異常があったバーナーだけの外郭の取り外しを行うだけで、作業することができるし、またその電源コードを外す際にも、端子台がキッチンに固定された状態で作業することができるので、短時間で作業できるサービス性のよいものとなる。
なお、蓋ケース51は本体ケース50に直接締結してもよいし、また本体ケース50を介して壁52に締結してもよい。
(実施の形態8)
図13、図14は、本発明の実施の形態8における組み込み式加熱調理器を示すものである。図において、基本的な構成は実施の形態1、6と同様であるため、構成の相違するところのみを説明する。
本実施の形態における組み込み式加熱調理器は、複数の調理器本体37間を、補強部材53により連結したものである。具体的には、各調理器本体37の底面には、各調理器本体37間の橋渡しを行う金属で構成された補強部材53がそれぞれネジなどの締結手段54で固定され、各調理器本体37を一体化している。
以上のように構成された組み込み式加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
動作、作用についても、実施の形態6の内容と相違する部分についてだけ述べるため、同様の内容は実施の形態1を参照とする。まず、上記構成において、調理器本体37をキッチン23に設置することを考える。調理器本体37は、一つの天板11および天板支持体12に複数の外郭37aが固定されている。そのため、各外郭37aの間にはいくらかの隙間がどうしても生じてしまう。その構成で、天板11の長手方向の端面どおしを持つと、天板11が長手方向の下方向にたわんでしまい、天板11中央部に大きな応力がかかってしまう(天板割れの原因となる)。ところが、調理器本体37間、すなわち外郭37a間には、両者を橋渡しする補強部材53が締結手段54により固定されているため、天板11を持つことによる外郭37a間の隙間の変化は発生せず、複数の外郭37aは一つの強固な外郭37aとして成り立つため、天板11中央部に大きな応力はかからない。よって、設置時に天板11が大きくたわむことなく、また天板11が割れる心配もない。また、この構成で、設置後においても、調理器本体37としての強度は増すので、よい強固な機器となることができる。
さらに、補強部材53は下方から外郭37a底面に締結固定されていることから、サービス時、外郭37aを外す際にも、調理器本体37の下から容易に作業をすることができる。
以上のように、本実施の形態においては、調理器本体をキッチンに設置する際に、天板が破損することなく、正常にセットすることができる強固な機器を提供できるとともに、サービス時も容易に補強部材を外して、外郭を取り外すことのできるサービス性のよいものとなる。
なお、ここでは、補強部材53を金属で説明したが、金属に限らず剛性の強いものであれば、樹脂でも何でもよい。また、補強部材53は外郭37a底面に締結固定することに限定されるものではない。
(実施の形態9)
図15、図16は、本発明の実施の形態9における組み込み式加熱調理器を示すものである。図において、基本的な構成は実施の形態1、6と同様であるため、構成の相違するところのみを説明する。
本実施の形態における組み込み式加熱調理器は、複数の調理器本体37を支持した天板支持体12の周縁の長手方向には直線状の補強部材55を2本設けたものである。具体的には、天板支持体12の周縁の溝13近傍に、金属で構成された直線状の補強部材55が、天板支持体12の両端間に溶接などで固定されている。
以上のように構成された組み込み式加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
動作、作用についても、実施の形態6の内容と相違する部分についてだけ述べるため、同様の内容は実施の形態1を参照とする。まず、上記構成において、調理器本体37をキッチン23に設置することを考える。調理器本体37は、一つの天板11および天板支持体12に複数の外郭37aが固定されている。そのため、各外郭37aの間にはいくらかの隙間がどうしても生じてしまう。その構成で、天板11の長手方向の端面どおしを持つと、天板11が長手方向の下方向にたわんでしまい、天板11中央部に大きな応力がかかってしまう(天板割れの原因となる)。ところが、天板支持体12には計前後で2本の強固な補強部材55が固定されているため、天板支持体12自体がたわむことがなく、天板11にも応力がかからない。
よって、設置時に天板11が大きくたわむことなく、また天板11が割れる心配もない。また、この構成で、設置後においても、調理器本体37としての強度は増すので、よい強固な機器となることができる。
さらに、補強部材55は天板支持体12に固定されていることから、サービス時の外郭37a取り外しには影響がなく、短時間に容易に作業をすることができる。
以上のように、本実施の形態においては、調理器本体をキッチンに設置する際に、天板が破損することなく、正常にセットすることができる強固な機器を提供できるとともに、サービス時も補強部材の影響なく容易に外郭を取り外すことのできるサービス性のよいものとなる。
なお、ここでは、補強部材55を金属で説明したが、金属に限らず剛性の強いものであれば、樹脂でも何でもよい。また、ここでは補強部材55は2本で説明したが、1本、3本、4本でもよい。また、補強部材55を各辺に1本で説明したが、より強固な材料であれば、外郭37a間の隙間がある部分近傍にだけ、取り付けても同様の効果が得られる。
(実施の形態10)
図17は、本発明の実施の形態10における組み込み式加熱調理器を示すものである。図において、基本的な構成は実施の形態1と同様であるため、構成の相違するところのみを説明する。
本実施の形態における組み込み式加熱調理器は、天板支持体12の内フランジ14にネジなどの締結手段56aで締結されている固定具56には締め付け部材としての固定ネジ58を有し、この固定具56の固定ネジ58を下方から締結して天板支持体12との間にキッチン23を挟持し、天板支持体12を介して調理器本体16をキッチン23に取り付けたものである。
固定具56は実施の形態1に示す固定具25のようにキッチン23を直接挟持するのではなく、固定具56の支持部57に設けた上下に移動する固定ネジ58でキッチン23を挟持し、調理器本体16をキッチン23に強固に固定させている。
以上のように構成された組み込み式加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
まず、上記構成において、調理器本体16をキッチン23に設置することを考える。キッチン23の厚みは、各キッチンメーカーにより微妙に差がある(約5mm〜40mm)。調理器本体16の設置後、調理器本体16が動かないように固定具56を天板支持体12に固定する。そして、固定具56に取り付けられている固定ネジ58を締結していく。そうすると、固定ネジ58はキッチン23に当接し調理器本体16がキッチン23に固定される。固定ネジ58が締め上げられることで、調理器本体16がキッチン23に固定されるので、キッチン23の厚みが一定でなくても(ネジが摺動する範囲)確実に固定することができる。つまり、様々なタイプのキッチン23にこの固定具56、固定ネジ58の1種類で対応することができる。
以上のように、本実施の形態においては、天板にコーキング材が使用されて、調理器本体をキッチンの上側から取り外せないビルトイン機器において、外郭を外すだけで、調理器本体内の基板を取り外すことができ、またキッチンの厚みがいろんなものがあっても、確実に調理器本体を固定することができる施工性のよいものとなる。
なお、ここでは、固定具56を調理器本体16の設置後、後付けで行っているが、先に天板支持板12に仮セットしておいて、開口穴21に入れるまでは外郭16aの各側面に沿わして、開口穴21より小さい状態にしておき、キッチン23にセット後、固定具56を90°回転させ、固定ネジ58を締め付ける方法で行ってもよい。
また、固定具56の位置も前後に限らず、左右方向につけてもよいし、全方向につけてもよい。
また、締め付け部材としての固定ネジ58は、これに代えてバネ性のある金属や樹脂よりなる締め付け部材によりキッチン23を押し上げても同様の効果がある。
以上のように、本発明にかかる組み込み式加熱調理器は、天板支持体から調理器本体を取り外すだけで基板交換などの作業ができるメンテナンスに時間がかからないサービス性のよいものであるので、加熱調理器の熱源如何にかかわらずビルトインタイプの機器全般に適用できる。
本発明の実施の形態1における組み込み式加熱調理器の断面図 同組み込み式加熱調理器の裏面図 同組み込み式加熱調理器の他の構成を示す裏面図 本発明の実施の形態2における組み込み式加熱調理器の裏面図 本発明の実施の形態3における組み込み式加熱調理器の断面図 本発明の実施の形態4における組み込み式加熱調理器の断面図 同組み込み式加熱調理器の裏面図 本発明の実施の形態5における組み込み式加熱調理器の断面図 本発明の実施の形態6における組み込み式加熱調理器の背面図 同組み込み式加熱調理器の断面図 同組み込み式加熱調理器のケースユニットの内部構成を示す平面図 本発明の実施の形態7における組み込み式加熱調理器のケースユニットの分解斜視図 本発明の実施の形態8における組み込み式加熱調理器の正面図 同組み込み式加熱調理器の裏面図 本発明の実施の形態9における組み込み式加熱調理器の正面図 同組み込み式加熱調理器の裏面図 本発明の実施の形態10における組み込み式加熱調理器の断面図 従来の組み込み式加熱調理器の断面図 同従来の組み込み式加熱調理器の裏面図
符号の説明
11 天板
12 天板支持体
13 溝
14 内フランジ
15 接着材
16、37 調理器本体
16a、37a 外郭
17 基板
18 基板支持台
19 外フランジ
20、54 締結手段
21 開口穴
22 段差
23 キッチン
24 コーキング材
25、56 固定具
33 シール材
34、38 電源コード
36 コンセント
39 ケースユニット
40 端子台
41 1次側接続部
45 2次側接続部
49 主電源コード
50 本体ケース
51 蓋ケース
52 壁
53、55 補強部材
58 固定ネジ

Claims (10)

  1. 鍋などの被加熱物を載置する天板と、前記天板の下方外周部に固定され天板とともにキッチンにセットされる天板支持体と、前記天板支持体に固定され天板と天板支持体をキッチンに固定する固定具と、前記天板の下方で天板支持体により支持される調理器本体とを備え、前記調理器本体は、固定具とは別に天板支持体に対して下方から着脱自在に締結した組み込み式加熱調理器。
  2. 調理器本体の天板支持体への締結は複数の締結部で行うとともに、複数の締結部は調理器本体を一定の向きに位置決めするよう特徴付けした請求項1に記載の組み込み式加熱調理器。
  3. キッチンの天板と天板支持体とのセット箇所に段差を設け、この段差に天板支持体の下面を設置し、天板上面とキッチン上面とを同一面とした請求項1または2に記載の組み込み式加熱調理器。
  4. 天板支持板とキッチン間には、シール材を設けた請求項1〜3のいずれか1項に記載の組み込み式加熱調理器。
  5. 調理器本体内には調理器本体を駆動する基板を有し、この基板と接続された電源コードは調理器本体の後方から導出した請求項1〜4のいずれか1項に記載の組み込み式加熱調理器。
  6. 天板支持体は複数の調理器本体を支持し、前記複数の調理器本体から導出された複数の電源コードは、1つのケースユニット内に構成された端子台の1次側接続部にそれぞれ電気的に接続し、前記端子台の2次側接続部からは1つの主電源コードとして、前記ケースユニットから外部へ導出した請求項1〜5のいずれか1項に記載の組み込み式加熱調理器。
  7. ケースユニットは、端子台を有する本体ケースと、本体ケースを着脱自在に覆う蓋ケースとで構成され、本体ケースはキッチン下方後方の壁に固定した請求項1〜6のいずれか1項に記載の組み込み式加熱調理器。
  8. 複数の調理器本体は、補強部材により各調理器本体間を連結した請求項6または7に記載の組み込み式加熱調理器。
  9. 天板支持体の周縁には補強部材を設けた請求項6〜8のいずれか1項に記載の組み込み式加熱調理器。
  10. 固定具には締め付け部材を有し、この締め付け部材と天板支持体との間にキッチンを挟持し、天板支持体を介して調理器本体をキッチンに取り付けた請求項1〜9のいずれか1項に記載の組み込み式加熱調理器。
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