JP2007139307A - ガス調理器 - Google Patents

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Kaoru Soga
薫 曽我
Kenji Matsui
健治 松井
Masahide Fukunishi
雅英 福西
Shigeru Murakami
村上  茂
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Abstract

【課題】天板上面に操作部を設ける構成において、バーナ設置領域の有効利用で、安全で使い勝手のよいガスコンロを提供する。
【解決手段】ガラス天板3は、その下方に設け外周を略コの字状に成形した金属枠19を有する天板保護部材18で3辺が支持されると共に、残り1辺が排気蓋14で端面を覆うように支持され、ガラス天板3に少なくとも1つ以上のコンロバーナ4a,4bを配置し、排気蓋14に1つのコンロバーナ4cを配置した構成とし、前記ガラス天板3の手前側端部に操作部8と表示部9を配置し、火力調節キー31,32の特定操作で中間火力調節機能の設定を可能としたものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、一般家庭で使用するガス調理器に関し、特に、コンロバーナの配設構成及び火力調節機能に係るものである。
従来のガス調理器は、一般に加熱手段となるバーナを天板上面に複数個配置するとともに、下方にグリル室を設けて該グリル室からの排気を前記天板上面に配置したバーナの後方に設けた排気口より排出するように構成され、前記バーナの点火−消火(以下ON−OFFという)および火力調節は、器具本体であるコンロ本体の略垂直な前側面に設けた操作部で行っている。
しかし、近年、操作性を改善する目的で操作部をコンロ本体の天板上面に設けたものが考案されている。この操作部をコンロ本体の天板上に設けたものにあっては、特許文献1に示すように、システムキッチンのカウンタートップに開設された開口部の周縁に加熱手段を設けたコンロ器体を吊持させ、該コンロ器体を覆う天板をカウンタートップに載置したビルトインコンロにおいて、該天板の左右方向一側がコンロ器体の左右方向位置から横方向に張り出すように天板の横幅をコンロ器体より幅広に形成し、該張り出した部分にコンロ器体に設けた加熱手段の作動を操作する操作部を設けるように構成したものがあるが、この構成においても、奥行き方向は複数のバーナ設置領域と排気部設置領域を明確に区画して配置するものであった。(例えば、特許文献1参照)
また、電動モータを使用して火力調節を行うようにしたガス調理器において、操作部に設けた火力調節キーの操作により火力を増減させる場合、火力調節キーの1回の増減操作で予め定めた火力幅を増減させるという調節方法が一般的であり、火力調節幅を細かく変化させたい場合は、火力調節キーの1回の増減操作における火力変化幅を小さく設定して操作回数を多く設定しておくというものであった。(例えば、特許文献2参照)
特開2002−89854号公報 特開2003−222327号公報
しかしながら、上記従来の前者の構成では、コンロ本体の前側面の操作部でバーナのON−OFFおよび火力調節を行う場合、バーナ及び排気部の配置構成は、天板全面を利用して行うことができるため、余裕を持ってバーナ設置場所を確保することができるが、反面、その操作部が通常、腰の高さにあり、身体を折り曲げる、または屈み込む等の不自然な姿勢を強いられ、操作がし難いのと操作の結果を見て確認する視認性が悪かった。
また、操作部をコンロ本体の天板上に設けた上記従来の後者の構成では、操作性及び視認性の改善は図れるものの、操作部の配設位置として、天板の左右方向一側がコンロ器体の左右方向位置から横方向に張り出すように天板の横幅をコンロ器体より幅広に形成し、該張り出した部分に配設するようにしているため、システムキッチンのカウンタートップにおけるコンロ本体の天板面が拡大した状態で占有することになり、調理スペースが狭くなるという課題を有し、また、操作部が横方向にあるため、大きな鍋を載置して調理しているときに操作を行う場合などはかえって操作性が悪くなるという課題を有していた。
さらに、買い替えて交換する場合など、天板の大きさが従来品と異なることになり、横方向に設置スペースが確保できない場合は買い換え交換ができないという課題も有していた。
また、従来の後者の火力調節方法においては、火力調節キーの1回の増減操作における火力変化幅が小さいため、小さく火力を変化させたい場合は数回の増減操作で細かく所望の火力に調節することができ問題ないが、大きく火力を変化させたい場合は、火力調節キーを多くの回数操作する必要があり、非常な手間を有することになって使い勝手が悪くなるという課題があった。そして、火力変化幅を小さくする場合でも使い勝手との関連において限界があり、ある程度の火力幅を有して設定されることになるため、火力調節をきめ細かく微調節するという点では多少劣るものとなるという課題があった。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、楽な姿勢で操作を行え、かつ視認性のよい操作部、表示部を備えるとともに、天板を大きくすることなく、操作部、表示部及び加熱手段を配置し、使い勝手と安全性を両立させるとともに、火力調節の可変幅に関係なく簡単な操作で所望の火力に調節することができる、使い勝手のよいガス調理器を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明のガス調理器は、ガラス体を用いたガラス天板に設けた開口に臨む複数のコンロバーナと、前記コンロバーナの下方に位置しグリルバーナを内蔵すると共に前記天板と同一面に配置した排気口に連通するグリル部と、前記排気口と並設し器具内の換気を行う換気口と、前記排気口と換気口を一体的に構成すると共に前記コンロバーナの開口を有する排気蓋と、前記各バーナへのガスの供給と遮断を行うと共に弁駆動手段を介してガス流量を制御するガス流量制御装置と、前記ガス流量制御装置に駆動信号を供給する制御手段と、前記制御手段に所定の操作信号を入力指示する操作部及び前記コンロ本体の作動状態を表示する表示部を前記ガラス天板上に備えたガス調理器であって、前記ガラス天板は、その下方に設け外周を略コの字状に成形した金属枠を有する天板保護部材で3辺が支持されると共に、残り1辺が前記排気蓋で端面を覆うように支持され、前記ガラス天板に少なくとも1つ以上のコンロバーナを配置し、前記排気蓋に1つのコンロバーナを配置した構成とし、前記操作部にて火力設定を行う際、火力調節キーの操作に連動して調節を行うとともに、前記火力調節キーに対応して段階的に表示を変化させる通常火力調節機能と、前記火力調節キーの特定操作により、前記通常火力調節機能における段階的な調節幅内の中間火力を調節する中間火力調節機能を備え、前記中間火力調節機能が設定されたとき、通常火力調節時の火力表示形態とは異なる表示形態で表示する火力表示手段を設けたものである。
上記発明によれば、バーナへのガスの供給と遮断を行うガス流量制御装置を電気信号で駆動する弁駆動手段を用いて構成することで、操作信号を入力する操作部や表示部は前記ガス流量制御装置やその制御手段の設置位置に左右されることなく独立して自由な位置に設置することができ、バーナの火炎による熱的影響、操作性、視認性等を考慮し、天板上の温度的に設置可能なバーナの熱影響が少ない天板の上面手前側に配置することが可能になり、操作性、視認性を向上することができる。
また、器具上面の手前側に操作部、表示部及びコンロバーナの一部を配置するガラス天板を設け、その後方側に排気口及び換気口を設けた排気蓋を配置し、その排気蓋にコンロバーナを装着する開口を設け、排気口と換気口に挟まれるように1つのコンロバーナを設ける構成としているため、複数のバーナの設置領域を全体的に後方側に移動させることができ、天板の大きさを変えることなく、ガラス天板の手前側に操作部や表示部を配設するスペースを確保することができる。
また、操作部に設けた火力調節キーにより、ある程度の調節幅で段階的に変化させる通常火力調節機能と、前記通常火力調節機能における調節幅内をさらに細かく調節する中間
火力調節機能を有した構成としているため、大きく火力を変化させる場合と細かく火力を調節する場合の火力調節操作を簡単に行うことができ、かつ、その状態を容易に確認することができ、使い勝手のよいガス調理器を提供することができる。
本発明のガス調理器は、操作部を天板上面の使用者に近い手前側に配置することで、操作性と視認性の向上が図れるとともに、天板の大きさを変えることなく、複数のコンロバーナとグリルバーナを装着したガス調理器を提供することができるとともに、大きく火力を変化させる場合と細かく火力を調節する場合の火力調節操作を簡単に行うことができ、かつ、その状態を容易に確認することができ、使い勝手のよいガス調理器を提供することができる。
第1の発明は、ガラス体を用いたガラス天板に設けた開口に臨む複数のコンロバーナと、前記コンロバーナの下方に位置しグリルバーナを内蔵すると共に前記天板と同一面に配置した排気口に連通するグリル部と、前記排気口と並設し器具内の換気を行う換気口と、前記排気口と換気口を一体的に構成すると共に前記コンロバーナの開口を有する排気蓋と、前記各バーナへのガスの供給と遮断を行うと共に弁駆動手段を介してガス流量を制御するガス流量制御装置と、前記ガス流量制御装置に駆動信号を供給する制御手段と、前記制御手段に所定の操作信号を入力指示する操作部及び前記コンロ本体の作動状態を表示する表示部を前記ガラス天板上に備えたガス調理器であって、前記ガラス天板は、その下方に設け外周を略コの字状に成形した金属枠を有する天板保護部材で3辺が支持されると共に、残り1辺が前記排気蓋で端面を覆うように支持され、前記ガラス天板に少なくとも1つ以上のコンロバーナを配置し、前記排気蓋に1つのコンロバーナを配置した構成とし、前記操作部にて火力設定を行う際、火力調整キーの操作に連動して調整を行うとともに、前記火力調整キーに対応して段階的に表示を変化させながら火力を調節する通常火力調整機能と、前記火力調整キーの特定操作により、前記通常火力調整機能における段階的な調整幅内の中間火力を調整する中間火力調整機能を備え、前記中間火力調整機能が設定されたとき、通常火力調整時の火力表示形態とは異なる表示形態で表示する火力表示手段を設けたことを特徴とするものである。
そして、バーナへのガスの供給と遮断を行うガス流量制御装置を電気信号で駆動する弁駆動手段を用いて構成することで、操作信号を入力する操作部や表示部は前記ガス流量制御装置やその制御手段の設置位置に左右されることなく独立して自由な位置に設置することができ、バーナの火炎による熱的影響、操作性、視認性等を考慮し、天板上の温度的に設置可能なバーナの熱影響が少ない天板の上面手前側に配置することが可能になり、操作性、視認性を向上することができる。
また、器具上面の手前側に操作部、表示部及びコンロバーナの一部を配置するガラス天板を設け、その後方側に排気口及び換気口を設けた排気蓋を配置し、その排気蓋にコンロバーナを装着する開口を設け、排気口と換気口に挟まれるように1つのコンロバーナを設ける構成としているため、複数のバーナの設置領域を全体的に後方側に移動させることができ、天板の大きさを変えることなく、ガラス天板の手前側に操作部や表示部を配設するスペースを確保することができる。
また、操作部に設けた火力調節キーにより、ある程度の調節幅で段階的に変化させる通常火力調節機能と、前記通常火力調節機能における調節幅内をさらに細かく調節する中間火力調節機能を有した構成としているため、大きく火力を変化させる場合と細かく火力を調節する場合の火力調節操作を簡単に行うことができ、かつ、その状態を容易に確認することができ、使い勝手のよいガス調理器を提供することができる。
第2の発明は、中間火力調節機能が設定されたとき、火力調整キーの操作により、通常火力調節機能における段階的調節幅内の火力調節を可能とすることを特徴とするものである。
そして、通常火力調節機能における段階的調節幅毎に複数段の微調節を可能とした中間火力調節機能を有する構成としているため、大きく火力を変化させる場合と細かく火力を調節する場合の火力調節操作を簡単に行うことができ、使用者の所望する火力を素早く設定することで調理の幅をさらに広げることができる。
第3の発明は、中間火力調節機能が設定されたときの火力表示と、次段の火力表示の2つの火力表示を組み合わせて、中間火力の表示を行うことを特徴とするものである。
そして、中間火力を設定した火力表示と次段の火力表示を同時に組み合わせて表示させることで、どの段階の中間火力が設定されているかが容易に確認することができる。
第4の発明は、中間火力調節機能が設定されたときの火力を点灯表示させ、次段の火力を点滅表示させることで中間火力の表示を行うことを特徴とするものである。
そして、火力を点灯、点滅で表示することにより、点灯した段階と点滅させた段階との中間火力が容易に確認できる。
第5の発明は、操作部に配設した1組の火力調節キーにより、通常火力調節用と中間火力調節用の火力調節キーを兼用したことを特徴とするものである。
そして、段階的に火力を調節する火力調節キーを用いて中間火力調節機能の設定を行い、中間火力調節機能設定後も同じ火力調節キーを用いて中間火力の調節を行うようにしているため、操作部のキー構成を簡素化することができ、火力調節操作自体も簡単に行うことができるものである。
第6の発明は、中間火力調節機能の設定は、通常火力調節機能において増大方向の火力調節時及び減少方向の火力調節時のどちらも設定できる構成としたことを特徴とするものである。
そして、通常火力調節機能における増大方向及び減少方向のどちらの火力調節時においても中間火力調節機能の設定を行えるようにしているため、使用者が所望する火力に素早く調節することができ、使い勝手の向上が図れるものである。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態におけるガス調理器の使用形態を示す図、図2は同ガス調理器の断面図、図3は同ガス調理器の操作表示部及びバーナ配設構成を示す上面図、図4は同ガス調理器の天板部を構成する分解図である。
図において、本実施の形態におけるガス調理器1は流し台のカウンタートップ2に嵌めこまれ、上面側にはガラス体で構成された天板3に設けられた開口3a,3bに臨むように複数のバーナ4a,4bが配設されている。また、バーナ4a,4bの下方にはグリル部5が設けられ、前面側に設けられたグリル扉5aを開閉することで焼き物等の調理ができるようになっている。このグリル扉5aと同一面にはグリル部5のバーナ(図示せず)の燃焼動作を指示する操作部6が設けられ、この操作部6内には器具の運転/停止を指示する運転スイッチ7が配設されている。
また、グリル部5の燃焼動作により発生した燃焼ガスは、排気通路(図示せず)を経由して器具1上面の後方側に設けられた排気口10より排出される。この排気口10にはスリット状の開口を複数設け排気ガスを均一に排出するための排気口カバー11が載置されている。さらに、器具1上面には排気口10に並設して器具1内の換気を行うための換気口12が設けられ、この上部には異物侵入防止のために換気口カバー12が載置されている。
そして、排気口10と換気口12は、板金で成形された排気蓋14で一体的に構成されており、ガラス天板3の後方端面を覆うように器具1上面の後方に配置されている。
また、排気蓋14には、略中間部に排気口10と換気口12に挟まれるようにコンロバーナ4cを装着するための開口15が設けられ、この開口15の周囲には五徳16を載置するための段押し部17が設けられている。この開口15にコンロバーナ4cを設置し、段押し部17に五徳16を載置して3つ目のコンロ部を構成している。また、段押し部17は排気蓋14の強度を高める作用も有している。
このように、ガラス天板3上の左右に2つのコンロバーナ4a,4bを配置し、その上部に五徳16を載置して大火力用のコンロ部を構成すると共に、その略中間部の後方側にガラス天板3の設置領域と排気口10の設置領域14aを跨ぐようにコンロバーナ4a,4bよりも小火力のコンロバーナ4cを配置し、その上部に五徳16を載置して小火力用のコンロ部を構成している。
また、ガラス天板3の手前側には、それぞれのバーナ4a,4b,4cに対応して、操作部8a,8b,8cと表示部9a,9b,9cが設けられており、操作部8は天板3を構成するガラス体の裏面側に電極を構成した静電シートを貼り付け、ガラス体表面に接触するだけで作用する静電スイッチで構成し、表示部9は、それぞれのバーナ4a,4b,4cに対応して設けた液晶表示部を用いた第1の表示部9a,9b,9cでバーナ4の動作状態をそれぞれ表示するとともに、バーナ4a,4b,4cが設置されたバーナ設置領域と操作部8a,8b,8c及び表示部9a,9b,9cが設けられた操作表示部設置領域とを区画する位置に設けた第2の表示部24でバーナ4a,4b,4cのどのバーナが運転しても表示し、バーナ設置領域が高温状態にあることを使用者に報知するようにしている。
そして、操作部8と表示部9は表示ケース21に収納され、バーナ4からの輻射熱による影響を低減し、上面側はガラス体の天板3で覆われることで、バーナ4の火炎による熱的影響を軽減している。さらに、バーナ4の下方には燃料であるガスを供給するためのガス弁や流量調節弁で構成されたガス供給部23が配設され、このガス供給部23の動作を制御するための制御部22が設けられている。そして、ガス供給部23は操作部8からの操作信号に基づいて制御部22から出力される所定の駆動信号により閉止及びガス流量を制御し、火力調節を行うようになっている。
このように、電気的信号を用いてバーナ4に供給するガス流量を任意に変更できる構成としたことで、ガス供給部23を任意の場所に設置することが可能となり、操作部8の設置場所も制約を受けることがなくなる。よって、ガラス天板3の面に静電スイッチ等を用いて構成することが可能となり、操作性及び掃除性の優れた操作部構成を実現することができる。
ここで、ガラス天板3と排気蓋14で構成する天板部20について説明すると、コンロバーナ4a,4bの装着口3a,3b及び操作部8,表示部9の設置面を有したガラス天板3は、後方端略中間部にコンロバーナ4cの装着口の一部を形成するための略半円状の
切り欠き部を有した形状となっている。そして、このガラス天板3の下方を覆うように設けた金属製の天板保護部材18に載置する。天板保護部材18は、コンロバーナ4a,4bの装着口3a,3b及び操作部8,表示部9の設置面及び排気蓋14に形成されたコンロバーナ4cの装着口15,排気口10、換気口12に対応する位置にそれぞれ開口孔18a,18b,18c,18d,18e,18fが設けられている。この孔位置に対応するようにガラス天板3を載置する。
そして、天板保護部材18に載置したガラス天板3の後方に排気蓋14を同様に開口孔位置を合わせて載置し、排気蓋14と天板保護部材18をビス等で締結する。このとき、ガラス天板3と排気蓋14の接合部において、ガラス天板3の端面を覆うように排気蓋14を接合し、ガラス天板3の位置決めを行うようにしている。そして、天板保護部材18とガラス天板3及び排気蓋14の周囲を略コの字状に成形した金属製枠体19で挟み込むことにより、ガラス天板3と排気蓋14を一体化して天板部20を構成することができる。
この天板部20の構成により、バーナ4の設置領域を全体的に器具1の後方側に移動することができるため、器具1の前方側に操作部8及び表示部9を設置するためのスペースを確保することができ、ガス調理器のように器具1の上面側で裸火による燃焼部を有する機器において、操作性を向上させる目的で操作部を器具上面に設置するための有効な構成を提供することができる。
以上のように本実施の形態においては、バーナ4へのガスの供給と遮断を行うガス供給部23を電気信号で駆動する弁駆動手段を用いて構成することで、操作信号を入力する操作部8や表示部9は前記ガス供給部23やその制御手段22の設置位置に左右されることなく独立して自由な位置に設置することができ、バーナ4の火炎による熱的影響、操作性、視認性等を考慮し、天板3上の温度的に設置可能なバーナの熱影響が少ない天板3の上面手前側に配置することが可能になり、操作性、視認性、掃除性を向上することができる。
また、器具1上面の手前側に操作部8、表示部9及びコンロバーナ4の一部を配置するガラス天板3を設け、その後方側に排気口10及び換気口12を設けた排気蓋14を配置し、その排気蓋14にコンロバーナ4cを装着する開口15を設け、排気口10と換気口12に挟まれるように1つのコンロバーナ4cを設ける構成としているため、複数のバーナ4a,4b,4cの設置領域を全体的に後方側に移動させることができ、天板3の大きさを変えることなく、ガラス天板3の手前側に操作部8や表示部9を配設するスペースを確保することができる。
また、排気蓋14を天板保護部材18に締結することでガラス天板3を挟み込むように支持し、排気蓋14の固定を兼ねてガラス天板3を挟み込んで支持することができるため、ガラス天板3の端面補強を確保しつつ、デザイン性を高めるための構成の簡素化を図ることができる。
また、排気蓋14に段押し加工を追加するだけで設けた段押し部17により五徳受け部を構成することができ、別部材を用いる必要がないため、構成の簡素化を図ることができる。
また、排気口10と換気口12の設置領域にコンロバーナ4cの一部が配置されるように構成しているため、器具1上面におけるバーナの設置領域を全体的に後方に移動させることができ、天板3の大きさを変えることなく、ガラス天板3の手前側に操作部8や表示部9を配設するスペースを確保することができる。
また、排気口10と換気口12には、その開口を覆うように着脱自在な排気口カバー11及び換気口カバー13をそれぞれ載置しているため、異物の侵入を防止し、グリル部からの排気ガスを均一に排出することができる。
また、操作部に静電スイッチを用いることによりガラス天板上面に操作つまみ等が張り出すことがなく、操作部を含む天板全面をガラス体で覆うことができるため、操作性、デザイン性及び掃除性を飛躍的に向上することができるとともに、表示ケース21に収納することでバーナからの熱的影響を軽減することができる。
さらに、それぞれのコンロバーナに対応した第1の表示部を設けると共に、どのコンロバーナが運転しても表示動作を開始する第2の表示部を設けているため、コンロバーナが燃焼を開始しバーナ設置領域が高温状態になったとき、その状態を表示することが可能となり、使用者への注意喚起を確実に促すことができる。
また、図5は本発明の実施の形態における同ガス調理器の表示部を示す図、図6は表示部における火力調節の表示形態を示す図である。
まず、操作部8には図3に示すように、コンロバーナ4a,4b,4cに対応してそれぞれ点火/消火キー30、火力アップキー31、火力ダウンキー32、タイマーキー33、ロック解除キー34を備えた操作部8a,8b,8cが設けられている。点火/消火キー30は点火または消火の指示を行うときに操作するキーで、運転スイッチ7をオンした後、ロック解除キー34を操作することで点火操作が有効となる。タイマーキー33は調理時間を設定するためのキーで、予め設定された時間を最大として任意に設定可能であり、設定時間が経過すると自動的に燃焼動作を停止させる。ロック解除キー34は誤操作防止用のキーで、消火状態において他のキー操作を無効にするもので、このロック解除キー34を操作しない限り他のキー操作を受付しないようにしている。
そして、火力アップキー31と火力ダウンキー32は火力調節を増大方向または減少方向に変更するためのキーで、1回のキー操作で予め定めた火力幅で増大したり減少したりすることができ、このキー操作に連動して図6(a)に示すように、表示部9に設けた火力表示手段35が点灯表示をしながら段階的に変化し、この段階的な変化によって火力調節の状態を確認することができる。このように、キー操作に連動して予め定めた火力幅で段階的に火力調節を行うとともに、火力表示を行う機能を通常火力調節機能と定義している。
また、所定の火力設定状態で火力アップキー31または火力ダウンキー32を長押し操作すると、その時の火力設定と次段の火力設定の間で微調節を行うことができる中間火力設定モードにすることができ、この中間火力設定モードになると、火力アップキー31または火力ダウンキー32を通常のキー操作を行うことで、現在の火力設定と次段の火力設定の間でさらに細かい火力調節を行うことができる。そして、このときの火力表示は長押し操作により中間火力設定モードに入ったとき、図6(b)に示すように、次段の火力設定に対応する火力表示手段35を点滅表示させることで報知するようにしている。つまり、現在の火力設定と次段の火力設定に対応する火力表示を異なる表示形態の組合せとすることで、通常火力設定モードから中間火力設定モードに変更したことを報知するようにしている。このように、火力調節キーの特定操作によって段階的火力調節幅内の火力を微調節可能な設定にするとともに、現在の火力表示と次段の火力表示の組み合わせで中間火力表示を行う機能を中間火力調節機能と定義している。
以上のように本発明は、天板の大きさを変えることなく、ガラス天板の手前側に操作部
や表示部を配設するスペースを確保することができ、かつ、大きく火力を変化させる場合と細かく火力を調節する場合の火力調節操作を簡単に行うことができ、さらに、その状態を容易に確認することができるため、天面操作器具の火力調節機能を有する調理器具全般に適用できる。
本発明の実施の形態におけるガス調理器の使用形態を示す図 同ガス調理器の概略断面図 同ガス調理器概略上面図 同ガス調理器の天板部の分解図 同ガス調理器の表示部を示す図 同ガス調理器の表示部の拡大図
符号の説明
3 ガラス天板
4 バーナ
5 グリル部
8 操作部
9 表示部
10 排気口
12 換気口
14 排気蓋
18 天板保護部材
19 枠体
21 ガス供給部(ガス流量制御装置)
22 制御部
31、32 火力調節キー
35 火力表示手段

Claims (6)

  1. ガラス体を用いたガラス天板に設けた開口に臨む複数のコンロバーナと、前記コンロバーナの下方に位置しグリルバーナを内蔵すると共に前記天板と同一面に配置した排気口に連通するグリル部と、前記排気口と並設し器具内の換気を行う換気口と、前記排気口と換気口を一体的に構成すると共に前記コンロバーナの開口を有する排気蓋と、前記各バーナへのガスの供給と遮断を行うと共に弁駆動手段を介してガス流量を制御するガス流量制御装置と、前記ガス流量制御装置に駆動信号を供給する制御手段と、前記制御手段に所定の操作信号を入力指示する操作部及び前記コンロ本体の作動状態を表示する表示部を前記ガラス天板上に備えたガス調理器であって、
    前記ガラス天板は、その下方に設け外周を略コの字状に成形した金属枠を有する天板保護部材で3辺が支持されると共に、残り1辺が前記排気蓋で端面を覆うように支持され、前記ガラス天板に少なくとも1つ以上のコンロバーナを配置し、前記排気蓋に1つのコンロバーナを配置した構成とし、
    前記操作部にて火力設定を行う際、火力調節キーの操作に連動して調節を行うとともに、前記火力調節キーに対応して段階的に表示を変化させながら火力を調節する通常火力調節機能と、前記火力調節キーの特定操作により、前記通常火力調節機能における段階的な調節幅内の中間火力を調節する中間火力調節機能を備え、
    前記中間火力調節機能が設定されたとき、通常火力調節時の火力表示形態とは異なる表示形態で表示する火力表示手段を設けたことを特徴とするガス調理器。
  2. 中間火力調節機能が設定されたとき、火力調節キーの操作により、通常火力調節機能における段階的調節幅内の火力調節を可能とした請求項1記載のガス調理器。
  3. 中間火力調節機能が設定されたときの火力表示と、次段の火力表示の2つの火力表示を組み合わせて、中間火力の表示を行うことを特徴とする請求項1または2記載のガス調理器。
  4. 中間火力調節機能が設定されたときの火力表示を点灯表示とし、次段の火力表示を点滅表示とすることで中間火力の表示形態としたことを特徴とする請求項3記載のガス調理器。
  5. 操作部に配設した1組の火力調節キーにより、通常火力調節用と中間火力調節用の火力調節キーを兼用した請求項1〜4のいずれか1項記載のガス調理器。
  6. 中間火力調節機能の設定は、通常火力調節機能において増大方向の火力調節時及び減少方向の火力調節時のどちらも設定できる構成とした請求項1〜5のいずれか1項記載のガス調理器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011117645A (ja) * 2009-12-02 2011-06-16 Rinnai Corp 加熱調理器
JP2013062173A (ja) * 2011-09-14 2013-04-04 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱調理器及びそのプログラム
CN103162315A (zh) * 2011-12-16 2013-06-19 林内株式会社 燃气炉具

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