JP5444164B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

実施の形態は、扉オープンボタン収容構造に特徴を持つ冷蔵庫に関する。
オープンボタンをプッシュすることで扉オープンスイッチを投入し、扉開放用ソレノイドを動作させて扉を解放する扉自動オープン機構を備えた冷蔵庫が知られている。そのような冷蔵庫では、扉側に凹設したボックス収容部内にボタンボックスを取り付け、そのボタンボックスに表側からオープンボタン機構を挿入して嵌合させることによって取り付ける構成である。このような扉オープンボタン構造では、オープンボックスの扉表側から見える開口部の周縁には、ボタン飾り枠を嵌め込んで化粧する必要がある。
従来、このようなボタン飾り枠は細い樹脂製の枠体であり、その裏面の周囲に突設したリブの外周面をオープンボックスの開口部内周面に弾性的に嵌合して取り付ける構成であった。このような細い樹脂製の枠体で成るボタン飾り枠は、成形後に内倒れして内側に撓み変形する傾向があり、そのために、経時変形により、オープンボックスの開口部から内側に撓んで開口部の周縁との間に隙間が発生し、外観を悪くする問題点があった。
本発明は、このような従来技術の課題に鑑みてなされたもので、経時変形しにくく、見た目を悪化させないで美観を長期間維持できる扉オープンボタン装置を備えた冷蔵庫を提供することを目的とする。
実施の形態は、扉に凹設されたオープンボタン取付孔にボタンボックスを設置し、前記ボタンボックスの前面開口部に嵌合して前記ボタンボックス取付孔の周縁前面にボタン飾り枠を設置し、前記ボタンボックス内にオープンボタン機構部を設置し、前記オープンボタン機構部のオープンボタンの押し込み操作にて扉オープンスイッチを投入し、前記扉を自動開放するようにした冷蔵庫であって、前記ボタンボックスの前記前面開口部の周縁を二重壁にし、前記ボタン飾り枠の裏面に形成された嵌合部を前記二重壁の内側壁の外側に嵌合させて当該ボタン飾り枠を前記ボタンボックスの前面開口部に取り付けたことを特徴とする。
1つの実施の形態の冷蔵庫の斜視図。 上記冷蔵庫の左扉の下部に取り付ける扉オープンボタン装置の分解斜視図。 上記左扉のボタン取付部の分解斜視図。 上記冷蔵庫に取り付けられた扉オープンボタン装置の水平断面図。 図4におけるA部拡大断面図。 上記冷蔵庫のボタン取付部に取り付けるオープンボタン機構部をそのボタン表板をボタンベース部から取り外した状態を前方から見た分解斜視図。 上記冷蔵庫のボタン取付部に取り付けるオープンボタン機構部をそのボタン表板をボタンベース部から取り外した状態を後方から見た分解斜視図。 上記冷蔵庫のボタン取付部にオープンボタン機構部を取り付けた状態の側面断面図。 図8におけるB部拡大断面図。 上記冷蔵庫のボタン取付部にオープンボタン機構部を取り付けた状態の水平断面図。 図10における一部拡大断面図。 上記冷蔵庫のボタン取付部に取り付けるオープンボタン機構部にねじりコイルバネを用いた変形例の分解斜視図。 上記冷蔵庫のボタン取付部に取り付けるオープンボタン機構部にねじりコイルバネを用いた変形例の別の分解斜視図。 上記変形例で用いるねじりコイルバネの斜視図。
以下、実施の形態を図に基づいて詳説する。図1に1つの実施の形態の冷蔵庫1の全体を示している。冷蔵庫1は、上約半分を観音開き式に開閉する2枚の扉11,12にて閉塞される冷蔵室2とし、その下に野菜室3、その下に製氷室4と上貯蔵室としての上冷凍室5、さらにその下に下貯蔵室としての主冷凍室6を区分して設けてある。
冷蔵室2の前面開口部には、該開口部を幅方向に区分し、冷蔵本体の左右両側に設けたヒンジ21,22で回動自在に枢支した観音開き式の(向かって左の)左扉11及び(向かって右の)右扉12を設けあり、両扉11,12により閉塞される構成である。
冷蔵庫1の外箱、扉11,12は発泡ウレタンの充填された断熱パネルにて構成されている。扉11,12の所定位置に形成したボタンボックス取付孔32Aにボタンボックス322を挿入し、例えば粘着テープその他の固定手段にて固定しておき、この状態でウレタン断熱材の液を扉11,12の内部に注入して発泡させることにより、扉11,12を発泡ウレタンの充填された断熱パネルと成している。
図3に示すように、扉11,12それぞれのボタンボックス取付孔32Aにボタンボックス322を嵌め込み、このボタンボックス322に対して化粧材のボタン飾り枠321を嵌め込んでボタン取付部32を構成する。そして、図2に示すように、扉11,12それぞれに取り付けられたボタン取付部32に対して、後述するオープンボタン組体300を前方から押し込んで弾性的に嵌合させて固定し、最後にこのオープンボタン組体300に対して化粧板のボタン表板301を嵌め込んでオープンボタン機構部30を完成させる。
このオープンボタン機構部30の詳しい構成は後述するが、最も表側のボタン表板301を押し込む操作により、タクトスイッチで成る内部のオープンスイッチ51が動作し、これに伴って冷蔵庫1の天部前端位置に設置した扉オープン用ソレノイド52が作動してプランジャを押し出し、左右の扉11,12を自動的に押し出してオープンさせる。
図2、図3に示したように、扉11,12それぞれのボタン取付部32は、扉11,12の表側の所定の場所に上下に長いボタンボックス取付孔32Aを形成し、その取付孔32Aの周縁にボタンボックス322を裏側から押し当て、係止凸片3225を取付孔32Aの周縁において扉11,12の表側に弾性的に係合することによって仮固定している。そして、扉11,12の表側からボタンボックス322の縁に沿ってボタン飾り枠321を嵌め合わせ、扉11,12の表板を表裏から挟持した構造である。
さらに、図4、図5に詳しく示すように、ボタンボックス322の開口前縁部は二重壁構造にしてあり、全周に渡り、外側に拡がるように段を成して外側壁として開口部フランジ3221が形成してある。そして、この開口部フランジ3221の内側に、内側壁として矯正リブ3222がボタンボックス322の内面とほぼ面一になるように形成してある。これらの開口部フランジ3221と矯正リブ3222との間には、開口部全周に渡り凹溝3223が形成されている。さらに、矯正リブ3222の前記凹溝3223に面する外側面の所定の箇所には、被係止部として係止孔3224が形成してある。
一方、ボタン飾り枠321の裏面の全周縁には、内側に曲がる段部3213を経て嵌合部3211が突設してある。嵌合部3211は、ボタンボックス322側の矯正リブ3222の周囲よりも若干大きい周寸法にしてあり、この嵌合部3211の内側面の所定の箇所、前記係止孔3224に対応する複数カ所、例えば、両側4カ所ずつには、係止部として係止凸起3212が形成してある。そして、ボタン飾り枠321をボタンボックス322に前側から組み付けた時には、嵌合部3211が矯正リブ3222の周りに被さり、係止凸起3212が係止孔3224に係入して係止され、これによりボタン飾り枠321がボタンボックス322に組み付けられて一体化し、両者のフランジ322Aとボタン飾り枠321の張出し部3214の裏面との間で扉11,12の表板を挟持すると共に、外壁であるフランジ3221の内周面と段部3213から前方に延びる延出部3215との隙間が隠される形でこれらの扉11,12に組み付けられ、ボタン取付部32が完成する。
このようにボタン取付部32を構成することにより、ボタン飾り枠321はボタンボックス322の矯正リブ3222によって内側から外に向く力よって弾性的に支持される構造となる。細い樹脂製の枠体で成るボタン飾り枠321は、成形後に内倒れして内側に撓み変形する傾向があるが、このように内側から外に向く力によって支持されることで、経時変形によって内側に撓み変形することが防止され、製造当初の形状を長期に渡り維持できる。また少々の成形不良で当初から内倒れが発生していてもその形状を正規の矩形に戻してその形状を保持することもできる。よって、矯正リブ3222と嵌合部3211との隙間は一定に保たれ、美観を維持できる。
次に、上記のボタン取付部32に対するボタン機構部30の取り付けについて説明する。図2に示したように、ボタン取付部32は表側(前方)に開口する矩形のボタンボックス322を有している。このボタンボックス322の内側面の複数カ所には前方側には抜けないようにする係合部323が形成してある。これに対して、オープンボタン機構部30の基板保持部材304の外側面には、前記係合部323に係合して前方に抜け出ないように係止される係合用凸起305が形成してある。これにより、図2に示すように、組み上がった状態のオープンボタン組体300をボタンボックス32に前方から押し込むことにより、係合用凸起305が係合部323に係合して前方に抜け出ないように係止され、このオープンボタン組体300に収容された状態になる。
オープンボタン機構部30の構造は、次の通りである。オープンボタン機構部30は、冷蔵庫1に向かって表側、すなわち、前側から後側に順に化粧板で成るボタン表板301、このボタン表板301の裏側に組み付けられて一体化されるボタンベース部材302、タクトスイッチで構成されるオープンスイッチ51が長手方向(冷蔵庫1にあっては上下方向)の上位置、下位置それぞれに設置されているスイッチ基板303、そしてU字断面形状の基板保持部材304から構成されている。
特に図6、図7に詳しいように、ボタン表板301の裏面の長手方向に沿った両側にはフランジ部3013が形成してあり、このフランジ部3013の複数カ所に、嵌合用の弾性片3011が独立に形成してある。この嵌合用弾性片3011それぞれには、係止用孔3012が形成してある。これに対して、ボタンベース部材302はU字断面形状の箱形をし、その長手方向に沿った両側には、前記嵌合用弾性片3011に対応する複数の位置それぞれに嵌合用弾性片3021が形成してあり、この嵌合用弾性片3021それぞれには外側に突出する係止用凸起3022が形成してある。ボタン表板301に対してボタンベース部材302は、その各嵌合用弾性片3021を各嵌合用弾性片3011に内側から押し入れ、係止用凸起3022を係止用孔3012に内側から弾性的に係合させることによって一体化する。図2に示すように、ボタンベース部材302、スイッチ基板303そして基板保持部材304を組み付けて組体300とし、これをボタン取付部32内に嵌め込んだ後に、ボタン表板301をそのボタンベース部材302に上の手法により嵌合して一体化し、ボタン機構部30の完成と同時にボタン取付部32への取付が完了することになる。
ボタンベース部材302には、その底面の裏側部分の上下に離れた2カ所それぞれにバネ受け凹部3023が形成してある。また、上側のバネ受け凹部3023よりも上寄りの位置、また下側のバネ受け凹部3023よりも下寄りの位置それぞれに、スイッチ基板303上の上下それぞれのオープンスイッチ51に対向する位置それぞれに、弾性押し片3024を切込によって形成してある。この弾性押し片3024は、スイッチ基板302のオープンスイッチ51を押し下げて投入し、前述の扉オープン用ソレノイド52を作動させる。また、この弾性押し片3024は、オープンボタン31が強く押し込まれた場合には大きく反るように弾性変形し、オープンスイッチ51に過度に押し込む力がかからないように保護する働きもする。
ボタンベース部材302の長手方向に沿った両側面それぞれの底部の上下2カ所に、したがって両側全部で4カ所に、それぞれ後ろ方向に半円状あるいは舌状のアーム部3025が延出させてある。各アーム部3025の先端部近くの外側面には、短円柱状で、かつ先端部が斜めにカットされた形状の係合用ピン3026が突設してある。アーム部3025の根本部分にはスリット3028が切ってあり、このスリット3028によりアーム部3025の全体がボタンベース部材302の横幅方向に弾性的に変形できるようにしてある。
これに対して、U字断面形状の基板保持部材304の両側壁部の4カ所それぞれには、嵌合固定部3041を形成してあり、かつ、各嵌合固定部3041には前後方向、つまり、ボタンベース部材302の押し込み、抜き出し方向に長い係合用長孔3042が形成してある。これらは、ボタンベース部材302に設けたアーム部3025、係合用ピン3026に対応している。
また、基板保持部材304の底部の幅方向の中央で長手方向に離れた2カ所、ボタンベース部材302に形成されているバネ受け凹部3023に対向する位置それぞれには、バネ受け凸起3043を突設してある。さらに、基板保持部材304の底部の長手方向の両脇4カ所には基板係止片3044が立設してある。
これにより、図8、図10に示すようにしてボタン表板301、ボタンベース部材302、スイッチ基板303、基板保持部材304を一体に組み付けてオープンボタン機構部30を組み立てる。すなわち、スイッチ基板303を基板保持部材304内に前側から挿入し、その長手方向の2カ所に設けたバネ通し孔3031を対応する位置のバネ受け凸起3043に通し、さらにスイッチ基板303を強く押し込むことによって、このスイッチ基板303の長手方向の両側端面部分を両側の基板係止片3044間に弾性的に押し込み、基板係止片3044の弾性によってスイッチ基板303の両側端面部分を係止し、固定する。このスイッチ基板303の底面側は、基板保持部材304の底部内角部に形成した受け座3045にて受け止められ、上側からの基板係止片3044による弾性力と相まって固定される。
続いて、バネ通し孔3031にコイルバネ53を挿入してその一端部をバネ受け凸起3043にて受け止めさせてコイルバネ53を自立させた状態にする。そして、ボタンベース部材302を基板保持部材304に前方から強く押し込む。これにより、ボタンベース部材302の各アーム部3025がスリット3028の部分の弾性変形によって基板保持部材304側の嵌合固定部3041の内側に撓んで入り込み、各係合用ピン3026が係合用長孔3042内に滑り込んで内側から係合する。これにより、円柱状の係合用ピン3026が係合用長孔3042内を前後方向(ボタン押し込み方向)にはその長孔の長さ寸法分だけはスライド可能な状態にし、かつそれ以外の方向には移動が規制された状態にしてボタンベース部材302が基板保持部材304に組み付けられ、図2に示したボタン機構組体300ができる。そして、このボタン機構組体300をボタン取付部32に嵌め込んで組み付け、最後にボタン表板301をボタンベース部材302に上の方法によって組み付けてボタン取付部32に対するボタン機構部30の取付が完成する。
この完成状態においては、コイルバネ53が長手方向の2カ所に存在し、基板保持部材304からオープンボタン31を前方に押し出す反発力を付勢しているので、係合用ピン3026が係合用長孔3042の前端(冷蔵庫1にあって最手前側)の端部までスライドした状態に弾性的に保持される。この状態が、何も力を加えない自然状態となる。図1、図10は、オープンボタン機構部30については、この自然状態を示している。この冷蔵庫扉11,12に組み付けて、自然状態にある時、オープンボタン機構部30のオープンボタン31の前面(表から見える飾り面)は扉11,12の表面とほぼ面一になる設定である。
本実施の形態の冷蔵庫1において、扉11,12を開ける場合には、左右の扉11,12のどちらかのオープンボタン31を押し込む操作をする。これにより、オープンボタン31はコイルバネ53のバネ力に抗して沈み込み、弾性押し片3024が対向しているオープンスイッチ51を押し込んでオン動作させ、これに伴って冷蔵庫1の天部前端位置に設置されている扉オープン用ソレノイド52が作動してプランジャを押し出し、左右の扉11,12を自動的に押し出してオープンさせる。
次に、ボタン機構部30とボタン取付部32との間のクリアランス規制構造について説明する。図8、図9に示すように、ボタン取付部32を構成するボタン飾り枠321の内壁面において、ボタン表板301の長手方向(冷蔵庫1の上下方向)の少なくとも下側端面に対向する部分に縦方向クリアランス保持リブ401が適切な間隔を開けて複数カ所に形成してある。この縦方向クリアランス保持リブ401は、ボタン機構部30が自重でボタン取付部32内で上部下部に等間隔のクリアランスが形成されるようにボタン表板301を保持する。
また、図10、図11に示すように、ボタン取付部32のボタンボックス322の開口部の内側の矯正リブ3222の長手方向の両壁の内側面それぞれにおいて、ボタン表板301の裏面のリブ3011の長手方向両側面それぞれに対向する部分に横方向クリアランス保持リブ402が適切な間隔を開けて複数カ所に形成してある。同様に、ボタン表板301の裏面のフランジ部3013の長手方向両側それぞれの外側面にも横方向クリアランス保持リブ403が形成してある。ここで、図11に示すように、横方向クリアランス保持リブ402,403により形成されるボタン表板301のフランジ部3013の外側面とボタンボックス322の矯正リブ3222の内側面との間の隙間寸法d1は、ボタン飾り枠321の内側面とボタン表板301の側端面との間の隙間寸法d2よりも小さく設定してある(d1<d2)。
これにより、これらの横方向クリアランス保持リブ402,403は、化粧板で成るボタン表板301がボタン操作によって押し込み方向にスライドするときに、その長手方向両端面がボタン飾り枠321の内壁面に擦れ、双方の表面に傷が発生しないようにクリアランスを形成し、また、ボタン表板301の外周面とボタン飾り枠321の内周面との間のクリアランスをほぼ一定に維持する。ボタン飾り枠321については、通常、その表側の張り出し部分にのみ金属メッキその他の表面化粧処理がしてあり、後部の嵌合部3211に対しては樹脂色のままとされる。
そこで、本実施の形態のように、段部3213と矯正リブ3222との隙間を端面張出し部3014によって覆うようにボタン表板301を配置することにより、隙間が使用者から見えず、美観がより向上する。また、特に、ボタン飾り枠321の内側面とボタン表板301の開口部内側面との間の隙間寸法d2を小さくすることにより、隙間を覆い隠すことができる。こうして、ボタン表板301の外周面とボタン飾り枠321の内周面との間のクリアランスを一定に維持すると共に、そのクリアランスを小さくして奥の樹脂部が外から見えないようすることにより、扉オープンスイッチ部分の美観を長期に渡り保つことができる。
以上により、本実施の形態の冷蔵庫1では、ボタン取付部32のボタン飾り枠321をボタンボックス322の開口部に二重に設けた内側の矯正リブ3222に対して外側から嵌合、係止させて一体化する構造としたので、成形不良や他の原因で細くて内倒れの変形が発生しやすいボタン飾り枠321をその内側から形状保持することができ、経時変形を防止して長期にわたり美観を保つことができる。
また、ボタン表板301の外周面とボタン飾り枠321の内周面との間のクリアランスを全周に渡って所定の寸法で保持できるので、ボタンの動きを阻害することになく、しかもこの点からもボタン部分の美観を高めることができる。さらに、ボタン表板301の外周面とボタン飾り枠321の内周面との間のクリアランスからその後側の樹脂部分を見えなくしているので、この点でも美観を高めることができる。
尚、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、要旨を変更しない範囲で構成の変更が可能である。
例えば、ボタン機構部の弾性手段であるコイルバネ53の代わりに、ねじりコイルバネ54を採用することもできる。この場合、図12、図13に示すように基板保持部材304にねじりコイルバネ54を支持させ、ボタンベース部材302に弾性力を与えるようにすればよい。図14に示すように、ねじりコイルバネ54は、針金状のバネ材がコイル状に巻かれてなるコイル部54aと、このコイル部54aの一端から接線方向に引き出された第1腕部54bと、コイル部54aの他端から接線方向に引き出されたコ字状の第2腕部54cとを備えて構成されている。
基板保持部材304には、スイッチ基板303と位置決めするための凸起3043が二つ設けられ、その間に小凸起3046が設けられている。スイッチ基板303にはその3つの突起を受ける孔3031、3032が設けれており、それぞれに突起が挿入されることによりスイッチ基板303は基板保持部材304に位置決めされる。
そして基板保持部材304の底面には、穴304bが設けられておりその側面にねじりコイルバネ54のコイル部54aを支持する支持部304aが設けられ、さらに穴304bの中間部に橋状に第1腕部54bを係合支持する溝部304cが設けられている。
またスイッチ基板303の側面には、第2腕部54cのコイル部54aから延びる線材が通過できる大きさの切り欠き部303aが形成されている。
これら構成において、取り付け方法としては、基板保持部304の支持部304aにコイル部54aを支持するとともに、第1腕部54bを溝部304cに係合させながら第1腕部54bの先端を穴304bを通して基板保持部材304の裏面に位置させることで、基板保持部304にねじりコイルバネ54を取り付ける。そして第2腕部54cを避けながら、基板保持部304の突起3043、3046を孔3031、3032に挿入することで基板保持部304上にスイッチ基板303を取り付ける。そして位置決め孔3032から突出した小凸起3046に第2腕部54cの先端が引っ掛かるように配置することにより、ねじりコイルバネ54の第2腕部54cがスイッチ基板303の上方に位置するように配置され、図13に示すように基板保持部材304とねじりコイルバネ54が弾性可能に取り付けられる。
この構成によりボタンベース部材302と第2腕部54cの曲がり部が当接されてボタンベース部材302が押し込まれる力に対しバネ反発力を与えることができ、ボタンベース部材302の押圧にしたがって第2腕部54cが押圧方向に移動することによりオープンスイッチ51が押されるようになる。
1 冷蔵庫
11,12 扉
30 オープンスイッチ機構部
300 オープンボタン組体
301 ボタン表板
3013 フランジ部
304 基板保持部
31 オープンボタン
32 ボタン取付部
321 飾りボタン枠
3211 嵌合部
3212 係止凸起(係止部)
3213 段部
322 ボタンボックス
3221 開口部フランジ
3222 矯正リブ
3223 凹溝
3224 係止孔(被係止部)

Claims (7)

  1. 扉に凹設されたオープンボタン取付孔にボタンボックスを設置し、前記ボタンボックスの前面開口部に嵌合して前記ボタンボックス取付孔の周縁前面にボタン飾り枠を設置し、前記ボタンボックス内にオープンボタン機構部を設置し、前記オープンボタン機構部のオープンボタンの押し込み操作にて扉オープンスイッチを投入し、前記扉を自動開放するようにした冷蔵庫であって、
    前記ボタンボックスの前記前面開口部の周縁を二重壁にし、
    前記ボタン飾り枠の裏面に形成された嵌合部を前記二重壁の内側壁の外側に嵌合させて当該ボタン飾り枠を前記ボタンボックスの前記前面開口部に取り付けたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記ボタン飾り枠の嵌合部の内側面に係止部を形成し、前記ボタンボックスの内側壁の外側面に被係止部を設け、前記ボタン飾り枠の嵌合部の係止部を前記ボタンボックスの内側壁の被係止部に係止して当該ボタン飾り枠を前記ボタンボックスの前面開口部に取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記ボタン飾り枠の嵌合部に前記係止部として係止凸起を形成し、前記ボタンボックスの内側壁の外側面に前記被係止部として係止孔を形成し、前記係止凸起を前記係止孔に係止したことを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記ボタン飾り枠の内側面の複数カ所にクリアランス用リブを形成し、前記オープンボタンの周面に対向させたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  5. 前記オープンボタン機構部の外側面と前記ボタンボックスの内側面との少なくとも一方の側面の複数カ所それぞれにクリアランス用リブを形成し、当該クリアランス用リブが対向する相手方の側面に当接することにより、前記飾り枠の内周面とオープンボタンの外周面との間のクリアランスを一定に保持するようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  6. 前記クリアランス用リブは、弾性変形可能なものであることを特徴とする請求項5に記載の冷蔵庫。
  7. 前記ボタン飾り枠の内周縁裏面から後方と内方向に延びる段部を介して前記嵌合部が延出するように、当該段部及び嵌合部を形成し、
    前記オープンボタン機構部は、前記オープンボタンの周縁部が前記段部の前方に位置して当該段部を覆うようにして前記ボタンボックスに取り付けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の冷蔵庫。
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