JP5277016B2 - 空気調和機の室外機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機の室外機に係り、特に、筐体に対する取っ手の取付け構造の改良に関する。
空気調和機の室外機においても、運搬の際に、作業者の手指を引っ掛けるための取っ手が必要である。通常、筐体は板金製もしくは樹脂モールド製であり、構造の簡素化を図るために、筐体とは別体に取っ手を製作しておき、完成した取っ手を筐体に取付け固定している。
たとえば、[特許文献1]には、筐体における表面パネル(外郭ケース)に設けた挿入孔に、運搬用の袋取っ手を押込み状態に取付けた構造が開示されている。この発明の特徴は、取っ手の下部と表面パネルとの結合部に、雨水の水切り機能を持たせた弾性掛止片を一体に付設することにある。
また、[特許文献2]には、樹脂成形品で製作される取っ手が開示されていて、略長方形形状の平面部を備え、この平面部の表面側で中央部手前方向に凸形状の運搬用の指掛け部が配設される。上記指掛け部は、手指の第2関節まで指掛けできる寸法を確保している、とある。
この発明の特徴は、室外機の側板に開口部を設け、この開口部の上縁と下縁に舌片を設ける一方で、取っ手の平面部内面側に係合片を設けている。そして、取っ手を側板開口部に押し当てたあと、左右にスライドして舌片と係合片を係合し、取っ手を側板に取付けることにある。
特開平4−187920号公報 特開2001−208377号公報
しかしながら、[特許文献1]の取っ手は筐体内に突出していて、手指を引掛けるのに必要な長さを確保する分、筐体の大型化を招く。さらに、取っ手を持ったとき、室外機の全重量が取っ手から天板にかかる。したがって、天板の板厚を分厚くして強度を高める必要があり、その反面、コストアップに繋がってしまう。
[特許文献2]の取っ手は、取っ手を持ったときの室外機全重量を、取っ手から天板や側板に分散させ、負荷を軽減できる。ただし、側板に複数の舌片を設け、取っ手に複数の係合片を設けることから、これらの構造が複雑化し金型や部品加工に係る費用が増大するとともに、取っ手の平面部が側板表面に大きく露出して外観が損なわれている。
本発明は上記事情に着目してなされたものであり、その目的とするところは、筐体を構成する側板と天板の形状構造の簡素化を保持しながら、取っ手の取付け作業性の容易化を図り、運搬時における荷重の分散化を図って安全性の向上を得られる、取っ手構造を備えた空気調和機の室外機を提供しようとするものである。
本発明における空気調和機の室外機は、外郭を構成する筐体が、側板と底面部とを備え天面が開口する本体部と、この本体部の側板上端に嵌り合い側板に取付け固定される周縁部および天面を閉塞する天面部を備えた天板とからなり、取っ手は天板の周縁部と側板上端との間に介設され、側板は上端縁から離間した下方部位に開口部を備え、天板は周縁部下端縁から互いに略ハの字状に傾斜する一対の傾斜辺とこの上端相互に亘り天面部と並行な上辺とからなる切欠部を備え、取っ手は、組立てた状態で側板と天板周縁部から外方へ突出し手指を引掛けるための指掛け部と、指掛け部の基端から上方へ延設され天板の切欠部に掛合する段差部を有する受け用突部と、指掛け部の基端から下方へ延設され側板の開口部に挿入し嵌め込まれる係合突部を備えている。
そして、上記取っ手の係合突部は、左右幅方向に沿って所定の間隔を存し、かつ上下方向に亘って並設される複数条の縦リブを備え、
上記縦リブは、係合突部から上記受け用突部に亘って延設され、中途部に上記側板開口部状端縁に掛止する段部を備えている。
本発明によれば、天板と側板の形状構造を簡素化したうえで取っ手の取付け作業性が容易化し、かつ取っ手を握って室外機を持ち上げた際に、室外機全重量を天板と側板へ分散して安全性の向上を得られる空気調和機の室外機を提供しようとするものである。
本発明の一実施形態に係る、空気調和機の室外機の外観を示す斜視図。 同実施の形態に係る、側板の一部斜視図。 同実施の形態に係る、側板に天板を取付けた状態の一部斜視図。 同実施の形態に係る、取っ手の外観斜視図と、取っ手の縦断面図と、取っ手の内面側の斜視図。 同実施の形態に係る、取っ手を側板に取付ける作業を説明する図。 同実施の形態に係る、側板に取っ手を取付けた状態の側板外面側から見た斜視図。 同実施の形態に係る、側板に取っ手を取付けた状態の側板内面側から見た斜視図。 同実施の形態に係る、取っ手を取付けた空気調和機室外機の一部斜視図。 同実施の形態に係る、取っ手を取付けた空気調和機室外機の一部縦断面図。
以下、本発明の一実施形態に係る空気調和機の室外機について、図面にもとづいて説明する。なお、各図において適宜構成を概略的に示している。
図1は空気調和機の室外機Sの外観斜視図である。
室外機Sは、たとえば金属板金製または樹脂モールド成形品であって、外郭を構成する矩形箱状の筐体1と、この筐体1内に収容される室外熱交換器2のほか、図示しない送風機、圧縮機などを備えて構成されている。
筐体1は、平面視で矩形状に形成される前後左右面部をなす側板3と、この側板3の下端に一体に連設される底面部からなり、天面が開口する本体部4と、この本体部4の側板3上端に後述するように嵌り合い、本体部4の天面開口部を閉塞する天板5とから構成される。
筐体1の側板3前面部にはグリル6が嵌め込まれた吹出し口7が設けられていて、この吹出し口7に対向する筐体1内部に上記送風機が配置される。側板3の一側面と、側板3の図示しない背面には、複数の横桟で仕切られた吸込み口8が設けられていて、これら吸込み口8に対向する筐体1内部に上記室外熱交換器2が配置される。
上記天板5は、側板3上端に嵌り合い、取付けねじ等の取付け具9を介して側板3に取付け固定される周縁部5aと、本体部4の天面を閉塞する天面部5bとから構成される。筐体1の左右両側面で、この上部である天板周縁部5aと本体部側板3上端との間には、取っ手10が設けられている。図1では、左側部の取っ手10のみ示している。
以下、筐体1に対する取っ手10の取付け構造および、取っ手10自体の構造について詳述する。
図2は側板3の上端一部を拡大して示す斜視図であり、図3は側板3上端に天板5が嵌め込まれた状態の一部斜視図である。
側板3の上端は、吸込み口8が設けられる部分から上方部位は、一段内側に引っ込んだ段部3aとなっている。特に、側板3の側面における段部3aは、互いに逆ハの字状に傾斜する一対の傾斜辺aと、これら傾斜辺aの下端相互に亘り側板3上端縁と並行な下辺bから凹陥形成される。
段部3aから側板3上端縁までの間は、段部3aから下方部位の板面と並行な平面の板部3bである。この板部3b側面で、段部3aの凹陥形成と対向する部位に、上下方向寸法がA、左右幅寸法がBの横長矩形状の開口部12が設けられる。
そして、板部3bには、開口部12の左右側部から離れた部位に、矩形状のねじ座13が外面側に突設されていて、それぞれのねじ座13の略中央部に、ねじ孔13aが設けられる。
一方、天板5の周縁部5aの全周に亘る下端は、内側に湾曲状に曲げ加工された湾曲部c(後述する図9にのみ示す)が形成される。湾曲部cは、天板周縁部5aを側板3上端に嵌合する際のガイドの機能を有していて、この状態で図3に示すように、天板周縁部5aの外面と、側板段部3aから下部側の側板3外面が面一となる。
開口部12と凹陥状の段部3aを備えた側板3側面と対向する天板周縁部5aの側面には、側板段部3aの凹陥部分と対称位置に、対称状の切欠部14が設けられる。すなわち、切欠部14は、周縁部5a下端から互いに略ハの字状に傾斜する一対の傾斜辺dと、これら傾斜辺dの上端相互に亘り天板天面部5bと並行な上辺eとからなる。
天板周縁部5aが側板3上端に嵌め込まれた状態で、天板5の切欠部14と、側板段部3aの凹陥部分とに囲まれた部位に、側板3の板部3bに設けられる上記開口部12が見える。
天板切欠部14の傾斜辺dから所定間隔だけ離間した側方部位に矩形状の凹陥部15が形成され、それぞれの凹陥部15に取付け用孔15aが設けられる。天板周縁部5aを側板3上端に嵌め込むことにより、天板5の凹陥部15が側板3のねじ座13に当接し、凹陥部15の取付け用孔15aがねじ座13のねじ孔13aに連通するようになっている。
つぎに、取っ手10について詳述する。
図4(A)は取っ手10の外面側の斜視図であり、図4(B)は取っ手10の縦断面図であり、図4(C)は取っ手10の内面側の斜視図である。
取っ手10は、側板3上端と天板周縁部5aとの間に介設された状態で、これら側板3と天板周縁部5aの外面から外方へ突設される指掛け部20および、この指掛け部20の基端から上方へ延設される受け用突部21と、指掛け部20の基端から下方へ延設される係合突部22を備えている。
全て後述するが、上記指掛け部20は作業者の手指を引掛けるよう構成され、上記受け用突部21は天板5の切欠部14と嵌め合うよう構成され、上記係合突部22は側板3の開口部12に嵌め込まれる。
すなわち、上記指掛け部20は、下面側から作業者の手指が挿入するのに充分な幅寸法と突出量をなすよう、下面が開放された凹陥状をなす。指掛け部20の隅部および角部の全てが、挿入された手指に対して負担とならないよう、断面湾曲状に形成されている。
上記受け用突部21は、指掛け部20基端から上方と斜め上方へ所定間隔離れた部位に、奥側へ向って突出する段差部24を有する。段差部24は、下端から互いに略ハの字状に傾斜する一対の傾斜辺fと、これら傾斜辺fの上端相互に亘る上辺gとからなり、これらの寸法形状は天板周縁部5aに設けられる切欠部14の形状寸法と同一である。
しかも、段差部24の突出量は側板3上端の段部3aの突出量と同一であり、かつ天板周縁部5a下端の湾曲部cの厚さ寸法とも同一である。段差部24より奥側は平面部21aとなっていて、平面部21aは段差部24の上辺gよりわずかに上部へ突出し、傾斜辺fよりも側方へ突出している。
上記平面部21aの左右両側部は、この上端からさらに垂直上方へ延び、この先端において奥方へ湾曲成される一対の引掛け片21bが一体に設けられる。すなわち、これら引掛け片21bは、それぞれ爪状をなしている。
上記段差部24の上辺gより上部の平面部21a内面側に、左右に離間して一対のスペーサ25が取付けられている。これらスペーサ25は、側板3板厚と略同一の板厚であり、わずかな縦寸法と比較して幅方向がごく長い横長状をなし、互いに離間して取付けられる。
上記係合突部22は、指掛け部20の基端から一旦水平方向に突出する水平片部22aと、水平片部22aの突出端において鉛直下方に折曲される垂下片部22bとを備えている。
特に図4(B)に示すように、垂下片部22bの外面側には、この幅方向に亘って掛止用凹部hが設けられる。掛止用凹部hは、上記側板段部3aに凹陥形成される下辺bから上部の板部3bが嵌り合う上下寸法と深さ寸法に形成される。
図4()、(C)に示すように、係合突部22の内面には複数の縦リブ26が、係合突部22の左右幅方向に沿って所定の間隔を存し、かつ上下方向に亘って一体に並設される。
なお説明すると、これら縦リブ26は、係合突部22を構成する垂下片部22bの下端から突出して上方へ延設され、水平片部22a上面から上方へ延び、受け用突部21内面を介して平面部21a下面に連設される。また、垂下片部22bの中途部から突出し、水平片部22aと受け用突部21を介して平面部21a下面に連設されるものがある。
垂下片部22b内面の上下方向略中間部において、左右幅方向に亘って補助リブ27が一体に突設される。上記した後者の、垂下片部22bの中途部から設けられる縦リブ26の下端が補助リブ27に連設される。また、前者の、垂下片部22b下端から設けられる縦リブ26は、補助リブ27と交差して設けられる。
ここでは、下端が補助リブ27と連設される縦リブ26は、垂下片部22bの左右両側部と中央部に設けられる。下端が垂下片部22b下端と同一位置にあり中途部が補助リブ27と交差する縦リブ26は、左右両側部と中央部の縦リブ26間に、それぞれ2本ずつ設けられている。
両側部の縦リブ26下端で、垂下片部22bの板厚に沿って、断面略半円状の横リブ28が一体に突設されている。さらに、これら横リブ28のわずか下部側における垂下片部22b両側部は、互いに内側に切込み段部22cが設けられる。垂下片部22bの両側部は、切込み段部22cから下端へ向って斜め内側に傾斜形成される。
切込み段部22cを基準として上方へ所定寸法Aだけ存した部位において、全ての縦リブ26に段部26aが形成される。切込み段部22cから縦リブ26の段部26aまでの寸法Aは、側板開口部12の上下方向寸法Aと同一である。
最も一側部(左側部)の縦リブ26外面から、最も他側部(右側部)縦リブ26外面に亘る間隔寸法Bは、側板開口部12の左右幅寸法Bと同一である。したがって、垂下片部22bにおいては、左右の横リブ28の突出分だけ、開口部12の左右幅寸法Bよりも大に形成されることになる。
縦リブ26の段部26aは、受け用突部21の内面に対向する位置に設けられていて、この段部26aから上部側よりも、段部26aから下部側の受け用突部21内面からの突出寸法が大に形成される。なお、垂下片部22bの下端部で、この外側の面は、下方ほど内側に位置するように傾斜するテーパ面iに形成される。
つぎに、空気調和機の室外機Sを構成する筐体1に対する取っ手10の組立て手順について説明する。
図5は取っ手10を側板3に取付ける手順を説明する図であり、図6は側板3に取っ手10を取付けた状態で側板3外面側から見た斜視図、図7は同状態を側板3内面側から見た斜視図である。
はじめに、図5に示すように取っ手10の垂下片部22b下端を奥側に、受け用突部21の引掛け片21bを手前側に傾斜させて、垂下片部22b下端を側板3の開口部12に対向し、そのまま垂下片部22bを開口部12に挿入する。
このとき、垂下片部22bの下端がテーパ面iであり、かつ垂下片部22bの左右両側部が下端に向って斜め内側に傾斜形成されているから、側板開口部12に垂下片部22bを挿入する際の作業をスムーズに行える。
垂下片部22bを完全に開口部12に挿入したら、取っ手10を矢印Rで示す方向に向かって回動する。取っ手10が略垂直となったら、取っ手10を下方に移動して引掛け片部21bを側板3の板部3b上端縁に引っ掛ける。図6、図7に示すように、取っ手10が側板3の板部3bに沿って鉛直方向に起立する。
この状態で、取っ手10の引掛け片部21bが側板3の板部3b上端縁に掛止され、かつ平面部21a内面に取付けられる一対のスペーサ25が板部3bに密接する。当然ながら、スペーサ25が取付けられていない平面部21a内面部位と、板部3b外面部位との間には、スペーサ25の厚み分の間隙が形成されることになる。
同時に、取っ手10の係合突部22が側板3の開口部12に挿入され、嵌め込まれる。すなわち、切込み段部22cから縦リブ26の段部26aまでの寸法Aと、開口部12の上下方向寸法Aとが同一であるので、縦リブ段部26aが開口部12上端縁に当接し、切込み段部22cが開口部12下端縁に当接する。
また、左右両側部の縦リブ26外面間寸法Bと、開口部12の左右幅寸法Bが同一であるので、そのままでも左右両側部の縦リブ26が開口部12の左右両側縁に嵌め込まれる。ここでは、左右両側部の縦リブ26下端に横リブ28が設けられているので、これら横リブ28が開口部12の左右両側縁に嵌め込まれる。
特に図7に示すように、側板開口部12から側板3の内面側に、段部26aから下部側の縦リブ26部分と、受け用突部21の一部と、係合突部22の水平片部22aおよび、垂下片部22bが突出する。切込み段部22cから下部側の垂下片部22b部分は開口部12下端縁を越えて下方に突出し、側板3内面に密接する。
ここでは図示していないが、取っ手係合突部22前面に形成される掛止用凹部hに、側板3の板部3b一部が嵌め込まれる。なお説明すると、段部3aに形成される下辺bよりも上部にある板部3bのみが部分的に掛止用凹部hに掛合する。したがって、正確には開口部12の下端縁に切込み段部22cと掛止用凹部hが掛止することになる。
このようにして、取っ手10は、引掛け辺21bが側板3上端に掛止するとともに、側板開口部12の全周縁に係合突部22の構成部位が嵌合することで、取っ手10は側板3に対して上下方向は勿論、左右幅方向にもガタの無い状態で密に取付けられる。そのあと、天板5を上方から側板3上端に被せる。
図8は側板3に天板5を被せた状態の一部斜視図であり、図9は側板3に天板5を被せた状態の一部縦断面図である。
天板5の周縁部5aを側板3の上方部位に対向し、かつ降下して側板3の上端に被せる。天板周縁部5aに設けられる切欠部14を除く周縁部5a全周下端は、側板3の段部3a上に載り、周縁部5a外面と側板3外面とは面一になる。
天板周縁部5aに設けられる凹陥部15は側板板部3bに設けられるねじ座13に対向し、ねじ座13のねじ孔13aと凹陥部15の取付け用孔15aが対向する。別途用意した取付け具9(図1のみに示す)を取付け用孔15aに挿入し、ねじ孔13aに螺挿することで、天板5は側板3に確実に取付け固定される。
このとき既に、取っ手10は側板3に確実に取付け固定されているので、天板周縁部5aを側板3上端に嵌め込む作業の際に、取っ手10が邪魔にならないことは勿論、側板3から外れないことは言うまでもない。
天板周縁部5aを側板3上端に被せることで、天板周縁部5aの切欠部14が取っ手受け用突部21の段差部24に掛合する。上述したように、引掛け片部21bが側板3上端に掛止し、平面部21aのスペーサ25が側板3の外面に密着し、係合突部22が開口部12に嵌合し、垂下片部22bの掛止用凹部hに板部3bが掛止している。
完成した室外機Sを運搬するために、取っ手10の指掛け部20に手指を掛けて室外機Sを持ち上げる。このとき取っ手10を介して筐体1に荷重がかかる。詳しくは構造上、取っ手10が取付けられる天板周縁部5aと側板10に分散して荷重が掛かることとなり、安全性を確保できる。
なお説明すると、天板周縁部5aの切欠部14は、互いに略ハの字状に傾斜する一対の傾斜辺aと、これら傾斜辺aの上端相互に亘り天面部5bと並行な上辺bとから形成される。取っ手段差部24も互いに略ハの字状に傾斜する一対の傾斜辺fと、これら傾斜辺fの上端相互に亘り平面部21a上端と並行な上辺gとから形成されている。
取っ手10を持上げることで、これら切欠部14と段差部24との掛合部分に荷重が掛かる。しかしながら、上辺d、g相互の掛合ばかりでなく左右の傾斜辺b、f相互の掛合であるところから、荷重が分散される。天板5とともに取っ手10にも無理がかからずにすみ、これらの変形の虞れが無い。
同時に、取っ手10の係合突部22から側板開口部12との掛合部分に荷重が掛かる。実際には、係合突部22を構成する縦リブ26の段部26aに荷重が掛かっていて、縦リブ26は係合突部22の左右幅方向に所定間隔を存して複数枚設けられ、この上端は受け用突部21の上端まで延設されている。
このような縦リブ26であるから、荷重を分散して受けることとなり、取っ手10とともに側板3にも無理がかからずにすみ、これらの変形の虞れが無い。結局、取っ手10を持って室外機Sを持ち上げても、何らの支障も無く円滑に作業を行える。
なお、縦リブ26は係合突部22内面に設けられるばかりでなく、受け用突部21の平面部21a下面まで延設したが、これに限定されるものではなく、単に係合突部22内面に設けただけであっても、室外機Sの重量を支持し分散させるのに充分な強度を保持することは勿論である。
以上のように取っ手10周りの組立てがなされ、取っ手10が取付けられるので、取っ手10の筐体1への取付け性が良く、少しのガタも無い。しかも、天板周縁部5a外面と、側板3外面および、取っ手10の受け用突部21外面が全て面一状をなすとともに、周縁部5aの切欠部14に取っ手10の段差部24が掛合し、外観的に優れている。
実際の使用時において室外機Sが雨に晒され、天板5の周縁部6aと側板3との合せ部分から雨水が浸入してきても、側板3を構成する板部3bがいわゆる立ち壁となり、側板3内面側への雨水の浸入をほとんど阻止する。
天板周縁部5aと取っ手段差部24との合せ部分から雨水が浸入しようとしても、取っ手平面部21aが立ち壁となって浸入をほとんど阻止する。たとえ雨水が平面部21aを乗り越えてきても、平面部21a内面と側板3外面との間にスペーサ25が介在し隙間が形成されるので、雨水は間隙に滴下し、側板3内面にはほとんど到達しないですむ。
なお、本発明は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記複数の構成要素を適宜組合せて種々の発明を形成してもよい。
3…側板、4…本体部、5a…周縁部、5b…天面部、5…天板、1…筐体、10…取っ手、12…開口部、d…傾斜辺、e…上辺、14…切欠部、20…指掛け部、24…段差部、21…受け用突部、22…係合突部、26…縦リブ、26a…段部、28…横リブ、21b…引掛け片。

Claims (3)

  1. 側板と底板とを備え天面が開口する本体部と、この本体部の側板上端に嵌り合い側板に取付け固定される周縁部および上記天面を閉塞する天面部を備えた天板と、からなり外郭を構成する筐体と、
    上記天板の周縁部と、側板上端との間に介設される取っ手とを具備し、
    上記側板は、この上端縁から離間した下方部位に開口部を備え、
    上記天板の周縁部は、この下端縁から互いに略ハの字状に傾斜する一対の傾斜辺と、これら傾斜辺の上端相互に亘り天面部と並行な上辺とからなる切欠部を備え、
    上記取っ手は、
    組立てた状態で上記側板と天板周縁部から外方へ突出し、手指を引掛けるための指掛け部と、
    この指掛け部の基端から上方へ延設され、上記天板の切欠部に掛合する段差部を有する受け用突部と、
    指掛け部の基端から下方へ延設され、上記側板の開口部に挿入し、この開口部に嵌め込まれる係合突部と、を備え、
    上記取っ手の係合突部は、左右幅方向に沿って所定の間隔を存し、かつ上下方向に亘って並設される複数条の縦リブを備え、
    上記縦リブは、係合突部から上記受け用突部に亘って延設され、中途部に上記側板開口部状端縁に掛止する段部を備えたことを特徴とする空気調和機の室外機。
  2. 上記縦リブは、この左右両側部に、上記側板開口部の左右側縁に掛合する横リブが一体に突設されることを特徴とする請求項1記載の空気調和機の室外機。
  3. 上記取っ手の受け用突部は、この左右両側部上端に、上記側板上端縁に掛合する引掛け片を備えたことを特徴とする請求項1記載の空気調和機の室外機。
JP2009031601A 2009-02-13 2009-02-13 空気調和機の室外機 Active JP5277016B2 (ja)

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