JP4414308B2 - 加熱調理器の前面構造 - Google Patents

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Description

本発明は、加熱調理器の前面構造、特に、熱源操作用の操作つまみを具備する前面操作部の下方に、制御操作用のコントロール部等からなる被収納体が出し入れ自在に設けられた形式の加熱調理器の前面構造に関するものである。
例えば、コンロ等の加熱調理器では、熱源の操作を行う操作つまみはコンロ本体内の支持枠に支持されており、前記支持枠の前方開放部は、前面パネルによって被覆されている。従来、前記前面パネルは、実開平4−39609号の公報に開示されているように、金属板のプレス成形品で構成されているものが一般的であり、前記前面パネルに設けた複数の係止爪をコンロ本体に設けた係止孔に係合させたりネジ止めさせたりして取り付けられていた。
近年、システムキッチンが普及し、加熱調理器もドロップインコンロとしてキャビネットの一部として組み込まれて使用されることが多く、前記前面パネルには、周囲のキャビネットの前面に合うような高級感やスッキリとした外観が要求されてきている。そのため、前記前面パネルとして平板状の金属製のフロントパネルが採用されることがある。
又、最近の加熱調理器としては、点火、消火及び火力調節の機能を有するだけではなく、各種タイマーや制御装置が内蔵された多機能型のものが商品化されており、それら制御操作用の操作ボタン等もコンロの前面に配置されなければならない。コンロの前面に操作つまみや操作ボタン等を多数露出させては美観が損なわれることから、熱源の点火や火力調節等を行うための操作つまみを具備させた前面操作部とは別に、各種制御操作を行うための操作ボタンを具備させたコントロール部を、前記前面操作部の下方に出し入れ自在に収納可能としたものがある(特許文献2参照)。前記コントロール部は、前記コンロ本体内に設けた収納筒内に、回動式又は引き出し式等の方法により出し入れ自在に収納されているもので、前記前面操作部と前記コントロール部とから、前記コンロ本体の前面に取り付けられる前面ユニットが構成される。このものでは、前記コントロール部を収納させた状態にて、前記前面ユニットはスッキリとした仕上がりとなって、体裁が良好となる上に、コンロ全体に高級感を得ることができる。
実開平4−39609号公報 特開平3−233226号公報
しかしながら、上記したような前面ユニットを、全体の美観を損なわないようにコンロ本体の前面に取り付けるのは困難であるという問題がある。平板状の前記フロントパネルは美観の関係から表からネジ止めすることができないため、コントロール部を収納している前記収納筒をコンロ本体に固定しなければならない。このため、前記収納筒の開放端から両側にフランジ部を張り出させ、前記フランジ部をコンロ本体にネジ止めすることが考えられるが、この方法では、前記コントロール部の回動角度又は引き出し角度によってはネジ止め作業がしにくい上に、コントロール部を引き出したときに、取り付けネジ等が見えてしまい、美観が損なわれてしまう。
(1)本発明は、『コンロ本体の前面に、熱源の点火や火力調節等を行うための操作つまみを具備させた前面操作部が配設されていると共に、その下方に、前記コンロ本体内に出し入れ自在に収納可能な被収納体が配設されている形式の加熱調理器の前面構造』において、全体に高級感及びスッキリとした美観を醸し出させるようにすると共に、コンロ本体への組み付けを容易とすることを課題とする。
上記課題を解決するために講じた請求項1に係る発明の加熱調理器の前面構造は、『前記前面操作部は、前記操作つまみを支持する支持枠と、前記操作つまみを露出させる開口が形成されていると共に前記支持枠の前方開放部を閉塞するように前記支持枠に取り付けられるフロントパネルとを具備し、
前記被収納体は前記コンロ本体内の収納筒に出し入れ自在に収納されると共に、前記収納筒の前方開放端からはフランジ枠片が外方へ向かって張り出しており、前記被収納体の前面には前記フランジ枠片の左右片を覆う横長さを有する化粧用パネルが装着されており、
前記フランジ枠片の上片は、前記フロントパネルの下端に連結され、
前記フランジ枠片の下片は前記化粧用パネルよりも下方に位置して、前記コンロ本体にネジ止めされると共に、前記下片の前面全域には化粧用カバーが被嵌され、
前記フロントパネルは金属の押し出し成型により平板状の前面を有するように構成されていると共に、前記化粧用パネル及び化粧用カバーは前記フロントパネルと同じ金属から平板状の前面を有するように構成され、
前記被収納体が前記収納筒に収納された状態にて、前記フロントパネルの前面と、前記化粧用パネルの前面と、前記化粧用カバーの前面とが同一垂直面に沿って上下に並列するように設定されている』ことを特徴とするものである。
上記手段は次のように作用する。
操作つまみを具備する前面操作部と、その下方に設けられ且つ収納筒に出し入れ自在に収納可能な被収納体とから、加熱調理器の前面に取り付けられる前面ユニットが構成される。
前記被収納体としては、例えば、上記したような各種制御操作を行うためのコントロール部や、電池を収納する電池収納ボックス等が挙げられ、これら各被収納体の収納形態は、前記収納筒に対して、例えば、下端部を回転軸として前方へ回動可能に収納させる回動式のものや、前方へ引き出し可能に収納させる引出し式のもの等が採用可能である。
被収納体を収納筒に収納した状態では、前記前面ユニットの前面は、金属の押し出し成型により構成されたフロントパネルの平板状の前面と、前記フロントパネルと同じ金属からなる化粧用パネルの前面、及び、化粧用カバーの前面が、上下に3段同一垂直面に沿って並列する外観となり、操作つまみのみがフロントパネルに設けられている開口から露出する態様となる。又、前記収納筒から張り出させたフランジ枠片の下片をコンロ本体の前面にネジ止めすることにより、前記前面ユニットは前記コンロ本体へ取り付けることができると共に、ネジ止め部分は化粧用カバーによって被覆されているから、前面にネジが露出することがない。
(2)請求項1において、『前記フランジ枠片の裏面に添設される枠板と、前記枠板の内周縁から後方へ延長され且つ前記収納筒の外周面を支持する支持板とからなる金属製の補強板が設けられ、
前記枠板は、前記フランジ枠片の上片を介して、前記フロントパネルの下端に裏側からネジ止めされる』構成としたものでは、補強板は、枠板と支持板とを一体的に具備するように構成された金属板であり、これによって、フランジ枠片と収納筒との強度が確保される。例えば、前記収納筒から引き出された被収納体に外的衝撃が加えられることがあっても、前記収納筒やフランジ枠片が損傷することはない。又、前記フランジ枠片が、前記フロントパネルと別体に合成樹脂によって構成されている場合であっても、前記補強板の枠板とフロントパネルとは共に金属製であるから、前記フランジ枠片の上片を介して両者をネジ止めすることにより、前記フランジ枠片及びそれに連続する収納筒は前記前面操作部の下方に位置決めされた状態で確実に連結固定されることとなる。
(3)上記各請求項において、『前記フロントパネルの上縁には庇部が後方へ張り出しており、前記庇部の後端縁に、前記コンロ本体に設けられている係止孔に差込んで係止可能な係止爪がさらに後方へ向かって突設され、
前記係止爪は、基端部よりも先端部が幅広の略T字状体に構成されており、
前記係止孔は、前記係止爪の基端部がちょうど差し込み可能な幅の幅狭上部と、前記係止爪の先端部がちょうど差し込み可能な幅の幅広下部とから略逆T字状に構成されており、
前記フランジ枠片の下片が前記コンロ本体にネジ止めされるとき、前記係止爪の水平高さが前記係止孔の前記幅狭上部に対応するように設定されている』ものでは、前記フロントパネルは、上端に設けた庇部からさらに後方へ突設させた係止爪をコンロ本体に設けた係止孔に係合させることにより、フロントパネルの上端部がコンロ本体に固定されることとなる。このとき、前記係止爪の幅広の先端部を、係止孔の幅広下部に挿通させた後に、前記前面ユニットを上方へ持ち上げると、係止爪の幅狭の基端部が、係止孔の幅狭上部に差し込まれ、この状態にて、フランジ枠片の下片がコンロ本体にネジ止めされる。これにより、前記係止爪の基端部は、係止孔の幅狭上部に差し込まれた状態にて、前記前面ユニットは、コンロ本体に対して左右方向への不用意な移動が阻止される。
請求項1に係る発明によれば、フロントパネル、化粧用パネル及び化粧用カバーが同じ金属から構成されていると共に、特に、前記フロントパネルは押し出し成型材としたから、樹脂製のものや板金のプレス成型品からなる加熱調理器の前面構造に比べて、重厚で高級感のある前面構造を提供することができる。これらパネル及びカバーの前面は平板状に構成されており、これら前面が同一垂直面に沿って面一に並列するように配設されているから、全体にスッキリとした美観が得られる上に、被収納体を収納している収納筒のフランジ枠片を正面側からコンロ本体へネジ止めする構成としたから、前面ユニットのコンロ本体への取り付けが容易となる。このネジ止着部分は、前記化粧用カバーで隠蔽させるから、全体の美観が損ねられることもない。
請求項2に係る発明によれば、被収納体を出し入れ自在に収納する収納筒及びその前方開放端から外方に張り出させたフランジ枠片は、補強板で補強されていることにより、長期の使用においても、前記収納筒及びフランジ枠片は初期姿勢を維持したままとなり、損傷又は変形することがない。よって、前面ユニットの耐久性が向上する。又、フランジ枠片の上片を介して、金属製の枠板が金属製のフロントパネルの下部にネジ止めされることにより、前記収納筒は、前記前面操作部の下方に位置決めされた状態で確実に連結させることができるから、前記フロントパネルの前面下端と、前記収納筒に収納させた被収納体の前面に取り付けられる前記化粧用パネルの前面上端との間に均一幅の隙間が設けられる構成としておけば、前記被収納体の出し入れ操作がスムーズに行い易くなる上に、加熱調理器の前面の美観が向上し、その状態は長期間維持されることとなる。
請求項3に係る発明によれば、フロントパネルの上端に設けた係止爪をコンロ本体の係止孔に差し込んだ後、前記前面ユニットを持ち上げて係止爪の基端部を係止孔の幅狭上部に嵌め込み、下端のフランジ枠片の下片をネジ止めすることにより、前記前面ユニットは、上端及び下端の両方において、抜け止め状態に且つ左右へのずれが阻止された状態でコンロ本体に取り付けられることとなる。よって、前面ユニットのコンロ本体への取り付け態様が安定するといった効果がある。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。
本発明実施の形態のものは、図1に示すように、加熱調理器として、システムキッチンのカウンタートップ(K)に開設された開口(K1)に、加熱源としてのバーナや、電磁弁、点火装置等の出力装置等を収容する上方開放の矩形の箱体であるコンロ本体(3)を、落とし込み状態に装着させるドロップインコンロに実施したもので、コンロ本体(3)には、グリル装置(2)が組み込まれている。
コンロ本体(3)の上方はガラス天板(34)によって被覆されており、前記ガラス天板(34)に設けられた3つの開口からは、ガスバーナ(31)(32)(36)のバーナヘッドがそれぞれ臨むと共に、前記開口の周縁には、五徳(5)が配設されている。
コンロ本体(3)の前面中央には、グリル装置(2)の扉(21)が配設されている。
前記扉(21)の右側に位置するコンロ用前面操作部(23)には電源スイッチ(29)とガスバーナ(31)(32)(36)の点火、消火と火力調整機能を兼備した操作つまみ(24)(25)(28)が配設されており、該操作つまみ(24)(25)(28)は、押し込み操作の繰り返しによってコンロ用前面操作部(23)から突出した使用状態と、コンロ用前面操作部(23)と面一になった不使用状態との二状態に変化するようになっている。
又、コンロ用前面操作部(23)の下方には、コンロ部の種々の制御機能をセットする引き出し式操作部(39)が設けられている。該引出し式操作部(39)は、後述するグリル用の引き出し式操作部(38)と同様にコンロ本体(3)に対して、引き出し・押し込み自在に装着されている。
グリル装置(2)の扉(21)の左側に形成されたグリル用前面操作部(22)にはグリル用つまみ(37)が設けられており、その下方には、グリル部の種々の制御機能を操作するための引き出し式操作部(38)が設けられている。
前記コンロ用の引き出し式操作部(39)及びグリル用の引き出し式操作部(38)は、共に、前記コンロ本体(3)に対して引出し・押し込み自在に装着されており、不使用時には引出し式操作部(38)(39)はコンロ本体(3)に対して押し込まれて収納できるようになっている。
例えば、前記グリル用の引き出し式操作部(38)を、図1に示すように、コンロ本体(3)から引き出すと、引出し式操作部(38)のコントロール部(1)の上面に設けられたタッチパネル式操作ボタン(33)が現れる。このタッチパネル式操作ボタン(33)には、魚種設定スイッチや食材の焼き加減を設定する焼き加減スイッチ等が配設されている。同様に、コンロ用の引き出し式操作部(39)のコントロール部(1)の上面には、図示しないが、炊飯、湯沸し、揚げ物に関する温度や時間等を設定するスイッチとしての操作ボタンが設けられている。
まず、コンロ用及びグリル用の前面操作部(22)(23)について説明するが、両者共に、構造上は同一であるから、ここでは、特に、コンロ用の前面操作部(23)について説明する。
コンロ用の前面操作部(23)は、図2に示すように、操作つまみ(24)(25)(28)と、これらを支持する支持枠(26)と、前記支持枠(26)の前方開放部を閉塞するフロントパネル(20)とから構成されている。
前記支持枠(26)は、前方及び後方に開放する樹脂製の箱体(26a)と、前記箱体(26a)の後方開放端に取り付けられる蓋板(26b)とから構成されており、前記蓋板(26b)に前記各操作つまみ(24)(25)(28)が支持されている。そして、前記支持枠(26)の前方開放端から上下方に張り出すように、凸条部(27)が形成されていると共に、前記開放端を閉塞するようにフロントパネル(20)が取り付けられる。
前記フロントパネル(20)は、高級感を出すためにアルミニウムの押し出し成型材で形成されてあり、図3に示すように、平板状の前面板(40)の所定位置には、前記3つの操作つまみ(24)(25)(28)を挿通させるための開口(42)がそれぞれ打ち抜かれて形成されていると共に、前記前面板(40)の上片からは庇部(4)が後方へ張り出しており、下片からは後述する引き出し式操作部(39)のフランジ枠片体(12)が係止される係止突起(44)が後方へ突設されている。これら庇部(4)の基端部下面及び係止突起(44)の基端部上面には、前記支持枠(26)の凸条部(27)が係合可能な係合凹溝(43)(43)がそれぞれ形成されている。
これにより、前記フロントパネル(20)の前面板(40)の裏側において、前記支持枠(26)の凸条部(27)を係合凹溝(43)(43)にそれぞれ横方向からスライドさせて係合させれば、前記フロントパネル(20)は、前記支持枠(26)の前方開放端部に取り付けられることとなる。
尚、前記庇部(4)の後方端辺からは、図2及び図3に示すように、2つの係止爪(41)(41)がさらに後方へ突設されている。前記係止爪(41)は、庇部(4)の後方端側の基端部(41a)よりも突出端部(41b)が幅広く形成された略T字状体であり、打ち抜きにより形成されている。
次に、コンロ用の前面操作部(23)の下方に位置させる引き出し式操作部(39)の構造について説明する。
前記引き出し式操作部(39)は、図2に示すように、上面にタッチパネル式の操作ボタン(33)群が配設されているコントロール部(1)が、前後方向に開放している収納筒(11)内に前方へ引き出し自在に収納された構成のものであり、前記コントロール部(1)の前面には、前記フロントパネル(20)と同じアルミニウム板からなる化粧用パネル(10)が装着される。
前記収納筒(11)の前方開放端からは、フランジ枠片(12)が上下左右に向かって張り出すように、合成樹脂により一体的に成型されているものとする。前記フランジ枠片(12)は、収納筒(11)の軸線に対して直角よりもやや前下がりに傾斜する姿勢に設けられており、これにより、前記フランジ枠片(12)が垂直姿勢に取り付けられたとき、前記収納筒(11)は、前方側がやや下向きとなる状態で取り付けられることとなる。よって、前記収納筒(11)に収納されるコントロール部(1)は、前下がりに傾斜した方向で進退する態様となり、引き出された状態のコントロール部(1)では、前記操作ボタン(33)の各種操作がやり易い上に、自重を利用したスムーズな引き出しが可能となる。
又、前記フランジ枠片(12)の裏面から前記収納筒(11)の開放端近傍外周面にかけて、金属製の補強板(50)が添設されている。
前記補強板(50)は、フランジ枠片(12)の裏面に添設固定される矩形環状の枠板(51)と、その内周縁から後方へ延長され且つ前記収納筒(11)の外周面を支持する支持板(52)とから、一体的に構成されているもので、前記収納筒(11)に対するフランジ枠片(12)の角度を上記した所定角度に設定した初期姿勢を維持した状態で、前記収納筒(11)とフランジ枠片(12)との強度を確保している。
又、前記枠板(51)の上片(51a)は、前記フランジ枠片(12)の上片(12a)を介して、前記フロントパネル(20)の下端の係止突起(44)に裏側からネジ止めされる。これにより、コンロ用前面操作部(23)と引き出し式操作部(39)とからなる前面ユニットが構成される。
前記枠板(51)及び係止突起(44)は共に金属製であるから、両者間に、樹脂製のフランジ枠片(12)の上片(12a)を介在させた状態で、ネジ(13)でネジ止めすることにより、前記フランジ枠片(12)の上片(12a)は、前記係止突起(44)に確実に連結固定させることができ、前記収納筒(11)は、コンロ用前面操作部(23)の下方に、前下がり状態の傾斜姿勢を維持した状態で配設されることとなる。
コントロール部(1)の操作ボタン(33)が押圧操作されるたびに、前記コントロール部(1)が上方から加圧されることとなるが、フランジ枠片(12)及び収納筒(11)は補強板(50)によって補強されているから、前記コントロール部(1)が受ける外的衝撃に影響されることなく、長期の使用にも耐え得るものとなっている。
尚、この実施の形態のものでは、係止突起(44)にフランジ枠片(12)の上片(12a)を係止させたとき、コントロール部(1)が前記収納筒(11)内に収納された状態にて、前記化粧用パネル(10)の上端縁と、前記フロントパネル(20)の前面板(40)の下端縁との間に、0.75mmの隙間(S)が均一に形成されるように各部の寸法関係が設定されているものとする。
又、前記化粧用パネル(10)の横幅は、前記フロントパネル(20)の横幅に一致させてあり、前記コントロール部(1)を収納筒(11)に収納させた状態にて、前記フランジ枠片(12)の左右片は、前記化粧用パネル(10)の左右端部によって被覆される態様となる。
コンロ用前面操作部(23)と引き出し式操作部(39)とからなる前記前面ユニットは、コンロ本体(3)の前面におけるグリル装置(2)の右側に取り付けられる。同様に、グリル用前面操作部(22)と引き出し操作部(38)によって、前記グリル装置(2)の左側に取り付けられる他方の前面ユニットが構成される。
これら前面ユニットをコンロ本体(3)に取り付けるには、フランジ枠片(12)の下片(12b)を、前記枠板(51)の下片(51b)を介して、前記コンロ本体(3)の、前面下部域にネジ(14)によってネジ止めする。前記フランジ枠片(12)の下片(12b)には、図3に示すように、前記ネジ(14)を挿通させる挿通孔(15)が形成されており、前記挿通孔(15)に対応する前記コンロ本体(3)の前面下部域には、前記ネジ(14)が螺合可能なネジ孔(35)が形成されている。尚、前記ネジ(14)による螺合箇所は2箇所とする。
前記フランジ枠片(12)の下片(12b)には、図3に示すように、前記挿通孔(15)が形成されている部分を除いて、前方に突出するように中空の箱状部分(36)が形成されており、前記挿通孔(15)とコンロ本体(3)のネジ孔(35)とを合わせて、ネジ(14)でネジ止めした後、前記箱状部分(36)に、断面略コ字状の化粧用カバー(30)を被嵌させる。これにより、前記ネジ(14)の頭部が、前面ユニットも表側から見えることがない。前記化粧用カバー(30)の横長さは、前記フロントパネル(20)及び化粧用パネル(10)の横幅と同一に形成されているものとする。
尚、コンロ本体(3)の前面上部には、図4に示すように、前記フロントパネル(20)の上片に設けた庇部(4)から後方へ突設させた前記略T字状の係止爪(41)を係合させるための係合孔(61)が形成されている。
前記係合孔(61)は、前記係止爪(41)の幅の狭い基端部(41a)がちょうど挿通可能な幅の幅狭上部(61a)と、幅の広い突出端部(41b)がちょうど挿通可能な幅の幅広下部(61b)とから、略逆T字状に形成されている。
前記係合孔(61)に前記係止爪(41)を係合させるには、前記係合爪(41)の幅広の突出端部(41b)が、前記係合孔(61)の幅広下部(61b)に対応するように、前記前面ユニットをコンロ本体(3)の前面に当て、前記係止爪(41)の突出端部(41b)を前記(61)の幅広下部(61b)に挿通させる。その後、前記前面ユニットを持ち上げて、係止爪(41)の基端部(41a)を係合孔(61)の幅狭上部(61a)に下方から差し込む。この状態で、前記フランジ枠片(12)の下片(12b)に設けた挿通孔(15)が、コンロ本体(3)の前面下部のネジ孔(35)に対応するように設定されており、前記ネジ(14)で前記フランジ枠片(12)の下片(12b)をコンロ本体(3)の前面下部に螺合接続させる。これにより、前面ユニットの下端部が、コンロ本体(3)の前面下部にネジ止めにより固定され且つ、上端部は、係止爪(41)の基端部(41a)が係合孔(61)の幅狭上部(61a)に差し込まれて抜け止め状態に固定されることとなる。又、係止爪(41)の基端部(41a)は係合孔(61)の幅狭上部(61a)にちょうど挿通可能な程度に設定されているから、前記フロントパネル(20)の上端部は、コンロ本体(3)の前面上部に対して左右にずれることもない。
このように、前面操作部(22)(23)と引き出し式操作部(38)(39)からそれぞれ形成されている2つの前面ユニットは、左右へのずれが防止された状態で且つ前方へ抜け止め状態に、コンロ本体(3)の前面のグリル装置(2)の左右にそれぞれ取り付けられる。
前面操作部(22)(23)の前面に装着されるフロントパネル(20)は、上記したように、アルミニウムの押し出し成型により形成しているため、アルミニウム特有の質感を利用して重厚で且つ高級な趣が期待できる。又、引き出し式操作部(38)(39)の前面に装着させる化粧用パネル(10)、さらに、化粧用カバー(30)も、前記フロントパネル(20)と同じアルミニウムにより構成されており、前記コントロール部(1)を収納筒(11)に収納させた状態では、図1のグリル装置(2)の右側の前面ユニットに示すように、フロントパネル(20)の前面板(40)と化粧用パネル(10)の前面と化粧用カバー(30)前面とが、同一垂直面に沿って上下に並列する態様で装着されることとなるから、全体に一体感及びスッキリ感が得られることとなる。
又、コンロ本体(3)へは正面からネジ止めできるので、コンロ本体(3)への取り付け作業が容易となる上に、ネジ止め部分が露出することがないので、全体の美観を損ねることもない。
上記実施の形態では、前記被収納体として、各種制御操作を行うためのコントロール部を採用し、それを引き出し自在に収納筒に収納させてなる引き出し式操作部として説明したが、これの他に、例えば、前記被収納体としては、電池を収納する電池収納ボックス等の収納ケースとしても良く、又、これら各被収納体の収納形態として、被収納体の下端部を回転軸として、前記収納筒に対して前方へ回動可能に収納させる回動式のもの等も採用可能である。
又、上記実施の形態では、ドロップイン式のガスコンロの前面構造に本願発明を適用したが、ガスコンロ以外の加熱調理器、例えば、熱源として電気ヒータを用いる電気コンロ、さらには、熱源として電磁誘導コイルを用いるIH調理器の前面構造にも本願発明は適用できることは言うまでもない。
本発明の実施の形態の加熱調理器としてのコンロ本体の斜視図。 前記コンロ本体の前部分の拡大断面図。 コントロール部を省略した状態の前面ユニットの説明図。 前記前面ユニットをコンロ本体の前面に連結させる様子を示す部分斜視図。
符号の説明
(1) ・・・・・・・・コントロール部
(10)・・・・・・・・化粧用パネル
(11)・・・・・・・・収納筒
(12)・・・・・・・・フランジ枠片
(12a) ・・・・・・・上片
(12b) ・・・・・・・下片
(20)・・・・・・・・フロントパネル
(22)(23)・・・・・・前面操作部
(24)(25)(28)・・・・操作つまみ
(26)・・・・・・・・支持枠
(3) ・・・・・・・・コンロ本体
(30)・・・・・・・・化粧用カバー
(38)(39)・・・・引き出し式操作部
(42)・・・・・開口

Claims (3)

  1. コンロ本体の前面に、熱源の点火や火力調節等を行うための操作つまみを具備させた前面操作部が配設されていると共に、その下方に、前記コンロ本体内に出し入れ自在に収納可能な被収納体が配設されている形式の加熱調理器の前面構造において、
    前記前面操作部は、前記操作つまみを支持する支持枠と、前記操作つまみを露出させる開口が形成されていると共に前記支持枠の前方開放部を閉塞するように前記支持枠に取り付けられるフロントパネルとを具備し、
    前記被収納体は前記コンロ本体内の収納筒に出し入れ自在に収納されると共に、前記収納筒の前方開放端からはフランジ枠片が外方へ向かって張り出しており、前記被収納体の前面には前記フランジ枠片の左右片を覆う横長さを有する化粧用パネルが装着されており、
    前記フランジ枠片の上片は、前記フロントパネルの下端に連結され、
    前記フランジ枠片の下片は前記化粧用パネルよりも下方に位置して、前記コンロ本体にネジ止めされると共に、前記下片の前面全域には化粧用カバーが被嵌され、
    前記フロントパネルは金属の押し出し成型により平板状の前面を有するように構成されていると共に、前記化粧用パネル及び化粧用カバーは前記フロントパネルと同じ金属から平板状の前面を有するように構成され、
    前記被収納体が前記収納筒に収納された状態にて、前記フロントパネルの前面と、前記化粧用パネルの前面と、前記化粧用カバーの前面とが同一垂直面に沿って上下に並列するように設定されていることを特徴とする加熱調理器の前面構造。
  2. 請求項1に記載の加熱調理器の前面構造において、前記フランジ枠片の裏面に添設される枠板と、前記枠板の内周縁から後方へ延長され且つ前記収納筒の外周面を支持する支持板とからなる金属製の補強板が設けられ、
    前記枠板は、前記フランジ枠片の上片を介して、前記フロントパネルの下端に裏側からネジ止めされることを特徴とする加熱調理器の前面構造。
  3. 請求項1又は2に記載の加熱調理器の前面構造において、前記フロントパネルの上縁には庇部が後方へ張り出しており、前記庇部の後端縁に、前記コンロ本体に設けられている係止孔に差込んで係止可能な係止爪がさらに後方へ向かって突設され、
    前記係止爪は、基端部よりも先端部が幅広の略T字状体に構成されており、
    前記係止孔は、前記係止爪の基端部がちょうど差し込み可能な幅の幅狭上部と、前記係止爪の先端部がちょうど差し込み可能な幅の幅広下部とから略逆T字状に構成されており、
    前記フランジ枠片の下片が前記コンロ本体にネジ止めされるとき、前記係止爪の水平高さが前記係止孔の前記幅狭上部に対応するように設定されていることを特徴とする加熱調理器の前面構造。
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