JP7298891B2 - コンロ - Google Patents

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Description

本開示は、コンロに関するものである。
特許文献1に開示される加熱調理器は、コンロバーナ、グリルバーナなどを収納する筐体を備えている。筐体は、前フレームと、前面パネルと、を有している。前フレームは、筐体においてグリルの左右方向の両隣に配置され、点消火ボタンが組み付けられている。前面パネルは、前方から前フレームに装着され、筐体の前面部の一部を構成している。前面パネルは、前方に一対の点消火ボタンが露出している。点消火ボタンは、押圧操作及び回転操作が行われるプッシュダイヤル式である。
特開2019-128096号公報
特許文献1の加熱調理器の前面パネルは、点消火ボタンを前方に露出させるために、点消火ボタンが後側から挿通される貫通孔が形成されている。このような加熱調理器は、左右に摺動させる方式の火力調整用のレバーを用いる構成に比べて、レバーをガイドするためのスリットを前面パネルに設ける必要がなく、美観の点で優れている。しかしながら、スリットがバーナの燃焼用空気を取り込むための吸気孔として機能していたため、スリットを設けない構成では、燃焼用空気を前面パネル側から筐体内に取り込み難くなってしまう。
このように、コンロの美観を高めるためにコンロ前面部において吸気孔となり得る部分を削減又は低減すると、筐体内に燃焼用の空気を十分に取り込めなくなり、ガスバーナに対して燃焼用の空気を十分に供給できない事態が生じやすくなる。一方、吸気を重視してコンロ前面部に大きな吸気孔を設けてしまうと、コンロの美観が低下してしまう。
そこで、上述した課題の少なくとも1つを解決するために、美観の低下が抑えられ、且つ、ガスバーナに燃焼用の空気が良好に供給されやすいコンロを提供する。
本開示の一つであるコンロは、
ガスバーナを収容する筐体と、
前記筐体の前部に固定されるとともに自身の下部側において前方側が開放した収納部が設けられるフロント部と、
前記フロント部に対して前側から装着され、前記フロント部において前面側に配置される被覆対象部位を前側から覆う化粧パネルと、
前記ガスバーナの点火操作及び消火操作に用いられる点火消火スイッチと、
を有し、
前記化粧パネルは、
前記点火消火スイッチが挿入される貫通孔を有するとともに前記被覆対象部位の前面を前側から覆う板状の前面化粧部と、
前記前面化粧部の上端側から後方に延びる上側延設部と、前記前面化粧部の左端側から後方に延びる左側延設部と、前記前面化粧部の右端側から後方に延びる右側延設部と、前記前面化粧部の下端側から後方に延びる下側延設部と、を具備する後方延設部と、
を備え、
前記フロント部の前記被覆対象部位には、前記被覆対象部位の後方側の空間に通じる第1通気部が設けられ、
前記前面化粧部が前記第1通気部の前側を覆う構成をなし、
前記後方延設部には、前記後方延設部の外側と内側との間で気体を通す第2通気部が設けられ、
前記後方延設部の内側において、前記第2通気部内の空間と前記第1通気部内の空間との間で気体が流れる構成をなす。
本開示によれば、美観を維持しつつ、ガスバーナに燃焼用空気を供給し易くし得るコンロを実現することができる。
図1は、第1実施形態のガスコンロを概略的に例示する斜視図である。 図2は、図1のガスコンロの右側に設けられる第1フロント部、第1操作部、化粧パネルを例示する前方側且つ斜め上方側から見た斜視図である。 図3は、図1のガスコンロの左側に設けられる第2フロント部、第2操作部、化粧パネルを例示する前方側且つ斜め上方側から見た斜視図である。 図4は、第2操作部、化粧パネルが組み付けられた第2フロント部を前方側且つ右斜め上方側から見た斜視図である。 図5は、第2操作部、化粧パネルが組み付けられた第2フロント部を後方側且つ左斜め下方側から見た斜視図である。 図6は、第2操作部、化粧パネルが組み付けられた第2フロント部を前方側且つ右斜め下方側から見た斜視図である。 図7は、第2操作部、化粧パネルが組み付けられた第2フロント部の左側面図である。 図8は、第2操作部、化粧パネルが組み付けられた第2フロント部の右側面図である。 図9は、第2操作部、化粧パネルが組み付けられた第2フロント部の底面図である。 図10は、上側の化粧パネルが組み付けられた第2フロント部を前方側且つ右斜め下方側から見た斜視図である。 図11は、第2フロント部の正面図である。 図12は、第2フロント部を前方側且つ左斜め下方側から見た斜視図である。 図13は、第2フロント部を前方側且つ右斜め下方側から見た斜視図である。
以下、本開示の実施形態を列記して例示する。
本開示のコンロにおいて、フロント部の被覆対象部位に被覆対象部位の後方側の空間に通じる第1通気部が設けられていれば、第1通気部を介して被覆対象部位の前方側から後方側へと空気が流れうる。また、化粧パネルの後方延設部において後方延設部の外側と内側との間で気体を通す第2通気部が設けられていれば、第2通気部を介して後方延設部の外側から内側へと空気が流れうる。更に、後方延設部の内側において第2通気部内の空間と第1通気部内の空間との間で気体が流れる構成をなしていれば、化粧パネルの外側から第2通気部内の空間及び第1通気部内の空間を介して被覆対象部位の後方側の空間へと空気が流れうる。つまり、ガスバーナが収容される筐体の内側に向かって良好に空気が流れうる。したがって、上記コンロは、化粧パネルの前面化粧部に大きな空気導入孔が存在しなくても、ガスバーナに対して燃焼用の空気を良好に供給しうる。更に、化粧パネルの前面化粧部が第1通気部の前側を覆う構成をなしており、化粧パネルの後方延設部に第2通気部が設けられていれば、第1通気部及び第2通気部がユーザの目に入りにくくなる。つまり、このコンロは、第1通気部及び第2通気部が目立ちすぎることに起因する美観の低下が抑えられる。よって、美観を維持しつつ、ガスバーナに燃焼用空気を供給し易くし得るコンロが実現される。
本開示のコンロは、上記被覆対象部位が、自身の前面が上記後方延設部の後端部と対向する対向部と、上記対向部の前面よりも前方側に膨出する膨出部と、を備えていてもよい。上記対向部は、上記膨出部の周囲に設けられていてもよい。上記膨出部は、上記対向部の前面よりも前方側に立ち上がるとともに上記後方延設部の少なくとも一部と嵌まり合う立ち上がり部と、上記立ち上がり部の前端側に設けられるとともに上記前面化粧部によって覆われる前面部と、を具備していてもよい。上記第1通気部は、開口部を有していてもよい。上記開口部の少なくとも一部が上記立ち上がり部に設けられ且つ上記第2通気部と対向していてもよい。このコンロは、第1通気部の開口部の少なくとも一部が、膨出部の立ち上がり部に設けられているため、第1通気部内の空間を通過する空気の流れを、膨出部の膨出方向とは異なる方向(前面部の面に沿う方向)とすることができる。そして、開口部の少なくとも一部が第2通気部と対向しているため、第2通気部内の空間から第1通気部内の空間へと空気を大きく偏向させることなく円滑に流すことができる。
本開示のコンロは、上記前面化粧部に、上記貫通孔として少なくとも第1貫通孔と第2貫通孔とが設けられていてもよい。上記点火消火スイッチとして、少なくとも上記第1貫通孔に挿入される第1スイッチと上記第2貫通孔に挿入される第2スイッチとが設けられていてもよい。上記被覆対象部位には、上記第1スイッチが挿入される第1挿入孔と、上記第2スイッチが挿入される第2挿入孔と、上記第1通気部の少なくとも一部をなす通気孔と、が設けられていてもよい。上記通気孔は、少なくとも一部が上記第1挿入孔と上記第2挿入孔との間に位置していてもよい。被覆対象部位における第1挿入孔と第2挿入孔との間の領域は、何らかの立体部品を配置しようとした場合に第1スイッチや第2スイッチ、或いはこれらに関連する部品と干渉し易く、立体部品の配置に利用し難い領域である。上記特徴を備えたコンロは、このような領域を通気孔形成領域として利用することができ、立体部品を配置しにくい領域を有効に利用することができる。
本開示のコンロは、フロント部に組み付けられるとともに、外部から入力操作を受ける領域である操作領域がフロント部の前側に配置される前方位置と上記操作領域が上記前方位置のときよりも後方側に退避した退避位置とに変位する操作部を有していてもよい。上記操作部の前面側には、第2化粧パネルが設けられていてもよい。上記操作部が上記退避位置にあるときに上記化粧パネルと上記第2化粧パネルとが隙間を介して上下に並ぶ構成をなしていてもよい。上記第2通気部は、上記下側延設部に設けられるとともに上記隙間と上記被覆対象部位の後方側の空間との間の気体通路を構成する下側通気部を含んでいてもよい。このコンロは、化粧パネルと第2化粧パネルとの間の隙間の奥に第2通気部が位置するため、第2通気部がより一層目立ちにくくなる。一方で、第2通気部は、上記隙間と被覆対象部位の後方側の空間との間の気体通路を構成する下側通気部を含んでいるため、隙間から入り込む空気を、下側通気部を介して被覆対象部位の後方側の空間へと良好に供給することができる。
本開示のコンロは、上記フロント部に組み付けられるとともに、外部から入力操作を受ける領域である操作領域が上記フロント部の前側に配置される前方位置と上記操作領域が上記前方位置のときよりも後方側に退避した退避位置とに変位する操作部を有していてもよい。上記フロント部は、上記操作部の下方に配置される底面部を有していてもよい。上記操作部の前面側の壁部と上記底面部との間には、上記フロント部内における上記底面部の上方側の空間と上記フロント部外の空間との間で気体を通す第3通気部が設けられていてもよい。このコンロは、第3通気部を介してフロント部外の空間からフロント部内における底面部の上方側の空間へと空気を供給することができる。しかも、このコンロは、第3通気部が操作部の前面側の壁部とフロント部の底面部との間に設けられているため、第3通気部が筐体の前面側に大きく露出せず、目立たなくなる。ゆえに、このコンロは、第3通気部に起因する美観の低下を抑えつつ、第3通気部によって一層の通気性を確保することができる。
本開示のコンロは、上記フロント部が、上記底面部の前端側に上記操作部を回動可能に支持する第1支持部及び第2支持部が設けられていてもよい。上記第1支持部と上記第2支持部とが左右に間隔をあけて配置されていてもよい。上記第3通気部は、上記第1支持部と上記第2支持部との間の内縁部を有するとともに上記第1支持部と上記第2支持部との間の空間を介して上記底面部の下方側の空間と上記底面部の上方側の空間とを通じさせる構成であってもよい。このコンロにおいて、フロント部における第1支持部と第2支持部との間の空間は、前側に操作部が配置されたりして、立体部品の配置に利用し難い空間である。上記のコンロは、このような領域を第3通気部の形成領域として利用することができ、立体部品を配置しにくい領域を有効に利用することができる。
<第1実施形態>
以下、第1実施形態について、図面を参照して説明する。
1.ガスコンロの概要
図1で示されるガスコンロ1は、コンロの一例に相当し、キャビネット(図1では図示省略)に組み込まれるビルトインコンロとして構成されている。
ガスコンロ1は、多数の部品が一体的に構成されたコンロ本体部1Aを備える。コンロ本体部1Aは、ガスバーナ4,5,6、筐体2、天板3、第1フロント部20(図2)、第2フロント部120(図3)、第1操作部60(図2)、第2操作部160(図3)、化粧パネル90,92,190,192などを備える。
以下の説明では、図1で示されるガスコンロ1において、板状に構成された天板3の板面方向(天板3の上面をなす所定の平坦面と平行な平面方向)のうち第1方向(図1の例では天板3を平面視したときの短手方向)が前後方向である。そして、上記第1方向と直交する第2方向(図1の例では、天板3を平面視したときの長手方向)が左右方向である。更に、前後方向及び左右方向と直交する方向が上下方向である。なお、図1の例では、上下方向は、天板3の板厚方向である。
筐体2は、例えば公知の金属材料を主体として構成され、ガスコンロ1の外郭部を構成しており、ガスバーナ4,5,6やその他の部品を収容する。筐体2は、左右方向両側に一対の側壁部を備えるとともに、これら側壁部の後端部に連結される形で後壁部(図1では図示省略)が設けられる。筐体2の前面部(図1では図示省略)は、フレーム状又は壁状に構成されており、例えば、上述の一対の側壁部に架け渡される形で配置されるフレーム部などを有する。更に、これら前面部、一対の側壁部、後壁部の下部には底壁部(図1では図示省略)が連結されている。筐体2は、これら前面部、一対の側壁部、後壁部、底壁部によって自身の内部空間が囲まれる構成をなし、上部が開口した箱状形態をなしている。
天板3は、筐体2の上端部に固定されており、筐体2の上端の開口を部分的に閉塞する構成で筐体2上に配置される。天板3は、平面視矩形状の板状形態をなしており、ガスバーナ4,5,6を露出させるための開口部(貫通孔)が複数個形成された構成をなす。
ガスバーナ4,5,6は、天板3に形成された各開口部にそれぞれ対応するように設けられている。具体的には、天板3における右端寄りかつ前端寄りの位置に形成された開口部に挿入される形態でガスバーナ(右バーナ)4が設けられている。また、天板3における左端寄りかつ前端寄りの位置に形成された開口部に挿入される形態でガスバーナ(左バーナ)5が設けられている。更に、また、天板3における中央奥側に形成された開口部に挿入される形態でガスバーナ(奥バーナ)6が設けられている。更に、筐体2の中央付近には、グリル部8が設けられている。グリル部8は、箱状に構成されたグリル庫(図1では図示省略)、グリル庫を開閉するグリル扉8B、ガスバーナとして構成されるとともにグリル庫内に配置されるグリルバーナ(図1では図示省略)、などを備える。
図1のように、筐体2の前面の右端寄りには2つの点火ボタン11,14が設けられ、筐体2の前面の左端寄りにはもう2つの点火ボタン(点火消火スイッチの一例に相当)12,13が設けられている。点火ボタン11は、ガスバーナ4の点火操作及び消火操作を行うための操作ボタンである。点火ボタン12は、ガスバーナ5の点火操作及び消火操作を行うための操作ボタンである。点火ボタン13は、ガスバーナ6の点火操作及び消火操作を行うための操作ボタンである。点火ボタン14は、グリル部8のガスバーナの点火操作及び消火操作を行うための操作ボタンである。各点火ボタン11,12,13,14は、前方側から視認可能な構成かつ前方側からの操作が可能な構成で配置されている。各点火ボタン11,12,13,14のいずれも、前方側に突出した突出位置と突出位置よりも後方側に退避した後退位置とに変位可能に構成されており、更に、各点火ボタン11,12,13,14のいずれも、回転可能に構成されている。
図2、図3で示される第1フロント部20及び第2フロント部120は、例えば、樹脂材料を主体として構成された樹脂フレームを有するとともに樹脂フレームに金属部品などが組み付けられる構成をなしており、グリル部8の左右両側にそれぞれ配置されている。本構成では、筐体2の前面部は、少なくとも一部が開放した構成をなしており、第1フロント部20及び第2フロント部120はいずれも、筐体2の前面部に構成された開放領域を介して筐体2内に一部が挿入される構成で筐体2の前部に組み付けられている。筐体2の前部とは、筐体2における前側の部分(少なくとも筐体2の前後方向の中心よりも前側に位置する部分)であり、上述した前面部は筐体2の前部の一例に相当する。なお、上述した第2フロント部120は、フロント部の一例に相当する。
図2、図3で示される第1操作部60及び第2操作部160は、ユーザによって操作される部品である。第1操作部60は、上述の第1フロント部20に組み付けられるとともに第1回動軸部35,36を中心として回動する構成をなしている。第1操作部60は、少なくとも操作領域が第1フロント部20の前側に配置される前方位置と操作領域が前方位置のときよりも後方側に退避した退避位置とに変位する構成をなす。第2操作部160は、操作部の一例に相当し、上述の第2フロント部120に組み付けられるとともに第2回動軸部135,136を中心として回動する構成をなしている。図7~図9、図11に示すように、第2操作部160の回動の中心となる仮想的な中心線が回動軸Xである。回動軸Xは、左右方向に沿った中心線であり、より具体的には、左右方向と平行な回動中心線である。第2操作部160は、少なくとも操作領域が第2フロント部120の前側に配置される前方位置と操作領域が前方位置のときよりも後方側に退避した退避位置(収納位置)とに変位する構成をなす。
化粧パネル90は、第1フロント部20における上側領域を前側から覆うように配置される板状のパネル部材であり、第1フロント部20に対して着脱可能とされている。化粧パネル90は、板厚方向が前後方向に沿った方向となるように第1フロント部20に取り付けられる。化粧パネル90は、樹脂材料によって板状且つ枠状に構成される樹脂体90Aと、金属材料などによって板状に構成される化粧板90Bとを備えており、樹脂体90Aと化粧板90Bとが前後に重ねられた構成をなす。化粧板90Bは、光沢を有し、ガスコンロ1の前面部の一部を構成する。樹脂体90Aは、化粧板90Bと重なる板部91Aと、板部91Aから後方側に延出するとともに枠状形態をなす後方延設部91Bとを備える。化粧パネル90は、枠状に構成された後方延設部91Bが第1フロント部20の前面部に形成された膨出部20Aと嵌まり合う構成をなす。
化粧パネル92は、第1操作部60を覆うように配置される板状のパネル部材であり、第1操作部60に対して前側から固定されている。化粧パネル92は、第1操作部60が退避位置にあるときに自身の板厚方向が前後方向に沿った方向となるように且つ第1操作部60を前側から覆うように第1操作部60に取り付けられる。化粧パネル92は、樹脂材料によって板状に構成される樹脂板92Aと、金属材料などによって板状に構成される化粧板92Bとを備えており、全体として板状に構成されている。化粧板92Bは、光沢を有し、ガスコンロ1の前面部の一部を構成する。樹脂板92Aは、第1操作部60の前面部に固定される構成をなす。
化粧パネル190は、第2フロント部120における上側領域を前側から覆うように配置される板状のパネル部材であり、第2フロント部120に対して着脱可能とされている。化粧パネル190は、板厚方向が前後方向に沿った方向となるように第2フロント部120に取り付けられる。化粧パネル190は、樹脂材料によって板状且つ枠状に構成される樹脂体190Aと、金属材料などによって板状に構成される化粧板190Bとを備えており、樹脂体190Aと化粧板190Bとが前後に重ねられた構成をなす。化粧板190Bは、光沢を有し、ガスコンロ1の前面部の一部を構成する。樹脂体190Aは、化粧板190Bと重なる板部191Aと、板部191Aから後方側に延出するとともに枠状形態をなす後方延設部182とを備える。化粧パネル190は、枠状に構成された後方延設部182が第2フロント部120の前面部に形成された膨出部142と嵌まり合う構成をなす。
化粧パネル(第2化粧パネルの一例に相当)192は、第2操作部160を覆うように配置される板状のパネル部材であり、第2操作部160に対して前側から固定されている。化粧パネル192は、第2操作部160が退避位置にあるときに自身の板厚方向が前後方向に沿った方向となるように且つ第2操作部160を前側から覆うように第2操作部160に取り付けられる。化粧パネル192は、樹脂材料によって板状に構成される樹脂板192Aと、金属材料などによって板状に構成される化粧板192Bとを備えており、全体として板状に構成されている。化粧板192Bは、光沢を有し、ガスコンロ1の前面部の一部を構成する。樹脂板192Aは、第2操作部160の前面部に固定される構成をなす。
ガスコンロ1は、図3に示すように、バネ部材180を備えている。バネ部材180は、所定方向に長い板状をなしており、第2操作部160に対して前方位置に向かう回動方向の力を継続的に付与する部材である。バネ部材180は、例えば金属板を折り曲げ加工等して構成されるものである。
上述した第2フロント部120は、図3のように、第2操作部160を収容する操作部収容部(収納部の一例に相当)122、及び点火ボタン12,13を収容する点火ボタン収容部124を備える。操作部収容部122は、前方側が開放した箱状形態をなしており、前面の開口部分から第2操作部160が収容される。点火ボタン収容部124は、操作部収容部122の上側に設けられている。点火ボタン収容部124は、前後方向に厚みを有する壁部125を備えている。この壁部125には、前後方向に貫通する孔部126,127が左右に並んで形成されている。孔部126には点火ボタン12が配置され、孔部127には点火ボタン13が配置される。
操作部収容部122は、外殻部130と、箱状部131と、ガイド部133と、一対の第2回動軸部135,136と、を備える。外殻部130は、前面に開口した箱状形態をなしている。箱状部131は、外殻部130の内側において外殻部130の左右内側面及び天井面に対して間隔をあけて配置される。外殻部130の内側であって、箱状部131の左右両側及び上方側に、第2操作部160を収容する収容空間が形成される。箱状部131は、下面が外殻部130の底壁部に連結された構成をなし、さらに、背面が外殻部130の後壁部に連結された構成をなす。
ガイド部133は、第2操作部160の移動をガイドする部分である。ガイド部133は、第2フロント部120の左右方向他方側(本実施形態では左側)に配置されている。ガイド部133は、例えば公知のギアとして構成されており、外殻部130の左右方向他方側の内側面に設けられている。
第2回動軸部135,136は、操作部収容部122の前側の下端部に左右一対で設けられている。第2回動軸部135,136は、それぞれ左右方向に沿って延びる形態をなしており、外殻部130の前方側において外殻部130の前面と間隔をあけて配置される。この第2回動軸部135,136に対して、それぞれ後述する第2操作部160の第1支持部162、第2支持部163が連結されることによって、第2操作部160が回動可能に支持される。
上述した第2操作部160は、図3のように、前板部161と、第1支持部162、第2支持部163と、上板部167と、操作パネル169とを備える。
前板部161は、退避位置のときに起立状態となり、前方位置のときに傾倒状態となる部位である。前板部161は、退避位置のときに操作部収容部122における前面の開口部分を閉塞する。
第1支持部162、第2支持部163は、前板部161の下端部(第2フロント部120における第2操作部160の下方に配置される底面部128(図9、図12、図13参照)の前端部)において左右一対で設けられている。第1支持部162と第2支持部163は、左右に間隔をあけて配置されている。第1支持部162、第2支持部163は、それぞれ第2フロント部120の第2回動軸部135,136に連結される。これにより、第2操作部160は、第2回動軸部135,136の軸線周り(回動軸X(図7~図9、図11)周り)を回動可能に支持される。上板部167は、前板部161の背面から後方側に延びる。
操作パネル169は、ユーザがガスコンロ1に対する操作を行うための部品であり、上板部167の上方側に載置される。操作パネル169は、退避位置では全体が操作部収容部122内に収容され、前方位置では全体が操作部収容部122の外側に露出した状態となる。
2.化粧パネルの詳細構造
次に、化粧パネル190の詳細構造について説明する。化粧パネル190は、図3に示すように、前面化粧部181と、後方延設部182と、を備えている。前面化粧部181は、点火ボタン12,13がそれぞれ挿入される第1貫通孔183、第2貫通孔184を有している。第1貫通孔183、第2貫通孔184は、板状に形成される前面化粧部181において板厚方向に貫通している。前面化粧部181は、第2フロント部120の壁部125の前面を前側から覆っている。壁部125は、被覆対象部位の一例に相当する。
後方延設部182は、図3に示すように、上側延設部182Aと、左側延設部182B(図5参照)と、右側延設部182Cと、下側延設部182D(図10参照)と、を具備している。上側延設部182Aは、前面化粧部181の上端側から後方に延びている。左側延設部182Bは、前面化粧部181の左端側から後方に延びている。右側延設部182Cは、前面化粧部181の右端側から後方に延びている。下側延設部182Dは、前面化粧部181の下端側から後方に延びている。
後方延設部182には、第2通気部171(図5参照)、第2通気部172(図4参照)、第2通気部173(図10参照)が設けられている。第2通気部171,172,173は、後方延設部182の外側と内側との間で気体を通すように機能する。第2通気部171は、図5、図7に示すように、左側延設部182Bに設けられている。第2通気部171は、左側延設部182Bにおける下端側に偏った位置に形成され、後端から前方に凹む内縁部171Aによって構成されている。
第2通気部172は、図4、図8に示すように、右側延設部182Cに設けられている。第2通気部172は、右側延設部182Cにおける下端側に偏った位置に形成され、後端から前方に凹む内縁部172Aによって構成されている。
第2通気部(下側通気部の一例に相当)173は、図10に示すように、下側延設部182Dに設けられている。第2通気部173は、下側延設部182Dにおける右端側に偏った位置に形成され、後端から前方に凹む内縁部173Aによって構成されている。
3.第2フロント部の詳細構造
次に、第2フロント部120の詳細構造について説明する。
第2フロント部120の壁部(被覆対象部位)125は、図11~13に示すように、対向部141と、膨出部142と、を備えている。対向部141は、第2フロント部120に化粧パネル190が組み付けられた状態で、自身の前面が後方延設部182の後端部と対向する部分である。膨出部142は、対向部141の前面よりも前方側に膨出する部分である。対向部141は、膨出部142の周囲に設けられている。膨出部142は、立ち上がり部143と、前面部144と、を具備している。立ち上がり部143は、対向部141の前面よりも前方側に立ち上がるとともに、第2フロント部120に化粧パネル190が組み付けられた状態で、後方延設部182の一部と嵌まり合う。前面部144は、立ち上がり部143の前端側に設けられるとともに、前面化粧部181によって覆われる。
壁部125には、図11~図13に示すように、点火ボタン(第1スイッチに相当)12が挿入される第1挿入孔145と、点火ボタン(第2スイッチに相当)13が挿入される第2挿入孔146と、が設けられている。第1挿入孔145、第2挿入孔146は、壁部125を壁厚方向に貫通している。
壁部125には、図11~図13に示すように、壁部125の後方側の空間に通じる第1通気部151,152,153が設けられている。第1通気部151は、壁部125において、壁部125の左端と第1挿入孔145との間に設けられている。第1通気部151は、開口部151Aを有している。開口部151Aは、壁部125の左端寄りの位置において、一部が立ち上がり部143に設けられるように、膨出部142と対向部141とに跨がって形成されている。具体的には、開口部151Aは、左側の縁が対向部141の縁(上側の立ち上がり部143の後端に連なる縁)によって構成され、右側の縁が前面部144の縁(第1挿入孔145側に凹む縁)によって構成されている。これにより、開口部151Aは、前後方向(壁部125の壁厚方向)に貫通するとともに、左右方向(立ち上がり部143の板厚方向)に貫通する立体的な開口領域を有している。
壁部125には、図11~図13に示すように、左端(第1通気部151の左側)において、後方に凹む左縁部147が形成されている。左縁部147は、壁部125の左端における下端寄りの位置(第2通気部171の内縁部171Aと左右方向で大部分が重なる位置(図7参照))に設けられている。
第1通気部152は、図11~図13に示すように、壁部125において、壁部125の右端と第2挿入孔146との間に設けられている。第1通気部152は、開口部152Aを有している。開口部152Aは、壁部125の右端寄りの位置において、一部が立ち上がり部143に設けられるように、膨出部142と対向部141とに跨がって形成されている。具体的には、開口部152Aは、右側の縁が対向部141の縁(上側の立ち上がり部143の後端に連なる縁)によって構成され、左側の縁が前面部144の縁(第2挿入孔146側に凹む縁)によって構成されている。これにより、開口部152Aは、前後方向(壁部125の壁厚方向)に貫通するとともに、左右方向(立ち上がり部143の板厚方向)に貫通する立体的な開口領域を有している。
第1通気部153は、図11~図13に示すように、一部(上端)が第1挿入孔145と第2挿入孔146との間に位置するように、壁部125に設けられている。第1通気部153は、開口部(通気孔の一例に相当)153Aを有している。開口部153Aは、壁部125の左右方向中央側且つ上下方向下端側の位置において、一部が立ち上がり部143に設けられるように、膨出部142と対向部141とに跨がって形成されている。具体的には、開口部153Aは、下側の縁が対向部141の縁(左右両隣の立ち上がり部143の後端に連なる縁)によって構成され、上側の縁が前面部144の縁(第1挿入孔145と第2挿入孔146との間の領域に向かって凹む縁)によって構成されている。開口部153Aの上側の縁は、第1挿入孔145及び第2挿入孔146の縁に沿うように湾曲した形状になっている。これにより、開口部153Aは、前後方向(壁部125の壁厚方向)に貫通するとともに、上下方向(立ち上がり部143の板厚方向)に貫通する立体的な開口領域を有している。
第2フロント部120には、図9に示すように、第2操作部160の前板部161と底面部128との間に第3通気部174が設けられている。第3通気部174は、図6に示すように、第2フロント部120内における底面部128の上方側の空間と第2フロント部120外の空間との間で気体を通すように機能する。第3通気部174は、第1支持部162と第2支持部163との間に形成される内縁部174Aを有している。内縁部174Aは、底面部128の前端から後方に凹む縁であり、左右方向の中心側(第1支持部162と第2支持部163とで挟まれる部分)に設けられている。第3通気部174は、第1支持部162と第2支持部163との間の空間(前板部161と内縁部174Aとによって囲まれる空間)を介して、底面部128の下方側の空間(筐体2の外部の空間)と底面部128の上方側の空間(操作部収容部122の内側の空間)とを通じさせる。
4.気体通路の構造
次に、ガスコンロ1に形成される気体通路について説明する。
ガスコンロ1は、第2フロント部120に化粧パネル190が組み付けられた状態で、化粧パネル190の前面化粧部181が第1通気部151,152,153の前側を覆う構成をなしている。第1通気部151(より具体的には、開口部151A)は、図5、図7に示すように、第2通気部171と左右方向で対向している。具体的には、開口部151Aは、第2通気部171の開口領域(内縁部171Aの内側)と左右方向で重なっている。また、開口部151A、第2通気部171は、壁部125の左縁部147と左右方向で重なっている。すなわち、第2通気部171、左縁部147、開口部151Aは、左右方向でそれぞれの開口領域が重なった状態で、左側から順に並んでいる。これにより、後方延設部182の内側において、第2通気部171内の空間と第1通気部151内の空間との間で気体が流れる構成をなしている。そして、第2通気部171と第1通気部151とによって、化粧パネル190の左側の外部空間と、壁部125の後方側の空間との間の気体通路(図5、図7の矢印を参照)が構成される。
第1通気部152(より具体的には、開口部152A)は、図8に示すように、第2通気部172と左右方向で対向している。具体的には、開口部152Aの開口領域は、第2通気部172の開口領域(内縁部172Aの内側)と左右方向で重なっている。これにより、後方延設部182の内側において、第2通気部172内の空間と第1通気部152内の空間との間で気体が流れる構成をなしている。そして、第2通気部172と第1通気部152とによって、化粧パネル190の右側の外部空間と、壁部125の後方側の空間との間の気体通路(図8の矢印を参照)が構成される。
第1通気部153(より具体的には、開口部153A)は、図10に示すように、第2通気部173と上下方向で対向している。具体的には、開口部153Aの開口領域は、第2通気部173の開口領域(内縁部173Aの内側)と上下方向で重なっている。これにより、後方延設部182の内側において、第2通気部173内の空間と第1通気部153内の空間との間で気体が流れる構成をなしている。また、図4、図7、図8に示すように、第2操作部160が退避位置(収納位置)にあるときに、化粧パネル190と化粧パネル192とが、隙間194を介して上下に並ぶ構成をなしている。そして、隙間194と第2通気部173と第1通気部153とによって、隙間194の外側(前側)の外部空間と、壁部125の後方側の空間との間の気体通路(図10の矢印を参照)が構成される。
第3通気部174は、図6、図9に示すように、化粧パネル192の後側で、第2フロント部120の内部空間(操作部収容部122の内側の空間)とつながっている。これにより、化粧パネル192の後側において、第3通気部174内の空間と操作部収容部122の内側の空間との間で気体が流れる構成をなしている。そして、第3通気部174によって、第3通気部174の下側の外部空間と、操作部収容部122の内側の空間との間の気体通路(図6の矢印を参照)が構成される。
5.第1実施形態の効果
ガスコンロ1は、第2フロント部120の壁部125に、壁部125の後方側の空間に通じる第1通気部151,152,153が設けられている。そのため、第1通気部151,152,153は、壁部125の前方側から後方側へと空気を通過させることができる。また、ガスコンロ1は、化粧パネル190の後方延設部182に、後方延設部182の外側と内側との間で気体を通す第2通気部171,172,173が設けられている。そのため、第2通気部171,172,173は、後方延設部182の外側から内側へと空気を通過させることができる。そして、ガスコンロ1は、後方延設部182の内側において、第2通気部171,172,173内の空間と第1通気部151,152,153内の空間との間で気体が流れる構成をなしている。これにより、ガスコンロ1は、化粧パネル190の外側(後方延設部182の外側)から、第2通気部171,172,173内の空間、及び第1通気部151,152,153内の空間を介して、壁部125の後方側の空間(ガスバーナ4,5,6が収容される筐体2の内側)へと空気を供給することができる。したがって、ガスコンロ1は、化粧パネル190の前面化粧部181に空気の導入孔を設けることなく、ガスバーナ4,5,6に燃焼用の空気を供給し易い構成とすることができる。その上で、化粧パネル190の前面化粧部181が第1通気部151,152,153の前側を覆う構成をなしている。また、化粧パネル190の後方延設部182に、第2通気部171,172,173が設けられている。そのため、ガスコンロ1は、第1通気部151,152,153及び第2通気部171,172,173がユーザの目に付き難く、通気部が見えることにより美観が損なわれることを防ぐことができる。したがって、ガスコンロ1は、美観を維持しつつ、ガスバーナ4,5,6に燃焼用空気を供給し易くすることができる。
ガスコンロ1は、第1通気部151,152,153の開口部151A,152A,153Aの少なくとも一部が、膨出部142の立ち上がり部143に設けられている。そのため、第1通気部151,152,153内の空間を通過する空気の流れを、膨出部142の膨出方向とは異なる方向(前面部144の面に沿う方向)とすることができる。そして、開口部151A,152A,153Aの少なくとも一部が第2通気部171,172,173と対向している。そのため、第2通気部171,172,173内の空間から第1通気部151,152,153内の空間へと空気を偏向させることなく円滑に流すことができる。
ガスコンロ1において、第2フロント部120の壁部125における第1挿入孔145と第2挿入孔146との間の領域は、点火ボタン12又は点火ボタン13と干渉し易く、部品配置などに利用し難い領域である。そのため、ガスコンロ1は、このような領域に開口部153Aを設けることで、部品配置などに利用できない領域を有効に利用することができる。
ガスコンロ1の第2通気部173は、下側延設部182Dに設けられるため、化粧パネル190の後部側且つ下部側に位置することになり、より一層ユーザの目に付き難くすることができる。そして、第2通気部173は、隙間194と壁部125の後方側の空間との間の気体通路を構成する。そのため、気体通路は、隙間194から入り込む空気を、第2通気部173を介して壁部125の後方側の空間へと供給することができる。
ガスコンロ1は、第2フロント部120内における底面部128の上方側の空間と第2フロント部120外の空間との間で気体を通す第3通気部174が設けられている。そのため、第3通気部174を介して、第2フロント部120外の空間から第2フロント部120内における底面部128の上方側の空間へと、ガスバーナ4,5,6の燃焼用の空気を供給することができる。その上で、第3通気部174は、第2操作部160の前板部161と、第2フロント部120の底面部128との間に設けられているため、筐体2の前面に露出せず、目立たなくなる。そのため、ガスコンロ1は、第3通気部174を設けることによって美観が損なわれることを防ぐことができる。
ガスコンロ1は、第2フロント部120における第1支持部162と第2支持部163との間の空間は、前側に第2操作部160が配置されたりして、部品配置などに利用し難い空間である。そのため、ガスコンロ1は、このような第1支持部162と第2支持部163との間の空間に第3通気部174を設けることで、部品配置などに利用できない空間を有効に利用することができる。
6.他の実施形態
本発明は、上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述又は後述の実施形態の特徴は、矛盾しない範囲であらゆる組み合わせが可能である。また、上述又は後述の実施形態のいずれの特徴も、必須のものとして明示されていなければ省略することもできる。更に、上述した実施形態を、次のように変更してもよい。
上述の実施形態では、コンロの一例としてビルトインコンロとして構成されるガスコンロ1を例示したが、テーブルコンロなどの他種のコンロであってもよい。
上述の実施形態では、第2フロント部120について説明したが、第1フロント部20も同様の構成(第1通気部151,152,153、第2通気部171,172,173、第3通気部174などが設けられる構成)であってもよい。
上述の実施形態では、開口部151A,152A,153Aは、一部が立ち上がり部143に設けられている構成であったが、全体が立ち上がり部143に設けられている構成(立ち上がり部143のみに開口領域が形成される構成)であってもよい。
上述の実施形態において、第1通気部153は、一部(上端)が第1挿入孔145と第2挿入孔146との間に位置していた。しかしながら、全体が第1挿入孔145と第2挿入孔146との間に位置する構成や、下端や上下方向の中心部分などの一部が、第1挿入孔145と第2挿入孔146との間に位置していてもよい。
1…ガスコンロ
2…筐体
4,5,6…ガスバーナ
12…点火ボタン(点火消火スイッチ、第1スイッチ)
13…点火ボタン(点火消火スイッチ、第2スイッチ)
120…第2フロント部(フロント部)
122…操作部収容部(収納部)
125…壁部(被覆対象部位)
128…底面部
141…対向部
142…膨出部
143…立ち上がり部
144…前面部
145…第1挿入孔
146…第2挿入孔
151,152,153…第1通気部
151A,152A…開口部
153A…開口部(通気孔)
160…第2操作部(操作部)
161…前板部(操作部の前面側の壁部)
162…第1支持部
163…第2支持部
171,172…第2通気部
173…第2通気部(下側通気部)
174…第3通気部
174A…内縁部
181…前面化粧部
182…後方延設部
182A…上側延設部
182B…左側延設部
182C…右側延設部
182D…下側延設部
183…第1貫通孔(貫通孔)
184…第2貫通孔(貫通孔)
190…化粧パネル
192…化粧パネル(第2化粧パネル)
194…隙間

Claims (6)

  1. ガスバーナを収容する筐体と、
    前記筐体の前部に固定されるとともに自身の下部側において前方側が開放した収納部が設けられるフロント部と、
    前記フロント部に対して前側から装着され、前記フロント部において前面側に配置される被覆対象部位を前側から覆う化粧パネルと、
    前記ガスバーナの点火操作及び消火操作に用いられる点火消火スイッチと、
    を有し、
    前記化粧パネルは、
    前記点火消火スイッチが挿入される貫通孔を有するとともに前記被覆対象部位の前面を前側から覆う板状の前面化粧部と、
    前記前面化粧部の上端側から後方に延びる上側延設部と、前記前面化粧部の左端側から後方に延びる左側延設部と、前記前面化粧部の右端側から後方に延びる右側延設部と、前記前面化粧部の下端側から後方に延びる下側延設部と、を具備する後方延設部と、
    を備え、
    前記フロント部の前記被覆対象部位には、前記被覆対象部位の後方側の空間に通じる第1通気部が設けられ、
    前記前面化粧部が前記第1通気部の前側を覆う構成をなし、
    前記後方延設部には、前記後方延設部の外側と内側との間で気体を通す第2通気部が設けられ、
    前記後方延設部の内側において、前記第2通気部内の空間と前記第1通気部内の空間との間で気体が流れる構成をなすコンロ。
  2. 前記被覆対象部位は、
    自身の前面が前記後方延設部の後端部と対向する対向部と、
    前記対向部の前面よりも前方側に膨出する膨出部と、
    を備え、
    前記対向部は、前記膨出部の周囲に設けられ、
    前記膨出部は、前記対向部の前面よりも前方側に立ち上がるとともに前記後方延設部の少なくとも一部と嵌まり合う立ち上がり部と、前記立ち上がり部の前端側に設けられるとともに前記前面化粧部によって覆われる前面部と、を具備し、
    前記第1通気部は、開口部を有し、
    前記開口部の少なくとも一部が前記立ち上がり部に設けられ且つ前記第2通気部と対向している
    請求項1に記載のコンロ。
  3. 前記前面化粧部には、前記貫通孔として少なくとも第1貫通孔と第2貫通孔とが設けられ、
    前記点火消火スイッチとして、少なくとも前記第1貫通孔に挿入される第1スイッチと前記第2貫通孔に挿入される第2スイッチとが設けられており、
    前記被覆対象部位には、前記第1スイッチが挿入される第1挿入孔と、前記第2スイッチが挿入される第2挿入孔と、前記第1通気部の少なくとも一部をなす通気孔と、が設けられ、
    前記通気孔は、少なくとも一部が前記第1挿入孔と前記第2挿入孔との間に位置する
    請求項1又は請求項2に記載のコンロ。
  4. 前記フロント部に組み付けられるとともに、外部から入力操作を受ける領域である操作領域が前記フロント部の前側に配置される前方位置と前記操作領域が前記前方位置のときよりも後方側に退避した退避位置とに変位する操作部を有し、
    前記操作部の前面側には、第2化粧パネルが設けられ、
    前記操作部が前記退避位置にあるときに前記化粧パネルと前記第2化粧パネルとが隙間を介して上下に並ぶ構成をなし、
    前記第2通気部は、前記下側延設部に設けられるとともに前記隙間と前記被覆対象部位の後方側の空間との間の気体通路を構成する下側通気部を含む
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコンロ。
  5. 前記フロント部に組み付けられるとともに、外部から入力操作を受ける領域である操作領域が前記フロント部の前側に配置される前方位置と前記操作領域が前記前方位置のときよりも後方側に退避した退避位置とに変位する操作部を有し、
    前記フロント部は、前記操作部の下方に配置される底面部を有し、
    前記操作部の前面側の壁部と前記底面部との間には、前記フロント部内における前記底面部の上方側の空間と前記フロント部外の空間との間で気体を通す第3通気部が設けられている
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のコンロ。
  6. 前記フロント部は、前記底面部の前端側に前記操作部を回動可能に支持する第1支持部及び第2支持部が設けられ、
    前記第1支持部と前記第2支持部とが左右に間隔をあけて配置されており、
    前記第3通気部は、前記第1支持部と前記第2支持部との間の内縁部を有するとともに前記第1支持部と前記第2支持部との間の空間を介して前記底面部の下方側の空間と前記底面部の上方側の空間とを通じさせる
    請求項5に記載のコンロ。
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