JP5426286B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、扉に改良を加えた加熱調理器に関する。
従来より、オーブンレンジ等の加熱調理器においては、調理器本体が、前面に開口部を有する調理室を具え、被調理物をその開口部から調理室の内部に収容して加熱調理するようになっており、この調理器本体に、上記調理室の開口部を開閉する扉が設けられている。
そして、扉には、透視部が設けられると共に、その透視部を前後で挟む透明のガラス板から成る外側透視板と内側透視板が設けられ、扉を閉鎖した状態で、扉の前方からそれら外側透視板、透視部、及び内側透視板を通じ、更に上記調理室の開口部を通じて調理室の内部が透視でき、もってその調理室の内部における調理の様子等が視認できるようになっている。
しかして、その調理中には、調理室の内部で発生した蒸気が扉の内部に入ることがあり、ことにスチーム加熱調理機能を有するものでは、扉の内部に蒸気が入りやすく、入った蒸気は扉の内部で結露しやすい。そして、そのうち特に上記透視部の上方に生じた露は、いずれ滴下して透視部の内部に入り、外側透視板と内側透視板の内面に曇りを生じさせる結果となる。このため、調理中、調理室の内部における調理の様子等が視認できにくくなることがあった。
これに対して、上記扉の透視部の内部(外側透視板と内側透視板との間)に、調理時の排熱により熱せられた風を供給して結露の発生を防止することが考えられている(特許文献1参照)。
特開2006−226537号公報
しかしながら、上述の、扉の透視部の内部に調理時の排熱により熱せられた風を供給するものでも、外側透視板と内側透視板の内面に曇りを生じさせるもとである、透視部内部への露の滴下を阻止することはできないため、その曇りの発生防止効果が充分には得られない。しかも、調理時の排熱により熱せられた風を扉の透視部の内部に供給するために、送風機並びにダクトを設ける必要があり、加熱調理器の構成が複雑になって、コスト高になるという問題点を有する。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従ってその目的は、扉の透視部を挟んだ外側透視板と内側透視板の内面の曇りを、簡単な構成で、充分に防止することのできる加熱調理器を提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明の加熱調理器においては、前面に開口部を有し、被調理物をその開口部から収容して加熱調理する調理室を具えた調理器本体と、この調理器本体に、前記調理室の開口部を開閉するように設けられた扉とを具備する加熱調理器において、前記扉は、前記調理室の開口部を通じて前記調理室の内部が透視可能な透視部を有すると共に、その透視部を前後で挟む外側透視板と内側透視板とを有しており、前記透視部の少なくとも上部に、該透視部を覆う覆い部を、中央部が高く、それより外側の部分が低くなる形態で設けることにより、前記透視部上方の扉内部に生じた露を該覆い部で受けると共に該覆い部を伝わせて流し落とすようにしたことを特徴とする(請求項1の発明)。
上記手段によれば、扉の外側透視板と内側透視板の内面に曇りを生じさせるもとである透視部内部への露の滴下を、透視部の少なくとも上部に設けた覆い部で阻み、しかも、その露を、覆い部の中央部が高くそれより外側の部分が低くなる形態で、透視部に浸入させないまま、覆い部を伝わせて流し落とす。もって、透視部内部への露の滴下浸入を確実に阻止することができ、上記外側透視板と内側透視板の内面の曇りを充分に防止することができる。
又、その場合、必要な構成は、透視部の少なくとも上部に、該透視部を覆う覆い部を、中央部が高く、それより外側の部分が低くなる形態で設けるだけであり、簡単な構成で実現できる。
本発明の一実施例を示す主要部分の縦断側面図 全体の外観斜視図 扉の、前上方から見た分解斜視図 扉の、後上方から見た分解斜視図 扉前半部の背面図
以下、本発明の一実施例(一実施形態)につき、図面を参照して説明する。
まず、図2に全体の外観を示す加熱調理器1は、例えばオーブンレンジであり、調理器本体2と扉3とを有している。
調理器本体2は、図1に示すように、外箱4の内部に内箱5を配置結合して構成しており、その内箱5の内部を調理室6として機能させるようになっている。調理室6は、前面に開口部7を有しており、その開口部7から図示しない被調理物を収容するようになっている。
調理室6には、図示しないマイクロ波発振器からマイクロ波が供給され、もってマイクロ波による上記被調理物の加熱調理が行われるようになっている。そのほか、調理室6では、図示しない電気ヒータによる加熱調理や、熱風による加熱調理、並びに高温の蒸気によるスチーム加熱調理が行われるようになっている。
扉3は、調理器本体2の前面部に配置しており、調理器本体2の前面部の下辺部に設けた図示しないヒンジに枢支されて前記調理室6の開口部7を開閉するようになっている。この扉3は、詳細には図1のほか、図3及び図4に示すように、外枠8を主体とし、この外枠8に前方より中枠9、外側透視板10、及び化粧枠11を組み付け、後方よりシーリングプレート12、内側透視板13、後枠14、及びパッキン15を組み付けて構成している。
外枠8は、外形が矩形状を成しており、中央部一帯の部分に開口部16を有している。開口部16は正面形がいわゆる蒲鉾形であり、従って、上縁部の中央部が高く、それより外側の部分が低くなっていて、その中央部からそれより外側の部分にかけて滑らかに連なる湾曲状を成しており、左右の両側縁部は垂直の直状、下縁部は水平の直状を成している。
中枠9は、上側に透視部17を有している。この透視部17は、上記外枠8の開口部16と同形の開口部であり、従って、上縁部の中央部が高く、それより外側の部分が低くなっていて、その中央部からそれより外側の部分にかけて滑らかに連なる湾曲状を成しており、左右の両側縁部は垂直の直状、下縁部は水平の直状を成している。但し、この透視部17は外枠8の開口部16より一回り小さいものであり、且つ、図1に示すように前記調理室6の開口部7よりも小さいものである。
透視部17の周縁部には、透視部17を覆う覆い部18を形成している。この覆い部18は、中枠9の透視部17部分の板厚より前後方向に幅広に形成したリブから成るもので、透視部17の上部においては、透視部17の上縁部に位置して該上縁部の形状どおりに、中央部18aが高く、それより外側の部分18b,18cが低くなる形態で、それらが滑らかに連なる湾曲状を成している。更に、この覆い部18は、透視部17の上部から左右の両側部及び下部までわたって設けており、その左右の両側部18d,18eは、透視部17の左右の両側縁部の形状どおりに、垂直の直状を成している。下部18fは、透視部17の下縁部に位置して該下縁部の形状どおりに、水平の直状を成している。
なお、上記覆い部18の左右の両側部18d,18eは、上部の中央部18a及びそれより外側の部分18b,18c、並びにそれらとほゞ同幅の下部18fよりも、後方にのみ突出して、幅狭に形成している。又、覆い部18の左右の両側部18d,18eより更に外側には、補助覆い部19を形成しており、この補助覆い部19は、上部の外側の部分18b,18cと連続する湾曲状にて中枠9の下角部まで延びている。
そして、中枠9は、覆い部18の後半部を外枠8の開口部16に嵌入しつつ、外枠8の前面に配置している。
外側透視板10は、透明のガラス板から成っており、中枠9の透視部17より大きな矩形で、中枠9の前面に重ねている。
化粧枠11は、外側透視板10より大きな矩形で、中枠9の透視部17より縦寸法の大きな蒲鉾形の開口部20を有しており、図1に示すように、この化粧枠11を外側透視板10の前面に重ね、開口部20の周縁部で外側透視板10を中枠9に押し付けつつ、それら中枠9及び化粧枠11を外枠8にねじ21によって結合している。
なお、外枠8の前側には、そのほか、ハンドル前部22を形成しており、このハンドル前部22と外枠8及び化粧枠11との間には、ハンドル前部22に結合するハンドル後部23aと外枠遮蔽部23bとを有する補助ピース23を配置結合している。
これらに対して、シーリングプレート12は、中央部一帯にマイクロ波を遮断する孔をパンチングメタル状に多数有する多孔部12aを有する矩形のプレートから成っており、その多孔部12aの背面に内側透視板13を重ね付けている。
内側透視板13は、透明のガラス板から成っており、前記外側透視板10よりやゝ小さな矩形を成している。この内側透視板13を重ね付けたシーリングプレート12を、前記補助ピース23の外枠遮蔽部23bにねじ24によって結合すると共に、前記外枠8に図示しない複数のねじによって結合しており、かくして、中枠9の透視部17を前記外側透視板10及び内側透視板13で前後に挟むようにしている。
後枠14は、内側透視板13及びシーリングプレート12より大きな矩形で、これを、シーリングプレート12の外周縁部を後方より多いつつ、外枠8に結合している。
パッキン15は、後枠14及びシーリングプレート12より小さな矩形の枠状を成しており、これを後方より後枠14の内周縁部とシーリングプレート12との間に装着している。このパッキン15は、扉3を閉じたときに前記調理室6の開口部7の前縁部に圧接してその開口部7を密に封じる機能を奏するものである。
しかして、扉3は、前記透視部17の下方にスペース25を有しており、このスペース25に前記各種の加熱調理を制御するための制御部26を配置している。制御部26は、詳細には、配線基板27にエンコーダ28や発光ダイオード29及びタクトスイッチ30など各種電気部品を実装して成るもので、前記中枠9の下部9aに取付けており、前記覆い部18の幅、特に該制御部26の直上に位置する下部18fの幅Wは、この制御部26の同方向(前後)の幅(厚さ)Wよりも大きくしている。
又、制御部26上方の部位において、中枠9の下部9aには表示シート31を取付けており、この表示シート31は前記各種の加熱調理の調理内容を番号ごとに表示するもので、その調理内容を表す文字が番号と共に記されており、その文字及び番号は外側透視板10を透して使用者に視認されるようになっている。
更に、図3に示すように、前記配線基板27には表示器32を装着しており、この表示器32は例えば液晶表示器から成っていて、前記各種の加熱調理に関する表示をするようになっており、その表示内容は中枠9の下部9aに形成した開口部33(図4参照)及び外側透視板10を透して使用者に視認されるようになっている。又、表示器32はその表示の一つとして調理する内容を表示シート31に記された番号で表示するようになっている。
図2には又、上記制御部26に使用者が操作を加えるための操作子である、操作ダイヤル34と、操作ボタン35,36及び操作キー37〜42を示しており、図3に示すように、前記化粧枠11には、そのうちの操作キー37〜42を組み込むための孔43〜48を下部に形成し、外側透視板10と中枠9には、操作ダイヤル34と操作ボタン35,36を組み込むための孔49〜51,52〜54を下部に形成している。
そのほか、扉3の下壁部である外枠8の下壁部には、図1に示すように、空気導入口55,56を形成している。そのうちの空気導入口55は第1の空気導入口であって、外枠8の下壁部の後部に、図5に示すように中央部及び左右の両側部など複数個所で形成しており、他方、空気導入口56は第2の空気導入口であって、外枠8の下壁部の前部に、上記空気導入口55同様の複数個所で形成している。
又、これに関連して、前記扉3の透視部17下方のスペース25には、外枠8の下部8aが位置していて、これがスペース25を後部スペース25aと前部スペース25bとに仕切る仕切部となっており、従って、後部スペース25aは第1の空気導入口55側のスペース、前部スペース25bは第2の空気導入口56側のスペースとなっている。そして、そのうちの前部スペース25bに前記制御部26を配置している。
又、外枠8の下部8a(仕切部)の上部には、連通口57を形成しており、この連通口57により上記両スペース25a,25bを連通させている。
更に、外枠8の下部8aの背面(後部スペース25a側)には、2枚の遮熱板58,59を取付けている。
そのほか、図5には、前記制御部26に接続したリード線60を示している。
さて、上述の如く構成したものの場合、扉3には、中枠9によって透視部17を設けると共に、その透視部17を前後で挟む外側透視板10と内側透視板13とを設けており、扉3を閉鎖した状態で、扉3の前方からそれら外側透視板10、透視部17、シーリングプレート12の多孔部12a及び内側透視板13を通じ、更に調理室6の開口部7を通じて調理室6の内部が透視でき、もってその調理室6の内部における調理の様子等が視認できる点は従来と同様である。
しかして、その調理中には、調理室6の内部で発生した蒸気が扉3の内部に入ることがあり、ことにスチーム加熱調理を行ったときには、扉3の内部に蒸気が入りやすく、入った蒸気は扉3の内部で結露しやすい。そして、そのうち特に上記透視部17の上方に生じた露が、いずれ滴下するのも従来と同様であるが、上述の如く構成したものの場合、透視部17の少なくとも上部には、該透視部17を覆う覆い部18を設けているので、露の透視部17内への滴下を覆い部18で阻止することができる。
しかも、覆い部18は、中央部18aが高く、それより外側の部分18b,18cが低くなる形態で設けているので、覆い部18で受けた露を、透視部17に浸入させないまま、覆い部18の上記中央部18aからそれより外側の部分18b,18cを伝わせて流し落とすことができる。
かくして、透視部17内への露の滴下浸入を確実に阻止することができるものであり、その露による上記外側透視板10と内側透視板13の内面の曇りを充分に防止することができる。よって、調理中、調理室6の内部における調理の様子等が視認できにくくなることもないようにできる。又、その場合、必要な構成は、透視部17の少なくとも上部に、該透視部17を覆う覆い部18を、中央部18aが高く、それより外側の部分18b,18cが低くなる形態で設けるだけであり、従来の、調理時の排熱により熱せられた風を扉の透視部の内部に供給すべく送風機並びにダクトを設ける必要があったものより、簡単な構成で実現することができる。
上述の如く構成したものの場合、覆い部18は、透視部17の上部のみでなく、上部から側部までわたって設けている。これにより、覆い部18で受けた露を、覆い部18の前記中央部18aからそれより外側の部分18b,18c、そして、側部18d,18eを伝わせて流し落とすことができる。かくして、透視部17内への露の滴下浸入をより確実に阻止することができるものであり、よって、その露による前記外側透視板10と内側透視板13の内面の曇りもより充分に防止することができて、調理中、調理室6の内部における調理の様子等が視認できにくくなることも一層ないようにできる。
更に、上述の如く構成したものの場合、覆い部18は、透視部17の上部から側部に加えて下部までわたって設けている。これにより、覆い部18の中央部18aから側部18d,18eの下端までを伝わせて流した露でさえも、下部18fで透視部17への浸入を阻止できるので、その露による外側透視板10と内側透視板13の内面の曇りも更に充分に防止することができて、調理中、調理室6の内部における調理の様子等が視認できにくくなることも更に一層ないようにできる。
加えて、上述の如く構成したものの場合、覆い部18は、透視部17の上部においては、中央部18aからそれより外側の部分18b,18cにかけて滑らかに連なる湾曲状に設けている。これにより、覆い部18で受けた露の流し落としが、よりスムーズにできて、透視部17内への露の浸入をより確実に阻止することができるものであり、これによっても、その露による外側透視板10と内側透視板13の内面の曇りも更に充分に防止することができて、調理中、調理室6の内部における調理の様子等が視認できにくくなることも更に一層ないようにできる。
一方、上述の如く構成したものの場合、扉3は、空気導入口55,56を有している。図1及び図5には、それらの空気導入口55,56により扉3の外部から扉3の内部に導入される空気の流れを、矢印Aと矢印Bとで示している。そのうち、矢印Aは空気導入口55により導入される空気の流れを示しており、扉3の外部から空気導入口55のそれぞれを通じて扉3の内部に導入された空気が、扉3の透視部17下方のスペース25中、外枠8の下部8a(仕切部)で仕切られた後部スペース25aを通り、覆い部18の外下方から左右の両外側方という外側を風路として通って流れる。
矢印Bは空気導入口56により導入される空気の流れを示しており、扉3の外部から空気導入口56のそれぞれを通じて扉3の内部に導入された空気が、扉3の透視部17下方のスペース25中、外枠8の下部8a(仕切部)で仕切られた前部スペース25bを通り、外枠8の下部8a(仕切部)に形成した連通口57を通って、上記後部スペース25aを通った空気と合流し、従って、その後、覆い部18の外下方から左右の両外側方という外側を風路として通って流れる。又、上記連通口57を通らずに直進した空気も、その後、覆い部18の外下方から左右の両外側方という外側を風路として通って流れる。
これらにより、扉3の内部に入った蒸気をその空気の流れで流し、覆い部18の外側で蒸気が滞留するのを防ぎ得るので、蒸気が覆い部18の外側で結露するのを防止できて、その露の透視部17内への浸入をより確実に防止することができる。又、この場合、蒸気自体の透視部17内への浸入も防止することができる。かくして、外側透視板10と内側透視板13の内面の曇りをより確実に防止することができる。
又、上記空気導入口55は第1の空気導入口であり、空気導入口56は第2の空気導入口である。そのうちの第2の空気導入口56側の前部スペース25bには、加熱調理を制御するための制御部26を配置していて、上記連通口57は、その制御部26を配置した前部スペース25bと第1の空気導入口55側の後部スペース25aとを連通させている。
この結果、第2の空気導入口56から導入されて制御部26を配置した前部スペース25bを通った空気が、第1の空気導入口55から導入されて該第1の空気導入口55側の後部スペース25aを通る空気と連通口57を通じて合流するものであり、そのうちの制御部26を配置した前部スペース25bを通った空気は、制御部26が発する熱を吸収して温められることにより軽くなって上昇しやすくなっている。従って、後部スペース25aを通る空気には、その軽くなって上昇しやすくなった空気が合流するものであり、その結果、それらの空気が全体に温まって軽くなり、上昇しやすくなる。
これにより、扉3の内部に入った蒸気を一層よく流して覆い部18の外側で滞留するのをより確実に防ぎ得るので、蒸気が覆い部18の外側で結露するのも、より確実に防止できて、その露の透視部17内への浸入を一段と確実に防止することができる。又、この場合、蒸気自体の透視部17内への浸入もより確実に防止できるものであり、かくして、外側透視板10と内側透視板13の内面の曇りを一段と確実に防止することができる。
加えて、上述の如く構成したものの場合、上記前部スペース25bに配置した制御部26に対し、前記覆い部18はその幅Wを制御部26の同方向(前後)の幅Wより大きくしている。これにより、露の、制御部26への滴下も覆い部18で阻止することができ、電気的安全性を良好に確保することができる。
そのほか、上述の如く構成したものの場合、扉3の透視部17を調理室6の開口部7より小さくしている。これにより、基本的には、扉3の透視部17を通じて調理室6の内部を透視するとき、調理室6の開口部7の周縁部が見えるのを回避できて、商品性を良くすることができる。又、そのように視認上の商品性を良くしているからこそ、上述の、外側透視板10と内側透視板13の内面の曇りを充分に防止できる点が価値あるものとなる。更に、この場合、調理室6の開口部7は扉3の透視部17より大きいのであるから、調理室6の内部で発生した蒸気の扉3内への浸入度合も大きいが、それに対して、上述のように外側透視板10と内側透視板13の内面の曇りを充分に防止できるので、一層価値あるものにできる。
なお、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定されるものではなく、特に加熱調理器1の全体としては、前記マイクロ波による加熱調理、電気ヒータによる加熱調理、熱風による加熱調理、及び高温の蒸気によるスチーム加熱調理等のうちの、少なくともいずれか一つの加熱調理ができるものであれば良いなど、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
図面中、1は加熱調理器、2は調理器本体、3は扉、6は調理室、7は開口部、8aは外枠の下部(仕切部)、10は外側透視板、13は内側透視板、17は透視部、18は覆い部、18aは上部の中央部、18b,18cは中央部より外側の部分、18d,18eは側部、18fは下部、25はスペース、25aは後部スペース(第1の空気導入口側のスペース)、25bは前部スペース(第2の空気導入口側のスペース、制御部を配置したスペース)、26は制御部、55は第1の空気導入口、56は第2の空気導入口、57は連通口、Wは覆い部の幅、Wは制御部の幅を示す。

Claims (8)

  1. 前面に開口部を有し、被調理物をその開口部から収容して加熱調理する調理室を具えた調理器本体と、
    この調理器本体に、前記調理室の開口部を開閉するように設けられた扉とを具備する加熱調理器において、
    前記扉は、前記調理室の開口部を通じて前記調理室の内部が透視可能な透視部を有すると共に、その透視部を前後で挟む外側透視板と内側透視板とを有しており、
    前記透視部の少なくとも上部に、該透視部を覆う覆い部を、中央部が高く、それより外側の部分が低くなる形態で設けることにより、前記透視部上方の扉内部に生じた露を該覆い部で受けると共に該覆い部を伝わせて流し落とすようにしたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 覆い部が、透視部の上部から側部までわたって設けられていることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 覆い部が、透視部の上部から側部及び下部までわたって設けられていることを特徴とする請求項2記載の加熱調理器。
  4. 覆い部が、透視部の上部においては、湾曲状に設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の加熱調理器。
  5. 扉が、扉外部から扉内部に空気を導入する空気導入口を有し、その導入した空気を覆い部の外側を風路として通すようになっていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の加熱調理器。
  6. 扉が、空気導入口を第1の空気導入口と第2の空気導入口とで有し、そのうちの第2の空気導入口側のスペースに加熱調理を制御するための制御部を配置すると共に、この制御部を配置したスペースと前記第1の空気導入口側のスペースとを仕切る仕切部を有し、その仕切部に前記両スペースを連通させる連通口を形成して、前記第2の空気導入口から導入されて前記制御部を配置したスペースを通った空気が、前記第1の空気導入口から導入されて該第1の空気導入口側のスペースを通った空気と前記連通口を通じて合流するようにしたことを特徴とする請求項5記載の加熱調理器。
  7. 扉が、透視部の下方のスペースに、加熱調理を制御するための制御部を配置していて、覆い部の幅がその制御部の幅より大きくされていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の加熱調理器。
  8. 扉の透視部が、調理室の開口部より小さくされていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の加熱調理器。
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