JP2008286470A - 加熱調理器 - Google Patents

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Ichiro Masuda
一郎 増田
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Abstract

【課題】扉部の厚みを薄くしても扉部内に設けられた操作部の構成部分である基板、表示部及びマイコン等の破損を防止でき、製品自体を小型化することができる加熱調理器を得る。
【解決手段】内部に空間が形成された扉部3と、扉部3の下部に配置された操作部とを備えた加熱調理器1において、扉部3は、扉部3内に空気が流入する吸気口13と、扉部3内から空気が流出する排気口12とを備え、吸気口13から扉部3内へ流入し、排気口12から流出する扉部3内の空気流れによって操作部を冷却する。
【選択図】図3

Description

この発明は加熱調理器に関し、特に扉部に設けられた操作部の冷却に関するものである。
従来の扉部に操作部が設けられた加熱調理器としては、例えば「扉手段3の下部で外郭部4と前部にある透視バリア5の間に割り込むように操作回路手段8を組み込んでいる。この操作回路手段8の中の化粧板35の化粧表示手段33に設けた膨らみのエンボス部53の裏面に近接した操作ストローク伝達ピン37に当接した操作スイッチ29が操作回路基板ユニット28に半田付けにて接続固定された構成となっている。また、加熱室2からの水蒸気の結露水が付着し、流れ易いガラス製の透視バリア5の下に操作回路手段8が配置されているため、操作回路手段8は水滴が多く付着する位置に固定している。なお、化粧板35と収納箱36の突き合わせ面の外周部にシール手段としてのシリコンパテ50が、化粧板35と収納箱36の突き合わせ面の少なくともいずれか一方に設けたパテ溝51の中に充填している。また、収納箱36と蓋手段40の間に挟まれたシール手段としてのシリコンゴムの環状パイプ41が収納箱36に設けた位置決め用の溝52の中に見えている。さらに、タッピンビス43のビス孔44は環状パイプ41のシール領域の外に位置しているため環状パイプ41の位置決め用の溝52の外に位置することになる。そして、このタッピンビス43の座の直径より小さい輪状のシリコンゴムリング45のシール手段がタッピンビス43の締め付け固定に伴って、蓋手段40とタッピンビス43の座と輪状のシリコンゴムリング45との隙間が無くなり、ビス孔44への防水シールができる。なお、このタッピンビス43の座の直径より小さい輪状のシリコンゴムリング45の位置決め用に蓋手段40に輪状のシリコンゴムリング45の内径、外径に合致する溝を設けることにより、輪状のシリコンゴムリング45と蓋手段40との接触面が多くなり、ビス孔44への防水シール効果は大きくなる。」(例えば特許文献1参照)というものが提案されている。
特開2000−12209号公報(段落番号0049、図12)
加熱調理器において、デザイン性の向上や操作性の向上等を図るために、扉部に操作部を設けたものが多くなっている(例えば特許文献1参照)。加熱調理器の使用時、食品を加熱する加熱室は高温(例えば約300℃)となるため、扉部内も高温となる。このため、扉部内に設けられた操作部の構成部分である基板、表示部及びマイコン等が熱によって破損することがある。また、食品を加熱した際に発生する水蒸気が扉部内に入り、水蒸気の結露水が基板、表示部及びマイコン等に付着して、これらが破損することがある。したがって、扉部に操作部を設けた加熱調理器においては、これら基板、表示部及びマイコン等が熱及び水蒸気によって破損すること防止するために、断熱材等で密封する構造としていた。
しかしながら、上記のような基板、表示部及びマイコン等を断熱材等で密封する構造では、扉部が厚くなり、加熱調理器が大型化するという問題点があった。また、一度、密封構造の中に水蒸気が入ってしまうと抜けなくり、基板、表示部及びマイコン等が破損してしまっていた。このため、密封構造の中に水蒸気が入らないようにシール手段を施すと部品点数が増加してしまい、さらに扉部の厚みが増して加熱調理器が大型化するという問題点があった。
この発明は上述のような課題を解決するためになされたものであり、扉部の厚みを薄くしても扉部内に設けられた操作部の構成部分である基板、表示部及びマイコン等の破損を防止でき、製品自体を小型化することができる加熱調理器を得ることである。
この発明に係る加熱調理器は、内部に空間が形成された扉部と、該扉部の下部に配置された操作部とを備えた加熱調理器において、前記扉部は、前記空間に空気が流入する吸気口と、前記空間から空気が流出する排気口とを備え、前記吸気口から前記空間へ流入し、前記排気口から流出する前記空間内の空気流れによって前記操作部を冷却するものである。
この発明に係る加熱調理器においては、内部に空間が形成された扉部に吸気口及び排気口を備えたので、吸気口から流入して排気口から流出する扉部の内部に形成された空間内の空気流れによって、扉部の内部に配置された基板、表示部及びマイコン等を冷却することができる。また、この空気流れによって、扉部内に入ってきた水蒸気を扉部外へ排出することができる。このため、扉部の内部に配置された基板、表示部及びマイコン等の破損を防止するために断熱構造等で密封する必要がなくなり、扉部を薄くすることができる。したがって、製品自体として小型化された加熱調理器を得ることができる。
実施形態1.
図1は、この発明の実施形態1における加熱調理器1の正面図である。図2は、この加熱調理器1の側面断面模式図である。また、図3はこの加熱調理器1における扉部3の側面断面模式図である。本実施形態1における加熱調理器1は、本体2と扉部3から構成されている。本体2は正面が開口した略直方体の形状をしており、内部には被加熱物を収容する加熱室4が設けられている。この加熱室4は、本体2と同様に正面が開口した略直方体の形状をしており、上面、底面及び側面には加熱手段であるヒータ5が設けられている。また、底面には同じく加熱手段であるマグネトロン6が設けられている。
扉部3は、加熱調理器1の正面側に、本体2及び加熱室4の開口部を覆うように設けられている。この扉部3の底面と本体2の底面とは、例えばヒンジ(図示せず)により接続されており、扉部3は、本体2及び加熱室4の開口部を開閉自在となっている。なお、扉部3及び本体2を接続するヒンジの位置は、底面に限らず、上面または側面のいずれの位置であってもよい。扉部3は、引き戸のようなスライド式として本体2に取り付けられていてもよい。また、加熱調理器1がビルトイン型である場合には、扉3を引き出すような形式で本体2に取り付けてもよい。
扉部3は、扉部正面カバー10、金属板50、及び扉部裏面カバー60により構成されている。扉部正面カバー10は例えば樹脂製であり、裏面が開口した略直方体の形状をしている。この扉部正面カバー10の正面上部側には、例えば樹脂製の取っ手11が設けられている。この取っ手11の裏側と対向する扉部正面カバー10の位置(つまり扉部正面カバー10の正面上部側)には、例えば開口形状が長穴形状である複数の開口が集合した排気口12が形成されている。なお、排気口12が形成されている範囲においては取っ手11の裏側と扉部正面カバー10との間には空間が形成されており、取っ手11が排気口12を塞がない構成となっている。また、扉部正面カバー10の底面には、例えば開口形状が長穴形状である複数の開口が集合した吸気口13が形成されている。本実施形態1においては、排気口12の開口面積(長穴形状である複数の開口の合計開口面積)は、吸気口13の開口面積(長穴形状である複数の開口の合計開口面積)よりも大きい構成となっている。なお、本実施形態1では、排気口12及び吸気口13は複数の長穴形状の開口の集合により形成されているが、開口形状を孔としてもよい。1つの開口部により排気口12及び吸気口13を形成してもよい。
また、排気口12の上部には、扉部正面カバー10の裏面側に横断面略L字形状のガイド14が設けられている。このガイド14は本発明におけるガイド部に相当し、扉部正面カバー10の補強部材としての機能を有するとともに、扉部3内を流れる空気(扉部3内の空気流れの詳細については後述する)を排気口12に導く機能を有している。なお、ガイド14の形状は、扉部3内を流れる空気を排気口12に導く機能を有していれば横断面略L字形状とする必要はない。任意の形状とすることが可能である。
扉部正面カバー10の正面略中央部には、加熱室4の内部が視認できるように略長方形の開口部15が形成されている。この開口部15の周縁部には、扉部正面カバー10の裏側に補強用のリブ16が設けられている。このリブ16は上部リブ16a、側部リブ16b及び下部リブ16cにより構成されている。これら上部リブ16a、側部リブ16b及び下部リブ16cはそれぞれ端部が連設されており、本体2側から見て、略長方形の形状を形成している。この下部リブ16cは本発明の上側カバーに相当し、扉部正面カバー10の補強部材として機能する一方、後述する基板31の上側カバーとしての機能も有し、扉部3内に侵入した塵埃等が基板31等に付着することを防止する。また、下部リブ16cの縁部は下側に突出した形状となっており、この凸部17は左右方向(図2における紙面直交方向)に連なって設けられている。この下部リブ16cにより、さらに扉部3内に侵入した塵埃等が基板31に付着することを防止することが可能となっている。
扉部正面カバー10の開口部15の下方には、例えば液晶画面等の表示部32が視認できるように略長方形の開口部18が形成されている。これら開口部15及び開口部18を覆うように、扉部正面カバー10の正面には、略長方形の外側ガラス19が設けられている。この外側ガラス19は、下方が係止部20に係止され、上方が例えばアルミ製である金属カバー21と扉部正面カバー10との間に挟まれることによって固定されている。また、扉部正面カバー10の正面下方には、本発明の操作部の一部にあたる操作パネル22が設けられている。この操作パネル22には、調理モード選択キー22a、時間・温度調整つまみ22b、スタートキー22c、及び取消キー22d等が配置されている。
扉部正面カバー10の裏面には、下部リブ16cの下方に本発明の操作部に相当する基板31が設けられている。この基板31は、本体2側から見て横方向に長い略長方形の形状をしており、表面(扉部正面カバー10と対向する面)には調理モード選択キー22a、時間・温度調整つまみ22b、スタートキー22c、及び取消キー22d等と対応する位置に、それぞれのキーが押されたときに開閉動作をする操作スイッチ(図示せず)が備えられている。また、基板31にはマイコン(図示せず)が備えられており、操作パネル22上の各種キー等及びこれらに対応した操作スイッチを介してユーザーからから与えられる指令に応じて、マイコンは加熱手段であるヒータ5及びマグネトロン6等を制御する。また、基板31には開口部18と対応する位置に表示部32が備えられており、調理状況等を表示する。これら基板31、操作スイッチ、マイコン及び表示部32等が、本発明における扉部の内部に設けられた操作部の構成部分に相当する。また、基板31の下方には、冷却用ファン33が設けられている。
基板31は、扉部正面カバー10の裏面に一体成型され内部にネジ穴加工された複数の支柱(図示せず)にネジ固定されて扉部正面カバー10に設けられている。つまり、基板31は扉部正面カバー10との間に空間が形成されて、扉部正面カバー10の裏面に設けられている。この基板31の裏面と対向する位置には、例えばアルミ製の放熱板34が設けられている。放熱板34は、本体2側から見て基板31と略同形状の横方向に長い略長方形の形状をしており、扉部正面カバー10の裏面に一体成型された複数の支柱(図示せず)に設けられている。この放熱板34が設けられている支柱は、基板31を貫通する構成となっており、放熱板34は、基板31と所定の空間を形成して設けられることとなる。なお、放熱板34の基板31と対向する面には、基板31と放熱板34が接触した際の短絡防止のために樹脂等の絶縁板を設けてもよい。
放熱板34の裏面と対向する位置には、例えば樹脂製の基板カバー35が設けられている。基板カバー35は、本体2側から見て基板31よりも横方向に若干長い略長方形の形状をしており、扉部正面カバー10の裏面に一体成型され内部にネジ穴加工された複数の支柱(図示せず)にネジ固定されている。この基板カバー35が設けられている支柱は、基板31及び放熱板34を貫通する構成となっている。この基板カバー35の表面(放熱板34と対向する面)には上下方向に連なるリブ36が設けられている。したがって、基板カバー35が扉部正面カバー10の裏面に一体成型された支柱にネジ固定された状態では、基板カバー35と放熱板34との間には、リブ36の高さ分の空間が形成させることとなる。また、基板カバー35の側縁部は、基板31及び放熱板34の側部を覆うように扉部正面カバー10側に略90°折り曲げられた形状をしている。基板カバー35が支柱にネジ固定された状態では、この折り曲げ部は扉部正面カバー10の裏面に密着している。
また、基板カバー35の裏面(本体2と対向する面)には、リブ37が一体成型されている。このリブ37は、上部リブ37a、側部リブ37b及び下部リブ37cにより構成されいる。これらリブ37a,37b及び37cはそれぞれ端部が連設されており、本体2側から見て、略長方形の形状を形成している。
基板カバー35の裏面と対向する位置には、例えば金属製の基板カバー38が設けられている。この基板カバー38は、基板カバー35と平行な基板カバー第一面38a、基板カバー第一面38aの上端から略90°本体2側に折り曲げられた基板カバー第二面38b(つまり基板カバー35と略垂直な面)、基板カバー第二面38bの本体2側端部から略90°上側に折り曲げられた基板カバー第三面38c(つまり基板カバー35と略平行な面)、及び基板カバー第三面38cの上端から略90°扉部正面カバー10側に折り曲げられた基板カバー第四面38d(つまり基板カバー35と略垂直な面)から構成されている。
基板カバー38は、基板カバー第一面38aが扉部正面カバー10の裏面に一体成型され内部にネジ穴加工された複数の支柱(図示せず)にネジ固定されている。基板カバー38が設けられている支柱は基板31及び放熱板34を貫通する構成となっており、この支柱のネジ穴と整合する基板カバー35の位置には抜き穴が形成されている。つまり、基板カバー38は、支柱と基板カバー38との間に基板カバー35を挟み込むように固定されている。基板カバー38が扉部正面カバー10の裏面に一体成型された支柱にネジ固定された状態では、基板カバー第三面38cが基板カバー35に形成されたリブ37の端部と密着した状態となる。つまり、基板カバー35、リブ37及び基板カバー第三面38cに囲まれた空間が形成される。この空間は、高温となっている加熱室4内の熱が基板31に伝達するのを防止する空気断熱層の機能を有している。
金属板50は、略直方体の形状をしている。金属板50の外周部にはチョーク構造51が全周にわたり設けられており、このチョーク構造51の外周部の形状は、扉部正面カバー10の開口部よりも若干小さい形状となっている。チョーク構造51は、金属板50の外周部の金属板を4回、90°ずつ折り曲げることにより形成される。すなわち、1回目の折り曲げは扉部正面カバー10の方向へ90°曲げられ、つづく2回目の折り曲げは上側に90°曲げられ、つづく3回目の折り曲げは扉部正面カバー10の反対方向へ90°曲げられ、つづく4回目の折り曲げは下側に90°曲げられることにより形成されている。
1回目の折り曲げ部と2回目の折り曲げ部との間の面がチョーク第一面51a、2回目の折り曲げ部と3回目の折り曲げ部との間の面がチョーク第二面51b、3回目の折り曲げ部と4回目の折り曲げ部との間の面がチョーク第三面51c、及び4回目の折り曲げ部から先の面がチョーク第四面51dとすると、チョーク第四面51dからチョーク第三面51cの一部にかけてスリット(図示せず)が切り欠いて形成され、このスリットがチョーク長手方向に対して周期的に配置されている。
金属板50の略中央部には、略直方体の凹部52が形成されており、この凹部52の加熱室4と対向する面には、加熱室4の内部が視認できるように複数の貫通穴が形成されている。また、凹部52には、凹部52を覆うように内側ガラス53が設けられている。
金属板50のチョーク第二面51bには、周期的に抜き穴54が複数形成されている。一方、扉部正面カバー10の裏面側には、抜き穴54と整合するする位置に、内部がネジ穴加工された支柱55が一体成型されている。金属板50は、抜き穴54にネジ56を貫通させて支柱55のネジ穴でネジ止めすることにより、扉部正面カバー10の裏面側に設けられている。また、扉部正面カバー10の裏面側には、金属板50の上部及び両側部に設けられているチョーク第二面51bと対向する位置に、リブ57が形成されている。つまり、リブ57は、本体2側から見ると下側に開口した略コの字形状に形成されている。扉部正面カバー10の裏面側に金属板50が設けられている状態では、チョーク第二面51bとリブ57の縁部とは密着した状態となっている。また、金属板50の両側部50に設けられているチョーク第二面51bと対向する位置のリブ57の下端は、基板カバー側部の折り曲げ部と密着する構成となっている。
扉部裏面カバー60は、略直方体の形状をしており、略中央部には金属板50の外周部の形状と同形状の、金属板50の外周部よりもわずかに大きな開口部61が設けられている。扉部裏面カバー60の正面側には、扉部正面カバー10の開口部の形状と同形状の、扉部正面カバー10の開口部よりもわずかに小さな凸部62が設けられている。この凸部62が扉部正面カバー10の開口部に嵌り合うことにより、扉部裏面カバー60はチョーク構造51を挟み込むように扉部正面カバー10に設けられている。また、金属板50の外周部と開口部61との隙間には、パッキン63が設けられており、加熱室4で加熱される食品から発生する水蒸気が扉部3内に入ることを防止している。
図4は図3におけるZ部拡大図である。図3及び図4を用いて、本実施形態1における加熱調理器1の扉部3内の空気流れについて説明する。冷却用ファン33が駆動されると、加熱調理器1の外部の空気は、吸気口13から扉部3内へ吸い込まれる(図3及び図4に矢印で示す空気流れA)。基板カバー35の側縁部は、基板31及び放熱板34の側部を覆うように扉部正面カバー10側に略90°折り曲げられた形状をしており、この折り曲げ部は扉部正面カバー10の裏面に密着している。このため、扉部3内へ吸い込まれた空気は3つの経路(図3及び図4矢印で示す空気流れB,C及びD)を通り、基板31、放熱板34及び基板カバー35の上方で合流することとなる(図3及び図4に矢印で示す空気流れE)。
空気流れBは、扉部正面カバー10と基板31との間に形成された空間を流れる空気流れである。この空気流れBは、基板31の表面及び基板31上に備えられた基板31、操作スイッチ、マイコン及び表示部32等を冷却する。空気流れCは、基板31と放熱板34との間に形成された空間を流れる空気流れであり、基板31の裏面を冷却する。また、基板31と放熱板34との間に形成された空間は、高温となっている加熱室4内の熱が基板31に伝達するのを防止する空気断熱層の機能を有している。空気流れDは、放熱板34と基板カバー35との間に形成された空間を流れる空気流れである。放熱板34と基板カバー35との間に形成された空間もまた、高温となっている加熱室4内の熱が基板31に伝達するのを防止する空気断熱層の機能を有している。また、空気流れC及び空気流れDの間に配置されている放熱板34の放熱効果により、基板31の冷却効果が促進される。
空気流れEは、下部リブ16cと基板カバー第四面38dとの間を通って、外側ガラス19と金属板50との間を流れる(図3及び図4に矢印で示す空気流れF)。空気流れFは、上部リブ16aとガイド14との間を通り、排気口12より吹き出される(図3及び図4に矢印で示す空気流れG)。排気口12より吹き出された空気は、扉部正面カバー10と取っ手11との間を通り、一方は取っ手11の上方に流れる(図3及び図4に矢印で示す空気流れH)。また、他方は取っ手11の下方に流れる(図3及び図4に矢印で示す空気流れI)。
なお、金属板50の上部及び両側部に設けられているチョーク第二面51bと、これらと対向する位置に設けられたリブ57の縁部とは密着しているので、空気流れFは扉部3の周縁部に流れることなく、空気流れG,H及びIとして扉部3の外部に吹き出される。また、ユーザーが触れることの覆い扉部3の周縁部が高温となることを防止できるので、安全である。なお、排気口12より吹き出される空気流れは、例えば空気流れGの一方だけとする構成としてもよい。
本実施形態1では、冷却用ファン33を駆動させることによって扉部3内に設けられた基板31等を冷却したが、冷却用ファン33を用いなくても本発明を実施することは可能である。つまり、加熱室4が高温になると、扉部3内の空気が熱せられ、扉部内の下方から上方へと流れる自然対流が発生する(図3及び図4に矢印で示す空気流れF)。このため、加熱調理器1の外部の空気は、吸気口13から扉部3内へ吸い込まれる(図3及び図4に矢印で示す空気流れA)。したがって、上述の扉3内の空気流れ(空気流れA〜I)が発生し、扉部3内に設けられた基板31等を冷却することができる。
このように構成された加熱調理器1においては、扉部3に吸気口13及び排気口12を備えたので、吸気口13から流入して排気口12から流出する扉部3の内部に形成された空間内の自然対流等の空気流れ(空気流れA〜I)によって、扉部3の内部に配置された基板31、操作スイッチ、マイコン及び表示部32等を冷却することができる。また、この空気流れによって、扉部3内に入ってきた水蒸気を扉部外へ排出することができる。このため、扉部3に設けられた基板31、操作スイッチ、マイコン及び表示部32等の破損を防止するために断熱構造等で密封する必要がなくなり、扉部3を薄くすることができる。したがって、製品自体として小型化された加熱調理器1を得ることができる。
排気口12を扉部正面カバー10の正面上部側、つまり扉部3の正面上部側に設けたので、排気口12を扉部3の上面に設けた場合と比べ、扉部3内への塵埃等の侵入を防止することができる。
排気口12の上部にガイド14を設けたので、空気流れFを効率良く排気口12へ導くことが可能となる。このため、扉部3内の空気流れの風路抵抗が低減され、効率良く扉部3内に設けられた基板31、操作スイッチ、マイコン及び表示部32等を冷却することができる。したがって、扉部3をさらに薄くすることができ、製品自体としてさらに小型化された加熱調理器1を得ることができる。
排気口12の開口面積を吸気口13の開口面積よりも大きい構成としたので、扉部3内の空気流れの風路抵抗を低減することが可能となる。このため、効率良く扉部3内に設けられた基板31、操作スイッチ、マイコン及び表示部32等を冷却することができる。したがって、扉部3をさらに薄くすることができ、製品自体としてさらに小型化された加熱調理器1を得ることができる。
基板31の下方に冷却用ファン33を設けたので、強制対流によって効率良く扉部3内に設けられた基板31、操作スイッチ、マイコン及び表示部32等を冷却することができる。したがって、扉部3をさらに薄くすることができ、製品自体としてさらに小型化された加熱調理器1を得ることができる。
基板31の上方に、基板31の上側カバーとなる下部リブ16cを設けたので、扉部3内に塵埃等が侵入した場合でも、この塵埃等が基板31に付着することを防止することができる。
また、下部リブ16cの縁部は下側に突出した形状となっているので、扉部3内に塵埃等が侵入した場合でも、この塵埃等が基板31に付着することをさらに防止することができる。
実施形態2.
図5は、本実施形態2における加熱調理器1の扉部3の側面断面模式図である。なお、本実施形態2において、特に記述しない項目については実施形態1と同様とし、同一機能については同一の符号を用いて述べることとする。リブ16a,16b及び16cで形成される空間を覆うように、板部材39が設けられている。本実施形態2では板部材として、例えばガラスを用いている。この板部材39が設けられることにより、板部材39と金属板50との間に空気流れFの風路が形成される。また、リブ16、外側ガラス19及び板部材39により閉じられた空間が形成される。
このように構成された加熱調理器1においては、板部材39と金属板50との間に空気流れFの風路が形成されため、リブ16に囲まれた空間を空気流れFが通ることはない。このため、扉部3内の空気流れの風路抵抗が低減され、効率良く扉部3内に設けられた基板31、操作スイッチ、マイコン及び表示部32等を冷却することができる。したがって、扉部3をさらに薄くすることができ、製品自体としてさらに小型化された加熱調理器1を得ることができる。
表面が加熱調理器1外部の空気と接触している外側ガラス19は、加熱室4内の熱により加熱された空気流れFに比べて低温となっている。このため、空気流れFが外側ガラス19に接触すると、熱が奪われることとなる。したがって、加熱室4内の熱は、空気流れF及び外側ガラス19を介して加熱調理器1の外部に放熱されることとなる。しかし、リブ16、外側ガラス19及び板部材39により閉じられた空間が形成されているので、この空間が空気断熱層として機能し、加熱室4内の熱が加熱調理器1の外部に放熱されることを防止することができる。
この発明の実施形態1における加熱調理器1の正面図である。 この発明の実施形態1における加熱調理器1の側面断面模式図である。 この発明の実施形態1における加熱調理器1の扉部3の側面断面模式図である。 図3におけるZ部拡大図である。 この発明の実施形態2における加熱調理器1の扉部3の側面断面模式図である。
符号の説明
1 加熱調理器、2 本体、3 扉部、4 加熱室、5 ヒータ、6 マグネトロン、10 扉部正面カバー、11 取っ手、12 排気口、13 吸気口、14 ガイド、15 開口部、16 リブ、16a 上部リブ、16b 側部リブ、16c 下部リブ、17 凸部、18 開口部、19 外側ガラス、20 係止部、21 金属カバー、22 操作パネル、22a 調理モード選択キー、22b 時間・温度調整つまみ、22c スタートキー、22d 取消キー、31 基板、32 表示部、33 冷却用ファン、34 放熱板、35 基板カバー、36 リブ、37 リブ、37a 上部リブ、37b 側部リブ、37c 下部リブ、38 基板カバー、38a 基板カバー第一面、38b 基板カバー第二面、38c 基板カバー第三面、38d 基板カバー第四面、39 板部材、50 金属板、51 チョーク構造、51a チョーク第一面、51b チョーク第二面、51c チョーク第三面、51d チョーク第四面、52 凹部、53 内側ガラス、54 抜き穴、55 支柱、56 ネジ、57 リブ、60 扉部裏面カバー、61 開口部、62 凸部、63 パッキン。

Claims (8)

  1. 内部に空間が形成された扉部と、
    該扉部の下部に配置された操作部と、
    を備えた加熱調理器において、
    前記扉部は、
    前記空間に空気が流入する吸気口と、
    前記空間から空気が流出する排気口とを備え、
    前記吸気口から前記空間へ流入し、前記排気口から流出する前記空間内の空気流れによって前記操作部を冷却することを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記排気口は、
    前記扉部の正面上部側に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記排気口に、
    前記空間内の空気流れを前記排気口に導くガイド部を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の加熱調理器。
  4. 前記排気口の開口面積は、
    前記吸気口の開口面積よりも大きいことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の加熱調理器。
  5. 前記空間に冷却ファンが設けられたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の加熱調理器。
  6. 前記操作部のうち、前記扉部の内部に設けられた構成部分の上方に、
    該構成部分への塵埃の付着を防止する上側カバーが設けられたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の加熱調理器。
  7. 前記上側カバーの縁部は下側に突出していることを特徴とする請求項6に記載の加熱調理器。
  8. 前記上側カバー上部に板部材を設け、
    前記上側カバーと前記排気口との間に風路を形成したことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の加熱調理器。
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