JP2009074729A - ガスコンロ - Google Patents

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【課題】天板の下方に配設された液晶表示装置を冷却可能にしても、ガスバーナを安定燃焼させ得るガスコンロを提供する。
【解決手段】本体ケース(1)の上方開放部を覆う天板(10)に形成された表示窓(16)と、前記天板(10)に開設されたバーナ用開口に臨む位置の本体ケース(1)内に配設されているガスバーナ(31)(32)(33)と、前記本体ケース(1)の外部に連通する流入口(14)と流出口(15)を繋ぎ、且つ、送風ファン(72)と液晶表示装置(13)が設けられた冷却用通風路(8)と、前記冷却用通風路(8)内と前記ガスバーナ(31)(32)(33)の配設部を区画する区画壁を備えており、前記液晶表示装置(13)の表示が前記天板(10)の上方から前記表示窓(16)越しに視認できる構成であること。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガスコンロに関するもの、特に、運転状態や調理物の温度等を表示する液晶表示装置(13)を備えたガスコンロに関するものである。
運転状態や調理物の温度等を表示する液晶表示装置(13)を備えた加熱調理器として、特許文献1に開示されたインダクションヒータ(11)を備えたものが知られている。
このものは、図6に示すように構成されており、本体ケース(1)内には流入口(14)から天板(10)の下方を経て流出口(15)に繋がる冷却用通風路(8)が形成されている。冷却用通風路(8)には、運転状態等を表示する液晶表示装置(13)と送風ファン(72)とインダクションヒータ(11)が、上流側からこの順序で配設されており、液晶表示装置(13)の上方の天板(10)には透明な表示窓(16)が形成されている。
このものでは、送風ファン(72)が作動すると、流入口(14)から冷却用通風路(8)内に吸引された空気によって液晶表示装置(13)やインダクションヒータ(11)が冷却され、これにより、インダクションモータ(11)や、熱に弱い液晶表示装置(13)の耐久性の低下が防止される。
特開2002―352944号公報
しかしながら、上記従来のものでは、冷却用通風路(8)がインダクションヒータ(11)の配設部を通過しているから、この構造を、インダクションヒータ(11)に代えてガスバーナが設けられているガスコンロに適用すると、流入口(14)から吸引された冷却用の空気がガスバーナの燃焼部(炎形成部)に流れ込んで燃焼状態を乱すという問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みて成されたもので、天板(10)の下方に配設された液晶表示装置(13)を冷却可能にしても、ガスバーナを安定燃焼させ得るガスコンロを提供することを課題とする。
[請求項1に係る発明]
上記課題を解決する為の請求項1に係る発明の解決手段は、
『本体ケース(1)の上方開放部を覆う天板(10)に形成された表示窓(16)と、
前記天板(10)に開設されたバーナ用開口に臨む位置の本体ケース(1)内に配設されているガスバーナと、
前記本体ケース(1)の外部に連通する流入口と流出口を繋ぎ、且つ、送風ファン(72)と液晶表示装置(13)が設けられた冷却用通風路と、
前記冷却用通風路内と前記ガスバーナの配設部を区画する区画壁を備え、
前記液晶表示装置(13)の表示が前記天板(10)の上方から前記表示窓(16)越しに視認できる構成である』ことである。
上記解決手段によれば、送風ファン(72)が作動すると、流入口(14)から冷却用通風路に吸引された空気が、液晶表示装置(13)の配設部を通過するときにこれを冷却し、その後、流出口から外部に排出される。この場合、冷却用通風路内は、区画壁によってガスバーナの配設部と区画されているから、液晶表示装置(13)を冷却するために冷却用通風路を流れる空気がガスバーナの燃焼部(炎形成部)に流れ込んで燃焼状態を乱すことがない。
[請求項2に係る発明]
請求項1に係る発明に於いて、
『前記流入口と流出口は、前記本体ケース(1)の正面側の構成壁に左右方向に間隔をおいて開設されており、
前記冷却用通風路は、少なくとも前記流入口と流出口を繋ぐ態様で前記正面側の構成壁に沿って左右方向に延びる横冷却通路を含むように形成されている』ものとすることができる。
このものでは、冷却用通風路を構成する横冷却通路が本体ケース(1)の正面側の構成壁に沿って左右方向に延びる態様で配設されているから、器具使用者に触れられる可能性の高いコンロ正面部や天板(10)の前方部の近傍が高温になるのを抑制することができる。
[請求項3に係る発明]
請求項2に係る発明に於いて、
『前記流入口と流出口は、前記本体ケース(1)の正面側の構成壁に於ける左右方向中央部を挟んで反対方向に振り分けられた位置に開設されており、
前記冷却用通風路内には、前記流出口から排出される空気を前記左右方向中央部から離反する方向に流す整流板が配設されている』ものでは、流出口から排出される空気が、本体ケース(1)の正面で作業する器具使用者に吹き付けられる心配が少ないから、器具使用者に不快感を与える不都合がない。
[請求項4に係る発明]
請求項1〜3に係る発明に於いて、
『前記冷却用通風路は、前記本体ケース(1)の正面側の構成壁に沿って左右方向に延びる横冷却通路と、該横冷却通路に続き且つ前記本体ケース(1)の左右方向に対向する側面構成壁に沿って前後方向に延びる後方冷却通路からなるL字状に形成されており、
前記本体ケース(1)の上方開放部の後部には前記天板(10)で覆われていない排気開口(57)が形成され、
前記後方冷却通路の下流端の流出口は、前記排気開口(57)に繋がっている』ものとすることができる。
このものでは、L字状の冷却用通風路を構成する後方冷却通路(本体ケース(1)の左右方向に対向する側面構成壁に沿って前後方向に延びている)の下流端の流出口は、本体ケース(1)の上方開放部の後部に形成された天板(10)で覆われていない排気開口(57)に繋がっている。従って、前記後方冷却通路の下流端の流出口からの空気が前記排気開口(57)から器具本体の後部上方に排出される。従って、本体ケース(1)の正面で作業する器具使用者に対する冷却用通風路から排出される空気の吹き付けが抑えられ、器具使用者に不快感を与える不都合がない。又、後方冷却通路の下流端の流出口から排出される空気は、天板(10)で覆われていない排気開口(57)を出て上昇し、ガスコンロの上方に一般的に配設されているレンジフードに吸引されて屋外に速やかに排出される。
[請求項5に係る発明]
請求項1〜4に係る発明に於いて、
『前記液晶表示装置(13)は、液晶表示盤(18)と該液晶表示盤(18)の下方に配設され且つコンロの運転情報の表示制御を行なう制御基盤(19)とが共通のケーシング(30)内に収納されている』ものとすることができる。
このものでは、液晶表示盤(18)と制御基盤(19)とが前記ケーシング(30)に収納されていないものと相違し、制御基盤(19)や液晶表示盤(18)の表面に埃や油煙ミスト等が付着しにくいから、制御基盤(19)の回路部がショートして誤動作する心配が少ないと共に、表示が不鮮明になる不都合も少なくなる。
[請求項6に係る発明]
請求項1〜5に係る発明に於いて、
『前記区画壁は前記冷却用通風路の通路周壁の一部であり、
前記通路周壁の一部が金属で構成されているか、又は、金属板で覆われている』ものでは、本体ケース(1)内が負圧状態になってガスバーナの火炎が外気と共に本体ケース(1)内に逆流してその熱が冷却用通風路側に作用することがあっても、該冷却用通風路の通路周壁の一部が金属で構成されているか、又は、金属板で覆われているから、前記冷却用通風路の通路周壁が熱的損傷を受け難く、その内部に設けられた液晶表示装置(13)が熱的悪影響から保護される。
以上のように、請求項1に係る発明によれば、冷却用通風路内は区画壁によってガスバーナの配設部と区画されているから、液晶表示装置(13)を冷却するために冷却用通風路を流れる空気がガスバーナの燃焼部(炎形成部)に流れ込んで燃焼状態を乱すことがない。従って、天板(10)の下方に配設された液晶表示装置(13)を冷却可能にしても、ガスバーナを安定燃焼させ得るガスコンロを提供することができる。
請求項2に係る発明によれば、冷却用通風路が本体ケース(1)の正面側の構成壁に沿って左右方向に延びる横冷却通路を含むように形成されているから、器具使用者に触れられる可能性の高いコンロ正面部や天板(10)の前方部の近傍が高温になるのを抑制することができる。
請求項3に係る発明では、冷却用通風路内を流れる空気が、本体ケース(1)の正面で作業する器具使用者に吹き付けられる心配が少ないから、器具使用者に不快感を与える不都合がない。
請求項4に係る発明では、冷却用通風路内を流れる空気が、天板(10)で覆われていない排気開口(57)を介して器具本体の後部上方に排出されるから、請求項3の発明と同様に、器具使用者に不快感を与える不都合がない。
請求項5に係る発明では、制御基盤(19)や液晶表示盤(18)の表面に埃や油煙ミスト等が付着しにくいから、制御基盤(19)の回路部がショートして誤動作する心配が少ないと共に、表示が不鮮明になる不都合も少なくなる。
請求項6に係る発明では、冷却用通風路の通路周壁の一部が金属で構成されているか、又は、金属板で覆われているから、これが熱的損傷を受け難く、冷却用通風路の内部に設けられた液晶表示装置(13)が熱的悪影響から保護される。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。
本発明の実施の形態に係るガスコンロは、図1に示すように、システムキッチンのカウンタートップ(K)に開設された開口(K1)に落とし込み状態に装着される形式のドロップインコンロである。
このドロップインコンロは、上端開放部の外周にフランジ(20)が張り出した本体ケース(1)と、本体ケース(1)の上方開放部を覆うガラス製の天板(10)と、本体ケース(1)の正面側の構成壁(21)に開設された流入口(14)と流出口(15)を繋ぐ横冷却通路(17)とこれに続く後方冷却通路(61)から成る冷却用通風路(8)と、本体ケース(1)内に配設されたコンロ用のガスバーナ(31)(32)(33)と、グリル扉(41)で開閉されるグリル(42)を備えており、グリル(42)の左右には器具操作部(43)(44)が設けられている。以下、各部の詳細を説明する。
[天板(10)]
本体ケース(1)の上方開放部を覆う天板(10)は、前記ガスバーナ(31)(32)(33)に臨む位置にバーナ用開口(51)(52)(53)が開設されていると共に、該バーナ用開口(51)(52)(53)には、五徳(54)(55)(56)が配設されている。
又、天板(10)には、後辺に沿った長方形の排気開口(57)が形成されていると共に、該排気開口(57)は、本体ケース(1)に設けられたグリル(42)から延びるグリル排気筒(40)の上方に位置している。更に、排気開口(57)は多数の透孔(580)(580)が貫通した排気口カバー(58)で覆われている。
天板(10)の前辺部の近傍には、左右のバーナ用開口(51)(52)の中央部に位置する透明な表示窓(16)が設けられており、該表示窓(16)を介して後述の液晶表示盤(18)の表示が視認できるようになっている。
[本体ケース(1)]
本体ケース(1)は、図1,2に示すように、上方が開放した矩形箱状に形成されており、正面側の構成壁(21)には、冷却用通風路(8)の上流部を構成する後述の横冷却通路(17)の流入口(14)と流出口(15)が開設されている。
[冷却用通風路(8)]
本体ケース(1)内に形成された冷却用通風路(8)は、本体ケース(1)の正面側の構成壁(21)に沿って左右方向に延びる横冷却通路(17)と、その下流端から後方に屈曲する後方冷却通路(61)とから構成されている。
《横冷却通路(17)》
横冷却通路(17)は、冷却用通風路(8)のうち、本体ケース(1)の正面側の構成壁(21)に開設された流入口(14)から流出口(15)に繋がる領域であることは前述の通りである。
図2,3,5に示すように、横冷却通路(17)は、液晶表示装置(13)及び送風ファン(72)を収納する逆U字状断面の樹脂カバー(170)と、樹脂カバー(170)の下流端に接続される樹脂製の通路接続部材(174)(下方が開放している)と、樹脂カバー(170)及び通路接続部材(174)の下方開放部を閉塞する金属製底板(171)から構成されている。従って、このものでは、前記樹脂カバー(170)と通路接続部材(174)と金属製底板(171)が横冷却通路(17)の通路壁を構成している。そして、樹脂カバー(170)及び通路接続部材(174)の上面と背面は金属製上板(172)と金属製後ろ板(173)で覆われていると共に、樹脂カバー(170)及び通路接続部材(174)の前面は、金属製の本体ケース(1)の構成壁(21)で覆われており、これにより、横冷却通路(17)の通路周壁は、金属製底板(171)で構成されているか、又は、金属製上板(172)と金属製後ろ板(173)で覆われた状態になっている。
図3に示すように、横冷却通路(17)を構成する断面逆U字状の樹脂カバー(170)の上流端には、本体ケース(1)の構成壁(21)に開設された流入口(14)に接続される吸気接続口(170a)が開設されていると共に、該吸気接続口(170a)の内側には、送風ファン(72)用のモータ(71)で回転される回転羽根(70)が配設されている。又、横冷却通路(17)内に於ける送風ファン(72)の下流側には液晶表示装置(13)が配設されている。
液晶表示装置(13)は、図3,4に示すように、液晶表示盤(18)とこれの下方に配設され且つコンロの運転情報の表示制御を行なう制御基盤(19)とから構成されていると共に、前記液晶表示盤(18)と制御基盤(19)は共通の樹脂製のケーシング(30)内に収納されている。従って、液晶表示盤(18)と制御基盤(19)とが前記ケーシング(30)に収納されていないものと相違し、制御基盤(19)や液晶表示盤(18)の表面に埃や油煙ミスト等が付着しにくいから、制御基盤(19)の回路部がショートして誤動作する心配が少ないと共に、表示が不鮮明になる不都合も少なくなる。
尚、図4に示すように、液晶表示盤(18)はケーシング(30)の上板に形成された窓孔(300)に臨んでいると共に、液晶表示装置(13)のケーシング(30)の更に外側を覆う樹脂カバー(170)の上板には、図5に示すように、液晶表示盤(18)を視る為の透明板(175)が配設され、更に、樹脂カバー(170)を覆う金属製上板(172)には前記透明板(175)に臨む開口(W)が形成されている。又、図4に示すように、液晶表示装置(13)のケーシング(30)外周と樹脂カバー(170)及びその下方の金属製底板(171)の間には、冷却用の空気が流れる横冷却通路(17)を構成する通気間隙(176)が形成されている。
図3,5に示すように、通路接続部材(174)の下流端の排気接続口(174a)は、本体ケース(1)の正面側の構成壁(21)に開設された流出口(15)に接続されるようになっている。又、通路接続部材(174)には、本体ケース(1)に於ける左右方向中央部の左側に位置する整流板(150)(150)(排気接続口(174a)に近付くに従って左方向に傾斜している)が配設されている。これにより、流出口(15)から排出される空気を本体ケース(1)の左方向に排出できるようにしている。
このものでは、送風ファン(72)の作動によって流入口(14)から横冷却通路(17)内に空気が吸引されると、該空気は、液晶表示装置(13)を冷却した後、整流板(150)(150)で整流されて流出口(15)から外向き(本体ケース(1)の中央部から離反する方向)に排出される。従って、流出口(15)からの排出空気が本体ケース(1)の正面で作業する器具使用者に吹き付けられることがなく、器具使用者に不快感を与える不都合がない。
《後方冷却通路(61)》
図3,5に示すように、横冷却通路(17)の下流端に続く後方冷却通路(61)は、通路接続部材(174)の下流端開口(60)に接続される断面コ字状の金属製の通気ガイド(62)と、該通気ガイド(62)の側方開放部を覆う本体ケース(1)の側面構成壁(22)で包囲された空間である。従って、後方冷却通路(61)の通路周壁は、全て金属で形成されている。そして、後方冷却通路(61)の下流端の流出口(610)は、天板(10)に開設された排気開口(57)に連通している。これにより、流出口(610)から流出した空気が、本体ケース(1)の上方開放部の後部に形成された天板(10)で覆われていない排気開口(57)を介して器具本体後部の上方に排出される。従って、本体ケース(1)の正面で作業する器具使用者への、冷却用通風路(8)を流れた空気の吹き付けが抑えられる。又、前記排気開口(57)からの排出空気は、ガスコンロの上方に配設されているレンジフードに近い位置に流出するから、該レンジフードから屋外に迅速に排出される。
[動作]
このものでは、送風ファン(72)が作動すると、流入口(14)から横冷却通路(17)に吸引された空気が、液晶表示装置(13)の配設部を通過するときにこれを冷却し、その後、流出口(15)から外部に排出される。又、横冷却通路(17)から後方冷却通路(61)に流入した空気は、その下流端の流出口(610)から流出して天板(10)に開設された排気開口(57)から外部に排出される。この場合、横冷却通路(17)及び後方冷却通路(61)は、これらの通路周壁としての樹脂カバー(170)、通路接続部材(174)、通気ガイド(62)等で、ガスバーナ(31)(32)(33)の配設部と区画されている。従って、液晶表示装置(13)を冷却するために冷却用通風路(8)を流れる空気がガスバーナの燃焼部(炎形成部)に流れ込んで燃焼状態を乱すことがない。
又、横冷却通路(17)を構成する樹脂カバー(170)及び通路接続部材(174)の上面と背面は金属製上板(172)と金属製後ろ板(173)で覆われていると共に、後方冷却通路(61)の通路周壁は金属製の通気ガイド(62)で構成されている。従って、本体ケース(1)内が負圧状態になってガスバーナの火炎が外気と共に本体ケース(1)内に逆流してその熱が横冷却通路(17)や後方冷却通路(61)側に作用することがあっても、横冷却通路(17)の通路周壁が金属板で覆われ、又、後方冷却通路(61)の通路周壁が金属製の通気ガイド(62)で構成されているから、該横冷却通路(17)等の外周壁が熱的損傷を受け難く、内部に設けられた液晶表示装置(13)が熱的悪影響から保護される。
但し、横冷却通路(17)及び後方冷却通路(61)からなる冷却通路(8)の通路周壁の一部が金属で構成されるか、または、金属板で覆われる構成にしてもよい。
[その他]
A.上記実施の形態では、冷却用通風路(8)に流入した空気を本体ケース(1)の正面側の構成壁(21)に開設された流出口(15)から排出するようにしたが、該流出口(15)を設けることなく、後方冷却通路(61)の下流端に形成された流出口(610)からのみ排出する構成にしてもよい。
B.後方冷却通路(61)を設けることなく、横冷却通路(17)のみを設けてもよい。
C.後方冷却通路(61)を構成する通気ガイド(62)は樹脂で形成してもよい。この場合、通気ガイド(62)の外周は熱対策のために金属板で被覆する。
D.送風ファン(72)は、横冷却通路(17)内に設けられていれば良く、例えば、液晶表示装置(13)の下流側に設けても良い。
E.樹脂カバー(170)と通路接続部材(174)は一体に形成しても良い。
F.樹脂カバー(170)を、送風ファン(72)の収納部とその下流側部分とで(図5の想像線で示す位置)で分割し、これら両者を前記分割部で接続することにより樹脂カバー(170)を組み立てるようにしてもよい。
本発明の実施の形態に係るドロップインコンロの分解斜視図 本発明の実施の形態に係るドロップインコンロの縦断面図 本発明の実施の形態に係るドロップインコンロの要部の横断面図 横冷却通路(17)部分の断面図 冷却用通風路(8)を構成する横冷却通路(17)部分及び後方冷却通路(61)部分の分解斜視図 従来例の説明図
符号の説明
(1)・・・本体ケース
(8)・・・冷却通路
(10)・・・天板(10)
(13)・・・液晶表示装置(13)
(14)・・・流入口
(15)(610)・・・流出口
(16)・・・表示窓
(31)(32)(33)・・・ガスバーナ
(72)・・・送風ファン

Claims (6)

  1. 本体ケース(1)の上方開放部を覆う天板(10)に形成された表示窓(16)と、
    前記天板(10)に開設されたバーナ用開口に臨む位置の本体ケース(1)内に配設されているガスバーナと、
    前記本体ケース(1)の外部に連通する流入口と流出口を繋ぎ、且つ、送風ファン(72)と液晶表示装置(13)が設けられた冷却用通風路と、
    前記冷却用通風路内と前記ガスバーナの配設部を区画する区画壁を備え、
    前記液晶表示装置(13)の表示が前記天板(10)の上方から前記表示窓(16)越しに視認できる構成である、ガスコンロ。
  2. 請求項1に記載のガスコンロに於いて、
    前記流入口と流出口は、前記本体ケース(1)の正面側の構成壁に左右方向に間隔をおいて開設されており、
    前記冷却用通風路は、少なくとも前記流入口と流出口を繋ぐ態様で前記正面側の構成壁に沿って左右方向に延びる横冷却通路を含むように形成されている、ガスコンロ。
  3. 請求項2に記載のガスコンロに於いて、
    前記流入口と流出口は、前記本体ケース(1)の正面側の構成壁に於ける左右方向中央部を挟んで反対方向に振り分けられた位置に開設されており、
    前記冷却用通風路内には、前記流出口から排出される空気を前記左右方向中央部から離反する方向に流す整流板が配設されている、ガスコンロ。
  4. 請求項1から請求項3に記載のガスコンロに於いて、
    前記冷却用通風路は、前記本体ケース(1)の正面側の構成壁に沿って左右方向に延びる横冷却通路と、該横冷却通路に続き且つ前記本体ケース(1)の左右方向に対向する側面構成壁に沿って前後方向に延びる後方冷却通路からなるL字状に形成されており、
    前記本体ケース(1)の上方開放部の後部には前記天板(10)で覆われていない排気開口(57)が形成され、
    前記後方冷却通路の下流端の流出口は、前記排気開口(57)に繋がっている、ガスコンロ。
  5. 請求項1から請求項4の何れかに記載のガスコンロに於いて、
    前記液晶表示装置(13)は、液晶表示盤(18)と該液晶表示盤(18)の下方に配設され且つコンロの運転情報の表示制御を行なう制御基盤(19)とが共通のケーシング(30)内に収納されている、ガスコンロ。
  6. 請求項1から請求項5の何れかに記載のガスコンロに於いて、
    前記区画壁は前記冷却用通風路の通路周壁の一部であり、
    前記通路周壁の一部が金属で構成されているか、又は、金属板で覆われている、ガスコンロ。
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