JP2016053432A - 焜炉 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板を冷却でき、且つ、天板の脱着に伴い、基板の天板に対する位置ずれが生じ難い焜炉を提供する。
【解決手段】焜炉本体は、上方に開口した筐体と、筐体内に設置された送風機とを備える。筐体に吸気口と排気口とが形成される。基板6には、筐体の上開口部を覆う天板に設けられた操作具の操作を検出するための検出部61、又は天板を通して天板の上面側に焜炉の運転情報を表示する表示部60が実装される。基板収納体7は、基板収納部72と、基板収納部72内に通じる気体流入口と、基板収納部72内に通じる気体流出口とを備える。基板収納部72に基板6が収納され、基板収納体7が天板に取り付けられる。天板が筐体上に設置される。気体流入口が送風機の吹き出し口に通じ、気体流出口が筐体の排気口に通じる。
【選択図】図2

Description

本発明は焜炉に関する。
特許文献1にはガス焜炉が示されている。このガス焜炉は、上方に開口した本体ケースと、本体ケースの上開口部を覆う天板を備えている。本体ケースの内部には天板上の被加熱物を加熱するためのガスバーナーが設けられている。
また、本体ケースの内部には液晶表示装置が設けられている。液晶表示装置は、焜炉の運転状態を表示する液晶表示盤と、これを制御する制御基盤とを備えている。液晶表示装置は、本体ケースの内部に設けられた冷却用通風路に収納されている。液晶表示盤の表示は、天板に設けられた表示窓を通して視認される。冷却用通風路は本体ケースの周壁部に形成された気体流入口と気体流出口とを繋いでいる。冷却用通風路の上流側の端部には、送風ファンが設けられている。送風ファンが駆動されると、冷却用通風路には気体流入口から本体ケースの外部の空気が吸引される。この空気は液晶表示装置が設置された箇所を通過した後、気体流出口から本体ケースの外部へ排出される。これにより、液晶表示装置は前記冷却用通風路に吸引された空気により冷却される。
特開2009−74729号公報
ところで、特許文献1にあっては、液晶表示装置が本体ケースに設けられるため、天板が本体ケースから取り外された後に再度本体ケースに取り付けられたとき、本体ケースに対する天板の位置がずれ、これにより天板における液晶表示装置の表示位置がずれる恐れがある。
また、特許文献1に示された焜炉とは異なるが、例えば天板にはガスバーナーの点消火の切替えや火力を調節するための操作具を設ける場合がある。この場合、例えば操作具の操作を検出するための検出部が実装された基板が本体ケースの内部に設けられる。しかし、このように基板が本体ケースに設けられると、天板が本体ケースから取り外された後に再度本体ケースに取り付けられたとき、天板に設けられた操作具と、基板に設けられた検出部との位置がずれ、検出部の検出精度が低下する可能性がある。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであって、表示部又は検出部の少なくとも一方を実装した基板を冷却でき、しかも、焜炉本体の筐体への天板の脱着に伴い、天板に対する基板の位置がずれ難い焜炉を提供すること課題とする。
本発明の焜炉は、以下に示す第1の特徴を有する。焜炉本体、天板、基板、および基板収納体を備え、前記焜炉本体は、外郭を構成する、上方に開口した筐体と、前記筐体内に設置された送風機とを備え、前記筐体に吸気口と排気口とが形成され、前記送風機の吸い込み口が前記吸気口に対向し、前記基板は前記天板の下方に配置され、この基板は、前記天板に設けられた操作具の操作を検出するための検出部、又は前記天板を通して前記天板の上面側に焜炉の運転情報を表示する表示部のうちの少なくとも一方が実装されたものであり、前記基板収納体は、基板収納部と、前記基板収納部内に通じる気体流入口と、前記基板収納部内に通じる気体流出口とを備え、前記基板収納部に前記基板が収納され、前記基板収納体が前記天板に取り付けられ、前記天板が前記筐体の上開口部を覆うように前記筐体上に設置され、前記基板収納体の前記気体流入口が前記送風機の吹き出し口に通じ、前記基板収納体の前記気体流出口が前記筐体の前記排気口に通じる。
また、本発明の焜炉は、前記第1の特徴を有する焜炉において、以下に示す第2の特徴を有する。前記吸気口が前記筐体の周壁部に形成され、前記送風機が、前記吸い込み口の周囲部を前記筐体の周壁部における前記吸気口の周囲部に沿って配置した状態を適正装着位置として前記筐体に装着される焜炉であって、前記送風機は、前記吸い込み口の周囲部から前記吸気口側となる側方に突出した後に上方に突出した支持片を備え、前記筐体の周壁部における前記吸気口の周囲部に支持孔が形成され、前記支持片が前記支持孔に挿入されて、前記送風機が、前記支持孔の上縁部により、前記送風機の前記吸い込み口の周囲部が前記筐体の周壁部に沿う位置とこの位置より前記吸気口側とは反対側の側方に離れた位置との間で揺動できるように且つ前記送風機が前記揺動の方向と交差する第1方向に移動できるように支持され、前記筐体に、前記送風機が前記適正装着位置に配置されたときに前記送風機の前記揺動を規制し且つ前記送風機が前記適正装着位置から前記第1方向に移動したときに前記揺動の規制が解除される規制部と、前記適正装着位置に配置された前記送風機が前記第1方向に移動することを規制する規制体とが設けられる。
また、本発明の焜炉は、前記第2の特徴を有する焜炉において、以下に示す第3の特徴を有する。前記規制体が前記送風機に上方から挿通されて前記筐体にねじ込まれたビスである。
本発明の第1の特徴を有する焜炉は、送風機を駆動することで、筐体の外部の空気を、筐体の吸気口から取り込んで、基板収納部の内側に通過させた後、排気口から筐体の外部に排出でき、前記基板収納部の内側を通過する空気により、検出部又は表示部が設けられた基板を冷却できる。また、基板を収納した基板収納部は、天板に取り付けられる。このため、例えば筐体上に設置した天板を取り外し、この後、再度天板を筐体上に設置した時に、基板の天板に対する相対位置がずれ難くなる。従って、天板の脱着に伴って基板に実装された表示部が天板の正しい表示位置からずれたり、基板に実装された検出部が天板に設けられた操作具からずれた位置に配置されるといった事態が生じ難くなる。
また、本発明の第2の特徴を有する焜炉は、送風機を簡単に筐体に取り付けたり筐体から取り外したりすることができる。すなわち、送風機を筐体に取り付ける場合、作業者は送風機を適正設置位置に配置された姿勢よりも、下部が吸気口側と反対側に位置するように傾けて、支持片を支持孔に簡単に挿入できる。また、この後、作業者は、送風機を下部が吸気口に近づくように回転し、規制部によって送風機の前記揺動を規制し、且つ規制体により送風機の第1方向への移動を規制することで、送風機を容易に筐体に固定することができる。また、筐体から送風機を取り外す場合、作業者は前記取り付け時の手順と逆の手順により、送風機を筐体から容易に取り外すことができる。
また、本発明の第3の特徴を有する焜炉にあっては、筐体の上方から送風機にビスを挿通し、このビスを筐体にねじ込むことで、送風機を簡単に筐体に取り付けることができる。また、筐体の上方からビスを取り外すだけで、筐体に対する送風機の固定を簡単に解除できる。
本発明の実施形態の焜炉の斜視図である。 図12のC−C′断面図である。 前記焜炉の筐体において送風機を設置した部分を示した斜視図である。 前記送風機を取り外した状態における、前記筐体の送風機設置部分を示した斜視図である。 前記送風機を示した斜視図である。 前記送風機の支持体を示した斜視図である。 前記送風機を適正設置位置から離れる方向に回転させた状態を示した斜視図である。 前記送風機を図7に示す位置よりも適正設置位置側に回転させた状態を示した斜視図である。 図9Aは前記焜炉の基板、基板収納体、および防熱用カバーを取り外した天板の底面図であり、図9Bは図9AのA−A′断面図である。 図9BのB部拡大図である。 前記焜炉の基板および基板収納体を取付け且つ防熱用カバーを取り外した天板の底面図である。 前記焜炉の基板、基板収納体、および防熱用カバーを取付けた天板の斜視図である。 前記焜炉の操作具、天板、基板の拡大断面図である。 前記操作具の平面図である。 前記主磁束形成用磁極、クリック感付与用磁極、および検出部を示した平面図である。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。図1に示す本実施形態の焜炉はガス焜炉である。なお、焜炉はガス焜炉に限られず、抵抗線を有する電気焜炉や、電磁誘導加熱調理器(IH調理器)であってもよい。
以下、焜炉から見てユーザーの立つ側を前方、ユーザーの立つ側とは反対側を後方、ユーザーから焜炉を見て左側を左方として説明する。
本実施形態の焜炉は、ドロップイン焜炉であり、焜炉本体1、天板5、基板6(図2参照)、および基板収納体7(図2参照)を備えている。
焜炉は、例えば以下のようにキッチンカウンターに設置される。まず、焜炉本体1がキッチンカウンターのカウンタートップに形成された開口部に落とし込んで設置され、この後、基板6および基板収納体7が取り付けられた天板5が焜炉本体1上に設置される。なお、本実施形態の焜炉はドロップイン焜炉であるが、テーブル焜炉であってもよい。
焜炉本体1は、筐体10、グリル装置11、焜炉バーナー12A,12B、制御部(図示せず)、および送風機13(図3参照)を備えている。
筐体10は焜炉本体1の外殻を構成している。筐体10は上方に開口した箱状に形成されている。筐体10には、グリル装置11、複数の焜炉バーナー12A,12B、前記制御部、および送風機13(図3参照)が取り付けられている。
グリル装置11は、調理物を炙り焼き調理するために用いられる。図示は省略するが、グリル装置11はグリルバーナーを備えている。なお、グリル装置11は省略可能である。
本実施形態の焜炉本体1は、天板5上に配置された被加熱物を加熱するための加熱部として、2つの焜炉バーナー12A,12Bを備えている。両焜炉バーナー12A,12Bは筐体10内の後部に左右に並べて設置されている。なお、焜炉本体1は焜炉バーナーを1つだけ備えてもよいし、3以上の焜炉バーナーを備えてもよい。
前記制御部は筐体10の内部に設置されている。図示は省略するが、各焜炉バーナー12A,12Bおよび前記グリルバーナーの夫々には、点火プラグが設けられている。各点火プラグは前記制御部に電気接続されている。
図示は省略するが、各焜炉バーナー12A,12Bおよび前記グリルバーナーには、ガス供給路を介して都市ガス等の燃料ガスが供給される。ガス供給路には電磁弁と流量制御弁が設けられている。これらガス供給路、電磁弁、および流量制御弁は、筐体10内に配置されている。電磁弁および流量調整弁は、前記制御部に電気接続されている。
天板5には焜炉バーナー12A,12B用の操作具90A,90Bが焜炉バーナー12A,12B毎に設けられている。筐体10の前端部には、前記グリルバーナー用の操作部19が設けられている。
前記制御部には、各操作具90A,90B,および操作部19がユーザーにより操作された際に、指令信号が入力される。制御部は前記指令信号に応じて、対応するガス供給路の電磁弁を開き、流量制御弁を所定開度に開放させ、点火プラグをスパークさせて、各焜炉バーナー12A,12Bやグリルバーナーを点火状態にする。
図4に示すように、筐体10の内側には、送風機13を設置するための送風機設置部20が設けられている。本実施形態の送風機設置部20は、筐体10の前部の左側端部に位置している。
図3に示すように送風機設置部20上には送風機13が設置されている。ここで、送風機設置部20には、防熱板21が設けられることが好ましい。なお、図3では送風機13や送風機設置部20を見えやすくするため防熱板21の一部を二点鎖線で示している。
防熱板21は送風機設置部20から上方に突出して送風機13の周囲に配置される。防熱板21は、送風機13の前方、後方、左方、および右方のうち、筐体10の左側壁部16が位置する左方を除く三方を覆う。防熱板21は、筐体10内において、送風機13が配置された空間と、両焜炉バーナー12A,12Bおよびグリル装置11が配置された空間とを仕切る。このため、両焜炉バーナー12A,12Bおよびグリル装置11で発生した熱が、送風機13に伝わり難くすることができる。
筐体10の周壁部には、送風機13を駆動したときに筐体10の外部から内部に空気を吸い込むための吸気口22(図4参照)と、この吸い込んだ空気を筐体10の外部に排出するための排気口23(図1参照)とが形成されている。
吸気口22は筐体10の左側壁部16において送風機設置部20に対応する位置に形成されている。本実施形態の吸気口22は、筐体10の左側壁部16に上下方向に並べて形成された複数の吸気孔24で構成されている。各吸気孔24は前後方向に長く、筐体10の左側壁部16を貫通している。
図1に示すように本実施形態の排気口23は、筐体10の前壁部の上端部且つ右側端部に形成された矩形状の排気孔で構成されている。
図3に示すように送風機13は吸気口22に対向するように送風機設置部20上に設置されている。
図5は送風機13を示した斜視図である。本実施形態の送風機13は、遠心ファンである。送風機13は送風機本体25と支持体26を備えている。送風機本体25は、連通口27、吹き出し口28、および回転翼(不図示)を備えている。連通口27は送風機本体25の吸気口22側に臨む左側面部に形成されている。吹き出し口28は送風機本体25の上面部に形成されている。吹き出し口28は平面視矩形枠状に形成されており、上方に向かって突出している。
図6は送風機13の支持体26を示した斜視図である。支持体26は底部29と立上部30を備えている。支持体26の底部29は、平板状に形成されており、送風機13の底面部を構成している。立上部30は底部29の左側端部から上方に向かって突出し、送風機13の左側面部を構成している。
立上部30には左右に貫通する吸い込み口31が形成されている。また、本実施形態の送風機13の立上部30の左側面部には、吸い込み口31の周囲に配置されるパッキン17が取り付けられている。
送風機本体25は図5に示すように連通口27が形成された左側面部を立上部30の右側面部に当接した状態で、立上部30に取り付けられている。送風機本体25は例えば複数のビス32により立上部30に取り付けられている。
送風機本体25の連通口27と支持体26の吸い込み口31は連通している。送風機13は、回転翼が回転する駆動状態になったとき、吸い込み口31から空気を吸い込む。この空気は、送風機本体25の連通口27および回転翼を順に通過して、吹き出し口28から上方に吹き出される。
送風機13において吸い込み口31の周囲部を構成する立上部30には、支持片33が形成されている。本実施形態の支持片33は、立上部30の上端部の前後2箇所に形成されており、吸い込み口31よりも上方に位置している。各支持片33は立上部30の上端部から左側方に突出した横片部44と、横片部44の先端部(左側端部)から上方に向かって突出した縦片部45を備えている。
図4に示すように、筐体10の左側壁部16において、吸気口22の周囲部には支持孔34が形成されている。支持孔34は、筐体10の左側壁部16において、吸気口22上方の前方部および後方部の2箇所に形成されている。
図3に示すように、送風機13の各支持片33は、対応する支持孔34に挿入されている。具体的に各支持片33は横片部44が対応する支持孔34に挿入され、対応する支持孔34において前後方向に移動可能である。また、各支持片33の縦片部45は、筐体10の左側壁部16において対応する支持孔34の上縁部の外面に沿って配置されている。これにより、送風機13の各支持片33は筐体10に対して右方および上方に移動することが規制されている。
筐体10の左側壁部16の各支持孔34の上縁部は、支持部35を構成している。
両支持部35は対応する支持片33が当接することにより、送風機13を当該両支持部35を支点にして揺動できるように支持している。具体的に、両支持部35は、送風機13を、立上部30が筐体10の左側壁部16の内面にパッキン17を介して当接する位置と、立上部30がこの位置より右方に離れた位置との間で揺動できるように支持している。
図5に示すように、送風機13の支持体26の底部29には、前記送風機13の揺動を規制するための被規制部36が設けられている。本実施形態では、底部29の右側(吸気口22と反対側)の端部に、前後に離間した2つの被規制部36が形成されている。各被規制部36は厚み方向を前後方向とした板状に形成されており、底部29から下方に向かって突出している。
図4に示すように筐体10の送風機設置部20には、前後に離間した2つの規制孔37が形成されている。各規制孔37は、左右方向に長さ方向を有する差込部38と、差込部38の左側端部から前方に延び出た配置部39を備えている。
図3に示すように送風機13の各被規制部36は、対応する規制孔37の配置部39に挿入されている。送風機設置部20の各配置部39の周縁部は、規制部40になっている。各規制部40は送風機13の対応する被規制部36の左右方向の移動を規制する。これにより、送風機13の前記揺動は規制されている。
なお、各規制部40による送風機13の前記揺動の規制は、送風機13を前記揺動の方向と交差する方向である後方(第1方向)に移動して、各被規制部36を対応する規制孔37の差込部38に移動することで解除できる。
図5に示すように送風機13の支持体26の底部29の右側端部には、上下に貫通するビス挿通孔41が形成されている。
図3に示すように、送風機設置部20には、送風機13の前後方向の移動を規制する規制体42が設けられている。本実施形態の規制体42は、一本のビス43で構成されている。ビス43は支持体26のビス挿通孔41に上方から挿通されて、下方の送風機設置部20にねじ込まれている。これにより、送風機13は筐体10に対して固定され、前後方向の移動が規制されている。なお、規制体42はビス43に限られず、ビス43以外の固着具であってもよい。
前記のように筐体10に装着された送風機13は、立上部30の左側面部がパッキン17を介して筐体10の左側壁部16の内面に当接し、支持体26の底部29の下面が送風機設置部20上に載置され、吸い込み口31が筐体10の吸気口22に連通する。以下、この送風機13の装着位置を適正装着位置と記載する。なお、パッキン17は省略可能であり、この場合、送風機13は立上部30の左側面部を直接筐体10の左側壁部16の内面に当接した状態で設置される。
送風機13を筐体10に取り付ける作業は、例えば以下のように行われる。まず、作業者は、送風機13を下部が上部よりも右側に位置するように傾けた状態にしつつ、図7に示すように各支持片33を対応する支持孔34に挿入する。次に作業者は、筐体10の両支持部35を支点にして、図8に示すように送風機13の下部が吸気口22に近づくように送風機13を左に向かって回転する。作業者は前記送風機13の回転を送風機13の立上部30がパッキン17を介して筐体10の左側壁部16に当接するまで行う。これにより、送風機13の各被規制部36は、対応する規制孔37の差込部38に上方から挿入され、送風機13の各被規制部36は、対応する規制孔37の差込部38の左側端部に配置される。次に作業者は、送風機13を前方に移動する。これにより、送風機13の各被規制部36は、対応する規制孔37の配置部39に配置され、送風機13は図3に示す適正装着位置に配置される。そして、作業者はこのように適正装着位置に配置された送風機13のビス挿通孔41に上方からビス43を挿通し、このビス43を上方から送風機設置部20にねじ込むことで、送風機13を筐体10の送風機設置部20に固定する。
また、メンテナンス時には送風機13を筐体10から取り外す場合がある。この場合は作業者により、前記取り付け時の手順と逆の手順で送風機13が筐体10から取り外される。
すなわち、作業者は、送風機設置部20からビス43を外し、次に送風機13を後方に移動し、この後、送風機13を両支持部35を支点にして、送風機13の下部が吸気口22から離れるように送風機13を右に向かって回転し、この後、送風機13を移動して各支持片33を対応する支持孔34から引き抜く。
なお、本実施形態の規制部40は、規制孔37の配置部39の周縁部で構成されているが、送風機13の揺動を規制し、送風機13の前後方向の移動により前記揺動の規制を解除できるものであれば、その形状や大きさ等は限定されない。
図示は省略するが、送風機13は前記制御部に電気接続されており、送風機13の運転は前記制御部により制御される。
天板5は図1に示すように筐体10の上開口部15(図3参照)の周縁部上に設置され、筐体10の上開口部15を覆う。
図9Aに天板5の底面図を示し、図9Bに天板5の断面図を示す。天板5は天板本体50、取付板51、および枠体52を備えている。天板本体50は天板5の上面を構成している。天板本体50は平面視矩形状の平板状に形成されている。天板本体50はガラスから形成されており、非磁性体である。天板本体50において各焜炉バーナー12A,12Bに対応する箇所には、上下に貫通するバーナー用孔53が形成されている。
取付板51は天板本体50の下面に沿って配置されている。取付板51は、平面視で天板本体50と略同じ大きさの矩形状に形成されている。取付板51の材質は特に限定されないが、例えば金属や合成樹脂が用いられる。
取付板51において各焜炉バーナー12A,12Bに対応する箇所には、上下に貫通する貫通孔54が形成されている。各焜炉バーナー12A,12Bは、対応する貫通孔54およびバーナー用孔53を通して天板本体50の上方に突出する。
枠体52は平面視矩形枠状に形成されている。本実施形態の枠体52は金属製であって、詳しくはアルミニウム製である。
図10に示すように、枠体52は接着剤55により天板本体50の周縁部に取り付けられている。取付板51は天板本体50とこの下方に位置する枠体52との間に挿入されて保持されている。これにより取付板51は天板本体50に対して固定されている。
図9Aに示すように、取付板51には左右方向に長い開口57が形成されている。開口57は取付板51を上下に貫通している。開口57は取付板51の前部に位置し、両貫通孔54の前方に存在している。取付板51の開口57の周縁部は、下方に配置される基板収納体7(図11参照)を固着するための被着部58になっている。
図11に示す本実施形態の基板収納体7は、合成樹脂製である。基板収納体7は上方に開口した底の浅い箱状であって、平面視で左右に長さ方向を有する略矩形状に形成されている。基板収納体7は底部70と底部70の周縁部から上方に突出した周壁部71を備えている。
基板収納体7は、基板収納部72(図2参照)、気体流入口73、および気体流出口74(図12参照)を備えている。図2に示すように、基板収納部72は、箱状の基板収納体7の内面部で構成されており、上方に開口した凹部である。基板収納部72は取付板51の開口57の下方に位置している。
基板収納部72の内側は、送風機13から送り出された空気が通過する通気空間75になっている。基板収納部72の通気空間75の上方は、天板本体50で覆われている。すなわち、天板本体50とこの下方に配置された基板収納部72とで、送風機13から送り出された空気が通過する通風部が構成されている。
通気空間75は基板収納部72により筐体10内の両焜炉バーナー12A,12Bおよびグリル装置11が配置された空間と仕切られている。このため、各焜炉バーナー12A,12Bおよびグリル装置11で発生した熱は、通気空間75内に伝わり難くなっている。
基板収納部72には、検出部61および表示部60が実装された基板6が、検出部61および表示部60と共に収納されている。基板6は基板収納体7に固定された状態で基板収納体7の底部70に載置されている。検出部61、表示部60、および基板6は、天板本体50の下方に配置されている。
基板収納体7は、周壁部71の上端部が取付板51の被着部58(図9A参照)にビス76(図11参照)を用いて取り付けられている。つまり、基板収納体7は、天板5の下面に取り付けられている。
基板6に設けられた表示部60は、透光性を有する天板本体50を通して、天板本体50の上方から視認できる。表示部60は天板本体50を通して天板5の上面側に焜炉の運転情報を表示する。本実施形態の表示部60は前記制御部から出力された情報を表示するものであり、各焜炉バーナー12A,12Bの点火状態および火力、並びにグリル装置11の点火状態および火力等を表示する。表示部60は液晶パネルやLED等の光源で構成されており、前記制御部は基板6に設けられた回路を用いて表示部60による表示を行う。
基板6に設けられた検出部61は、図1に示されるように天板5に設けられた操作具90A,90Bの操作を検出する。検出部61および操作具90A,90Bについては後に詳述する。
本実施形態の基板収納体7の気体流入口73は、図11に示すように基板収納体7の底部70の左側端部に形成されている。気体流入口73は通気空間75に通じている。気体流入口73は図3に示す送風機13の吹き出し口28よりも一回り大きな矩形状に形成されており、下方に向かって開口している。
図12に示すように基板収納体7の底部70の右側端部には、下方に突出した突出部77が形成されている。本実施形態の基板収納体7の気体流出口74は、突出部77の前面部に形成されている。気体流出口74は突出部77の前面部を前後方向に貫通しており、通気空間75に通じている。気体流出口74は図1に示す筐体10の排気口23と略同大同形の矩形状の孔である。
本実施形態の基板収納体7の外面には、図12に示すように金属製の防熱用カバー8が取り付けられている。防熱用カバー8はビス80により基板収納体7に取り付けられている。防熱用カバー8により、各焜炉バーナー12A,12Bおよびグリル装置11で発生した熱は、通気空間75内に一層伝わり難くなっている。なお、防熱用カバー8は省略可能である。
天板5は図1に示す筐体10に上方から設置される。このとき図12に示す天板5に取り付けられた基板収納体7の気体流入口73には、図3に示すように筐体10に設置された送風機13の吹き出し口28が下方から嵌め込まれる。これにより、基板収納体7内の通気空間75は、気体流入口73を介して送風機13の吹き出し口28に通じている。また、このように筐体10上に天板5が設置されたとき、図12に示す基板収納体7の気体流出口74は、図1に示す筐体10の排気口23に対向する。これにより、基板収納体7内の通気空間75は、気体流出口74を介して排気口23に通じている。
送風機13は、焜炉の運転時に駆動される。送風機13が駆動されると、図4に示す筐体10の吸気口22より筐体10外部の空気が吸い込まれる。この空気は図3に示す送風機13を通り、吹き出し口28から図12に示す気体流入口73を介して基板収納部72の通気空間75に流入する。そして、この空気は通気空間75に配置された基板6近傍を通過し、気体流出口74から図1に示す排気口23を介して筐体10の外部に排出される。このとき、基板6は前記通気空間75を通過する空気により冷却される。これにより、基板6が高温になって不具合が生じることが防止される。
図1に示すように天板5上には、鍋やフライパン等の調理容器を支持するための五徳91A,91Bが焜炉バーナー12A,12B毎に設けられている。
天板5には焜炉バーナー12A,12B毎に操作具90A,90Bが設けられている。各操作具90A,90Bは天板本体50の前部の上に設置されている。
本実施形態の各操作具90A,90Bは、前後のスライド操作および上下軸回りの回転操作がなされる操作ノブであって、対応する焜炉バーナー12A,12Bの点消火の切替えおよび対応する焜炉バーナー12A,12Bの火力を調節するために用いられる。
図13に示すように、天板本体50には、平面視で各操作具90A,90Bの回転中心と重なる操作具設置位置59が設定されている。本実施形態では、各操作具設置位置59が対応する焜炉バーナ12A,12Bの前側に位置している。
各操作具90A,90Bには、その回転中心と重なる部分に、保持用磁極92が設けられている。各操作具90A,90Bの保持用磁極92はネオジム磁石である。本実施形態の各操作具90A,90Bは、保持用磁極92のS極が上側に、N極が下側に位置するように天板5上に設置されている。
天板5の各操作具設置位置59の下方には、主磁束形成用磁極62が設けられている。各主磁束形成用磁極62は基板6に固定されており、天板本体50の下面に沿って配置されたクッション93の下面に当接している。なお、各主磁束形成用磁極62は天板本体50に直接固定されてもよい。
各主磁束形成用磁極62は、ネオジム磁石であって、天板5を上下に貫通する主磁束を形成している。
本実施形態の各主磁束形成用磁極62は、S極が上側に、N極が下側に位置するように、天板5の下面側に設けられている。各主磁束形成用磁極62によって形成された主磁束は、天板本体50部に対して垂直に貫通している。
各操作具90A,90Bの保持用磁極92は、対応する主磁束形成用磁極62と磁気的に結合しており、これにより各操作具90A,90Bは天板5の上面の所定の位置に着脱可能に保持されている。
すなわち、各操作具90A,90Bは、天板5の所定位置に所定の向きで配置されると、対応する操作具設置位置59を上下に貫通する主磁束に、保持用磁極92の磁束が作用して、操作具90A,90Bの上下向き(垂直姿勢)を維持しようとする磁気的な力が働くとともに、主磁束の位置に保持用磁極92が位置しようとする力が働く。これにより、各操作具90A,90Bは、その保持用磁極92が対応する主磁束形成用磁極62の直上に位置して、平面視における位置が維持される。この状態では、操作具90A,90Bに水平方向に力が作用して天板5の上面上をスライド移動しても、操作具90A,90Bを所定の位置に戻そうとする磁気的な力が作用して、所定の位置に戻る。
また、各操作具90A,90Bには、保持用磁極92から平面視において離れた位置に、回動検出用磁極94が設けられている。本実施形態の各操作具90A,90Bには、図14に示すように、回動検出用磁極94が、平面視で保持用磁極92から所定距離離れた位置に、60°間隔で6個設けられている。各操作具90A,90Bの各回動検出用磁極94は、ネオジム磁石であって、S極が上側に、N極が下側に位置している。
図15に示すように、天板5の下面側には、主磁束形成用磁極62から平面視において離れた位置にクリック感付与用磁極63が設けられている。本実施形態の各クリック感付与用磁極63は基板6に固定されている。なお、各クリック感付与用磁極63は天板本体50に直接固定されてもよい。
クリック感付与用磁極63はネオジム磁石であって、S極が上側に、N極が下側に位置するように天板5の下面側に設けられている。
なお、各主磁束形成用磁極62、各クリック感付与用磁極63、各操作具90A,90Bの保持用磁極92および各回動検出用磁極94は、磁石(電磁石を含む)の種類、寸法、形状、その他の特性(例えば磁力の強さや向き)等は特に限定されない。
ユーザーにより各操作具90A,90Bが回転されると、両回動検出用磁極94とクリック感付与用磁極63との間に作用する磁気的吸引力が所定の角度間隔(第一実施形態では60°)毎に変化する。これにより、操作具90A,90Bを回転するユーザーに対して、操作具90A,90Bの所定の回転角度毎にクリック感が付与される。さらに、回動検出用磁極94とクリック感付与用磁極63との間に作用する磁気的吸引力により、操作具90A,90Bの平面視における回転角度が維持される。これにより、地震等により振動が発生した場合でも、操作具90A,90Bの回転角度が維持され、使用者が操作しない限り、操作具90A,90Bが回転してしまうのが抑制される。
一方、基板6において各操作具90A,90Bに対応する位置には、各操作具90A,90Bに対して2つずつ検出部61が実装されている。
各検出部61はホール素子で構成された磁気検出部であって、対応する操作具90A,90Bの回動検出用磁極94からの磁束を検出する。
本実施形態では、基板6の各操作具90A,90Bに対応する領域において、平面視で主磁束形成用磁極62の中心を中心にした仮想円上に2つの検出部61が周方向に間隔を介して配置されている。両検出部61は前記仮想円上において周方向に60°離れている。また、各検出部61は、前記仮想円上において、対応する主磁束形成用磁極62の中心と対応するクリック感付与用磁極63の中心とを結ぶ線に対して周方向に30°離れている。なお、各検出部61の個数は特に限定されず、また、各検出部61はホール素子に限られず、磁気検出抵抗といった他の磁気検出素子であってもよい。
ユーザーにより天板5の各操作具設置位置59上にある操作具90A,90Bが図1の矢印D1に示すように天板5の上面に沿って後方にスライド移動させられると、対応する二個の検出部61が検出する、回動検出用磁極94からの磁束の大きさがそれぞれ変化し、操作具90A,90Bがスライド移動したことが検出される。基板6に設けられた回路は、前記各検出部61で検出した検出情報を前記制御部に出力する。前記制御部はこれを受けて各焜炉バーナー12A,12Bの点消火を切り替える。
また、ユーザーにより各操作具90A,90Bが対応する操作具設置位置59を中心にして上下軸回りに回転させられると、対応する検出部61によって検出する、回動検出用磁極94からの磁束の大きさは、回動検出用磁極94と磁気検出部61との間の距離の大小により変化する。すなわち、各検出部61によって検出する、回動検出用磁極94からの磁束の大きさは、操作具90A,90Bの回転角度に応じて変化する。基板6に設けられた回路は、前記操作具90A,90Bを回転したときに各検出部61で検出した検出情報を制御部に出力する。制御部はこれを受けて各焜炉バーナー12A,12Bの火力を前記検出情報に応じて調節する。
なお、本実施形態の操作具90Aは操作ノブであるが、抵抗膜方式や静電容量方式等を用いたタッチパネルを採用し、操作具90Aをユーザーによって操作される操作画面としても構わない。
以上説明した本実施形態の焜炉は、以下に示す第1の特徴を有している。焜炉は、焜炉本体1、天板5、基板6、および基板収納体7を備える。焜炉本体1は、外郭を構成する、上方に開口した筐体10と、筐体10内に設置された送風機13とを備える。筐体10に吸気口22と排気口23とが形成される。送風機13の吸い込み口31が吸気口22に対向する。基板6は天板5の下方に配置される。基板6は、天板5に設けられた操作具90A,90Bの操作を検出するための検出部61と、天板5を通して天板5の上面側に焜炉の運転情報を表示する表示部60が実装されたものである。基板収納体7は、基板収納部72と、基板収納部72内に通じる気体流入口73と、基板収納部72内に通じる気体流出口74とを備える。基板収納部72に基板6が収納される。基板収納体7が天板5に取り付けられる。天板5が筐体10の上開口部15を覆うように筐体10上に設置される。基板収納体7の気体流入口73が送風機13の吹き出し口28に通じる。基板収納体7の気体流出口74が筐体10の排気口23に通じる。
この第1の特徴を有する焜炉は、筐体10の吸気口22が、送風機13の吸い込み口31、吹き出し口28、基板収納体7の気体流入口73、基板収納部72の内部、および気体流出口74を順に介して筐体10の排気口23に連通する。このため、送風機13の駆動により、筐体10の外部の空気を、筐体10の吸気口22から取り込んで、基板収納部72の内側に通過させた後、排気口23から筐体10の外部に排出でき、このとき基板収納部72の内部を通過する空気により、検出部61および表示部60が設けられた基板6を冷却できる。
また、基板6が収納された基板収納体7は、筐体10ではなく天板5に取り付けられている。このため、例えば焜炉のメンテナンスのために筐体10上に設置した天板5を筐体10から取り外し、この後、再度天板5を筐体10上に設置した時に、基板6の天板5に対する相対位置がずれ難くなる。従って、天板5の脱着に伴って基板6に実装された表示部60が天板5の正しい表示位置からずれるといった事態が生じ難くなる。また、天板5の脱着に伴って基板6に実装された検出部61が天板5に設けられた操作具90A,90Bからずれた位置に配置されるといった事態も生じ難くなる。このため、検出部61の検出精度の低下を抑制できる。
また、第1の特徴を有する焜炉は以下に示す第2の特徴を有することが好ましい。吸気口22が筐体10の周壁部に形成される。送風機13が、吸い込み口31の周囲部(立上部30)を筐体10の周壁部における吸気口22の周囲部に当接した状態を適正装着位置として前記筐体10に装着される。送風機13は、吸い込み口31の周囲部から吸気口22側となる側方に突出した後に上方に突出した支持片33を備える。筐体10の周壁部における吸気口22の周囲部に支持孔34が形成される。支持片33が支持孔34に挿入されて、送風機13が支持孔34の上縁部により、吸い込み口31の周囲部が筐体10の周壁部に沿う位置とこの位置より前記吸気口22側とは反対側の側方に離れたとの間で揺動できるように且つ送風機13が前記揺動の方向と交差する第1方向(本実施形態では後方)に移動できるように支持される。筐体10に、送風機13が適正装着位置に配置されたときに送風機13の前記揺動を規制し且つ送風機13が適正装着位置から第1方向に移動したときに前記揺動の規制が解除される規制部40と、適正装着位置に配置された送風機13が第1方向に移動することを規制する規制体42とが設けられる。
この第2の特徴を有する焜炉は、送風機13を筐体10に容易に取り付けることができ、また、送風機13を筐体10から容易に取り外すことができる。すなわち、送風機13を筐体10に取り付ける場合、作業者は送風機13を適正設置位置に配置された姿勢よりも、下部が吸気口22側と反対側に位置するように傾けて、支持片33を支持孔34に簡単に挿入できる。また、この後、作業者は、送風機13を下部が吸気口22に近づくように回転し、規制部40によって送風機13の前記揺動を規制し、且つ規制体42により送風機13の第1方向への移動を規制することで、送風機13を容易に筐体10に固定することができる。また、筐体10から送風機13を取り外す場合は、作業者は前記取り付け時の手順と逆の手順により、送風機13を筐体10から容易に取り外すことができる。
また、第2の特徴を有する焜炉は、以下に示す第3の特徴を有することが好ましい。規制体42が送風機13に上方から挿通されて筐体10にねじ込まれたビス43である。
この第3の特徴を有する焜炉は、筐体10の上方から送風機13にビス43を挿通し、このビス43を筐体10にねじ込むことで、送風機13を簡単に筐体10に取り付けることができる。また、筐体10の上方からビス43を取り外すだけで、筐体10に対する送風機13の固定を簡単に解除できる。
なお、本実施形態の基板6には検出部61と表示部60が設けられているが、基板6には検出部61だけが設けられてもよいし、表示部60だけが設けられてもよい。
また、本実施形態の送風機13には、2つの支持片33が設けられているが、1又は3以上の支持片33が設けられてもよい。また、前記第1方向は後方に限られず、例えば前方であってもよい。
また、規制体42は送風機13の第1方向の移動を規制できるものであれば、複数のビスであってもよいし、ビス43以外のその他の固着具であってもよい。
また、この他、本実施形態の焜炉は本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更可能である。
1 焜炉本体
10 筐体
13 送風機
15 上開口部
22 吸気口
23 排気口
28 吹き出し口
31 吸い込み口
33 支持片
34 支持孔
40 規制部
42 規制体
43 ビス
5 天板
6 基板
60 表示部
61 検出部
7 基板収納体
72 基板収納部
73 気体流入口 74 気体流出口

Claims (3)

  1. 焜炉本体、天板、基板、および基板収納体を備え、
    前記焜炉本体は、
    外郭を構成する、上方に開口した筐体と、
    前記筐体内に設置された送風機とを備え、
    前記筐体に吸気口と排気口とが形成され、
    前記送風機の吸い込み口が前記吸気口に対向し、
    前記基板は前記天板の下方に配置され、この基板は、前記天板に設けられた操作具の操作を検出するための検出部、又は前記天板を通して前記天板の上面側に焜炉の運転情報を表示する表示部のうちの少なくとも一方が実装されたものであり、
    前記基板収納体は、基板収納部と、前記基板収納部内に通じる気体流入口と、前記基板収納部内に通じる気体流出口とを備え、
    前記基板収納部に前記基板が収納され、
    前記基板収納体が前記天板に取り付けられ、前記天板が前記筐体の上開口部を覆うように前記筐体上に設置され、
    前記基板収納体の前記気体流入口が前記送風機の吹き出し口に通じ、
    前記基板収納体の前記気体流出口が前記筐体の前記排気口に通じたことを特徴とする焜炉。
  2. 前記吸気口が前記筐体の周壁部に形成され、
    前記送風機が、前記吸い込み口の周囲部を前記筐体の周壁部における前記吸気口の周囲部に沿って配置した状態を適正装着位置として前記筐体に装着される焜炉であって、
    前記送風機は、前記吸い込み口の周囲部から前記吸気口側となる側方に突出した後に上方に突出した支持片を備え、
    前記筐体の周壁部における前記吸気口の周囲部に支持孔が形成され、
    前記支持片が前記支持孔に挿入されて、前記送風機が、前記支持孔の上縁部により、前記送風機の前記吸い込み口の周囲部が前記筐体の周壁部に沿う位置とこの位置より前記吸気口側とは反対側の側方に離れた位置との間で揺動できるように且つ前記送風機が前記揺動の方向と交差する第1方向に移動できるように支持され、
    前記筐体に、
    前記送風機が前記適正装着位置に配置されたときに前記送風機の前記揺動を規制し且つ前記送風機が前記適正装着位置から前記第1方向に移動したときに前記揺動の規制が解除される規制部と、
    前記適正装着位置に配置された前記送風機が前記第1方向に移動することを規制する規制体とが設けられたことを特徴とする請求項1に記載の焜炉。
  3. 前記規制体が前記送風機に上方から挿通されて前記筐体にねじ込まれたビスであることを特徴とする請求項2に記載の焜炉。
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