JP3921586B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、本体天面に被加熱物を載置して調理を行う加熱調理器、特に液晶表示装置を備えた加熱調理器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電気コンロ型の加熱調理器はガスコンロに比べて安全で、火を使わないことから燃焼による空気の汚染が少ないなどの様々な利点を有し、需要が伸びてきている。従来、この種の電気コンロ型の加熱調理器の加熱状態や設定状態などを表示する方法として、ランプやLEDなどの発光素子を用いて操作部面に表示する構成が一般的である。このランプやLEDなどの発光素子による表示は、予め表示する情報をシート状にして作成しておき、そのシート下面よりランプやLEDなどの発光素子を発光させて情報表示するというものである。以下、その構成について図10を参照にしながら説明する。
【0003】
図10に示すように、本体を構成するケース51と、被加熱調理容器52を載置する天板53と、天板53の下方に位置する加熱コイル54と、被加熱調理容器52の温度を検知する温度センサー55と、加熱コイル54の出力を制御する出力制御部と、出力制御部56を冷却する送風機57と、電源の入/切を行う電源スイッチ58と、電源スイッチ58の入/切を表示する電源表示部59と、出力の設定を行う出力設定部60と、出力の設定を表示する出力表示部61と、天板53の前方部に位置する第2の出力表示部62と、加熱を表示する加熱状態表示部63にて構成される。
【0004】
このような従来の加熱調理器においては、電源スイッチ58を動作させると電源表示部59が点灯し電源の入/切を表現する。さらに調理物の入った被加熱調理容器52を天板53に載置し、出力設定部60を動作させると出力表示部61が点灯し、出力の設定を表示するとともに加熱が開始される。また、同時に第2の出力表示部62が点灯し出力の設定が表示される。さらに温度センサー55にて検知した温度状態に応じて加熱状態表示部63が点灯し加熱状態が表示される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の加熱調理器では、予め表示する情報をシート状にするため、シート内に表示できる情報量が限られてしまい同一箇所に多数の情報を表示することができず、多数の情報を表示するときには図10に示すように出力設定部60や出力表示部61、第2の出力設定部62、加熱状態表示部63などと複数の表示部が必要であり、部品点数が増えて見づらいという問題点があった。さらに、出力設定部60や出力表示部61のように実際に調理を行なう部分とが視覚的に分離されていると、把握がし難いという問題点もあった。
【0006】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、天面に被調理物を載置して加熱を行うものにおいて、加熱状態や設定状態など多数の情報を加熱調理しながら見易いものとした加熱調理器を得るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る加熱調理器においては、被加熱物を載置する天面と、前記被加熱物を加熱する加熱手段とを備えた加熱調理器において、該加熱調理器の本体ケーシング内部に、前記加熱手段の動作状態及び/或いは設定状態を表示する液晶表示素子を備えた液晶表示装置を設け、前記天面の少なくとも一部を透明材料からなる観察窓とし、前記液晶表示装置は、前記液晶表示素子の情報表示面を前記観察窓の下方に位置させ、前記液晶表示素子と観察窓とを非接触状態に配設し、前記本体ケーシング内部に気流を発生させる気流発生手段を備え、前記本体ケーシングは、前記本体ケーシング内部に外気を取り入れるための取り入れ口と、本体ケーシング内部を通過した気流を外部に排出する排出口と、前記本体ケーシング内部に気流を通過させる風路とを形成し、前記液晶表示装置を前記風路中に配置し、前記観察窓と液晶表示装置の液晶表示素子との間に前記気流を通過させる隙間を設け、前記液晶表示装置の底部に切欠き部を設けたものである。
【0008】
また、前記液晶表示装置が配置される風路は、通過する気流が前記加熱手段及び前記本体ケーシング内に備えられた発熱部材から隔離されるように形成したものである。
【0009】
また、前記液晶表示素子の外周を覆う枠体を設け、前記枠体の上面は前記天面と対向する部分に開口を有し、かつ前記液晶表示素子の情報表示面を前記枠体の上面より低くなるように形成したものである。
【0010】
また、前記枠体の底面又は側面に切欠き部を設けたものである。
【0011】
また、前記枠体の上面に透明材料からなる板状部材を設け、前記液晶表示素子の情報表示面と前記天面との間に空気層を形成したものである。
【0012】
また、前記板状部材を前記観察窓に向かって湾曲形状に形成したものである。
【0013】
また、前記枠体の壁面のうち、前記空気層を形成する部分に切欠き部を設けたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1である加熱調理器を示す概要構成斜視図、図2は図1の矢印A−Aでの断面図、図3は図1のB−B断面図、図4は図1のC−C断面図である。なお、実施の形態1ではIHクッキングヒータで本発明の加熱調理器を説明する。
【0015】
1は加熱調理器であるIHクッキングヒータで、本体天面2に被加熱物(図示せず)を載置して加熱調理を行なう。3は天面2に備えた天板で、被加熱物(図示せず)を電磁誘導加熱によって加熱する加熱部4、5とヒータによって加熱するヒータ加熱部6が設けられている。7はIHクッキングヒータ1の手前側面部で、加熱部4、5、6の加熱出力の調整などの様々な操作を行う操作ツマミ8及び操作ボタン9などを有している。10は天板3の少なくとも一部に透明材料によって形成された観察窓である。前記観察窓10から本体ケーシング内部に備えられた液晶表示装置に表示された情報が観察可能となっている。
【0016】
22は操作部8の横に備えられた両面焼きロースター、11は天面2の奥手左側に設けられ、両面焼きロースタ22内の排気を排出する排気口、12は天面2の奥手右側に設けられ、IHクッキングヒータ1内の電気回路などの発熱要素を冷却する外気を取り入れる吸気口で、該吸気口12から吸い込まれた空気はIHクッキングヒータ1内部の発熱要素を通過して側面排気穴13から外部に放出される。14は排気口11及び吸気口12をそれぞれ被うフィルターで、IHクッキングヒータ1内部への埃や異物の侵入を防止している。
【0017】
23は電磁誘導コイルからなるIHヒータ、15は送風ファンで、フィルター14を介して吸気口12から外気を吸込み、吸気された外気は本体ケーシング内部のIHヒータ23を駆動させるインバータ基板16の放熱フィン17等の発熱要素を通過して冷却しながら排気穴13より外部に排気する。18は発熱要素が良好に冷却されるように風路を形成する風路板、19はIHクッキングヒータ1内部を上下に分割する分割板で、主にロースター22が設けられている下部側にも送風ファン15によって吸気された外気が送風される。20はIHクッキングヒータ1の後面下部に設けた排気穴で、IHクッキングヒータ1の下部側内に送風された外気を外部に排出させる。21はロースター22内部の排気を行なう排気経路、23,24は加熱部4の加熱手段である電磁誘導コイルからなるIHヒータ、25は加熱部6に載置される被加熱物(図示せず)を加熱するヒータ、26はIHクッキングヒータ1の動作状態及び/或いは設定状態を表示する液晶表示装置で、分割板19の上部側の空間27の天板3に形成した観察窓10の下方、本実施の形態1では真下に配設される。
【0018】
このように構成された加熱調理器においては、被調理物(図示せず)を天面2の天板3上に載置し、加熱部4,5またはヒータ加熱部6によって加熱調理を行う。そして、観察窓10からは液晶表示装置26に表示される動作状態及び/或いは設定状態を観察することができる。このとき、本体ケーシング内部では、送風ファン15よりなる気流発生手段によって吸気口12から外気が取り入れられ気流が発生し、その気流が分割板19により上下に分割された本体ケーシング内部を通過して側面排気穴13から外部に放出される。そして、熱に弱い液晶表示装置26は分割板19により上下に分割された本体ケーシングの上部側の風路27内に配設されているため、通過する気流によって効率よく冷却され、温度上昇を抑えることができ、液晶表示装置26は天板3の観察窓10に設定や加熱出力等の情報を表示することが可能となり、操作性や利便性が向上する。
【0019】
このように、加熱調理器の動作状態及び/或いは設定状態を表示し得る液晶表示装置26を風路27内に配置することで熱に弱い液晶表示装置26を加熱部4、5、6が設けられている天板3の観察窓10の下方に設けることができ、複数の表示手段を形成しなくとも多数の情報を表示することが可能な加熱調理器を提供することができる。
特に液晶表示装置26は、熱の影響に非常に敏感で高温になる天面2に液晶表示装置26を設けると液晶による表示ができなくなるため、天面2に液晶表示装置26を設けることは非常に困難であったが、本発明により天面2に液晶による情報表示が可能となる。
【0020】
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2である加熱調理器の液晶表示素子取付部分の拡大横面図である。図において、上記実施の形態1と同一部分には同一の符号を付し、その説明は省略する。28は本体ケーシングの天板3の観察窓10と液晶表示装置26の情報表示面との間に形成する隙間で、液晶表示装置26は前記隙間28を設けて本体ケーシングの側面部29に固定されている。44は被加熱物、45は熱の移動を示す矢印である。
【0021】
このような構成にすることで、被加熱物44を天板3に設けている加熱部(図示せず)で加熱することでその熱が矢印45に示すように熱伝導により天板3にが高温になってしまっても、天板3と液晶表示装置26との間には隙間28により空気の層が形成されているので、高温となった天板3の熱が液晶表示装置26へ伝導することを抑えることができ、さらに隙間28に形成される空気の層は気流発生手段15によって絶えず流れているので液晶表示装置26への熱伝導の阻止をさらに良好に行うことができる。したがって、高温になってしまう天板3の熱によって液晶表示装置26が情報表示できなくなるという不具合を無くすことができ、熱に弱い液晶表示装置26であっても動作状態及び/或いは設定状態を良好に表示することが可能となり、諸情報の見易い加熱調理器を得ることができる。
【0022】
実施の形態3.
また、図6に示すように、液晶表示装置26の底部に切欠き部30を設けることで、液晶表示装置26の内部にも空間27内の気流を通過させることができ、液晶表示装置26の冷却効率をさらに向上させることができる。
【0023】
なお、液晶表示装置26の取りつけについては、高温に加熱される天板3ではなく本体ケーシングの側面部29に取り付けることで、被加熱物への加熱の影響が少なく、液晶表示装置26の冷却効率をさらに向上させることができる。
また、本体ケーシング下部の例えば分割板19から液晶表示装置26の情報表示面を天板3の観察窓10から観察可能に突設しても同様の効果を奏する。
【0024】
さらに、天板3と液晶表示装置26との隙間28の大きさとしては少なくとも0.1mm以上、さらには0.5mm以上の隙間の大きさであることが好適である。この隙間が狭すぎると十分な空気による断熱が得られず、また気流発生手段による気流が隙間28を通り抜けづらくなるためである。また、最大の大きさは10mm以下とすることが望ましく、大きすぎると観察窓10から液晶表示装置26の液晶表示面が遠くなってしまい見ずらいものとなってしまい、さらには液晶表示面を観察したときに隙間28が見えてしまうため意匠的にも見た目が悪くなってしまう。
【0025】
実施の形態4.
また、図2〜4に示したように、上記実施の形態1〜3では、気流発生手段である送風ファン15により発生される気流が通過する風路は風路板18によってある程度定められており、本体内部の空間27に気流を通すようにしているが、さらに明確に各部材を通過する風路を形成して液晶表示装置への熱の伝導の防止及び冷却効率の向上を図ることもできる。そして、このような風路を形成した場合は、前記液晶表示装置26が配置される風路を通過する気流は、加熱手段23、24、25及び前記本体ケーシング内に備えられた放熱フィン17などの発熱部材から隔離されていることが好適である。
【0026】
なお、このような風路を形成する方法としては、風路板等を用いてもよいし、チューブなどを用いても良くこのような風路の形成方法に特に限定はなく、例えばこのような風路として天面2の上面に設けられた吸気口12から冷却対象となる液晶表示装置26や発熱要素まで形成され、その後は特に風路を形成せずに空間27を介して排気口13より排気する構成や吸気口12から排気口13まで連通する風路を形成したものであってもよい。このような構成であると、冷却に使用される気流が冷却対象に到達するまでに暖められることがないため冷却効率が向上する。また、吸気口12から排気口13までの一連の連通する風路を形成すれば、冷却効率のさらなる向上を図ることができる。
【0027】
実施の形態5.
図7はこの発明の実施の形態5の加熱調理器の液晶表示装置を示すもので、図7(a)は液晶表示装置の側面図、図7(b)は液晶表示装置の上面図である。図において、上記実施の形態1〜4と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。32は液晶表示装置26の液晶表示素子31の外周を覆う枠体、33は液晶表示素子31の情報表示面、34は枠体32の上面である。そして、前記枠体32は天板3に対向する部分に開口を有し、液晶表示素子31の情報表示面33を前記枠体32の上面より低くなるように形成したものである。
【0028】
このような構成の加熱調理器においては、天板3の監視窓10の下方に枠体32で被われた液晶表示装置26を配設すると、天板3と液晶表示素子31との間に距離を確保することができ、情報表示面33が天板3から距離が多少遠くなっても枠体32によって天板3の観察窓10から観察される液晶の表示状態に違和感を与えず、意匠性も向上するという効果がある。
【0029】
実施の形態6.
さらに、図8(a)および図8(b)に示すように、前記枠体32の上面34に透明材料による板状部材35を取り付ければ液晶表示素子31の情報表示面33との間に空気層36が形成され、空気層36が断熱層として良好に働き、さらに天板3からの温度の影響を受け難くすることが可能である。
【0030】
また、図8(c)に示すように、板状部材35を観察窓10に向かって湾曲形状とすれば、レンズ作用などによりさらに液晶表示素子に表示される情報が見易くなる。
【0031】
なお、このような板状部材を用いた構造とすれば、液晶表示装置26への断熱性が向上するため、温度上昇を抑えることが可能となる。よって、必ずしも液晶表示装置26を気流中に配置しなくてもよいし、気流中に配置することでさらに良好に温度の影響を排除できる。
【0032】
また、図8(d)のように枠体32の底面に切り欠き部30aを設けたり、図8(e)のように枠体32の側面や空気層36部分を形成する壁面に切り欠き部30b、30cを設けて空間27内に配設すれば、液晶表示装置26の内部に気流を通過させることができ、液晶表示装置26の冷却効果をさらに向上させることができる。
【0033】
実施の形態7.
また、図9(a)に示すように、板状部材35の上面に気流が通過可能な状態で突起37を設けて天板からの距離を確実に確保するようにすれば、図9(b)に示すように上記実施の形態6と同様の効果を奏することができる。
【0034】
なお、液晶表示装置26に表示された情報を観察するため、観察窓10の天板3における配置位置については、図1に示すように、天板3縦方向においては天板3に備えられた最も手前側の被加熱物(図示せず)を加熱するための加熱部4及び/または加熱部5の中心を通って天板3の横辺と平行に設定される線41より手前側にあり、横方向では略中央部に設けられていることが好適である。詳しく説明すると、天板3の縦方向とは矢印39で示す本体正面から見て奥手方向のことで、横方向とは矢印39で示す本体の幅方向のことであり、IHクッキングヒータ1の本体正面から見て最も手前側にある加熱部は4、5となり、この加熱部4、5の中心42、43を通って天板の横辺40と平行に設定される線41を想定するのである。観察窓10は、この線41より手前側に設けられることが好適であるということである。
【0035】
つまり、加熱調理時には加熱部に鍋などの被調理物が載置されることとなり、該被調理物は円筒形である物が多く、加熱部4、5に調理機材が載置されたとき前記線41で被調理物同士が最も近接する。このため、高さの高い被調理物などを用いて加熱料理を行う場合、この線41より奥に観察窓10を備えたとしても被調理物によって隠れてしまい観察窓10が見づらくなってしまう。したがって、線41より手前側に観察窓10を配置することによって、加熱調理時にいつでも液晶表示装置26に表示された情報の観察を行うことができるようにしたものである。
【0036】
また、観察窓10は横方向では略中央部付近に設けられていることが好適で、加熱調理時に加熱部4、5に鍋などの被調理物が載置された際、前述のように被調理物は円筒形である物が多いことから、被調理物で隠されないスペースとしてその両端と中央近傍が最も大きいスペースを有する。そして、その両端のどちらか一方に観察窓10を設けた場合、加熱部4、5のうち観察窓10から遠い方で加熱調理を行うと観察窓10を観察しづらくなる。また両端にそれぞれ加熱部4、5の情報を表示する観察窓10を設けた場合には、加熱部4、5のどちらか一方のみで調理を行っていれば良いが、加熱部4、5で同時に調理を行うには、一方の観察窓10が見づらくなってしまい使い勝手が悪くなる。このため、天板3の中央部付近に観察窓10を設ければ、加熱部4、5、6いずれで加熱調理を行っても、好適に液晶表示装置26に表示される情報を観察することができる。
【0037】
なお、上記実施の形態1〜7においては、加熱手段自体の発熱が少ない電磁誘導加熱によるヒータを加熱手段として用いた例を挙げて説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、様々な形態の電気コンロに設けることが可能である。
【0038】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0039】
被加熱物を載置する天面と、前記被加熱物を加熱する加熱手段とを備えた加熱調理器において、該加熱調理器の本体ケーシング内部に、前記加熱手段の動作状態及び/或いは設定状態を表示する液晶表示素子を備えた液晶表示装置を設け、前記天面の少なくとも一部を透明材料からなる観察窓とし、前記液晶表示装置は、前記液晶表示素子の情報表示面を前記観察窓の下方に位置させ、前記液晶表示素子と観察窓とを非接触状態に配設し、前記本体ケーシング内部に気流を発生させる気流発生手段を備え、前記本体ケーシングは、前記本体ケーシング内部に外気を取り入れるための取り入れ口と、本体ケーシング内部を通過した気流を外部に排出する排出口と、前記本体ケーシング内部に気流を通過させる風路とを形成し、前記液晶表示装置を前記風路中に配置し、前記観察窓と液晶表示装置の液晶表示素子との間に前記気流を通過させる隙間を設け、前記液晶表示装置の底部に切欠き部を設けたので、温度の影響を受けやすい液晶表示装置を熱から保護することが可能となり、液晶表示装置による動作状態や設定状態の見易い加熱調理器を得ることができる。
また、液晶表示装置の内部に気流を通過させることができ、液晶表示装置の冷却効率を向上させることができる。
【0040】
また、前記液晶表示装置が配置される風路は、通過する気流が前記加熱手段及び前記本体ケーシング内に備えられた発熱部材から隔離されるように形成したので、効率よく液晶表示装置を冷却することができる。
【0041】
また、前記液晶表示素子の外周を覆う枠体を設け、前記枠体の上面は前記天面と対向する部分に開口を有し、かつ前記液晶表示素子の情報表示面を前記枠体の上面より低くなるように形成したので、温度の影響を受けやすい液晶表示装置を熱から保護することが可能となり、液晶表示装置による見易い表示を行うことができる。
【0042】
また、前記枠体の底面又は側面に切欠き部を設けたので、液晶表示装置の内部に気流を通過させることができ、液晶表示装置の冷却効率を向上させることができる。
【0043】
また、前記枠体の上面に透明材料からなる板状部材を設け、前記液晶表示素子の情報表示面と前記天面との間に空気層を形成したので、空気層が断熱層として良好に働き、液晶表示装置への天板からの温度の影響を受け難くすることが可能となり、液晶表示装置による見易い表示を行うことができる。
【0044】
また、前記板状部材を前記観察窓に向かって湾曲形状に形成したので、レンズ作用などにより液晶表示装置に表示される情報が見易くなる。
【0045】
また、前記枠体の壁面のうち、前記空気層を形成する部分に切欠き部を設けたので、液晶表示装置の内部に気流を通過させることができ、液晶表示装置の冷却効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である加熱調理器を示す概要構成斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態1である加熱調理器を示す図1のA−A断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1である加熱調理器を示す図1のB−B断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1である加熱調理器を示す図1のC−C断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態2である加熱調理器を示す液晶表示装置の取付部分の拡大横面図である。
【図6】 この発明の実施の形態3である加熱調理器を示す液晶表示装置の取付部分の拡大横面図である。
【図7】 (a)この発明の実施の形態5である加熱調理器を示す液晶表示装置の側面図である。
(b)この発明の実施の形態5である加熱調理器を示す液晶表示装置の上面図である。
【図8】 (a)この発明の実施の形態6である加熱調理器を示す液晶表示装置の側面図である。
(b)この発明の実施の形態6である加熱調理器を示す液晶表示装置の取付部分の拡大断面図である。
(c)この発明の実施の形態6である加熱調理器を示す液晶表示装置の側面図である。
(d)この発明の実施の形態6である加熱調理器を示す液晶表示装置の側面図である。
(e)この発明の実施の形態6である加熱調理器を示す液晶表示装置の断面図である。
【図9】 (a)この発明の実施の形態7である加熱調理器を示す液晶表示装置の側面図である。
(b)この発明の実施の形態7である加熱調理器を示す液晶表示装置の断面図である。
【図10】 従来の加熱調理器を示す概要斜視図である。
【符号の説明】
1 IHクッキングヒータ、2 天面、3 天板、10 観察窓、23 IHヒータ、24 IHヒータ、25 ヒータ、26 液晶表示装置。

Claims (7)

  1. 被加熱物を載置する天面と、前記被加熱物を加熱する加熱手段とを備えた加熱調理器において、
    該加熱調理器の本体ケーシング内部に、前記加熱手段の動作状態及び/或いは設定状態を表示する液晶表示素子を備えた液晶表示装置を設け、
    前記天面の少なくとも一部を透明材料からなる観察窓とし、
    前記液晶表示装置は、前記液晶表示素子の情報表示面を前記観察窓の下方に位置させ、
    前記液晶表示素子と観察窓とを非接触状態に配設し
    前記本体ケーシング内部に気流を発生させる気流発生手段を備え、
    前記本体ケーシングは、前記本体ケーシング内部に外気を取り入れるための取り入れ口と、本体ケーシング内部を通過した気流を外部に排出する排出口と、前記本体ケーシング内部に気流を通過させる風路とを形成し、
    前記液晶表示装置を前記風路中に配置し、
    前記観察窓と液晶表示装置の液晶表示素子との間に前記気流を通過させる隙間を設け、
    前記液晶表示装置の底部に切欠き部を設けた
    ことを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記液晶表示装置が配置される風路は、通過する気流が前記加熱手段及び前記本体ケーシング内に備えられた発熱部材から隔離されるように形成したことを特徴とする請求項に記載の加熱調理器。
  3. 前記液晶表示素子の外周を覆う枠体を設け、前記枠体の上面は前記天面と対向する部分に開口を有し、かつ前記液晶表示素子の情報表示面を前記枠体の上面より低くなるように形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の加熱調理器。
  4. 前記枠体の底面又は側面に切欠き部を設けたことを特徴とする請求項に記載の加熱調理器。
  5. 前記枠体の上面に透明材料からなる板状部材を設け
    前記液晶表示素子の情報表示面と前記天面との間に空気層を形成したことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の加熱調理器。
  6. 前記板状部材を前記観察窓に向かって湾曲形状に形成したことを特徴とする請求項に記載の加熱調理器。
  7. 前記枠体の壁面のうち、前記空気層を形成する部分に切欠き部を設けたことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の加熱調理器。
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