JP2009085490A - ガスコンロ - Google Patents

ガスコンロ Download PDF

Info

Publication number
JP2009085490A
JP2009085490A JP2007254971A JP2007254971A JP2009085490A JP 2009085490 A JP2009085490 A JP 2009085490A JP 2007254971 A JP2007254971 A JP 2007254971A JP 2007254971 A JP2007254971 A JP 2007254971A JP 2009085490 A JP2009085490 A JP 2009085490A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blower fan
display device
temperature
body case
flame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007254971A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4621720B2 (ja
Inventor
Takashi Oya
崇史 大宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rinnai Corp filed Critical Rinnai Corp
Priority to JP2007254971A priority Critical patent/JP4621720B2/ja
Publication of JP2009085490A publication Critical patent/JP2009085490A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4621720B2 publication Critical patent/JP4621720B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Induction Heating Cooking Devices (AREA)

Abstract

【課題】 天板の下方に配設された表示装置の早期冷却を可能にしても、ガスバーナへの円滑な点火が担保できるガスコンロを提供すること。
【解決手段】 本体ケース(1)の上方開放部を覆う天板(10)に形成された表示部(16)と、前記本体ケース(1)の内部に形成され、且つ、前記表示部(16)越しに視認可能な表示装置(13)と、前記表示装置(13)を空冷する送風ファン(72)と、前記本体ケース(1)内に配設されたガスバーナを点火させる点火操作部と、前記ガスバーナの炎を検知したときに炎検知信号を出力する炎検知器と、前記炎検知信号に応答して前記送風ファン(72)を作動させる制御装置を具備すること。
【選択図】 図7

Description

本発明は、ガスコンロに関するもの、特に、運転状態や調理物の温度等を表示する表示装置を備えたガスコンロに関するものである。
運転状態等を表示する液晶表示装置を備えた加熱調理器として、図8に示すように誘導加熱コイルを備えたものが知られている(特許文献1)。
このものでは、天板(10)の下方に、送風ファン(72)から送風ガイド(90)を経由し、さらに、温度センサ(S)から液晶表示装置(13)の配設部に繋がる冷却用通風路(8)が形成されている。
天板(10)には、液晶表示装置(13)に臨む透明な表示部(16)が形成されていると共に、前記冷却用通風路(8)の隣接部には誘導加熱コイル(11)が配設されている。
このものでは、誘導加熱コイル(11)の上方に鍋(9)を載置して加熱調理を開始すると、温度センサ(S)の検知温度が閾値温度まで上昇したときに送風ファン(72)が作動して液晶表示装置(13)が冷却され、これにより、熱に弱い液晶表示装置(13)の耐久性の低下が防止される。
特開2005―302632号公報
ところで、上記液晶表示装置(13)の冷却構造は、誘導加熱コイル(11)に代えてガスバーナが設けられたガスコンロに適用することが可能である。
しかしながら、上記冷却構造を適用した場合、温度センサ(S)の検知温度が前記閾値温度になるまで送風ファン(72)が作動しないから、温度センサ(S)の経年的な性能低下に起因し、液晶表示装置(13)の冷却動作が遅れる場合がある。又、器具内に熱が篭って場所的に温度差が生じることがあるので、送風ファン(72)の作動時に、液晶表示装置(13)上の温度センサ(S)から最も離れている部位が高温になる場合があり、この場合も、液晶表示装置(13)の冷却動作が遅れる。
そこで、温度センサ(S)による温度検知と関係なく、送風ファン(72)を可能な限り早期に作動させることが考えられるが、送風ファン(72)の早期作動のみを考慮すると、ガスバーナの点火時に送風ファン(72)からの空気がガスバーナの燃焼部(炎形成部)に流れ込んで円滑な点火が担保できないという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みて成されたもので、天板(10)の下方に配設された液晶表示装置(13)の早期冷却を可能にしても、ガスバーナへの円滑な点火が担保できるガスコンロを提供することを課題とする。
[請求項1に係る発明]
上記課題を解決する為の請求項1に係る発明の解決手段は、
『本体ケース(1)の上方開放部を覆う天板(10)に形成された表示部(16)と、
前記本体ケース(1)の内部に形成され、且つ、前記表示部(16)越しに視認可能な表示装置と、
前記表示装置を空冷する送風ファン(72)と、
前記本体ケース(1)内に配設されたガスバーナを点火させる点火操作部と、
前記ガスバーナの炎を検知したときに炎検知信号を出力する炎検知器と、
前記炎検知信号に応答して前記送風ファン(72)を作動させる制御装置を具備する』ことである。
上記解決手段によれば、点火操作部の操作によってガスバーナに点火すると、該ガスバーナに炎が生成される。すると、炎検知器は、前記生成された炎を検知して炎検知信号を出力し、該炎検知信号に応答して送風ファン(72)が作動し始めて表示装置が空冷される。
この場合、送風ファン(72)は、ガスバーナの燃焼後に発生する炎検知信号に応答して作動するから、ガスバーナへ点火するときに、該ガスバーナの燃焼部(炎形成部)に送風ファン(72)からの空気が流れ込むことがなく、円滑な点火が担保できる。
又、炎検知信号に応答して送風ファンが作動するから、既述従来のように温度センサ(S)の検知温度が閾値温度になるまで送風ファン(72)が作動しないものに比べ、表示装置の早期冷却が可能になる。
[請求項2に係る発明]
請求項1に係る発明において、
『前記表示装置と前記送風ファン(72)は、前記本体ケース(1)の外部に繋がる流入口と流出口を繋ぐ冷却用通風路に設けられている』ものとすることができる。
このものでは、送風ファン(72)の作動によって流入口から冷却用通風路に吸引された空気で表示装置が空冷される。そして、冷却用通風路を通過した空気が流出口から本体ケース(1)の外部に排出されるから、該空気が燃焼開始後のガスバーナの配設部に流れ込むことがなく、その燃焼性を阻害する心配がない。
[請求項3に係る発明]
請求項1又は2に係る発明に於いて、
『前記表示装置の近傍に第1温度センサが配設されており、
前記第1温度センサの検知温度が、前記表示装置の耐熱温度以下の第1安全温度まで昇温した場合も前記送風ファン(72)を作動させる』ものでは、ガスバーナが消火状態にあるときに、高温の鍋が表示装置の上方の天板(10)上に載置されると、送風ファン(72)が作動する。これにより、熱に弱い表示装置が冷却される。
[請求項4に係る発明]
請求項1〜3に係る発明に於いて、
『前記送風ファン(72)の近傍に第2温度センサが配設されており、
前記第2温度センサの検知温度が、前記送風ファン(72)の耐熱温度以下の第2安全温度まで昇温した場合も前記送風ファン(72)を作動させる』ものでは、ガスバーナが消火状態にあるときに、高温の鍋が送風ファン(72)の上方の天板(10)上に載置されると、送風ファン(72)が作動する。従って、熱に弱い送風ファン(72)自体が冷却される。
以上のように、請求項1に係る発明によれば、送風ファン(72)は、ガスバーナの燃焼後に発生する炎検知信号に応答して作動するから、ガスバーナへ点火するときに、該ガスバーナの燃焼部(炎形成部)に送風ファン(72)からの空気が流れ込むことがなく、円滑な点火が担保できる。
又、炎検知信号に応答して送風ファン作動するから、既述従来のように温度センサ(S)の検知温度が閾値温度になるまで送風ファン(72)が作動しないものに比べ、表示装置の早期冷却が可能になる。
請求項2に係る発明では、送風ファン(72)からの空気が全て冷却用通風路の流出口から本体ケース(1)の外部に排出されるから、該空気が燃焼開始後のガスバーナの配設部に流れ込むことがなく、その燃焼性を阻害する心配がない。
請求項3に係る発明では、既述したように、ガスバーナが消火状態にあるときに、高温の鍋が表示装置の上方に載置された場合は、送風ファン(72)で表示装置が冷却されてこれの熱的損傷が防止される。
請求項4に係る発明では、既述したように、ガスバーナが消火状態にあるときに、高温の鍋が送風ファン(72)の上方に載置された場合は、該送風ファン(72)が作動するから、これの送風作用で送風ファン(72)自体が冷却されて熱的損傷が防止される。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。
本発明の実施の形態に係るガスコンロは、図1に示すように、システムキッチンのカウンタートップ(K)に開設された開口(K1)に落とし込み状態に装着される形式のドロップインコンロである。
このドロップインコンロは、上端開放部の外周にフランジ(20)が張り出した本体ケース(1)と、本体ケース(1)の上方開放部を覆うガラス製の天板(10)と、本体ケース(1)の正面側の構成壁(21)に沿って左右に延びる横冷却通路(17)とこれに続く後方冷却通路(61)から成るL型の冷却用通風路(8)と、本体ケース(1)内に配設されたコンロ用のガスバーナ(31)(32)(33)と、グリル扉(41)で開閉されるグリル(42)を備えており、グリル(42)の左右には器具操作部(43)(44)が設けられている。又、前記ガスバーナ(31)(32)(33)の近傍には、これらの燃焼を監視する炎検知器たる熱電対(31a)(32a)(33a)が配設されている。以下、各部の詳細を説明する。
[天板(10)]
本体ケース(1)の上方開放部を覆う天板(10)は、前記ガスバーナ(31)(32)(33)に臨む位置にバーナ用開口(51)(52)(53)が開設されていると共に、該バーナ用開口(51)(52)(53)には、五徳(54)(55)(56)が配設されている。
又、天板(10)には、後辺に沿った長方形の排気開口(57)が形成されていると共に、該排気開口(57)は、本体ケース(1)に設けられたグリル(42)から延びるグリル排気筒(40)の上方に位置している。更に、排気開口(57)は多数の透孔(580)(580)が貫通した排気口カバー(58)で覆われている。
天板(10)の前辺部の近傍には、左右のバーナ用開口(51)(52)の中央部に位置する透明な表示部(16)が設けられており、該表示部(16)を介して後述の液晶表示盤(18)の表示が視認できるようになっている。
[本体ケース(1)]
本体ケース(1)は、図1,2に示すように、上方が開放した矩形箱状に形成されており、正面側の構成壁(21)には、冷却用通風路(8)の上流部を構成する後述の横冷却通路(17)の流入口(14)と流出口(15)が開設されている。
本体ケース(1)の前面のグリル(42)の左右に形成された器具操作部(43)(44)には、前記コンロ用のガスバーナ(31)(32)(33)やグリル(42)内を加熱するグリルバーナ(図示せず)を点・消火する点火操作部たるプッシュプッシュ式の操作ツマミ(81)〜(84)が配設されている。
[冷却用通風路(8)]
本体ケース(1)内に形成された冷却用通風路(8)は、本体ケース(1)の正面側の構成壁(21)に沿って左右方向に延びる横冷却通路(17)と、その下流端から後方に屈曲する後方冷却通路(61)とから構成されている。
《横冷却通路(17)》
横冷却通路(17)は、冷却用通風路(8)のうち、本体ケース(1)の正面側の構成壁(21)に開設された流入口(14)から流出口(15)に繋がる領域である。
図2,3,5に示すように、横冷却通路(17)は、液晶表示装置(13)及び送風ファン(72)を収納する逆U字状断面の樹脂カバー(170)と、樹脂カバー(170)の下流端に接続される樹脂製の通路接続部材(174)(下方が開放している)と、樹脂カバー(170)及び通路接続部材(174)の下方開放部を閉塞する金属製底板(171)から構成されている。そして、樹脂カバー(170)及び通路接続部材(174)の上面と背面は金属製上板(172)と金属製後ろ板(173)で覆われている。尚、本実施の形態では、上記液晶表示装置(13)が既述発明特定事項たる「表示装置」に対応している。
図3に示すように、横冷却通路(17)を構成する樹脂カバー(170)の上流端には、本体ケース(1)の構成壁(21)に開設された流入口(14)に接続される吸気接続口(170a)が開設されていると共に、該吸気接続口(170a)の内側には、モータ(71)とこれで回転れる回転羽根(70)から成る送風ファン(72)が配設されている。又、横冷却通路(17)内に於ける送風ファン(72)の下流側近傍には第2温度センサ(93)が配設されていると共に、その下流側には液晶表示装置(13)が配設されている。更に、液晶表示装置(13)の配設部の後方近傍には、グリル(42)の上方に位置する第1温度センサ(92)が配設されている。
液晶表示装置(13)は、図3,4に示すように、液晶表示盤(18)とこれの下方に配設され且つコンロの運転情報の表示制御を行なう制御基盤(19)とから構成されていると共に、前記液晶表示盤(18)と制御基盤(19)は共通の樹脂製のケーシング(30)内に収納されている。従って、液晶表示盤(18)と制御基盤(19)とが前記ケーシング(30)に収納されていないものと相違し、制御基盤(19)や液晶表示盤(18)の表面に埃や油煙ミスト等が付着しにくいから、制御基盤(19)の回路部がショートして誤動作する心配が少ないと共に、表示が不鮮明になる不都合も少なくなる。
尚、図4に示すように、液晶表示盤(18)はケーシング(30)の上板に形成された窓孔(300)に臨んでいると共に、液晶表示装置(13)のケーシング(30)の更に外側を覆う樹脂カバー(170)の上板には、図5に示すように、液晶表示盤(18)を視る為の透明板(175)が配設され、更に、樹脂カバー(170)を覆う金属製上板(172)には前記透明板(175)に臨む開口(W)が形成されている。又、図4に示すように、液晶表示装置(13)のケーシング(30)外周と樹脂カバー(170)及びその下方の金属製底板(171)の間には、冷却用の空気が流れる横冷却通路(17)を構成する通気間隙(176)が形成されている。
図3,5に示すように、通路接続部材(174)の下流端の排気接続口(174a)は、本体ケース(1)の正面側の構成壁(21)に開設された流出口(15)に接続されるようになっている。又、通路接続部材(174)には、排気接続口(174a)に近付くに従って左方向に傾斜する整流板(150)(150)が配設されており、流出口(15)から排出される空気を本体ケース(1)の左方向に排出できるようにしている。これにより、流出口(15)からの排出空気が本体ケース(1)の正面で作業する器具使用者に吹き付けられることがなく、器具使用者に不快感を与えないように考慮されている。
《後方冷却通路(61)》
図3,5に示すように、横冷却通路(17)の下流端に続く後方冷却通路(61)は、通路接続部材(174)の下流端開口(60)に接続される断面コ字状の金属製の通気ガイド(62)と、該通気ガイド(62)の側方開放部を覆う本体ケース(1)の側面構成壁(22)で包囲された空間である。そして、後方冷却通路(61)の下流端の流出口(610)は、天板(10)に開設された排気開口(57)に連通している。これにより、流出口(610)から流出した空気が、前記排気開口(57)を介して器具本体後部の上方に排出される。
《冷却用通風路(8)の機能》
次に、冷却用通風路(8)の機能を説明する。
送風ファン(72)が作動すると、流入口(14)から横冷却通路(17)に吸引された空気が、液晶表示装置(13)の配設部を通過するときにこれを空冷し、その後、流出口(15)から外部に排出される。又、横冷却通路(17)から後方冷却通路(61)に流入した空気は、その下流端の流出口(610)から流出して天板(10)に開設された排気開口(57)から外部に排出される。この場合、横冷却通路(17)及び後方冷却通路(61)は、これらの通路構成壁によって、ガスバーナ(31)(32)(33)の配設部と区画されている。従って、液晶表示装置(13)を空冷するために冷却用通風路(8)を流れる空気が燃焼開始後のガスバーナ(31)(32)(33)の配設部に流れ込むことがなく、その燃焼性を阻害する心配がない。
[送風ファン(72)の制御]
制御装置(図示せず)に内蔵されたマイクロコンピュータには、送風ファン(72)等の動作を制御する制御プログラムが格納されている。
以下、前記制御プログラムを説明する図7のフローチャートに従って、送風ファン(72)等の制御動作を詳述する。
先ず、前記マイクロコンピュータのメモリ内のテーブルには、図6に示すように、ガスバーナ(31)(32)(33)の燃焼時間(ガスバーナ(31)(32)(33)の何れかが同時使用された場合は、最初のガスバーナへの点火時から最後のガスバーナが消火するまでの時間)たるコンロ使用時間T1に応じて設定された、送風ファン(72)の延長運転時間ti1が記憶されている。又、グリル(42)内を加熱するグリルバーナ(図示せず)の燃焼時間たるグリル使用時間T2に応じて設定された、送風ファン(72)の延長運転時間ti2が記憶されている。図6のテーブルから明らかなように、コンロ使用時間T1が2分以下の場合、及び2〜15分の場合は、夫々、延長運転時間ti1が9分と25分に設定される。又、グリル使用時間T2が5分以下の場合、及び5分以上の場合は、夫々、延長運転時間ti2が20分と30分に設定される。
制御装置に電源供給されると、これに内蔵されたマイクロコンピュータが図7のフローチャートに従った制御動作を開始する。
先ず、ステップ(ST1)で液晶表示装置(13)の後方近傍に配設された第1温度センサ(92)の検知温度を判断し、該検知温度が、液晶表示装置(13)の耐熱温度以下に設定された第1安全温度たる62℃より低いと判断されると、ステップ(ST2)で送風ファン(72)の近傍に配設された第2温度センサ(93)の検知温度を判断する。そして、第2温度センサ(93)の検知温度が、送風ファン(72)の耐熱温度以下に設定された第2安全温度たる50℃より低い場合は、ステップ(ST3)を実行し、グリル(42)内を加熱するグリルバーナやコンロ用ガスバーナ(31)(32)(33)の、何れかのバーナへの点火操作がされたか否か(操作ツマミ(81)〜(84)が操作されたか否か)を判断する。
そして、何れかのバーナへの点火操作がされたことが確認できると、ステップ(ST4)で、点火操作がされたバーナに点火する。
次に、ステップ(ST5)で、前記ガスバーナ(31)(32)(33)の炎検知器たる熱電対(31a)(32a)(33a)や、グリルバーナの炎検知器たる熱電対(図示せず)の出力たる炎検知信号の有無を判断する。そして、前記点火操作されたガスバーナ(31)(32)(33)やグリルバーナの何れかの燃焼が確認されると、ステップ(ST6)で送風ファン(72)を作動させる。尚、本実施の形態では、ガスバーナ(31)(32)(33)やグリルバーナが、既述発明特定事項たる「ガスバーナ」に対応している。
このものでは、送風ファン(72)は、ガスバーナ(31)(32)(33)やグリルバーナの燃焼後に発生する炎検知信号に応答して作動するから、ガスバーナ(31)(32)(33)等へ点火するときに、これらの燃焼部(炎形成部)に送風ファン(72)からの空気が流れ込むことがなく、円滑な点火が担保できる。
又、炎検知信号に応答して送風ファン(72)が作動するから、既述従来のように温度センサ(S)の検知温度が閾値温度になるまで送風ファン(72)が作動しないものに比べ、液晶表示装置(13)の早期冷却が可能になる。
次に、ステップ(ST7)を実行し、ガスバーナ(31)(32)(33)の何れかが点火された場合は前述したコンロ使用時間T1のカウントを開始する。又、グリルバーナが点火された場合はグリル使用時間T2のカウントを開始する。
次に、ステップ(ST8)で、ガスバーナ(31)(32)(33)及びグリルバーナの全てのバーナが消火されたことが確認できると、ガスバーナ(31)(32)(33)の燃焼時間たるコンロ使用時間T1を記憶する。尚、ガスバーナ(31)(32)(33)の何れかが同時使用された場合は、最初のガスバーナへの点火時から最後のガスバーナが消火するまでの時間がコンロ使用時間T1であることは既述したとおりである。又、ステップ(ST9)では、グリルバーナの燃焼時間たるグリル使用時間T2を記憶する。
ステップ(ST10)で、コンロ使用時間T1やグリル使用時間T2に対応する送風ファン(72)の延長運転時間ti1,ti2を、マイクロコンピュータに格納された図6のテーブルから読み込む。その後、ステップ(ST11)を実行し、液晶表示装置(13)の後方近傍に配設された第1温度センサ(92)の検知温度が55℃未満であること、送風ファン(72)の近傍に配設された第2温度センサ(93)の検知温度が47℃未満であること、更に、延長運転時間ti1,ti2が経過したことが、全て確認された場合(この場合は、全てのガスバーナが消火されている(ステップ(ST8)参照))は、ステップ(ST12)で送風ファン(72)を停止させる。
尚、ステップ(ST11)で第1温度センサ(92)の検知温度と比較する55℃の温度がステップ(ST1)で比較する62℃の温度より低く設定され、又、ステップ(ST11)で第1温度センサ(93)の検知温度と比較する47℃の温度がステップ(ST2)で比較する50℃より低く設定されているのは、送風ファン(72)が短時間周期でON・OFFを繰り返すハンチングを防止するためである。
次に、ステップ(ST1)(ST2)の判断で、夫々の条件が成立しない場合の説明をする。
ガスバーナ(31)(32)(33)やグリルバーナが消火状態にあるときに、高温の鍋が液晶表示装置(13)や送風ファン(72)の上方の天板(10)上に載置されると、その近傍に配設されている第1温度センサ(92)の検知温度が62℃以上になり、又、第2温度センサ(93)の検知温度が50℃以上になることがある。すると、ステップ(ST1)(ST2)の判断で、夫々の条件が成立せず、ステップ(ST13)で送風ファン(72)が作動し、その後、ステップ(ST11)で第1温度センサ(92)の検知温度が55℃未満で、且つ、第2温度センサ(93)の検知温度が47℃未満であることが確認されるまで送風ファン(72)が作動される(ステップ(ST12))。これにより、熱に弱い液晶表示装置(13)や送風ファン(72)自体が冷却されて熱的損傷から保護される。
尚、上記実施の形態では、炎検知信号に応答して送風ファン(72)を作動させることにより、既述従来のものに比べて液晶表示装置(13)の早期冷却を可能にしたから、該液晶表示装置(13)が高温になる前に送風ファン(72)を早期に始動させることができる。従って、前記冷却のために必要な送風ファン(72)の回転速度が低くなり、送風ファン(72)の騒音を低く抑えることができる。又、送風ファン(72)の回転速度を低くできることから、該送風ファン(72)を駆動させるために必要なトータル電力を低減させることができる。
[その他]
1.上記実施の形態では、炎検知器として熱電対を使用したが、フレームロッドを使用してもよい。
2.上記実施の形態では、液晶表示装置(13)を送風ファン(72)で冷却するようにしたが、該液晶表示装置(13)に代えて、又は、液晶表示装置(13)と共に、7セグメントLEDを配設し、該7セグメントLEDを送風ファン(72)で冷却するようにしてもよい。この場合、前記7セグメントLEDは、既述発明特定事項たる「表示装置」に対応する。
本発明の実施の形態に係るドロップインコンロの分解斜視図 本発明の実施の形態に係るドロップインコンロの縦断面図 本発明の実施の形態に係るドロップインコンロの要部の横断面図 横冷却通路(17)部分の断面図 冷却用通風路(8)を構成する横冷却通路(17)部分及び後方冷却通路(61)部分の分解斜視図 コンロ使用時間T1と延長運転時間ti1、及び、グリル使用時間T2と延長運転時間ti2の対応関係を示すテーブル 本発明の実施の形態に係るガスコンロの制御動作を説明するフローチャート 従来例の説明図
符号の説明
(1)・・・本体ケース
(8)・・・冷却通路
(10)・・・天板(10)
(13)・・・液晶表示装置(13)
(14)・・・流入口
(15)(610)・・・流出口
(16)・・・表示窓
(31)(32)(33)・・・ガスバーナ
(72)・・・送風ファン

Claims (4)

  1. 本体ケースの上方開放部を覆う天板に形成された表示部と、
    前記本体ケースの内部に形成され、且つ、前記表示部越しに視認可能な表示装置と、
    前記表示装置を空冷する送風ファンと、
    前記本体ケース内に配設されたガスバーナを点火させる点火操作部と、
    前記ガスバーナの炎を検知したときに炎検知信号を出力する炎検知器と、
    前記炎検知信号に応答して前記送風ファンを作動させる制御装置を具備する、ガスコンロ。
  2. 請求項1に記載のガスコンロに於いて、
    前記表示装置と前記送風ファンは、前記本体ケースの外部に繋がる流入口と流出口を繋ぐ冷却用通風路に設けられている、ガスコンロ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のガスコンロに於いて、
    前記表示装置の近傍に第1温度センサが配設されており、
    前記第1温度センサの検知温度が、前記表示装置の耐熱温度以下の第1安全温度まで昇温した場合も前記送風ファンを作動させる、ガスコンロ。
  4. 請求項1から請求項3の何れかに記載のガスコンロに於いて、
    前記送風ファンの近傍に第2温度センサが配設されており、
    前記第2温度センサの検知温度が、前記送風ファンの耐熱温度以下の第2安全温度まで昇温した場合も前記送風ファンを作動させる、ガスコンロ。
JP2007254971A 2007-09-28 2007-09-28 ガスコンロ Active JP4621720B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007254971A JP4621720B2 (ja) 2007-09-28 2007-09-28 ガスコンロ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007254971A JP4621720B2 (ja) 2007-09-28 2007-09-28 ガスコンロ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009085490A true JP2009085490A (ja) 2009-04-23
JP4621720B2 JP4621720B2 (ja) 2011-01-26

Family

ID=40659145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007254971A Active JP4621720B2 (ja) 2007-09-28 2007-09-28 ガスコンロ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4621720B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104235886A (zh) * 2013-06-24 2014-12-24 美的集团股份有限公司 燃气灶
JP2018035988A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 株式会社ハーマン ガスこんろ
JP2018035989A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 株式会社ハーマン 加熱調理器
JP2021188782A (ja) * 2020-05-27 2021-12-13 リンナイ株式会社 加熱調理器

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015132417A (ja) * 2014-01-14 2015-07-23 リンナイ株式会社 ガスコンロ

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07332675A (ja) * 1994-06-10 1995-12-22 Sanyo Electric Co Ltd ガス調理器
JP2002243156A (ja) * 2001-02-20 2002-08-28 Hitachi Hometec Ltd 加熱調理装置
JP2005140398A (ja) * 2003-11-06 2005-06-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 調理器とそのプログラム
JP2007127308A (ja) * 2005-11-02 2007-05-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガスコンロ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07332675A (ja) * 1994-06-10 1995-12-22 Sanyo Electric Co Ltd ガス調理器
JP2002243156A (ja) * 2001-02-20 2002-08-28 Hitachi Hometec Ltd 加熱調理装置
JP2005140398A (ja) * 2003-11-06 2005-06-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 調理器とそのプログラム
JP2007127308A (ja) * 2005-11-02 2007-05-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガスコンロ

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104235886A (zh) * 2013-06-24 2014-12-24 美的集团股份有限公司 燃气灶
CN104235886B (zh) * 2013-06-24 2017-08-04 美的集团股份有限公司 燃气灶
JP2018035988A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 株式会社ハーマン ガスこんろ
JP2018035989A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 株式会社ハーマン 加熱調理器
JP2021188782A (ja) * 2020-05-27 2021-12-13 リンナイ株式会社 加熱調理器
JP7336418B2 (ja) 2020-05-27 2023-08-31 リンナイ株式会社 加熱調理器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4621720B2 (ja) 2011-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4621720B2 (ja) ガスコンロ
US8997732B2 (en) Method and apparatus for the thermal protection of LED light modules in a range hood appliance
JP4945697B2 (ja) ガスコンロ
JP4866819B2 (ja) ガスコンロ
TWI670450B (zh) 加熱調理器
JP3899978B2 (ja) 加熱調理器
KR101720995B1 (ko) 이중배기관이 구비된 가스 취반기
JP4969351B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP4945696B2 (ja) ガスコンロ
JP3762727B2 (ja) 加熱調理器
JP4801028B2 (ja) ガスコンロ
JP5642113B2 (ja) 加熱調理器
JP7336418B2 (ja) 加熱調理器
JP6813993B2 (ja) ガスこんろ
JP2003074865A (ja) 複合加熱調理装置
JP2002213752A (ja) 加熱調理器
JP7382278B2 (ja) 加熱調理器
JP7465781B2 (ja) 加熱調理器
JP3921586B2 (ja) 加熱調理器
JP5300930B2 (ja) 加熱調理器
JP5532830B2 (ja) 加熱調理器
JP5819377B2 (ja) 加熱調理器
JP4443777B2 (ja) 加熱調理器
KR100560218B1 (ko) 후드 겸용 전자레인지의 온도퓨즈 설치구조
KR0127114Y1 (ko) 가스오븐그릴렌지의 소화장치

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100817

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100929

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101026

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101101

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131105

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4621720

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250