JP3762727B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャビネットの天板部に調理器具をセットして加熱調理を行う構成の加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば電磁調理器にはキャビネットの天井部に吸気口を設け、吸気口からキャビネットの内部に発熱部品の冷却風を吸込む構成のものがある。この構成の場合、調理器具をセットするための加熱部が吸気口の前方に設けられている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開昭63−148590号公報(第4図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来構成の場合、加熱部が吸気口の前方に設けられているので、調理器具から発生する蒸気や気化油や煙り等が冷却風に混入する度合いが高い。このため、冷却風の温度が上昇することに基づいて発熱部品の冷却性能が低下したり、発熱部品に蒸気が付着することに基づいて絶縁性能が低下したり、キャビネットの内部に油が付着することに基づいて異臭が発生する虞れがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、キャビネットの内部発熱部品に高純度の冷却風を供給することができる加熱調理器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、発熱部品が収納されたキャビネットと、前記キャビネットの天板部に設けられ調理器具を載置して加熱調理を行う加熱部と、前記キャビネットの天板部に設けられ前記キャビネットの内部に前記発熱部品の冷却風を吸込む吸気口と、前記キャビネットの天井部に前記加熱部および前記吸気口間に位置して設けられ前記加熱部および前記吸気口間にエアカーテンを生成するように前記キャビネットの内部から外部へ向かってファンにより空気を排出する排気口とを備えたところに特徴を有している。ここで加熱部とは調理器具をセットして加熱する部分を総称するものであり、加熱部上の調理器具を加熱する加熱手段としては誘導加熱手段,ヒータ加熱手段,直火加熱手段等のいずれを用いても良い。
請求項1に係る発明によれば、加熱部と吸気口との間にエアカーテンが生成されるので、吸気口が調理物からの不純物を吸込み難くなる。このため、発熱部品に不純物が少ない高純度の冷却風を供給することができるので、発熱部品の冷却性能が冷却風の昇温に基づいて低下すること,発熱部品の絶縁性能が蒸気の付着に基づいて低下すること,油の付着に基づいて異臭が発生することが抑えられる。
【0006】
請求項2に係る発明は、発熱部品の冷却に寄与する前の冷却風によって排気流を生成するところに特徴を有する。この低温排気流の生成手段としては冷却風を吸込む冷却ファン装置を兼用すると良い。例えばファンケーシングのうち吸込口と吐出口との間に補助吐出口を設け、冷却風の一部をファンケーシングの吐出口に至る前に補助吐出口から排気口を通して排気することに基づいて低温排気流を生成する。
請求項2に係る発明によれば、冷却風と同程度に低温の排気流が生成される。このため、吸気口が排気流の一部を吸込むことに基づいて冷却風が昇温することがなくなるので、排気流の吸込みの影響で発熱部品の冷却性能が低下することが防止される。
【0007】
請求項3に係る発明は、排気口の幅寸法を吸気口に比べて大きく設定するところに特徴を有する。この幅寸法とは吸気口,排気口,加熱部の並び方向に交差する方向の幅寸法を称するものであり、排気口が吸気口を並び方向から隠すように両者をレイアウトすることが好ましい。
請求項3に係る発明によれば、吸気口に比べて幅広な排気流が生成されるので、加熱部および吸気口間の気流遮断効果が高まる。このため、吸気口が調理器具からの不純物を吸込む度合いが小さくなるので、冷却風の純度が向上する。
【0008】
請求項4に係る発明は、排気口の上端部に突部を設けるところに特徴を有する。この突部とは周囲部分に比べて上方に突出する部分であり、排気口の上端部のうち少なくとも加熱部側に存在するものを称する。
請求項4に係る発明によれば、排気口のうち加熱部側に堤が生成される。このため、加熱部上の調理器具から溢れた調理物が排気口を通してキャビネットの内部に侵入することが防止される。
【0009】
請求項5に係る発明は、排気口から加熱部側へ指向する排気流を生成するところに特徴を有する。この場合、加熱部側に存在する突部を加熱部側へ傾斜させたり、加熱部側へ傾斜するルーバー,ダクト,風向板等を設けると良い。
請求項5に係る発明によれば、吸気口から遠ざかる方向へ傾斜する排気流が生成されるので、排気流と吸気流との分離性が高まる。このため、排気流の影響で吸気流量が低下することが抑えられるので、発熱部品に対する冷却風の供給流量が増加し、発熱部品の冷却性能が向上する。
【0010】
請求項6に係る発明によれば、可動式のダンパを用いて排気口の有効寸法を変化させるところに特徴を有する。この有効寸法とは排気口のうち空気が流通可能な寸法を称するものであり、有効寸法の変化とは排気流量を「0」を除く範囲内で変化させることに加え、「有り」および「無し」の2段階で変化させることも含む用語である。また、ダンパの動作はモータやソレノイド等の電気的なアクチュエータを駆動源として行っても良く、あるいは、ダンパのうち少なくともヒンジ部分を形状記憶合金から構成し、ヒンジ部分の変位に基づいて行っても良い。請求項6に係る発明によれば、排気口の有効寸法を調節することに基づいて排気流量を調節することができるので、ファンモータ等のアクチュエータを速度制御することに基づいて排気流量を調節する必要がなくなる。
【0011】
請求項7に係る発明は、ダンパが冷却風の温度に応じて排気口の有効寸法を調節するところに特徴を有する。この場合、「冷却風温度<設定温度」のときには排気口を閉鎖し且つ「冷却風温度≧設定温度」のときには排気口を開放したり、冷却風温度の高さに応じて段階的または無段階的に排気口の有効寸法を変化させると良い。この冷却風温度は吸気口の直前で計測したり、吸気口の直後で計測したり、発熱部品の直前で計測しても良く、要は発熱部品に供給される前の位置で計測すれば良い。
請求項7に係る発明によれば、吸気口が調理物からの蒸気を吸込むことに基づいて冷却風が昇温したときには排気口の有効寸法を大きくすることに基づいて排気流量を増やし、加熱部上の調理器具から発生する蒸気を含んだ高温度の冷却風の吸込み量を抑えることができる。このため、発熱部品に適切な温度の冷却風を供給することができるので、発熱部品の冷却性能が向上する。
請求項8に係る発明は、発熱部品が収納されたキャビネットと、前記キャビネットの天板部に設けられ調理器具を載置して加熱調理を行う加熱部と、前記キャビネットの天板部に設けられた吸気口と、前記キャビネットの内部に設けられたファンケーシングと、前記吸気口から外気を前記発熱部品の冷却風として吸込み前記ファンケーシングの内部から前記ファンケーシングの吐出口を通して排出する冷却ファンと、前記冷却ファンを回転操作するファンモータと、前記キャビネットの天井部に前記加熱部および前記吸気口間に位置して設けられた排気口と、前記吸気口および前記排気口間に設けられ前記ファンケーシングの吐出口から排出された冷却風が前記吸気口から排出されることを遮るものであって当該冷却風を前記排気口から前記加熱部および前記吸気口間にエアカーテンが生成されるように排出する遮風板とを備えたところに特徴を有している。
請求項8に係る発明によれば、加熱部と吸気口との間にエアカーテンが生成されるので、吸気口が調理物からの不純物を吸込み難くなる。このため、発熱部品に不純物が少ない高純度の冷却風を供給することができるので、発熱部品の冷却性能が冷却風の昇温に基づいて低下すること,発熱部品の絶縁性能が蒸気の付着に基づいて低下すること,油の付着に基づいて異臭が発生することが抑えられる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施例を図1〜図5に基づいて説明する。尚、本実施例はシステムキッチンに組込まれるビルトインタイプのクッキングヒータに本発明を適用したものである。
システムキッチンの内部には、図4の(a)に示すように、キャビネット1が組込まれている。このキャビネット1は上面が開口する矩形箱状をなすものであり、キャビネット1の上端部にはトップフレーム2が固定されている。このトップフレーム2はキャビネット1の外周部を周回する矩形枠状をなすものであり、システムキッチンの天板3に対して上方へ突出している。
【0013】
トップフレーム2の内周部には、図4の(b)に示すように、耐熱ガラス製のトッププレート4が固定されている。このトッププレート4はトップフレーム2と共にキャビネット1の天井部を構成するものであり、トッププレート4の上面には右加熱部5および左加熱部6が形成されている。これら右加熱部5および左加熱部6は、図1に示すように、トッププレート4の上面に調理器具7を載置する場合の目印として機能するものであり、トッププレート4の上面にトッププレート4とは異なる色彩で円形状に印刷を施すことに基づいて形成されている。
【0014】
キャビネット1の内部にはコイルベース8が固定されている。このコイルベース8の上面には、図4の(b)に示すように、右加熱部5および左加熱部6の下方に位置して右IHコイル9および左IHコイル10が固定されており、右加熱部5上の調理器具7および左加熱部6上の調理器具7は下方の右IHコイル9および左IHコイル10が高周波発振することに基づいて誘導加熱される。尚、右IHコイル9および左IHコイル10は発熱部品に相当するものである。
【0015】
キャビネット1の内部には、図1に示すように、回路基板11が上下2段に固定されている。これら回路基板11は右IHコイル9の下方に配置されたものであり、各回路基板11には発熱部品に相当するインバータ駆動回路12が搭載されている。これら各インバータ駆動回路12は、図5に示すように、IGBTをブリッジ接続してなるインバータ回路13およびインバータ回路13をスイッチング制御するインバータ制御回路14を有するものであり、右IHコイル9には図1の上段のインバータ駆動回路12からIH調理用の駆動電源が与えられ、左IHコイル10には図1の下段のインバータ駆動回路12からIH調理用の駆動電源が与えられる。
【0016】
キャビネット1の内部には、図4の(b)に示すように、前面が開口する矩形箱状のロースタ室15が固定されている。このロースタ室15は調理物の収納空間として機能するものであり、左IHコイル10の下方に配置されている。このロースタ室15には、図4の(a)に示すように、扉16がスライド可能に装着されており、ロースタ室15の前面は扉16が後方の閉鎖位置に押込み操作されることに基づいて閉鎖され、扉16が前方の開放位置へ引出し操作されることに基づいて開放される。このロースタ室15内には、図4の(b)に示すように、シーズヒータからなるロースタヒータ17が固定されており、ロースタ室15内の調理物はロースタヒータ17が発熱することに基づいて輻射加熱される。
【0017】
キャビネット1の前面には、図4の(a)に示すように、扉16の右方に位置して操作パネル18が固定されており、操作パネル18には右キー19,左キー20,ロースタキー21が装着されている。これら右キー19〜ロースタキー21は前段のオフ位置および中段のオン位置に機械的に自己保持されるプッシュ−プッシュ式のものであり、中段のオン位置から後段のリセット位置に押込み操作されることに基づいて前段のオフ位置にスプリング力で自己復帰する。
【0018】
操作パネル18の後方には操作基板(図示せず)が固定されている。この操作基板には、図5に示すように、右スイッチ22,左スイッチ23,ロースタスイッチ24が搭載されており、右キー19,左キー20,ロースタキー21がオン位置に操作されたときには右スイッチ22,左スイッチ23,ロースタスイッチ24がオンされ、右キー19,左キー20,ロースタキー21がオフ位置に復帰したときには右スイッチ22,左スイッチ23,ロースタスイッチ24がオフされる。
【0019】
操作基板にはメイン制御装置25が搭載されており、メイン制御装置25の入力端子には右スイッチ22および左スイッチ23が電気的に接続され、メイン制御装置25の出力端子には両インバータ制御回路14が電気的に接続されている。このメイン制御装置25はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、右スイッチ22および左スイッチ23がオフ状態からオンされたことを検出することに基づいて右調理開始指令および左調理開始指令を右IHコイル9用のインバータ制御回路14および左IHコイル10用のインバータ制御回路14に送信し、右スイッチ22および左スイッチ23がオン状態からオフされたことを検出することに基づいて右調理終了指令および左調理終了指令を送信する。
【0020】
右調理開始指令および左調理開始指令はIH調理の開始を指令するものであり、右IHコイル9用のインバータ制御回路14および左IHコイル10用のインバータ制御回路14は右調理開始指令および左調理開始指令を検出することに基づいて駆動信号を生成し、インバータ回路13を駆動信号に基づいてスイッチング制御する。そして、右IHコイル9および左IHコイル10を高周波発振させ、右加熱部5上の調理器具7および左加熱部6上の調理器具7を誘導加熱する。また、右調理終了指令および左調理終了指令はIH調理の終了を指令するものであり、右IHコイル9用のインバータ制御回路14および左IHコイル10用のインバータ制御回路14は右調理終了指令および左調理終了指令を検出することに基づいてインバータ回路13を駆動停止させ、誘導加熱を終える。
【0021】
メイン制御装置25の入力端子および出力端子にはロースタスイッチ24およびヒータ駆動回路26が電気的に接続されており、メイン制御装置25はロースタスイッチ24がオフ状態からオンされたことを検出することに基づいてロースタ調理開始指令をヒータ駆動回路26に送信し、ロースタスイッチ24がオン状態からオフされたことを検出することに基づいてロースタ調理終了指令を送信する。これらロースタ調理開始指令およびロースタ調理終了指令はロースタ調理の開始および終了を指令するものであり、ヒータ駆動回路26はロースタ調理開始指令を検出することに基づいてロースタヒータ17を駆動し、ロースタ調理終了指令を検出することに基づいてロースタヒータ17を駆動停止する。
【0022】
キャビネット1内には、図1に示すように、両回路基板11の後方に位置して渦巻き状のファンケーシング27が固定されており、ファンケーシング27内には冷却ファン28が回転可能に収納されている。この冷却ファン28は軸方向から空気を吸込んで径方向へ吐出するシロッコファンからなるものであり、ファンケーシング27の右側面には冷却ファン28の軸心に対応して円形状の吸込口29が形成され、ファンケーシング27の前面には矩形状の吐出口30が形成されている。
【0023】
ファンケーシング27の左側面にはファンモータ31が固定されており、ファンモータ31の回転軸32には冷却ファン28が固定されている。このファンモータ31は、図5に示すように、モータ駆動回路33を介してメイン制御装置25に電気的に接続されており、メイン制御装置25は右IHコイル9および左IHコイル10に同期してファンモータ31を駆動する。具体的には右IHコイル9および左IHコイル10の少なくとも一方がオンされているIH調理時にはファンモータ31を駆動し、右IHコイル9および左IHコイル10の双方がオフされているIH調理停止時にはファンモータ31を停止させる。
【0024】
トップフレーム2の後端部には、図4の(b)に示すように、吸気口34および排気口35が固定されている。これら吸気口34および排気口35は複数の貫通孔を有する長方形状のパンチングメタルからなるものであり、右加熱部5および左加熱部6の後方に配置されている。これら吸気口34および排気口35はキャビネット1の内部発熱部品に対する冷却風の入出口に相当するものであり、冷却ファン28の回転時には、図1に矢印で示すように、外気が吸気口34を通してキャビネット1内に吸引され、吸込口29からファンケーシング27内に吸引される。そして、ファンケーシング27の吐出口30から前方へ吐出され、キャビネット1内を循環して排気口35から排出される。この冷却風の流通経路にはコイルベース8,右IHコイル9,左IHコイル10,両回路基板11が配設されており、IH調理中にはコイルベース8,右IHコイル9,左IHコイル10,両回路基板11のインバータ駆動回路12が冷却風によって冷却される。
【0025】
トップフレーム2の後端部には、図4の(b)に示すように、横長な長方形状の補助排気口36が設けられている。この補助排気口36は貫通孔状をなすものであり、右加熱部5と吸気口34との間の隙間領域内に配置されている。この補助排気口36は吸気口34と右加熱部5との間にエアカーテン用の排気流を生成するものであり、補助排気口36の左右方向の幅寸法L1および前後方向の幅寸法L2は、図3に示すように、吸気口34の左右方向の幅寸法L3および前後方向の幅寸法L4に比べて大きく設定されている。
【0026】
補助排気口36の上端部には、図2に示すように、吸気口34側および右加熱部5側に位置して風向板37および38が形成されている。これら風向板37および38はトップフレーム2に絞り加工を施すことに基づいて一体形成されたものであり、トップフレーム2の上面および吸気口34の上端面に対して上方へ突出する突状をなしている。これら風向板37および38は補助排気口36からの排気流に指向性を付与するものであり、後端部の風向板37は上方へ真直ぐに延びる垂直状をなし、前端部の風向板38は上方へ向うに従って前方へ傾斜する傾斜状をなしている。尚、風向板37および38は突部に相当するものである。
【0027】
ファンケーシン27には貫通孔状の補助吐出口39が形成されている。この補助吐出口39は、図1に示すように、冷却ファン28から吐出された外気が吐出口30へ向って流れる渦巻き部の上壁に形成されたものであり、補助吐出口39には、図2に示すように、ダクト40の下端部が固定されている。このダクト40の上端部は補助排気口36に接続されており、図1に矢印で示すように、ファンケーシング27内を流れる外気の一部が補助吐出口39からダクト40および補助排気口36を通して排気されることに基づいて吸気口34の前方にエアカーテンが生成される。このエアカーテンは内部発熱部品の冷却に寄与する前の冷風からなるものであり、風向板37および38により案内されることに基づいてキャビネット1の内部から斜め前方へ流れる。
【0028】
ダクト40内には、図2に示すように、下端部に位置してダンパ41が軸42を中心に回動可能に装着されている。この軸42にはダンパモータ43(図5参照)が連結されており、ダンパモータ43は、図5に示すように、モータ駆動回路44を介してメイン制御装置25に電気的に接続されている。このダンパモータ43はキャビネット1内に収納されたものであり、図2に実線および二点鎖線で示すように、ダンパ41をダクト40の下端部を完全閉鎖する閉鎖位置およびダクト39の下端部を完全開放する開放位置に回動操作する。このダンパ41の開放状態では、図2に二点鎖線で示すように、ダンパ41がファンケーシング27の風路内に突出し、冷却風の一部がダンパ41に沿ってダクト40内に案内される。即ち、ダンパ41は補助排気口36の開口量を調節する機能に加え、開放状態で補助排気口36に向って風を案内する風向板としても機能する。
【0029】
メイン制御装置25には、図5に示すように、温度センサ45が電気的に接続されている。この温度センサ45は、図1に示すように、上段の回路基板11にインバータ駆動回路12の後方に位置して搭載されたものであり、吸気口34から吸込まれる外気温を内部発熱部品の冷却前に検出する。この温度センサ45はファンモータ31の駆動時のみ有効化されるものであり、メイン制御装置25はファンモータ31の駆動時には温度センサ45からの出力信号に基づいて吸気温度Tを検出する。そして、吸気温度Tの検出結果を設定温度Toと比較し、両温度の比較結果に基づいてダンパ41を開閉する。以下、ダンパ41の制御態様について説明する。
【0030】
<右IH調理時>
右IH調理とは少なくとも右IHコイル9を用いてIH調理を行う調理態様を称するものであり、右IH調理の態様には「右IHコイル9の単独使用」,「右IHコイル9,左IHコイル10の使用」,「右IHコイル9,ロースタヒータ17の使用」,「右IHコイル9,左IHコイル10,ロースタヒータ17の使用」が存在する。
【0031】
右IH調理時にはメイン制御装置25が調理開始と同時にモータ駆動回路33を通してファンモータ31に駆動電源を供給し、冷却運転を開始する。そして、温度センサ45からの出力信号に基づいて吸気温度Tを検出し、設定温度Toと比較する。この設定温度Toは冷却風が蒸気を含んだ高温度になったことを判別するためのしきい値に相当するものであり、メイン制御装置25は「吸気温度T<設定温度To」を検出したときにはダンパ41を閉鎖し、「吸気温度T≧設定温度To」を検出したときにはダンパ41を開放する。
【0032】
即ち、冷却風が冷却に適した低温にあるときにはダンパ41の閉鎖に基づいて冷却風のエアカーテン化が禁止され、冷却風が内部発熱部品の冷却だけに使用される。また、冷却風が冷却に適さない高温度になったときにはダンパ41の開放に基づいて右加熱部5と吸気口34との間にエアカーテンが生成され、吸気口34が右加熱部5上の調理器具7から発生する蒸気を含んだ高温風を吸込むことが緩和される。
【0033】
<その他調理時>
その他調理とは右IHコイル9を用いずに調理を行う調理態様を称するものであり、その他調理の態様には「左IHコイル10の単独使用」,「ロースタヒータ17の単独使用」,「左IHコイル9,ロースタヒータ17の使用」が存在する。この調理時にはメイン制御装置25が調理開始と同時に冷却運転を開始するものの吸気温度Tの検出処理を行わず、ダンパ41を閉鎖状態に保持する。即ち、吸気口34が高温風を吸込む度合いが少ないその他調理時には冷却風のエアカーテン化が禁止され、冷却風が内部発熱部品の冷却だけに使用される。
【0034】
上記第1実施例によれば、右加熱部5と吸気口34との間に補助排気口36を設け、キャビネット1の内部から外部へ向う排気流を右加熱部5と吸気口34との間に生成したので、吸気口34が右加熱部5上の調理器具7からの蒸気や気化油や煙り等の不純物を吸込み難くなる。このため、インバータ駆動回路12等の発熱部品に高純度の冷却風を供給することができるので、発熱部品の冷却性能が冷却風の昇温に基づいて低下すること,発熱部品の絶縁性能が蒸気の付着に基づいて低下すること,油の付着に基づいて異臭が発生することが抑えられる。
【0035】
また、発熱部品の冷却に寄与する前の冷却風を補助吐出口39から補助排気口36を通して排気することに基づいて排気流を生成したので、排気流の温度が冷却風と同程度の低温になる。このため、吸気口34が排気流の一部を吸込むことに基づいて冷却風の温度が上がることがなくなるので、排気流の吸込みの影響で発熱部品の冷却性能が低下することが防止される。
また、補助排気口36の左右方向の幅寸法を吸気口34に比べて大きく設定した。このため、吸気口34に比べて左右方向に幅広な排気流が生成されるので、右加熱部5および吸気口34間の気流遮断効果が高まる。このため、吸気口34が右加熱部5上の調理器具7からの不純物を吸込む度合いが小さくなるので、冷却風の純度が向上する。
【0036】
また、補助排気口36の上端部に突状の風向板38を設けた。このため、補助排気口36のうち右加熱部5側に堤が生成されるので、右加熱部5上の調理器具7から溢れた調理物が補助排気口36を通してキャビネット1の内部に侵入することが防止される。
また、補助排気口36の上端部に風向板37および38を設け、補助排気口36から右加熱部5側へ指向する排気流を生成した。このため、吸気口34から遠ざかる方向へ流れる排気流が生成されるので、排気流と吸気流との分離性が高まる。従って、排気流の影響で吸気流量が低下することが抑えられるので、発熱部品に対する冷却風の供給流量が増加し、発熱部品の冷却性能が向上する。
【0037】
また、可動式のダンパ41を用いて補助排気口36の有効寸法を変化させた。このため、補助排気口36の有効寸法を調節することに基づいて排気流量を調節することができるので、ファンモータ31を速度制御することに基づいて排気流量を調節する必要がなくなる。
また、冷却風の温度Tが設定値Toに達したときには補助排気口36を開放したので、吸気口34が調理器具7からの蒸気を吸込むことに基づいて冷却風が昇温したときには排気流を生成し、蒸気の吸込み量を抑えることができる。このため、発熱部品に適切温度の冷却風を供給することができるので、発熱部品の冷却性能が向上する。しかも、冷却風の温度Tが設定値Toに達していないときには補助排気口36を閉鎖し、冷却風の全てを発熱部品の冷却に利用したので、発熱部品の冷却効率が向上する。
【0038】
尚、上記第1実施例においては、ファンケーシング27の補助吐出口39からダクト40および補助排気口36を通して冷却風を排気することに基づいて排気流を生成したが、これに限定されるものではなく、例えば本発明の第2実施例を示す図6のように、ファンケーシング27の吐出口30から排出された冷却風を補助吐出口36を通して排気することに基づいて排気流を生成しても良い。この構成の場合、吸気口34と排気口36との間に遮風板46を固定し、吸気流と排気流との分離性を高めることが好ましい。また、排気口35を廃止し、補助排気口36のみから冷却風を排気しても良い。
【0039】
また、上記第1〜第2実施例においては、排気流に前方へ向う指向性を付与するにあたって、補助排気口36に突状の風向板37および38を設けたが、これに限定されるものではなく、例えば本発明の第3実施例を示す図7のように、補助排気口36の外周部に垂直な筒状の堤部47を設け、上方へ向うに従って前方へ傾斜するルーバ48を補助排気口36内に固定しても良い。または、上方へ向うに従って前方へ傾斜する案内ダクトをキャビネット1内に固定し、案内ダクトから補助排気口36を通して排気を行う構成としても良い。
【0040】
また、上記第1〜第3実施例においては、吸気口34からキャビネット1内に吸込む吸気流に指向性を付与しても良い。具体的には上方へ向うに従って補助排気口36から遠ざかる後方へ指向させると良い。この場合、吸気口34の上端部に突状の風向板を設けたり、吸気口34内にルーバを設けると良い。
また、上記第1〜第3実施例においては、排気流を生成するにあたって、冷却ファン28を用いて補助排気口36から排気を行ったが、これに限定されるものではなく、例えばエアポンプを用いて補助排気口36から排気を行ったり、ファンケーシング内に排気ファンを収納してなる専用の排気ファン装置を用いて補助排気口36から排気を行っても良い。この排気ファン装置の駆動源としては冷却ファン28用のファンモータ31を兼用したり、専用のファンモータを用いると良い。
【0041】
また、上記第1〜第3実施例においては、ダンパ41の駆動源としてダンパモータ43を用いたが、これに限定されるものではなく、例えば電磁ソレノイドを用いても良い。あるいは、ダンパ41のヒンジ部分を形状記憶合金から構成し、ヒンジ部分の変位に基づいてダンパ41を開閉しても良い。
また、上記第1〜第3実施例においては、冷却風温度Tが設定温度Toに達していないときにはダンパ41を閉鎖し、冷却風温度Tが設定温度Toに達したときにはダンパ41を開放したが、これに限定されるものではなく、例えば冷却風温度Tが上昇するに従ってダンパ41の開放度を比例的に大きくしたり、段階的に大きくしても良い。
【0042】
また、上記第1〜第3実施例においては、温度センサ45を回路基板11に搭載したが、これに限定されるものではなく、例えばキャビネット1内のうち吸気口34の下方に配置したり、キャビネット1内のうちファンケーシング27の吸込口29内に配置したり、トップフレーム2の上面のうち吸気口34の近傍に配置しても良い。
また、上記第1〜第3実施例においては、右加熱部5をトッププレート4とは異なる色彩の着色部分から構成したが、これに限定されるものではなく、例えばトッププレート4と同じ色彩で明度が異なる着色部分から構成しても良い。
【0043】
また、上記第1〜第3実施例においては、有色な右加熱部5を例示したが、これに限定されるものではなく、例えば透明または半透明なトッププレート4を通して下方の右IHコイル9が視覚的に認識されるように構成しても良い。この場合、トッププレート4のうち右IHコイル9の上方部分が右加熱部5に相当する。即ち、右加熱部5とは調理器具7の載置部分を使用者に視覚的に報知する部分を称する。
また、上記第1〜第3実施例においては、右加熱部5の後方に補助排気口36および吸気口34を設けたが、これに限定されるものではなく、例えば右加熱部5の側方に補助排気口36および吸気口34を設けても良く、要は補助排気口36を右加熱部5と吸気口34との間に設ければ良い。
【0044】
また、上記第1〜第3実施例においては、右加熱部5に対応して吸気口34および補助排気口36を設けたが、これに限定されるものではなく、例えば左加熱部6に対応して吸気口34および補助排気口36を設けたり、右加熱部5および左加熱部6の双方に対応して吸気口34および補助排気口36を設けても良い。また、上記第1〜第3実施例においては、右加熱部5と左加熱部6とを有する2口のクッキングヒータ(電磁調理器)に本発明を適用したが、これに限定されるものではなく、例えば右加熱部5と左加熱部6と中央加熱部とを有する3口の電磁調理器に本発明を適用したり、1個の加熱部を有する1口の電磁調理器に本発明を適用しても良い。
【0045】
また、上記第1〜第3実施例においては、加熱部として調理器具7を誘導加熱する誘導加熱部を例示したが、これに限定されるものではなく、例えばヒータからの輻射熱で加熱する輻射加熱部,熱源からの強制的な熱風で加熱する熱風加熱部,熱源からの自然対流熱で加熱する対流加熱部,ガスの燃焼熱で加熱する直火加熱部であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図(図4のX1線に沿う断面図)
【図2】図1の排気口部分を拡大して示す断面図
【図3】吸気口および排気口を示す上面図
【図4】電磁調理器の全体構成を示す図(aは前面図、bは上面図)
【図5】電気的構成を示すブロック図
【図6】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図7】本発明の第3実施例を示す図2相当図
【符号の説明】
1はキャビネット、5は右加熱部(加熱部)、7は調理器具、9は右IHコイル(発熱部品)、10は左IHコイル10(発熱部品)、12はインバータ駆動回路(発熱部品)、34は吸気口、36は排気口(補助排気口)、37は風向板(突部)、38は風向板(突部)、41はダンパを示している。

Claims (8)

  1. 発熱部品が収納されたキャビネットと、
    前記キャビネットの天板部に設けられ、調理器具を載置して加熱調理を行う加熱部と、
    前記キャビネットの天板部に設けられ、前記キャビネットの内部に前記発熱部品の冷却風を吸込む吸気口と、
    前記キャビネットの天井部に前記加熱部および前記吸気口間に位置して設けられ、前記加熱部および前記吸気口間にエアカーテンを生成するように前記キャビネットの内部から外部へ向かってファンにより空気を排出する排気口と
    を備えたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 排気口は、発熱部品の冷却に寄与する前の冷却風を排気するものであることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 排気口は、吸気口に比べて幅寸法が大きく設定されていることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の加熱調理器。
  4. 排気口の上端部には、少なくとも加熱部側に位置して突部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の加熱調理器。
  5. 排気口は、加熱部側へ向って空気を排気するものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の加熱調理器。
  6. 排気口の有効寸法を調節するダンパを備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の加熱調理器。
  7. ダンパは、キャビネット内の発熱部品に供給される冷却風の温度に応じて排気口の有効寸法を調節することを特徴とする請求項6記載の加熱調理器。
  8. 発熱部品が収納されたキャビネットと、
    前記キャビネットの天板部に設けられ、調理器具を載置して加熱調理を行う加熱部と、
    前記キャビネットの天板部に設けられた吸気口と、
    前記キャビネットの内部に設けられたファンケーシングと、
    前記吸気口から外気を前記発熱部品の冷却風として吸込み、前記ファンケーシングの内部から前記ファンケーシングの吐出口を通して排出する冷却ファンと、
    前記冷却ファンを回転操作するファンモータと、
    前記キャビネットの天井部に前記加熱部および前記吸気口間に位置して設けられた排気口と、
    前記吸気口および前記排気口間に設けられ、前記ファンケーシングの吐出口から排出された冷却風が前記吸気口から排出されることを遮るものであって当該冷却風を前記排気口から前記加熱部および前記吸気口間にエアカーテンが生成されるように排出する遮風板とを備えたことを特徴とする加熱調理器。
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