JP2010212189A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の加熱コイルをそれぞれ効率よく冷却する。
【解決手段】冷却ファン43からの冷却風を加熱コイル14,15,16に導く冷却ダクト33は、3個の加熱コイルの14,15,16下方に配置する。その冷却ダクト33に、各加熱コイル14,15,16のそれぞれに対応して冷却ファン43からの冷却風が通過する複数の孔41を設け、かつ前部が表示部25の下方まで延びる構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、トッププレートを介して調理器具を誘導加熱する加熱コイルを複数備えた誘導加熱調理器に関する。
この種の誘導加熱調理器において、複数の加熱コイルを冷却する場合、冷却ファンからの冷却風を、冷却ファン近くの加熱コイルに送風し、その送風した風を下流の加熱コイルに送風していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−302735号公報(図20、図21参照)
上記した従来構成のものでは、下流側の加熱コイルは、上流側の加熱コイルにより熱せられた風が送られることになるため、その下流側の加熱コイルが冷却され難いという課題があった。
本発明は上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の加熱コイルをそれぞれ効率よく冷却することができる誘導加熱調理器を提供することにある。
上記した目的を達成するために、本発明の誘導加熱調理器は、調理器具が載置されるトッププレートと、このトッププレートの下方に配設され、前記調理器具を誘導加熱する複数の加熱コイルと、前記加熱コイルを冷却するための冷却風を送風する1個の冷却ファンと、この冷却ファンからの冷却風を前記加熱コイルに導く冷却ダクトと、前記トッププレートの下方でかつ前記加熱コイルより前方に配設され、前記加熱コイルの加熱状態を表示する表示部と、を備え、前記冷却ダクトは、前記複数の加熱コイルの下方に配置されるとともに、前記複数の加熱コイルのそれぞれに対応して前記冷却ファンからの冷却風が通過する複数の孔を有し、かつ前部が前記表示部の下方まで延びていることを特徴とする。
本発明によれば、冷却ファンからの冷却風を加熱コイルに導く冷却ダクトを、複数の加熱コイルの下方に配置し、その冷却ダクトに、前記複数の加熱コイルのそれぞれに対応して複数の孔を形成しているので、それらの孔を通過した新鮮な冷却風により複数の各加熱コイルを直接的に冷却することが可能になり、それら複数の加熱コイルを効率よく冷却することが可能になる。
また、冷却ダクトの前部を、加熱コイルより前方に存する表示部の下方まで延ばしているので、冷却ダクトの前部を加熱コイルの下方までとした場合に比べて、冷却ダクトの通風のための容積を大きくすることが可能になる。その分、通風抵抗を少なくでき、結果的に冷却ダクトを通過する冷却風の風量を増加させることが可能になり、前記加熱コイルを一層効率よく冷却することが可能になる。
本発明の第1の実施形態を示すもので、トッププレート及び加熱コイルを除いた状態での誘導加熱調理器の平面図 誘導加熱調理器の外観斜視図 縦断側面図 図1のX1−X1線に相当する部分で切断した状態で示す支持脚部分の拡大断面図 表示部及び操作部付近の拡大縦断側面図 本発明の第2の実施形態を示す図1相当図
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図1から図5を参照して説明する。
まず、図2には本発明の誘導加熱調理器1の全体の外観斜視図が示されている。この誘導加熱調理器1は、図示はしないがシステムキッチン組み込まれるビルトインタイプのものである。
誘導加熱調理器1は、矩形箱状をなす本体ケース2と、この本体ケース2の上面開口部を閉鎖するように本体ケース2の上面に配設されるトッププレート3とを備えている。本体ケース2の左部には、引出し式の扉4を有するロースタ5が設けられている。ロースタ5の内部には、図示はしないがシーズヒータが設けられている。本体ケース2の前面右部には、開閉式の操作ユニット6が設けられている。本体ケース2の後部には、トッププレート3より後方に位置させて、図1に示すように、右部に吸気口7が設けられ、また、左部にロースタ用排気口8と本体ケース用排気口9が設けられている。これら吸気口7、ロースタ用排気口8、及び本体ケース用排気口9は、多数の通気孔を有するカバー部材10により覆われている。
前記トッププレート3は、誘導加熱調理器1の上面を構成するもので、例えば透明な耐熱強化ガラスにより平板状に形成されている。このトッププレート3の上面には、第1の加熱部11、第2の加熱部12及び第3の加熱部13がそれぞれ円形の枠で表示されている。このうち第1の加熱部11と第2の加熱部12は、トッププレート3の上面における前部の右部と左部に並べて配置され、第3の加熱部13は、第1の加熱部11と第2の加熱部12の間の後方に配置されている。第1の加熱部11と第2の加熱部12は、ほぼ同じ直径の円形にて形成され、第3の加熱部13は、それら第1及び第2の加熱部11,12よりも小さな直径の円形にて形成されている。これら第1、第2、第3の加熱部11,12,13に、図示しない調理器具が載置される。
そして、トッププレート3の下方で、かつ本体ケース2内には、詳細には示されていないが、第1の加熱部11の下方に位置させて第1の加熱コイル14が配設され、第2の加熱部12の下方に位置させて第2の加熱コイル15が配設され、第3の加熱部13の下方に位置させて第3の加熱コイル16が配設されている。したがって、本実施形態においては、トッププレート3の下方に複数、この場合3個の加熱コイル14,15,16が、上から見て三角形の各頂点に位置するように配設されている(図1参照)。
これら第1〜第3の3個の加熱コイル14,15,16は、トッププレート3の上面に載置された調理器具を誘導加熱するものであり、これら3個の加熱コイル14,15,16により、いわゆる3口IHクッキングヒータを構成している。
第1〜第3の3個の加熱コイル14,15,16は、図3及び図4に示すようにコイルベース17を有している。コイルベース17は、それぞれ複数の支持脚18(図4参照)を介して支持される。支持脚18は、図4に示すように、棒状のコイル支え19と、圧縮コイルばね20を備えている。各加熱コイル14,15,16は、それら支持脚18を介して、前記ロースタ5の上面部材21(図1参照)、後述するケース22の上面22a(図1参照)に支持されていて、圧縮コイルばね20により上方(トッププレート3側)に付勢されている。図1には、支持脚18の配置部分を二点鎖線にて示している。
本体ケース2内において、前記第1及び第2の加熱コイル14,15よりも前方に位置させて、表示部25が配設されている。この表示部25は、加熱コイル14,15,16の加熱状態などを表示するもので、図5に示すように、プリント基板26、このプリント基板26に実装されたLED(発光ダイオード)27、このLED27を支えるLED支え28などを備えている。表示部25の前方には、電極基板29を備えたタッチセンサ式の操作部30が設けられている。
前記本体ケース2内において、前記3個の加熱コイル14,15,16の下方に位置させて、中空状の冷却ダクト33が設けられている。この冷却ダクト33は、前記ロースタ5の上面部材21及び前記ケース22の上面22aと、前記3個の加熱コイル14,15,16との間に配置され、下面がそれら上面部材21及びケース22の上面22aにより閉鎖されている。この冷却ダクト33は、外周部に設けられた複数の取付部34を、上面部材21及びケース22の上面22aなどに、図示しないねじによりねじ止めすることにより取り付けられている。
冷却ダクト33は、前部右側の第1の加熱コイル14に対応する第1の加熱コイル対応部35と、前部左側の第2の加熱コイル15に対応する第2の加熱コイル対応部36と、後部の第3の加熱コイル16に対応する第3の加熱コイル対応部37と、前記表示部25に対応する表示部対応部38を一体に有していて、上方から見てほぼ凸字形状に形成されているとともに、前部が表示部25の下方にまで延びた形状となっている。表示部25のプリント基板26が、冷却ダクト33における表示部対応部38の上部にねじ39(図5参照)により固定されている。また、冷却ダクト33において、図1の右上部には、第1の加熱コイル対応部35と第3の加熱コイル対応部37との間に入り込むように切込み部40が形成されている。
冷却ダクト33において、前記第1の加熱コイル対応部35、第2の加熱コイル対応部36及び第3の加熱コイル対応部37には、それぞれ貫通した複数の孔41が形成されている。これら孔41は、冷却ダクト33内に供給された冷却風を通過させて対応する加熱コイルを冷却するための冷却孔である。前記複数の孔41のうちの一部には、その孔41周縁部に下方へ垂下するようにリブ42(図3参照)が設けられている。このリブ42は、後述する冷却ファン43から供給された冷却風を、孔41から対応する加熱コイル側(上方)へ案内しやすくするためのものであり、各孔21において冷却風の流れの下流側に位置させている。図5に示すように、冷却ダクト33における表示部対応部38の前部には、操作部30の下方に位置させて、冷却風吹出し口44が形成されている。
本体ケース2の右後部には、前記吸気口7の前方に位置させて、1個の冷却ファン43が配設されている。この冷却ファン43は、図3に示すように、回転軸48aを上向きとしたファンモータ48と、回転軸48aに取着されてファンモータ48により回転されるファン49と、このファン49を囲繞するファンケーシング50とを備えている。ファンケーシング50は、上部に吸込口51を有するとともに、前部に吐出口52を有している。吸込口51の上方には吸気ダクト53が設けられていて、この吸気ダクト53により、前記吸気口7と吸込口51とを連通させている。この場合、ファン49の回転方向は、上方から見て時計回り方向(図1において矢印A方向)である。
本体ケース2の右前部には、冷却ファン43の前方に位置させて、前記ケース22が配設されている。このケース22内には、前記3個の加熱コイル14,15,16を制御するためのインバータ回路を含む制御部55の電気部品56が収納されている。制御部55は、上下方向に3段に分けられている。
ケース22の後部には開口部57が形成されていて、この開口部57が、前記ファンケーシング50の吐出口52に対向して連通している。ケース22の上面22aにおいて、吐出口52に臨む部分は、吐出口52の上端部より低く形成されていて、この部分を分流板58としている。この分流板58は、冷却ファン43の吐出口52から吐出される冷却風を、上側の冷却ダクト33側とケース22内側とに分ける作用がある。分流板58の後端部上方の空間部分を送風口59としている。この送風口59は、冷却ファン43から冷却ダクト33内に冷却風を送風するための入口となっている。この場合、前記冷却ダクト33において、前記切込み部40は、前記送風口59の左横に位置している。
冷却ダクト33内には、第2の加熱コイル対応部36と第3の加熱コイル対応部37との間に位置させて、第2の分流板60(図1に点線で示す)を設けている。この第2の分流板60の後端部60aは、冷却ダクト33の後部壁の内面に連結され、前端部60bは、第1の加熱コイル対応部35と第2の加熱コイル対応部36との中間部分まで達している。この第2の分流板60は、第3の加熱コイル16の外周に沿うように円弧状に湾曲している。
前記各加熱コイル14,15,16のコイルベース17を支持する支持脚18のうち、その支持脚18が冷却ダクト33の範囲内に配置する部位においては、図4に示すように、冷却ダクト33に当該冷却ダクト33の上面から下方に向けて突出する円筒状の筒部61を設け、この筒部61の内部に支持脚18を配置するようにしている。
前記ケース22の前部の上部には、排気口62(図3、図5参照)が形成されている。この排気口62は、冷却ダクト33における表示部対応部38内に連通している。
次に上記構成の作用について、冷却ファン43による冷却風の流れを中心に説明する。冷却ファン43のファンモータ48によりファン49が回転駆動されると、その冷却ファン43(ファン49)の送風作用により、機外の空気が吸気口7から吸気ダクト53、ファンケーシング50の吸込口51を通してファンケーシング50内に吸い込まれる(図1及び図3の流れB1参照)。その吸い込まれた空気は、吐出口52から前方に向けて吐出される。
吐出口32から吐出された冷却風は、分流板58により、上側の冷却ダクト43側と下側のケース22内側とに分けられる(図3の流れB2、流れB3参照)。このうち、冷却ダクト43側に分けられた冷却風(流れB2)は、送風口59から第1の加熱コイル対応部35に導入される。第1の加熱コイル対応部35に導入された冷却風の一部は、第1の加熱コイル対応部35の孔41を上方に向かって通過し、或いはリブ42に当たることで上方へ向きが変わり、その孔41から上方へ向かって流れる(図3の流れB4参照)。孔41から上方へ向かって流れた冷却風は、第1の加熱コイル14の下面に沿って流れるとともに、隙間から第1の加熱コイル14の上面側にも流れ、当該第1の加熱コイル14とトッププレート3との間の隙間を第1の加熱コイル14の上面に沿って流れることで、第1の加熱コイル14が上下から冷却される。
前記第1の加熱コイル対応部35に導入された冷却風のうち、当該第1の加熱コイル対応部35の孔41を上方へ通過しなかった残りの冷却風は、当該第1の加熱コイル対応部35の下流側へ流れていくことになる(図1の流れB5、流れB6参照)。この冷却風の流れは、冷却ファン43が矢印A方向(時計回り方向)に回転していることから、同じく時計回り方向(上から見て左奥方向)への方向性を有している。しかも、冷却ダクト33内の下流側には第2の分流板60が配置されているので、下流側へ流れる冷却風は、その分流板60により第2の加熱コイル対応部36と第3の加熱コイル対応部37とに分けられる(流れB5、流れB6参照)。
そして、第2の加熱コイル対応部36側へ流れた冷却風は、当該第2の加熱コイル対応部36に形成された孔41を上方へ通過し、その冷却風により第2の加熱コイル15が、前記第1の加熱コイル14と同様にして冷却される。また、第3の加熱コイル対応部37側へ流れた冷却風も、当該第3の加熱コイル対応部37に形成された孔41を上方へ通過し、その冷却風により第3の加熱コイル16が、前記第2の加熱コイル15と同様にして冷却される。
ここで、冷却ダクト33には、送風口59の左横に切込み部40を設けているので、送風口59から冷却ダクト33内に導入された冷却風に、その切込み部40付近に発生しやすい剥離渦を発生し難くできる。剥離渦が発生すると、冷却風の圧力損失が大きくなり、冷却ダクト33内を流れる風量が低下する要因となるが、そのような風量の低下を極力抑えることが可能になる。
第1の加熱コイル14、第2の加熱コイル15、第3の加熱コイル16を冷却した冷却風の多くは、本体ケース2の左後部の本体ケース用排気口9から機外へ排出される(流れB7参照)。
また、冷却ファン43から前記ケース22内に導入された冷却風(図3の流れB3参照)は、発熱する電気部品56を含む制御部55を冷却しながら前方へ向けて流れる。制御部55を冷却した冷却風は、前上部の排気口62から冷却ダクト33内に排出され(図3及び図5の流れB8参照)、冷却ダクト33内を流れる冷却風と合流することになる。また、冷却ダクト33における表示部対応部38の前部には冷却風吹出し口44が形成されているので、冷却ダクト33内の冷却風の一部は、その冷却風吹出し口44から操作部30に向けて吹き出される(図5の流れB9参照)。その冷却風により操作部30を冷却することができる。この場合、冷却風吹出し口44は、表示部25と操作部30との間に存しているから、操作部30だけでなく表示部25も冷却することができる。
上記した第1の実施形態によれば次のような作用効果を得ることができる。
冷却ファン43からの冷却風を第1、第2、第3の加熱コイル14,15,16に導く冷却ダクト33を、それら加熱コイル14,15,16の下方に配置し、その冷却ダクト33に、3個の加熱コイル14,15,16のそれぞれに対応して複数の孔41を形成しているので、それらの孔41を通過した新鮮な冷却風により3個の各加熱コイル14,15,16を直接的に冷却することが可能になり、それら3個の加熱コイル14,15,16を効率よく冷却することが可能になる。
また、冷却ダクト33の前部を、加熱コイル14,15,16より前方に存する表示部25の下方まで延ばしているので、冷却ダクト33の前部を加熱コイル14,15の下方までとした場合に比べて、冷却ダクト33の通風のための容積を大きくすることが可能になる。その分、通風抵抗を少なくでき、結果的に冷却ダクト33を通過する冷却風の風量を増加させることが可能になり、前記3個の加熱コイル14,15,16を一層効率よく冷却することが可能になる。
冷却ダクト33の下方に設けられたケース22の上部に分流板58を設け、冷却ファン43からの冷却風をその分流板58により、上部の冷却ダクト33側と、制御部55を収納した下部のケース22内側とに分けて(流れB2、流れB3参照)、前記3個の加熱コイル14,15,16と前記制御部55を並列的に冷却する構成とした。これにより、3個の加熱コイル14,15,16も、制御部55もそれぞれ新鮮な冷却風により効率よく冷却することができる。
冷却ダクト33内に第2の分流板60を設け、当該冷却ダクト33内に送風された冷却風を、3個の加熱コイル14,15,16のうち下流側に存する第2の加熱コイル15側と第3の加熱コイル16側に分けて流す構成とした(流れB5、流れB6参照)。これにより、下流側に存する第2の加熱コイル15も第3の加熱コイル16も、ともに一層効率よく冷却することができる。
制御部55を収納したケース22に、当該ケース22内の制御部55を冷却した冷却風を冷却ダクト33内に排出する排気口62を設けたので、制御部55を冷却した風も、加熱コイル14,15,16を冷却する冷却風に利用することができる。
加熱コイル14,15,16の支持脚18を冷却ダクト33の範囲内に配置する部位において、冷却ダクト33に当該冷却ダクト33の上面から下方に向けて突出する筒部61を設け、この筒部61の内部に、前記支持脚18を配置するようにした。これにより、支持脚18が冷却ダクト33を貫通する構成でありながら、冷却ダクト33には、冷却ダクト33内を流れる冷却風が外部へ漏れるような孔を形成しないようにでき、冷却風の漏れを防止できる。
表示部25を冷却ダクト33の上部にて支持する構成としたので、表示部25の支持が容易にできる。また、冷却ダクト33の前部に、操作部30を冷却する冷却風を吹き出す冷却風吹出し口44を設けたので(流れB9参照)、操作部30も効果的に冷却することができる。
冷却ダクト33は、第1、第2及び第3の3個の加熱コイル14,15,16の下方に配置されて、上方から見てほぼ凸字形状に形成され、かつ冷却ファン43から冷却ダクト33内に冷却風を送風するための送風口59の横に対応する部位に、第1の加熱コイル対応部35と第3の加熱コイル対応部37との間に入り込むような切込み部40を有する形状とした。前記切込み部40を形成しない場合には、冷却ファン43の回転駆動時にその切込み部40付近に風による剥離渦が発生し易くなるが、上記の切込み部40を設けることにより、剥離渦を発生し難くできる。これにより、剥離渦の発生による風量の低下を防止できる利点がある。
(第2の実施形態)
図6は本発明の第2の実施形態を示したものであり、この第2の実施形態は上記した第1の実施形態とは次の点が異なっている。すなわち、冷却ダクト33内において、ケース22前部の排気口62の後部に沿うように、区切り板65(図6に点線で示している)を設けている。区切り板65は、排気口62に沿うように左右方向へ延びていて、右端部65aは冷却ダクト33の右部の内面に連なり、左端部65bは、第1の加熱コイル14の左端付近まで延びている。
また、第2の分流板66(これも図6に点線で示している)は、後端部66aは冷却ダクト33の後部壁の内面に連結され、前端部66bは、第2の加熱コイル15の右端付近で止まっている。したがって、第2の分流板66は、第1の実施形態の第2の分流板60よりも長さが短くなっている。そして、第2の分流板66の前端部66bと、区切り板65の左端部65bとの間には、冷却ダクト33内の、図6における右上部分と左下部分とを連通させる連通口67を形成した形態となっている。
上記構成においては、冷却ダクト33内に区切り板65を設けたことにより、送風口59から冷却ダクト33の第1の加熱コイル対応部35内へ送風された冷却風(流れB6参照)と、ケース22内を通り排気口62から冷却ダクト33内へ排出された冷却風(流れB10参照)とが直接合流しないようにできる。
また、この場合、区切り板65と第2の分流板66との間に連通口67を形成しているので、冷却ファン43に近い側の流れ(流れB6参照)の一部が、冷却ファン43から遠い側の流れ(流れB10参照)の方へ流れ込むことを期待できる(流れB11参照)。これは、連通口67付近において、冷却ファン43に近い側の流れと冷却ファン43から遠い側の流れとがほぼ同じ方向で、しかも、冷却ファン43に近い側の流れの方の圧力が、冷却ファン43から遠い側の流れに比べて高いため、その圧力差で冷却ファン43に近い側の流れB6の一部が、冷却ファン43から遠い側の流れB10の方へ流れ込むことを期待できる(流れB11参照)。これにより、冷却ファン43から遠い側は風量が少なくなり勝ちとなるが、それを極力防止できる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
加熱コイルとしては3個に限られず、2個でも4個以上でもよい。
加熱コイルの配置は、三角形の配置に限られず、左右方向に直線状に配置してもよい。
図面中、1は誘導加熱調理器、2は本体ケース、3はトッププレート、7は吸気口、14は第1の加熱コイル、15は第2の加熱コイル、16は第3の加熱コイル、17はコイルベース、18は支持脚、22はケース、25は表示部、30は操作部、33は冷却ダクト、35は第1の加熱コイル対応部、36は第2の加熱コイル対応部、37は第3の加熱コイル対応部、38は表示部対応部、40は切込み部、41は孔、42はリブ、43は冷却ファン、44は冷却風吹出し口、55は制御部、58は分流板、59は送風口、60は第2の分流板、61は筒部、62は排気口、65は区切り板、66は第2の分流板、67は連通口を示す。

Claims (9)

  1. 調理器具が載置されるトッププレートと、
    このトッププレートの下方に配設され、前記調理器具を誘導加熱する複数の加熱コイルと、
    前記加熱コイルを冷却するための冷却風を送風する1個の冷却ファンと、
    この冷却ファンからの冷却風を前記加熱コイルに導く冷却ダクトと、
    前記トッププレートの下方でかつ前記加熱コイルより前方に配設され、前記加熱コイルの加熱状態を表示する表示部と、を備え、
    前記冷却ダクトは、前記複数の加熱コイルの下方に配置されるとともに、前記複数の加熱コイルのそれぞれに対応して前記冷却ファンからの冷却風が通過する複数の孔を有し、かつ前部が前記表示部の下方まで延びていることを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 前記冷却ダクトの下方に配設されたケースと、
    このケース内に配設され、前記複数の加熱コイルを制御するためのインバータ回路を含む制御部と、
    前記ケースの上部に設けられ、前記冷却ファンからの冷却風を前記冷却ダクト側と前記ケース内側とに分けて前記加熱コイルと前記制御部を並列的に冷却するための分流板と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。
  3. 前記加熱コイルは少なくとも3個存し、
    前記冷却ダクト内に、当該冷却ダクト内に送風された冷却風を、前記加熱コイルのうち下流側に存する2個の加熱コイルに対応するように分けて流すための第2の分流板を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の誘導加熱調理器。
  4. 前記ケースに、当該ケース内の前記制御部を冷却した冷却風を前記冷却ダクト内に排出する排気口を設けたことを特徴とする請求項2記載の誘導加熱調理器。
  5. 前記冷却ダクト内に、前記分流板にて分流されて前記冷却ダクト内に送風された冷却風と、前記ケース内を通過して前記排気口から前記冷却ダクト内に送風された冷却風とを区切る区切り板を設けたことを特徴とする請求項4記載の誘導加熱調理器。
  6. 前記複数の加熱コイルはそれぞれ支持脚を介して配設され、
    前記支持脚を前記冷却ダクトの範囲内に配置する部位において、前記冷却ダクトに当該冷却ダクトの上面から下方に向けて突出する筒部を設け、この筒部の内部に、前記支持脚を配置するようにしたことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器。
  7. 前記表示部は、前記冷却ダクトに支持させたことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器。
  8. 前記表示部の前方に操作部を備え、
    前記冷却ダクトの前部に、前記操作部を冷却する冷却風を吹き出す冷却風吹出し口を設けたことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器。
  9. 前記複数の加熱コイルは、
    前記冷却ファンの前方に位置する第1の加熱コイルと、
    この第1の加熱コイルの横で、かつ前記第1の加熱コイルと前後方向の位置がほぼ同じ位置に配置された第2の加熱コイルと、
    前記第1の加熱コイルと前記第2の加熱コイルとの間の後方で、かつ前記冷却ファンの横に配置された第3の加熱コイルと、により構成され、
    前記冷却ダクトは、前記第1、第2及び第3の加熱コイルの下方に配置されて、上方から見てほぼ凸字形状に形成され、かつ前記冷却ファンから前記冷却ダクト内に冷却風を送風するための送風口の横に対応する部位に、前記第1の加熱コイルと前記第3の加熱コイルとの間に入り込むような切込み部を有する形状としたことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器。
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