JP6692540B2 - こんろ - Google Patents

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Description

本発明は、グリル庫を備えたこんろに関する。
従来、グリル庫を備えたこんろが知られている。特許文献1に開示されたこんろは、こんろの筐体の内部に、直方体状にアセンブリされたグリル庫を設置している。グリル庫が設けられるこんろでは、バーナ及びバーナの近傍に設置する電装部品を筐体の内部に取り付けるための取付機構が、筐体の側壁とグリル庫との間に架設されることがある。上記のこんろでは、取付機構を取り付けるための取付孔を筐体の側壁に設けるとともに、取付機構のグリル庫側の端部をグリル庫に対して螺子止めすることで、取付機構が筐体の側壁とグリル庫との間に架設される。
特開2014−54465号公報
このような取付機構を取り付けるための取付孔等の取付部が、筐体の側壁において使用者の目線で目立つ位置に設けられると、こんろの美観が損なわれる可能性がある。例えば、取付部を側壁の上部に設ければ、筐体の上部を覆う天板等を用いて取付部を使用者の目線から固定部を隠すことができる。この場合、取付機構のグリル庫側を、筐体の内部の従来よりも高い位置に配置しなければならない。取付機構は、筐体の内部にバーナを安定して取り付けなくてはならない。例えば、取付機構のグリル庫側の端部を、単にグリル庫の上部に対して螺子止めすると、天板側から筐体内部に向けて浸入した煮汁などの液体が、取付機構を介して、グリル庫上部の螺子孔等からグリル庫内に浸入する等の不具合が生ずる可能性がある。このように、従来のこんろでは、筐体内部における取付機構の配置を上方に変更した場合に、こんろに生ずる不具合を解消し難いといった問題がある。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたものであり、バーナを筐体の内部に取り付けるための取付機構の取付手法を工夫することで、こんろに生ずる不具合を解消しつつ、こんろの美観を向上できるこんろを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係るこんろは、上部が開口されるとともに、内部にグリルユニットが配置される筐体と、前記筐体の上部を覆う天板と、前記グリルユニットと前記天板との間において前記グリルユニットの上方を覆い、前記グリルユニットから前記天板への熱伝導を防止する遮熱板と、前記グリルユニットの左右のうち少なくともいずれか一方に設けられ、バーナを前記筐体の内部に取り付ける取付台とを備えたこんろであって、前記天板の外周部は、前記筐体の外周に沿うように下方に折り返されており、前記筐体の左右の側壁のうち少なくとも一方における上部であって、前記天板の前記外周部に覆われる位置には、前記取付台の一端部を取り付ける第一取付部が設けられており、前記遮熱板の左右の端部のうち少なくともいずれか一方には、前記取付台の前記一端部とは反対側の他端部を取り付ける第二取付部が設けられており、前記取付台の前記一端部は、前記筐体の前記側壁側の端部から上方に延びる取付片を備え、前記第一取付部は、前記取付片を差し込むための差込孔を備え、前記取付台は、前記差込孔に対して前記取付片が下方から差し込まれた状態で前記一端部が前記第一取付部に取り付けられ、前記他端部が前記第二取付部に取り付けられた状態で、前記筐体の前記側壁と前記遮熱板の前記端部との間を架設していることを特徴とする。
請求項2に係るこんろは、請求項1に記載の構成に加えて、前記第一取付部は、前記筐体の左右の前記側壁に設けられており、前記第二取付部は、前記遮熱板における左右の前記端部に設けられており、一対の前記取付台は、前記一端部と前記他端部とが前記筐体の前後方向における同じ位置に配置された状態で、前記筐体の左右の前記側壁のそれぞれと前記遮熱板の左右の前記端部のそれぞれとの間を左右方向に延びて架設しており、前記遮熱板は、上面から上方又は下方に突出し、且つ左右方向に延びる第一ビード部を備え、前記第一ビード部は、前記筐体の前後方向において前記取付台が左右方向に延びる位置と同じ位置において、前記第二取付部同士の間を左右方向に延びていることを特徴とする。
請求項3に係るこんろは、請求項1又は2に記載の構成に加えて、前記遮熱板の前記端部には、上面から上方又は下方に突出し、且つ前記第二取付部を取り囲むように延びる第二ビード部が設けられていることを特徴とする。
請求項1に係るこんろは、筐体の少なくとも一方の側壁に、取付台の一端部を取り付ける第一取付部を設けている。第一取付部は、側壁における上部に設けられているので、例えば、側壁における中央部や下部に設けられている場合に比べて、第一取付部が目立ちにくい。さらに、天板が筐体の上部を覆うので、第一取付部が使用者の目線から目立ちにくくなる。特に、天板の外縁が、下方に折り返されており、天板の外縁によって第一取付部が覆われるので、第一取付部がより目立ちにくくなる。また、請求項1に係るこんろは、グリルユニットよりも上方に設けられている遮熱板に、第二取付部を設けている。このため、第一取付部の上下方向における位置を従来よりも上方に変更されても、取付台の一端部を第一取付部に取り付け、取付台の他端部を第二取付部に取り付けることで、取付台が筐体の側壁と遮熱板との間を架設される。例えば、天板側から筐体内部に向けて浸入した煮汁などの液体が、取付台によって受け止められることがある。請求項1に係るこんろは、取付台の他端部を取り付ける第二取付部を、グリルユニットに直接設けるのではなく、遮熱板に設けているので、取付台によって受け止められた液体がグリルユニットの内部に浸入し難い。このような取付台の取付手法の工夫により、請求項1に係るこんろは、こんろに生ずる不具合を解消しつつ、こんろの美観を向上できる。
請求項2に係るこんろは、請求項1に記載の発明の効果に加えて、遮熱板に第一ビード部が設けられているので、例えば遮熱板が薄板で形成される場合であっても、遮熱板の強度が向上する。第一ビード部は、取付台が左右方向に延びる位置と前後方向において同じ位置において、第二取付部同士の間を左右方向に延びている。このため、取付台と第一ビード部とが、前後方向における同じ位置で、筐体の内部を左右方向に亘って延びた状態で、筐体の内部に配置される。この場合、取付台と第一ビード部とによって、筐体が歪みにくくなるので、取付台を従来よりも上方に設けても、取付台が筐体内部に安定して取り付けられる。また、こんろ全体の強度も向上する。したがって、請求項2に係るこんろは、取付台を従来よりも上方に設けても、こんろ全体の強度が低下するような不具合を解消しつつ、こんろの美観を向上できる。
請求項3に係るこんろは、請求項1又は2に記載の発明の効果に加えて、遮熱板に第二ビード部が設けられているので、例えば遮熱板が薄板で形成される場合であっても、第二取付部における遮熱板の強度が向上する。これにより、請求項3に係るこんろは、取付台を従来よりも上方に設けても、取付台を筐体内部に安定して取り付けることができる。また、天板側から筐体内部に向けて浸入した煮汁などの液体が、天板の下面を伝うこと等で、遮熱板の上面に受け止められることがある。このような場合であっても、第二ビード部が第二取付部を取り囲むように設けられているので、遮熱板の上面の液体が第二ビード部に阻まれて第二取付部に向かいにくい。したがって、遮熱板の上面からグリルユニットの上部に向けて液体が侵入し難い。したがって、請求項3に係るこんろは、筐体内部に向けて浸入した液体による不具合を解消しつつ、こんろの美観を向上できる。
こんろ1の斜視図である。 天板を省略したこんろ1の斜視図である。 こんろ1の分解斜視図である。 バーナ取付台27の斜視図である。 バーナ取付台27の平面図である。 遮熱板70の斜視図である。 遮熱板70の平面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。以下に記載されている装置の構造などは、特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものである。以下説明は、図中に矢印で示す左右、前後、上下を使用する。
図1及び図2を参照して、こんろ1の概略構成を説明する。こんろ1は、グリル付きテーブルこんろである。こんろ1は、筐体2と天板3を備える。筐体2は、上面に開口部25(図2参照)を備えた略直方体状に形成されている。
天板3は、平面視略矩形状に形成され、筐体2の開口部25の上部に設置されている。本実施形態では、天板3は、板金をプレス加工することで一体に形成される。天板3の少なくとも上側の表面には、煮こぼれした液体等による汚れの固着を防止するため、ホーローによるコーティングが施されている。
天板3の上面81における略中央には、バーナ開口83,83を含み、上面81よりも一段下方に窪んだ部分である凹部82が設けられている。バーナ開口83,83は、凹部82の前後方向略中央部に形成されている左右一対の略円形の開口部である。天板3が筐体2の上部に設置されることで、左右一対のこんろバーナ5,5が筐体2側から上方に突出して、各バーナ開口83の中央に臨む。天板3の左右方向の中央部の後端側には、排気口部9が設けられている。排気口部9は、平面視左右方向に長い略矩形状に形成されている。排気口部9は、筐体2内に設置されたグリル庫500(図2参照)内の燃焼によって生じた燃焼ガスを外部に排出する。排気口部9には、複数のスリット191を備える安全カバー190が上側から装着されている。天板3の外縁には、上面81から延設された板金が筐体2上部の外周に沿うように下方に折り返された外周部89が設けられている。天板3は、筐体2の上部に配置され、外周部89の複数の所定位置においてねじ止めされて筐体2に固定される。
図2に示すように、筐体2は、筐体本体部20、前板部24の二つの板金部材を互いに組み付け、ねじ(図示せず)で固定することによって構成されている。筐体本体部20は、前側が開口する平面視略U字形状に形成されている。筐体本体部20は、右側板部21、左側板部22、後板部23を備える。右側板部21は、筐体2の右側壁をなす。右側板部21の上部における前後方向略中央部には、前後方向に並ぶ一対の引掛孔212を内側に備える固定部211が設けられている。左側板部22は、筐体2の左側壁をなす。左側板部22の上部における前後方向略中央部には、前後方向に並ぶ一対の引掛孔222を内側に備える固定部221が設けられている(図3参照)。固定部211,221の上下方向における位置は略同じであり、右側板部21及び左側板部22の上下方向における中央よりも上方に設けられている。本実施形態では、固定部211,221の上下方向における位置は、図1に示すように、筐体2の上部に配置された天板3の外周部89によって隠れ得る位置である。後板部23は、筐体2の後側壁をなし、右側板部21及び左側板部22のそれぞれの後端部同士を繋いでいる。このような筐体本体部20の開口する前側に、正面視略矩形状の前板部24がねじ(図示せず)で組み付けられている。前板部24は、筐体2の前側壁をなす。
前板部24の左右方向の中央部には、グリル用の開口部(図示せず)が設けられている。開口部の内側には、グリル庫500(図3参照)の前側に設けられたグリル開口(図示せず)が配置されている。開口部には、グリル扉10が前後方向に移動可能に設けられている。ユーザがグリル扉10を手前側に引き出すと、グリル扉10の背面下部に連結した受皿(図示せず)及び焼き網(図示せず)を、グリル庫500内から同時に取り出すことができる。
前板部24の前面において、グリル扉10の右側には、ツマミ11,12が設けられている。グリル扉10の左側には、ツマミ13が設けられている。ツマミ11〜13は押し回し式である。ツマミ11,13は、こんろバーナ5,5を点火する場合に、正面視反時計回りに約90°押し回しされる。点火後は、時計回りに回動させることによって、火力が大火力から小火力に調節される。ツマミ11,13を点火前の位置に戻すと、こんろバーナ5,5が消火される。なお、ツマミ12の操作方法は、ツマミ11と同じである。ツマミ12は、グリル庫500内に設置されるグリルバーナ(図示せず)を点火する場合に押し回しされる。ツマミ13の左側には、電池ボックス15が設けられている。電池ボックス15は、こんろ1に電源を供給する乾電池(図示せず)を格納する。なお、ツマミ11〜13は、押し込み式のスイッチ等であってもよい。
図2及び図3を参照し、筐体2の内部構造を説明する。筐体2の内側における左右方向の略中央部には、グリルユニット40が設置されている。グリルユニット40は、グリル庫500と遮熱板70とを備える。図3に示すように、グリル庫500は、下から順に、ユニット本体部50とグリルフード60を備える。ユニット本体部50は、上面が開口する断面略U字状の箱型であり、内部に、被調理物を加熱する加熱空間を形成する。
グリルフード60は、平面視略矩形の板状である。グリルフード60は、ユニット本体部50の開口する上部を塞ぐように、ねじ(図示せず)で固定されている。グリルフード60は、フード本体部61、右縁部62、左縁部63、排気筒66等を備える。フード本体部61は、平面視略矩形状に形成されている。フード本体部61の下側に、グリルバーナが設けられている。スロート部651は、フード本体部61の後部から右方向に延びる。スロート部651の右端部には、ガスを流入させる流入口653が設けられている。流入口653は、ガス配管28の下流側端部に設けられたノズル(図示せず)と対向する。該ノズルは、ツマミ12の回動量に応じた量のガスを、流入口653に向かって噴出する。スロート部651は、ノズルから噴出されたガスと、ガスの噴出により引き込まれる筐体2内の空気を管内で混合し、燃焼部に供給する。
右縁部62は、フード本体部61の右端部から右方に向かって略水平に延設され、平面視前後方向に延びる略帯状に形成されている。右縁部62の前後方向の略中央部には、円形状の固定孔621が設けられている。固定孔621の後方には、係止孔622が設けられている。左縁部63は、フード本体部61の左端部から左方に向かって略水平に延設され、平面視前後方向に延びる略帯状に形成されている。左縁部63前後方向の略中央部には、固定孔631が設けられている。固定孔631の後方には、係止孔632が設けられている。排気筒66は、グリルフード60の後部に設けられている。排気筒66は、下側から上側に向けた筒状に形成されている。排気筒66の上端部には、平面視左右方向に長い略矩形状の開口部661が設けられている。開口部661は、天板3の後部に設けられた排気口部9の直下に配置される。排気筒66は、グリル庫500内の燃焼により生じた燃焼ガスを、開口部661を介して天板3の排気口部9に導く。
遮熱板70は、金属板で構成され、グリルフード60を上方から覆うことができる程度の大きさの平面視略矩形状である。本実施形態では、遮熱板70は、薄手の鉄板をプレス加工したものに、溶融アルミニウムめっきを施すことで形成される。遮熱板70は、グリルフード60の上面を覆うように隙間を空けて支持され、グリルバーナから伝わる熱を遮断することで、天板3の温度が過度に上昇することを防止する。
遮熱板70の上面の右端側と、筐体2の右側板部21の上端部との間には、バーナ取付台26が略水平に架設されている。バーナ取付台26には、右側のこんろバーナ5が取り付けられている。こんろバーナ5は、バーナ本体部51とスロート部56とを備える。バーナ本体部51は、円環状のバーナキャップ52が上部に載置されることで、外周面に複数の炎孔部を形成する。バーナ本体部51の縁部には、フランジ部57が設けられている。フランジ部57には、フランジ部57を上下に貫通する丸穴である一対の固定孔571が設けられている。固定孔571は、バーナ取付台26にフランジ部57を固定するためのねじ孔である。スロート部56は、バーナ本体部51の側面の前側下部に接続し、前方向に延びる。スロート部56の前端部には、ガスを流入させる流入口561が設けられている。
他方、遮熱板70の上面の右端側と、筐体2の左側板部22の上端部との間には、バーナ取付台27が略水平に架設されている。バーナ取付台27は、バーナ取付台26と左右対称の構造を有する。バーナ取付台27には、左側のこんろバーナ5が取り付けられている。左側のこんろバーナ5は、右側のこんろバーナ5と同一形状である。フランジ部57に設けられた一対の固定孔571はバーナ取付台27にバーナ本体部51を固定するためのねじ孔である。
前板部24の背面側において、ツマミ11,13に対応する位置には、こんろバーナ5,5用のガス量調節装置18,19が設けられている。ガス量調節装置18,19には、図示しないガス配管からガスが供給される。ガス量調節装置18,19はガスを噴出するノズル18A,19Aを備える。ノズル18A,19Aは後方に突出し、ツマミ11,13の回動量に応じた量のガスを、こんろバーナ5,5のスロート部56,56の流入口561,561に向けて噴出する。スロート部56,56は、ノズル18A,19Aから噴出されるガスと、ガスの噴出により引き込まれる筐体2内の空気をスロート部56、56内で混合し、バーナ本体部51,51に供給する。
図3から図5を参照して、バーナ取付台27の詳細構造について説明する。バーナ取付台26は、バーナ取付台27と左右対称の構造を有するので、バーナ取付台26の詳細構造については、説明を適宜省略する。なお、バーナ取付台26において、バーナ取付台27の各部と左右対称の位置に設けられる各部の名称については、バーナ取付台27の各部と同様の名称を用いることとする。バーナ取付台26,27は、例えば、板金をプレス加工すること等によって形成される。
バーナ取付台27は、左右方向に延びる金属製の帯状である。バーナ取付台27は、本体部33、開口部38、第一取付部31、第二取付部32、第一設置部34、第二設置部35、第三設置部36、溝部37等を備える。
本体部33は、左右方向に長さを有する平面視略矩形状であり、バーナ取付台27の上面を、左右方向に略水平に延びる面部である。開口部38は、本体部33の右端側に寄った位置において、本体部33を上下に貫通する平面視略矩形状の開口部である。開口部38の左右方向の長さは、バーナ本体部51の左右方向の長さよりも僅かに長くされている。本体部33には、開口部38を左右に挟む位置に、本体部33を上下に貫通する円孔である一対の固定穴331が設けられている。こんろバーナ5は、フランジ部57の一対の固定孔571と、本体部33の一対の固定穴331とを上下に位置決めした状態で、フランジ部57の下面を本体部33に当接させる(図3参照)。このとき、バーナ本体部51の下部が、開口部38の内側に位置する。この状態で、フランジ部57の一対の固定孔571と、本体部33の一対の固定穴331とが、ねじ(図示せず)によって締結される。これにより、バーナ取付台27に、こんろバーナ5が取り付けられる。
第一取付部31は、バーナ取付台27の筐体本体部20における左側板部22側の端部を構成する。第一取付部31は、バーナ取付台27の左端部を、筐体本体部20の左側板部22に対して取り付けるための部分である。第一取付部31には、第一取付部31の左端から左斜め上方に突出する一対の第一取付片311が設けられている。第一取付片311は、左側板部22の固定部221に設けられている引掛孔222に差し込まれる。図3のW領域に示すように、引掛孔222は、一対の第一取付片311を下方から上側に向けて差し込み可能に設けられている。第一取付部31は、本体部33の上面から上方にやや隆起して設けられており、一対の第一取付片311が引掛孔222に差し込まれた状態で左側板部22に支持されるバーナ取付台27の強度を保っている。第一取付部31の下方には、一対のストッパ393が設けられている。ストッパ393は、一対の第一取付片311が引掛孔222に差し込まれた状態で、左側板部22における固定部221の下側の位置に当接することで、本体部33を略水平に安定して支持する。
なお、バーナ取付台26の第一取付部31は、バーナ取付台26の筐体本体部20における右側板部21側の端部を構成する。一対の第一取付片311は、第一取付部31から右斜め上方に突出し、右側板部21の固定部211に設けられている引掛孔212に対して、下方から上側に向けて差し込まれる。
第二取付部32は、バーナ取付台27の筐体2の内側に配置される側の端部を構成する。第二取付部32は、バーナ取付台27の筐体2の内側に配置される側の端部を、グリルユニット40における遮熱板70の左端部に対して取り付けるための部分である。一対の第二取付片321は、第二取付部32において、本体部33の前端部及び後端部の一部が本体部33から下方に折り返されて形成される爪状部である。第一取付部31の一対の第一取付片311が、左側板部22に設けられている一対の引掛孔222に差し込まれた状態で、本体部33は左右方向に延びる。このとき、第二取付部32は、遮熱板70の左端部に向けて延び、一対の第二取付片321が、遮熱板70の左端部に設けられた後述の係止孔784(図6及び図7参照)に対して、上方から差し込まれる。このようにして、バーナ取付台27は、筐体本体部20の左側板部22と、遮熱板70の左端部との間を架設する。
なお、バーナ取付台26においても同様に、第一取付部31の一対の第一取付片311が、右側板部21に設けられている一対の引掛孔212に差し込まれた状態で、本体部33は左右方向に延びる。このとき、第二取付部32は、遮熱板70の右端部に向けて延び、一対の第二取付片321が、遮熱板70の右端部に設けられた係止孔783(図6及び図7参照)に対して、上方から差し込まれる。このようにして、バーナ取付台26は、筐体本体部20の右側板部21と、遮熱板70の右端部との間を架設する。
第二取付部32の右端には、上方に折り返された折り返し部391が設けられている。固定穴331と本体部33の左端との間には、上方に折り返された折り返し部392が設けられている。折り返し部391,392のそれぞれの上部は、本体部33の左右の外側に向けて略水平に延びる。折り返し部391,392は、加熱等によって下方に撓んだ天板3を下側で支持し、天板3がさらに下方へ変位することを規制する
第一設置部34は、開口部38の後方の位置にあたる本体部33の後端部に設けられ、こんろバーナ5に放電による点火を行うための点火電極54(図3参照)をバーナ取付台27に設置するための部位である。第二設置部35は、本体部33の後端部において第一設置部34の右側に設けられ、こんろバーナ5における火炎の有無を検知するための熱電対55(図3参照)をバーナ取付台27に設置するための部位である。第三設置部36は、開口部38の後端側の縁部に設けられ、内部にサーミスタを格納し、バーナキャップ52の中央に配置されて鍋底温度等、被加熱物の温度を検知するため鍋センサ53を(図3参照)をバーナ取付台27に設置するための板状部である。第三設置部36は、一対の上係止爪361及び一対の下係止爪362によって、鍋センサ53を挟持する。
溝部37は、本体部33の前端部に設けられ、本体部33よりも低い位置で左右方向に略水平に延びる溝状の部位である。溝部37は、第一壁部371、底面部372、第二壁部373を備える。第一壁部371は、本体部33の前端部が左右方向に所定の長さを有して下方に屈曲し、本体部33に対して略垂直に延びている。底面部372は、第一壁部371の下端から前方に屈曲して略水平に延設され、平面視左右方向に延びる略帯状に形成されている。底面部372には、バーナ取付台27の第二取付部32側の端部である右端部に、底面部372を上下方向に貫通する丸孔である固定孔374が設けられている。第二壁部373は、底面部372の前端部が左右方向に所定の長さを有して上方に屈曲し、底面部372に対して略垂直に延びている。こんろ1が使用されると、煮こぼれ等により天板3の上側において生じた液体が、バーナ開口83,83を介して筐体2の内部に浸入することがある。バーナ取付台26,27は、浸入した液体を受け止めることができる。受け止められた液体は、本体部33の上面を経て、溝部37の内側に移動する。
図6及び図7を参照して、遮熱板70の詳細構造について説明する。遮熱板70は、上壁部71、右壁部72、左壁部73、右縁部74、左縁部75等を備える。上壁部71は、平面部76、傾斜部77、周縁部78を備える。平面部76は、平面視略矩形状に形成され、前側の両角部はテーパ状に形成されている。傾斜部77は、平面部76の前縁部、右縁部、左縁部に沿って設けられ、平面視後側に開口する略コの字型に形成されている。傾斜部77は、外方に向かって下り傾斜している。周縁部78は、傾斜部77の下端部(外端部)に沿って設けられ、平面視後側に開口する略コの字型に形成されている。周縁部78は、傾斜部77の下端部から外方に向かって略水平に延びている。
平面部76は、ビード部761,762を備える。ビード部761は、平面部76の前後方向の略中央位置にて、後述する位置決め部781と位置決め部782との間を左右方向に延びる略帯状に形成されている。ビード部761は、平面部76から上方に突出して、平面部76の左右の両端から傾斜部77まで延びている。ビード部762は、平面部76の後方位置にて、左右方向に延びる略帯状に形成されている。ビード部762は、平面部76から上方に突出して、平面部76の右端部から、平面部76の左縁部における傾斜部77まで延びている。ビード部761,762は、例えば平面部76を反対側からプレス加工することで形成される。ビード部761,762は、平面部76と傾斜部77の剛性を向上する。
平面部76の前側半分の領域には、平面部76から上方に突出して、中央側から右斜め前方、中央側から左斜め前方、中央側から右斜め後方、中央側から左斜め後方にそれぞれ延びる4本のビード部764が設けられている。ビード部764も、例えば平面部76を反対側からプレス加工することで形成される。ビード部764は、平面部76の剛性を向上する。
周縁部78の右側部の上面には、位置決め部781が設けられている。位置決め部781には、前後一対の係止孔783が設けられている。位置決め部781の外縁部には、周縁部78から上方に突出して、位置決め部781の前縁部、左縁部、後縁部に沿って設けられ、平面視右側に開口する略コの字型に形成されたビード部785が設けられている。ビード部785は、周縁部78における位置決め部781の剛性を向上する。周縁部78の左側部の上面にも、位置決め部782が設けられている。位置決め部782には、前後一対の係止孔784が設けられている。位置決め部782の外縁部には、周縁部78から上方に突出して、位置決め部782の前縁部、右縁部、後縁部に沿って設けられ、平面視左側に開口する略コの字型に形成されたビード部786が設けられている。ビード部786は、周縁部78における位置決め部782の剛性を向上する。周縁部78の前端部には、周縁部78から上方に突出して左右方向に延びる略帯状のビード部763が設けられている。ビード部763は、周縁部78の前端側の剛性を向上する。ビード部763,785,786は、例えば周縁部78を反対側からプレス加工することで形成される。
右壁部72は、周縁部78の右端部から下方に向かって略垂直に延設されている。左壁部73は、周縁部78の左端部から下方に向かって略垂直に延設されている。右縁部74は、右壁部72の下端部から右側方に略水平に突出し、平面視前後方向に延びる略帯状に形成されている。右縁部74の長手方向略中央部には、上下方向に貫通する円形状の固定孔741が設けられている。固定孔741の後方には、左側方に略矩形状に窪んだ切欠き部745が設けられている。切欠き部745の内縁部には、下方に突出する係止爪746が設けられている。左縁部75は、左壁部73の下端部から左側方に略水平に突出し、平面視前後方向に延びる略帯状に形成されている。左縁部75の長手方向略中央部には、上下方向に貫通する円形状の固定孔751が設けられている。固定孔751の後方には、右側方に略矩形状に窪んだ切欠き部755が設けられている。切欠き部755の内縁部には、下方に突出する係止爪756が設けられている(図7参照)。
図2及び図3を参照して、バーナ取付台26,27が、右側板部21及び左側板部22のそれぞれと、遮熱板70の左右の端部とを架設した状態における各部の配置について説明する。図3に示すように、グリルユニット40のユニット本体部50は、筐体2の内側に上方から落とし込まれた状態で、筐体2内に取り付けられる。グリルフード60は、ユニット本体部50の上部に配置される。
遮熱板70は、グリルフード60の上面を覆うようにして配置される。具体的には、遮熱板70の右縁部74が、グリルフード60の右縁部62の上面に載置され、遮熱板70の左縁部75が、グリルフード60の左縁部63の上面に載置される。このとき、遮熱板70の右縁部74に設けられている係止爪746(図7参照)が、グリルフード60の右縁部62に設けられた係止孔622に上方から係止する。また、遮熱板70の左縁部75に設けられている係止爪756(図7参照)が、グリルフード60の左縁部63に設けられた係止孔632に上方から係止する。これにより、グリルフード60の上面に対して隙間を空けた状態で、遮熱板70が位置決めされる。この状態で、右縁部62の固定孔621と、右縁部74の固定孔741とが、上下方向に重なり合う。また、左縁部63の固定孔631と、左縁部75の固定孔751とが、上下方向に重なり合う。
このように、グリルユニット40の配置が完了した状態で、グリルユニット40の右側に、バーナ取付台26が配置される。具体的には、バーナ取付台26の右端部に設けられている一対の第一取付片311が、筐体2の右側板部21の固定部211に設けられている一対の引掛孔212に差し込まれる。この状態で、バーナ取付台26の左端側は、遮熱板70の右端側の位置決め部781に正確に配置される。バーナ取付台26の左端側に設けられた一対の第二取付片321が、位置決め部781に設けられた一対の係止孔783に係止される。これにより、バーナ取付台26は、右側板部21と、遮熱板70の位置決め部781との間を略水平に架設される。そして、バーナ取付台26の底面部372の左端側は、遮熱板70の右縁部74の上面に配置される。右縁部74の固定孔741に対し、底面部372の左端側に設けられた固定孔374が上方向に重なり合う。その後、互いに重なり合う固定孔621,741,374に対し、ねじ(図示せず)が上方から締結される。
また、バーナ取付台27も、バーナ取付台26と同様に配置される。バーナ取付台27の左端部に設けられている一対の第一取付片311が、筐体2の左側板部22の固定部221に設けられている一対の引掛孔222に差し込まれる。この状態で、バーナ取付台27の右端側は、遮熱板70の左端側の位置決め部782に正確に配置される。バーナ取付台27の右端側に設けられた一対の第二取付片321が、位置決め部782に設けられた一対の係止孔784に係止される。そして、バーナ取付台27の底面部372の右端側は、遮熱板70の左縁部75の上面に配置される。左縁部75の固定孔751に対し、底面部372の左端側に設けられた固定孔374が上方向に重なり合う。その後、互いに重なり合う固定孔631,751,374に対し、ねじ(図示せず)が上方から締結される。
このように、グリルユニット40及びバーナ取付台26,27が配置された状態で、こんろ1が使用されると、バーナ開口83,83を介して筐体2の内部に浸入した液体が、天板3の下面側を伝うこと等で、遮熱板70に向けて滴下することがある。例えば、液体が上壁部71の平面部76に滴下した場合、液体が傾斜部77を経て、周縁部78まで至る可能性がある。このような場合であっても、周縁部78の右端側には、位置決め部781を取り囲むようにビード部785が設けられている。また、周縁部78の左端側には、位置決め部782を取り囲むようにビード部786が設けられている。ビード部785,786は、周縁部78から上方に突出して設けられているので、周縁部78に生じた液体は、ビード部785,786に阻まれ、位置決め部781,782の内側に入り込みにくい。よって、こんろ1は、ビード部785,786を設けることで、遮熱板70に液体が滴下しても、一対の係止孔783,784を介して、グリルユニット40の内部に液体が浸入するような不具合を防止できる。
また、こんろ1の使用により生じた液体が、バーナ開口83,83を介して筐体2の内部に浸入し、バーナ取付台26,27の本体部33に向けて滴下することがある。この場合、本体部33に滴下し、第二取付部32に向けて移動した液体が、一対の第二取付片321を伝うこと等で、一対の係止孔783,784を介して遮熱板70の下面側に液体が浸入することがある。この場合であっても、本実施形態では、グリルユニット40がグリル庫500と遮熱板70とからなっているので、遮熱板70の下面側に液体が浸入するに過ぎず、グリル庫500の内部にまで液体が浸入するような不具合が防止される。言い換えると、バーナ取付台26,27のグリルユニット40側の端部は、グリル庫500に直接取り付けられるのではなく、遮熱板70の左右の端部に取り付けられている。したがって、バーナ取付台26,27に液体が滴下しても、グリル庫500の内部には液体が侵入し難い。
本実施形態では、こんろ1は、固定部211を右側板部21の上部における前後方向略中央部に、固定部221を左側板部22の上部における前後方向略中央部において、それぞれ設けている。右側板部21及び左側板部22における固定部211,221の上下方向における位置は、従来のこんろよりも、比較的高い位置である。このため、筐体2の上部に天板3が配置された状態では、固定部211,221が天板3に隠れて目立ちにくくなる(図1参照)。よって、こんろ1の美観が向上する。本実施形態では、特に、天板3に外周部89が設けられているので、外周部89によって右側板部21及び左側板部22の上部が覆われ、固定部211,221が、より目立ちにくくなっている。こんろ1の使用者は、こんろ1の前方において立った姿勢でこんろ1を使用することが多い。このため、仮に、天板3に外周部89が設けられないような場合であっても、固定部211,221が天板3の上面81の陰に隠れ、使用者の視界に入りにくくなる。よって、こんろ1は、例えば、固定部211,221が、本実施形態よりも右側板部21及び左側板部22における低い位置にあるよりも、固定部211,221を目立ちにくくできる。
このように、バーナ取付台26,27は、右側板部21及び左側板部22のそれぞれと、遮熱板70の左右の端部とを、比較的高い位置において架設する。バーナ取付台26,27が、比較的高い位置において、右側板部21及び左側板部22のそれぞれと、筐体2内のグリルユニット40側とを略水平に架設する場合、バーナ取付台26,27の第二取付部32の位置が、グリル庫500よりも上方に位置する。この場合、バーナ取付台26,27のそれぞれの第二取付部32を、グリル庫500に取り付けることができない。このため、本実施形態では、バーナ取付台26,27のそれぞれの第二取付部32を、遮熱板70の左右の端部に取り付けている。こんろ1全体の重量を増加させないようにするため等の理由で、遮熱板70は、比較的薄手の金属板で形成されることがある。遮熱板70の上壁部71には複数のビード部761,762,763,764,785,786が設けられているので、上壁部71の剛性が補強されている。特に、ビード部785,786は、位置決め部781,782を取り囲んで補強している。したがって、遮熱板70は歪みにくく、位置決め部781,782の剛性も担保されているので、左右の端部において、バーナ取付台26,27の第二取付部32を安定して支持できる。よって、バーナ取付台26,27は、筐体2の内部の従来よりも高い位置においても、こんろバーナ5,5のそれぞれを、筐体2の内側において安定して取り付けることができる。
ビード部761は、平面部76及び傾斜部77において、位置決め部781と位置決め部782との間を左右方向に延びている。このため、グリルユニット40及びバーナ取付台26,27が筐体2内に配置された状態では、図2に示すように、筐体2の前後方向略中央部の同じ位置において、バーナ取付台26,27と、ビード部761とが、左右方向に並んで延びる。この場合、バーナ取付台26,27と、ビード部761とが、筐体2の内側を左右方向に渡す一つの梁として機能するので、筐体2が歪みにくくなり、筐体2の剛性が高まる。よって、こんろ1全体の強度が増す。したがって、こんろ1は、バーナ取付台26,27を、筐体2の内部の比較的高い位置に取り付けても、こんろバーナ5,5のそれぞれを、筐体2の内部に安定して配置させることができる。
以上説明したように、筐体2の右側壁をなす右側板部21の上部における前後方向略中央部には、前後方向に並ぶ一対の引掛孔212を内側に備える固定部211が設けられている。筐体2の左側壁をなす左側板部22の上部における前後方向略中央部には、前後方向に並ぶ一対の引掛孔222を内側に備える固定部221が設けられている。固定部211,221は、右側板部21及び左側板部22の上下方向における中央よりも上方に設けられているので、右側板部21及び左側板部22の上下方向における中央部及び中央部よりも下方に設けられるよりも、使用者の視界に入りにくく、目立ちにくい。特に、固定部211,221が、天板3の外周部89によって覆われる位置にある場合、固定部211,221が非常に目立ちにくくなる。筐体2の内側における左右方向の略中央部には、グリルユニット40が設置されている。グリルユニット40は、グリル庫500と遮熱板70とを備える。遮熱板70は、グリル庫500のグリルフード60を上方から覆う。遮熱板70の周縁部78における右側部の上面には、前後一対の係止孔783を内側に備える位置決め部781が設けられている。周縁部78における左側部の上面には、前後一対の係止孔784を内側に備える位置決め部782が設けられている。バーナ取付台27は、第一取付部31の一対の第一取付片311が、左側板部22の一対の引掛孔222に差し込まれた状態で、本体部33は左右方向に延びる。このとき、第二取付部32は、遮熱板70の左端部に向けて延び、一対の第二取付片321が、係止孔783に対して、上方から差し込まれる。このようにして、バーナ取付台27は、筐体本体部20の左側板部22と、遮熱板70の左端部との間を架設する。バーナ取付台26においても同様に、第一取付部31の一対の第一取付片311が、右側板部21に設けられている一対の引掛孔212に差し込まれた状態で、本体部33は左右方向に延びる。このとき、第二取付部32は、遮熱板70の右端部に向けて延び、一対の第二取付片321が、上壁部71に設けられた係止孔784に対して、上方から差し込まれる。このようにして、バーナ取付台26は、筐体本体部20の右側板部21と、遮熱板70の右端部との間を架設する。例えば、天板3側から筐体2の内部に向けて浸入した液体が、バーナ取付台26,27によって受け止められることがある。こんろ1は、バーナ取付台26,27の第二取付部32を取り付けるための位置決め部781,782を、グリル庫500ではなく遮熱板70の左右の端部に設けている。したがって、バーナ取付台26,27によって受け止められた液体が、グリル庫500の内部に浸入し難い。このようなバーナ取付台26,27の取付手法の工夫により、こんろ1は、こんろ1に生ずる不具合を解消しつつ、こんろの美観を向上できる。
遮熱板70は、平面部76と傾斜部77の剛性を向上するビード部761を備える。ビード部761は、遮熱板70の平面部76の前後方向の略中央位置にて、位置決め部781と位置決め部782との間を左右方向に延びる。このため、グリルユニット40及びバーナ取付台26,27が筐体2内に配置された状態では、筐体2の前後方向略中央部の同じ位置において、バーナ取付台26,27と、ビード部761とが、左右方向に延びる。よって、筐体2が歪みにくくなるので、バーナ取付台26,27を、従来よりも比較的高い位置に設けても、筐体2の内部において、バーナ取付台26,27が安定する。また、こんろ1全体の強度が向上する。したがって、こんろ1は、バーナ取付台26,27を従来よりも上方に設けても、こんろ1全体の強度が低下するような不具合を解消しつつ、こんろ1の美観を向上できる。
遮熱板70の位置決め部781の外縁部にはビード部785が、位置決め部782の外縁部にはビード部786が、それぞれ設けられている。ビード部785,786は、周縁部78における位置決め部781,782の剛性を向上する。よって、こんろ1は、バーナ取付台26,27を従来よりも上方に設けても、遮熱板70の左右の端部において、バーナ取付台26,27の第二取付部32を安定して支持できる。遮熱板70に液体が受け止められることがあるが、ビード部785,786が位置決め部781,782の内側に液体が入り込むことを防止する。よって、こんろ1は、遮熱板70に液体が滴下しても、一対の係止孔783,784を介して、グリルユニット40の内部に液体が浸入することを防止できる。したがって、こんろ1は、筐体2の内部に浸入した液体による不具合を解消しつつ、こんろ1の美観を向上できる。
本実施形態において、こんろ1が、本発明の「こんろ」に相当する。グリルユニット40が、本発明の「グリルユニット」に相当する。筐体2が、本発明の「筐体」に相当する。右側板部21及び左側板部22が、本発明の「側壁」に相当する。天板3が、本発明の「天板」に相当する。遮熱板70が、本発明の「遮熱板」に相当する。バーナ取付台26,27が、本発明の「取付台」に相当する。固定部211,221が、本発明の「第一取付部」に相当する。位置決め部781,782が、本発明の「第二取付部」に相当する。ビード部761が、本発明の「第一ビード部」に相当する。ビード部785,786が、本発明の「第二ビード部」に相当する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。上記実施形態では、ビード部761,762,763,764,785,786は、遮熱板70の上壁部71において上方に突出して設けられているが、ビード部761,762,763,764,785,786の一部又は全部が、上壁部71において下方に突出して設けられてもよい。
上記実施形態のこんろ1はグリル付きテーブルこんろであるが、ビルトインタイプのこんろであってもよい。また、こんろ1は、左右一対の2つのこんろバーナ5を備えるが、こんろバーナ5の数は2つに限らず、1つでもよく、3つ以上であってもよい。この場合、こんろバーナ5の数に応じた数のバーナ取付台26,27が、こんろ1に設けられればよい。
バーナ取付台26,27の第一取付部31に設けられる第一取付片311の個数、第一取付片311の形状、第二取付部32に設けられる第二取付片321の個数、第二取付片321の形状は、上記実施形態に限らず、任意に変更可能である。また、右側板部21の固定部211に設けられる引掛孔212の個数、引掛孔212の形状、左側板部22の固定部221に設けられる引掛孔222の個数、引掛孔222の形状も、上記実施形態に限らず、任意に変更可能である。遮熱板70の位置決め部781に設けられる係止孔783の個数、係止孔783の形状、位置決め部782に設けられる係止孔784の個数、係止孔784の形状も、上記実施形態に限らず、任意に変更可能である。
上記実施形態では、バーナ取付台26,27がプレス加工によって形成されているが、この他、バーナ取付台26,27が、複数の部材を組み合わせて構成されていてもよい。
上記実施形態では、遮熱板70がプレス加工によって形成されているが、この他、遮熱板70が、複数の部材を組み合わせて構成されていてもよい。
1 こんろ
2 筐体
3 天板
21 右側板部
22 左側板部
26,27 バーナ取付台
40 グリルユニット
70 遮熱板
211,221 固定部
781,782 位置決め部
761,785,786 ビード部

Claims (3)

  1. 上部が開口されるとともに、内部にグリルユニットが配置される筐体と、
    前記筐体の上部を覆う天板と、
    前記グリルユニットと前記天板との間において前記グリルユニットの上方を覆い、前記グリルユニットから前記天板への熱伝導を防止する遮熱板と、
    前記グリルユニットの左右のうち少なくともいずれか一方に設けられ、バーナを前記筐体の内部に取り付ける取付台とを備えたこんろであって、
    前記天板の外縁は、前記筐体の外周に沿うように下方に折り返されており、
    前記筐体の左右の側壁のうち少なくとも一方における上部であって、前記天板の前記外縁に覆われる位置には、前記取付台の一端部を取り付ける第一取付部が設けられており、
    前記遮熱板の左右の端部のうち少なくともいずれか一方には、前記取付台の前記一端部とは反対側の他端部を取り付ける第二取付部が設けられており、
    前記取付台の前記一端部は、前記筐体の前記側壁側の端部から上方に延びる取付片を備え、
    前記第一取付部は、前記取付片を差し込むための差込孔を備え、
    前記取付台は、前記差込孔に対して前記取付片が下方から差し込まれた状態で前記一端部が前記第一取付部に取り付けられ、前記他端部が前記第二取付部に取り付けられた状態で、前記筐体の前記側壁と前記遮熱板の前記端部との間を架設していること
    を特徴とするこんろ。
  2. 前記第一取付部は、前記筐体の左右の前記側壁に設けられており、
    前記第二取付部は、前記遮熱板における左右の前記端部に設けられており、
    一対の前記取付台は、前記一端部と前記他端部とが前記筐体の前後方向における同じ位置に配置された状態で、前記筐体の左右の前記側壁のそれぞれと前記遮熱板の左右の前記端部のそれぞれとの間を左右方向に延びて架設しており、
    前記遮熱板は、上面から上方又は下方に突出し、且つ左右方向に延びる第一ビード部を備え、
    前記第一ビード部は、前記筐体の前後方向において前記取付台が左右方向に延びる位置と同じ位置において、前記第二取付部同士の間を左右方向に延びていることを特徴とする請求項1に記載のこんろ。
  3. 前記遮熱板の前記端部には、上面から上方又は下方に突出し、且つ前記第二取付部を取り囲むように延びる第二ビード部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のこんろ。
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