JP7276844B2 - ガスコンロ - Google Patents

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Description

本発明は、ガスコンロに関する。
従来、点火・消火等の所要の操作に連動して赤外線を前方に発信し、正面に存在するユーザに反射させ、上方に位置する受信部に伝播させることによって、換気扇を作動等させるコンロが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002-147806号公報
上記コンロでは、例えばスマートフォン等を介した遠隔操作等のように、反射対象が存在しない状態で操作された場合、換気扇と連動させることが困難であった。この問題を解決する為、例えば、天板から上方に向けて赤外線を発信する方法が考えられるが、この方法では、赤外線の発光素子が露出するので、美観が損なわれるのみならず、コンロやグリルからの熱の影響で動作不良を起こす可能性があった。また、煮汁等が発光素子にかかる可能性もあった。
本発明の目的は、正面に人がいない場合であっても、所定操作に連動して換気扇を作動又は停止できるガスコンロを提供することである。
請求項1のガスコンロは、筐体と、前記筐体の左右方向中央寄りに設けられ、上方に向けて延びるグリル排気筒を後部に備えるグリル庫と、排気口を後部に備える天板と、所定操作に連動して赤外線を発信する発光部とを備え、前記天板が前記筐体上に固定された状態で、前記排気口内の中央寄りの位置に、前記グリル排気筒が位置するように構成されたガスコンロであって、前記発光部から発信された前記赤外線が前記ガスコンロの上方に位置する換気扇の受信部に伝播することによって、前記換気扇を作動又は停止させるガスコンロにおいて、前記発光部は、前記筐体内における前記排気口の左右方向の外側に設けられ、赤外線透過型の樹脂部材と、前記樹脂部材に設けられ、前記赤外線を発光する赤外線発光素子と、前記樹脂部材及び前記赤外線発光素子を、前記筐体内における前記排気口の前記左右方向の外側に取り付ける取付部材とを備え、前記樹脂部材の所定部は、前記排気口の内縁部下側に設けられ、前記赤外線発光素子は、前記赤外線を前記樹脂部材の前記所定部に向け発光することを特徴とする。
請求項2のガスコンロの前記発光部は、前記排気口の前記内縁部下側の隙間を閉塞するように配置されてもよい。
請求項3のガスコンロでは、前記排気口内で、前記グリル排気筒の左右両側には、ゴミ受け皿が配置され、前記ゴミ受け皿の左右の両側部には、前記グリル排気筒の外壁部、及び前記樹脂部材の前記所定部と重なる側壁部が設けられ、前記側壁部には、前記赤外線発光素子から発光される前記赤外線を通過させる通過部が設けられ、前記通過部は、前記側壁部を切り欠いた切欠き部、若しくは貫通孔で構成されてもよい。
請求項4のガスコンロの前記樹脂部材の前記所定部は、前記排気口の前記内縁部から内側に向けて突出してもよい。
請求項5のガスコンロの前記赤外線の発光方向は、前記所定部に向けて斜め上向きでもよい。
請求項1のガスコンロによれば、赤外線は、赤外線発光素子から排気口の内縁部の下側に位置する樹脂部材から拡散して発信されるので、その一部が上方の換気扇の受信部に伝播される。このためコンロの正面に人がいない場合でも、赤外線を受信部に伝播させることができる。また、グリル排気筒より左右方向に離れた位置に樹脂部材が設けられるので、熱による誤動作を防止できる。また、赤外線発光素子を樹脂部材で覆うので、煮汁が赤外線発光素子や配線にかかるのを防止できる。
請求項2のガスコンロによれば、排気口の内縁部下側の隙間を発光部で隠すことができるので、該隙間を介して筐体内が見えるのを防止できる。よって、排気口の左右両側の美観を向上できる。
請求項3のガスコンロによれば、ゴミ受け皿の側壁部によって、樹脂部材の大部分を隠して美観を向上させると共に、通過部を通じて赤外線を発信し、換気扇を作動できる。
請求項4のガスコンロによれば、赤外線を所定部から上向きに、より確実に拡散させることができる。
請求項5のガスコンロによれば、上方に位置する受信部に向けて赤外線をより確実に伝播させることができる。
コンロ1と換気装置200の正面図である。 コンロ1の斜視図である。 コンロ1の後部における左右両角部の部分拡大平面図である。 筐体2の後部の部分拡大斜視図である。 図4に示すW領域の部分拡大図である。 図5に示すW領域からゴミ受け皿51を取り外した図である。 図6に示すW領域から覆い板40を取り外した図である。 発光ユニット601の右斜め前方から見た斜視図である。 発光ユニット601の正面図である。 キャビネット100におけるコンロ1の下側に、ガスオーブン500が組み込まれた状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を説明する。以下に記載される装置の構造などは、特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明する為に用いられるものである。
図1を参照し、コンロ1と換気装置200の構成を説明する。コンロ1はビルトインコンロであり、キッチンのキャビネット100の上面に設けた開口(図示略)に上方から落とし込まれて設置される。換気装置200は、コンロ1の上方に設置される。
換気装置200は、換気フード201と換気扇202を備える。換気扇202は、換気フード201の内部に設けられる。換気フード201の前面には、操作部203が設けられる。操作部203の近傍には、受信部205が設けられる。受信部205は、コンロ1に設けられる後述する一対の発光ユニット601,602(図3,図4参照)から上方に向けて発信される赤外線を受信可能である。受信部205が赤外線を受信すると、換気装置200は、換気扇202を作動又は停止する制御を行う。
図2,図3を参照し、コンロ1の構成を説明する。図2に示すように、コンロ1は筐体2と天板3を備える。筐体2は上部が開口する略直方体状である。天板3は、筐体2の上部に固定される。天板3の上面における右手前には右バーナ4、左手前には左バーナ5、中央奥側には奥バーナ6が設けられる。天板3の後方部には、平面視左右方向に長い略矩形状の凹部3A(図3参照)が設けられる。凹部3Aは、天板3の上面よりも低い断面凹状である。凹部3Aの底面には、平面視左右方向に長い略矩形状の排気口7が設けられる。排気口7は、筐体2内に設置されたグリル庫30(図4参照)から流れる燃焼排気を外部に排出する。凹部3Aには、排気カバー8が設置される。排気カバー8は、複数のスリットを有し、排気口7を上方から覆う。
筐体2の前面の略中央には、グリル扉10が設けられる。グリル扉10は、手前に引き出し可能であって、グリル庫30の前側のグリル開口部(図示略)を開閉する。グリル扉10の右側には、2つの操作つまみ11、12が横方向に並んで設けられ、グリル扉10の左側には、2つの操作つまみ13、14が横方向に並んで設けられる。操作つまみ11は、右バーナ4の点火、消火及び火力調節を行う為に操作される。操作つまみ12は、グリル庫30内に設けられたグリルバーナ(図示略)の点火、消火及び火力調節を行う為に操作される。操作つまみ13は、奥バーナ6の点火、消火及び火力調節を行う為に操作される。操作つまみ14は、左バーナ5の点火、消火及び火力調節を行う為に操作される。
図4に示すように、筐体2は、左壁部21、右壁部22、後壁部23を備える。左壁部21、右壁部22、後壁部23の夫々の上端部には、受け部211,221,231が設けられる。受け部211,221,231は、左壁部21、右壁部22、後壁部23の夫々の上端部から外側且つ略水平にフランジ状に突出する。受け部211,221,231の夫々の上面には、天板3の外周部が上方から載置され、ネジ止め固定される。
筐体2の中央部には、グリル庫30が設けられる。グリル庫30の後部には、グリル排気筒31が設けられる。グリル排気筒31は、グリル庫30の後部から上方に延びる略四角筒状に形成される。グリル排気筒31の上端部には、グリル排気口32が設けられる。グリル排気口32は、平面視左右方向に長い略矩形状に形成される。図3に示すように、グリル排気口32は、天板3の排気口7の直下に配置される。排気口7を上方から見た場合、グリル排気口32は、排気口7の内側における中央寄りで、且つ前側に寄せた位置に配置される。これにより、グリル庫30内の燃焼排気は、グリル排気筒31を流れ、グリル排気口32を介して、排気口7から外部に排出される。
本実施形態のコンロ1は、例えば、図10に示すように、キャビネット100におけるコンロ1の下側に、ガスオーブン500が組み込まれている場合にも対応できる。なお、図10では、天板3の排気口7の上側に設置される排気カバーを省略している。この場合、コンロ1の設置業者は、筐体2の後壁部23の中央部を矩形状に切り開き、オーブン用開口331を形成する。ガスオーブン500の後部には、上方に延びるオーブン側排気部501が設けられる。オーブン側排気部501は二重筒構造であって、内筒502と外筒503を備える。内筒502は、平面視左右方向に長い略矩形筒状に形成され、上下方向に延びる。内筒502には、ガスオーブン500からの燃焼排気が流れる。外筒503は、内筒502よりも平面視左右方向に長い略矩形筒状に形成され、上下方向に延びる。外筒503の内側に内筒502が挿入される。外筒503と内筒502の間には、冷却空気が流れる。
上記構成のオーブン側排気部501は、筐体2の後壁部23に形成したオーブン用開口331に対して下方から挿入する。筐体2の内側において、オーブン側排気部501は、グリル排気筒31の後側に配置される。よって、天板3の排気口7を上方から見た場合、排気口7の内側に、グリル排気口32と、その後側に配置されたオーブン側排気部501の内筒502及び外筒503の夫々の開口とが配置される。これにより、コンロ1は、ガスオーブン500から流れる燃焼排気と冷却空気を、グリル庫30内の燃焼排気と共に、天板3の排気口7から外部に排出させることができる。
図3~図7を参照し、キャビネット100にガスオーブン500が組み込まれていない場合における筐体2の後部の内側構造を説明する。コンロ1は、キャビネット100におけるコンロ1の下側に、ガスオーブン500が組み込まれていない場合にも対応できる。この場合、グリル排気筒31の後側に、オーブン側排気部501が配置されない。そこで、図3,図4に示すように、グリル排気筒31の後側と左右両側に形成される隙間を上方から覆うようにして、筐体2の内側の後部には、覆い板40が取り付けられる。さらに、その覆い板40の上面におけるグリル排気筒31の左右両側には、ゴミ受け皿51,52が夫々設置される。これにより、排気口7の内側において、グリル排気口32の後側は覆い板40で閉塞され、グリル排気口32の左右両側には、ゴミ受け皿51,52が夫々設置されるので、天板3の上面から排気口7内に煮汁やゴミが落下しても、筐体2内に落下するのを防止できる。
図3に示すように、筐体2の後部内側において、排気口7の左縁部よりも左側であって、ゴミ受け皿51の左側には、発光ユニット601が設けられる(図5参照)。排気口7の右縁部よりも右側であって、ゴミ受け皿52の右側には、発光ユニット602が設けられる。発光ユニット601,602は、後述する赤外線発光素子81,82を備え、排気口7の左右両縁部の下側の隙間から、天板3の上方に位置する換気装置200の受信部205(図1参照)に向けて、赤外線を発信可能である。
図3~図6を参照し、覆い板40の形状を説明する。覆い板40は、平面視左右方向に長い略コの字型に形成され、中央の開口する側を前方に向けて取り付けられる(図3,図4,図6参照)。図6に示すように、覆い板40は、上側平板部41、左垂下部42、右垂下部(図示略)、左載置部44、右載置部45(図3,図4参照)を備える。上側平板部41は、平面視左右方向に長い略矩形状に形成され、後壁部23の受け部231上面の前端側に上方から係止する。左垂下部42は、上側平板部41の前端部の左側部分から垂下し、正面視左右方向に長い略矩形状に形成される。右垂下部は、上側平板部41の前端部の右側部分から垂下し、正面視左右方向に長い略矩形状に形成される。左載置部44は、左垂下部42の下端部から前方に延び、平面視略矩形状に形成される。左載置部44の前端部には、上方に突出するリブ441が設けられる。左載置部44の左前角部近傍には、固定穴442が設けられる。右載置部45は、右垂下部の下端部から前方に延び、平面視略矩形状に形成される。右載置部45の前端部にも、上方に突出するリブ451が設けられる。右載置部45の右前角部近傍にも、固定穴(図示略)が設けられる。
図5を参照し、ゴミ受け皿51,52の形状を説明する。なお、ゴミ受け皿52はゴミ受け皿51と形状が同一なので、ゴミ受け皿52の説明は省略する。ゴミ受け皿51は、底壁部54、背壁部55、左壁部56、右壁部57を備える。底壁部54は、平面視左右方向に長い略矩形状に形成される。底壁部54の前端部には、上方に突出するリブ541が設けられる。背壁部55は、底壁部54の後端部から垂直上方に立設され、正面視左右方向に長い略矩形状に形成される。背壁部55の上端部には、後方に突出する掛け部551が設けられる。左壁部56は、底壁部54の左端部に立設され、側面視略台形状に形成される。左壁部56の前端部には、前側から後側にかけて上り傾斜する切欠き部561が設けられる。右壁部57は、底壁部54の右端部に立設され、側面視略台形状に形成される。右壁部57の前端部にも、前側から後側にかけて上り傾斜する切欠き部571が設けられる。
図8,図9を参照し、発光ユニット601,602の構成を説明する。発光ユニット601は、取付部材61、樹脂部材71、赤外線発光素子81を備える。
取付部材61は、固定板部65、縦板部66、支持板部67を備え、例えば金属板を屈曲して形成される。固定板部65は平面視前後方向に長い略矩形状に形成される。固定板部65の左端部における前後方向略中央部には、下方に屈曲して延びる爪部651(図9参照)が設けられる。固定板部65の左後方角部には、上下方向に貫通する固定穴652が設けられる。固定板部65の左前方角部の近傍で、且つ爪部651の近傍にも、上下方向に貫通する固定穴653が設けられる。
縦板部66は、固定板部65の右端部から下方に屈曲して延び、右側面視前後補講に長い略矩形状に形成される。縦板部66の前側で、且つ上端部に近接する部分には、左右方向(厚み方向)に貫通する略矩形状の開口部661が設けられる。支持板部67は、縦板部66の下端部から右方に屈曲して略水平に延び、平面視前後方向に長い略矩形状に形成される。支持板部67の前側には、上下方向に貫通する固定穴671が設けられる。
樹脂部材71は、赤外線透過型の樹脂材料で形成される。樹脂部材71は、素子収容部711と突出部712を備える。素子収容部711は、左斜め下方から右斜め上方に向けて延び、上下部分が開口する略箱状に形成される。突出部712は、素子収容部711の右斜め上方に延びる先端部に設けられ、右側に対向して突出する略直方体状に形成される。赤外線発光素子81は、素子収容部711の内側に、且つ素子収容部711の延設方向に沿うように収容され、赤外線の発光方向が、樹脂部材71の突出部712に向けて斜め上向きになるように固定される。
樹脂部材71は、取付部材61の固定板部65の下側で且つ縦板部66の左側に配置され、縦板部66の開口部661に対して突出部712が左側から嵌め込まれた状態で固定される。突出部712は、開口部661から右方にやや突出し、その先端面713は、右側に対向するように配置される。樹脂部材71は赤外線透過型なので、赤外線発光素子81が発信する赤外線は、樹脂部材71の突出部712の先端面713から斜め上方に拡散して発信される。
なお、詳述しないが、発光ユニット602も、発光ユニット601と同様に、取付部材62、樹脂部材72、赤外線発光素子82(図3参照)を備え、これら3つの部品を互いに組み合わせて構成する。発光ユニット602の取付部材62と樹脂部材72は、発光ユニット601の取付部材61と樹脂部材71と左右対称形状である。
赤外線発光素子81,82は、コンロ1の図示外の制御部からの制御信号に基づき、操作つまみ11~14の点火又は消火操作に連動して、対応する赤外線を発信する。受信部205が赤外線を受信すると、換気装置200は、受信した赤外線に基づき、換気扇202を作動又は停止させる。
図5~図7を参照し、筐体2への発光ユニット601,602、覆い板40、ゴミ受け皿51,52の取付手順を説明する。コンロ1の組立作業者は、発光ユニット601の取付部材61の固定板部65(図8参照)を、筐体2の左壁部21の受け部211の後端側上面に位置決めし、且つ爪部651を、左壁部21の受け部211の後端側上面に設けられたスリット(図示略)に上方から差し込んで係止させる。この状態で、左壁部21の受け部211の後端側上面に対し、固定板部65(図8参照)を、固定穴652,653を介してネジ止め固定する。これにより、図7に示すように、発光ユニット601は、筐体2の左壁部21の内面における後側上部に支持される。
取付部材61の縦板部66は、グリル庫30側に対向する。突出部712は、縦板部66の開口部661から右方にやや突出する。突出部712の先端面713は、排気口7の左縁部の下側に当該左縁部と位置を合わせて配置される。
なお、詳述しないが、発光ユニット602についても、発光ユニット601と同様に、筐体2の右壁部22の内面における後側上部に支持される。また、天板3を筐体2の上部に固定した状態で、取付部材62の縦板部も、排気口7の右縁部下側の隙間を閉塞するように配置される。これにより、排気口7の右縁部下側の隙間を介して筐体2内が見えるのを防止できる。よって、コンロ1は、取付部材61,62により、排気口7の左右両側の美観を向上できる。
次いで、覆い板40を、グリル排気筒31の後側と左右両側の隙間を覆うようにして取り付ける。このとき、覆い板40の左載置部44と右載置部45を、発光ユニット601の取付部材61の支持板部67上面と、発光ユニット602の取付部材62の支持板部上面とに配置すると共に、覆い板40の上側平板部41を、筐体2の後壁部23の受け部231の上面の前端側に引っ掛ける。そして、左載置部44に設けた固定穴442を介して、取付部材61の支持板部67に設けた固定穴671に螺子を締結し、右載置部45に設けた固定穴(図示略)を介して、取付部材62の支持板部に設けた固定穴に螺子を締結する。これにより、図6に示すように、覆い板40は、取付部材61の支持板部67と、取付部材62の支持板部(図示略)とに固定され、グリル排気口32の後側と左右両側に形成される隙間を上方から覆うようにして取り付けられる。覆い板40の左載置部44と右載置部45は、グリル排気口32よりも下方に配置される。
そして、排気口7の左縁部下側において、覆い板40の左垂下部42の左端部と、左載置部44の左端部とに囲まれる隙間は、取付部材61の縦板部66によって閉塞される。これにより、排気口7の左縁部下側の隙間を介して筐体2内が見えるのを防止できる。
最後に、図5に示すように、覆い板40の左載置部44と右載置部45に、ゴミ受け皿51,52を載置する。このようにして、筐体2への発光ユニット601,602、覆い板40、ゴミ受け皿51,52の取り付けが完了する。
図3,図8,図9を参照し、発光ユニット601,602における赤外線の発信方向を説明する。図8,図9に示すように、発光ユニット601において、上記の通り、赤外線発光素子81は、素子収容部711の内側に収容され、赤外線の発光方向は、樹脂部材71の突出部712の先端面713に向けて斜め上向きに固定される。突出部712は、開口部661から右方にやや突出する。赤外線発光素子81から発信される赤外線は、先端面713からコンロ1の前側に、且つ斜め上方に拡散しながら発信される(図3,図8,図9中P1方向参照)。これにより、コンロ1の上方に位置する換気フード201の前側に設けられた受信部205に向けて、赤外線を確実に伝播させることができる。
また、赤外線は、開口部661から右方に突出する突出部712の外周部からも拡散して発信されるので、上方に位置する受信部205に向けて、赤外線をより確実に伝播させることができる。さらに、突出部712の角部は丸みを帯びたテーパ状に形成されているので、その丸みを帯びた角部から赤外線をより拡散させることができる。
他方、発光ユニット602においても、発光ユニット601と左右対称構造であることから、赤外線は、樹脂部材72の突出部(図示略)からコンロ1の前側に、且つ斜め上方に拡散しながら発信される(図3中P2方向参照)。赤外線の発信方向(P1,P2)は、何れも受信部205側に向けられているので、受信部205は、左右両側から発信される赤外線をより確実に受信できる。
また、図5に示すように、覆い板40の左載置部44において、ゴミ受け皿51の左壁部56は、開口部661から突出する突出部712の先端面713に対して、左載置部44側から重なる。左壁部56には、切欠き部561が設けられるので、左載置部44側から見て突出部712の先端面713の一部が露出する。これにより、先端面713から発信される赤外線を、その露出した部分において斜め上方に通過させることができる。また、突出部712の先端面713の一部を、ゴミ受け皿51の左壁部56で隠すことができるので、天板3が筐体2の上部に固定された状態において、排気口7の内縁部の下側の美観を向上させることができる。なお、詳述しないが、覆い板40の右載置部45に載置されるゴミ受け皿52においても、ゴミ受け皿51と同様の効果を得ることができる。
また、図10に示すように、キャビネット100におけるコンロ1の下側に、ガスオーブン500が組み込まれている場合、ゴミ受け皿51,52、覆い板40は取り外される。これにより、取付部材61の開口部661から突出する樹脂部材71の突出部712の先端面713は全て露出するので、突出部712を通過して発信される赤外線は、受信部205に向けて確実に発信される。
以上説明したように、上記実施形態のコンロ1は、筐体2と、前記筐体2の左右方向中央寄りに設けられ、上方に向けて延びるグリル排気筒31を後部に備えるグリル庫30と、排気口7を後部に備える天板3と、所定操作に連動して赤外線を発信する発光ユニット601,602とを備え、天板3が筐体2上に固定された状態で、排気口7内の中央寄りの位置に、グリル排気筒31が位置するように構成される。発光ユニット601から発信された赤外線がコンロ1の上方に位置する換気扇202の受信部205に伝播することによって、換気扇202を作動又は停止させる。
発光ユニット601は、筐体2内における排気口7の左右方向の外側に設けられる。発光ユニット601は、樹脂部材71、赤外線発光素子81、取付部材61を備える。樹脂部材71は、赤外線透過型である。赤外線発光素子81は、樹脂部材71に設けられ、赤外線を発光する。取付部材61は、樹脂部材71及び赤外線発光素子81を、筐体2内における排気口7の左右方向の外側に取り付ける。樹脂部材71の突出部712は、排気口7の内縁部下側に設けられる。赤外線発光素子81は、赤外線を樹脂部材71の突出部712に向けて発光する。
赤外線は、赤外線発光素子81から排気口7の内縁部の下側に位置する樹脂部材71から拡散して発信されるので、その一部が上方の換気扇202の受信部205に伝播される。このためコンロ1の正面に人がいない場合でも、赤外線を受信部205に伝播させることができる。また、グリル排気筒31より左右方向に離れた位置に樹脂部材71が設けられているので、熱による誤動作を防止できる。また、赤外線発光素子81を樹脂部材71で覆うので、煮汁が赤外線発光素子81や配線にかかるのを防止できる。
上記説明にて、発光ユニット601,602は、本発明の「発光部」の一例である。樹脂部材71の突出部712は、本発明の「所定部」の一例である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。コンロ1はビルトインコンロであるが、テーブルコンロであってもよい。
発光ユニット601,602は、筐体2の後部の内側における左右両側に夫々設けられるが、何れか一方だけでもよい。また、発光部の数は、2以上であってもよい。
赤外線発光素子81の赤外線の発光方向は、樹脂部材71の突出部712に向けて、斜め上向きで、且つ平面視でコンロ1の前側に傾斜する方向であるが、斜め上向きであれば、平面視で左右方向に平行であってもよい。平面視でコンロ1の前側に傾斜することで、換気フード201の前側にもうけられた受信部205に対して確実に伝播させることができる。
取付部材61の縦板部66は、排気口7の左縁部下側の隙間を閉塞するように配置されるが、例えば、縦板部66を省略し、樹脂部材71の突出部712を排気口7の左縁部下側の隙間を閉塞するように配置してもよい。
樹脂部材71の突出部712の先端面713は平面であるが、多面状であっても良く、球面状であってもよい。
ゴミ受け皿51の左壁部56には、覆い板40の左載置部44に載置されたときに、赤外線発光素子81から発光される赤外線を通過させる為に、左壁部56を斜めに切り欠いた切欠き部561が設けられるが、赤外線を通過させる為の形状であればこれ以外でもよく、例えば、赤外線を通過させる為の貫通穴を設けてもよい。また、切欠き部561の形状についても斜めに限定せず、例えば円弧であってもよい。
上記コンロ1は、例えばスマートフォン、専用端末、リモコン等の外部端末と通信可能であってもよい。その場合、コンロ1は、外部端末による遠隔操作が可能となる。これにより、コンロ1の正面に反射対象が存在しない状態で操作された場合においても、換気扇202と連動させることできる。
1 コンロ
2 筐体
3 天板
7 排気口
30 グリル庫
31 グリル排気筒
32 グリル排気口
51 ゴミ受け皿
56 左壁部
57 右壁部
61,62 取付部材
71,72 樹脂部材
81 赤外線発光素子
202 換気扇
205 受信部
561 切欠き部
601,602 発光ユニット
712 突出部

Claims (5)

  1. 筐体と、前記筐体の左右方向中央寄りに設けられ、上方に向けて延びるグリル排気筒を後部に備えるグリル庫と、排気口を後部に備える天板と、所定操作に連動して赤外線を発信する発光部とを備え、前記天板が前記筐体上に固定された状態で、前記排気口内の中央寄りの位置に、前記グリル排気筒が位置するように構成されたガスコンロであって、前記発光部から発信された前記赤外線が前記ガスコンロの上方に位置する換気扇の受信部に伝播することによって、前記換気扇を作動又は停止させるガスコンロにおいて、
    前記発光部は、前記筐体内における前記排気口の左右方向の外側に設けられ、
    赤外線透過型の樹脂部材と、
    前記樹脂部材に設けられ、前記赤外線を発光する赤外線発光素子と、
    前記樹脂部材及び前記赤外線発光素子を、前記筐体内における前記排気口の前記左右方向の外側に取り付ける取付部材と
    を備え、
    前記樹脂部材の所定部は、前記排気口の内縁部下側に設けられ、
    前記赤外線発光素子は、前記赤外線を前記樹脂部材の前記所定部に向け発光すること
    を特徴とするガスコンロ。
  2. 前記発光部は、前記排気口の前記内縁部下側の隙間を閉塞するように配置されたこと
    を特徴とする請求項1に記載のガスコンロ。
  3. 前記排気口内で、前記グリル排気筒の左右両側には、ゴミ受け皿が配置され、
    前記ゴミ受け皿の左右の両側部には、
    前記グリル排気筒の外壁部、及び前記樹脂部材の前記所定部と重なる側壁部が
    設けられ、
    前記側壁部には、前記赤外線発光素子から発光される前記赤外線を通過させる通過部が設けられ、
    前記通過部は、前記側壁部を切り欠いた切欠き部、若しくは貫通孔で構成されたこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載のガスコンロ。
  4. 前記樹脂部材の前記所定部は、前記排気口の前記内縁部から内側に向けて突出していること
    を特徴とする請求項1から3の何れか一に記載のガスコンロ。
  5. 前記赤外線の発光方向は、前記所定部に向けて斜め上向きであること
    を特徴とする請求項1から4の何れか一に記載のガスコンロ。
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