JP2013124851A - ガスコンロ - Google Patents

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Abstract

【課題】カウンタトップに設置されていても、コンロバーナへの一次空気の供給が円滑に行え、十分な量の一次空気を供給してコンロバーナの良好な燃焼が得られるガスコンロを提供する。
【解決手段】カウンタトップ内に設けられるコンロ器体4と、カウンタトップ2上に設けられる天板部5と、コンロバーナ6とを備える。コンロバーナ6は、バーナヘッド15と、スロート部16と、ホルダ部17と、スロート部の下方から燃料ガスを噴出させるノズル24とを備え、ノズル24の水平方向の周囲をスロート部16への一次空気吸入部25とする。天板部5は、天面板10と、枠体11とを備える。枠体11は、少なくとも互いに対向する側壁面の夫々に水平方向に開口する一次空気取り入れ口28,29を備える。少なくとも一次空気吸入部25は、天板部5の内部に配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ガスコンロに関する。
システムキッチンのカウンタトップに設置される所謂ドロップイン式のガスコンロは、カウンタトップの上面よりも下方に設けられるコンロ器体と、コンロ器体の上面を覆ってカウンタトップの上面に露出する天板とで構成されている。
コンロ器体の内部には、コンロバーナの本体部分が収容されている。コンロバーナは、コンロ器体の内部で、燃料ガスを水平方向に噴出するノズルに対向するスロート部から、燃料ガスと共に燃焼用の一次空気を吸入する。
この種のガスコンロにおいては、コンロ器体の周壁や底壁等に開設された一次空気取り入れ口から一次空気を取り入れていた。しかし、コンロ器体がカウンタトップの内側にあってシステムキッチンの庫内の空気を一次空気として取り入れなければならないため、空気の流通が円滑に得られず、コンロバーナの燃焼不良が生じるおそれがあった。
一方、カウンタトップの上面から露出する天板に一次空気取り入れ口を開設することによって、カウンタトップの外側の空気を一次空気として取り入れるようにしたガスコンロが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−044864号公報
しかし、天板に一次空気取り入れ口を開設しても、燃料ガスを噴出するノズルと、ノズルに対向するコンロバーナのスロート部は、コンロ器体の内部に収容されていて、天板よりも下方に位置している。このため、一次空気取り入れ口から流入した一次空気は、スロート部に達するまでの流動状態に屈曲や蛇行が生じやすく、一次空気を円滑に流動させてスロート部に供給することが困難であった。
また、コンロ器体の内部はその周壁や底壁により包囲されていることからコンロバーナの熱がこもりやすい。このため、コンロ器体の内部にこもった熱の影響によりコンロ器体の内部の空気流が不均一となりやすく、十分な量の一次空気をスロート部に向けて供給することが困難であった。
上記の点に鑑み、本発明は、カウンタトップに設置されていても、コンロバーナへの一次空気の供給が円滑に行え、十分な量の一次空気を供給してコンロバーナの良好な燃焼が得られるガスコンロを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、カウンタトップ内に設けられるコンロ器体と、カウンタトップ上に設けられる天板部と、コンロバーナとを備えるガスコンロにおいて、前記コンロバーナは、外周に多数の炎孔を有するバーナヘッドと、該バーナヘッドの中央部から下方に延びるスロート部と、該スロート部を介してバーナヘッドを支持するホルダ部と、該ホルダ部に設けられて前記スロート部の下方から燃料ガスを噴出させるノズルとを備えて該ノズルの水平方向の周囲が前記スロート部への一次空気吸入部とされ、前記天板部は、前記バーナヘッドが露出する天面板と、該天面板の外周に設けられて該天面板を前記カウンタトップの上面から所定の高さを存した位置に支持する枠体とを備え、前記枠体は、少なくとも互いに対向する側壁面の夫々に水平方向に開口する一次空気取り入れ口を備え、前記コンロバーナの少なくとも前記一次空気吸入部は、前記天板部の内部に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、一次空気取り入れ口を天板部の枠体に設けたので、コンロ器体に設けた場合に比べ、十分な量の一次空気を取り入れることができる。また、バーナの一次空気吸入部が天板部の内部に配置されているので、枠体の一次空気取り入れ口とバーナの一次空気吸入部とが略対向し、一次空気取り入れ口から一次空気吸入部へ向う空気流に屈曲や蛇行の発生を抑制することができる。これにより、十分な量の一次空気を円滑に一次空気吸入部に供給することができる。
しかも、枠体の少なくとも互いに対向する側壁面の夫々に一次空気取り入れ口が設けられていることにより、一次空気吸入部の周囲の少なくとも対向する両側方向から共に一次空気を供給することができ、一次空気吸入部への一次空気の供給が一方に偏ることを防止することができる。
また、本発明において、前記コンロバーナの前記ホルダ部は、前記天板部の内部に配設されていることを特徴とする。
これによれば、コンロバーナがコンロ器体の内部には収容されていないので、コンロ器体の内部への熱のこもりを抑制することができる。また、一次空気流はコンロ器体の上方で天板部の内部に形成されるために、コンロ器体の内部への熱のこもりが生じても一次空気に対する影響は少ない。更に、一次空気流内にホルダ部が位置するので、一次空気流によるホルダ部の冷却効果が得られ、コンロバーナの過剰な温度上昇を抑えることができる。
また、本発明においては、前記コンロバーナを操作する操作手段を備え、該操作手段は、前記枠体の前側面に形成された貫通孔を介して前方に延びる操作柄部と、該操作柄部の先端に設けられて前記枠体の前側面から露出する操作摘みとを備え、前記枠体の後側面に一方の前記一次空気取り入れ口を設けたとき、前記枠体の前側面に形成された貫通孔が他方の前記一次空気取り入れ口とされることを特徴とする。貫通孔を一次空気取り入れ口と兼用することにより、使用者がこれを一次空気取り入れ口として認識することはなく、一次空気取り入れ口を設けたことによる外観の低下を防止することができる。
本発明の実施形態のガスコンロの設置状態を示す斜視図。 本実施形態のガスコンロの説明的正面図。 本実施形態のガスコンロの説明的側面断面図。 本実施形態のガスコンロの説明的背面図。 本実施形態のガスコンロの要部を拡大して示す説明図。 本実施形態のガスコンロにおける天板部の分離状態を示す説明的断面図。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態のガスコンロ1は、図1に示すように、システムキッチンのカウンタトップ2に形成されたコンロ用開口3(図2参照)に落とし込むようにして設置されるドロップインコンロである。
ガスコンロ1は、図2に示すように、コンロ器体4と、天板部5と、コンロバーナ6とを備えている。コンロ器体4は、図3に示すように、大略四角筒状の周壁7と、その底部を閉塞する底壁8とで構成されている。コンロ器体4の周壁7の上端には外側に水平に張り出す鍔部9が形成されている。鍔部9は、コンロ用開口3の周縁上面に掛止される。これにより、コンロ器体4は、コンロ用開口3の内側に吊設状態となる。
天板部5は、図1及び図3に示すように、コンロ器体4の上面を覆ってカウンタトップ2の上部に露出する。天板部5は、図3に示すように、平板状の天面板10と、天面板10の外周を囲って天面板10を保持する枠体11とで構成されている。
天面板10は、耐熱ガラス板或いは比較的厚手の金属板により形成され、図示省略したコーキング材により枠体11の上端部内側に接着されている。なお、図2及び図3に示すように、コンロ器体4の鍔部9には、天面板10を支えるための複数の天面板支持部材12が設けられている。天面板支持部材12は、天面板10の周縁部の下面に当接する。これにより、極めて大きな荷重が天面板10に付与されても、その荷重はコンロ器体4の鍔部9を介してカウンタトップ2で支えられ、更に、枠体11からの天面板10の脱落が確実に防止される。
枠体11は、所定の高さを有する周壁を備えている。この周壁は、図示しない平ネジ等によりコンロ器体4の鍔部9に連結された台枠部13と、台枠部13の上端部に分離可能に載置された上枠部14とで構成されている。
図3に示すように、台枠部13は、その略全周に、上枠部14が着座する着座面13aと、着座面13aの内側に沿って起立する内縦壁13bとを備えている。これにより、上枠部14は、着座面13aに着座した状態で内縦壁13bにより規制されて水平方向への移動が規制され、台枠部13に対する上枠部14の位置ずれが防止される。また、着座面13aの内側に内縦壁13bが起立していることにより、万一煮汁等が上枠部14と台枠部13の着座面13aとの間に侵入するような事態が生じても、内縦壁13bによって天板部5の内側への煮汁等の侵入を確実に阻止することができる。更に、図3及び図5に示すように、内縦壁13bの外側面に傾斜を形成しておくことにより、上枠部14を台枠部13に載置する際に、上枠部14が内縦壁13bの傾斜に案内されて着座面13aへの着座が円滑に行われる。
天面板10は、カウンタトップ2の上面から所定の高さを存した位置に設けられているが、これは、上枠部14が、その上端部内側に天面板10を保持していることによるものである。これにより、天板部5は、コンロ器体4の上方であってカウンタトップ2の上面よりも高い位置に、天面板10と枠体11とによる比較的広い内部空間を形成している。
コンロバーナ6は、図3に示すように、バーナヘッド15と、スロート部16と、ホルダ部17とを備えている。バーナヘッド15は、円周側面に多数の炎孔18を備え、天面板10に形成されたバーナ用開口19を介して天面板10の上方に配設されている。スロート部16は、バーナヘッド15の内部に連通する円筒状に形成され、バーナヘッド15の中央部から下方に向って延設されている。
ホルダ部17は、アルミニウム製ブロック材により形成され、スロート部16を着脱自在に支持するスロート支持部20と、スロート支持部20の下方に対向する基体部21とを備えている。スロート支持部20は、スロート部16と共にバーナヘッド15を支持している。スロート支持部20と基体部21とは、支柱部22によって一体に連結されている。
基体部21の内部には、燃料ガスの供給路23が形成されている。基体部21の上面側には、燃料ガスの供給路23に連通するノズル24が設けられている。ノズル24は、基体部21とスロート支持部20との間に立設され、スロート部16の軸心に沿って上向きに燃料ガスを噴出する。
ノズル24から噴出される燃料ガスは、ノズル24の水平方向の周囲から燃焼用の一次空気を引き込みながらスロート部16を通過してバーナヘッド15に向う。このように、ノズル24の水平方向の周囲である基体部21とスロート支持部20との間の空隙が、このコンロバーナ6の一次空気吸入部25となっている。
バーナヘッド15は、その内部において、スロート部16を通過した燃料ガスと一次空気とが混合された混合ガスを生成し、炎孔18から噴出させる。そして、バーナヘッド15の炎孔18から噴出する混合ガスにより火炎が形成される。
ホルダ部17の支柱部22には点火プラグ26が支持されている。点火プラグ26は、図示しないイグナイタの駆動によりバーナヘッド15との間に点火のための火花放電を発生させる。
コンロ器体4の底壁8にはホルダ部17を支持するバーナ支持台27が設けられている。バーナ支持台27は、金属片を折り曲げることにより形成され、カウンタトップ2の上面よりも高い位置にホルダ部17を支持している。これにより、コンロバーナ6はコンロ器体4の内部にはなく、コンロバーナ6の一次空気吸入部25は、天面板10と枠体11とによる天板部5の内部に位置される。
ここで、図3及び図4に示すように、枠体11の後側面には、一次空気取り入れ口28が開設されている。また、枠体11の前側面には後述するレバー貫通孔29(貫通孔)が形成されており、このレバー貫通孔29も他の一次空気取り入れ口として機能する。一次空気取り入れ口28とレバー貫通孔29とは、何れも水平方向に開口している。
一次空気取り入れ口28及びレバー貫通孔29は、図3に示すように、カウンタトップ2の上部に位置していることにより、例えば、カウンタトップ2の上面より下方に位置するコンロ器体4の周壁7に一次空気取り入れ口を設けた場合に比べて、一次空気流の屈曲や蛇行が殆どなく、十分な量の一次空気を円滑に取り入れることができる。
また、前述した通り、コンロバーナ6の一次空気吸入部25は、天面板10と枠体11とによる天板部5の内部に位置されていることにより、コンロバーナ6の一次空気吸入部25と、枠体11の後側面の一次空気取り入れ口28と、枠体11の前側面のレバー貫通孔29とは、何れも略同等のレベルに位置する。
これにより、一次空気取り入れ口28とレバー貫通孔29とから一次空気吸入部25に向う空気流を円滑且つ確実に形成することができる。更に、一次空気取り入れ口28とレバー貫通孔29とが枠体11の前後の側面にあって互いに対向していることにより、一次空気吸入部25に向う空気流が前後方向から偏ることなく形成することができる。
また、前述した通り、バーナ支持台27により支持されたコンロバーナ6のホルダ部17は、コンロ器体4の内部にはなく、枠体11の内部でカウンタトップ2の上面よりも高い位置にある。
これにより、コンロ器体4の内部への熱のこもりを抑制することができる。また、一次空気流はコンロ器体4の上方に形成されるために、コンロ器体4の内部への熱のこもりが生じても一次空気に対する影響は少ない。また、ホルダ部17は、枠体11の内部で形成される一次空気流に接するので、一次空気流によるホルダ部17の冷却効果が得られ、コンロバーナ6の過剰な温度上昇を抑えることができる。
しかも、一方の一次空気取り入れ口28は、枠体11の後側面にあって使用者に視認されることはなく、他方の一次空気取り入れ口をレバー貫通孔29としたことにより、図1に示すように高い美観を維持して外観が一次空気取り入れ口により阻害されることがない。なお、一次空気取り入れ口は、枠体11の前後の側面に限らず左右の側面に設けても良い。
ところで、天板部5の内部には一次空気流が形成されるが、天板部5の上部には天面板10のバーナ用開口19が位置しているため、バーナ用開口19からの一次空気流の流出を防止する必要がある。そこで、図3に示すように、天面板10は、バーナ用開口19を閉塞する略円盤状の閉塞板30を備えている。これにより、一次空気流がバーナ用開口19を通過して上方に抜けることはない。
閉塞板30は、バーナ用開口19の内周縁に装着された環状部材31上に載置される。また、天面板10には五徳32が載置されている。五徳32は、複数の五徳爪33とこれらの五徳爪33を連結する環状の連結部材34とで構成されている。なお、図示しないが、閉塞板30には、点火プラグ26及び失火検知用のセンサ類を貫通させるための小孔が形成されており、点火プラグ26や失火検知用のセンサ類と小孔との隙間を封止する封止部材を設けることにより、天板部5の内部からの一次空気の漏れやバーナ用開口19からガスコンロ1の内部への煮こぼれ汁等の侵入が防止されている。
コンロ器体4には、図3及び図5に示すように、ガスコック35が収容されている。ガスコック35は、コンロ器体4の周壁7の前面側を構成する前壁7aの近傍位置に配置されている。ガスコック35は、図示しない火力調整弁が内蔵されたコック胴部36と、火力調整弁を操作する操作手段37とを備えている。
コック胴部36には、イグナイタ用の点火スイッチ38が取り付けられている。また、コック胴部36には、燃料ガスを導入する金属製のガス導管39が接続状態で固定されている。更に、コック胴部36からは、コンロバーナ6に燃料ガスを供給するガス供給管40が延出している。ガス供給管40は、ホルダ部17の基体部21に接続され、基体部21の供給路23を介してノズル24に連通している。
ガス導管39は、図3及び図4に示すように、コンロ器体4の周壁7の後面側を構成する後壁7bを貫通して設けられたガスホース接続部41に接続されている。なお、図3において図示省略したガス導管39とガスホース接続部41との間には、ガスガバナ等が介設されている。また、図示しないが、ガスホース接続部41にはガスホースが接続され、ガスホースは外部の燃料ガス供給源に接続される。
コック胴部36は、図5に示すように、その上端部から前方に張り出す張出部42を一体に備えている。この張出部42は、コンロ器体4の前壁7aの上端部に設けられた係止部43により係止される。係止部43は、コンロ器体4の前壁7aの上縁の鍔部9の上面と、この鍔部9に溶接等により固着された押え部材44とにより構成されている。コック胴部36の張出部42は、コンロ器体4の鍔部9の上面と押え部材44とに上下から挟持され、コンロ器体4に係止された状態となる。この構成により、コック胴部36の前端側とコンロ器体4の前壁7aとの、例えばネジ等を用いた連結が不要となる。よって、ガスコック35のコンロ器体4への取り付け工数が削減できる。
また、コック胴部36のガス導管39は、コンロ器体4の固定部45により固定されている。固定部45は、コンロ器体4の底壁8に固定された固定台46と、固定台46上にネジ止め連結された金属帯47とにより構成される。金属帯47は、ガス導管39を内包して固定台46にネジ止めされることにより、ガス導管39を固定台46上に固定する。これにより、コック胴部36がガス導管39を介してコンロ器体4の底壁8に固定される。更に、固定台46には、コック胴部36の底面に当接してコック胴部36を下方から支持するコック胴部支持部48が連設されている。
ガスコック35をコンロ器体4に取り付けるときには、先ず、コック胴部36の張出部42をコンロ器体4の係止部43に差し込み、次いで、コック胴部36の底面をコック胴部支持部48に当接させる。続いて、金属帯47により固定台46上にガス導管39をネジ止め固定する。このように、コンロ器体4へのガスコック35の取り付けは、ガス導管39のネジ止め固定作業を上方から行えばが完了するので、作業性が極めて高い。また、係止部43によってコック胴部36とガス導管39との設置位置が決まってから金属帯47で固定するので、ガス導管39の固定時にコック胴部36に掛かる負荷を軽減することができる。
コック胴部36の上部には、操作手段37が設けられている。操作手段37は、操作レバー49(操作柄部)を備えている。操作レバー49は、コック胴部36に設けられた枢軸50を介して水平方向に回動自在の回動板51に設けられている。回動板51は、軸受け52と揺動軸53とを備えており、揺動軸53を介して操作レバー49を上下方向に揺動自在に支持している。また、操作レバー49の後端側と回動板51との間には操作レバー49の姿勢維持のためのバネ54が設けられている。
操作レバー49を水平方向にスライド移動させると、その動きがコック胴部36の上部に設けられた弁動作軸55に伝達される。そして、弁動作軸55の回動により、コック胴部36に内蔵された図示しない火力調整弁が作動する。
操作レバー49の先端部には、操作摘み56が取り付けられている。操作摘み56はネジ部材57をその下方から螺着することにより操作レバー49の先端部に固定されている。操作摘み56の下面には、ネジ部材57の頭部を収容して使用者からの視認を防止すべく窪みが形成されている。この窪みがネジ部材57の頭部に埋められることにより、操作摘み56とカウンタトップ2との間の間隙が狭くなる。これにより、操作摘み56とカウンタトップ2との間に使用者の指が入り込むことがなく、操作摘み56の円滑な操作を行うことができる。
操作レバー49は、前方に水平に延びて天板部5の枠体11に形成されたレバー貫通孔29を通って枠体11の前側面から延出する。レバー貫通孔29は、図1及び図2に示すように、操作レバー49の移動範囲に対応する横長形状に形成されている。本実施形態のガスコンロ1においては、操作摘み56を操作して操作レバー49をレバー貫通孔29の図中左端部から右端部に移動させると、火力が次第に大きくなるようになっている。
天板部5は、カウンタトップ2の上部に位置している。この天板部5の枠体11の前側面から操作レバー49を延出させることで、操作摘み56はカウンタトップ2の上部に位置する。これによれば、カウンタトップ2の下方に操作摘みが配設された従来のガスコンロに比べて、使用者が操作摘み56を視認しやすく、操作摘み56の操作性も高い。
また、操作摘み56が天板部5の枠体11の前側面に位置しているので、天面板10の上面に広い調理スペースが確保できる。しかも、天面板10から操作摘み56への伝達熱が少なく、操作摘み56が高温になり難いので操作時に使用者の不快感を軽減することができる。
更に、図1及び図5に示すように、操作摘み56は、カウンタトップ2の前端と天板部5の枠体11の前側面との間に位置している。即ち、操作摘み56は、カウンタトップ2よりも前方には突出していない。これによれば、調理の際に操作摘み56への不用意な接触が防止できるので、操作手段37の誤動作を防止することができる。
また、本実施形態においては、操作レバー49によるスライド操作を採用したので操作手段37の上下方向の寸法を小さくすることができ、図1及び図2に示すように、カウンタトップ2上に露出する天板部5の美観を向上させることができる。
また、前述したように、ガスコック35がコンロ器体4に固定されたとき、係止部43への張出部42の係止によってコンロ器体4とコック胴部36との間に位置ずれのない状態で固定されるので、レバー貫通孔29に対する操作レバー49の位置精度が高く、操作レバー49を円滑に操作することができる。
また、図2に示すように、レバー貫通孔29は、その図中左端部が消火位置として他部より上下方向の開口幅が大きく形成されている。消火位置の操作レバー49は、レバー貫通孔29における上下方向の開口幅が大きい部分で上方に位置され、操作摘み56を水平方向に移動させようとしても図中右方向には移動させることができない状態となる。これにより、不用意な操作レバー49の移動による点火が防止される。点火操作時には、操作摘み56を下方に押し下げてから水平方向に移動させる。
ここで、図5に示すように、点火操作の際に操作摘み56を下方に押し下げると、操作レバー49を介してガスコック35に下方向の荷重が付与される。更に、操作摘み56を下方に押し下げた状態で操作摘み56を水平方向に移動させると、操作レバー49を介してガスコック35に左右方向の荷重が付与される。しかし、前述した通り、本実施形態によれば、コック胴部36は、係止部43、固定部45、及びコック胴部支持部48によって他方向から確実に固定されるので、操作レバー49の操作時に上下方向或いは左右方向の荷重が付与されても、ガスコック35の固定状態が確実に維持される。
また、図5に示すように、操作レバー49が操作時に押し下げられて下方に揺動すると、操作レバー49とレバー貫通孔29の下縁とが干渉して操作レバー49やレバー貫通孔29の下縁が傷つくおそれがある。そこで、本実施形態においては、操作レバー49に合成樹脂製の被覆部材58を設けている。これによれば、操作レバー49が下方に揺動しても被覆部材58がレバー貫通孔29に円滑に摺接し、操作レバー49やレバー貫通孔29の下縁の傷つきが防止できる。
レバー貫通孔29は、図2に示すように、天板部5の枠体11を水平方向に貫通して形成されている。このため、天板部5の天面板10上の煮こぼれ汁が枠体11を伝わって流下しても、レバー貫通孔29からコンロ器体4内部への煮こぼれ汁の侵入は極めて少ない。
しかし、例えば、使用者が調理を行う際に鍋の取り扱いを誤って煮汁をこぼす等の事態が生じて、ガスコンロ1の正面側から多量の煮汁が掛かってしまうと、煮汁の一部がレバー貫通孔29からコンロ器体4内部へ流入することが考えられる。
そこで、図2及び図5に示すように、コック胴部36の張出部42を係止する押え部材44には、防水壁59が一体に設けられている。防水壁59は、押え部材44に設けることにより、レバー貫通孔29に対向すると共にコック胴部36の上部前方に位置するので、万一レバー貫通孔29から煮こぼれ汁が侵入してもガスコック35への付着を防止できる。
また、防水壁59は、操作レバー49の水平移動を阻害しない高さに立設されている。更に、図5に示すように、操作レバー49が操作時に押し下げられて下方に揺動したときに、防水壁59の先端が操作レバー49に当接し、これ以上の操作レバー49の揺動を規制する高さに形成されている。これにより、操作レバー49が下方に押し下げられたときにガスコック35に付与される下方向の荷重を防水壁59が設けられている係止部43を介してコンロ器体4で受けることができる。
また、前述の通り、ガスコンロ1は、天板部5の枠体11が台枠部13と上枠部14とで分割可能とされている。これによれば、図6に示すように、上枠部14を持ち上げるだけで極めて容易にコンロ器体4の上部全体が開放状態となる。更に、図2に示すように、分割位置となる台枠部13と上枠部14との境界である水平方向の線は、レバー貫通孔29を通る。これにより、図6に示すように、上枠部14を持ち上げると、操作レバー49及び操作摘み56の上方が開放される。
このように、コンロ器体4の上部が容易に開放状態となるので、例えば、ガスコック35のメンテナンスの際に操作摘み56を操作レバー49から取り外すといった煩わしい作業を不要とすることができ、コンロ器体4内部のメンテナンス作業が容易に行える。
更に、ガスコック35は、コック胴部36の上端部の張出部42がコンロ器体4の前壁7aの上端部の係止部43に係止され、コンロ器体4の固定部45でガス導管39を固定することにより、コンロ器体4にとりつけられている。これにより、図6に示すように、枠体11の上枠部14を持ち上げてコンロ器体4の上部を開放させるだけで、ガスコック35の取り付けや取り外し作業が容易に行えるようになる。このように、本実施形態のガスコンロ1は天板部5の枠体11が上下に分割自在とされていることにより、メンテナンス時の作業性が極めて高い。
1…ガスコンロ、2…カウンタトップ、4…コンロ器体、5…天板部、6…コンロバーナ、10…天面板、11…枠体、15…バーナヘッド、16…スロート部、17…ホルダ部、18…炎孔、24…ノズル、25…一次空気吸入部、28…一次空気取り入れ口、29…レバー貫通孔(貫通孔)、37…操作手段、49…操作レバー(操作柄部)、56…操作摘み。

Claims (3)

  1. カウンタトップ内に設けられるコンロ器体と、カウンタトップ上に設けられる天板部と、コンロバーナとを備えるガスコンロにおいて、
    前記コンロバーナは、外周に多数の炎孔を有するバーナヘッドと、該バーナヘッドの中央部から下方に延びるスロート部と、該スロート部を介してバーナヘッドを支持するホルダ部と、該ホルダ部に設けられて前記スロート部の下方から燃料ガスを噴出させるノズルとを備えて該ノズルの水平方向の周囲が前記スロート部への一次空気吸入部とされ、
    前記天板部は、前記バーナヘッドが露出する天面板と、該天面板の外周に設けられて該天面板を前記カウンタトップの上面から所定の高さを存した位置に支持する枠体とを備え、
    前記枠体は、少なくとも互いに対向する側壁面の夫々に水平方向に開口する一次空気取り入れ口を備え、
    前記コンロバーナの少なくとも前記一次空気吸入部は、前記天板部の内部に配置されていることを特徴とするガスコンロ。
  2. 前記コンロバーナの前記ホルダ部は、前記天板部の内部に配設されていることを特徴とする請求項1記載のガスコンロ。
  3. 前記コンロバーナを操作する操作手段を備え、
    該操作手段は、前記枠体の前側面に形成された貫通孔を介して前方に延びる操作柄部と、該操作柄部の先端に設けられて前記枠体の前側面から露出する操作摘みとを備え、
    前記枠体の後側面に一方の前記一次空気取り入れ口を設けたとき、前記枠体の前側面に形成された貫通孔が他方の前記一次空気取り入れ口とされることを特徴とする請求項1又は2記載のガスコンロ。
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