JP7240941B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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本発明は、内炎式のコンロバーナを備えた加熱調理器に関する。
従来、天板のバーナ用開口の下方に設けられた内炎式のコンロバーナと、バーナ用開口の周囲の天板上に着脱可能に載置される五徳とを有する加熱調理器が知られている。上記内炎式のコンロバーナは、環状のバーナボディとバーナボディ上に配設される環状のバーナヘッドとを有する。この種の内炎式のコンロバーナでは、コンロバーナの中心に向かって内向きに複数の炎孔が形成され、炎孔に形成される火炎がバーナヘッドの中央開口を介して上方に導かれる(例えば、特許文献1)。
上記のような天板の下方に炎孔が形成される内炎式のコンロバーナを有する加熱調理器では、炎孔と調理容器との間の距離が長くなり高い熱効率が得られ難い。そのため、炎孔がバーナ用開口近傍に形成されるようにバーナヘッドのヘッド上面部を天板のバーナ用開口から露出させた内炎式バーナを有する加熱調理器が提案されている(例えば、特許文献2)。
しかしながら、バーナ用開口から露出するバーナヘッドのヘッド上面部の外周部は、略水平面を形成する環状体から構成される。それゆえ、五徳が天板上から取り外された状態でバーナ用開口から露出するバーナヘッドのヘッド上面部に調理容器を載置させても、バーナヘッド上で調理容器の姿勢が略水平に保持される。しかも、天板上からのバーナヘッドの突出高さが小さい場合、天板上で調理容器を水平方向にスライドさせてバーナヘッド上に調理容器を載置させることができる一方、天板からのバーナヘッドの突出高さ分、天板と調理容器との間に一定の高さの隙間が形成されるため、使用者は誤った使用状態に気づき難い。そして、上記のようにバーナヘッド上に調理容器が直接、載置されると、バーナヘッドの中央開口が調理容器で塞がれるため、炎孔から噴出されたガスが器具内部に還流し、着火不良や燃焼不良が生じるという問題がある。
特開2006-138544号公報 特開2005-299983号公報
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、内炎式のコンロバーナを備えた加熱調理器において、五徳が天板上に載置されていない状態でバーナヘッド上に調理容器が載置されたとき、誤った使用状態でコンロバーナが使用されるのを防止するとともに、コンロバーナの着火不良や燃焼不良を防止することにある。
本発明は、
環状のバーナボディ及び前記バーナボディ上に配設される環状のバーナヘッドを有し、天板に開口されたバーナ用開口から前記バーナヘッドのヘッド上面部が露出する内炎式のコンロバーナと、
前記天板上に着脱可能に載置される五徳と、を有する加熱調理器であって、
前記バーナヘッドは、前記ヘッド上面部に上方に突出する突起を有し、
前記突起は、前記五徳が前記天板上に載置されていない状態で、前記ヘッド上面部に調理容器を上方から降下させて前記調理容器を前記突起上に載置させたとき、前記調理容器が水平面に対して傾いた姿勢で保持されるとともに、前記調理容器の底部と前記突起の周囲の前記ヘッド上面部との間に一定の大きさの隙間が形成されるように設けられる加熱調理器である。
上記加熱調理器によれば、バーナヘッドはバーナ用開口から露出するヘッド上面部に上方に突出する突起を有しているから、五徳が天板上に載置されていない状態で上方からヘッド上面部に調理容器を降下させると、調理容器は突起に当接する。そして、突起は、調理容器を突起上に載置させたとき、調理容器が水平面に対して傾いた姿勢で保持されるように形成されているから、コンロバーナの点火前に使用者に誤った使用状態を認識させることができる。また、上記加熱調理器によれば、調理容器を突起上に載置させたとき、調理容器の底部と突起の周囲のヘッド上面部との間に一定の大きさの隙間が形成されるが、調理容器の底部とヘッド上面部との距離は五徳が天板上に載置された正常状態よりも近接する。そのため、コンロバーナが点火されると、火炎が見え難かったり、突起の周囲の隙間から空気不足を示す黄色の火炎が漏出したりする。これにより、コンロバーナの点火後に使用者に誤った使用状態を認識させることができる。さらに、調理容器の底部と突起の周囲のヘッド上面部との間に隙間が形成されるから、炎孔から噴出されるガスの排出通路を確保することができ、器具内部へのガスの還流を抑えることができる。これにより、コンロバーナの着火不良や燃焼不良を防止することができる。
好ましくは、上記加熱調理器において、
前記突起は、前記ヘッド上面部の外周縁よりも内周側に上方に突出する突起内周面部を有し、
前記突起は、前記五徳が前記天板上に載置されていない状態で、前記天板上から前記ヘッド上面部に前記調理容器を水平方向にスライドさせて前記調理容器が前記突起内周面部に当接したとき、前記調理容器の底部と前記突起の周囲の前記ヘッド上面部との間に一定の大きさの隙間が形成されるように設けられる。
上記加熱調理器によれば、突起はヘッド上面部の外周縁よりも内周側に上方に突出する突起内周面部を有しているから、五徳が天板上に載置されていない状態で天板上からヘッド上面部に調理容器を水平方向にスライドさせると、調理容器がヘッド上面部を完全に覆う前に調理容器が突起内周面部に当接する。これにより、調理容器の中心がヘッド上面部の中心からずれて配置されるから、コンロバーナの点火前に使用者に誤った使用状態を認識させることができる。また、上記加熱調理器によれば、調理容器が突起内周面部に当接したとき、調理容器の底部と突起の周囲のヘッド上面部との間に一定の大きさの隙間が形成されるが、調理容器の底部とヘッド上面部との距離は五徳が天板上に載置された正常状態よりも近接する。そのため、コンロバーナが点火されると、火炎が見え難かったり、突起の周囲の隙間から空気不足を示す黄色の火炎が漏出したりする。これにより、コンロバーナの点火後に使用者に誤った使用状態を認識させることができる。さらに、調理容器の底部と突起の周囲のヘッド上面部との間に隙間が形成されるから、炎孔から噴出されるガスの排出通路を確保することができ、器具内部へのガスの還流を抑えることができる。これにより、コンロバーナの着火不良や燃焼不良を防止することができる。
好ましくは、上記加熱調理器において、
前記ヘッド上面部は、外周側から前記内周側に向かって下方に傾斜する傾斜面部を有し、
前記突起は、少なくとも前記突起内周面部が前記傾斜面部から上方に突出するように設けられる。
上記加熱調理器によれば、ヘッド上面部は外周側から内周側に向かって下方に傾斜する傾斜面部を有しており、少なくとも突起内周面部が傾斜面部から上方に突出するように設けられているから、五徳が天板上に載置されていない状態で突起上に調理容器が載置されると、調理容器の底部と突起の周囲のヘッド上面部との間には、外方に広がる隙間が形成される。また、突起内周面部はヘッド上面部の内周側に設けられた傾斜面部から上方に突出するように設けられているから、五徳が天板上に載置されていない状態で天板上からヘッド上面部に調理容器を水平方向にスライドさせて調理容器が突起内周面部に当接したとき、調理容器の中心がバーナヘッドの中心からずれて配置される。また、調理容器が突起内周面部に当接したとき、調理容器の底部と突起の周囲のヘッド上面部との間に一定の大きさの外方に広がる隙間が形成される。これにより、コンロバーナの点火前後において使用者に誤った使用状態を認識させることができるとともに、コンロバーナの着火不良や燃焼不良を防止することができる。
好ましくは、上記加熱調理器において、
前記突起内周面部は、前記傾斜面部の立ち上がり角度よりも大きな立ち上がり角度を有する。
上記加熱調理器によれば、突起内周面部の立ち上がり角度はバーナ上面部の傾斜面部のそれよりも大きいから、五徳が天板上に載置されていない状態で天板上からヘッド上面部に調理容器を水平方向にスライドさせて調理容器が突起内周面部に当接したとき、調理容器の底部と突起の周囲のヘッド上面部との間に一定の大きさの隙間が形成される。これにより、コンロバーナの点火前後において使用者に誤った使用状態を認識させることができるとともに、コンロバーナの着火不良や燃焼不良を防止することができる。
好ましくは、上記加熱調理器において、
前記バーナヘッドは、前記ヘッド上面部に複数の前記突起を有し、
前記複数の突起は、異なる突出高さを有する。
上記加熱調理器によれば、バーナヘッドはヘッド上面部に複数の突起を有するから、調理容器がヘッド上面部からずれて1つの突起上に載置されない場合でも、他の突起によって調理容器は水平面に対して傾いた姿勢で保持される。また、複数の突起は異なる突出高さを有するから、調理容器が複数の突起によって支持される場合でも、突起によって調理容器は水平面に対して傾いた姿勢で保持される。これにより、コンロバーナの点火前後において使用者に誤った使用状態を認識させることができるとともに、コンロバーナの着火不良や燃焼不良を防止することができる。
好ましくは、上記加熱調理器において、
前記複数の突起は、隣接する前記突起間の前記バーナヘッドの周方向の間隔が180度未満となるように設けられる。
上記加熱調理器によれば、複数の突起は隣接する突起間のバーナヘッドの周方向の間隔が180度未満となるようにヘッド上面部に設けられているから、五徳が天板上に載置されていない状態でヘッド上面部の突起上に調理容器が載置されたとき、確実に調理容器は水平面に対して傾いた姿勢で保持される。これにより、コンロバーナの点火前後において使用者に誤った使用状態を認識させることができるとともに、コンロバーナの着火不良や燃焼不良を防止することができる。
好ましくは、上記加熱調理器において、
前記複数の突起のうち前記突出高さの最も大きな最大突起は、使用者の操作側から離れた位置に設けられる。
上記加熱調理器によれば、最も大きな突出高さを有する最大突起は使用者の操作側から離れた位置に形成されるから、五徳が天板上に載置されていない状態でヘッド上面部の突起上に調理容器が載置されたとき、調理容器の底部と最大突起の周囲のヘッド上面部との間の最も大きな隙間は使用者から離れた位置に形成される。これにより、コンロバーナが点火されたときに調理容器の底部と最大突起の周囲のヘッド上面部との間に形成される隙間から漏出する火炎による使用者への影響を低減することができる。
以上のように、本発明に係る加熱調理器によれば、五徳が天板上に載置されていない状態でバーナヘッド上に調理容器が載置されたとき、使用者に誤った使用状態を認識させることができるとともに、コンロバーナの着火不良や燃焼不良を防止することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器の一例を示す概略斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器の一例を示すコンロバーナ周辺の概略斜視図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器の一例を示すコンロバーナ周辺の概略縦断面図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器の一例を示す突起周辺の概略縦断面図である。 図5は、本発明の他の実施形態に係る加熱調理器の一例を示すバーナヘッド周辺の概略上方視図である。
以下、本発明の実施の形態に係る加熱調理器を、添付図面を参照しながら具体的に説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る加熱調理器1は、略矩形箱状の器具本体10と、単数または複数の内炎式のコンロバーナ2とを備えたガスコンロである。
本体上面部101を構成する天板11上には、鍋やフライパン等の調理容器Pをコンロバーナ2の上方位置にて支持する五徳3が着脱可能に載置されている。また、本実施の形態に係る加熱調理器1では、使用者の操作側である器具本体10の前縁112寄りの位置に、コンロバーナ2の点消火や火力調整を手動操作するための点消火操作子5が設けられている。なお、本明細書では、器具本体10の上記前縁112側の本体周面部102、すなわち、点消火操作子5側の本体周面部102を加熱調理器1の正面とし、加熱調理器1を正面側から見たときの前縁112と後縁114とが対向する奥行き方向を前後方向、両側縁113が対向する幅方向を左右方向、高さ方向を上下方向という。
図2及び図3に示すように、天板11には、コンロバーナ2と同数の略円形状のバーナ用開口120が開設されており、バーナ用開口120には、コンロバーナ2が下方から臨んでいる。コンロバーナ2は、器具本体10内に配設される混合管(図示せず)と、内部にガス通路200を有し、内周側に向かって開放する環状のバーナボディ21と、バーナボディ21上に載置される環状のバーナヘッド22とを備える。バーナ用開口120の周縁とバーナボディ21の外周面との間の環状の隙間には、環状のバーナリング13が配設されている。
バーナボディ21は、ガス通路200の上端に嵌合された環状のヘッド支持フレーム23を有する。ヘッド支持フレーム23のフレーム上面部231は、バーナ用開口120から上方に突出している。フレーム上面部231の内周縁部には下方に凹の段差部(図示せず)が形成されており、段差部には後述するバーナヘッド22のヘッド上面部221の外周縁部222が上方から載置される。
バーナヘッド22は、バーナ用開口120から上方に突出する環状のヘッド上面部221と、ヘッド上面部221の内周縁から下方に垂設された環状の炎孔壁225とを有する。炎孔壁225は、バーナボディ21のガス通路200の開放された内周側を覆うように設けられている。従って、バーナボディ21の中央開口(図示せず)に上方からバーナヘッド22を挿通させて、炎孔壁225の下端をガス通路200の内周側の内周縁上面に当接させると、バーナヘッド22の中心に向かって内向きに開口する多数の炎孔20が形成される。これにより、ガス通路200に導入される燃料ガスと空気との混合ガスが炎孔20からバーナヘッド22の中央開口220に向かって内向きに噴出される。そして、図示しない点火電極により混合ガスを着火させると、コンロバーナ2の内周に内向きに火炎が形成され、中央開口220を下方から上方に向かって流れる二次空気によって火炎が上方に導かれる。
図2及び図4に示すように、バーナ用開口120から上方に突出するヘッド上面部221は、炎孔壁225の外周よりも大きな外径を有し、ヘッド支持フレーム23上に載置される環状の外周縁部222と、外周縁部222から内周側に向かって下方に傾斜する環状の傾斜面部223とを有する。外周縁部222の上面は、略平面に形成されている。また、傾斜面部223の内周縁には、既述した炎孔壁225が下方に連設されている。このため、本実施の形態では、天板11のバーナ用開口120から露出するヘッド上面部221において、外周縁部222が最も高い部分となる。なお、外周縁部222は、傾斜面で形成されてもよい。
ヘッド上面部221には、バーナヘッド22の周方向に離間して、上方に突出する複数(ここでは、3つ)の突起24が点在して形成されている。複数の突起24はそれぞれ、傾斜面部223の内周縁近傍から上方に突出する内周側の突起内周面部242と、外周縁部222から上方に突出する外周側の突起外周面部243と、突起内周面部242及び突起外周面部243の上端部を連設する突起上面部241と、突起内周面部242及び突起外周面部243の周方向端部を連設する一対の突起側面部(図示せず)とを有する。突起上面部241は平面状に形成されており、従って、突起24は略台形状の径方向断面を有する。なお、突起外周面部243は、傾斜面部223から上方に突出させてもよいし、ヘッド上面部221の外周縁近傍の外周縁部222から上方に突出させてもよい。また、突起上面部241は、曲面に形成されてもよい。
複数の突起24はいずれも、突起上面部241がヘッド上面部221の外周縁部222の上面よりも上方に位置するようにヘッド上面部221から突出している。図示しないが、これらの突起24のうち最も大きな突出高さを有する最大突起24は、後方側、すなわち使用者の操作側である前縁112側と反対側に形成されている。また、各突起24は、ヘッド上面部221の外周縁部222の上面から突出する突出高さが異なるように設けられている(例えば、約2~5mm)。さらに、複数の突起24のうち隣接する突起24は、バーナヘッド22の周方向に所定の間隔(例えば、約120度)、離間している。
図4に示すように、複数の突起24はそれぞれ、水平面に対する突起内周面部242の立ち上がり角度(例えば、約60度)が、ヘッド上面部221の傾斜面部223のそれより(例えば、約45度)も大きくなるようにヘッド上面部221の傾斜面部223から上方に突出している。このため、突起内周面部242は、ヘッド上面部221の傾斜面部223よりも立ち上がりが急峻な傾斜面を有する。
五徳3は、バーナリング13の外周より大径の略円環状の下フレーム31と、下フレーム31から複数立設され、調理容器Pを下方から支持する略逆L字状の爪部32と、下フレーム31の内周上縁から内向きに張り出す略円環板状のカバー部33とを備える。五徳3は、上記のように天板11上の所定位置に載置されたとき、上記カバー部33がバーナリング13やバーナボディ21、バーナヘッド22を上方から覆うように構成されている。また、爪部32はそれぞれ、同一高さに設定されており、調理容器Pを略水平に支持する。
バーナヘッド22のヘッド上面部221の外周縁部222は、バーナボディ21のヘッド支持フレーム23のフレーム上面部231より上方に配置され、フレーム上面部231は、バーナリング13のリング上面部131より上方に配置されている。すなわち、コンロバーナ2及びバーナリング13は、バーナリング13のリング上面部131からバーナヘッド22のヘッド上面部221の外周縁部222に向かって段階的に天板11からの突出高さが高くなるように、バーナ用開口120の周縁上部に配設されている。なお、リング上面部131、フレーム上面部231、及びヘッド上面部221の突出高さは、略同一であってもよい。
図2に示すように、五徳3が天板11上に載置されていない状態では、天板11上にバーナリング13のリング上面部131、バーナボディ21のヘッド支持フレーム23のフレーム上面部231、及びバーナヘッド22のヘッド上面部221が露出している。従って、五徳3が取り外された状態で使用者がバーナヘッド22の中央部に調理容器Pを上方から載置させると、調理容器Pの底部は突起24の突起上面部241に当接する。このとき、複数の突起24は異なる突出高さを有するため、図4に示すように、調理容器Pは後方側から前方側に向かって水平面に対して傾いた姿勢でバーナヘッド22上に保持される。これにより、コンロバーナ2の点火前に使用者に誤った使用状態を認識させることができる。また、ヘッド上面部221上に複数の突起24が形成されているため、調理容器Pがヘッド上面部221からずれて1つの突起24上に載置されていない場合でも、他の突起24によって調理容器Pを水平面に対して傾いた姿勢で保持することができる。また、複数の突起24は、隣接する突起24間の間隔がバーナヘッド22の周方向に180度未満で配設されているから、調理容器Pが2つの突起24上に載置された場合でも、確実に調理容器Pを水平面に対して傾いた姿勢で保持することができる。
また、図4に示すように、突起上面部241はヘッド上面部221の最も高い部分である外周縁部222よりも上方に位置しているため、調理容器Pが突起24上に載置されると、突起24によって調理容器Pの底部と突起外周面部側の突起24の周囲のヘッド上面部221との間に一定の大きさの隙間S1が形成される。このとき、調理容器Pの底部とヘッド上面部221との距離は、五徳3が天板11上に載置された正常状態のときよりも近接しているため、コンロバーナ2が点火されたときに、火炎が見え難かったり、突起24の周囲の隙間S1から空気不足を示す黄色の火炎が漏出したりする。これにより、コンロバーナ2の点火後に使用者に誤った使用状態を認識させることができる。
また、五徳3が天板11上に載置されていない状態で調理容器Pをバーナヘッド22上に載置させたときでも、調理容器Pの底部はヘッド上面部221から上方に突出する突起24によって支持される。従って、バーナヘッド22の中央開口220は調理容器Pによって完全に塞がれず、調理容器Pの底部と突起24の周囲のヘッド上面部221との間に一定の大きさの隙間S1が形成される。これにより、下方の炎孔20から噴出する混合ガスの排出通路を確保することができ、器具本体10内への混合ガスの還流を低減することができる。これにより、コンロバーナ2の着火不良や燃焼不良を防止することができる。
また、最も大きな突出高さの有する最大突起24は、使用者の操作側から離れた後方側に設けられているから、調理容器Pの底部と各突起24の周囲のヘッド上面部221との間の隙間S1は、後方側で最も大きくなる。そのため、コンロバーナ2を点火させたとき、後方側の隙間S1から最も大きな火炎が漏出する。これにより、誤った使用状態でコンロバーナ2が点火されても、調理容器Pと最大突起24の周囲のヘッド上面部221との間に形成される隙間S1から漏出する火炎による使用者への影響を低減することができる。
また、図2に示すように、天板11上のコンロバーナ2及びバーナリング13の突出高さは小さいため、五徳3が天板11上に載置されていない状態でも、使用者は天板11上でコンロバーナ2の外方から調理容器Pを水平方向にスライドさせてバーナヘッド22の中央部に移動させることができる。しかしながら、突起24はヘッド上面部221の外周縁よりも内周側から上方に突出する突起内周面部242を有しているから、図4に示すように、調理容器Pが1つの突起24を乗り越えても、バーナヘッド22の中央開口220を通過した調理容器Pの底部は他の突起24の突起内周面部242に当接する。これにより、調理容器Pの中心がバーナヘッド22の中心からずれて配置されるから、コンロバーナ2の点火前に使用者に誤った使用状態を認識させることができる。
また、図4に示すように、突起内周面部242の立ち上がり角度は、突起内周面部242が突出するヘッド上面部221の傾斜面部223のそれよりも大きいため、調理容器Pが突起内周面部242に当接したとき、調理容器Pの底部と突起内周面部側の突起24の周囲のヘッド上面部221との間に一定の大きさの外方に向かって広がる隙間S2が形成される。そのため、上記と同様に、コンロバーナ2が点火されたときに、火炎が見え難かったり、突起24の周囲の隙間S2から空気不足を示す黄色の火炎が漏出したりする。これにより、コンロバーナ2の点火後に使用者に誤った使用状態を認識させることができる。さらに、調理容器Pの底部と突起24の周囲のヘッド上面部221との間に形成される隙間S2によって、炎孔20から噴出される混合ガスの排出通路を確保することができ、器具本体10内への混合ガスの還流を抑えることができる。これにより、五徳3が天板11上に載置されていない状態で天板11上を水平方向に調理容器Pをスライドさせて調理容器Pをバーナヘッド22上に載置させたときでも、着火不良及び燃焼不良を防止することができる。
(その他の実施の形態)
(1)上記実施の形態では、ヘッド上面部に複数の突起が形成されている。しかしながら、図5に示すように、1つの突起がヘッド上面部に形成されてもよい。1つの突起が形成される場合、最大突起の形成位置と同様に、好ましくは使用者の操作側から離れた位置に突起が形成される。また、好ましくは、突起上面部は曲面に形成される。
(2)上記実施の形態では、ヘッド上面部は外周縁部と傾斜面部とを有し、バーナヘッドの径方向において外周縁部から傾斜面部にわたって突起が形成されている。しかしながら、外周縁部または傾斜面部のいずれか一方に突起を設けてもよい。また、傾斜面部を設けることなく、外周縁部のみからヘッド上面部を形成してもよい。
(3)上記実施の形態では、突起は、略台形状の径方向断面を有するように形成されている。しかしながら、突起は、略三角形状の径方向断面を有してもよい。
1 加熱調理器
10 器具本体
11 天板
120 バーナ用開口
2 コンロバーナ
20 炎孔
21 バーナボディ
22 バーナヘッド
221 ヘッド上面部
223 傾斜面部
24 突起
241 突起上面部
242 突起内周面部
3 五徳
P 調理容器

Claims (7)

  1. 環状のバーナボディ及び前記バーナボディ上に配設される環状のバーナヘッドを有し、天板に開口されたバーナ用開口から前記バーナヘッドのヘッド上面部が露出する内炎式のコンロバーナと、
    前記天板上に着脱可能に載置される五徳と、を有する加熱調理器であって、
    前記バーナヘッドは、前記ヘッド上面部に上方に突出する突起を有し、
    前記突起は、前記五徳が前記天板上に載置されていない状態で、前記ヘッド上面部に調理容器を上方から降下させて前記調理容器を前記突起上に載置させたとき、前記調理容器が水平面に対して傾いた姿勢で保持されるとともに、前記調理容器の底部と前記突起の周囲の前記ヘッド上面部との間に一定の大きさの隙間が形成されるように設けられる加熱調理器。
  2. 請求項1に記載の加熱調理器において、
    前記突起は、前記ヘッド上面部の外周縁よりも内周側に上方に突出する突起内周面部を有し、
    前記突起は、前記五徳が前記天板上に載置されていない状態で、前記天板上から前記ヘッド上面部に前記調理容器を水平方向にスライドさせて前記調理容器が前記突起内周面部に当接したとき、前記調理容器の底部と前記突起の周囲の前記ヘッド上面部との間に一定の大きさの隙間が形成されるように設けられる加熱調理器。
  3. 請求項2に記載の加熱調理器において、
    前記ヘッド上面部は、外周側から前記内周側に向かって下方に傾斜する傾斜面部を有し、
    前記突起は、少なくとも前記突起内周面部が前記傾斜面部から上方に突出するように設けられる加熱調理器。
  4. 請求項3に記載の加熱調理器において、
    前記突起内周面部は、前記傾斜面部の立ち上がり角度よりも大きな立ち上がり角度を有する加熱調理器。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の加熱調理器において、
    前記バーナヘッドは、前記ヘッド上面部に複数の前記突起を有し、
    前記複数の突起は、異なる突出高さを有する加熱調理器。
  6. 請求項5に記載の加熱調理器において、
    前記複数の突起は、隣接する前記突起間の前記バーナヘッドの周方向の間隔が180度未満となるように設けられる加熱調理器。
  7. 請求項5または6に記載の加熱調理器において、
    前記複数の突起のうち前記突出高さの最も大きな最大突起は、使用者の操作側から離れた位置に設けられる加熱調理器。
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