JP2016156547A - ガスコンロ - Google Patents

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Abstract

【課題】リングカバーによって天板部に疵がつくのが抑制されるガスコンロを提供する。【解決手段】コンロバーナ2と、コンロ本体10の天板部11と、を備え、天板部11にはバーナ挿通口12が形成される。コンロバーナ2の上端部がバーナ挿通口12を挿通し、バーナ挿通口12の内周縁12aとコンロバーナ2の上端部の外周縁25との間に、平面視環状をした隙間13が形成される。平面視において隙間13を覆う環状をしたバーナリング5が天板部11上に設けられる。平面視においてバーナリング5を覆う環状をして、バーナリング5の側部55を覆う垂下片63が垂下されたリングカバー6が設けられる。バーナリング5には、上面に隆起部54が設けられる。垂下片63の下端から隆起部54が載置される被載置部までの上下長さh1が、天板部11の上面から隆起部54の上面までの上下長さh2よりも短い。【選択図】図2

Description

本発明は、ガスコンロに関するものである。
従来より、コンロバーナの上端部が天板部のバーナ挿通口を挿通するガスコンロが知られている。その中でも、バーナ挿通口の内周縁とコンロバーナの上端部の外周縁との間に形成される隙間を覆うバーナリングと、バーナリングを覆うリングカバーが設けられるものが開発されている(例えば特許文献1参照)。
特開2011−179723号公報
上記ガスコンロにあっては、バーナリングに被されたリングカバーは、バーナリングの側部を覆う垂下片の下端が天板部に載置されている。
このため、リングカバーによって天板部に疵がつく惧れがあった。
本発明は上記従来の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、リングカバーによって天板部に疵がつくのが抑制されるガスコンロを提供することを課題とするものである。
請求項1に係るガスコンロは、コンロバーナと、前記コンロバーナが設けられるコンロ本体と、前記コンロ本体の天板部と、を備える。前記天板部には、前記コンロバーナが挿通するバーナ挿通口が形成され、前記コンロバーナの上端部が前記バーナ挿通口を挿通し、前記バーナ挿通口の内周縁と前記コンロバーナの前記上端部の外周縁との間に平面視環状をした隙間が形成される。前記天板部の前記バーナ挿通口の周縁部の上面に当接または近接して配置される外周部と、前記コンロバーナの外周面に当接または近接して配置される内周部とを有し、平面視において前記隙間を覆う環状をしたバーナリングが設けられる。平面視において前記バーナリングを覆う環状をしたリングカバーが設けられる。前記バーナリングには、上面の一部にその周りの部分よりも上方に隆起する隆起部が設けられる。前記リングカバーには、平面視において前記隆起部に対応する位置の下面に前記隆起部の上面に載置される被載置部が設けられるとともに、前記被載置部が前記隆起部に載置された状態で、前記バーナリングの側部を覆う垂下片が外端部から垂下される。前記垂下片の下端から前記被載置部までの上下長さが、前記天板部の上面から前記隆起部の上面までの上下長さよりも短いことを特徴とする。
請求項2に係るガスコンロは、請求項1に係るガスコンロにおいて、前記隆起部が4以上の複数個設けられ、前記複数の隆起部は、前後方向に伸びる前記バーナリングの中心線を対称軸として線対称となるとともに、前記バーナリングの中心点を中心として点対称となるように位置および形状が形成されることを特徴とする。
請求項3に係るガスコンロは、請求項2に係るガスコンロにおいて、前記複数の隆起部は、所定の前記上下長さを有する3個以上の高隆起部と、前記高隆起部を除いた残りの前記隆起部であって前記上下長さが前記所定の前記上下長さよりも短い低隆起部と、備え、前記高隆起部同士を結ぶ直線が前記バーナリングの中心点を通らないように前記高隆起部が位置していることを特徴とする。
請求項1に係るガスコンロにあっては、リングカバーの垂下片が天板部から上方に離間して位置するため、垂下片が天板部に直接当接することがなくなり、天板部に疵がつくのが抑制される。
請求項2に係るガスコンロにあっては、見栄えが良くなり、バーナリングを天板部に取り付ける際にバーナリングの前後の向きが任意でよいため、バーナリングの取り付け作業がし易いものである。
また、高隆起部同士を結ぶ直線がバーナリングの中心点を通ると、この直線を中心にバーナリングがシーソーのように容易に動き、がたつきが生じる虞があるところ、請求項3に係るガスコンロにあっては、がたつきが生じるのが抑制される。
図1Aは本発明の第一実施形態のガスコンロの一部分解斜視図であり、図1Bは本発明のガスコンロの第一実施形態の一部分解平面図である。 図2Aは第一実施形態のガスコンロのコンロバーナを設けた部分の拡大断面図であり、図2Bは第一実施形態のガスコンロのコンロバーナを設けた部分の寸法関係を説明する拡大断面図である。 図3は第一実施形態のバーナへのガスの供給を説明する説明図である。 図4は第一実施形態の五徳の斜視図である。 図5Aは第一実施形態のバーナリングの平面図であり、図5Bは第一実施形態のバーナリングの側面図であり、図5Cは同上の第一実施形態のバーナリングの斜視図である。 図6Aは第一実施形態のリングカバーの平面図であり、図6Bは第一実施形態のリングカバーの側面図であり、図6Cは同上の第一実施形態のリングカバーの斜視図である。 図7Aは第二実施形態のリングカバーの平面図であり、図7Bは第二実施形態のリングカバーの側面図であり、図7Cは同上の第二実施形態のリングカバーの斜視図である。 図8Aは第二実施形態のリングカバーの平面図であり、図8Bは第二実施形態のリングカバーの側面図であり、図8Cは同上の第二実施形態のリングカバーの斜視図である。
以下、本発明を図1乃至図6に示す第一実施形態に基いて説明する。第一実施形態におけるガスコンロは、一般的に広く利用されているグリル付きガスコンロとして説明するが、グリルを備えていないガスコンロであってもよい。また、キッチンカウンターにビルトインされるもの、されないもののいずれであってもよい。
ガスコンロ1は、図1に示すように、コンロバーナ2と、コンロバーナ2が設けられるコンロ本体10と、を備える。
コンロ本体10は、上面の全面または一部に、上方へ向けた開口を有する筐体状をしたものである。コンロ本体10は、第一実施形態では平面視矩形状をしているが、形状は特に限定されず、また、側壁や底壁の一部を有しなくてもよい。コンロ本体10には、その上面の開口を閉塞する天板部11が設けられる。
第一実施形態では、天板部11は、コンロ本体10と同様の平面視矩形状をしており、コンロ本体10と同様の形状をしていることが好ましいが、特に限定されない。また、天板部11は、ガラスで形成されているが、金属やその他の材質で形成されたり、あるいは複数の材質が組み合わされて形成されてもよく、特に限定されない。例えば、天板本体がガラスで形成され、天板本体の周縁に取り付けられる枠部が金属で形成されていてもよい。
天板部11には、図1、図2に示すように、コンロバーナ2が挿通するバーナ挿通口12が形成される。第一実施形態では、バーナ挿通口12は、平面視において円形状をしており、コンロバーナ2の形状と同じで、コンロバーナ2よりも大きい。なお、バーナ挿通口12の平面視形状は、特に限定されないが、コンロバーナ2の外周縁25よりも大きく、コンロバーナ2の外周縁25に沿っていることが好ましい。
また第一実施形態では、バーナ挿通口12は、天板部11の手前の左側と、中央の奥と、手前の右側に、計三個設けられている。
天板部11は、バーナ挿通口12以外の部分においては、煮汁等の液体が上下に挿通しないように形成される。また、天板部11は、上面が面一となっていることが好ましい。この天板部11とコンロ本体10とにより、ガスコンロ1の外殻が構成される。
コンロバーナ2は、コンロ本体10に固定される。第一実施形態では、図2に示すように、コンロバーナ2は、バーナ本体20上にバーナキャップ21が着脱自在に載置されて構成される。バーナ本体20は、外筒22aと内筒22bとその間の底壁22cとで囲まれる、平面視環状をした上方に開口する空間22dを有しており、その上にバーナキャップ21が載置されることで、空間22dの上方への開口が閉塞されて混合室22が形成される。バーナキャップ21は、その下面に放射状に複数の炎孔用溝21aが凹設されており、バーナ本体20の上に載置されることにより、バーナ本体20の上端面と炎孔用溝21aとで囲まれる炎孔23が形成される。
バーナ本体20には、図3に示すように、混合管24が一体に形成され、混合管24の内部と混合室22とが連通している。混合管24の上流端には、流入開口が形成され、この流入開口に一次空気が挿通可能な空気供給用間隙24aをあけてガスノズル43が配置される。
コンロバーナ2は、図1A、図2に示すように、その上端部がバーナ挿通口12を挿通する。第一実施形態では、バーナキャップ21およびバーナ本体20の上部がバーナ挿通口12を挿通して、天板部11の上面よりも上方に突出している。図1に示すように、天板部11の手前の左側に高火力コンロバーナ2aが設けられ、中央の奥に小火力コンロバーナ2bが設けられ、手前の右側に高火力コンロバーナ2cが設けられている。そして、図2に示すように、天板部11のバーナ挿通口12の内周縁12aと、コンロバーナ2の上端部の外周縁25との間に、平面視環状をした隙間13が形成されるものである。
天板部11上に、図1、図2に示すように、五徳3が載置されて、コンロバーナ2および五徳3により加熱部が構成される。五徳3は、天板部11上のコンロバーナ2の周囲に載置され、被加熱物としての調理容器の底部が載置されるものである。第一実施形態では、五徳3は、図4に示すように、平面視環状をした五徳枠31と、五徳枠31に固定される複数個の五徳爪32と、を備えている。五徳枠31は、断面略円形状の金属製の丸棒材が平面視環状に曲成されることで形成される。五徳爪32は、複数個(第一実施形態では6個)が五徳枠31の周方向に略等間隔に溶接によって固定される。
コンロ本体10内には、グリルバーナを備えたグリル庫が設けられている。図1Aに示すように、グリル庫の前開口は、コンロ本体10の前面に設けたグリル扉14によって開閉自在に閉塞される。
図3に示すように、コンロバーナ2およびグリルバーナには、都市ガス等の燃料ガスが供給される。第一実施形態では、燃料ガスを供給するガス供給管4から、各コンロバーナ2、グリルバーナに燃料ガスを供給するためのガス導管40が分岐されている。
各ガス導管40には、元電磁弁41が設けられると共に、通過する燃料の量を制御する流量制御弁42と、流量制御弁42を駆動するステッピングモータ等の駆動手段が設けられる。各ガス導管40の先端には、上述したガスノズル43が設けられる。
図1Aに示すように、コンロ本体10の前面部を構成する前面パネル15には、コンロバーナ2およびグリルバーナを操作するための操作部16が設けられている。操作部16は、コンロバーナ2およびグリルバーナの点火および消火の切り替えや、火力調節を指令するものである。操作部16からの指令を受けて、制御部がコンロバーナ2やグリルバーナの点消火の切り替えや火力調節、調理タイマーモード、湯沸しモード、炊飯モード等の自動調理モードを設定できるようになっている。
制御部は、マイクロコンピュータや記憶部等を備え、制御プログラムにより制御を行うもので、既存のものが適宜利用可能である。
図3に示すように、操作部16を操作して、制御部に点火の指令を送ると、指令を受けた制御部は、対応するガス導管40の元電磁弁41を開き、流量制御弁42を所定開度で開き、点火プラグ26をスパークさせて、コンロバーナ2やグリルバーナに点火させる。
コンロバーナ2およびグリルバーナには、熱伝対等からなる燃焼検出手段27が設けられており、点火しているか否かを検出し、点火していない場合には元電磁弁41を閉じる等の処理を行う。
コンロバーナ2は、図2に示すように、バーナ本体20の内筒22b内のコンロバーナ内貫通孔22eに、五徳3に載置される調理容器の底部に当接してその温度を検知する温度センサ28を備えている。
コンロバーナ2の炎孔23に形成される火炎により、五徳3上に載置された調理容器等の被加熱物を加熱し、グリルバーナの炎孔に形成される火炎により、グリル庫内の肉や魚等の被加熱物を加熱する。
図1、図2に示すように、天板部11のバーナ挿通口12の内周縁とコンロバーナ2の外周縁25との間に形成される環状をした上述した隙間13に、該隙間13を覆う平面視において環状をしたバーナリング5が設けられる。
平面視におけるバーナリング5の外周部51は、天板部11のバーナ挿通口12の周縁部の上面に配置されるものである。また、平面視におけるバーナリング5の内周部52は、コンロバーナ2の外周面に当接または近接して配置されるものである。バーナリング5が設けられることにより、天板部11上にこぼれた煮汁等がバーナ挿通口12よりコンロ本体10内に浸入するのが抑制される。
第一実施形態では、バーナリング5は、図2、図5に示すように、天板部11のバーナ挿通口12に上方より挿入される筒状をした挿入部50と、挿入部50の上端部から外側に連設されるフランジ状をした外周部51と、挿入部50の上端部から内側に連設されるフランジ状をした内周部52と、を備えている。
第一実施形態では、バーナリング5は、主に金属で形成されるが、材質は特に限定されず、例えば琺瑯がけしたものであってもよい。
第一実施形態では、図2に示すように、外周部51は、天板部11のバーナ挿通口12の周縁部の上面に近接して配置され、間にシール56が介在している。これにより、バーナリング5が金属等の硬い材質で形成されている場合に、バーナリング5が天板部11上に直接当接することがなくなり、天板部11に疵がつくのが抑制される。なお、バーナリング5の外周部51と天板部11のバーナ挿通口12の周縁部の上面との間にシール56が介在しなくてもよく、外周部51は、天板部11のバーナ挿通口12の周縁部の上面に当接して配置されてもよい。
第一実施形態では、図2に示すように、内周部52は、コンロバーナ2の上端部の外周面に近接して配置され、間にシール57が介在しているが、シール57が介在しなくてもよい。これにより、バーナリング5は、内周部52がシール57を介してコンロバーナ2の上端部の外周面の所定部分に近接して配置され、コンロバーナ2に対する位置決めがなされる。
第一実施形態では、バーナリング5の外周部51の外端縁は、図5に示すように、平面視において、それぞれ150°程度の中心角をなす二つの円弧状部51aの間に直線状部51bを有し、バーナ挿通口12よりも大きい。また、挿入部50と内周部52の内端縁とは、バーナ挿通口12と略同じ円形状をしており、バーナ挿通口12よりも小さい。また、バーナリング5の外周部51の外端縁は、平面視において、前後方向に伸びるバーナリング5の中心線Lを対称軸として線対称となるとともに、バーナリング5の中心点Cを中心として点対称となる形状をしている。
なお、バーナリング5は、第一実施形態では環状をしているが、厳密な環状ではなく、一部が不連続となっていてもよい。
また第一実施形態では、図1、図4に示すように、五徳枠31の内端縁の形状が、バーナリング5の外周部51の外端縁と同様に、平面視において、それぞれ150°程度の中心角をなす二つの円弧状部31aの間に直線状部31bを有する、前後方向に伸びるバーナリング5の中心線Lを対称軸として線対称となるとともに、バーナリング5の中心点Cを中心として点対称となる形状をしている。そして、五徳枠31の内端縁は、バーナリング5の外周部51の外端縁よりも若干大きく、五徳枠31の内端縁がバーナリング5の外周部51の外端縁に被嵌される。これにより、五徳枠31は、バーナリング5に対して位置決めがなされるとともに所定の向きとなる状態で、天板部11上に載置される。なお、この場合の所定の向きとは、平面視において180°反転したいずれの向きでもよく、中心点Cを中心とする点対称形状をしているためいずれの向きでも同形状となる。
バーナリング5および五徳3がこのような形状であるため、バーナリング5に対する五徳3の所定の向きが一見して分かり、五徳3を所定の向きとしてバーナリング5に被嵌し易い。また、五徳枠31の平面視形状を円弧と直線の組み合わせとすることで、従来の円環状をした五徳枠から若干の変更を加えるだけで五徳枠31を製造することができて、設計が容易である。
また第一実施形態では、図1、図4に示すように、6個の五徳爪32のうち、各円弧状部31aの中央部に位置する二つの対角位置の五徳爪32に、嵌合突片33が形成されている。嵌合突片33は、五徳枠31の内側に位置しており、下方に尖った先端を有する。一方、バーナリング5には、外周部51の外端縁の各円弧状部31aの中央部の二つの対角位置の上面に、嵌合突片33が上方より嵌合する嵌合凹部53が形成されている。これにより、上述した五徳枠31の内端縁とバーナリング5の外周部51の外端縁との嵌合による位置決めに加えて、嵌合突片33と嵌合凹部53との嵌合によってより強固に五徳3のバーナリング5に対する位置決めがなされる。
さらに本発明にあっては、図1、図2に示すように、平面視においてバーナリング5を覆う環状をしたリングカバー6が設けられる。
図2、図6に示すように、平面視におけるリングカバー6の外端部61は、天板部11のバーナ挿通口12の周縁部の上面の上方に間隔をあけて配置されるものである。外端部61から、バーナリング5の側部55を覆う垂下片63が垂下される。また、平面視におけるリングカバー6の内周部62は、コンロバーナ2の外周面に当接または近接して配置されるものである。リングカバー6が設けられることにより、天板部11上にこぼれた煮汁等がバーナ挿通口12よりコンロ本体10内に浸入しようとしても浸入する前にリングカバー6に付着する。これにより、天板部11上にこぼれた煮汁等のコンロ本体10内への浸入が抑制されるとともに、煮汁等がバーナリング5に付着せずリングカバー6に付着するため、リングカバー6だけを洗浄すればよく、お手入れ性が向上するものである。
第一実施形態では、リングカバー6の外端部61の外端縁は、図6に示すように、平面視において、それぞれ150°程度の中心角をなす二つの円弧状部61aの間に直線状部61bを有する、前後方向に伸びるリングカバー6の中心線を対称軸として線対称となるとともに、リングカバー6の中心点を中心として点対称となる形状をしている。
また第一実施形態では、リングカバー6は、琺瑯がけした金属で形成されるが、材質は特に限定されず、金属(合金含む)単体や、セラミック等の材質でもよい。
また第一実施形態では、内周部62の内端縁は、バーナ挿通口12と略同じ円形状をしており、バーナ挿通口12よりも小さい。また、内周部62の内端縁は、コンロバーナ2の外周面に当接または近接して配置される。また、外端部61には、平面視において五徳3の嵌合突片33に対応する位置に、嵌合突片33との干渉を避けるための切欠64が形成されている。また、内周部62には、平面視においてコンロバーナ2の燃焼検出手段27に対応する位置に、燃焼検出手段27との干渉を避けるための切欠65が形成されている。また、内周部62には、平面視においてコンロバーナ2の点火プラグ26に対応する位置に、点火プラグ26との干渉を避けるための切欠66が形成されている。
なお、リングカバー6は、第一実施形態では環状をしているが、厳密な環状ではなく、一部が不連続となっていてもよい。
そして、本発明においては、天板部11に疵がつくのを抑制するため、バーナリング5に隆起部54が設けられ、バーナリング5およびリングカバー6の寸法関係に工夫が施されている。
隆起部54は、図5に示すように、バーナリング5の上面の一部にその周りの部分よりも上方に隆起するものである。これに対し、リングカバー6には、平面視において隆起部54に対応する位置の下面に、隆起部54の上面に載置される被載置部が設けられる。被載置部としては、第一実施形態では特別な構成はなく、単に隆起部54の上面と当接する部分を意味する。
第一実施形態では、図5Aに示すように、平面視において、中心点Cからみて中心線Lに対して後向きから左側に30°をなす方向(11時の方向)に隆起部54aが設けられ、同じく左側に150°をなす方向(7時の方向)に隆起部54bが設けられる。また、中心点Cからみて中心線Lに対して後向きから右側に30°をなす方向(1時の方向)に隆起部54cが設けられ、同じく右側に150°をなす方向(5時の方向)に隆起部54dが設けられている。これらの隆起部54a〜dは、中心線Lを対称軸として線対称となるとともに、中心点Cを中心として点対称となるように位置および形状が形成される。また、各隆起部54a〜dの高さも同じに形成されているが、異なってもよい。
そして、バーナリング5およびリングカバー6の寸法関係は、図2Bに示すように、被載置部が隆起部54に載置されてバーナリング5にリングカバー6が被さった状態で、垂下片63の下端から被載置部までの上下長さh1が、天板部11の上面から隆起部54の上面までの上下長さh2よりも短くなるように形成される。
第一実施形態では、垂下片63の下端から被載置部までの上下長さh1が1.4mm、天板部11の上面から隆起部54の上面までの上下長さh2が1.9mmで、垂下片63の下端は天板部11の上面から上方に0.5mm離間した位置に位置している。
これにより、リングカバー6が琺瑯がけした金属等の硬い材質で形成されていても、リングカバー6の垂下片63が天板部11から上方に離間して位置するため、垂下片63が天板部11に直接当接することがなくなり、天板部11に疵がつくのが抑制される。
また、隆起部54は、バーナリング5の上面の一部に設けられるものであり、バーナリング5の上面全体がリングカバー6の下面全体に当接しないようになっている。これにより、リングカバー6からバーナリング5への熱伝導を抑えてバーナリング5の温度上昇を抑えることができ、バーナリング5に汚れが付着した場合に汚れがこびりつき難くなる。
なお、隆起部54は平面視環状またはC字状に一個設けられてもよいが、複数個設けられてもよい。これにより、一個の隆起部54が設けられるものと比較して、バーナリング5とリングカバー6との接触面積が小さくて済む。また、隆起部54が4以上の複数個設けられ、複数の隆起部54が、中心線Lを対称軸として線対称となるとともに、中心点Cを中心として点対称となるように位置および形状が形成されることにより、見栄えもよくなる。
次に、図7および図8に示す第二実施形態について説明する。なお、第二実施形態は、大部分において第一実施形態と同じであるため、同じ部分については説明を省略するとともに図面において同符号を付し、主に異なる部分について説明する。
第二実施形態では、バーナリング5の外周部51の外端縁の形状、リングカバー6の外端部61の外端縁の形状、および、図示しない五徳枠31の内端縁の形状が、円形状をしている。そして、隆起部54が、計6個設けられている。
図7Aに示すように、バーナリング5には、平面視において、中心点Cからみて前後方向に伸びる中心線Lに対して後向きから左側に30°をなす方向(11時の方向)に隆起部54eが設けられ、同じく左側に90°をなす方向(9時の方向)に隆起部54fが設けられ、同じく左側に150°をなす方向(7時の方向)に隆起部54gが設けられる。また、中心点Cからみて中心線Lに対して後向きから右側に30°をなす方向(1時の方向)に隆起部54jが設けられ、同じく右側に90°をなす方向(3時の方向)に隆起部54iが設けられ、同じく右側に150°をなす方向(5時の方向)に隆起部54hが設けられている。これらの隆起部54e〜jは、中心線Lを対称軸として線対称となるとともに、中心点Cを中心として点対称となるように位置および形状が形成される。
また、隆起部54e、隆起部54g、隆起部54iにおける、天板部11の上面から隆起部54の上面までの上下長さh2が1.2mmで、隆起部54f、隆起部54h、隆起部54jにおける、天板部11の上面から隆起部54の上面までの上下長さh2が1.5mmである。すなわち、隆起部54f、隆起部54h、隆起部54jが所定の上下長さ(すなわち1.5mm)を有する高隆起部となり、隆起部54e、隆起部54g、隆起部54iが、高隆起部を除いた残りの隆起部54であって、上下長さが所定の上下長さよりも短い1.2mmである低隆起部となっている。
これにより、主に隆起部54として機能するのは、隆起部54f、隆起部54h、隆起部54jの三つであり、リングカバー6がバーナリング5に三点支持される状態となり、安定性が向上するものである。特に、第二実施形態では、高隆起部となる隆起部54f、隆起部54h、隆起部54jの位置関係が、高隆起部同士を結ぶ直線がバーナリング5の中心点Cを通らないように位置している。高隆起部同士を結ぶ直線の中に、バーナリング5の中心点Cを通る直線が存在すると、この直線上に位置する二つの高隆起部によりバーナリング5が実質支持され、この直線を中心にその両側にシーソーのように容易に動いてがたつきが生じる惧れがあるところ、高隆起部同士を結ぶ直線がバーナリング5の中心点Cを通らないように位置していると、そのようながたつきが生じ難い。
また、隆起部54が4以上の複数個(特に偶数個が好ましく、第二実施形態では6個)設けられ、複数の隆起部54が、中心線Lを対称軸として線対称となるとともに、中心点Cを中心として点対称となるように位置および形状が形成されることにより、見栄えもよくなる。また、バーナリング5を天板部11に取り付ける際にバーナリング5の前後の向きが任意でよいため、バーナリング5の取り付け作業がし易いものである。
1 ガスコンロ
11 天板部
12 バーナ挿通口
12a 内周縁
13 隙間
2 コンロバーナ
25 外周縁
3 五徳
4 ガス供給管
5 バーナリング
51 外周部
52 内周部
54 隆起部
55 側部
56 シール
57 シール
6 リングカバー
61 外端部
62 内周部
63 垂下片
C 中心
L 直線
h1 上下長さ
h2 上下長さ

Claims (3)

  1. コンロバーナと、前記コンロバーナが設けられるコンロ本体と、前記コンロ本体の天板部と、を備え、
    前記天板部には、前記コンロバーナが挿通するバーナ挿通口が形成され、
    前記コンロバーナの上端部が前記バーナ挿通口を挿通し、前記バーナ挿通口の内周縁と前記コンロバーナの前記上端部の外周縁との間に平面視環状をした隙間が形成され、
    前記天板部の前記バーナ挿通口の周縁部の上面に当接または近接して配置される外周部と、前記コンロバーナの外周面に当接または近接して配置される内周部とを有し、平面視において前記隙間を覆う環状をしたバーナリングが設けられ、
    平面視において前記バーナリングを覆う環状をしたリングカバーが設けられ、
    前記バーナリングには、上面の一部にその周りの部分よりも上方に隆起する隆起部が設けられ、
    前記リングカバーには、平面視において前記隆起部に対応する位置の下面に前記隆起部の上面に載置される被載置部が設けられるとともに、前記被載置部が前記隆起部に載置された状態で、前記バーナリングの側部を覆う垂下片が外端部から垂下され、
    前記垂下片の下端から前記被載置部までの上下長さが、前記天板部の上面から前記隆起部の上面までの上下長さよりも短いことを特徴とするガスコンロ。
  2. 前記隆起部が4以上の複数個設けられ、
    前記複数の隆起部は、前後方向に伸びる前記バーナリングの中心線を対称軸として線対称となるとともに、前記バーナリングの中心点を中心として点対称となるように位置および形状が形成されることを特徴とする請求項1記載のガスコンロ。
  3. 前記複数の隆起部は、所定の前記上下長さを有する3個以上の高隆起部と、前記高隆起部を除いた残りの前記隆起部であって前記上下長さが前記所定の前記上下長さよりも短い低隆起部と、備え、
    前記高隆起部同士を結ぶ直線が前記バーナリングの中心点を通らないように前記高隆起部が位置していることを特徴とする請求項2記載のガスコンロ。
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