JP2019158234A - ガスコンロ - Google Patents

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周作 林
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
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    • F24C3/00Stoves or ranges for gaseous fuels
    • F24C3/08Arrangement or mounting of burners
    • F24C3/085Arrangement or mounting of burners on ranges

Abstract

【課題】内炎式のコンロバーナの下方に汁受け皿を備えたガスコンロで、コンロ本体内への煮こぼれ汁の浸入を抑制する。【解決手段】環状に形成されて内周に複数の炎口を有する内炎式のコンロバーナ5の炎口から燃料ガスと一次空気との混合ガスを噴出して燃焼させる。また、コンロバーナ5の下方に汁受け皿15を設置しておき、コンロバーナ5の上方の調理容器から煮こぼれた際に、コンロバーナ5の中央の開口部5aに流れ落ちた煮こぼれ汁を溜める。この汁受け皿15はコンロバーナ5の内径よりも大径に設けると共に、外縁からコンロバーナ5に向けて環状の周壁15aを立設する。そして、コンロバーナ5の下面には、周壁15aよりも内周側の位置から下方に垂設された環状の垂下壁10eを備える。【選択図】図9

Description

本発明は、環状に形成されて内周に複数の炎口を有する内炎式のコンロバーナを搭載し、該コンロバーナの下方に汁受け皿が設置されたガスコンロに関する。
ガスコンロでは、環状に形成されたコンロバーナの内周に複数の炎口を有するものが知られている。燃料ガスと一次空気との混合ガスがコンロバーナに供給されると、炎口から混合ガスが噴出し、点火プラグによる点火でコンロバーナの内周に内向きの炎が形成され、コンロバーナの上方に置かれた鍋などの調理容器を加熱する。こうした内炎式のコンロバーナを搭載したガスコンロでは、調理容器から煮こぼれた際に、煮こぼれ汁がコンロバーナの中央の開口部に流れ落ちるため、コンロバーナの下方に煮こぼれ汁を溜める汁受け皿を設置しておくことが提案されている(特許文献1)。
特開2004−309052号公報
しかし、上述のように汁受け皿を備えた従来のガスコンロでは、混合ガスの燃焼に必要な二次空気を得るために汁受け皿が内炎式のコンロバーナと間隔をあけて設置されており、コンロバーナの中央の開口部から入り込んだ煮こぼれ汁が、コンロバーナと汁受け皿との間を通ってコンロ本体内に浸入することがあるという問題があった。
この発明は、従来の技術が有する上述した課題に対応してなされたものであり、内炎式のコンロバーナの下方に汁受け皿を備えたガスコンロで、コンロ本体内への煮こぼれ汁の浸入を抑制することが可能な技術の提供を目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明のガスコンロは次の構成を採用した。すなわち、
環状に形成されて内周に複数の炎口を有する内炎式のコンロバーナを搭載し、該コンロバーナに供給される燃料ガスと一次空気との混合ガスを前記炎口から噴出して燃焼させ、前記コンロバーナの上方の調理容器から煮こぼれた際に該コンロバーナの中央の開口部に流れ落ちた煮こぼれ汁を溜めるための汁受け皿が該コンロバーナの下方に設置されたガスコンロにおいて、
前記コンロバーナの内径よりも大径に設けられた前記汁受け皿の外縁から前記コンロバーナに向けて環状の周壁が立設されており、
前記コンロバーナの下面には、前記周壁よりも内周側の位置から下方に垂設された環状の垂下壁を備えている
ことを特徴とする。
このような本発明のガスコンロでは、混合ガスの燃焼に必要な二次空気を得るために周壁の上端とコンロバーナとの間隔があいている場合でも、周壁よりもコンロバーナの内周側に垂下壁を有することにより、コンロバーナの中央の開口部から汁受け皿の外側に向けて斜めに入り込む煮こぼれ汁の進行を垂下壁で妨げることができるので、垂下壁を有しない場合に比べて、煮こぼれ汁が周壁の上端とコンロバーナとの間を通ってコンロ本体内に浸入することを抑制することが可能となる。
上述した本発明のガスコンロでは、垂下壁の下端を周壁の上端よりも下方に位置させておいてもよい。
このようにすれば、周壁の上端とコンロバーナとの間隔があいていても、この間隔を、周壁よりも径方向の内側に位置する垂下壁で覆っておくことができる。そのため、煮こぼれ汁がコンロバーナの中央の開口部から汁受け皿の外側に向けて斜めに入り込んだとしても、垂下壁に阻まれて周壁の上端とコンロバーナとの間に達することはなく、コンロ本体内に煮こぼれ汁が浸入することを防ぐことができる。
また、上述した本発明のガスコンロにおける周壁には、混合ガスの燃焼に必要な二次空気を通過させる通気部を周方向に並べて複数形成しておくこととして、垂下壁を通気部の上端よりも下方まで延設しておいてもよい。
このようにすれば、周壁を高くして周壁の上端とコンロバーナとの間隔を狭めた場合や、周壁の上端をコンロバーナに当接させた場合でも、コンロバーナでの混合ガスの燃焼に伴って、二次空気が周壁の外側から通気部を通ってコンロバーナの内周に供給される。こうして通気部で二次空気を確保しつつ、周壁を高く設けることで、煮こぼれ汁がコンロバーナの中央の開口部から汁受け皿の外側に向けて斜めに入り込んだ際に、汁受け皿の全周のうちで煮こぼれ汁が外側に漏れ出てしまい得る箇所を通気部に限定できるので、周壁を低くした場合や、周壁を有しない場合に比べてコンロ本体内への煮こぼれ汁の浸入を抑制することが可能となる。
そして、垂下壁を通気部の上端よりも下方まで延設しておくことにより、コンロバーナの中央の開口部から周壁の通気部に向けて斜めに入り込む煮こぼれ汁のうち、少なくとも水平に対して入り込む角度が比較的に大きいものの進行を垂下壁で阻み、通気部への到達を妨げることができるので、煮こぼれ汁が通気部にかかって外側に漏れ出ることを抑制することが可能となる。
また、上述した本発明のガスコンロでは、垂下壁を通気部の下端よりも下方まで延設しておいてもよい。
このようにすれば、周壁よりも径方向の内側で垂下壁が通気部を覆っているので、コンロバーナの中央の開口部から通気部に向けて斜めに入り込む煮こぼれ汁は、垂下壁に阻まれて直接的に通気部にかかることがなく、また、汁受け皿の中央側に流れ落ちた煮こぼれ汁が外側(周壁側)に飛散して間接的に通気部にかかることも防ぐことができる。
また、上述した本発明のガスコンロでは、垂下壁を貫通する複数の貫通孔を設けておいてもよい。
このようにすれば、汁受け皿に溜まった煮こぼれ汁が垂下壁の下端に接した状態であっても、コンロバーナでの混合ガスの燃焼に必要な二次空気を、貫通孔を通じて取り入れ、コンロバーナの内周に供給することが可能となる。
また、こうした本発明のガスコンロにおける垂下壁には、下方に向かって縮径する傾斜をつけておいてもよい。
このように垂下壁を傾斜させることにより、垂下壁の内周面にかかった煮こぼれ汁を傾斜に沿って汁受け皿の中央側に導くことができるので、汁受け皿に流れ落ちた煮こぼれ汁が汁受け皿の外側に向けて飛散することを抑制することが可能となる。
本実施例のガスコンロ1の外観を示した斜視図である。 本実施例のコンロバーナ5を分解した状態を示した斜視図である。 本実施例のコンロバーナ5の構造を示した縦断面図である。 周壁15aや垂下壁10eを有しない従来のガスコンロ1におけるコンロバーナ5および汁受け皿15の例を拡大して示した縦断面図である。 本実施例のガスコンロ1におけるコンロバーナ5および汁受け皿15を拡大して示した縦断面図である。 第1変形例のガスコンロ1におけるバーナボディ10および汁受け皿15を拡大して示した縦断面図である。 第2変形例のガスコンロ1におけるバーナボディ10および汁受け皿15を拡大して示した縦断面図である。 第2変形例のガスコンロにおける垂下壁10eの貫通孔10fと周壁15aの通気孔15cとの位置関係を示した水平断面図である。 第3変形例のガスコンロ1におけるコンロバーナ5および汁受け皿15を拡大して示した縦断面図である。 第3変形例のガスコンロ1で垂下壁10eの下端が周壁15aの上端よりも下方に位置する例を拡大して示した縦断面図である。 第4変形例のガスコンロ1におけるバーナボディ10および汁受け皿15を拡大して示した縦断面図である。
図1は、本実施例のガスコンロ1の外観を示した斜視図である。本実施例のガスコンロ1は、上面側が開放された薄い箱形状のコンロ本体2と、コンロ本体2の上面を覆って設置された天板3とを備えている。また、例示したガスコンロ1は、燃料ガスを燃焼させるコンロバーナ5が左右に並べて2つ設けられており、詳しくは後述するが、天板3に設けられた挿通孔からコンロバーナ5の上部が突出している。
また、天板3上には、コンロバーナ5の上方に鍋などの調理容器を置くための五徳6がコンロバーナ5を囲んで設置されていると共に、2つのコンロバーナ5の各々に対応して、使用者が点火時や消火時、あるいは火力調節時などに操作する操作ツマミ7が設けられている。
図2は、本実施例のコンロバーナ5を分解した状態を示した斜視図である。尚、図2では、五徳6の図示を省略している。前述したように天板3には挿通孔3aが設けられており、コンロバーナ5は、この挿通孔3aから上部を突出させた状態で設置される。また、本実施例のコンロバーナ5は、バーナボディ10とバーナヘッド11とを着脱可能に備えている。バーナボディ10は、環状に形成されており、内縁部分から上方に向けて内周壁10aが立設されると共に、外縁部分から上方に向けて外周壁10bが立設されている。この内周壁10aと外周壁10bとの間に、後述のように燃料ガスと一次空気との混合ガスが供給される環状の混合室10cが形成され、バーナボディ10(混合室10c)の底面には、混合ガスが流入する流入口10dが開口している。
バーナヘッド11は、環状に形成されており、バーナボディ10に載置されて混合室10cの開放された上面側を覆うようになっている。バーナヘッド11には、内縁部分から下方に向けて炎口壁11aが環状に垂設されており、バーナヘッド11をバーナボディ10に載置すると、炎口壁11aの下面がバーナボディ10の内周壁10aの上面に当接する。そして、炎口壁11aの下面には、複数の溝11bがバーナヘッド11の中央に対して放射状に形成されている。
また、本実施例のガスコンロ1は、バーナボディ10を天板3の挿通孔3aの内側に設置した状態で、バーナボディ10と天板3との間を覆う環状のバーナリング14を備えている。このバーナリング14は、内径がバーナボディ10の外径よりも大きく、外径が天板3の挿通孔3aの孔径よりも大きくなっている。
さらに、バーナボディ10の下方には、五徳6上の調理容器から煮こぼれた際にコンロバーナ5の中央の開口部5aに流れ落ちた煮こぼれ汁を溜める円形の汁受け皿15を備えている。本実施例の汁受け皿15は、コンロバーナ5(バーナボディ10およびバーナヘッド11)の内径よりも大径に設けられて、外縁から上方に向けて環状の周壁15aが立設されると共に、周壁15aの上端から径方向の外側に広げてフランジ15bが設けられている。また、周壁15aには、縦に長い長孔形状の通気孔15cが周方向に並んで複数形成されている。
図3は、本実施例のコンロバーナ5の構造を示した縦断面図である。前述したように本実施例のバーナボディ10は、天板3の挿通孔3aの内側に設置され、コンロ本体2内に設置された混合管13と接合される。混合管13には、バーナボディ10の流入口10dに連結される連結部13aが設けられており、燃料ガスを供給するガス通路20に接続されたノズル21から混合管13の開口端13bに燃料ガスが噴射されると、一次空気を吸い込みながら混合管13に流入し、混合管13を通過する燃料ガスと一次空気とが混合されて、連結部13aおよび流入口10dを介して混合室10cに混合ガスが供給される。尚、本実施例のバーナボディ10は、混合管13の連結部13aと図示しない支柱とで支えられている。
バーナヘッド11をバーナボディ10に載置する際には、バーナヘッド11の外周をバーナボディ10の外周壁10bの内側に嵌め合わせた状態で、バーナヘッド11の炎口壁11aの下面をバーナボディ10の内周壁10aの上面に当接させる。こうしてバーナヘッド11をバーナボディ10に載置すると、混合室10cの上面側が覆われると共に、炎口壁11aの下面に形成された複数の溝11bと内周壁10aの上面とによって、混合室10cに連通してバーナヘッド11の内周に開口する複数の炎口12が形成される。混合室10cに供給された混合ガスは、複数の炎口12から噴出し、図示しない点火プラグで火花を飛ばすと混合ガスの燃焼が開始される。本実施例のコンロバーナ5は、こうして内周に内向きの火炎が形成される内炎式バーナであり、五徳6上の調理容器を加熱する。
また、調理容器から煮こぼれた際に、コンロバーナ5の外側に流れ落ちた煮こぼれ汁がバーナボディ10と天板3との間からコンロ本体2内に浸入しないように、バーナボディ10を囲む環状のバーナリング14を設置して、バーナボディ10と天板3との間を覆っている。本実施例のバーナリング14は、外縁側を天板3の上面に重ねた状態で、図示しない固定部材で天板3に固定されており、上面が径方向の内側から外側に向けて下方に傾斜している。そのため、バーナリング14にかかった煮こぼれ汁は、上面の傾斜に沿って天板3上へと流れる。尚、バーナリング14は天板3に対して着脱可能にしておいてもよい。
ただし、バーナリング14を設置しても、バーナボディ10を着脱可能とした本実施例のガスコンロ1では、バーナリング14の内周とバーナボディ10との間に寸法公差による隙間が生じる。そこで、本実施例のバーナヘッド11には、上部の外縁から径方向の外側に張り出した庇部11dが設けられている。この庇部11dは、径方向の内側から外側に向けて下方に傾斜していると共に、バーナリング14の上方に重なりを有しており、バーナリング14とバーナボディ10との隙間の上方を覆っている。これにより、コンロバーナ5の外周側に流れ落ちた煮こぼれ汁が直接的にバーナボディ10にかかることはなく、バーナヘッド11の庇部11dにかかった煮こぼれ汁は、バーナリング14上へと流れて、さらに天板3上へと流れる。
一方、バーナヘッド11の上面の内周側は、径方向の外側から内側に向けて下方に傾斜しており、調理容器から煮こぼれた際に、煮こぼれ汁がコンロバーナ5の中央の開口部5aに流れ落ちることがある。そこで、バーナボディ10の下方には、中央が窪んだ汁受け皿15が設けられており、開口部5aに流れ落ちた煮こぼれ汁を汁受け皿15に溜めるようになっている。本実施例の汁受け皿15は、周壁15aの上端に設けられたフランジ15bをバーナボディ10の下面に当接させた状態で、図示しない固定部材でバーナボディ10に固定されており、バーナボディ10と共に着脱可能になっている。汁受け皿15に溜まった煮こぼれ汁は、汁受け皿15の窪んだ中央側に集まり、コンロバーナ5の開口部5aから手を入れて拭き取ることが可能である。
そして、本実施例のガスコンロ1では、前述したように汁受け皿15を囲む周壁15aを有すると共に、この周壁15aに複数の通気孔15cが形成されている。さらに、バーナボディ10の下面には、内縁部分から下方に垂設された環状の垂下壁10eを備えている。このような構成を採用することにより、コンロバーナ5の中央の開口部5aから入り込んだ煮こぼれ汁が汁受け皿15の外側に漏れ出てコンロ本体2内へと浸入することを抑制することができる。以下では、この点について説明するが、比較として、周壁15aや垂下壁10eを有しない従来のガスコンロ1について先に説明しておく。
図4は、周壁15aや垂下壁10eを有しない従来のガスコンロ1におけるコンロバーナ5および汁受け皿15の例を拡大して示した縦断面図である。図示した例では、バーナボディ10の下方に、中央が窪んだ薄い皿状の汁受け皿15が設けられている。この汁受け皿15は、外径がコンロバーナ5の内径よりも大きく形成されると共に、バーナボディ10と間隔をあけて設置され、図示しない支持部材で支持されている。
コンロバーナ5で混合ガスを燃焼させると、上昇気流が生じるのに伴ってコンロバーナ5の下方には負圧が発生する。そのため、混合ガスの燃焼に必要な二次空気が、バーナボディ10と汁受け皿15との間を通って汁受け皿15の径方向の外側から内側に引き込まれ、コンロバーナ5の内周へと供給される。このようにバーナボディ10と汁受け皿15との間隔をあけておくことで、二次空気を確保することができる。その反面、コンロバーナ5の上方の調理容器から勢いよく煮こぼれた際に、調理容器の下面の形状などによって、煮こぼれ汁が図中の一点鎖線の矢印で示されるようにコンロバーナ5の中央の開口部5aから汁受け皿15の外側に向けて斜めに入り込むと、バーナボディ10と汁受け皿15との間を通って煮こぼれ汁が汁受け皿15の外側に漏れ出てコンロ本体2内に浸入してしまうことがある。また、コンロバーナ5の内周面にかかった煮こぼれ汁がコンロバーナ5の下面を伝っていき、汁受け皿15の外側に流れ落ちてコンロ本体2内に浸入してしまうことがある。
これに対して、図5は、本実施例のガスコンロ1におけるコンロバーナ5および汁受け皿15を拡大して示した縦断面図である。図示されるように本実施例のガスコンロ1では、バーナボディ10の内縁部分から下方に環状の垂下壁10eが垂設されている。これにより、コンロバーナ5の中央の開口部5aから汁受け皿15の外側に向けて斜めに入り込む煮こぼれ汁の進行を垂下壁10eで妨げることができるので、垂下壁10eを有しない場合に比べて、コンロ本体2内への煮こぼれ汁の浸入を抑制することが可能となる。しかも、コンロバーナ5の内周面にかかった煮こぼれ汁は、垂下壁10eを伝って汁受け皿15に流れ落ちるので、コンロバーナ5の下面を伝っていくこともない。
また、本実施例のガスコンロ1では、汁受け皿15の外縁から立設された周壁15aの上端がバーナボディ10の下面に接しているものの、周壁15aには複数の通気孔15cが周方向に並んで設けられている。このため、前述したようにコンロバーナ5での混合ガスの燃焼に伴ってコンロバーナ5の下方に負圧が発生すると、二次空気が通気孔15cを通って周壁15aの外側から内側に引き込まれ、コンロバーナ5の内周に供給される。尚、本実施例の通気孔15cは、本発明の「通気部」に相当している。こうして通気孔15cで二次空気を確保しつつ、周壁15aを有することによって、汁受け皿15の全周のうちで煮こぼれ汁が外側に漏れ出てしまい得る箇所を通気孔15cの部分に限定することができるので、周壁15aを有しない場合に比べてコンロ本体2内への煮こぼれ汁の浸入を抑制することが可能となる。
そして、本実施例の垂下壁10eは、通気孔15cの上端よりも下方まで延設されている。このため、コンロバーナ5の中央の開口部5aから周壁15aの通気孔15cに向けて斜めに入り込む煮こぼれ汁のうち、図中の一点鎖線の矢印で示されるように水平に対して煮こぼれ汁の入り込む角度が比較的に大きいものの進行を垂下壁10eによって阻み、通気孔15cへの到達を妨げることができるので、煮こぼれ汁が通気孔15cにかかって外側に漏れ出ることを抑制することが可能となる。
また、本実施例の周壁15aに設けられた複数の通気孔15cは、周方向に並べて配置されると共に、縦長の長孔形状に形成されている。こうすることで、通気孔15cを通って流れ込む二次空気の流量を確保しつつ、汁受け皿15の全周に占める通気孔15cの横幅を小さくして煮こぼれ汁が通気孔15cから外側に漏れ出ることを抑制することができる。さらに、通気孔15cを絞ることにより、通気孔15cを通って流れ込む二次空気の風速が増し、それに伴って風圧が高まることから、コンロバーナ5の中央の開口部5aから通気孔15cに向けて入り込んだ煮こぼれ汁を二次空気の風圧で汁受け皿15の中央側に押し戻して、通気孔15cに煮こぼれ汁がかかることを抑制する効果も得られる。
上述した本実施例のガスコンロ1には、次のような変形例も存在する。以下では、上述の実施例とは異なる点を中心に変形例について説明する。尚、変形例の説明では、上述の実施例と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
図6は、第1変形例のガスコンロ1におけるバーナボディ10および汁受け皿15を拡大して示した縦断面図である。図では、バーナボディ10に載置されるバーナヘッド11の図示を省略している。第1変形例のガスコンロ1においても、前述した実施例と同様に、汁受け皿15の周壁15aの上端がバーナボディ10の下面に接していると共に、バーナボディ10の下面における内縁部分に垂下壁10eを備えている。そして、第1変形例の垂下壁10eは、周壁15aに形成された通気孔15cの中央よりも下方まで延設されている。
このような第1変形例のガスコンロ1では、前述した実施例に比べて、垂下壁10eが下方に延設されていることにより、コンロバーナ5の中央の開口部5aから通気孔15cに向けて斜めに入り込む煮こぼれ汁のうち、水平に対して入り込む角度がより小さいものの進行を垂下壁10eによって阻むことが可能となるため、煮こぼれ汁が通気孔15cにかかって外側に漏れ出ることを更に抑制することができる。
図7は、第2変形例のガスコンロ1におけるバーナボディ10および汁受け皿15を拡大して示した縦断面図である。第2変形例のガスコンロ1では、バーナボディ10に設けられた垂下壁10eが、上述の第1変形例よりも更に下方に延設されており、垂下壁10eの下端が通気孔15cの下端よりも下方に位置している。
このような第2変形例のガスコンロ1では、周壁15aよりも径方向の内側で垂下壁10eが通気孔15cを覆っているので、コンロバーナ5の中央の開口部5aから通気孔15cに向けて斜めに入り込む煮こぼれ汁は、垂下壁10eに阻まれて直接的に通気孔15cにかかることがなく、また、汁受け皿15の中央側に流れ落ちた煮こぼれ汁が外側(周壁15a側)に飛散して間接的に通気孔15cにかかることも防ぐことができる。尚、周壁15aの通気孔15cから流れ込んだ二次空気は、垂下壁10eの下端と汁受け皿15との間を通ってコンロバーナ5の内周に到達することが可能である。
そして、第2変形例のガスコンロ1では、垂下壁10eを貫通して複数の貫通孔10fが設けられている。このようにすれば、汁受け皿15に溜まった煮こぼれ汁が垂下壁10eの下端に接した状態であっても、コンロバーナ5での混合ガスの燃焼に必要な二次空気を、貫通孔10fを通じて取り入れ、コンロバーナの内周に供給することが可能となる。また、貫通孔10fを垂下壁10eの外側から内側に向けて下方に傾斜させておくことによって、垂下壁10eの内周面にかかった煮こぼれ汁が貫通孔10fを通って外周側に流れ出ることを抑制することができる。
さらに、第2変形例のガスコンロ1では、図8に水平断面で示されるように、垂下壁10eの貫通孔10fが、コンロバーナ5の中心から径方向に見て周壁15aの通気孔15cと重ならないように配置されている。これにより、仮に煮こぼれ汁が貫通孔10fを通って垂下壁10eの外周側に流れ出たとしても、その煮こぼれ汁が通気孔15cにかかることを抑制することができる。
図9は、第3変形例のガスコンロ1におけるコンロバーナ5および汁受け皿15を拡大して示した縦断面図である。前述した実施例および変形例では、汁受け皿15の周壁15aの上端がバーナボディ10の下面に接しており、周壁15aに形成された通気孔15cを通って二次空気がコンロバーナ5の内周に供給されるようになっていた。これに対して、第3変形例の汁受け皿15では、周壁15aの上端がバーナボディ10の下面に接していない。すなわち、周壁15aの高さを低くすることで周壁15aの上端とバーナボディ10の下面との間隔が設けられているため、この間隔を通って二次空気がコンロバーナ5の内周に供給され、周壁15aには通気孔15cが設けられていない。尚、第3変形例の汁受け皿15は、コンロ本体2内の図示しない支持部材で支持されている。
このような第3変形例のガスコンロ1では、周壁15aの上端とコンロバーナ5の下面との間隔があいていても、バーナボディ10の内縁部分から下方に垂下壁10eが垂設されていることにより、コンロバーナ5の中央の開口部5aから汁受け皿15の外側に向けて斜めに入り込む煮こぼれ汁の進行を垂下壁10eで妨げることができるので、垂下壁10eを有しない場合に比べて、煮こぼれ汁が周壁15aの上端とコンロバーナ5の下面との間を通ってコンロ本体2内に浸入することを抑制することが可能となる。また、コンロバーナ5の内周面にかかった煮こぼれ汁は、垂下壁10eを伝って汁受け皿15に流れ落ちるので、コンロバーナ5の下面を伝って煮こぼれ汁が汁受け皿15の外側に流れ落ちることもない。
さらに、図9に示した例では、垂下壁10eの下端が周壁15aの上端よりも上方に位置していたが、図10に示されるように、垂下壁10eの下端が周壁15aの上端よりも下方に位置するようにしてもよい。このようにすれば、周壁15aの上端とコンロバーナ5の下面との間隔があいていても、この間隔を、周壁15aよりも径方向の内側にある垂下壁10eで覆っておくことができるので、煮こぼれ汁がコンロバーナ5の中央の開口部5aから汁受け皿15の外側に向けて入り込んだとしても、垂下壁10eに阻まれて周壁15aの上端とコンロバーナ5の下面との間に達することはなく、コンロ本体2内に煮こぼれ汁が浸入することを防ぐことができる。
図11は、第4変形例のガスコンロ1におけるバーナボディ10および汁受け皿15を拡大して示した縦断面図である。前述した実施例および変形例のガスコンロ1では、垂下壁10eが略垂直に形成されていたのに対して(図5参照)、図11に示されるように、第4変形例の垂下壁10eには、下方に向かって縮径する傾斜がつけられている。
このような第4変形例のガスコンロ1では、垂下壁10eを傾斜させておくことにより、垂下壁10eの内周面にかかった煮こぼれ汁を傾斜に沿って汁受け皿15の中央側に導くことができるので、汁受け皿15に流れ落ちた煮こぼれ汁が汁受け皿15の外側(周壁側)に向けて飛散することを抑制することが可能となる。
以上、本実施例および変形例のガスコンロ1について説明したが、本発明は上記の実施例および変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。
例えば、前述した実施例および変形例では、垂下壁10eがバーナボディ10の内縁部分から下方に垂設されていたが、垂下壁10eを設ける位置は、バーナボディ10の内縁部分に限られず、バーナボディ10の下面における周壁15aよりも内周側であればよい。ただし、垂下壁10eをバーナボディ10の内縁に寄せることで、垂下壁10eを下方に延ばさなくても、コンロバーナ5の中央の開口部5aから汁受け皿15の外側(通気孔15cや、周壁15aの上端とバーナボディ10の下面との間)に向けて斜めに入り込む煮こぼれ汁の進行を阻む効果を高めることができる。
また、前述した実施例では、通気孔15cが縦長の長孔形状に形成されていたが、通気孔15cの形状は長孔に限られず、円形であってもよい。ただし、実施例のように通気孔15cを長孔形状にしておけば、前述したように汁受け皿15の全周に占める通気孔15cの横幅を小さくして煮こぼれ汁が通気孔15cから外側に漏れ出ることを抑制することができる。
また、第3変形例(図9参照)のように周壁15aの上端とバーナボディ10の下面との間隔をあけておくと共に、二次空気が不足する場合には周壁15aに通気孔15cを設けることとしてもよい。この場合は、垂下壁10eを通気孔15cの上端よりも下方まで延設しておいてもよい。また、二次空気を通過させる通気部として、孔ではなく、周壁15aの上端から下方に切れ込みを入れたスリットであってもよい。
1…ガスコンロ、 2…コンロ本体、 3…天板、
3a…挿通孔、 5…コンロバーナ、 5a…開口部、
6…五徳、 7…操作ツマミ、 10…バーナボディ、
10a…内周壁、 10b…外周壁、 10c…混合室、
10d…流入口、 10e…垂下壁、 10f…貫通孔、
11…バーナヘッド、 11a…炎口壁、 11b…溝、
11d…庇部、 12…炎口、 13…混合管、
13a…連結部、 13b…開口端、 14…バーナリング、
15…汁受け皿、 15a…周壁、 15b…フランジ、
15c…通気孔、 20…ガス通路、 21…ノズル。

Claims (6)

  1. 環状に形成されて内周に複数の炎口を有する内炎式のコンロバーナを搭載し、該コンロバーナに供給される燃料ガスと一次空気との混合ガスを前記炎口から噴出して燃焼させ、前記コンロバーナの上方の調理容器から煮こぼれた際に該コンロバーナの中央の開口部に流れ落ちた煮こぼれ汁を溜めるための汁受け皿が該コンロバーナの下方に設置されたガスコンロにおいて、
    前記コンロバーナの内径よりも大径に設けられた前記汁受け皿の外縁から前記コンロバーナに向けて環状の周壁が立設されており、
    前記コンロバーナの下面には、前記周壁よりも内周側の位置から下方に垂設された環状の垂下壁を備えている
    ことを特徴とするガスコンロ。
  2. 請求項1に記載のガスコンロにおいて、
    前記垂下壁の下端が前記周壁の上端よりも下方に位置している
    ことを特徴とするガスコンロ。
  3. 請求項2に記載のガスコンロにおいて、
    前記周壁には、前記混合ガスの燃焼に必要な二次空気を通過させる通気部が周方向に並べて複数形成されており、
    前記垂下壁が前記通気部の上端よりも下方まで延設されている
    ことを特徴とするガスコンロ。
  4. 請求項3に記載のガスコンロにおいて、
    前記垂下壁が前記通気部の下端よりも下方まで延設されている
    ことを特徴とするガスコンロ。
  5. 請求項4に記載のガスコンロにおいて、
    前記垂下壁を貫通して複数の貫通孔が設けられている
    ことを特徴とするガスコンロ。
  6. 請求項1ないし請求項5の何れか一項に記載のガスコンロにおいて、
    前記垂下壁には下方に向かって縮径する傾斜がついている
    ことを特徴とするガスコンロ。
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