JP2019143902A - ガスコンロ - Google Patents
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【課題】ガスコンロでコンロバーナの外側に流れ落ちた煮こぼれ汁がコンロ本体内に浸入することを抑制する。【解決手段】コンロ本体の上面を覆う天板3に設けられた開口部から内炎式のコンロバーナ5の上部を突出させて、コンロバーナ5と天板3との間を覆うバーナリング15を設置する。また、コンロバーナ5には、上部の外縁から径方向の外側に張り出した庇部11dを、バーナリング15の上方に重なりを有すると共に、バーナリング15との間に上下の隙間を有するように設けておく。そして、バーナリング15には、上面に径方向の内側から外側に向かって下る傾斜面15aを設けると共に、その傾斜面15aのうち庇部11dと対向する部分の内周寄りの位置に上方に突出した環状の突条15bを設ける。【選択図】図4
Description
本発明は、コンロ本体の上面を覆う天板に設けられた開口部からコンロバーナの上部を突出させたガスコンロに関する。
ガスコンロでは、コンロ本体の上面を覆う天板に開口部を設けて、この開口部からコンロバーナの上部を突出させた構造が普及している。コンロバーナには燃料ガスと空気との混合ガスが供給され、混合ガスをコンロバーナで燃焼させることにより、コンロバーナの上方に置かれた鍋などの調理容器を加熱する。こうしたガスコンロでは、調理容器から煮こぼれた際に、煮こぼれ汁がコンロバーナと天板との間からコンロ本体内に浸入してしまうため、コンロバーナを囲む環状のバーナリングを設置して、コンロバーナと天板との間を覆うことが提案されている(例えば、特許文献1)。
しかし、上記のようにバーナリングを設置しても、バーナリングの内周とコンロバーナとの間には隙間があり、特に、コンロバーナまたはバーナリングを着脱可能にすると隙間が大きくなる傾向にあるため、この隙間から依然として煮こぼれ汁がコンロ本体内に浸入し得るという問題があった。
この発明は、従来の技術が有する上述した課題に対応してなされたものであり、コンロバーナの外側に流れ落ちた煮こぼれ汁がコンロ本体内に浸入することを抑制可能なガスコンロの提供を目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明のガスコンロは次の構成を採用した。すなわち、
環状に形成されて内周に複数の炎口を有する内炎式のコンロバーナを搭載して、コンロ本体の上面を覆う天板に設けられた開口部から前記コンロバーナの上部が突出しており、前記コンロバーナと前記天板との間を覆う環状のバーナリングが設置されたガスコンロにおいて、
前記コンロバーナには、上部の外縁から径方向の外側に張り出した庇部が、前記バーナリングの上方に重なりを有すると共に、該バーナリングとの間に上下の隙間を有して設けられており、
前記バーナリングは、上面に径方向の内側から外側に向かって下る傾斜面を有すると共に、該傾斜面のうち前記庇部と対向する部分の内周寄りの位置に上方に突出した環状の突条を備える
ことを特徴とする。
環状に形成されて内周に複数の炎口を有する内炎式のコンロバーナを搭載して、コンロ本体の上面を覆う天板に設けられた開口部から前記コンロバーナの上部が突出しており、前記コンロバーナと前記天板との間を覆う環状のバーナリングが設置されたガスコンロにおいて、
前記コンロバーナには、上部の外縁から径方向の外側に張り出した庇部が、前記バーナリングの上方に重なりを有すると共に、該バーナリングとの間に上下の隙間を有して設けられており、
前記バーナリングは、上面に径方向の内側から外側に向かって下る傾斜面を有すると共に、該傾斜面のうち前記庇部と対向する部分の内周寄りの位置に上方に突出した環状の突条を備える
ことを特徴とする。
このような本発明のガスコンロでは、突条を設けるためにバーナリングの傾斜面の傾きを、突条を設けない場合に比べて緩やかにしており、その結果、庇部の下面とバーナリングの傾斜面との間の空間(以下、重なり空間)の体積を大きく確保することができる。そして、バーナリングにかかった煮こぼれ汁が庇部とバーナリングとの隙間に勢いよく入り込んだとしても、重なり空間に貯留されることで勢いが弱められると共に、突条で塞き止められるので、バーナリングとコンロバーナとの隙間からコンロ本体内に煮こぼれ汁が浸入することを抑制することができる。
また、重なり空間に一旦貯留された煮こぼれ汁は、勢いが止まると、バーナリングの傾斜面に沿って排出されるので、重なり空間に煮こぼれ汁が残ったままになることはなく、煮こぼれ汁による庇部とバーナリングとの固着を防ぐことができる。
上述した本発明のガスコンロでは、庇部を径方向の内側から外側に向けて下方に傾斜させることとして、突条の上端を庇部の外縁の下端よりも上方に位置させてもよい。
このようにすれば、煮こぼれ汁が庇部とバーナリングとの隙間に入り込む入口よりも突条が高くなっていることから、入口から煮こぼれ汁が入り込んだとしても突条を乗り越え難く、コンロ本体内への煮こぼれ汁の浸入を抑制することができる。
また、上述した本発明のガスコンロでは、バーナリングの傾斜面の傾きを、庇部の下面の傾斜に比べてなだらかに形成しておいてもよい。
このようにすれば、径方向の外側から内側に向けて重なり空間の高さ(庇部の下面とバーナリングの傾斜面との間隔)が広がることから、煮こぼれ汁が庇部とバーナリングとの隙間に入り込む入口を広げることなく、重なり空間の体積を大きくして煮こぼれ汁の貯留量を多く確保することができる。また、庇部の下面とバーナリングの傾斜面との間隔が径方向の外側から内側に向かって広がることにより、毛細管現象で煮こぼれ汁がバーナリングの内周側(コンロバーナ側)へと入り込もうとする作用を弱めることができる。
また、こうした本発明のガスコンロにおける庇部は、外縁に沿って下方に垂設された環状の垂下壁を備えていてもよい。
このように庇部に垂下壁を設ければ、重なり空間の体積を確保しながら、煮こぼれ汁が庇部とバーナリングとの隙間に入り込む入口を狭くして煮こぼれ汁の流入量を少なくすることができるので、コンロ本体内への煮こぼれ汁の浸入を更に抑制することが可能となる。
図1は、本実施例のガスコンロ1の外観を示した斜視図である。本実施例のガスコンロ1は、上面側が開放された薄い箱形状のコンロ本体2と、コンロ本体2の上面を覆って設置された天板3とを備えている。また、例示したガスコンロ1は、燃料ガスを燃焼させるコンロバーナ5が左右に並べて2つ設けられており、詳しくは後述するが、天板3に設けられた開口部からコンロバーナ5の上部が突出している。
また、天板3上には、コンロバーナ5の上方に鍋などの調理容器を置くための五徳6がコンロバーナ5を囲んで設置されていると共に、2つのコンロバーナ5の各々に対応して、使用者が点火時や消火時、あるいは火力調節時などに操作する操作ツマミ7が設けられている。
図2は、本実施例のコンロバーナ5を分解した状態を示した斜視図である。尚、図2では、五徳6の図示を省略している。前述したように天板3には開口部3aが設けられており、この開口部3aから上部を突出させた状態で設置される本実施例のコンロバーナ5は、バーナボディ10およびバーナヘッド11を着脱可能に備えている。バーナボディ10は、環状に形成されており、内縁部分から上方に向けて内周壁10aが立設されていると共に、外縁部分から上方に向けて外周壁10bが立設されている。この内周壁10aと外周壁10bとの間に、後述のように燃料ガスと一次空気との混合ガスが供給される環状の混合室10cが形成され、バーナボディ10(混合室10c)の底面には、混合ガスが流入する流入口10dが開口している。
バーナヘッド11は、環状に形成されており、バーナボディ10に載置されて混合室10cの開放された上面側を覆うようになっている。バーナヘッド11には、内縁部分から下方に向けて環状の炎口壁11aが垂設されており、バーナヘッド11をバーナボディ10に載置すると、炎口壁11aの下面がバーナボディ10の内周壁10aの上面に当接する。そして、炎口壁11aの下面には、複数の溝11bがバーナヘッド11の中央に対して放射状に形成されている。
さらに、本実施例のガスコンロ1は、バーナボディ10を天板3の開口部3aの内側に設置した状態で、バーナボディ10と天板3との間を覆う環状のバーナリング15を備えている。このバーナリング15は、内径がバーナボディ10の外径よりも大きく、外径が天板3の開口部3aの口径よりも大きくなっている。
図3は、本実施例のコンロバーナ5の構造を示した縦断面図である。前述したように本実施例のバーナボディ10は、天板3の開口部3aの内側に設置され、コンロ本体2内に設置された混合管13と接合される。混合管13には、バーナボディ10の流入口10dに連結される連結部13aが設けられており、燃料ガスを供給するガス通路20に接続されたノズル21から混合管13の開口端13bに燃料ガスが噴射されると、一次空気を吸い込みながら混合管13に流入し、混合管13を通過する燃料ガスと一次空気とが混合されて、連結部13aおよび流入口10dを介して混合室10cに混合ガスが供給される。尚、本実施例のバーナボディ10は、混合管13の連結部13aと図示しない支柱とで支えられている。
バーナヘッド11をバーナボディ10に載置する際には、バーナヘッド11の外周をバーナボディ10の外周壁10bの内側に嵌め合わせた状態で、バーナヘッド11の炎口壁11aの下面をバーナボディ10の内周壁10aの上面に当接させる。こうしてバーナヘッド11をバーナボディ10に載置すると、混合室10cの上面側が覆われると共に、炎口壁11aの下面に形成された複数の溝11bと内周壁10aの上面とによって、混合室10cに連通してバーナヘッド11の内周に開口する複数の炎口12が形成される。混合室10cに供給された混合ガスは、複数の炎口12から噴出し、図示しない点火プラグで火花を飛ばすと混合ガスの燃焼が開始される。本実施例のコンロバーナ5は、こうして内周に内向きの火炎が形成される内炎式バーナであり、五徳6上の調理容器を加熱する。
コンロ本体2内には、バーナボディ10の下方に薄い皿状の汁受け皿14が設けられており、図示しない支持部材で支持されている。汁受け皿14の外径は、バーナヘッド11やバーナボディ10の内径よりも大きくなっており、五徳6上の調理容器から煮こぼれた際に、コンロバーナ5の内周側に流れ落ちた煮こぼれ汁が汁受け皿14に溜まるようになっている。汁受け皿14に溜まった煮こぼれ汁は、バーナヘッド11の内側に手を入れたり、バーナヘッド11およびバーナボディ10を取り外したりして拭き取ることが可能である。
また、コンロバーナ5の外側に流れ落ちた煮こぼれ汁がバーナボディ10と天板3との間からコンロ本体2内に浸入しないように、バーナボディ10を囲む環状のバーナリング15を設置して、バーナボディ10と天板3との間を覆っている。本実施例のバーナリング15は、外縁側を天板3の上面に重ねた状態で、図示しない固定部材で天板3に固定されており、上面が径方向の内側から外側に向けて下方に傾斜している。そのため、バーナリング15にかかった煮こぼれ汁は、上面の傾斜に沿って天板3上へと流れる。尚、バーナリング15を天板3に対して着脱可能にしておいてもよい。
ただし、バーナリング15を設置しても、バーナボディ10を着脱可能とした本実施例のガスコンロ1では、バーナリング15の内周とバーナボディ10との間に寸法公差による隙間が生じる。そこで、本実施例のバーナヘッド11には、上部の外縁から径方向の外側に張り出した庇部11dが設けられている。この庇部11dは、径方向の内側から外側に向けて下方に傾斜していると共に、バーナリング15の上方に重なりを有しており、バーナリング15とバーナボディ10との隙間の上方を覆っている。これにより、煮こぼれ汁が直接的にバーナボディ10にかかることはなく、バーナヘッド11の庇部11dにかかった煮こぼれ汁は、バーナリング15上へと流れて、さらに天板3上へと流れる。
このように庇部11dが設けられた本実施例のバーナヘッド11では、前述した炎口12を形成する上で、炎口壁11aの下面をバーナボディ10の内周壁10aの上面に確実に当接させる必要があるため、バーナヘッド11を設置した状態で庇部11dがバーナリング15に接する(載置される)ことがないように、庇部11dとバーナリング15との間に上下の隙間が設けられる。そして、こうした庇部11dとバーナリング15との隙間に入り込んだ煮こぼれ汁がコンロ本体2内に浸入することを抑制するために、本実施例のガスコンロ1では、以下のような構成を採用している。
図4は、本実施例のガスコンロ1で、バーナヘッド11の庇部11dおよびバーナリング15を拡大して示した縦断面図である。図示されるようにバーナヘッド11の庇部11dは、外径がバーナリング15の内径よりも大きくなっており、バーナリング15の内縁側の上方に重なる部分を有している。また、バーナリング15の上面は、径方向の内側から外側に向かって下る傾斜面15aになっており、本実施例の傾斜面15aの傾きは庇部11dの下面の傾斜に比べてなだらかになっている。前述したように庇部11dとバーナリング15とは、間に上下の隙間が設けられており、接しないようになっている。
そして、本実施例のバーナリング15には、内縁に沿って上方に突出した環状の突条15bが設けられている。この突条15bは、庇部11dとの間に隙間が設けられており、庇部11dの下面に接することはない。加えて、突条15bの上端は、庇部11dの外縁の下端よりも上方に位置している。
ここで、庇部11dとバーナリング15との隙間に入り込んだ煮こぼれ汁がコンロ本体2内に浸入することを抑制するために、本実施例のようにバーナリング15に突条15bを設けるのではなく、図5に示されるようにバーナリング15の上面(傾斜面15a)の傾きを急峻にしておくことが一般的に考えられる。ただし、バーナリング15にかかった煮こぼれ汁が庇部11dとバーナリング15との隙間に勢いよく入り込むと、急峻な傾斜面15aでも乗り越えて煮こぼれ汁がバーナリング15とバーナボディ10との隙間からコンロ本体2内に浸入してしまうことがある。また、庇部11dの下面とバーナリング15の傾斜面15aとの間隔が狭くなると、毛細管現象によって煮こぼれ汁がバーナリング15の内周側(バーナボディ10側)へと入り込もうとする。
これに対して、本実施例のガスコンロ1では、図4のようにバーナリング15に突条15bを設けるために傾斜面15aの傾きを、図5の突条15bを設けない例に比べて緩やかにしており、これにより、庇部11dの下面とバーナリング15の傾斜面15aとの間の空間(以下、重なり空間S)の体積を大きく確保することができる。そして、庇部11dとバーナリング15との隙間に勢いよく入り込んだ煮こぼれ汁は、この重なり空間Sに貯留されることで勢いが弱められると共に、突条15bで塞き止められるので、バーナリング15とバーナボディ10との隙間からコンロ本体2内に煮こぼれ汁が浸入することを抑制することができる。しかも、庇部11dの下面とバーナリング15の傾斜面15aとの間隔を広く確保できるので、毛細管現象による煮こぼれ汁の入り込みを抑制することが可能となる。
また、重なり空間Sに一旦貯留された煮こぼれ汁は、勢いが止まると、バーナリング15の傾斜面15aに沿って天板3上へと排出されるので、重なり空間Sに煮こぼれ汁が残ったままになることはなく、煮こぼれ汁による庇部11dとバーナリング15との固着を防ぐことができる。
また、突条15bの上端は、庇部11dの外縁の下端よりも上方に位置しており、煮こぼれ汁が庇部11dとバーナリング15との隙間に入り込む入口よりも突条15bが高くなっていることから、入口から煮こぼれ汁が入り込んだとしても突条15bを乗り越え難く、コンロ本体2内への煮こぼれ汁の浸入を抑制することができる。
さらに、本実施例のガスコンロ1では、バーナリング15の傾斜面15aの傾きが庇部11dの下面の傾斜に比べてなだらかになっており、重なり空間Sは径方向の外側から内側に向けて高さ(庇部11dの下面とバーナリング15の傾斜面15aとの間隔)が広がっている。これにより、煮こぼれ汁が庇部11dとバーナリング15との隙間に入り込む入口を広げることなく、重なり空間Sの体積を大きくして煮こぼれ汁の貯留量を多く確保することができる。また、庇部11dの下面とバーナリング15の傾斜面15aとの間隔が径方向の外側から内側に向かって広がることにより、毛細管現象で煮こぼれ汁がバーナリング15の内周側に入り込もうとする作用を弱めることができる。
上述した本実施例のガスコンロ1には、次のような変形例も存在する。以下では、上述の実施例とは異なる点を中心に変形例について説明する。尚、変形例の説明では、上述の実施例と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
図6は、変形例のガスコンロ1で、バーナヘッド11の庇部11dおよびバーナリング15を拡大して示した縦断面図である。前述した実施例と同様に、変形例のバーナリング15にも突条15bが設けられている。そして、変形例のバーナヘッド11の庇部11dは、外縁に沿って下方に垂設された環状の垂下壁11eを備えている。この垂下壁11eは、バーナリング15との間に隙間が設けられており、バーナリング15の上面(傾斜面15a)に接することはない。
このような変形例のガスコンロ1では、庇部11dに垂下壁11eを設けることにより、重なり空間Sの体積を確保しながら、煮こぼれ汁が庇部11dとバーナリング15との隙間に入り込む入口を狭くして煮こぼれ汁の流入量を少なくすることができるので、コンロ本体2内への煮こぼれ汁の浸入を更に抑制することが可能となる。
以上、本実施例および変形例のガスコンロ1について説明したが、本発明は上記の実施例および変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。
例えば、前述した実施例では、バーナリング15の傾斜面15aの傾きが、庇部11dの下面の傾斜に比べてなだらかになっていたが、これに限られず、庇部11dの下面の傾斜と平行であってもよいし、庇部11dの下面の傾斜よりも僅かに急になっていてもよい。これらの場合でも、前述した変形例のように庇部11dに垂下壁11eを設けることにより、煮こぼれ汁が庇部11dとバーナリング15との隙間に入り込む入口を狭くして煮こぼれ汁の流入量を少なくすることができる。また、庇部11dの下面の傾斜は、庇部11dの上面の傾斜と必ずしも平行でなければならないわけではなく、上面の傾斜と異なっていてもよい。
また、前述した実施例では、バーナリング15の突条15bの上端が、庇部11dの外縁の下端よりも上方に位置していたが、これに限られず、庇部11dの外縁の下端と同じ高さに位置していてもよいし、庇部11dの外縁の下端よりも僅かに下方に位置していてもよい。
また、前述した実施例では、図4に示されるように突条15bがバーナリング15の内縁から立設され、突条15bの内周面とバーナリング15の内周面とが面一になっていた。しかし、突条15bを設ける位置は、これに限られず、傾斜面15aのうち庇部11dと対向する部分の内周寄りの位置であればよく、例えば、突条15bの径をバーナリング15の内縁よりも僅かに大きくすることとして、突条15bの内周面とバーナリング15の内周面との間に段差があってもよい。
さらに、前述した実施例では、バーナリング15の上面における傾斜面15aがバーナリング15の外縁まで連続して設けられていた。しかし、バーナリング15の傾斜面15aは、少なくとも庇部11dと対向する部分があればよく、バーナリング15の上面における庇部11dよりも外側の部分(庇部11dと対向しない部分)では略水平に形成しておいてもよい。
1…ガスコンロ、 2…コンロ本体、 3…天板、
3a…開口部、 5…コンロバーナ、 6…五徳、
7…操作ツマミ、 10…バーナボディ、 10a…内周壁、
10b…外周壁、 10c…混合室、 10d…流入口、
11…バーナヘッド、 11a…炎口壁、 11b…溝、
11d…庇部、 11e…垂下壁、 12…炎口、
13…混合管、 13a…連結部、 13b…開口端、
14…汁受け皿、 15…バーナリング、 15a…傾斜面、
15b…突条、 20…ガス通路、 21…ノズル、
S…重なり空間。
3a…開口部、 5…コンロバーナ、 6…五徳、
7…操作ツマミ、 10…バーナボディ、 10a…内周壁、
10b…外周壁、 10c…混合室、 10d…流入口、
11…バーナヘッド、 11a…炎口壁、 11b…溝、
11d…庇部、 11e…垂下壁、 12…炎口、
13…混合管、 13a…連結部、 13b…開口端、
14…汁受け皿、 15…バーナリング、 15a…傾斜面、
15b…突条、 20…ガス通路、 21…ノズル、
S…重なり空間。
Claims (4)
- 環状に形成されて内周に複数の炎口を有する内炎式のコンロバーナを搭載して、コンロ本体の上面を覆う天板に設けられた開口部から前記コンロバーナの上部が突出しており、前記コンロバーナと前記天板との間を覆う環状のバーナリングが設置されたガスコンロにおいて、
前記コンロバーナには、上部の外縁から径方向の外側に張り出した庇部が、前記バーナリングの上方に重なりを有すると共に、該バーナリングとの間に上下の隙間を有して設けられており、
前記バーナリングは、上面に径方向の内側から外側に向かって下る傾斜面を有すると共に、該傾斜面のうち前記庇部と対向する部分の内周寄りの位置に上方に突出した環状の突条を備える
ことを特徴とするガスコンロ。 - 請求項1に記載のガスコンロにおいて、
前記庇部は、径方向の内側から外側に向けて下方に傾斜しており、
前記突条の上端は、前記庇部の外縁の下端よりも上方に位置している
ことを特徴とするガスコンロ。 - 請求項2に記載のガスコンロにおいて、
前記バーナリングの前記傾斜面の傾きは、前記庇部の下面の傾斜に比べてなだらかに形成されている
ことを特徴とするガスコンロ。 - 請求項1ないし請求項3の何れか一項に記載のガスコンロにおいて、
前記庇部は、外縁に沿って下方に垂設された環状の垂下壁を備える
ことを特徴とするガスコンロ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018029302A JP2019143902A (ja) | 2018-02-22 | 2018-02-22 | ガスコンロ |
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JP2018029302A JP2019143902A (ja) | 2018-02-22 | 2018-02-22 | ガスコンロ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018029302A Pending JP2019143902A (ja) | 2018-02-22 | 2018-02-22 | ガスコンロ |
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2018
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