JP7345829B2 - コンロ - Google Patents

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Description

本開示は、コンロに関するものである。
特許文献1が開示するコンロは、筐体部と、筐体部の前部に設けられた操作部とを備えている。操作部は、下端部が左右方向に延びる回動軸によって回動可能に支持されており、前方位置と前方位置よりも後方側に退避した退避位置とに変位可能に構成されている。このコンロは、操作部の操作部右面に設けられた平板状のギヤとロータリーダンパーのギヤとが噛合い、操作部を開こうとする力に対しての移動速度をロータリーダンパーのギヤが一定速度に抑制する構成となっている。
特開2012-7847号公報
特許文献1で開示されるコンロでは、上方から伝ってきた煮汁等の液体が操作部右面に設けられた平板状のギヤ付近やロータリーダンパーのギヤ付近に入り込む懸念がある。このようにギア付近に液体が入り込むと、ギア付近に液体が付着することに起因する不具合(例えば、操作部の円滑な移動の阻害など)が生じる虞がある。
そこで、上述した課題の少なくとも一つを解決するために、操作部の回動に伴って動作するギヤ付近に煮汁等の液体が入り込むことを抑制し得るコンロを実現する。
本開示の一態様のコンロは、
ガスバーナを収容する筐体部と、
前記筐体部の前部に固定されるフロント部と、
を備えるコンロであって、
前記フロント部に組み付けられるとともに左右方向に沿った回動軸を中心として回動する構成をなし、少なくとも操作領域が前記フロント部の前側に配置される前方位置と前記操作領域が前記前方位置のときよりも後方側に退避した退避位置とに変位する操作部と、
回転自在に配置される第1ギヤを有し、前記第1ギヤを介して前記操作部の回動を制動するダンパ部と、
を有し、
前記操作部は、円弧状をなす第2ギヤを備え、
前記第2ギヤは、前記操作部における前記左右方向の一端側において前記回動軸を中心とする周方向に配置されるとともに前記第1ギヤと噛み合い、前記操作部の回動に伴って前記回動軸を中心として回動する構成をなし、
前記フロント部は、前記第2ギヤを収納する収納部と、当該フロント部内に入り込んだ液体を受ける受け部と、を備え、
前記収納部は、前記左右方向に間隔をあけて配置される一対の壁部を有し、前記操作部が前記退避位置にあるときに前記第2ギヤの少なくとも一部を一対の前記壁部間に収納する構成をなし、
前記受け部は、一対の前記壁部の少なくともいずれかに連結され、前記操作部が前記退避位置にあるときに少なくとも一部が前記収納部に収納された前記第2ギヤの所定部位よりも上方側に位置する。
本開示のコンロは、操作部の回動に伴って動作するギヤ付近に煮汁等の液体が入り込むことを抑制することができる。
図1は、第1実施形態のガスコンロを概略的に例示する斜視図である。 図2は、第1フロント部、第1操作部及び化粧パネルを概略的に例示する分解斜視図である。 図3は、第2フロント部、第2操作部及び化粧パネルを概略的に例示する分解斜視図である。 図4は、第1フロント部、第1操作部、ダンパ部、連結部を例示する分解斜視図である。 図5は、第1フロント部を左上方から視た斜視図である。 図6は、第1フロント部を図5のA-A線で切断して上方から視た断面図である。 図7は、図6のB-B線に対応する位置で切断した第1フロント部及び操作部の断面図である。 図8は、図6のC-C線に対応する位置で切断した第1フロント部及び操作部の断面図である。
以下、本開示の実施形態を列記して例示する。
本開示のコンロは、第2ギヤの少なくとも一部を一対の壁部間に収納し得る構成であることが望ましい。そして、受け部は、一対の壁部の少なくともいずれかに連結されることが望ましく、操作部が退避位置にあるときに少なくとも一部が収納部に収納された第2ギヤの所定部位よりも上方側に位置することが望ましい。この構成を備えたガスコンロは、フロント部内に入り込んだ液体が第2ギヤの上方側に流れ込んだ場合に、その液体が受け部によって受けられやすくなり、このような受け部が全く存在しない構成と比較すると、液体が第2ギヤ付近に到達しにくくなる。よって、このガスコンロは、フロント部内に入り込んだ液体が第2ギヤや第1ギヤなどに付着することを抑制又は防止することができ、液体の付着に起因して操作部の円滑な回動が妨げられることを抑えることができる。
本開示に係るコンロにおいて、受け部は、後方側となるにつれて上面が下位置となるように後ろ下がりとなる後下がり部を有していてもよい。受け部の後端部は、操作部が退避位置にあるときの第2ギヤの後端よりも後方側に位置してもよい。この構成によれば、受け部で受けた液体を後下がり部において後方に流下させ、第2ギヤの後方に位置する受け部の後端部まで流すことができる。このため、第2ギヤに液体が付着しにくくなり、操作部の円滑な回動動作が担保される。
本開示に係るコンロにおいて、受け部は、後方側に向けて延びる後方延伸部と、後方延伸部の後端部から下方に延びる垂下部と、を具備していてもよい。この構成によれば、後方延伸部の上面によって液体を受けつつ液体を後方側に流し、垂下部の後面によって後方延伸部の後端部に達した液体を下方に導くことができる。
本開示に係るコンロにおいて、垂下部は、後方延伸部の後端部から下方に延びる第1垂下部と、第1垂下部の少なくとも一部領域の下端部から下方に延びる第2垂下部と、を有していてもよい。第1垂下部の後面は、上下方向に沿って配置され、第2垂下部の後面は、下方となるにつれて後方位置となるように傾斜した傾斜面とされていてもよい。この構成によれば、第2垂下部の後面が下方となるにつれて後方位置となるように傾斜した傾斜面とされるから、垂下部の下端に達した液体が垂下部の前面側に回り込むことを抑制できる。
本開示に係るコンロにおいて、フロント部は、操作部が退避位置にあるときに操作部側に設けられた被連結部に連結される連結部を有していてもよい。受け部は、操作部が退避位置にあるときに連結部及び被連結部を覆うように配置されてもよい。この構成によれば、フロント部内に入り込んだ液体が連結部及び被連結部に付着することを抑制でき、連結部と被連結部との連結及び連結の解除を確実に行うことができる。
<第1実施形態>
以下、第1実施形態について、図面を参照して説明する。
1.ガスコンロの概要
図1で示されるガスコンロ1は、コンロの一例に相当し、キャビネット(図1では図示省略)に組み込まれるビルトインコンロとして構成されている。
ガスコンロ1は、多数の部品が一体的に構成されたコンロ本体部1Aを備える。コンロ本体部1Aは、ガスバーナ4,5,6、筐体部2、天板3、第1フロント部20(図2)、第2フロント部120(図3)、第1操作部60(図2)、第2操作部160(図3)、化粧パネル90,92,190,192などを備える。
以下の説明では、図1で示されるガスコンロ1において、板状に構成された天板3の板面方向(天板3の上面をなす所定の平坦面と平行な平面方向)のうち第1方向(図1の例では天板3を平面視したときの短手方向)が前後方向である。そして、上記第1方向と直交する第2方向(図1の例では、天板3を平面視したときの長手方向)が左右方向である。更に、前後方向及び左右方向と直交する方向が上下方向である。なお、図1の例では、上下方向は、天板3の板厚方向である。
筐体部2は、例えば公知の金属材料を主体として構成され、ガスコンロ1の外郭部を構成しており、ガスバーナ4,5,6やその他の部品を収容する。筐体部2は、左右方向両側に一対の側壁部を備えるとともに、これら側壁部の後端部に連結される形で後壁部(図1では図示省略)が設けられる。筐体部2の前面部(図1では図示省略)は、フレーム状又は壁状に構成されており、例えば、上述の一対の側壁部に架け渡される形で配置されるフレーム部などを有する。更に、これら前面部、一対の側壁部、後壁部の下部には底壁部(図1では図示省略)が連結されている。筐体部2は、これら前面部、一対の側壁部、後壁部、底壁部によって自身の内部空間が囲まれる構成をなし、上部が開口した箱状形態をなしている。
天板3は、筐体部2の上端部に固定されており、筐体部2の上端の開口を部分的に閉塞する構成で筐体部2上に配置される。天板3は、平面視矩形状の板状形態をなしており、ガスバーナ4,5,6を露出させるための開口部(貫通孔)が複数個形成された構成をなす。
ガスバーナ4,5,6は、天板3に形成された各開口部にそれぞれ対応するように設けられている。具体的には、天板3における右端寄りかつ前端寄りの位置に形成された開口部に挿入される形態でガスバーナ(右バーナ)4が設けられている。また、天板3における左端寄りかつ前端寄りの位置に形成された開口部に挿入される形態でガスバーナ(左バーナ)5が設けられている。更に、また、天板3における中央奥側に形成された開口部に挿入される形態でガスバーナ(奥バーナ)6が設けられている。更に、筐体部2の中央付近には、グリル部8が設けられている。グリル部8は、箱状に構成されたグリル庫(図1では図示省略)、グリル庫を開閉するグリル扉8B、ガスバーナとして構成されるとともにグリル庫内に配置されるグリルバーナ(図1では図示省略)、などを備える。
図1のように、筐体部2の前面の右端寄りには2つの点火ボタン11,14(点火操作部)が設けられ、筐体部2の前面の左端寄りにはもう2つの点火ボタン12,13が設けられている。点火ボタン11は、ガスバーナ4の点火操作及び消火操作を行うための操作ボタンである。点火ボタン12は、ガスバーナ5の点火操作及び消火操作を行うための操作ボタンである。点火ボタン13は、ガスバーナ6の点火操作及び消火操作を行うための操作ボタンである。点火ボタン14は、グリル部8のガスバーナの点火操作及び消火操作を行うための操作ボタンである。各点火ボタン11,12,13,14は、前方側から視認可能な構成かつ前方側からの操作が可能な構成で配置されている。各点火ボタン11,12,13,14のいずれも、前方側に突出した突出位置と突出位置よりも後方側に退避した後退位置とに変位可能に構成されており、更に、各点火ボタン11,12,13,14のいずれも、回転可能に構成されている。
図2、図3で示される第1フロント部20及び第2フロント部120は、例えば、樹脂材料を主体として構成された樹脂フレームを有するとともに樹脂フレームに金属部品などが組み付けられる構成をなしており、グリル部8の左右両側にそれぞれ配置されている。本構成では、筐体部2の前面部は、少なくとも一部が開放した構成をなしており、第1フロント部20及び第2フロント部120はいずれも、筐体部2の前面部に構成された開放領域を介して筐体部2内に一部が挿入される構成で筐体部2の前部に組み付けられている。筐体部2の前部とは、筐体部2における前側の部分(少なくとも筐体部2の前後方向の中心よりも前側に位置する部分)であり、上述した前面部は筐体部2の前部の一例に相当する。
図2、図3で示される第1操作部60及び第2操作部160は、ユーザによって操作される部品である。第1操作部60は、上述の第1フロント部20に組み付けられるとともに第1回動軸部35,36を中心として回動する構成をなし、少なくとも操作領域が第1フロント部20の前側に配置される前方位置と操作領域が前方位置のときよりも後方側に退避した退避位置とに変位する構成をなす。第2操作部160は、上述の第2フロント部120に組み付けられるとともに第2回動軸部135,136を中心として回動する構成をなし、少なくとも操作領域が第2フロント部120の前側に配置される前方位置と操作領域が前方位置のときよりも後方側に退避した退避位置とに変位する構成をなす。
化粧パネル90は、第1フロント部20における上側領域を前側から覆うように配置される板状のパネル部材であり、第1フロント部20に対して着脱可能とされている。化粧パネル90は、板厚方向が前後方向に沿った方向となるように第1フロント部20に取り付けられる。化粧パネル90は、樹脂材料によって板状且つ枠状に構成される樹脂体90Aと、金属材料などによって板状に構成される化粧板90Bとを備えており、樹脂体90Aと化粧板90Bとが前後に重ねられた構成をなす。化粧板90Bは、光沢を有し、ガスコンロ1の前面部の一部を構成する。樹脂体90Aは、化粧板90Bと重なる板部91Aと、板部91Aから後方側に延出するとともに枠状形態をなす後方延出部91Bとを備える。化粧パネル90は、枠状に構成された後方延出部91Bが第1フロント部20の前面部に形成された膨出部20Aと嵌まり合う構成をなす。
化粧パネル92は、第1操作部60を覆うように配置される板状のパネル部材であり、第1操作部60に対して前側から固定されている。化粧パネル92は、第1操作部60が退避位置にあるときに自身の板厚方向が前後方向に沿った方向となるように且つ第1操作部60を前側から覆うように第1操作部60に取り付けられる。化粧パネル92は、樹脂材料によって板状に構成される樹脂板92Aと、金属材料などによって板状に構成される化粧板92Bとを備えており、全体として板状に構成されている。化粧板92Bは、光沢を有し、ガスコンロ1の前面部の一部を構成する。樹脂板92Aは、操作部60の前面部に固定される構成をなす。
化粧パネル190は、第2フロント部120における上側領域を前側から覆うように配置される板状のパネル部材であり、第2フロント部120に対して着脱可能とされている。化粧パネル190は、板厚方向が前後方向に沿った方向となるように第2フロント部120に取り付けられる。化粧パネル190は、樹脂材料によって板状且つ枠状に構成される樹脂体190Aと、金属材料などによって板状に構成される化粧板190Bとを備えており、樹脂体190Aと化粧板190Bとが前後に重ねられた構成をなす。化粧板190Bは、光沢を有し、ガスコンロ1の前面部の一部を構成する。樹脂体190Aは、化粧板190Bと重なる板部191Aと、板部191Aから後方側に延出するとともに枠状形態をなす後方延出部191Bとを備える。化粧パネル190は、枠状に構成された後方延出部191Bが第2フロント部120の前面部に形成された膨出部120Aと嵌まり合う構成をなす。
化粧パネル192は、第2操作部160を覆うように配置される板状のパネル部材であり、第2操作部160に対して前側から固定されている。化粧パネル192は、第2操作部160が退避位置にあるときに自身の板厚方向が前後方向に沿った方向となるように且つ第2操作部160を前側から覆うように第2操作部160に取り付けられる。化粧パネル192は、樹脂材料によって板状に構成される樹脂板192Aと、金属材料などによって板状に構成される化粧板192Bとを備えており、全体として板状に構成されている。化粧板192Bは、光沢を有し、ガスコンロ1の前面部の一部を構成する。樹脂板192Aは、操作部160の前面部に固定される構成をなす。
2.特徴部分の詳細
以下の説明では、第1操作部60が、操作部の一例に相当する。また、第1フロント部20が、フロント部の一例に相当する。更に、第1操作部60の回動の中心となる仮想的な中心線が回動軸Xである。回動軸Xは、左右方向に沿った中心線であり、より具体的には、左右方向と平行な回動中心線である。
ガスコンロ1は、図4に示すように、ダンパ部80を備えている。以下、第1フロント部20、第1操作部60、ダンパ部80に係る構成について説明する。第2フロント部120、第2操作部160、第2フロント部120に取り付けられたダンパ部180は、第1フロント部20、第1操作部60、第1フロント部20に取り付けられたダンパ部80と概ね左右対称の構成とされており、その説明を省略する。
第1フロント部20は、図4に示すように、第1操作部60を収容する操作部収容部22、及び点火ボタン11,14を収容する点火ボタン収容部26,27を備える。操作部収容部22は、前面に開口した箱状形態をなしており、前面の開口部分から第1操作部60が収容される。操作部収容部22は、開口の上側に設けられた第1上壁部31、開口の下側に設けられた下壁部32、開口の左側に設けられた第1左壁部33、開口の右側に設けられた第1右壁部34を有している。下壁部32の前端部には、第1操作部60を回動可能に支持する第1回動軸部35,36が設けられている。第1右壁部34は、上側部分34Aより下側部分34Bが内側(左側)に控えた段差形状をなす(図5参照)。下側部分34Bは、ダンパ部80が挿入される挿入孔37を有する。点火ボタン収容部26,27は、操作部収容部22の上側に設けられている。
第1フロント部20は、操作部収容部22内に箱状形態をなす第2上壁部41、第2左壁部43、及び第2右壁部44を有している。第2上壁部41は、第1上壁部31の下方に間隔をあけて配置される。第2左壁部43は、第1左壁部33の右方に間隔をあけて配置される。第2右壁部44は、第1右壁部34の左方に間隔をあけて配置される。第2左壁部43及び第2右壁部44は、互いに対向して、下壁部32から立ち上がる構成をなす。
第1操作部60は、前壁部61と、前壁部61から後方に延びる左右一対の側壁部63,64と、を有している。前壁部61は、退避位置において、操作部収容部22の開口を塞ぐようにして配置される。前壁部61の下端部には、第1回動軸部35,36に支持される被支持部65,66が設けられている。左側の側壁部63は、第1操作部60の退避位置において、第1左壁部33と第2左壁部43の間に配置される(図7参照)。右側の側壁部64は、第1操作部60の退避位置において、第1右壁部34と第2右壁部44の間に配置される。また、第1操作部60は、右側の側壁部64の後端部付近に、プッシュプッシュ機構によって第1フロント部20に着脱可能に連結される連結部38が設けられている。
第1操作部60は、一対の側壁部63,64の間に、一対の側壁部63,64に跨る形で操作パネル部69が装着される。操作パネル部69は、第1操作部60が退避位置にあるときに第1上壁部31と第2上壁部41の間に配置される(図7参照)。操作領域69Aは、操作パネル部69の上面の少なくとも一部とされ、図示しない各種操作ボタン及び表示部が配置されている。
第1操作部60は、円弧状をなす第2ギヤ70を備えている。第2ギヤ70は、第1操作部60における右端側(左右方向の一端側)において第1回動軸部35,36を中心とする周方向に配置される。第2ギヤ70は、ダンパ部80の後述する第1ギヤ81と噛み合い、ダンパ部80から減衰力が伝達されるギヤである。この第2ギヤ70は、一対の側壁部63,64のうち右側の側壁部64の外側に一体的に設けられている。第2ギヤ70は、右側の側壁部64の外面から突出して、第1回動軸部35,36を中心とする中心角が約90°の円弧状に延びる突条をなす。
ダンパ部80は、図4に示すように、回転自在に配置される第1ギヤ81を有し、第1ギヤ81を介して第1操作部60の回動を制動する。ダンパ部80は、例えば、両方向性の油圧式のロータリーダンパーとされ、第1操作部60の前後方向への回動を減衰させる力を付与する。ダンパ部80は、第1右壁部34の外面に取り付けられ、第1ギヤ81が挿入孔37を介して第1右壁部34の内側に突出する。この第1ギヤ81は、左右方向沿った回動軸Xを中心として、第2ギヤ70の動きに追従して回動する。
上述した第1フロント部20は、図6及び図7に示すように、第2ギヤ70を収納する収納部30と、第1フロント部20内に入り込んだ液体を受ける受け部50と、を備える。また、第1フロント部20は、第1操作部60が退避位置にあるときに第1操作部60側に設けられた被連結部68に連結される連結部38を有する。
収納部30は、左右方向に間隔をあけて配置される一対の壁部を有し、第1操作部60が退避位置にあるときに第2ギヤ70の少なくとも一部を一対の壁部間に収納する構成をなす。この一対の壁部は、第1右壁部34及び第2右壁部44であり、収納部30は側壁部64とともに第2ギヤ70を収納する。第1右壁部34と第2右壁部44の間には、第1操作部60が退避位置にあるときに第2ギヤ70の周方向における中央部付近が配置される。
受け部50は、第1右壁部34及び第2右壁部44の少なくともいずれかに連結される。詳細には、受け部50は、第1右壁部34に連結される前側部分51と、第1右壁部34及び第2右壁部44の双方に連結される後側部分52とを有している。前側部分51は、第1右壁部34の上側部分34Aの下端部と下側部分34Bの上端部を接続する形で設けられている。前側部分51と第2右壁部44との間には、第1操作部60の側壁部64と第2ギヤ70が配置される隙間53が確保されている。後側部分52は、隙間53の後方において、第1右壁部34の上側部分34Aの下端部と第2右壁部44に跨る形で設けられている。受け部50は、隙間53側の縁部に沿って上方に突出する突条部54を有している。突条部54の左端は、第2右壁部44に連結される。突条部54は、受け部50の上面で受けた液体が隙間53側に落ちることを規制する。第1右壁部34、受け部50、及び第2右壁部44は、受け部50の上面で受けた液体を後方に流す溝状の流路を構成する(図5参照)。
受け部50は、図7及び図8に示すように、第1操作部60が退避位置にあるときに少なくとも一部が収納部30に収納された第2ギヤ70の所定部位よりも上方側に位置する。「第2ギヤの所定部位」とは、円弧状をなす第2ギヤの周方向における全部であってもよく、周方向における一部であってもよい。例えば、本実施形態の第2ギヤ70は、前端部が第1右壁部34及び第2右壁部44の前端より前方に位置しており、このような場合に、第2ギヤ70の前端部を除く部位を所定部位として特定してもよい。「受け部の少なくとも一部が第2ギヤの所定部位よりも上方側に位置する」とは、受け部の他の一部が第2ギヤの所定部位よりも下方側に位置してもよいことを意味する。例えば、受け部は、後述する垂下部が、第2ギヤの所定部位よりも下方側の位置まで延びる構成であってもよい。本実施形態の受け部50は、第1操作部60が退避位置にあるときに、図8のような上下左右方向に延びる面で切断した断面において、第2ギヤ70の位置よりも上方側に位置している。受け部50は、前端部の位置が最も高くなっている。受け部50の前端部は、第1操作部60が退避位置にあるときに第2ギヤ70の右上側に近接している。
受け部50は、後方側となるにつれて上面が下位置となるように後ろ下がりとなる後下がり部55を有する。後下がり部55は、受け部50の上面全体が後下がりとなる構成でもよく、受け部50の上面において一部の領域が後下がりとなる構成であり他の一部が平坦となっていてもよい。具体的には、受け部50は、前側部分51に傾斜勾配の大きい後下がり部55が設けられ、後側部分52には後ろ側領域に平坦又は緩やかな勾配の領域が設けられる。
受け部50の後端部50Aは、図7に示すように、第1操作部60が退避位置にあるときの第2ギヤ70の後端70Aよりも後方側に位置する。受け部50は、第1フロント部20内に入り込んだ液体を第2ギヤ70の後方まで案内する構成をなす。さらに、受け部50は、第1操作部60が退避位置にあるときに連結部38及び被連結部68を覆うように配置される。受け部50の後端部50Aは、第2右壁部44の後端に位置し、第1操作部60及び第1操作部60を連結する連結部38の後端よりも後方側に位置する。受け部50は、第1フロント部20内に入り込んだ液体を第1フロント部20の後方において外側まで案内する構成をなす。
受け部50は、後方側に向けて延びる後方延伸部56と、後方延伸部56の後端部56Aから下方に延びる垂下部57と、を具備する。後方延伸部56は、円弧状をなす第2ギヤ70に沿って後方に延びるとともに、ダンパ部80より後方において略水平方向に沿って後方に延びる。後方延伸部56は、第1フロント部20内に入り込んだ液体を自身の上面によって受けつつ後方側に流す流路を構成する。
垂下部57は、自身の後面によって後方延伸部56の後端部50Aに達した液体を下方に導く。垂下部57は、後方延伸部56の後端部56Aから下方に延びる第1垂下部57Aと、第1垂下部57Aの少なくとも一部領域の下端部から下方に延びる第2垂下部57Bと、を有する。第1垂下部57Aの後面は、上下方向に沿って配置され、第2垂下部57Bの後面は、下方となるにつれて後方位置となるように傾斜した傾斜面とされる。第2垂下部57Bは、第1垂下部57Aの下端部の右半分に接続される。第1垂下部57Aの下端部の左半分は、右側に向かうにつれて下方に傾斜している。第1垂下部57Aの左側において後面を流下した液体は、表面張力により第1垂下部57Aの下端部の左側から右側に移動し、第2垂下部57Bに向かう流れを形成する。
連結部38は、第1フロント部20とは別部品によって構成され、第1フロント部20の取付部39に取り付けられている。連結部38は、受け部50における後側部分52の直下に配置されている。連結部38は、上面が第1操作部60の被連結部68に押される押圧面とされる。連結部38は、内部に図示しないプッシュプッシュ機構を有している。連結部38は、押圧面が押される毎に、被連結部68との連結と連結の解除を行う構成をなす。
続いて、第1操作部60の操作例について説明する。ガスコンロ1は、第1操作部60が退避位置にある状態では、被連結部68が連結部38に連結され、前面に第1操作部60の前壁部61のみが表れる。この第1操作部60の退避位置では、ガスコンロ1はすっきりとした外観を呈する。退避位置において、使用者が第1操作部60の前面を押すと、第1操作部60が第1回動軸部35,36を中心として後方に向けて回動する。即ち、第1操作部60は回動軸Xを中心として後方に向けて回動する。すると、第1操作部60の被連結部68が連結部38の押圧面を押圧して、被連結部68と連結部38との連結が解除される。第1操作部60は、板バネ16(図8参照)の付勢力により前方に向けて回動を開始する。この際、第2ギヤ70は第1ギヤ81と噛み合い、第1操作部60の回動に伴って第1回動軸部35,36を中心として前方に回動する。即ち、第1操作部60の回動に伴って回動軸Xを中心として前方に回動する。第2ギヤ70には、第1ギヤ81を介してダンパ部80の減衰力が伝達される。第1操作部60は板バネ16の付勢力とダンパ部80の減衰力とのバランスにより、ゆっくりと円滑に前方に向けて回動する。第1操作部60が前方位置に至ると、図示しない規制部により第1操作部60の前方への回動が規制される。第1操作部60の前方位置では、操作領域69Aが第1フロント部20の前側において、上方に向けて露出して使用者が操作ボタンを操作したり、表示部を確認したりすることが可能となる。つまり、使用者はワンプッシュで、第1操作部60を退避位置から前方位置に変更して、操作領域69Aに配置された操作ボタンや表示部を利用可能となる。
第1操作部60を前側位置から退避位置に戻す場合には、使用者は第1操作部60の前面を押して、第1操作部60を後方に向けて回動させる。この過程で、板バネ16が弾性変形して、弾性エネルギーを備蓄する。また、第2ギヤ70は、第1操作部60の回動に伴って第1回動軸部35,36を中心として後方に回動する。第1操作部60の回動に伴って回動軸Xを中心として後方に回動する。第2ギヤ70には、第1ギヤ81を介してダンパ部80の減衰力が伝達される。第1操作部60は板バネ16の弾性変形に要する力と、ダンパ部80の減衰力とのバランスにより、ゆっくりと円滑に後方に向けて回動する。第1操作部60が前方位置から退避位置に向けて回動するのに伴って、被連結部68は、隙間53を通過してさらに後下方に向けて移動して、受け部50の直下に入る。第1操作部60が退避位置に至ると、被連結部68が適度な押圧力で連結部38の押圧面を押圧して、被連結部68が連結部38に連結される。つまり、使用者は第1操作部60に掛ける力加減を自ら調整しなくとも、第1操作部60の被連結部68や第1フロント部20の連結部38に一時的に過度な力が掛かることを抑制しつつ、被連結部68を連結部38に連結することができる。
続いて、第1フロント部20内に液体が入り込んだ場合の作用の一例について説明する。煮汁などの液体がガスコンロ1の上方でこぼれた場合、筐体部2と第1フロント部20との隙間に液体が浸入することが想定される。浸入した液体の一部は下方へ流れ、操作部収容部22に入り込む。第1右壁部34の内面を伝って下方に流れる液体や、第1右壁部34の内面付近を落下する液体は、受け部50で受け止められる。図5及び図6の太線矢印に示すように、受け部50の前側部分51の上面に移動した液体は、第1右壁部34と突条部54との間を後下がり部55において後方に流下する。本構成では、前側部分51の付近では、突状部54が前側部分51の左右方向一端において前側部分51の段差形状に沿って前後に延びて配置され且つ前側部分51の上面よりも上方に突出するように設けられている。また、前側部分51の左右方向他端には第1右壁部34が設けられており、前側部分51においては、第1右壁部34と突状部54との間を流路とするような溝が構成されている。従って、前側部分51の上面に移動した液体は、第1右壁部34と突状部54との間を案内されながら上記溝に沿って後方に流れやすくなる。前側部分51の左右方向内側の境界部は突状部54によって堰き止められる構造をなしているため、前側部分51を液体が流れるときに隙間53側に落ちにくくなっている。そして、前側部分51から後側部分52に移動した液体は、前側部分51よりもやや広くなっている後側部分52を後方側に向かって流れやすくなっている。後側部分52の付近では、第2右壁部44の上端部が後側部分52の左右方向一端において前後に延びて配置され且つ後側部分52の上面よりも上方に突出するように設けられている。そして、後側部分52の左右方向他端には第1右壁部34が設けられており、後側部分52において、第1右壁部34と第2右壁部44との間を流路とするような溝が構成されている。従って、後側部分52の上面に移動した液体は、第1右壁部34と第2右壁部44との間を案内されながら上記溝に沿って後方に流れやすくなる。後側部分52の左右方向内側の境界部は前後に延びる第2右壁部44によって堰き止められる構造をなしているため、後方部分52の左右方向内側には液体が流れ込みにくくなっている。また、後側部分52と隙間53との間(具体的には、後側部分の前端において前側部分51を外れた領域)には、上方に突出するとともに左右方向に延びるように突状部54が設けられている。よって、後側部分52に入り込んだ液体が前側に流れようとしても、突状部54に堰き止められ、隙間53側へは落ちにくくなる。更に、上記液体が後側部分52を流れて後方延伸部56の後端部56Aに達すると、垂下部57の第1垂下部57A及び第2垂下部57Bの後面を順次に伝って流下する。垂下部57の後面を流下した液体は、第2ギヤ70、連結部38及び被連結部68の後方の位置において、第1フロント部20の外側に排出される。なお、第2垂下部57Bは、左右方向一方側の端部が第2右壁部44に連結され、第2右壁部44の壁面に沿うように第1垂下部57Aの下端から下方側且つ後方側に延びており、更に、第2右壁部44は第2垂下部57Bの下端よりも下方側にも続いている。このような構成であるため、第2垂下部57Bの下端まで流れた液体は第2右壁部44を伝って下側に流れやすくなっている。
次に、本構成の効果を例示する。
上述したガスコンロ1では、第2ギヤ70の少なくとも一部を第1右壁部34と第2右壁部44間に収納する構成において、第1右壁部34と第2右壁部44の少なくともいずれかに連結された受け部50によって第2ギヤ70の所定部位よりも上方側の位置で第1フロント部20内に入り込んだ液体を受けることができる。このため、第1フロント部20内に入り込んだ液体が第1ギヤ81または第2ギヤ70に付着することを抑制でき、第1操作部60の円滑な回動動作が担保される。
受け部50は、後方側となるにつれて上面が下位置となるように後ろ下がりとなる後下がり部55を有している。受け部50の後端部50Aは、第1操作部60が退避位置にあるときの第2ギヤ70の後端よりも後方側に位置している。この構成によれば、受け部で受けた液体を後下がり部において後方に流下させ、第2ギヤの後方に位置する受け部の後端部まで流すことができる。このため、第2ギヤ70に液体が付着しにくくなり、第1操作部60の円滑な回動動作が担保される。
受け部50は、後方側に向けて延びる後方延伸部56と、後方延伸部56の後端部50Aから下方に延びる垂下部57と、を具備している。この構成によれば、後方延伸部56の上面によって液体を受けつつ液体を後方側に流し、垂下部57の後面によって後方延伸部56の後端部50Aに達した液体を下方に導くことができる。
垂下部57は、後方延伸部56の後端部50Aから下方に延びる第1垂下部57Aと、第1垂下部57Aの少なくとも一部領域の下端部から下方に延びる第2垂下部57Bと、を有している。第1垂下部57Aの後面は、上下方向に沿って配置され、第2垂下部57Bの後面は、下方となるにつれて後方位置となるように傾斜した傾斜面とされている。この構成によれば、第2垂下部57Bの後面が下方となるにつれて後方位置となるように傾斜した傾斜面とされるから、垂下部57の下端に達した液体が垂下部57の前面側に回り込むことを抑制できる。
第1フロント部20は、第1操作部60が退避位置にあるときに第1操作部60側に設けられた被連結部68に連結される連結部38を有している。受け部50は、第1操作部60が退避位置にあるときに連結部38及び被連結部68を覆うように配置されている。この構成によれば、第1フロント部20内に入り込んだ液体が連結部38及び被連結部68に付着することを抑制でき、連結部38と被連結部68との連結及び連結の解除を確実に行うことができる。
<他の実施形態>
本発明は、上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述又は後述の実施形態の特徴は、矛盾しない範囲であらゆる組み合わせが可能である。また、上述又は後述の実施形態のいずれの特徴も、必須のものとして明示されていなければ省略することもできる。更に、上述した実施形態を、次のように変更してもよい。
上述した実施形態では、収納部30が有する一対の壁部が第1右壁部34及び第2右壁部44である構成を例示したが、一対の壁部は第1右壁部34及び第2右壁部44とは別に設けられた壁部であってもよい。
上述した実施形態以外にも、受け部50が一対の壁部に連結される態様は適宜変更可能である。例えば、受け部は全域にわたって第1右壁部と第2右壁部の双方に連結され、第2ギヤを上方から覆う構成であってもよい。
上述した実施形態では、受け部50が後下がり部55を有し、後方側に液体を流す構成を例示したが、受け部の構成はこれに限られない。例えば、受け部は、受けた液体を前方側や側方側に流す構成であってもよい。
上述した実施形態では、受け部50が後方延伸部56と垂下部57を具備する構成を例示したが、これに限られない。例えば、受け部は後方延伸部のみを具備していてもよい。また、垂下部も第1垂下むのみを有していてもよい。
上述した実施形態では、受け部50は操作部が退避位置にあるときに連結部及び被連結部を覆うように配置される構成を例示したが、連結部及び被連結部は受け部に覆われていなくてもよい。また、連結部と被連結部は、プッシュプッシュ機構によるものに限られず種々の機構により実現可能である。
上述した実施形態では、第1操作部60が操作部の一例に相当し、第1フロント部20がフロント部の一例に相当するものとして説明したが、第2操作部160が操作部の他の例に相当し、第2フロント部120がフロント部の他の例に相当する。この場合、第2ギヤは、操作部における左側において回動軸を中心とする周方向に配置される。
上述した実施形態のガスコンロ1はビルトインコンロであるが、テーブルコンロ等であってもよい。
なお、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、今回開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示された範囲内又は特許請求の範囲と均等の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1…ガスコンロ(コンロ)
2…筐体部
4,5,6…ガスバーナ
20…第1フロント部(フロント部)
30…収納部
34…第1右壁部(一対の壁部の一方)
38…連結部
44…第2右壁部(一対の壁部の他方)
50…受け部
50A…後端部
55…後下がり部
56…後方延伸部
56A…後端部
57…垂下部
57A…第1垂下部
57B…第2垂下部
60…第1操作部(操作部)
68…被連結部
69A…操作領域
70…第2ギヤ
70A…後端
80…ダンパ部
81…第1ギヤ
120…第2フロント部(フロント部)
160…第2操作部(操作部)
180…ダンパ部
X…回動軸

Claims (5)

  1. ガスバーナを収容する筐体部と、
    前記筐体部の前部に固定されるフロント部と、
    を備えるコンロであって、
    前記フロント部に組み付けられるとともに左右方向に沿った回動軸を中心として回動する構成をなし、少なくとも操作領域が前記フロント部の前側に配置される前方位置と前記操作領域が前記前方位置のときよりも後方側に退避した退避位置とに変位する操作部と、
    回転自在に配置される第1ギヤを有し、前記第1ギヤを介して前記操作部の回動を制動するダンパ部と、
    を有し、
    前記操作部は、円弧状をなす第2ギヤを備え、
    前記第2ギヤは、前記操作部における前記左右方向の一端側において前記回動軸を中心とする周方向に配置されるとともに前記第1ギヤと噛み合い、前記操作部の回動に伴って前記回動軸を中心として回動する構成をなし、
    前記フロント部は、前記第2ギヤを収納する収納部と、当該フロント部内に入り込んだ液体を受ける受け部と、を備え、
    前記収納部は、前記左右方向に間隔をあけて配置される一対の壁部を有し、前記操作部が前記退避位置にあるときに前記第2ギヤの少なくとも一部を一対の前記壁部間に収納する構成をなし、
    前記受け部は、一対の前記壁部の少なくともいずれかに連結され、前記操作部が前記退避位置にあるときに少なくとも一部が前記収納部に収納された前記第2ギヤの所定部位よりも上方側に位置する
    ンロ。
  2. 前記受け部は、後方側となるにつれて上面が下位置となるように後ろ下がりとなる後下がり部を有し、
    前記受け部の後端部は、前記操作部が前記退避位置にあるときの前記第2ギヤの後端よりも後方側に位置する
    請求項1に記載のコンロ。
  3. 前記受け部は、
    後方側に向けて延びる後方延伸部と、
    前記後方延伸部の後端部から下方に延びる垂下部と、
    を具備する
    請求項1又は請求項2に記載のコンロ。
  4. 前記垂下部は、前記後方延伸部の前記後端部から下方に延びる第1垂下部と、前記第1垂下部の少なくとも一部領域の下端部から下方に延びる第2垂下部と、を有し、
    前記第1垂下部の後面は、上下方向に沿って配置され、
    前記第2垂下部の後面は、下方となるにつれて後方位置となるように傾斜した傾斜面とされている
    請求項3に記載のコンロ。
  5. 前記フロント部は、前記操作部が前記退避位置にあるときに前記操作部側に設けられた被連結部に連結される連結部を有し、
    前記受け部は、前記操作部が前記退避位置にあるときに前記連結部及び前記被連結部を覆うように配置される
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のコンロ。
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