JP5471296B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器 Download PDF

Info

Publication number
JP5471296B2
JP5471296B2 JP2009245140A JP2009245140A JP5471296B2 JP 5471296 B2 JP5471296 B2 JP 5471296B2 JP 2009245140 A JP2009245140 A JP 2009245140A JP 2009245140 A JP2009245140 A JP 2009245140A JP 5471296 B2 JP5471296 B2 JP 5471296B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
main body
hole
air inlet
induction heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009245140A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011090978A (ja
Inventor
和一 岡田
政廣 横野
隆二 永田
一義 志智
敦 阪本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2009245140A priority Critical patent/JP5471296B2/ja
Publication of JP2011090978A publication Critical patent/JP2011090978A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5471296B2 publication Critical patent/JP5471296B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Induction Heating Cooking Devices (AREA)

Description

本発明は、一般家庭の台所や業務用厨房等で使用する、据え置き型の誘導加熱調理器に関するものである。
従来この種の誘導加熱調理器は、吸気口の外側にL字状の引っ掛け部を対面して少なくとも1ヶ所ずつ設け、片側の引っ掛け部には反引っ掛け部方向に作用するバネを設け、この引っ掛け部間に防塵フィルタを固定する(例えば、特許文献1参照)。
図9、図10は、特許文献1記された従来の誘導加熱調理器を示すものである。図9、図10に示すように、本体下面の吸気口13の外側に、防塵フィルタ17を着脱自在に取り付けたものである。吸気口13の周囲に対面して設けた一対のL字状の引っ掛け部14、15にはめ込む形で着脱自在に取り付けている。引っ掛け部15には、反引っ掛け部14方向に作用する板状のバネ16を設け、バネ16の押圧力を利用して引っ掛け部14、15で防塵フィルタ17を支持固定する。このようにして本体底面の吸気口に着脱自在の防塵フィルタを支持固定する構成を得るものである。
特開平8−315974号公報
しかしながら、上記従来の構成は本体下面の吸気口を覆う防塵フィルタを固定するものあり、防塵フィルタ装着の有無状態を判り易くするものではなく、防塵フィルタへの埃堆積度合いを判り易くするという配慮もなかった。
本発明は前記従来技術における課題を解決するもので、防塵フィルタの機能を有する吸気口カバーの埃堆積度合いを判り易くすることを目的とするものである。
前記従来の課題を解決するために本発明の加熱調理器は、本体外郭上面を構成し鍋を載置する天板と、前記天板下方に配置され前記鍋を誘導加熱する加熱コイルと、前記外郭内部に設けられ前記加熱コイルに高周波電力を供給する回路ユニットと、前記本体の前下方に設けられた吸気口と、前記吸気口から外部の空気を吸気し前記回路ユニットに冷却風を送風する冷却ファンと、前記本体外郭の前面を覆う前面カバーと、前記外郭底板に固定配置する外面カバーと、複数の第1穴が形成され前記吸気口の下方を覆う底面部を有し前記外面カバーに着脱自在に取り付けられる吸気口カバーと、を備え、前記吸気口カバーは、上辺が前記前面カバーの下辺と対向し前記底面部から前記前面カバーに向かって立ち上がり第2穴が形成された傾斜面を有し、前記冷却風は第1穴及び第2穴を通り冷却ファンにより回路ユニットに送風されるとともに、前記外面カバーは、前記吸気口カバーを取り外した状態で露出する前記外郭底板のエッジ部分を覆うものである。
これによって、吸気口カバーは傾斜面とした前面が見えるので、誘導加熱調理器本体を使用続けている間に生じる第2穴への埃堆積状態が目視でき、吸気口カバーの手入れ必要
度が判るものである。また、吸気口カバーを取り外した状態で本体のエッジ露出を避け、触れて指先が傷付くなどの傷害の恐れを防ぐ効果がある。
本発明の誘導加熱調理器は、吸気口カバーは傾斜面とした前面が見えるので、本体を使用続けている間に生じる第2穴への埃堆積状態が目視でき、吸気口カバーの手入れ必要度が判るようにできるものである。また、吸気口カバーを取り外した状態で本体のエッジ露出を避け、触れて指先が傷付くなどの傷害の恐れを防ぐ効果がある。
本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の斜視図 本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の下方斜視図 本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の第2穴を通る断面図 本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の指掛け部を通る断面図 本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の吸気口カバーの斜視図 本発明の実施の形態2における誘導加熱調理器の下方斜視図 本発明の実施の形態2における誘導加熱調理器の要部断面図 本発明の実施の形態2における誘導加熱調理器の吸気口カバーの斜視図 従来例における誘導加熱調理器の要部斜視図 従来例における誘導加熱調理器の要部断面図
第1の発明は、本体外郭上面を構成し鍋を載置する天板と、前記天板下方に配置され前記鍋を誘導加熱する加熱コイルと、前記外郭内部に設けられ前記加熱コイルに高周波電力を供給する回路ユニットと、前記体の方に設けられた吸気口と、前記吸気口から外部の空気を吸気し前記回路ユニットに冷却風を送風する冷却ファンと、前記本体外郭の前面を覆う前面カバーと、前記外郭底板に固定配置する外面カバーと、複数の第1穴が形成され前記吸気口の下方を覆う底面部を有し前記外面カバーに着脱自在に取り付けられる吸気口カバーとを備え、前記吸気口カバーは、上辺が前記前面カバーの下辺と対向し前記底面部から前記前カバーに向かって立ち上がり第2穴が形成された傾斜面を有し、前記冷却風は前記第1穴及び前記第2穴を通り前記回路ユニットに送風されるとともに、前記外面カバーは、前記吸気口カバーを取り外した状態で露出する前記外郭底板のエッジ部分を覆うとすることにより、吸気口カバーは傾斜面とした前面が見えるので、誘導加熱調理器本体を使用続けている間に生じる第2穴への埃堆積状態が目視でき、吸気口カバーの手入れ時期が判る。また、誘導加熱調理器本体に装着した際に前面側となる傾斜面は、本体前面から奥まるように傾斜するので、本体の前に置いた物やシート状の物などが密着しにくく、傾斜面に配した第2穴は遮蔽されにくい。加えて、傾斜形状は底面部の第1穴への吸気の誘い込みになる。また、吸気口カバーを取り外した状態で本体のエッジ露出を避け、触れて指先が傷付くなどの傷害の恐れを防ぐ効果がある。
第2の発明は、特に、第1の発明において、前記外面カバーは、樹脂材料からなり略L字断面形状であるとすることにより、吸気口カバーを取り外した状態で本体のエッジ露出を避け、触れて指先が傷付くなどの傷害の恐れを防ぐ効果がある。
第3の発明は、特に、第の発明において、前記吸気口カバーは前記本体外郭の前面側から後方に向けて挿入されることにより本体外郭に装着され、本体外郭の前面側に引き出すことにより本体外郭から取り外すと共に、先端に下向きのリブと指先が収まる空間とを有し、前記吸気口カバーを前面側に引き出すための指掛け部を形成する凹部を前記傾斜面に設けたとすることにより、第1穴周辺に埃堆積が目視された場合は吸気口カバーを本体から取り外して容易に手入れできるとともに、吸気口カバー未装着の場合は容易に判る。また、指掛け部が傾斜面より外方に出ないので、不意に指掛け部に触れ、意図せず吸気口カバーが外れることを防ぐ。さらに、吸気口カバーを取り外す際に、指先を引っ掛けて引っ張り操作する指掛け部が凹部なので容易に判り、吸気口カバーの取り外し操作が簡単にできる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明において、前記吸気口カバーは、傾斜面に連続し前記前カバーと平行な前面部を有するとすることにより、吸気口カバー装着時には前面部が一見でき、未装着時には外郭前面と平行な面が欠落するので容易に未装着に気づく。また、平面部を設けることで強度と平面度を向上でき、第1穴や第2穴など開口を多数設けるため吸気口カバーの剛性が低下し、変形しやすくなることを抑制する。
第5の発明は、特に、本体外郭上面を構成し鍋を載置する天板と、前記天板下方に配置され前記鍋を誘導加熱する加熱コイルと、前記外郭内部に設けられ前記加熱コイルに高周波電力を供給する回路ユニットと、前記本体の前下方に設けられた吸気口と、前記吸気口から外部の空気を吸気し前記回路ユニットに冷却風を送風する冷却ファンと、前記本体外郭の前面を覆う前面カバーと、複数の第1穴が形成され前記吸気口の下方を覆う底面部を有し前記本体外郭に着脱自在に取り付けられる吸気口カバーと、を備え、前記吸気口カバーは、前記底面部から前記本体外郭前面に向かって立ち上がり第2穴が形成された傾斜面、及び前記傾斜面に連続し外郭前面と平行な前面部を有し、前記冷却風は前記第1穴及び前記第2穴を通り前記回路ユニットに送風されるとともに、前記吸気口カバーは、前記本体外郭の前面側から後方に向けて挿入されることにより前記本体外郭に装着され、前記本体外郭の前面に引き出すことにより前記本体外郭から取り外すと共に、吸気口カバーを前面側に引き出すための指掛け部を前記前面部に有し、前記指掛け部は前方に突出する平面部と平面部の前方端部で下方に折れ曲がる垂れ部を有し、前記平面部は外郭前面側からみて第2穴の上方に位置するとともに、前記垂れ部は、前記前面カバーに対し最も前方に突出し、且つ本体前面部の最下部になるとすることにより、誘導加熱調理器本体上方向のトッププレートで吹きこぼれた液体などによる、本体前面の液体伝い流れが、本体前面より
凸で下向きに傾斜した形状の部分先端から本体の置き台面に落下し、吸気口カバー表面の伝いが遮断されて無くなり、吸気口カバーに配した吸気部面に流れなくなる。本体内部の冷却ファンが液体を吸い込ことが低減されるとともに、液体が吸気口カバー前面に付着し難く、吸気口周囲に埃が付着堆積し難くなる。また、指掛け部を構成する垂れ部は、本体前面に対し最も前方に突出し、かつ本体前面部のすぐ下の部分になるので、本体前面の液体伝い流れが本体前方に凸のリブ形状部分先端から置き台面に落下して吸気口カバー表面伝いが遮断され、吸気口カバーに配した吸気部面に流れない効果が、一層高められる。
第6の発明は、特に、第5の発明において、前記指掛け部の奥方に前記本体内部に通じる第3穴をさらに設けたとすることにより、外観を損なうことなく本体内部の冷却性能を向上することができる。また、第3穴は指掛け部によって覆われて奥まった位置にあるので、キッチン用ラップなどフィルム状のものなどで直接遮蔽されにくくなり、第2穴が遮蔽された場合の補助通気開口となって開口部を確保し、本体内部の急激な冷却性能低下を防ぐことができる。また、前面開口穴は、第2穴に加え第3穴が追加されるので、通気総開口面積を拡大して冷却ファンに導く冷却風の吸気抵抗を低減できる。通気総開口面積を拡大すると、冷却風が第1穴、第2穴、第3穴を通過する風速を遅くして埃の堆積を遅くし、吸気口カバーを取り外して手入れする頻度を低減することができる。
(実施の形態1)
図1は本発明における第1の実施の形態における誘導加熱調理器の斜視図、図2は図1に示す誘導加熱調理器の下方斜視図、図3は図1に示す誘導加熱調理器の第2穴を通る断面図、図4は図1に示す誘導加熱調理器の指掛け部を通る断面図、図5は図1に示す誘導加熱調理器の吸気口カバーの斜視図を示す。
図1から図4において、誘導調理器本体21はキッチン等の置き台に載置して使用する据え置き型のもので、本体21の上面は結晶化ガラスを素材とした鍋を載置する天板22の周囲を金属の構成部材から成るフレーム(トップフレーム)23で囲んで覆われている。天板22には加熱部24a、24bが印刷されている。天板22後方で本体21後部の部分には外部通気口を覆う通気パネル25を配置している。加熱部24a、24bに対応する本体内部には誘導加熱手段を構成する加熱コイル26a、26b(図示せず)が配されている。
トップフレーム23下部で本体21の前面は、庫内にシーズヒーターを発熱体として備え、食材を加熱調理する加熱調理庫27(図示せず)の扉28と、扉28側方で本体前面を覆う前面カバー29とでその大部分を覆われている。扉28は把手46を持って開閉操作する。前面カバー29内方には加熱コイルに高周波電力を供給する回路ユニット30と、加熱コイル26a、26bと回路ユニット30などに冷却風を送風する冷却ファン31を回路ユニット30の前方に配置して備えている。また、誘導調理器本体21には本体21の前下方になり、本体21の前面外郭を成す前面カバー29の前面下方のから外郭底板32の底面前方にかけて、冷却ファン31に通じる吸気口を設けて、前面カバー29の前面下方の吸気口を第1の吸気口33、外郭底板32の底面前方の吸気口を第2の吸気口34としている。
前面カバー29の前面下方の吸気口を第1の吸気口33、外郭底板32の下面前方の吸気口を第2の吸気口34を配した部分は、周囲の本体21の外面よりも本体内方に凹形状となっている。外郭底板32の下面前方の第2の吸気口34を配した本体内方に向かう凹形状部分から、前面カバー29の前面下方の本体内方に向かう凹形状部にかけて略L字断面形状で一体となった外面カバー35を固定配置している。外面カバー35は、第2の吸気口34を覆う部分に、第2の吸気口34を構成する穴よりも細かい吸気導入穴36を多数配している。外面カバー35は、その内方の金属板で構成された外郭底板32など本体構成部材の継ぎ目などのエッジ部分を覆う役割がある。
外面カバー35外方には、装着時に外郭底板32の下面前方の第2の吸気口34を覆う
吸気導入穴36の下方の、複数の第1穴37が形成された底面部38と、底面部38から本体21外郭前面に向かって立ち上がり第2穴39が形成され前面カバー29の前面下方の吸気口を塞ぐ傾斜面40を有し、底面部38と傾斜面40とが一体になった吸気口カバー41を、本体外郭の前面から下面にわたりに配している。
図5は吸気口カバー41の斜視図を示す。
吸気口カバー41は、外面カバー35に係合保持装着された着脱自在なもので、冷却風は第1穴37及び第2穴39から、前面カバー29の前面下方の第1の吸気口33と外郭底板32の底面前方の第2の吸気口34を通り、冷却ファン31により回路ユニット30に送風される。
以上の構成により、吸気口カバー41は、本体21の底面から前面にわたり配置される一体のもので、前面カバー29の前面下方の第1の吸気口33と外面カバー35の吸気導入穴36を外方から覆って、本体21内の冷却ファン31に冷却風を導く導入口となるもので、冷却風導入時に冷却風が本体外面に沿って流れることが継続することで本体外面に付着堆積する埃は、本体最外面となる吸気カバー41の、第1穴37及び第2穴39周囲に付着しやすい。第1穴37及び第2穴39を構成する穴を通過するためと、通気面積が一旦狭くなり風速が速くなるためである。
吸気カバー41の底面部38から本体外郭前面に向かって立ち上がる傾斜面40は本体21の外面となるので、本体21使用時に外視できる面となり、傾斜面40に配した第2穴39の周囲に埃が付着堆積すると埃付着状態が目視でき、埃付着状態を確認して吸気口カバーの手入することが容易にできる。
また、吸気カバー41を本体21に装着した際に前面側となる傾斜面40は、本体21の前面から奥方に傾斜して本体21前面に対し空間が形成されるので、本体21の前に置かれた物やラップなどシート状の物などが傾斜面40の表面に密着しにくくなる。これにより、傾斜面40に配した第2穴39は遮蔽されにくいもので、冷却ファン31の吸気が遮蔽され難いものとなって回路ユニット30の冷却不足による加熱停止や出力低下などの不具合を低減できる。加えて、傾斜面40は底面部38に配した第1穴37への吸気の誘い込みになって、第1穴近くまで通気空間を広くし第1穴37の吸気抵抗を低減できる。
外面カバー35は樹脂材料から成り、その内方の金属板で構成された外郭底板32など本体構成部材の継ぎ目などのエッジ部分を覆うので、吸気口カバー41を取り外した状態で本体21のエッジ露出を避け、触れて指先が傷付くなどの傷害の恐れを防ぐ効果がある。
吸気口カバー41は本体21外郭の前面側から後方に向けて挿入されることにより本体21外郭に装着されており、本体21前面に露出する傾斜面40には、第2穴39に挟まれた略中央部分に、吸気口カバー41を取り外し時に指先を引っ掛ける指掛け部42の外形を傾斜面40と一致させ奥方に窪んだ凹部43として指先が納まる空間とし、先端を下向きのリブ状として設けている。吸気口カバー41は、指先を凹部43に入れるように指掛け部42に引っ掛けて本体21の前方方向に引き出すことで本体21の外郭から取り外すことができる。
また、指掛け部42の上辺と第2穴58領域の上辺とをほぼ一致させて設けている。
これにより、第1穴37周辺に埃の堆積が目視された場合は、指掛け部42に指先を引っ掛けて前方に引くだけで吸気口カバー41を本体21から取り外すことができ、容易に
手入れできる。
また、指掛け部42の外形を傾斜面40と一致させ、傾斜面40より前方に出ないので、本体21を調理などで使用時に不意に指掛け部に触れることが低減され、意図せず吸気口カバーを外してしまうことを防ぐ。
第2穴39に挟まれた略中央部分に、指掛け部42の上辺と第2穴39領域の上辺とを
ほぼ一致させて奥部を凹部43として配するので、外面が変化している凹部43を目印に吸気口カバー41を取り外す際に指先を引っ掛けて引っ張ることで、取り外し動作をする部分が容易に判り、吸気口カバー41の着脱操作を迷わずに簡単に行うことができる。また、吸気口カバー41の前面開口第2穴39範囲の上辺と指掛け部42の上辺とがほぼ一致するので、引っ掛け部が目立たない外観とできる。
吸気口カバー41を構成する傾斜面40に設けた指掛け部42奥方の凹部43を形成する凹部壁面44には、本体21の内部に通じる穴を設けないようにしてある。
これにより、凹部43からは直接本体21内に吸気される経路はないので、吸気口カバー41を取り外し時に指先が触れる、指掛け部42とその奥方の凹部43には埃が堆積しにくく、吸気口カバー41取り外し時に指先が埃に触れることが少なく、快適に吸気口カバー38を取り外すことができる。
吸気口カバー41には、傾斜面40に連続して上方に延び、本体21の外郭前面である前面カバー29と平行で前後位置が略同一平面上で一致する前面部45を構成している。
これにより、吸気口カバー41を本体21に装着時は前面部45が目視でき、未装着時には前面カバー29と平行な面が欠落するので、容易に吸気口カバー41が未装着であることに気づく。
また、平面の前面部45を設けることで吸気口カバー41の強度と平面度を向上でき、第1穴37や第2穴39など開口を多数設けるため、吸気口カバーの剛性が低下し変形しやすくなることを抑制する。
(実施の形態2)
図6は本発明における第2の実施の形態における誘導加熱調理器の下方斜視図、図7は図6に示す誘導加熱調理器の要部斜視図、図8は図6に示す誘導加熱調理器の吸気口カバーを示す。
誘導調理器本体21の外郭構成と内部構造部品ユニットである加熱コイル26a、26b、回路ユニット30、冷却ファン31と、前面の扉28と前面カバー29は実施の形態1と同様なものである。また、前面カバー29の前面下方の吸気口を第1の吸気口33、外郭底板32の下面前方の吸気口を第2の吸気口34、外面カバー35と吸気導入穴36は前記実施の形態1と同様なものである。
前記実施の形態1と異なるのは、底面部51に第1穴52を配し、本体の前面側を傾斜面53とした吸気口カバー54は、本体21から前面に引き出すことにより取り外す際に指を掛けて前面側に引き出すための指掛け部55を有する。指掛け部55は傾斜面53または傾斜面53よりも上方で本体21の前方に向かって突出する平面部56と、平面部56の前方端部で下方に折れ曲がる垂れ部57から成る点である。平面部56は外郭21前面側から見て傾斜面53に設けた第2穴58の上方に位置するように配している。
これにより、本体21上面の天板22に置いた鍋などで調理中に吹きこぼれた液体の量が多い場合、本体21前面の前面カバー29に沿って吹きこぼれた液体が伝い流れる場合がある。上記構成により、液体の伝い流れが吸気口カバー54に設けた指掛け部53を構成する平面部56に達した後、平面部56の前方端部で下方に折れ曲がる垂れ部57に達する。垂れ部57の下方には連続した面がなく空間となっているので、垂れ部57の先端まで達した液体は表面張力で保持できる以上の量になると自重により自然落下し、本体21を置く台面に直接落下する。
平面部56は本体21外郭前面側から見て傾斜面53に設けた第2穴58の上方に位置するように配しているので、指掛け部55を構成する平面部56下方に配した前面開口穴である第2穴58へ達する吸気口カバー54表面の液体の伝い流れは垂れ部57の先端で遮断され、第2穴58には達しない。これにより、冷却ファン31が液体を本体21内部に吸い込むことが低減される。また、液体が吸気口カバー54前面の前面開口穴である第2穴58に達しないので、第2穴58の周囲に埃が付着することによる堆積が生じ難くなる。例えば油が伝い流れた場合、油は粘性がありかつ容易に乾燥しないので、第2穴58周囲に油が伝い流れて付着すると、油に埃が付着して埃の堆積が生じやすくかつ除去しにくいが、このような吸気口カバー54の汚れや埃堆積を低減することができる。
また、誘導調理器の本体21の前面になる部分に配した前面カバー29よりも前方に凸に突き出た平面部56と垂れ部57とで構成する指掛け部55の奥方にも、本体21内部に通じる吸気穴である第3穴59をさらに設け、第2穴58に追加して通気面積を拡大している。
指掛け部55の奥方に配した第3穴59は本体21正面からは見えない隠れた位置にあり、第3穴59によって本体21内部に配した冷却ファン31に達する吸気経路を追加形成することができる。また、第3穴59は指掛け部55の奥方に配するので、本体21正面側から外視される開口を増すことなく冷却ファン31に達する吸気経路を追加形成することができ、外観を損なうことなく本体21内部の冷却性能を向上することができる。また、第3穴59は指掛け部55によって覆われて奥まった位置にあるので、キッチン用ラップなどフィルム状のものなどで直接遮蔽されにくくなり、第2穴58が遮蔽された場合の補助通気開口となって開口部を確保し、本体21内部の急激な冷却性能低下を防ぐことができる。
前面開口穴は、第2穴58に加え第3穴59が追加されるので、通気総開口面積を拡大して冷却ファン31に導く冷却風の吸気抵抗を低減できる。通気総開口面積を拡大すると、冷却風が第1穴52、第2穴58、第3穴59を通過する風速を遅くして埃の堆積を遅くし、吸気口カバー54を取り外して手入れする頻度を低減することができる。
吸気口カバー54は、外郭前面である前面カバー29と平行略同一面で、傾斜面53に連続した前面部60を有しており、前面カバー29よりも前方に凸に突き出た平面部56と垂れ部57とで構成する指掛け部55は、前面部60に配している。また、指掛け部55奥方の、本体21内部に通じる吸気穴である第3穴59も前面部60に配している。
これにより、前面部60を設けることで、吸気口カバー54を未装着時には、外郭前面を構成する前面カバー29と平行な前面部60が欠落していることを容易に目視でき未装着に気づくとともに、前面部60を設けることで吸気口カバー54の強度と平面度を向上し、吸気口カバー54の変形を抑制することができる。
また、指掛け部55を構成する垂れ部57は、本体21前面である前面カバー29に対し最も前方に突出し、かつ本体21前面部の最下部になるので、本体21前面を伝う液体
の流れが本体前方に凸の平面部56から垂れ部57に達し、垂れ部57先端から置き台面に落下して吸気口カバー54表面の伝いが遮断され、吸気口カバー54に配した吸気部面である第1穴、第2穴、第3穴に達しない効果が一層高められる。
以上のように、本発明にかかる誘導加熱調理器は、吸気口カバーの傾斜面とした前面が見えるので、誘導加熱調理器本体を使用続けている間に生じる第2穴への埃堆積状態が目視でき、吸気口カバーの手入れ必要度が判るので、着脱自在の吸気口カバーを有する調理機器等の用途にも適用できる。
21 本体
22 天板
26a、26b 加熱コイル
29 前面カバー
30 回路ユニット
31 冷却ファン
33 第1の吸気口(吸気口)
34 第2の吸気口(吸気口)
35 外面カバー
37、52 第1穴
38、51 底面部
39、58 第2穴
40、53 傾斜面
41、54 吸気口カバー
42、55 指掛け部
43 凹部
44 凹部壁面
45、60 前面部
56 平面部
57 垂れ部
59 第3穴

Claims (6)

  1. 本体外郭上面を構成し鍋を載置する天板と、前記天板下方に配置され前記鍋を誘導加熱する加熱コイルと、前記外郭内部に設けられ前記加熱コイルに高周波電力を供給する回路ユニットと、前記本体の前下方に設けられた吸気口と、前記吸気口から外部の空気を吸気し前記回路ユニットに冷却風を送風する冷却ファンと、前記本体外郭の前面を覆う前面カバーと、前記外郭底板に固定配置する外面カバーと、複数の第1穴が形成され前記吸気口の下方を覆う底面部を有し前記外面カバーに着脱自在に取り付けられる吸気口カバーと、を備え、前記吸気口カバーは、上辺が前記前面カバーの下辺と対向し前記底面部から前記前カバーに向かって立ち上がり第2穴が形成された傾斜面を有し、前記冷却風は前記第1穴及び前記第2穴を通り前記回路ユニットに送風されるとともに、前記外面カバーは、前
    記吸気口カバーを取り外した状態で露出する前記外郭底板のエッジ部分を覆う誘導加熱調理器。
  2. 前記外面カバーは、樹脂材料からなり略L字断面形状である請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  3. 前記吸気口カバーは前記本体外郭の前面側から後方に向けて挿入されることにより前記本体外郭に装着され、前記本体外郭の前面側に引き出すことにより前記本体外郭から取り外すと共に、先端に下向きのリブと指先が収まる空間とを有し、前記吸気口カバーを前面側に引き出すための指掛け部を形成する凹部を前記傾斜面に設けた請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  4. 前記吸気口カバーは、傾斜面に連続し前記前カバーと平行な前面部を有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
  5. 本体外郭上面を構成し鍋を載置する天板と、前記天板下方に配置され前記鍋を誘導加熱する加熱コイルと、前記外郭内部に設けられ前記加熱コイルに高周波電力を供給する回路ユニットと、前記本体の前下方に設けられた吸気口と、前記吸気口から外部の空気を吸気し前記回路ユニットに冷却風を送風する冷却ファンと、前記本体外郭の前面を覆う前面カバーと、複数の第1穴が形成され前記吸気口の下方を覆う底面部を有し前記本体外郭に着脱自在に取り付けられる吸気口カバーと、を備え、前記吸気口カバーは前記底面部から前記本体外郭前面に向かって立ち上がり第2穴が形成された傾斜面、及び前記傾斜面に連続し外郭前面と平行な前面部を有し、前記冷却風は前記第1穴及び前記第2穴を通り前記回路ユニットに送風されるとともに、前記吸気口カバーは、前記本体外郭の前面側から後方に向けて挿入されることにより前記本体外郭に装着され、前記本体外郭の前面に引き出すことにより前記本体外郭から取り外すと共に、前記吸気口カバーを前面側に引き出すための指掛け部を前記前面部に有し、前記指掛け部は前方に突出する平面部と前記平面部の前方端部で下方に折れ曲がる垂れ部を有し、前記平面部は前記外郭前面側からみて第2穴の上方に位置するとともに、前記垂れ部は、前記前面カバーに対し最も前方に突出し、且つ本体前面部の最下部になる誘導加熱調理器。
  6. 前記指掛け部の奥方に前記本体内部に通じる第3穴をさらに設けた請求項5に記載の誘導加熱調理器。
JP2009245140A 2009-10-26 2009-10-26 誘導加熱調理器 Active JP5471296B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009245140A JP5471296B2 (ja) 2009-10-26 2009-10-26 誘導加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009245140A JP5471296B2 (ja) 2009-10-26 2009-10-26 誘導加熱調理器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011090978A JP2011090978A (ja) 2011-05-06
JP5471296B2 true JP5471296B2 (ja) 2014-04-16

Family

ID=44109033

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009245140A Active JP5471296B2 (ja) 2009-10-26 2009-10-26 誘導加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5471296B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102644952A (zh) * 2011-12-26 2012-08-22 美的集团有限公司 电磁炉散热结构

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11178725A (ja) * 1997-12-19 1999-07-06 Paloma Ind Ltd グリル
JP3685739B2 (ja) * 2001-06-05 2005-08-24 象印マホービン株式会社 液体容器における電池収納構造
JP2007097618A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Yusen:Kk 電位治療器における検電機能付きリモートコントローラ
JP4633066B2 (ja) * 2007-01-12 2011-02-16 三菱電機株式会社 加熱調理器
JP5092566B2 (ja) * 2007-06-20 2012-12-05 パナソニック株式会社 誘導加熱調理器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011090978A (ja) 2011-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5809921B2 (ja) 加熱調理器
JP5092566B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2008032352A (ja) 加熱調理器
JP5471296B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP5609306B2 (ja) 加熱調理器
JP4346532B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP5824652B2 (ja) 加熱調理器
JP2014074572A (ja) 加熱調理器
JP5182156B2 (ja) 組み込み式加熱調理器
JP5532975B2 (ja) 加熱調理装置
JP5473833B2 (ja) 加熱調理器
JP5487879B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP6775345B2 (ja) 加熱調理器
JP4957218B2 (ja) 誘導加熱調理器
CN108245038B (zh) 上盖组件及具有其的空气炸锅
JP4864422B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP6410665B2 (ja) 加熱調理器
JP5476921B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP5800730B2 (ja) 加熱調理器
JP2010113971A (ja) 誘導加熱調理器
JP7096787B2 (ja) 加熱調理器
JP2014223241A (ja) 加熱調理器
KR100826705B1 (ko) 빌트 인 조리기기 및 그의 설치 장치
KR20080064382A (ko) 빌트 인 조리기기 및 그의 설치기구
JP4288606B2 (ja) 組込式加熱調理器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120809

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20121217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130917

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131024

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140107

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20140107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140120

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5471296

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151