JP4957218B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、誘導加熱調理器に関するものである。
従来、この種の誘導加熱調理器は、例えば本体をシステムキッチン等の流し台のキャビネットに組み込み、吸気口を流し台内部に備え、さらにこの吸気口を覆う別体のカバーを備えたものがあった(例えば、特許文献1参照)。
この構成をとる背景として、現在、キッチンの有効活用ということで、ビルトインタイプのIHクッキングヒーター、ガス調理器等の調理器具の下方に、電気レンジや食器洗い乾燥機、また引きだし等の収納スペースを設けられている。その際、そのスペースを大きく使用するために、ビルトインタイプのIHクッキングヒーターやガス調理器の本体厚みをできるだけ薄くする必要性がある。また、収納スペースには、調味料やキッチンペーパー、ビニール袋と調理に関係するものが収納されており、本体のすぐ下方にそれらがある場合も少なくなくなってきている。
図11、12は特許文献1に記載された従来の吸気構成を有する誘導加熱調理器を示すものである。図11、12において、鍋等を載置するセラミックプレート等で構成された天板1があり、その下部には鍋を加熱する加熱コイル2と加熱コイル2を駆動するインバータ基板3と両者を冷却するファンモーター等で構成された冷却手段4が配置されている。これらの部品は、金属で構成された外郭5により支持され、キャビネット6に設置されている。冷却手段4の下方には、本体内部への吸気を導く開口穴7を設けた吸気口8が設けられ、さらに、外郭5下面には吸気口8と外郭下面を覆う別体の底カバー9が備えられている。
このような構成で、キャビネット6内からの吸気を確実に確保することができ、またキャビネット6内の収納物例えば、キッチンペーパーやビニール袋等の薄くて軽いものが、吸気口8の下にあった際、冷却手段4の吸い込みにより、これらが吸い付き、簡単に吸気口8が塞がれない構成とすることで、冷却能力が低下し、火力が低減することを防ぎ、火力感の不足や、加熱の停止というような実調理に影響しないようにしている。
特開2006−73422号公報
しかしながら、前記従来の構成では、底カバー9は、外郭5の底面全体を覆っているので、大きさが大きくなるため、かさばり、キャビネット6内の収納スペースを少なくさせてしまうし、また、底カバー9が別部品になってしまうために、組立の工数がかかったり、また部品のコストが高くなるという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、別部品を用いなくても、外郭下面の吸気口には側面に開口部を設けた複数のブリッジ形状を備え、かつ吸気口へ吸気をガイドする凸形状を設けることで、キャビネット内の収納物が吸気口に吸い付いても、火力が低減することなく、通常通り調理できる機器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明は、鍋を載置する天板と加熱コイルと前記加熱コイルを駆動するインバータ基板と内部部品を冷却する冷却手段と前記天板、前記加熱コイル、前記インバータ基板、及び前記冷却手段を支持する金属の外郭と、を備え、前記冷却手段の下方には、前記外郭に形成された一体の外部からの空気を吸気させる吸気口を具備し、前記吸気口は外郭下面から外方向へ張り出しかつ側面に開口部を設けた複数のブリッジ形状を備え、かつ吸気口の周辺部には、前記外郭下面から外方向に張り出されてなり、前記外郭下面から前記吸気口への吸気をガイドする複数の凸形状を設け、前記外郭1部品で吸気のための冷却通路を確保することで、キャビネット内の収納物が吸気口に吸い付いても、吸気のための冷却通路を確保することのできる低コストで組み立てやすい機器を提供することができる。
本発明の誘導加熱調理器は、外郭下面の吸気口には側面に開口部を設けた複数のブリッジ形状を備え、かつ吸気口へ吸気をガイドする凸形状を設けることで、キャビネット内の収納物が吸気口に吸い付いても、1部品で吸気のための冷却通路を確保することのできる低コストで組み立てやすい機器を提供することができる。また、キャビネット内の収納物が吸気口に吸い付いても、火力を低減することなく通常通りの調理ができる機器をも提供することができる。
第1の発明は、鍋を載置する天板と加熱コイルと加熱コイルを駆動するインバータ基板と内部部品を冷却する冷却手段と、前記天板、前記加熱コイル、前記インバータ基板、及び前記冷却手段を支持する金属の外郭と、を備え、冷却手段の下方には、外郭に形成された一体の外部からの空気を吸気させる吸気口を具備し、吸気口は外郭下面から外方向へ張り出しかつ側面に開口部を設けた複数のブリッジ形状を備え、かつ吸気口の周辺部には、前記外郭下面から外方向に張り出されてなり、外郭下面から吸気口への吸気をガイドする複数の凸形状を設け、前記外郭1部品で吸気のための冷却通路を確保する構成により、キャビネット内の収納物が吸気口に吸い付いても、吸気のための冷却通路を確保することのできる低コストで組み立てやすい機器を提供することができる。
の発明は、特に第1の発明の前記吸気口において、前記外郭下面から外方向へ張り出しかつ側面に前記開口部を設けた複数のブリッジ形状を備えることに替えて、前記外郭下面から外方向へ形成された凸部の側面に複数の開口穴が設けられた構成とすることで、キャビネット内の収納物が吸気口に吸い付いても、吸気のための冷却通路を確保することのできる低コストで組み立てやすい機器を提供することができる。
の発明は、特に第1の発明の前記吸気口において、前記外郭下面から外方向へ張り出しかつ側面に前記開口部を設けた複数のブリッジ形状を備えることに替えて、複数の開口穴と複数の突起を設けるとともに、前記吸気口の外周部には、円周状の複数の凸形状を設けた構成とすることで、キャビネット内の収納物が吸気口に吸い付いても、吸気のための冷却通路を確保することのできる低コストで組み立てやすい機器を提供することができる。
の発明は、特に第2の発明の前記吸気口の開口において、本体外周側及び前記複数の凸形状側のみ向けて設けられた構成とすることで、キャビネット内の収納物が吸気口に吸い付いても、吸気のための冷却通路を確保することのできる低コストで組み立てや
すい機器を提供し、かつより新鮮な吸気を確保できる冷却性能の優れた信頼性の高い機器をも提供することができる。
の発明は、特に第1の発明の前記吸気口において、前記外郭下面から外方向へ張り出しかつ側面に前記開口部を設けた複数のブリッジ形状を備えることに替えて、複数の凸部を設け、前記凸部の間に複数の開口穴を設けた構成とすることで、キャビネット内の収納物が吸気口に吸い付いても、吸気のための冷却通路を確保することのできる低コストで組み立てやすい機器を提供することができる。
第6の発明は、鍋を載置する天板と加熱コイルと前記加熱コイルを駆動するインバータ基板と内部部品を冷却する冷却手段と前記天板、前記加熱コイル、前記インバータ基板、及び前記冷却手段を支持する外郭と、を備え、前記冷却手段の下方には、前記外郭に形成された一体の外部からの空気を吸気させる吸気口を具備し、前記吸気口の周辺部には、前記外郭下面から前記吸気口への吸気をガイドする複数の凸形状を設けるとともに、前記吸気口には、複数の開口穴が設けられ、その一部の前記開口穴からは冷却手段を支
持する支持体を構成する樹脂で前記支持体に形成された突起が前記外郭下面より外方向に飛び出した構成とすることで、キャビネット内の収納物が吸気口に吸い付いても、吸気のための冷却通路を確保することのできる低コストで組み立てやすい機器を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1、2、3は、本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器の裏面斜視図、詳細斜視図、断面図を示すものである。
図1〜3において、鍋等を載置するセラミックプレート等で構成された天板11があり、その下部には鍋を加熱する加熱コイル12と、加熱コイル12を駆動するインバータ基板13と両者を冷却するファンモーター等で構成された冷却手段14が配置されている。これらの部品は、金属で構成された外郭15により支持され、キャビネット16に設置されている。冷却手段14の下方には、本体内部への吸気を導く外郭15下面から外方向へ、側面に開口穴17を設けた複数のブリッジ形状18(高さ約5〜10mm)を設けた吸気口19が具備されている。つまり、1部品で吸気の構成が成されている。キャビネット16内には、収納スペースに収納物20(キッチンペーパーやビニール袋)が収納されている。
また、吸気口19の周辺部には、吸気口19に向かって構成されている複数の凸形状21が並んで外郭15下面から外方向へ張り出されている。
以上のように構成された誘導加熱調理器の吸気構成について、以下その動作、作用を説明する。
まず、上記構成において、本体内への吸気の径路を考える。キャビネット16内の空気が冷却手段14の能力により吸気口19の方へ寄せられる。吸気口19には、側面に開口穴17を設けたブリッジ形状18があるため、空気は側面の開口穴17を通って、本体内に入り、加熱コイル12やインバータ基板13を冷却していく。次に、キャビネット16内の収納スペースにある収納物20(キッチンペーパーやビニール袋)が、冷却手段14の能力により吸気口19に吸い付いた時のことを考える。収納物20は、軽くて薄いため、吸気口19全体を覆ってしまう。ところが、吸気口19には、側面に開口穴17を有する複数のブリッジ形状18で構成されており、収納物20はブリッジ形状18の底面には
、当るが、開口穴17のある側面までは、塞ぐことはできない。さらに、吸気口19の周辺部には、外郭15下面に形成された複数の凸形状21があるために、収納物20が吸気口19に吸い付いたとしても、一定の冷却径路は確保することができるため、吸気が全くなくなるということはない。
このように、外郭下面の吸気口には側面に開口部を設けた複数のブリッジ形状を備え、かつ吸気口へ吸気をガイドする凸形状を設けることにより、キャビネット内の収納物が吸気口に吸い付いても、外郭1部品で吸気のための冷却通路を確実に確保することができる。
以上のように、本実施の形態においては、外郭下面の吸気口には側面に開口部を設けた複数のブリッジ形状を備え、かつ吸気口へ吸気をガイドする凸形状を設けることで、キャビネット内の収納物が吸気口に吸い付いても、1部品で吸気のための冷却通路を確保することのできる低コストで組み立てやすい機器を提供できる。また、キャビネット内の収納物が吸気口に吸い付いても、冷却性能が大きく変わらず、火力を低減することなく通常通りの調理ができる機器をも提供することができる。
なお、ここではビルトインタイプの機器で説明しているが、吸気口が外郭下面にある据置、及び卓上タイプの機器でも同様の効果が得られる。
参考の形態1)
図4は本発明の第参考の形態における誘導加熱調理器の詳細斜視図を示すものである。
図4、5において、基本的な構成は実施の形態1と同様であるため、構成の違うところのみを説明する。吸気口19において、複数の開口穴22が同配列で構成され、それらの間に外郭15の絞りで構成された突起23(高さ約5〜10mm)が同配列で形成されている。
以上のように構成された誘導加熱調理器の吸気構成について、以下その動作、作用を説明する。
動作、作用についても、実施の形態1の内容と違う部分についてだけ述べるため、同様の内容は実施の形態1を参照とする。キャビネット16内の、収納スペースにある収納物20(キッチンペーパーやビニール袋)が、冷却手段14の能力により吸気口19に吸い付いた時のことを考える。収納物20は、軽くて薄いため、吸気口19全体を覆ってしまう。ところが、吸気口19には、開口穴22の近傍には開口穴22より外側に飛び出した複数の突起23が形成されているため、開口穴17は、完全に塞がれるということはない。さらに、吸気口19の周辺部には、外郭15下面に形成された複数の凸形状21があるために、収納物20が吸気口19に吸い付いたとしても、一定の冷却径路は確保することができるため、吸気が全くなくなるということはない。
以上のように、本参考の形態においては、外郭下面の吸気口には複数の開口穴と複数の突起を設け、かつ吸気口へ吸気をガイドする凸形状を設ける構成とすることで、キャビネット内の収納物が吸気口に吸い付いても、1部品で吸気のための冷却通路を確保することのできる低コストで組み立てやすい機器を提供できる。また、キャビネット内の収納物が吸気口に吸い付いても、冷却性能が大きく変わらず、火力を低減することなく通常通りの調理ができる機器をも提供することができる。
当然、実施の形態1に記した同様の効果も得られる。
(実施の形態
図5は本発明の第の実施の形態における誘導加熱調理器の詳細斜視図を示すものである。
図5において、基本的な構成は実施の形態1と同様であるため、構成の違うところのみを説明する。吸気口19において、外郭15下面から外方向への凸部24を形成し、凸部24の側面には複数の開口穴25が構成されている。
以上のように構成された誘導加熱調理器の吸気構成について、以下その動作、作用を説明する。
動作、作用についても、実施の形態1の内容と違う部分についてだけ述べるため、同様の内容は実施の形態1を参照とする。キャビネット16内の、収納スペースにある収納物20(キッチンペーパーやビニール袋)が、冷却手段14の能力により吸気口19に吸い付いた時のことを考える。収納物20は、軽くて薄いため、吸気口19全体を覆ってしまう。ところが、吸気口19には、外郭15下面から外方向へ飛び出した凸部24があり、その側面には開口穴25が開いている。さらに、吸気口19つまり、開口穴25の周辺部には、外郭15下面に形成された複数の凸形状21があるために、吸い付いた収納物20は凸部24の底面、凸形状21の底面に当って、側面の開口穴25は、完全に塞がれるということはない。これらにより、一定の冷却径路は確保することができるため、吸気が全くなくなるということはない。
以上のように、本実施の形態においては、外郭下面の吸気口には、外郭下面から外方向への凸部を形成し、凸部の側面には複数の開口穴が設けられた構成とすることで、キャビネット内の収納物が吸気口に吸い付いても、1部品で吸気のための冷却通路を確保することのできる低コストで組み立てやすい機器を提供できる。また、キャビネット内の収納物が吸気口に吸い付いても、冷却性能が大きく変わらず、火力を低減することなく通常通りの調理ができる機器をも提供することができる。
なお、本実施の形態では、凸部23の底面部に開口穴は設けられていないが、設けられていてもよく、通常の状態(収納物の吸い付きがない状態)では、より吸気面積を確保することができるため、冷却性能はさらによくすることができる。
当然、実施の形態1、参考の形態1に記した同様の効果も得られる。
(実施の形態
図6は本発明の第の実施の形態における誘導加熱調理器の詳細斜視図を示すものである。
図6において、基本的な構成は参考の形態と同様であるため、構成の違うところのみを説明する。吸気口19には複数の開口穴21と、略中央部に外郭15下面から外方向へでた突起26が構成され、吸気口19の外周部においては、円周状の複数の凸形状27が設けられている。
以上のように構成された誘導加熱調理器の吸気構成について、以下その動作、作用を説明する。
動作、作用についても、実施の形態2の内容と違う部分についてだけ述べるため、同様の内容は実施の形態2を参照とする。キャビネット16内の、収納スペースにある収納物
20(キッチンペーパーやビニール袋)が、冷却手段14の能力により吸気口19に吸い付いた時のことを考える。収納物20は、軽くて薄いため、吸気口19全体を覆ってしまう。ところが、吸気口19には、略中央部に突起26が設けられ、さらに外周部には円周状の凸形状27が設けられているため、収納物20は、それぞれの凸の底面に当り、開口穴21が、完全に塞がれるということはない。そして、外周部の凸形状27は、複数のためそれらに切れ目28があるため、そこが吸気の径路をも構成させている。さらに吸気口19の周辺部、つまり外周の凸形状27の外側近傍には、外郭15下面に形成された複数の凸形状21があるために、より確実な一定の冷却径路を確保することができるため、吸気が全くなくなるということはない。
以上のように、本実施の形態においては、吸気口の外周部において、円周状の複数の凸形状を設けた構成とすることで、キャビネット内の収納物が吸気口に吸い付いても、1部品で吸気のための冷却通路をさらに確実に確保することのできる低コストで組み立てやすい機器を提供できる。また、キャビネット内の収納物が吸気口に吸い付いても、冷却性能が大きく変わらず、火力を低減することなく通常通りの調理ができる機器をも提供することができる。
なお、本実施の形態では、略中心部に突起を設けて説明したが、略中央に限らず、どの位置でもよく、また複数あっても同様の効果が得られる。
当然、実施の形態1、2、参考の形態1に記した同様の効果も得られる。
(実施の形態
図7は本発明の第の実施の形態における誘導加熱調理器の詳細斜視図を示すものである。
図7において、基本的な構成は実施の形態1と同様であるため、構成の違うところのみを説明する。吸気口の開口穴29は、本体外周側に設けられている。
以上のように構成された誘導加熱調理器の吸気構成について、以下その動作、作用を説明する。
動作、作用についても、実施の形態1の内容と違う部分についてだけ述べるため、同様の内容は実施の形態1を参照とする。キャビネット16内の、収納スペースにある収納物20(キッチンペーパーやビニール袋)が、冷却手段14の能力により吸気口19に吸い付いた時のことを考える。収納物20は、軽くて薄いため、吸気口19全体を覆ってしまう。ところが、吸気口19には、外殻15下面から外方向へ飛び出した凸部に設けられた開口穴29が外郭外周側に向いて開いている。さらに、吸気口19つまり、開口穴29の周辺部には、外郭15下面に形成された複数の凸形状21があるために吸い付いた収納物20は凸部の底面、凸形状の底面に当って、側面の開口穴29は、完全に塞がれるということはない。これらにより、一定の冷却径路は確保することができるため、吸気が全くなくなるということはない。さらに、開口穴29は、外郭外周側に向いているため、より外気に近い空気(室温に近い空気−キャビネット内で温まっていない空気)を間近に吸い込むことができるため、内部部品の冷却に対しても、効率よくできるので、より火力を維持できる加熱性能のよい機器にすることができる。
以上のように、本実施の形態においては、吸気口の開口部において、本体外周側に設けられた構成とすることで、キャビネット内の収納物が吸気口に吸い付いても、1部品で吸気のための冷却通路を確保することのできる低コストで組み立てやすい機器を提供できる。また、キャビネット内の収納物が吸気口に吸い付いても、より新鮮な空気を吸気できる
冷却性能がよく、火力低減のない通常通りの調理ができる機器をも提供することができる。
なお、本実施の形態では、開口部29が横方向に設けられているが、前方でもよく同様の効果が得られるし、また、吸気口が本体後方に形成されているならば、後方でもよい。
当然、実施の形態1〜3、参考の形態1に記した同様の効果も得られる。
(実施の形態
図8は、本発明の第の実施の形態における誘導加熱調理器の詳細斜視図を示すものである。
図8において、基本的な構成は実施の形態1と同様であるため、構成の違うところのみを説明する。吸気口19において、複数の開口穴30と階段状の凸部31が設けられている。
以上のように構成された誘導加熱調理器の吸気構成について、以下その動作、作用を説明する。
動作、作用についても、実施の形態1の内容と違う部分についてだけ述べるため、同様の内容は実施の形態1を参照とする。キャビネット16内の、収納スペースにある収納物20(キッチンペーパーやビニール袋)が、冷却手段14の能力により吸気口19に吸い付いた時のことを考える。収納物20は、軽くて薄いため、吸気口19全体を覆ってしまう。ところが、吸気口19には、階段状の凸部31が複数の開口穴30上に構成されているため、開口穴30は、完全に塞がれるということはない。さらに、吸気口19の周辺部には、外郭15下面に形成された複数の凸形状21があるために、収納物20が、吸気口19に吸い付いたとしても、一定の冷却径路は確保することができるため、吸気が全くなくなるということはない。
以上のように、本実施の形態においては、外郭下面の吸気口には複数の開口穴と複数の階段状の凸部を設け、かつ吸気口へ吸気をガイドする凸形状を設ける構成とすることで、キャビネット内の収納物が吸気口に吸い付いても、1部品で吸気のための冷却通路を確保することのできる低コストで組み立てやすい機器を提供できる。また、キャビネット内の収納物が吸気口に吸い付いても、冷却性能が大きく変わらず、火力を低減することなく通常通りの調理ができる機器をも提供することができる。
なお、階段状の凸部のXY平面上の向きは、どの方向でもよく、同様の効果が得られる。
当然、実施の形態1〜4、参考の形態1に記した同様の効果も得られる。
(実施の形態
図9、10は、本発明の第の実施の形態における誘導加熱調理器の詳細斜視図、詳細断面図を示すものである。
図9、10において、基本的な構成は実施の形態1と同様であるため、構成の違うところのみを説明する。吸気口19において、複数の開口穴32が設けられ、その一部の開口33穴からは冷却手段14を支持する樹脂で構成された支持体34で形成された突起35(高さ約5〜10mm)が外郭下面より外方向に飛び出している。
以上のように構成された誘導加熱調理器の吸気構成について、以下その動作、作用を説明する。
動作、作用についても、実施の形態1の内容と違う部分についてだけ述べるため、同様の内容は実施の形態1を参照とする。キャビネット16内の、収納スペースにある収納物20(キッチンペーパーやビニール袋)が、冷却手段14の能力により吸気口19に吸い付いた時のことを考える。収納物20は、軽くて薄いため、吸気口19全体を覆ってしまう。ところが、吸気口19には、一部の複数の開口穴33から突起35が外郭下面より外側に飛び出している。つまり、開口穴32の近傍には開口穴32より外側に飛び出した突起35が形成されているため、開口穴32は、完全に塞がれるということはない。さらに、吸気口19の周辺部には、外郭15下面に形成された複数の凸形状21があるために、収納物20が吸気口19に吸い付いたとしても、一定の冷却径路は確保することができるため、吸気が全くなくなるということはない。また、突起35は樹脂で構成されているため、フレキシブルな形状を作成させることができるため、より吸い付きずらく、吸気径路を構成できるような突起形状を自由に容易に形成できる。
以上のように、本実施の形態においては、外郭下面の吸気口において、複数の開口穴が設けられ、その一部の開口穴からは冷却手段を支持する支持体で形成された突起が外郭下面より外方向に飛び出した構成とすることで、キャビネット内の収納物が吸気口に吸い付いても、吸気のための冷却通路を確保することのできる低コストで組み立てやすい機器を提供できる。また、キャビネット内の収納物が吸気口に吸い付いても、冷却性能が大きく変わらず、火力を低減することなく通常通りの調理ができる機器をも提供することができる。
当然、実施の形態1〜5、参考の形態1に記した同様の効果も得られる。
以上のように、本発明にかかる誘導加熱調理器の吸気構成により、ビルトイン、及び据置、卓上タイプのあらゆる調理機器の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の裏面斜視図 本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の詳細斜視図 本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の断面図 本発明の参考の形態における誘導加熱調理器の詳細斜視図 本発明の実施の形態における誘導加熱調理器の詳細斜視図 本発明の実施の形態における誘導加熱調理器の詳細断面図 本発明の実施の形態における誘導加熱調理器の詳細斜視図 本発明の実施の形態における誘導加熱調理器の詳細斜視図 本発明の実施の形態における誘導加熱調理器の詳細斜視図 本発明の実施の形態における誘導加熱調理器の詳細断面図 従来の誘導加熱調理器の裏面斜視図 従来の誘導加熱調理器の断面図
11 天板
12 加熱コイル
13 インバータ基板
14 冷却手段
15 外郭
16 キャビネット
17、22、25、29、30、32 開口穴
18 ブリッジ形状
19 吸気口
20 収納物
21 凸形状
23、26 突起
24 凸部
27 円周状の凸形状
28 切れ目
31 階段状の凸部
33 一部の開口穴
34 支持体
35 支持体で構成された突起

Claims (6)

  1. 鍋を載置する天板と加熱コイルと前記加熱コイルを駆動するインバータ基板と内部部品を冷却する冷却手段と前記天板、前記加熱コイル、前記インバータ基板、及び前記冷却手段を支持する金属の外郭と、を備え、前記冷却手段の下方には、前記外郭に形成された一体の外部からの空気を吸気させる吸気口を具備し、前記吸気口は前記外郭下面から外方向へ張り出しかつ側面に開口部を設けた複数のブリッジ形状を備え、かつ前記吸気口の周辺部には、前記外郭下面から外方向に張り出されてなり、前記外郭下面から前記吸気口への吸気をガイドする複数の凸形状を設け、前記外郭1部品で吸気のための冷却通路を確保する誘導加熱調理器。
  2. 前記吸気口は、前記外郭下面から外方向へ張り出しかつ側面に前記開口部を設けた複数のブリッジ形状を備えることに替えて、前記外郭下面から外方向へ形成された凸部の側面に複数の開口穴が設けられた請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  3. 前記吸気口には、前記外郭下面から外方向へ張り出しかつ側面に前記開口部を設けた複数のブリッジ形状を備えることに替えて、複数の開口穴と複数の突起を設けるとともに、前記吸気口の外周部には、円周状の複数の凸形状を設けた請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  4. 前記吸気口の前記開口穴は、本体外周側及び前記複数の凸形状側にのみ向けて設けられた請求項2に記載の誘導加熱調理器。
  5. 前記吸気口には、前記外郭下面から外方向へ張り出しかつ側面に前記開口部を設けた複数のブリッジ形状を備えることに替えて、複数の凸部を設け、前記凸部の間に複数の開口穴を設けた請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  6. 鍋を載置する天板と加熱コイルと前記加熱コイルを駆動するインバータ基板と内部部品を冷却する冷却手段と前記天板、前記加熱コイル、前記インバータ基板、及び前記冷却手段を支持する外郭とを備え、前記冷却手段の下方には、前記外郭に形成された一体の外部からの空気を吸気させる吸気口を具備し、前記吸気口の周辺部には、前記外郭下
    面から前記吸気口への吸気をガイドする複数の凸形状を設けるとともに、前記吸気口には、複数の開口穴が設けられ、その一部の前記開口穴からは冷却手段を支持する支持体を構成する樹脂で前記支持体に形成された突起が前記外郭下面より外方向に飛び出した誘導加熱調理器。
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