JP2011174623A - 対面式キッチン装置 - Google Patents

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JP2011174623A JP2010036749A JP2010036749A JP2011174623A JP 2011174623 A JP2011174623 A JP 2011174623A JP 2010036749 A JP2010036749 A JP 2010036749A JP 2010036749 A JP2010036749 A JP 2010036749A JP 2011174623 A JP2011174623 A JP 2011174623A
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Yoshiro Matsushita
芳朗 松下
Junko Inui
潤子 乾
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Abstract

【課題】 IH調理器具を備えるキッチンカウンタの奥行きを狭めた省スペース型の対面式キッチン装置を提供する。
【解決手段】 キッチンKとダイニングDとの間に置かれ、手前側のキッチンカウンタ3と後方のダイニングカウンタ4とを備えてなり、ダイニングカウンタ4上面はキッチンカウンタ3上面よりも高く設けられ、キッチンカウンタ3上面にIH調理器具5を備える対面式キッチン装置1において、IH調理器具5に開口するIH排熱口51は、ダイニングカウンタ天板45に開口するカウンタ排熱口41に下方から連通接続される排熱経路2を介してダイニングカウンタ天板45上方と連通するようになされることを特徴としている。
【選択図】図2

Description

本願発明は、対面式キッチン装置に関するものである。
従来から、特開2007−135877号公報(特許文献1)に示されるような対面式キッチン装置は知られている。この対面式キッチン装置1は、図7に示すように、キッチンKとダイニングDとの間に設置される。キッチンK側で調理する者にとって前方視界が開け開放感があることや、ダイニングDにいる人と対話しながら調理が可能であるなどの利点がある。このような対面式キッチン装置1は、前方であるキッチンK側には調理に用いられるキッチンカウンタ3を備え、後方であるダイニングD側にはダイニングカウンタ4を備えてなる。キッチンカウンタ3にはシンク301やIH調理器具5を備える。IH調理器具5とはIH(Induction Heating、電磁誘導加熱)を用いた加熱調理器具である。IH調理器具5が内蔵する誘導加熱コイル(図示せず)から発生する磁力線によって加熱対象の鍋などに渦電流を生じさせ、加熱対象の電気抵抗により発生する熱によって加熱調理を行う。
この従来例の対面式キッチン装置1にあっては、キッチンカウンタ3が備えるシンク301からダイニングDへの水跳ねを防ぐために、ダイニングカウンタ4上面は、キッチンカウンタ3上面よりも高い位置に設けられる。また、これによりダイニングDからキッチンカウンタ3上面の調理器具などが見えにくくなる。
IH調理器具5は、内蔵する加熱用の誘導加熱コイルなどの温度が使用中に上昇するため、冷却が必要となる。そのため、IH調理器具5はIH排熱口を有して、内部の熱をIH排熱口から排出することで内部を冷却することが行われている。
例えば、特開2009−152100号公報(特許文献2)に示されるようなIH調理器具が知られている。このIH調理器具5は、図8に示すように、キッチンカウンタに組み込まれて用いられるビルトイン型であって、上面には加熱部53を備えるとともに、内部を冷却するための空気を吸入、排出する吸気口、排熱口となる通風口501を開口する。この従来例のIH調理器具5は、空気を通風口501から吸入して、熱とともに通風口501から排出することで内部を冷却している。キッチンカウンタに組み込まれた状態では、IH調理器具5の上面がキッチンカウンタの上面と略面一になる。
この従来例に見られるように、IH調理器具5の冷却に用いられるIH排熱口は、ビルトイン型のIH調理器具5であれば、IH調理器具5が組み込まれるキッチンカウンタの内部に熱がこもらないようにすることや、調理時の利便性を考慮して、通常IH調理器具5上面の後方、あるいはキッチンカウンタ上面であって組み込まれたIH調理器具5の後方に設ける。IH排熱口をIH調理器具5後方に設ける理由は、IH調理器具5前方にIH排熱口を設ければ、調理者から見て美感を損ねるためである。又、内蔵するファンによって内部の熱を排出するIH調理器具5の場合、前方に設けられるIH排熱口からの排気が調理者に当たり不快となるためである。
ところで、キッチン装置手前側の調理スペースを拡げることなどを目的として、省スペース型の対面式キッチン装置が求められている。対面式キッチン装置が備えるキッチンカウンタの前後方向となる奥行き寸法を狭めることにより対面式キッチン装置を省スペース型とすることができる。しかしながら、ビルトイン型のIH調理器具を備えるキッチンカウンタは、IH調理器具の加熱部とIH排熱口を備えるための領域をキッチンカウンタの上面に確保する必要があるため、ビルトイン型のIH調理器具が組み込まれる対面式キッチン装置の奥行き寸法を狭める形で省スペース型にすることが困難であるという問題がある。
図8に示されるIH調理器具5上面には3個の加熱部53が三角形を形成するように配置されるが、これと異なり、特開2009−266465号公報(特許文献3)にて開示される図9のビルトイン型IH調理器具5のように、加熱部53をキッチンカウンタ3の長手方向に沿って横一列に配置することでキッチンカウンタ3の奥行きを狭める試みも行われている。
特開2007−135877号公報 特開2009−152100号公報 特開2009−266465号公報
しかしながら、この従来例のように加熱部53の配置を変更しても、IH調理器具5内部を冷却するためのIH排熱口が必要であることは変わらず、キッチンカウンタ3上面には加熱部53に加えてIH排熱口を設ける領域が必要となる。IH排熱口をIH調理器具5上面後方に開口すれば、ビルトイン型のIH調理器具5を組み込まれた対面式キッチン装置を省スペース型とするために、キッチンカウンタ3の奥行きを狭めることは困難となる。
本願発明は、上記背景技術に鑑みて発明されたもので、その課題は、IH調理器具を備えるキッチンカウンタの奥行きを狭めた省スペース型の対面式キッチン装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、本願請求項1記載の発明では、キッチンとダイニングとの間に置かれ、手前側のキッチンカウンタと後方のダイニングカウンタとを備えてなり、ダイニングカウンタ上面はキッチンカウンタ上面よりも高く設けられ、キッチンカウンタ上面にIH調理器具を備える対面式キッチン装置において、IH調理器具に開口するIH排熱口は、ダイニングカウンタ天板に開口するカウンタ排熱口に下方から連通接続される排熱経路を介してダイニングカウンタ天板上方と連通するようになされることを特徴としている。
又、本願請求項2記載の発明では、特に、排熱経路は上端がカウンタ排熱口へ連通接続されるとともに下端がIH調理器具に開口するIH排熱口へ連通接続される排熱ダクトであることを特徴としている。
又、本願請求項3記載の発明では、特に、排熱ダクト下部は取替え自在の連結ダクトであり、IH調理器具に開口するIH排熱口は連結ダクトに連通接続されることを特徴としている。
又、本願請求項4記載の発明では、特に、ダイニングカウンタは前部に備える排熱経路の後部に収納部を備えてなることを特徴としている。
又、本願請求項5記載の発明では、特に、前部の排熱経路と後部の収納部との間は断熱材で区切られることを特徴としている。
本願請求項1記載の対面式キッチン装置においては、IH調理器具に開口するIH排熱口は、ダイニングカウンタ天板に開口するカウンタ排熱口に下方から連通接続される排熱経路を介してダイニングカウンタ天板上方と連通するようになされることから、IH排熱口から排出される熱は排熱経路を介してカウンタ排熱口から排出される。これにより、キッチンカウンタ上面にIH排熱口を形成する領域が不要となって、IH調理器具を備える省スペース型の対面式キッチン装置を提供可能となる。又、カウンタ排熱口の上端部分が形成されるダイニングカウンタ上面はキッチンカウンタ上面よりも高く設けられるので、IH排熱口に水や油などが付着し内部に侵入することを防ぐ。
又、本願請求項2記載の発明の対面式キッチン装置においては、特に、排熱経路は上端がカウンタ排熱口へ連通接続されるとともに下端がIH排熱口へ連通接続される排熱ダクトであることから、IH調理器具内部の熱を効率よく排出可能となる。
又、本願請求項3記載の発明の対面式キッチン装置においては、特に、連結ダクトが取替え自在であるので、組み込まれるIH調理器具によってIH排熱口の位置が異なる場合にも、適した形状の連結ダクトに取替えて排熱ダクト下端の位置を変更することで接続が可能となる。この場合、排熱ダクトを全て取り替える必要がなく、連結ダクトだけを取替えればよいため、取替えが容易となることや、位置の異なるIH排熱口に対応するための予備連結ダクトは排熱ダクト全体ではなくその一部分である連結ダクトだけ用意すれば済むといった利点がある。
又、本願請求項4記載の発明の対面式キッチン装置が備えるダイニングカウンタは、その前部に備える排熱経路の後部に収納部を備えることから、利便性の高い対面式キッチン装置を提供可能となる。又、本願請求項5記載の発明のように、排熱経路と収納部との間を断熱材で区切れば、排熱経路の熱が収納部に影響を与えない。
本願発明の第一の実施形態である対面式キッチン装置を示す側面断面図。 同対面式キッチン装置を示す斜視図。 同対面式キッチン装置が備える連結ダクトを示す斜視図。 本願発明の第二の実施形態である対面式キッチン装置を示す斜視図。 本願発明の第三の実施形態である対面式キッチン装置を示す側面断面図。 本願発明の第四の実施形態である対面式キッチン装置を示す側面断面図。 従来例である対面式キッチン装置を示す斜視図。 別の従来例であるIH調理器具を示す斜視図。 更に別の従来例であるキッチン装置をIH調理器具とともに示す斜視図。
図1〜3は、本願請求項1〜5に対応した第一の実施形態である対面式キッチン装置1を示している。この実施形態に示す対面式キッチン装置1にあっては、キッチンKとダイニングDとの間に置かれ、手前側のキッチンカウンタ3と後方のダイニングカウンタ4とを備えてなり、ダイニングカウンタ4上面はキッチンカウンタ3上面よりも高く設けられ、キッチンカウンタ3上面にIH調理器具5を備える対面式キッチン装置1において、IH調理器具5に開口するIH排熱口51は、ダイニングカウンタ天板45に開口するカウンタ排熱口41に下方から連通接続される排熱経路2を介してダイニングカウンタ天板45上方と連通するようになされる。
又、排熱経路2は上端がカウンタ排熱口41へ連通接続されるとともに下端がIH調理器具5に開口するIH排熱口51へ連通接続される排熱ダクトである。
又、排熱ダクト下部は取替え自在の連結ダクト22であり、IH調理器具5に開口するIH排熱口51は連結ダクト22に連通接続される。
又、ダイニングカウンタ4は前部に備える排熱経路2の後部に収納部44を備えてなる。又、前部の排熱経路2と後部の収納部44との間は断熱材43で区切られる。
以下、この実施形態の対面式キッチン装置を、より具体的詳細に説明する。図1に示すように、この対面式キッチン装置1は、前方となるキッチンK側にキッチンカウンタ3を備え、後方となるダイニングD側にダイニングカウンタ4を備えてなる。キッチンカウンタ3は調理に用いるシンク(図示せず)やビルトイン型のIH調理器具5を有する。IH調理器具5の上面はキッチンカウンタ3上面と略面一である。ダイニングカウンタ4はキッチンカウンタ3後方に連なって備えられる。
キッチンカウンタ3とダイニングカウンタ4との区別は、外部から見て上面高さが異なる2つの部分の区別である。しかしながら構造的には、対面式キッチン装置1は、キッチン側下部ユニット1a、ダイニング側下部ユニット1b、上部ユニット1cの3部分から構成される。対面式キッチン装置1の下部はその前部がキッチン側下部ユニット1aであり、後部がダイニング側下部ユニット1bであって、この二つの上面は面一である。上部ユニット1cは、キッチン側下部ユニット1a上面の後部及びダイニング側下部ユニット1b上面全体に戴置される。キッチンカウンタ3はキッチン側下部ユニット1aの前部である。ダイニングカウンタ4にはキッチン側下部ユニット1aの後部、ダイニング側下部ユニット1bの全部及び上部ユニット1cの全部が含まれる。
キッチン側下部ユニット1aはビルトイン型のIH調理器具5、連結ダクト22及びキッチンK側から利用可能な収納スペースを備える。この収納スペースは上部に小型引出し収納を備えるとともに下部に大型引出し収納を備えるが、前面に開閉自在な扉を備える収納スペースであってもよい。
ダイニング側下部ユニット1bはダイニングD側から利用可能な収納スペースである。この収納スペースにはダイニングDで用いられる物品が収納されるほか、装飾品が収納されて飾り棚となってもよい。
上部ユニット1cは前部にダクト収納部46を備えるとともに後部に収納部44を備える。ダクト収納部46と収納部44は断熱材43で区切られる。ダクト収納部46は上部ユニット1c内の空間であり、排熱経路2である排熱ダクトの上部となる排熱筒21を内包する。排熱経路2である排熱ダクトは、上部の排熱筒21と下部の連結ダクト22とを連通接続してなる。排熱筒21上端はダイニングカウンタ天板45に開口するカウンタ排熱口41に接続される。排熱筒21下端には略L字形状の連結ダクト22上端が連通接続される。排熱筒21及び連結ダクト22は成型品としている。
対面式キッチン装置1にはIH調理器具5が組み込まれる。IH調理器具5の上面に鍋などの加熱対象を戴置して加熱調理を行う。IH調理器具5は後面にIH排熱口51を開口するとともに前面にIH吸気口52を開口し、内部にはファン(図示せず)を有する。ファンによって空気をIH吸気口52から吸入し、IH排熱口51から排出することでIH調理器具5の内部を冷却する。IH吸気口52はキッチンカウンタ3前面に設けられるカウンタ吸気口31と連通して空気を吸入可能である。
IH排熱口51には、連結ダクト22下端が前方に曲げられて突き当てられる。連結ダクト22下端周縁に備えられるパッキン23がIH排熱口51周囲を覆うようになされて、IH排熱口51から出される熱が対面式キッチン装置1内に漏れるのを防ぐ。ここではパッキン23としてエラストマーを用いている。
排熱筒21下端は、連結ダクト22上部周縁から連なって水平方向に突出する板状の部材である異物受け部221に当接する。
ダイニングカウンタ4は上部にダイニングカウンタ天板45を備える。カウンタ排熱口41はダイニングカウンタ天板45に設けられる。カウンタ排熱口41は、排熱筒21上端よりも大きいので、排熱筒21をカウンタ排熱口41から取り外し可能である。カウンタ排熱口41上部には、異物の侵入を防ぐフィルタ42が設置される。
又、図2に示すように、対面式キッチン装置1に組み込まれたIH調理器具5は、加熱対象が戴置される3個の加熱部53を、キッチンカウンタ3の長手方向に横一列に並べて備える。このようなIH調理器具5を用いることにより、この実施形態における省スペース型の対面式キッチン装置1には、1個の加熱部53が2個の加熱部53の後方に備わる従来のIH調理器具5を用いた場合と比較して、より広い手前スペース32が確保されるが、それに加えて本願発明を用いることにより、更に広い手前スペース32が確保される。
連結ダクト22上部の周縁から水平に突出する異物受け部221端部には固定部222が備わる。固定部222はネジ止め式になっており、これにより連結ダクト22は上部ユニット1cに固定される。
図3に、連結ダクト22と異物受け部221、固定部222、及び排熱筒21の下部を示す。連結ダクト22の上部周縁から水平方向に、連結ダクト22に連なる異物受け部221が突出している。異物受け部221端部に固定部222が備わる。排熱筒21は異物受け部221上面に戴置されるので、掃除の際には排熱筒21をカウンタ排熱口41から引き抜いて取り出すことが可能である。連結ダクト22上端開口部の外径は、排熱筒21下端開口部の内径よりも小さく、排熱筒21下端が異物受け部221に当接すれば、連結ダクト22の上部であって異物受け部221よりも上方に突出する部分は、排熱筒21との間に間隔を空けて、排熱筒21内部に収容される。異物受け部221の上面であって、排熱筒21内側と連結ダクト22外側とに囲まれる領域は上面領域Aとなる。これにより、排熱筒21下端と連結ダクト22上端とは連通接続されるとともに、カウンタ排熱口41から侵入して排熱筒21の内壁を伝い下りる水や油は、連結ダクト22内に侵入せずに、異物受け部221の上面領域Aで止まる。
従って、この実施形態の対面式キッチン装置1においては、IH調理器具5に開口するIH排熱口51は、ダイニングカウンタ天板45に開口するカウンタ排熱口41に下方から連通接続される排熱経路2を介してダイニングカウンタ天板45上方と連通するようになされることから、IH排熱口51から排出される熱は排熱経路2を介してカウンタ排熱口41から排出される。これにより、キッチンカウンタ3上面にIH排熱口51を形成する領域が不要となって、IH調理器具5を備える省スペース型の対面式キッチン装置1を提供可能となる。又、カウンタ排熱口41の上端部分が形成されるダイニングカウンタ4上面はキッチンカウンタ3上面よりも高く設けられるので、IH排熱口51に水や油などが付着し内部に侵入することを防ぐ。
又、特に、排熱経路2は上端がカウンタ排熱口41へ連通接続されるとともに下端がIH排熱口51へ連通接続される排熱ダクトであることから、IH調理器具5内部の熱を効率よく排出可能となる。
又、特に、連結ダクト22が取替え自在であるので、組み込まれるIH調理器具5によってIH排熱口51の位置が異なる場合にも、適した形状の連結ダクト22に取替えて排熱ダクト下端となる連結ダクト22下端の位置を変更することで接続が可能となる。この場合、排熱ダクトを全て取り替える必要がなく、連結ダクト22だけを取替えればよいため、取替えが容易となることや、位置の異なるIH排熱口51に対応するための予備連結ダクト22は排熱ダクト全体ではなくその一部分である連結ダクト22だけ用意すれば済むといった利点がある(後述の第二実施形態において示す)。
又、この実施形態の対面式キッチン装置1が備えるダイニングカウンタ4は、その前部に備える排熱経路2の後部に収納部44を備えることから、利便性の高い対面式キッチン装置1を提供可能となる。又、この実施形態のように、排熱経路2と収納部44との間を断熱材43で区切れば、排熱経路2の熱が収納部44に影響を与えない。
連結ダクト22下端周縁に備えられるパッキン23がIH排熱口51周囲を覆うようになされて、IH排熱口51から排出される熱が対面式キッチン装置1内に漏れるのを防ぐので、対面式キッチン装置1内部に熱がこもって排熱効率が下がるのを防ぐ。
排熱筒21下端は、連結ダクト22周縁から水平方向に突出する板状の部材である異物受け部221上面に当接するので、排熱筒21側壁を伝って落ちる水や油がIH調理器具5内部に侵入することを防ぐ。
カウンタ排熱口41は、排熱筒21上端よりも大きいので、排熱筒21をカウンタ排熱口41から取り外し可能であり、掃除が容易である。
キッチンカウンタ3上面のIH調理器具5よりも手前側には手前スペース32を確保しているので、この手前スペース32を用いて調理の下ごしらえから盛り付けまで可能であり、IH調理器具5手前にまな板を置いて材料を切ることが出来る。又、調理対象の鍋などの柄を手前側に向けても邪魔にならないことや、天ぷらを調理した場合に油が跳ねてもキッチンK側で調理する者にかかりにくいなど、手前スペース32が確保されていることによって利便性の高い対面式キッチン装置1が提供可能となる。
キッチンカウンタ3上面奥行きの寸法は、省スペース型の対面式キッチン装置1を提供しながらも、利便性の高い手前スペース32を確保するために、550mmにすることが好ましいが、この寸法に限定されるものではない。この実施形態の対面式キッチン装置1にあっては、3個の加熱部53を横一列に並べて備えるIH調理器具5を用いることにより、従来よりも広い手前スペース32を確保しているが、これに加えて本願発明を用いることによって、更に広い手前スペース32を確保している。
図4は、本願請求項1〜5に対応した第二の実施形態である対面式キッチン装置1を示している。なお、ここでは第一の実施形態と相違する事項についてのみ説明し、その他の事項(構成、作用効果など)については、上記第一の実施形態と同様であるのでその説明を省略する。この対面式キッチン装置1に組み込まれるビルトイン型のIH調理器具5が有するIH排熱口51の位置は、第一の実施形態におけるIH排熱口51の位置よりも、前方から対面式キッチン装置1を見る者にとっての左側になる。このような場合、第一の実施形態と比較して、排熱経路2となる排熱ダクトを全て取替える必要がなく、排熱筒21は取替えないで残し、図2に示す形状の連結ダクト22から図4に示す形状の連結ダクト22へと取替えるだけで、排熱ダクトの下端をIH排熱口51に突き当てることが可能となる。
図5は、本願請求項1、4及び5に対応した第三の実施形態である対面式キッチン装置1を示している。なお、ここでは第一の実施形態と相違する事項についてのみ説明し、その他の事項(構成、作用効果など)については、上記第一の実施形態と同様であるのでその説明を省略する。この実施形態に示す対面式キッチン装置1は前方にキッチンカウンタ3を備え、後方にダイニングカウンタ4を備えるが、第一の実施形態と異なり、構造的には一体となっており、第一の実施形態に示す対面式キッチン装置1のように3つの分割した部分からなるものではない。ダイニングカウンタ4前部空間の上部を排熱経路2としており、排熱ダクト(第一の実施形態における排熱筒21と連結ダクト22)は存在せず、図1に示す第一の実施形態のようにダクト収納部46内に排熱ダクトである排熱筒21が備えられる構成ではない。排熱経路2上端はダイニングカウンタ4上部のダイニングカウンタ天板45に開口するカウンタ排熱口41となる。
この対面式キッチン装置1に組み込まれるビルトイン型IH調理器具5上面の後端にはIH排熱口51が設けられる。又、IH調理器具5の上面は、前部に備わる加熱部がキッチンカウンタ3上面に露出するとともに、後部に開口するIH排熱口51がダイニングカウンタ4内に埋設されるように組み込まれているので、IH排熱口51が設けられる位置は排熱経路2の内部となる。IH排熱口51とカウンタ排熱口41とは、ダイニングカウンタ4内部の空間である排熱経路2を介して連通する。
従って、この実施形態の対面式キッチン装置1にあっては、従来例に見られるような上面にIH排熱口51を開口したIH調理器具5を用いて、省スペース型の対面式キッチン装置1を提供可能となる。
図6は、本願請求項1〜5に対応した第四の実施形態である対面式キッチン装置1を示している。なお、ここでは第一の実施形態と相違する事項についてのみ説明し、その他の事項(構成、作用効果など)については、上記第一の実施形態と同様であるのでその説明を省略する。この対面式キッチン装置1は、キッチンカウンタ3上面に備えるIH調理器具5の下方にグリル6を備える。グリル6内部には、キッチンカウンタ3前面から加熱調理の対象となる魚などの食材を出し入れ可能であり、グリル6内部に入れられた食材は、グリル6の有する加熱調理手段(図示せず)によって加熱調理される。グリル6は後面にグリル排熱口61を開口し、グリル6の有する加熱調理手段はグリル排熱口61を介してグリル6外部と連通している。
連結ダクト22は上端が排熱筒21に連通接続されるとともに下方が2つに分岐しており、連結ダクト22の下端は、IH調理器具側下端223とグリル側下端224との2つに分かれる。IH調理器具側下端223はIH調理器具5の有するIH排熱口51に突き当てられる。グリル側下端224はグリル6に開口するグリル排熱口61に突き当てられる。これにより、グリル6の有する加熱調理手段は連結ダクト22及び排熱筒21を介してダイニングカウンタ4上方に連通する。グリル側下端224の周縁に備えられるパッキン23(エラストマーを用いる)がグリル排熱口61周囲を覆うようになされて、グリル排熱口61から排出される熱が対面式キッチン装置1内に漏れることを防ぐ。
従って、この実施形態における対面式キッチン装置1においては、グリル6に開口するグリル排熱口61から排出される熱は排熱経路2を介してカウンタ排熱口41から排出される。これにより、キッチンカウンタ3上面にIH排熱口51やグリル排熱口61を設ける領域が不要となって、IH調理器具5及びグリル6を備える省スペース型の対面式キッチン装置1を提供可能となる。又、カウンタ排熱口41の上端が開口するダイニングカウンタ4上面はキッチンカウンタ3上面よりも高く設けられるので、IH排熱口51やグリル排熱口61に水や油などが付着し内部に侵入することを防ぐ。又、組み込まれるグリル6によってグリル排熱口61の位置が異なる場合にも、適した形状の連結ダクト22に取り替えることで接続が可能となる。又、IH調理器具5とグリル6の両方を備える対面式キッチン装置1において、グリル6が有する加熱調理手段を冷却するための排熱経路2とIH調理器具5を冷却するための排熱経路2とを共用可能である。
なお、本願発明の対面式キッチン装置は、上記の実施形態に限定されない。例えば排熱ダクトは、必ずしも排熱筒と連結ダクトに分ける必要がなく、排熱ダクト下部を蛇腹構造のように位置自在な構造とすることで、排熱ダクト下端を、組み込まれるIH調理器具のIH排熱口に対応して突き当て可能にしてもよい。又、IH調理器具はビルトイン型に限定されず、キッチンカウンタ上面に戴置される据え置き型であってもよい。
1 対面式キッチン装置
1a キッチン側下部ユニット
1b ダイニング側下部ユニット
1c 上部ユニット
2 排熱経路
21 排熱筒(排熱ダクト)
22 連結ダクト(排熱ダクト)
221 異物受け部
222 固定部
223 IH調理器具側下端
224 グリル側下端
23 パッキン
3 キッチンカウンタ
31 カウンタ吸気口
32 手前スペース
4 ダイニングカウンタ
41 カウンタ排熱口
42 フィルタ
43 断熱材
44 収納部
45 ダイニングカウンタ天板
46 ダクト収納部
5 IH調理器具
51 IH排熱口
52 IH吸気口
53 加熱部
6 グリル
61 グリル排熱口
A 上面領域
K キッチン
D ダイニング

Claims (5)

  1. キッチンとダイニングとの間に置かれ、手前側のキッチンカウンタと後方のダイニングカウンタとを備えてなり、ダイニングカウンタ上面はキッチンカウンタ上面よりも高く設けられ、キッチンカウンタ上面にIH調理器具を備える対面式キッチン装置において、IH調理器具に開口するIH排熱口は、ダイニングカウンタ天板に開口するカウンタ排熱口に下方から連通接続される排熱経路を介してダイニングカウンタ天板上方と連通するようになされることを特徴とする対面式キッチン装置。
  2. 排熱経路は上端がカウンタ排熱口へ連通接続されるとともに下端がIH調理器具に開口するIH排熱口へ連通接続される排熱ダクトであることを特徴とする請求項1記載の対面式キッチン装置。
  3. 排熱ダクト下部は取替え自在の連結ダクトであり、IH調理器具に開口するIH排熱口は連結ダクトに連通接続されることを特徴とする請求項2記載の対面式キッチン装置。
  4. ダイニングカウンタは前部に備える排熱経路の後部に収納部を備えてなることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の対面式キッチン装置。
  5. 前部の排熱経路と後部の収納部との間は断熱材で区切られることを特徴とする請求項4記載の対面式キッチン装置。
JP2010036749A 2010-02-23 2010-02-23 対面式キッチン装置 Pending JP2011174623A (ja)

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