JP2020081560A - 調理台 - Google Patents

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Takuya Omae
拓也 大前
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Abstract

【課題】加熱調理器に接触した空気の排気が適切に行え、かつカウンター上面の利用可能な面積を拡げることができる調理台を提案する。【解決手段】調理台1は、カウンター2と、カウンター2を下方から支持するキャビネット3と、を備える。キャビネット3は、カウンター2の上に置かれた物を加熱するための加熱調理器4が収容される収容部5と、収容部5の下方に位置し、キャビネット3の前側から物品を出し入れ可能に構成された収納部6と、を有する。キャビネット3は更に、キャビネット3の底部分に設けられ、収納部6の下方に位置する排気口7と、収容部5と排気口7とを繋ぐ排気路8と、を有する。【選択図】図2

Description

本開示は、調理台に関する。
特許文献1には、IH調理器がビルトインされたカウンター部と、IH調理器の前面を覆うエプロン部と、エプロン部の下方に扉が位置するキャビネットと、を備える調理器具カウンターが開示されている。エプロン部には、給気口が設けられており、カウンター部の後端部には、上方に向けて開放された排気口が設けられている。給気口から給気された空気は、IH調理器に接触しながら流れ、IH調理器を冷却しながら排気口から排出される。
特開2007−135878号公報
ところで、特許文献1に記載された調理器具カウンターでは、カウンター部の後端部に排気口があるため、カウンター部の後端部の上方に物品を置きにくいといった問題や、カウンター部の後端部の上面の掃除がしにくいといった問題があった。
上記事情に鑑みて、本開示は、加熱調理器に接触した空気の排気が適切に行え、かつカウンター上面の利用可能な面積を拡げることができる調理台を提案することを、目的とする。
本開示の一態様に係る調理台は、カウンターと、前記カウンターを下方から支持するキャビネットと、を備え、前記キャビネットは、前記カウンターの上に置かれた物を加熱するための加熱調理器が収容される収容部と、前記収容部の下方に位置し、前記キャビネットの前側から物品を出し入れ可能に構成された収納部と、前記キャビネットの底部分に設けられ、前記収納部の下方に位置する排気口と、前記収容部と前記排気口とを繋ぐ排気路と、を有する。
本開示の一態様の調理台は、加熱調理器に接触した空気の排気が適切に行え、かつカウンター上面の利用可能な面積を拡げることができる。
図1は、実施形態1の調理台を示す正面図である。 図2は、図1のa−a線における断面図である。 図3は、図1のb−b線における断面図である。 図4Aは、実施形態1の調理台の変形例を示す正面図であり、図4Bは、図4Aのc−c線における断面図である。 図5は、実施形態2の調理台を示す正面図である。 図6は、図5のd−d線における断面図である。 図7は、図5のe−e線における断面図である。 図8Aは、実施形態2の調理台の変形例を示す正面図であり、図8Bは、図8Aのf−f線における断面図である。 図9は、実施形態3の調理台を示す正面図である。 図10は、図9のg−g線における断面図である。 図11は、図9のh−h線における断面図である。 図12Aは、実施形態3の調理台の変形例を示す正面図であり、図12Bは、図12Aのi−i線における断面図である。
本開示は、調理台に関し、詳しくは、カウンター上面に排気口を有さない調理台に関する。
(実施形態1)
1.概要
図1、図2及び図3に示すように、実施形態1の調理台1は、カウンター2と、カウンター2を下方から支持するキャビネット3と、を備える。
キャビネット3は、カウンター2の上に置かれた物を加熱するための加熱調理器4が収容される収容部5と、収容部5の下方に位置し、キャビネット3の前側から物品を出し入れ可能に構成された収納部6と、を有する。キャビネット3は更に、キャビネット3の底部分に設けられ、収納部6の下方に位置する排気口7と、収容部5と排気口7とを繋ぐ排気路8と、を有する。
この調理台1では、収容部5において加熱調理器4に接触して温度が上がった空気を、排気路8を通じて収納部6の下方に位置する排気口7へと送ることができ、キャビネット3の前側に立つユーザーの足元に、温度を抑えた状態で適切に排出することができる。
また、この調理台1では、排気口7がキャビネット3の底部分に設けられ、カウンター2の上面に設けられていないため、カウンター2の上面の利用可能な面積を拡げることができる。
2.詳細
続いて、本実施形態の調理台1について、更に詳しく説明する。
調理台1は、平面視矩形状である。本明細書では、調理台1の長手方向を左右方向とし、調理台1の短手方向を前後方向としている。調理台1の短手方向のうち、調理台1に対して利用時にユーザーが位置する側を前側とし、その反対側を後側とする。このユーザーから見た方向を基準にして、右側と左側とを定義する。
調理台1は、加熱調理器4を操作するための操作部9を、調理台1の前端部に有する。調理台1は、排気口7を塞ぐように取り付けられ、複数の通気孔100が設けられた流速規制部材10を更に備える。
2−1.カウンター
図2に示すように、カウンター2は、平面視矩形の板状の本体部20と、本体部20の一部の上に重なった表面板21と、を備える。本体部20は、木材、金属、合成樹脂、木材と金属の積層材料などで形成される。表面板21は、耐衝撃性かつ耐熱性を有するガラス等で形成される。
本体部20の前縁には、上方に突出した堰部200が設けられ、本体部20の後縁には、上方に突出した立ち上がり部201が設けられている。本体部20の前後方向の中央部には、表面板21が収まる凹み202と、加熱調理器4が設置される設置孔203が形成されている。設置孔203は、凹み202の左右方向の中央部に位置し、本体部20を上下方向に貫通している。
凹み202に表面板21を収容した状態で、表面板21の上面と、本体部20の凹み202の外周の部分の上面とは、面一に位置する。これにより、カウンター2の上面は、前縁と後縁を除く残りの部分が、平坦な面となっている。カウンター2の上面の平坦な面の、床面からの高さは、80cmから100cmである。
2−2.加熱調理器
加熱調理器4は、誘導加熱によって加熱を行うIH(Induction Heating)調理器である。
加熱調理器4は、左右方向に並ぶ複数の加熱部を有する。複数の加熱部のそれぞれは、誘導加熱のための磁力を発生させるコイルと、コイルに流す電流を制御するための電子回路を含んだ制御回路とを有する。複数の加熱部のそれぞれは、加熱される材料が入った調理容器を加熱可能である。調理容器は、鍋、やかん、フライパン等である。
加熱調理器4は、送風装置を更に有する。この送風装置が駆動することで、加熱調理器4内の空気が換気される。加熱調理器4は、導入口40を前端部に有し、排出口41を後端部に有する。
複数の加熱部のそれぞれは、操作部9によって操作可能である。操作部9は、タッチスイッチあるいは小型押ボタンスイッチと表示器とを有する。操作部9は、各加熱部に対して、加熱の開始又は停止の指示、出力(火力)の指示、加熱時間の指示などを行うための操作が可能である。
操作部9は、カウンター2の前端部の下方に収まる収納位置と、カウンター2から前側に突出した使用位置との間で移動可能となるように、キャビネット3に取り付けられている。
2−3.キャビネット
図1、図2及び図3に示すように、キャビネット3は、その内部に、収容部5と、収容部5の下方にする収納部6と、収納部6の後方に位置する後部空間S1とを有する。後部空間S1は、壁12で仕切られた排気空間S2を含む。排気空間S2は、排気路8の一部を構成する。
本実施形態では、キャビネット3は、上側キャビネット30と、その下側に位置する下側キャビネット31とを組み合わせて形成される。
上側キャビネット30の内部空間のうち、上部の空間が、収容部5であり、下部の空間のうち、前側の空間が収納部6であり、後側の空間が後部空間S1である。
上側キャビネット30は、前面及び上面が開口した箱型の本体部32を有する。本体部32内には、収容部5と収納部6及び後部空間S1とを分ける仕切壁321,322,323と、収納部6を上下2つの空間に分ける仕切壁324とが設けられている。
仕切壁321は、カウンター2の下面と平行な前仕切部3210と、前仕切部3210の後端部から下方に延びた中間仕切部3211と、中間仕切部3211の下端から後方に延びた後仕切部3212と、を有する。仕切壁321は、金属製である。前仕切部3210とカウンター2との間に、操作部9が収容され、中間仕切部3211よりも後方に、加熱調理器4が収容される。
仕切壁322は、加熱調理器4の下方に位置して、収容部5のうち、加熱調理器4の配置スペースを除く残りの空間を、前後に分ける鉛直な壁である。仕切壁322によって、収容部5における、加熱調理器4に接触する前の空気と、加熱調理器4に接触した後の空気との分離性が高まる。
仕切壁323は、収容部5のうち仕切壁322よりも後側の空間と、収納部6及び後部空間S1とを仕切る略水平な壁である。仕切壁323の一部3230は、加熱調理器4のメンテナンス等の際に、取り外し可能である。また、仕切壁323の他の一部には、排気路8の上流端に繋がる通気孔3231が設けられている。
図1及び図2に示すように、収納部6は、仕切壁324より上側の空間に、出し入れ可能に収納される一つの引出し60と、仕切壁324よりも下側の空間に出し入れ可能に収納される複数(本実施形態では二つ)の引出し61と、を有する。
引き出し60は、前板600と、前板600の後側に一体に設けられたケース601とを有する。二つの引き出し61のそれぞれは、前板610と、前板610の後側に一体に設けられたケース611とを有する。ケース601,611のそれぞれは、上面に開口を有する箱体である。
引出し60と二つの引出し61のそれぞれは、前板600,610が本体部32の前面の開口を塞ぐ閉位置と、前板600,610が本体部32の前面の開口よりも前側に位置してケース601,611が露出する開位置との間で、移動可能である。
図3に示すように、本体部32内には、仕切壁324よりも下側の空間を、左右二つの空間に分ける鉛直な仕切壁325が更に設けられている。左右二つの空間のそれぞれの前側の部分に、引出し61が出し入れ可能に収納される。
後部空間S1には、排気空間S2を仕切る壁12が二つ設けられている。詳しくは、後部空間S1のうち、仕切壁325によって分けられる左右二つの空間S10,S11のそれぞれに、壁12が設けられている。
二つの壁12のそれぞれは、本体部32の後壁326に対して平行な前板120と、前板120の左右の端部から後側に延びた一対の側板121とを有する。一対の側板121は、互いに平行であり、本体部32の左右の側壁327,328に対して平行である。
左側の壁12は、左側の空間S10の左端部に位置する。左側の壁12と、本体部32の後壁326とで囲まれた空間が、排気空間S2である。排気空間S2は、排気路8の上流側の部分を構成している。
右側の壁12は、右側の空間S11の前端部と左右の端部に位置する。右側の壁12と、本体部32の後壁326で囲まれた空間が、排気空間S2である。排気空間S2は、左側の排気路8とは別の排気路8の上流側の部分を構成している。
後部空間S1は、左右の排気空間S2の間に、加熱調理器4の電源ケーブルが接続される電源コンセントが設置される配線空間S12を有する。
左右の壁12のそれぞれは、排気空間S2から配線空間S12に熱が伝わることを抑制する部材で形成される。左右の壁12の前板120及び一対の側板121のそれぞれは、例えば、15mm厚のパーチクルボードで形成されている。
図2及び図3に示すように、本体部32の底壁329のうち、左右の排気空間S2の下方に位置する部分の一部には、通気孔3290が形成されている。仕切壁323には、左右の排気空間S2の上方に位置する部分に、通気孔3231が設けられている。
図1及び図2に示すように、下側キャビネット31は、前面の一部及び上面が開口した箱型の本体部33を有する。本体部33内には、本体部33の内部空間S3を左右に並ぶ三つの空間S30,S31,S32に分ける二つの仕切壁330が設けられている。
中央に位置する空間S31には、引出し62が出し入れ可能に収納される。引出し62は、上前板620と、下前板621と、上前板620及び下前板621の後側に一体に設けられたケース622とを有する。ケース622は、上面が開口した箱体である。下前板621は、上前板620の後下方に位置する。引出し62は、上前板620の下端部に指を引っ掛けて、前側に引き出すことが可能である。
引出し62は、前板620,621が本体部33の前面の開口を塞ぐ閉位置と、前板620,621が本体部33の前面の開口よりも前方に位置してケース622が露出する開位置との間で、前後に移動可能である。閉位置にあるときの引出し62の上前板620は、閉位置にあるときの引出し61の前板610に対して、前面同士が面一に並ぶ。上前板620は、下前板621よりも左右方向に長い。
図2に示すように、本体部33内には、右端に位置する空間S32を、排気空間S4と、これ以外の空間S5とに分ける仕切壁34が更に設けられている。排気空間S4は、上下方向に延びる縦排気空間S40と、縦排気空間S40の下端部から前側に延びる横排気空間S41とを有する。縦排気空間S40は、その上端が通気孔3290に繋がる。排気空間S4は、排気路8の下流側の部分を構成する。
仕切壁34は、上下方向に延びる縦仕切板340と、縦仕切板340の下端部から前側に延びる横仕切板341とを有する。縦仕切板340と横仕切板341とは、側面視にてL字状に並んでいる。仕切板340,341のそれぞれは、排気空間S4から空間S5に熱が伝わることを抑制する部材で形成される。仕切板340,341のそれぞれは、例えば、15mm厚のパーチクルボードで形成されている。
縦仕切板340と本体部33の後壁331との間の空間が、縦排気空間S40であり、横仕切板341と本体部33の底壁332との間の空間が、横排気空間S41である。縦仕切板340は、通気孔3290の前縁の下方(壁12の前板120の下方)に位置し、後壁331は、通気孔3290の後縁の下方に位置する。底壁332の前端は、閉位置にあるときの引出し62の上前板620よりも後方に位置する。
排気路8の下流端、つまり、横排気空間S41の下流端が、排気口7である。下側キャビネット31には、排気口7を塞ぐように、複数の通気孔100を有する流速規制部材10が取り付けられている。
左端に位置する空間S30は、右端に位置する空間S32と同様の構造である。つまり、左端に位置する空間S30には、仕切壁34が設けられ、排気空間S4(縦排気空間S40及び横排気空間S41)とこれ以外の空間S5とに分けられる。
図2に示すように、上側キャビネット30は、上側キャビネット30の左右の通気孔3290が、下側キャビネット31の左右の縦排気空間S40の上方に位置するように、下側キャビネット31の上に設置される。キャビネット30,31の固定は、例えばビス等の固定具で行われる。下側キャビネット31の後壁331は、上側キャビネット30の後壁326よりも前側に位置し、下側キャビネット31の後壁331の後方でかつ上側キャビネット30の下方には、配管スペースS6が形成される。
2−4.流速規制部材
図1及び図2に示すように、流速規制部材10は、板状である。流速規制部材10は、その厚み方向(本実施形態では前後方向)に貫通するように形成された複数の通気孔100を有する。流速規制部材10は、例えば、金属板に孔を開ける加工を行うことで形成される。
3.調理台の排気について
以上説明した本実施形態の調理台1では、操作部9が操作されて、加熱調理器4の加熱が開始されると、加熱調理器4の送風装置が駆動する。これにより、操作部9の周囲の隙間から収容部5内に空気が入り込み、この空気が、加熱調理器4内や加熱調理器4の周囲を流れることで、加熱調理器4の熱が吸収される。加熱調理器4の熱を吸収することによって温度が上昇した空気は、収容部5から、左右の通気孔3231のそれぞれを介して、左右の排気空間S2(つまり排気路8の上流側の部分)へと流れ込む。
左右の排気空間S2を流れる空気は、左右の通気孔3290を通じて、下側キャビネット31の左右の排気空間S4の縦排気空間S40へ流れ込む。左右の縦排気空間S40を流れる空気は、左右の横排気空間S41へと流れて、排気口7から排出される。
本実施形態では、排気口7は、複数の通気孔100を有する流速規制部材10によって閉塞されているため、複数の通気孔100を通じて空気が排出される。
4.作用効果
以上説明した本実施形態の調理台1では、加熱調理器4に接触して温度が上がった空気を、排気路8を通じて収納部6の下方に位置する排気口7へと送ることができ、キャビネット3の前側に立つユーザーの足元に、温度を抑えた状態で適切に排出することができる。
また、本実施形態の調理台1では、排気口7がキャビネット3の底部分に設けられ、カウンター2の上面に設けられていないため、カウンター2の上面の利用可能な面積を拡げることができる。
また、本実施形態の調理台1では、排気口7を複数の通気孔100を有する流速規制部材10によって塞いでいるため、排気口7から排出される空気の流速を抑えることができる。これにより、本実施形態の調理台1では、排気口7から排出される空気が、調理台1の前側に立つユーザーの足元に勢いよく吹き付けることを抑制することができる。
また、本実施形態の調理台1では、加熱調理器4に接触して温度が上がった空気を、二つの排気口7から分けて排出することができるため、各排気口7から排出される空気の流速を抑えることができる。
また、本実施形態の調理台1では、排気路8をキャビネット30,31の内部空間に設けられた壁12で仕切って形成したことで、金属製のダクトを取り付ける等の必要がなく、施工手間や施工コストを抑えることができる。
5.変形例
実施形態1の調理台1は、図4A,Bに示す変形例のように、上側キャビネット30の後部空間S1のうち、仕切壁325よりも左側の空間S10の全体を壁12で囲って、排気空間S2を形成してもよい。この場合、仕切壁325よりも右側の空間S11が、配線空間S12である。
変形例1の調理台1では、上側キャビネット30の底壁329のうち、排気空間S2の前端部の左右両端部のそれぞれの下方に位置する部分に、通気孔3290が形成されている。下側キャビネット31には、左右の通気孔3290のそれぞれに対応する箇所に、排気空間S4が形成されている。下側キャビネット31には、二つの引出し62が出し入れ可能に収納されている。二つの排気空間S4と二つの引出し62は、左右方向に交互に一つずつ並んで位置する。
なお、変形例1の調理台1は、左右の通気孔3290の一方のみを有し、この通気孔3290に対応した一つの排気空間S4及び排気口7のみを有してもよい。
変形例の調理台1においても、加熱調理器4に接触して温度が上がった空気を、キャビネット3の前側に立つユーザーの足元に、温度を抑えた状態で適切に排出することができ、また、カウンター2の上面の利用可能な面積を拡げることができる。
(実施形態2)
続いて、図5,6,7に示す実施形態2の調理台1について説明する。以下では、実施形態2の調理台1について、実施形態1の調理台1と共通する構成については図中に同じ符号を付して詳しい説明を省略し、実施形態1の調理台1と異なる構成について詳しく説明する。
実施形態2の調理台1では、図6に示すように、下側キャビネット31の空間S5が、前面に開口を有する収納空間であり、空間S5には、引出し63が出し入れ可能に収納される。引き出し63は、前板630と、前板630の後側に一体に設けられたケース631とを有する。ケース631は、上面に開口を有する箱体である。引出し63は、前板630が空間S5の前面の開口を塞ぐ閉位置と、前板630が空間S5の前面の開口よりも前側に位置してケース631が露出する開位置との間で、移動可能である。
下側キャビネット31は、横仕切板341の前端部から上方に突出した起立板333と、起立板333上に位置する水平な支持板334とを更に有する。起立板333の前方でかつ支持板334の下方には、手指を挿入可能な空間S7が形成される。
実施形態2の調理台1では、図5及び図7に示すように、上側キャビネット30の後部空間S1のうち、仕切壁325よりも左側の空間S10の全体を壁12で囲って、排気空間S2を形成している。仕切壁325よりも右側の空間S11が、配線空間S12である。
上側キャビネット30の底壁329のうち、排気空間S4の前端部の下方に位置する部分に、通気孔3290が形成されている。通気孔3290は、底壁329の仕切壁325よりも左側の部分において左右方向に全長にわたっている。
下側キャビネット31には、通気孔3290に対応する箇所に、排気空間S4が形成されている。排気空間S4の左右方向の長さと、通気孔3290の左右方向の長さは、略同じである。
下側キャビネット31の内部空間は、一つの仕切壁330によって、左右二つの空間S33,S34に分かれている。左側の空間S33には、仕切壁34が設けられて、排気空間S4と空間S5とに分けられている。右側の空間S34には、引出し62が出し入れ可能に収納されている。
排気口7は、左側の空間S33の下端部に位置し、左側の空間S33の左右方向の全長にわたっている。排気口7は、流速規制部材10によって塞がれている。
以上説明した実施形態2の調理台1においても、加熱調理器4に接触して温度が上がった空気を、キャビネット3の前側に立つユーザーの足元に、温度を抑えた状態で適切に排出することができ、また、カウンター2の上面の利用可能な面積を拡げることができる。
実施形態2の調理台1は、図8A,Bに示す変形例のように、上側キャビネット30の後部空間S1の右側の空間S11の全体を壁12で囲って、排気空間S2を形成してもよい。この場合、左側の空間S10が、配線空間S12である。
変形例の調理台1では、下側キャビネット31の左側の空間S33に、引出し62が出し入れ可能に収納され、右側の空間S34に、仕切壁34が設けられて、排気空間S4と空間S5とに分けられている。空間S5には、引出し63が出し入れ可能に収納される。
変形例の調理台1においても、加熱調理器4に接触して温度が上がった空気を、キャビネット3の前側に立つユーザーの足元に、温度を抑えた状態で適切に排出することができ、また、カウンター2の上面の利用可能な面積を拡げることができる。
(実施形態3)
続いて、図9,10,11に示す実施形態3の調理台1について説明する。以下では、実施形態3の調理台1について、実施形態1の調理台1と共通する構成については図中に同じ符号を付して詳しい説明を省略し、実施形態1の調理台1と異なる構成について詳しく説明する。
実施形態3の調理台1では、図9に示すように、下側キャビネット31の内部空間は、一つの仕切壁330によって、左右二つの空間S33,S34に分かれている。右側の空間S34には、引出し62が出し入れ可能に収納されている。左側の空間S33は、その全体が、排気空間S8となっている。
詳しくは、左側の空間S33には、図10に示すように、前板336と、上板337と、下板338と、下板338を下方から支持する台339が設けられている。左側の空間S33には、前板336、上板337、下板338、及び後壁331で囲まれた排気空間S8が形成されている。
上板337の後端部には、通気孔3290の下方に並ぶ通気孔3370が設けられている。下板338は、調理台1が設置される床面から上方に離れて位置する。前板336の下端部と下板338の前端部との間に、排気口7が形成されている。排気口7は、下方に向けて開口している。下側キャビネット31には、排気口7を塞ぐように、流速規制部材10が取り付けられている。
実施形態3の調理台1では、図11に示すように、上側キャビネット30の後部空間S1のうち、仕切壁324よりも左側の空間S10の全体を壁12で囲って、排気空間S2を形成している。仕切壁324よりも右側の空間S11が、配線空間S12である。
上側キャビネット30の底壁329のうち、排気空間S4の前端部の下方に位置する部分に、通気孔3290が形成されている。通気孔3290は、底壁329の仕切壁325よりも左側の部分において左右方向に全長にわたっている。
実施形態3の調理台1においても、加熱調理器4に接触して温度が上がった空気を、キャビネット3の前側に立つユーザーの足元に、温度を抑えた状態で適切に排出することができ、また、カウンター2の上面の利用可能な面積を拡げることができる。
また、実施形態3の調理台1では、排気口7が下方に向けて開口しているため、加熱調理器4に接触して温度が上がった空気が、調理台1の前側に立つユーザーの足元に直接吹き付けることを抑制することができる。
実施形態3の調理台1は、図12A,Bに示す変形例のように、上側キャビネット30の後部空間S1のうち、仕切壁324よりも右側の空間S11の全体を壁12で囲って、排気空間S2を形成してもよい。この場合、仕切壁324よりも左側の空間S10が、配線空間S12である。
図12A,Bに示す変形例では、下側キャビネット31の内部空間のうち、右側の空間S34の全体が、排気空間S8となっている。左側の空間S33には、引出し62が出し入れ可能に収納されている。
この変形例の調理台1においても、加熱調理器4に接触して温度が上がった空気を、キャビネット3の前側に立つユーザーの足元に、温度を抑えた状態で適切に排出することができ、また、カウンター2の上面の利用可能な面積を拡げることができる。また、変形例の調理台1では、加熱調理器4に接触して温度が上がった空気が、調理台1の前側に立つユーザーの足元に直接吹き付けることを抑制することができる。
(補足)
以上説明した実施形態1から3及びその変形例の調理台1は、下記の変形例を採用可能である。
加熱調理器4の操作部9は、カウンター2の上面に設けられていてもよい。
加熱調理器4は、誘導加熱を行うIH調理器に限らず、ハロゲンヒータ、ラジエントヒータなどの電気ヒーターであってもよい。また、加熱調理器4は、カウンター2に形成された設置孔に、上方から落とし込んで取り付けるビルトイン構造であってもよい。
また、加熱調理器4は、送風装置を有さなくてもよく、送風装置は、収容部5と排気路8のうちの一方に設置されてもよい。なお、調理台1内に収容部5から排気口7へ向かう空気の流れが形成されればよく、送風装置は、加熱調理器4、収容部5、及び排気路8のいずれにも設置しなくてもよい。
収納部6には、食器洗い乾燥機が出し入れ可能に収納されてもよい。
キャビネット3は、上側キャビネット30と下側キャビネット31との組み合わせで形成されるものに限定されない。
調理台1は、カウンター2に設けられるシンクを更に備えてもよい。
(まとめ)
上述した実施形態1から3及びその変形例の調理台1のように、第一態様の調理台1は、下記の構成を備える。
すなわち、第一態様の調理台1は、カウンター2と、カウンター2を下方から支持するキャビネット3と、を備える。キャビネット3は、カウンター2の上に置かれた物を加熱するための加熱調理器4が収容される収容部5と、収容部5の下方に位置し、キャビネット3の前側から物品を出し入れ可能に構成された収納部6と、を有する。キャビネット3は更に、キャビネット3の底部分に設けられ、収納部6の下方に位置する排気口7と、収容部5と排気口7とを繋ぐ排気路8と、を有する。
上記構成を備えることで、第一態様の調理台1では、収容部5において加熱調理器4に接触して温度が上がった空気を、排気路8を通じて収納部6の下方に位置する排気口7へと送ることができる。これにより、第一態様の調理台1では、収容部5において加熱調理器4に接触して温度が上がった空気を、キャビネット3の前側に立つユーザーの足元に、温度を抑えた状態で適切に排出することができる。また、第一態様の調理台1では、排気口7がキャビネット3の底部分に設けられ、カウンター2の上面に設けられていないため、カウンター2の上面の利用可能な面積を拡げることができる。
また、上述した実施形態1から3及びその変形例の調理台1のように、第二態様の調理台1は、第一態様の調理台1の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第二態様の調理台1では、キャビネット3は、収納部6の後方に位置する後部空間S1を更に有する。後部空間S1は、壁12で仕切られた排気空間S2を含む。排気空間S2は、排気路8の一部を構成する。
上記構成を備えることで、第二態様の調理台1では、後部空間S1のうち、壁12で仕切られた排気空間S2とは別の空間S12に、加熱調理器4の電源ケーブルが接続される電源コンセントを設置することができる。そのため、第二態様の調理台1では、加熱調理器4と接触することによって温度が上昇した空気の影響を受けて、加熱調理器4に不具合が生じることを抑制することができる。
また、上述した実施形態1から3及びその変形例の調理台1のように、第三態様の調理台1は、第一または第二態様の調理台1の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第三態様の調理台1は、排気口7を塞ぐように取り付けられ、複数の通気孔100が形成された流速規制部材10を更に備える。
上記構成を備えることで、第三態様の調理台1では、排気口7から排出される排気の速度を、流速規制部材10によって抑えることができ、キャビネット3の前側に立つユーザーの足元に、排気口7からの排気が勢いよく排出されることを抑制することができる。
また、上述した実施形態3及びその変形例の調理台1のように、第四態様の調理台1は、第一から第三態様のいずれか一つの調理台1の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第四態様の調理台1では、排気口7は、下方に向けて開口している。
上記構成を備えることで、第四態様の調理台1では、排気口7からの排気が、キャビネット3の前側に立つユーザーの足元に直接吹き付けられることを抑制することができる。
また、上述した実施形態1から3及びその変形例の調理台1のように、第五態様の調理台1は、第一から第四態様のいずれか一つの調理台1の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第五態様の調理台1では、加熱調理器4は、誘導加熱を行う調理器である。
上記構成を備えることで、第五態様の調理台1では、誘導加熱を行う調理器が一般的に有する電子回路が、高温化して不具合が生じることを抑制することができる。
以上、本開示を添付図面に示す実施形態に基づいて説明したが、本開示は上記の実施形態に限定されるものではなく、本開示の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更が可能である。
1 調理台
2 カウンター
3 キャビネット
4 加熱調理器
5 収容部
6 収納部
7 排気口
8 排気路
10 流速規制部材
100 通気孔
12 壁
S1 後部空間
S2 排気空間

Claims (5)

  1. カウンターと、
    前記カウンターを下方から支持するキャビネットと、を備え、
    前記キャビネットは、
    前記カウンターの上に置かれた物を加熱するための加熱調理器が収容される収容部と、
    前記収容部の下方に位置し、前記キャビネットの前側から物品を出し入れ可能に構成された収納部と、
    前記キャビネットの底部分に設けられ、前記収納部の下方に位置する排気口と、
    前記収容部と前記排気口とを繋ぐ排気路と、を有する、
    調理台。
  2. 前記キャビネットは、前記収納部の後方に位置する後部空間を更に有し、
    前記後部空間は、壁で仕切られた排気空間を含み、
    前記排気空間は、前記排気路の一部を構成する、
    請求項1の調理台。
  3. 前記排気口を塞ぐように取り付けられ、複数の通気孔が形成された流速規制部材を更に備える、
    請求項1または2の調理台。
  4. 前記排気口は、下方に向けて開口している、
    請求項1から3のいずれか一つの調理台。
  5. 前記加熱調理器は、誘導加熱を行う調理器である、
    請求項1から4のいずれか一つの調理台。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58142887U (ja) * 1982-03-19 1983-09-26 三洋電機株式会社 電磁調理器の冷却構造
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