JP7209251B2 - 調理台 - Google Patents

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本開示は、調理台に関する。
特許文献1には、IH調理器がビルトインされたカウンター部と、IH調理器の前面を覆うエプロン部と、エプロン部の下方に扉が位置するキャビネットと、を備える調理器具カウンターが開示されている。エプロン部には、給気口が設けられており、カウンター部の後端部には、上方に向けて開放された排気口が設けられている。給気口から給気された空気は、IH調理器に接触しながら流れ、IH調理器を冷却しながら排気口から排出される。
特開2007-135878号公報
ところで、特許文献1に記載された調理器具カウンターを、複数のユーザーが対面して調理を行う対面式の調理台として用いる場合、カウンター部の排気口から上方に向けて排出される熱気が、調理中のユーザーの顔や腕に当たる可能性がある。また、この調理器具カウンターでは、キャビネットへの物品の出し入れがキャビネットの前側からしか行うことができない。
上記事情に鑑みて、本開示は、加熱調理器に接触した空気がユーザーに当たりにくく、かつカウンターの下方のキャビネットが前後両側から利用できて、対面式の調理台として利用しやすい調理台を提案することを、目的とする。
本開示の一態様に係る調理台は、カウンターと、前記カウンターを下方から支持するキャビネットと、を備え、前記キャビネットは、前記カウンターの上に置かれた物を加熱するための加熱調理器が収容される収容部と、前記収容部の下方に位置し、前記キャビネットの前側から物品を出し入れ可能に構成された前収納部と、前記前収納部の後方に位置し、前記キャビネットの後側から物品を出し入れ可能に構成された後収納部と、前記キャビネットの底部分に設けられ、前記後収納部の下方に位置する排気口と、前記前収納部と前記後収納部の間を通って、前記収容部と前記排気口とを繋ぐ排気路と、を有する。
本開示の一態様の調理台は、加熱調理器に接触した空気がユーザーに当たりにくく、かつカウンターの下方のキャビネットが前後両側から利用できて、対面式の調理台として利用しやすい。
図1は、実施形態1の調理台を示す側断面図である。 図2Aは、同上の調理台を示す斜視図であり、図2Bは、同上の調理台を示す他の斜視図である。 図3は、同上の調理台のキャビネットを組み立てる様子を示す側断面図である。 図4は、同上の調理台の変形例1を示す側断面図である。 図5は、同上の調理台の変形例2を示す側断面図である。
本開示は、調理台に関し、詳しくは、複数のユーザーが対面して調理を行う対面式の調理台としての利用にも適した調理台に関する。
1.概要
図1、図2A及び図2Bに示すように、実施形態1の調理台1は、カウンター2と、カウンター2を下方から支持するキャビネット3と、を備える。
キャビネット3は、カウンター2の上に置かれた物を加熱するための加熱調理器4が収容される収容部5と、収容部5の下方に位置し、キャビネット3の前側から物品を出し入れ可能に構成された前収納部6と、を有する。
キャビネット3は、前収納部6の後方に位置し、キャビネット3の後側から物品を出し入れ可能に構成された後収納部7と、キャビネット3の底部分に設けられ、後収納部7の下方に位置する排気口8と、を有する。キャビネット3は、前収納部6と後収納部7の間を通って、収容部5と排気口8とを繋ぐ排気路9を有する。
この調理台1では、収容部5において加熱調理器4に接触して温度が上がった空気を、後収納部7の下方に位置する排気口8から排出することができ、これにより、調理作業中のユーザーの顔や腕に熱気が当たることを防ぐことができる。また、加熱調理器4に接触して温度が上がった空気は、キャビネット3の上部に位置する収容部5からキャビネット3の底部分に位置する排気口8へと排気路9を通って移動する間に温度が下がる。そのため、キャビネット3の後側に立つユーザーの足元へ高い温度の空気が排出されることが抑えられる。
また、この調理台1では、キャビネット3が前収納部6と後収納部7とを有するため、キャビネット3の前側と後側の両側から、皿や調理器具等の物品を出し入れできる。
したがって、この調理台1は、加熱調理器4に接触して温度が上昇した空気がユーザーに当たりにくく、かつカウンター2の下方のキャビネット3が前後両側から利用できて、対面式の調理台として利用しやすい。
2.詳細
続いて、本実施形態の調理台1について、更に詳しく説明する。
調理台1は、図2Aに示すように、平面視における外形状が矩形状である。本明細書では、調理台1の長手方向を左右方向とし、調理台1の短手方向を前後方向としている。調理台1の短手方向のうち、設計上ユーザーが一人で調理台1を利用するときに調理台1に対してユーザーが位置する側を前側とし、その反対側を後側とする。このユーザーから見た方向を基準にして、右側と左側とを定義する。
図1に示すように、本実施形態の調理台1では、加熱調理器4を操作するための操作部10を、調理台1の前端部に備える。前収納部6は、後収納部7よりも前後方向に長くて収納容量が大きい。
本実施形態の調理台1は、排気口8を塞ぐように取り付けられ、複数の通気孔110が設けられた流速規制部材11を更に備える。
2-1.カウンター
カウンター2は、平面視矩形状の板体である。カウンター2は、その上面の全体が、調理作業の可能な作業面となっている。カウンター2の上面の、床面からの高さは、80cmから100cmである。
本実施形態では、カウンター2は、板状の本体部20と、本体部20の一部の上に重なった表面板21とを備える。本体部20は、木材、金属、合成樹脂、木材と金属の積層材料などで形成される。表面板21は、耐衝撃性かつ耐熱性を有するガラス等で形成される。
本体部20には、上下方向に貫通する設置孔200が形成されている。加熱調理器4は、設置孔200内に設置される。
2-2.加熱調理器
加熱調理器4は、誘導加熱によって加熱を行うIH(Induction Heating)調理器である。
加熱調理器4は、左右方向に並ぶ複数の加熱部を有する。複数の加熱部のそれぞれは、誘導加熱のための磁力を発生させるコイルと、コイルに流す電流を制御するための電子回路を含んだ制御回路とを有する。複数の加熱部のそれぞれは、加熱される材料が入った調理容器を加熱可能である。調理容器は、鍋、やかん、フライパン等である。
加熱調理器4は、送風装置を更に有する。この送風装置が駆動することで、加熱調理器4内の空気が換気される。加熱調理器4は、導入口40を前端部に有し、排出口41を後端部に有する。
複数の加熱部のそれぞれは、操作部10によって操作可能である。操作部10は、タッチスイッチあるいは小型押ボタンスイッチと表示器とを有する。操作部10は、各加熱部に対して、加熱の開始又は停止の指示、出力(火力)変更の指示、加熱時間の変更の指示などを行うための操作が可能である。
操作部10は、カウンター2の前端部の下方に収まる収納位置(図1参照)と、カウンター2から前側に突出した使用位置との間で移動可能となるように、キャビネット3に取り付けられている。
本実施形態の調理台1では、加熱調理器4の操作は、調理台1の前側からのみ可能である。
2-3.キャビネット
キャビネット3は、その上部に収容部5を有し、収容部5の下方に前収納部6を有し、前収納部6の後方に後収納部7を有する。排気路9は、前収納部6と後収納部7の間を通って、収容部5と排気口8とを繋ぐ。
本実施形態では、キャビネット3は、前側キャビネット30と、その後方に並ぶ後側キャビネット31と、キャビネット30,31の左右に並ぶ一対の側板32とを組み合わせて形成される。前側キャビネット30の内部空間のうちの上部の空間S1が、収容部5であり、残りの空間S2が、前収納部6である。
後側キャビネット31の内部空間のうちの前側の空間S3とこの空間S3の下部から後側に延びる下部空間S4とが、排気路9であり、残りの空間S5が、後収納部7である。
前側キャビネット30は、前面に開口330を有する箱型の本体部33を有する。本体部33内には、収容部5と前収納部6とを仕切る仕切壁331,332,333と、前収納部6を上下に並ぶ複数(本実施形態では三つ)の空間に仕切る仕切壁334,335とが設けられている。
仕切壁331は、カウンター2の下面と平行な前仕切部3310と、前仕切部3310の後端部から下方に延びた中間仕切部3311と、中間仕切部3311の下端から後方に延びた後仕切部3312と、を有する。仕切壁331は、金属製である。
前仕切部3310とカウンター2との間に、操作部10が収容されている。収容部5のうち、中間仕切部3311よりも後方に、加熱調理器4が収容されている。
仕切壁332は、加熱調理器4の下方に位置して、収容部5のうち、加熱調理器4の配置スペースを除く残りの空間を、前後に分ける鉛直な壁である。仕切壁332によって、収容部5における、加熱調理器4に接触する前の空気と、加熱調理器4に接触した後の空気との分離性が高まる。
仕切壁333は、収容部5のうち、仕切壁332よりも後側の空間と、前収納部6とを仕切る水平な壁である。仕切壁333は、加熱調理器4の電源ケーブルの接続やメンテナンスの際に、取り外し可能である。
前収納部6は、仕切壁334,335に仕切られて形成される三つの空間S20,S21,S22と、三つの空間S20,S21,S22に出し入れ可能に設けられる複数の引き出し60,61,62と、を有する。
一番上の空間S20には、図2Aに示すように、二つの引き出し60が設けられる。二つの引き出し60のそれぞれは、前板600と、前板600の後側に一体に設けられたケース601とを有する。
上から二番目の空間S21には、左右に並ぶ二つの引き出し61が設けられる。二つの引き出し61のそれぞれは、前板610と、前板610の後側に一体に設けられたケース611とを有する。
上から三番目の空間S22には、左右に並ぶ二つの引き出し62が設けられる。二つの引き出し62のそれぞれは、上前板620と、下前板621と、上前板620及び下前板621の後側に一体に設けられたケース622とを有する。ケース601,611,622のそれぞれは、上面が開口した箱体である。
下前板621は、上前板620の後下方に位置する。上前板620の下端部と下前板621との間には空間が設けられており、引出し62は、上前板620の下端部に指を引っ掛けて、前側に引き出すことが可能である。
引出し60,61,62のそれぞれは、前板600,610,620,621が本体部33の開口330を塞ぐ閉位置と、ケース601,611,622が露出する開位置との間で、前後に移動可能である。引出し60,61,62のそれぞれは、例えば、本体部33の側壁等に取り付けられたレール部材によって、前後方向に移動可能に支持される。
本体部33の後壁336のうち、加熱調理器4の後方の部分には、通気孔337が形成されている。
図1及び図2Bに示すように、後側キャビネット31は、後面に開口340を有する箱型の本体部34と、本体部34を下方から支持する台(台輪)35と、本体部34の開口340を開閉する左右一対の扉36と、を有する。
本体部34内には、縦仕切壁341と、縦仕切壁341の下端部から後側に延びた横仕切壁342とが設けられている。縦仕切壁341と横仕切壁342とは、側面視にてL字状に並んでいる。
縦仕切壁341は、本体部34の内部空間を、前後に分ける鉛直な壁であり、横仕切壁342は、本体部34の内部空間を、上下に分ける水平な壁である。本体部34の内部空間は、仕切壁341,342によって、側面視L字状に並んだ空間S3,S4と、側面視矩形状の空間S5とに分けられる。空間S3,S4が、排気路9であり、空間S5が、後収納部7である。
本実施形態では、縦仕切壁341は、上下一対の桟材343と、上下一対の桟材343の間に形成される孔344を塞ぐように取り付けられる蓋材345とを含む。蓋材345は、箱型の本体部34の左右の壁346に固定されたL字状の連結具347に対してビス等の固定具で固定することで、取り付けられる。蓋材345は、その上下の端部の前面が、上下の桟材343に接する状態で取り付けられ、上下の桟材343のそれぞれと蓋材345との間には、隙間が形成されない。
本体部34内には、横仕切壁342の後端部から下側に延びた下縦壁348が更に設けられている。本体部34の底壁349と、下縦壁348の下端部との間には、隙間が形成されている。この隙間が、排気口8である。
後収納部7内には、棚板70が設置される。棚板70の高さは、適宜選択可能である。本実施形態では、箱型の本体部34の左右の壁346に、棚板70を支持する複数のピン71が取り付け可能な複数の取付孔350が形成されている。
左右一対の扉36は、本体部34の左右の壁346に、ヒンジ360を介して、回転可能に取り付けられる。後収納部7の開口72は、左右一対の扉36によって開閉される。左右一対の扉36は、開口72を開く開位置から開口72を閉じる閉位置に移動させたとき、下縦壁348の前面によって受けられることで、閉位置よりも更に開口72の奥側へと移動することが規制される。
箱型の本体部34の前壁351の上端部には、通気孔352が形成されている。通気孔352は、前側キャビネット30の後壁336の通気孔337に対して後方に並ぶ位置に形成されている。前側キャビネット30の収容部5と後側キャビネット31の排気路9とは、通気孔337,352を介して繋がっている。
図3に示すように、後側キャビネット31と前側キャビネット30とは、ビス等の固定具37によって固定されて一体である。後側キャビネット31と前側キャビネット30の固定は、後側キャビネット31の扉36を開き、棚板70及び蓋材345を取り外した状態で、後側キャビネット31の前壁351を前側キャビネット30の後壁336に固定具37で固定することで行える。このように一体に設けられた前側キャビネット30と後側キャビネット31に対して、左右の側板32を取り付けることで、キャビネット3が形成される。
2-4.流速規制部材
図1に示すように、流速規制部材11は、板状である。流速規制部材11は、その厚み方向に貫通するように形成された複数の通気孔110を有する。流速規制部材11は、例えば、金属板に孔を開ける加工を行うことで形成される。
流速規制部材11は、排気口8を塞ぐように、キャビネット3に取り付けられる。本実施形態では、排気口8は、下向きに開口した孔であるため、排気口8を塞ぐように取り付けられる流速規制部材11は、キャビネット3の外側から見え難い。
複数の通気孔110を有する流速規制部材11で排気口8を塞ぐことによって、排気口8から排出される空気の流速を抑えることができる。また、流速規制部材11で排気口8を塞ぐことによって、排気路9内への虫等の浸入を抑制することも可能である。
3.調理台の排気について
以上説明した本実施形態の調理台1では、操作部10が操作されて、加熱調理器4の加熱が開始されると、加熱調理器4の送風装置が駆動する。これにより、操作部10の周囲の隙間から収容部5内に空気が入り込み、この空気が、加熱調理器4内や加熱調理器4の周囲を流れることで、加熱調理器4の熱が吸収される。加熱調理器4の熱を吸収することによって温度が上昇した空気は、収容部5から、通気孔337、352を介して、排気路9内へと流れ込む。
排気路9を流れる空気は、その下流端に位置する排気口8から排出される。本実施形態では、排気口8は、複数の通気孔110を有する流速規制部材11によって閉塞されているため、複数の通気孔110を通じて空気が排出される。
4.作用効果
以上説明した本実施形態の調理台1では、加熱調理器4に接触して温度が高くなった空気を、カウンター2から上方に向けてではなく、後収納部7の下方に位置する排気口8から、排出することができる。
そのため、本実施形態の調理台1では、調理台1を複数のユーザーで前後から挟むように対面して調理作業を行う場合に、調理台1の後側に立つユーザーの顔や腕に、高い温度の排気が当たることを防ぐことができる。
また、本実施形態の調理台1では、キャビネット3の上部の加熱調理器4に接触して温度が上がった空気を、キャビネット3の底部分の排気口8まで送ることで、排気口8から排出される空気の温度を抑えることができる。
また、本実施形態の調理台1では、排気口8は下側に向けて開口しているため、調理台1の後側に立つユーザーの足元に直接吹き付けることを抑制することができる。
また、本実施形態の調理台1では、排気口8を複数の通気孔110を有する流速規制部材11によって塞いでいるため、排気口8から排出される空気の流速を抑えることができる。これにより、本実施形態の調理台1では、排気口8から排出される空気が、調理台1の後側に立つユーザーの足元に勢いよく吹き付けることを抑制することができる。
また、本実施形態の調理台1では、排気路9が、後側キャビネット31の内部空間の左右方向の全長にわたっているため、排気路9の断面積が比較的大きく、排気口8から排出される排気の流速を抑えやすい。
また、本実施形態の調理台1では、排気路9を後側キャビネット31の内部空間に設けた壁341,342で形成したことで、金属製のダクトを取り付ける等の必要がなく、施工手間や施工コストを抑えることができる。
また、本実施形態の調理台1では、キャビネット3を、前側キャビネット30と後側キャビネット31との組み合わせで形成し、後側キャビネット31を、引出しを有さない簡単な収納構造としている。そのため、本実施形態の調理台1では、前側キャビネット30としては、従来の前側からのみ利用可能な対面式ではない調理台用のキャビネットを利用でき、簡易な構造の後側キャビネット31を追加するだけで、キャビネット3を前後方向に拡張することができる。
5.変形例
続いて、上述した本実施形態の調理台1の変形例について説明する。
調理台1は、図4に示す変形例1のように、キャビネット3が下縦壁348を有さなくてもよい。この場合、後側キャビネット31には、排気口8を塞ぐように、L字状の流速規制部材11が取り付けられる。L字状の流速規制部材11は、鉛直な縦板部と縦板部の下端から前側に延びた水平な横板部とを有し、横板部にのみ複数の通気孔110が設けられている。排気路9を流れる空気は、流速規制部材11の縦板部に当たって、排気口8を塞ぐ横板部の複数の通気孔110から下方に向けて排出される。
変形例1の調理台1では、下縦壁348を省略した分だけ排気口8の開口面積を大きくできるため、排気口8から排出される排気の流速を抑えやすい。
また、調理台1は、図5に示す変形例2のように、排気口8を後側に向けて開口するように設け、左右の扉36の下端と横仕切壁342の下端の上下位置を合わせてもよい。
また、調理台1は、操作部10をキャビネット3の前端部と後端部のそれぞれに設けてもよい。なお、加熱調理器4の操作部10は、カウンター2の上面に設けてもよい。
加熱調理器4は、誘導加熱を行うIH調理器に限らず、ハロゲンヒータ、ラジエントヒータなどの電気ヒーターであってもよい。また、加熱調理器4は、カウンター2に形成された設置孔に、上方から落とし込んで取り付けるビルトイン構造であってもよい。
また、加熱調理器4は、送風装置を有さなくてもよく、送風装置は、収容部5と排気路9のうちの一方に設置されてもよい。なお、調理台1内に収容部5から排気口8へ向かう空気の流れが形成されればよく、送風装置は、加熱調理器4、収容部5、及び排気路9のいずれにも設置しなくてもよい。
前収納部6には、食器洗い乾燥機が出し入れ可能に収納されてもよい。
後収納部7には、キャビネット3の後側に引き出し可能な引出しが設けられてもよい。
また、キャビネット3は、前側キャビネット30と後側キャビネット31との組み合わせで形成されるものに限定されない。
6.まとめ
上述した実施形態1及びその変形例の調理台1のように、第一態様の調理台1は、下記の構成を備える。
すなわち、第一態様の調理台1は、カウンター2と、カウンター2を下方から支持するキャビネット3と、を備える。キャビネット3は、カウンター2の上に置かれた物を加熱するための加熱調理器4が収容される収容部5と、収容部5の下方に位置し、キャビネット3の前側から物品を出し入れ可能に構成された前収納部6と、を有する。キャビネット3は、前収納部6の後方に位置し、キャビネット3の後側から物品を出し入れ可能に構成された後収納部7と、キャビネット3の底部分に設けられ、後収納部7の下方に位置する排気口8と、を有する。キャビネット3は、前収納部6と後収納部7の間を通って、収容部5と排気口8とを繋ぐ排気路9を有する。
上記構成を備えることで、第一態様の調理台1では、収容部5において加熱調理器4に接触して温度が上がった空気を、後収納部7の下方に位置する排気口8から排出することができ、これにより、調理作業中のユーザーの顔に熱気が当たることを防ぐことができる。また、加熱調理器4に接触して温度が上がった空気は、キャビネット3の上部に位置する収容部5からキャビネット3の底部分に位置する排気口8へと排気路9を通って移動する間に温度が下がる。そのため、キャビネット3の後側に立つユーザーの足元へ高い温度の空気が排出されることが抑えられる。
また、第一態様の調理台1では、キャビネット3が前収納部6と後収納部7とを有するため、キャビネット3の前側と後側の両側から、皿や調理器具等の物品を出し入れできる。
したがって、第一態様の調理台1は、加熱調理器4に接触した空気がユーザーに当たりにくく、かつカウンター2の下方のキャビネット3が前後両側から利用できて、対面式の調理台としても利用しやすい。
また、上述した実施形態1及びその変形例の調理台1のように、第二態様の調理台1は、第一態様の調理台1の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第二態様の調理台1は、キャビネット3内からキャビネット3の前側に引き出し可能であり、加熱調理器4を操作するための操作部10を更に備える。
上記構成を備えることで、第二態様の調理台1では、ユーザーが一人で調理台1を利用するときに、キャビネット3の前側から、操作部10による加熱調理器4の操作や、前収納部6への物品の出し入れができる。そのため、第二態様の調理台1では、加熱調理中のユーザーの足に、排気口8から排出される温度が上昇した空気が、当たらない。
また、上述した実施形態1及びその変形例1の調理台1のように、第三態様の調理台1は、第一又は第二態様の調理台1の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第三態様の調理台1では、排気口8は、下方に向けて開口している。
上記構成を備えることで、第三態様の調理台1では、排気口8からの排気が、キャビネット3の後側に立つユーザーの足元に直接吹き付けられることを抑制することができる。
また、上述した実施形態1及びその変形例の調理台1のように、第四態様の調理台1は、第一から第三態様のいずれか一つの調理台1の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第四態様の調理台1は、排気口8を塞ぐように取り付けられ、複数の通気孔110が形成された流速規制部材11を更に備える。
上記構成を備えることで、第四態様の調理台1では、排気口8から排出される排気の速度を、流速規制部材11によって抑えることができ、キャビネット3の後側に立つユーザーの足元に、排気口8からの排気が勢いよく排出されることを抑制することができる。
また、上述した実施形態1及びその変形例の調理台1のように、第五態様の調理台1は、第一から第四態様のいずれか一つの調理台1の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第五態様の調理台1では、加熱調理器4は、誘導加熱を行う調理器である。
上記構成を備えることで、第五態様の調理台1では、誘導加熱を行う調理器が一般的に有する電子回路が、高温化して不具合が生じることを抑制することができる。
以上、本開示を添付図面に示す実施形態に基づいて説明したが、本開示は上記の実施形態に限定されるものではなく、本開示の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更が可能である。
1 調理台
2 カウンター
3 キャビネット
4 加熱調理器
5 収容部
6 前収納部
7 後収納部
8 排気口
9 排気路
10 操作部
11 流速規制部材

Claims (4)

  1. カウンターと、
    前記カウンターを下方から支持するキャビネットと、
    前記キャビネット内から前記キャビネットの前側に引き出し可能であり、加熱調理器を操作するための操作部と、を備え、
    前記キャビネットは、
    前記カウンターの上に置かれた物を加熱するための前記加熱調理器が収容される収容部と、
    前記収容部の下方に位置し、前記キャビネットの前側から物品を出し入れ可能に構成された前収納部と、
    前記前収納部の後方に位置し、前記キャビネットの後側から物品を出し入れ可能に構成された後収納部と、
    前記キャビネットの底部分に設けられ、前記後収納部の下方にのみ位置する排気口と、
    前記前収納部と前記後収納部の間を通って、前記収容部と前記排気口とを繋ぐ排気路と、を有する、
    調理台。
  2. 前記排気口は、下方に向けて開口している、
    請求項1の調理台。
  3. 前記排気口を塞ぐように取り付けられ、複数の通気孔が形成された流速規制部材を更に備える、
    請求項1または2の調理台。
  4. 前記加熱調理器は、誘導加熱を行う調理器である、
    請求項1から3のいずれか一つの調理台
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