JP7008212B2 - 調理台 - Google Patents

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Description

本発明は、調理台に関する。
特許文献1には、複数のユーザーが向かい合って作業することのできるシステムキッチンが記載されている。
このシステムキッチンでは、天板の下側に、IHヒーターコイルと送風機と排気口が配置されており、送風機からの送風によってIHヒーターコイルが冷却される。
特開2009-11400号公報
特許文献1に記載のシステムキッチンでは、送風機とIHヒーターコイルと排気口は、この順に天板の幅方向に並んでいる。そのため、特許文献1に記載のシステムキッチンでは、送風機から送られる空気がIHヒーターコイルの熱を吸収して排気口から排出され、この排出された熱気が、IHヒーターコイルを利用中のユーザーに向けて吹き出すおそれがある。
上記事情に鑑みて、本発明は、加熱調理装置から排出された熱気が、加熱調理装置を利用中のユーザーに向けて吹き出すことを抑制することのできる、調理台を提案することを目的とする。
本発明に係る一態様の調理台は、長手方向と短手方向を有する天板と、前記天板に取り付けられ、一部が前記天板よりも下側に突出する加熱調理装置と、前記一部を下側から覆い、前記一部との間に第一内部空間を形成するカバーと、を備える。一態様の調理台はさらに、前記天板を下側から支え、内側に第二内部空間を有する支持部と、前記第一内部空間と前記第二内部空間の少なくとも一方に位置し、前記第一内部空間から前記第二内部空間へ空気を送るように構成された送風機と、を備える。前記加熱調理装置は、前記一部に排気口を有する。前記カバーは、前記第一内部空間に繋がるカバー排気口を有する。前記支持部は、前記第二内部空間に繋がる流入口と流出口を有する。前記流入口は、前記カバー排気口に連通する。前記流出口は、前記長手方向において、前記加熱調理装置よりも外側に位置する。
本発明は、天板の下側で加熱調理装置に当たって加熱された空気が、加熱調理装置を利用中のユーザーに接触することを抑制することのできる、調理台を提案することができるといった効果を奏する。
図1は、実施形態1の調理台を示す斜視図である。 図2Aは、実施形態1の調理台を示す正面図であり、図2Bは、同上の調理台を示す側面図である。 図3Aは、図2AのA-A線における断面図であり、図3Bは、図2BのB-B線における断面図である。 図4は、実施形態1の調理台の変形例を示す斜視図である。 図5は、実施形態2の調理台を示す斜視図である。 図6は、実施形態3の調理台を示す斜視図である。
本発明は、調理台に関し、特に、複数のユーザーが向かい合って作業することのできる、調理台に関する。
[実施形態1]
1.概要
実施形態1の調理台1は、複数のユーザーが向かい合って作業することのできる調理台である。図1、図2A、図2B、図3A及び図3Bに示すように、調理台1は、天板2と、加熱調理装置3と、カバー4と、支持部5と、送風機6と、を備える。天板2は、長手方向と短手方向を有する。本実施形態では、調理台1は、天板2の短手方向の両端部に位置する一対の操作部7と、天板2を下側から支える第二支持部8と、をさらに備える。
以下では、天板2の長手方向を左右方向とし、天板2の短手方向を前後方向として、各構成について詳しく説明する。
2.各構成についての説明
2-1.天板
天板2は、上側から視て長方形状であり、左右方向の長さが前後方向の長さよりも長い。天板2は、上下方向に厚みを有する。天板2は、複数枚の板状部材が重ねられた構造であり、台板20と、台板20の一部の上に重なったトッププレート21とを備える。台板20は、例えば、木材、金属、合成樹脂、木材と金属との積層材料などから形成される。合成樹脂は、例えば人造大理石である。トッププレート21は、例えば、耐衝撃性かつ耐熱性を有するガラスで形成される。
なお、台板20およびトッププレート21は、上記の材料とは別の材料で形成されてもよい。また、天板2は、台板20とトッププレート21とが重なった構造でなくてもよく、1種類の材料で一体に形成されてもよい。
台板20は、トッププレート21が配される凹部22と、凹部22の一部を上下方向に貫通した取付孔23とを有する。取付孔23は、天板2の前後方向の中央部に位置する。取付孔23内に、加熱調理装置3が配置される。凹部22は、本実施形態では、台板20のうち、第二支持部8によって支持される部分よりも左側の部分に位置している。トッププレート21は、凹部22に嵌め込まれる。凹部22とトッププレート21との隙間は、シーリング剤で埋められる。
トッププレート21の上面と、台板20の上面のうち凹部22以外の部分とは、面一であり、そのため、天板2の上面全体は、平面となっている。なお、上記の面一とは、上面同士の高さが完全に一致する場合に限定されず、僅かな段差が形成される場合も含まれる。
天板2の左右方向の長さは、例えば2,300~2,750mmであり、天板2の前後方向の長さは、例えば800mmであり、天板2の上面の高さ(床面から天板2の上面までの距離)は、例えば800mm~1000mmである。天板2の上面の高さは、利用者が立った状態で身体への負担が少ない姿勢で使用できるように、一般的な食卓の上面の高さよりも高く設定されている。調理台1と一緒に用いられる椅子は、一般的な食卓用の椅子よりも座面の高い椅子が好適に用いられる。
天板2の左端部は、支持部5によって下側から支えられ、天板2の右端部は、第二支持部8によって下側から支えられる。天板2の下側には、前後方向の両側に開放された下空間100が形成される。下空間100は、支持部5と第二支持部8との間に位置する。
なお、天板2の台板20は、シンクが取り付けられる孔をさらに備えてもよく、この孔は、例えば、台板20のうち第二支持部8の上側の部分に設けられる。
2-2.加熱調理装置
加熱調理装置3は、天板2に取り付けられ、一部30が天板2よりも下側に突出する。加熱調理装置3は、一部30に排気口31を有する。
加熱調理装置3は、本実施形態では、誘導加熱(IH:Induction Heating)を行う装置である。加熱調理装置3は、誘導加熱のための磁力を発生させるコイルと、コイルに流す電流を制御するための電子回路を含んだ制御装置と、コイルと制御装置を収容するケース32を備えている。加熱調理装置3は、左右方向(天板2の長手方向)に並ぶ複数(例えば3つ)のコイルを備えており、トッププレート21上に置かれた複数の加熱調理器具を同時に加熱可能である。加熱調理器具は、鍋、やかん、フライパン等である。複数のコイルの上側には、天板2のうちトッププレート21のみが位置する。
本実施形態では、加熱調理装置3の下部(一部30)は、複数の排気口31を有する。排気口31の数は、例えば加熱調理装置3のコイルの数と同数であり、本実施形態では3つである。
複数の排気口31は、ケース32の前側の壁320に形成されている。複数の排気口31は、上下方向の位置が互いに同じであり、左右方向に一列に並んで位置する。
加熱調理装置3は、ケース32の内側の空間に繋がる開口33をさらに備える。開口33は、排気口31とは反対側に位置する。本実施形態では、開口33は、ケース32の底壁321の後部に形成されている。開口33と複数のコイルと排気口31とは、この順に後から前に並んでいる。
加熱調理装置3のコイル及び制御装置は、通電時に発熱する。コイル及び制御装置の熱は、開口33を通じてケース32内へと導入された空気に吸収されて冷やされ、この熱を吸収して温度が高くなった熱気は、複数の排気口31を通じて、ケース32の外側へと排出される。なお、加熱調理装置3は、ケース32の内側にファン等の送風装置を更に備えてもよい。
2-3.カバー
カバー4は、加熱調理装置3の下部(一部30)を下側から覆うように、構成されている。カバー4は、加熱調理装置3の下部(一部30)から離れて位置し、加熱調理装置3の下部(一部30)との間に第一内部空間S1を形成する。カバー4は、第一内部空間S1に繋がるカバー排気口40を有する。
カバー4は、例えば金属、合成樹脂、木材などから形成される。カバー4は、上面が開口した箱状である。詳しくは、カバー4は、加熱調理装置3の下方に位置する底板41と、底板41の前後に位置する一対の端部底板42と、底板41及び一対の端部底板42の左右に位置する一対の側板43とを一体に有する。
底板41は、天板2に対して平行であり、一対の端部底板42は、天板2に対して傾いている。前側の端部底板42は、前側の部分ほど上側に位置するように傾き、後側の端部底板42は、後側の部分ほど上側に位置するように傾いている。左右の側板43は、互いに平行である。
前側の端部底板42の前端部と天板2の前端部との間には、前側の操作部7を出し入れするための隙間44が形成され、後側の端部底板42の後端部と天板2の後端部との間には、後側の操作部7を出し入れするための隙間45が形成されている。これらの各隙間44,45は、第一内部空間S1に繋がっている。各隙間44,45を通じて、カバー4の外側の空間と第一内部空間S1とは連通している。
カバー4は、一対の側板43のうちの一方(本実施形態では左の側板43)の下端部に、カバー排気口40を有する。カバー排気口40は、左の側板43を左右方向に貫通している。カバー排気口40の前後方向の位置は、加熱調理装置3の複数の排気口31より僅かに前側である。
カバー4は、天板2の下面のうち、支持部5と第二支持部8との間の部分に、取り付けられる。カバー4は、支持部5と第二支持部8との間の部分に、左右方向の全長及び前後方向の全長にわたって位置する。そのため、左側の側板43は、支持部5と接するか、僅かな隙間を介して位置し、右側の側板43は、第二支持部8と接するか、僅かな隙間を介して位置する。
カバー4の下側には、椅子に座ったユーザーが脚を入れることの可能な下空間100が形成される。カバー4の下面(つまり底板41の下面)は、例えば床面から500mm以上離れて位置する。
2-4.支持部
支持部5は、天板2の左右方向の一端部(本実施形態では左端部)を下側から支えるように構成されている。支持部5は、その内側に位置する第二内部空間S2と、第二内部空間S2に繋がる流入口50と流出口51とを有する。流入口50は、カバー排気口40に連通する。流出口51は、加熱調理装置3よりも左側(つまり、天板2の長手方向において、加熱調理装置3よりも外側)に位置する。
本実施形態では、支持部5は、左右方向を厚み方向とする1枚の中空の板状に形成されている。支持部5は、天板2の左端部を前後方向の全長にわたって下側から支える。
支持部5は、左右一対の側壁52,53と、前後一対の側壁54と、底壁55とで構成されている。左右一対の側壁52,53と前後一対の側壁54と底壁55と、天板2の台板20とで囲まれる空間が、第二内部空間S2である。
左の側壁52の下端部に、流出口51が形成されている。流出口51は、左の側壁52の下端部を左右方向に貫通している。右の側壁53の上部に、流入口50が形成されている。流入口50は、右の側壁53を左右方向に貫通している。流入口50は、カバー排気口40に対向する位置に設けられている。つまり、流入口50の前後位置とカバー排気口40の前後位置は同じであり、流入口50の上下位置とカバー排気口40の上下位置は同じである。
支持部5は、カバー4よりも左側に位置する。支持部5の第二内部空間S2は、流入口50及びカバー排気口40を介して、カバー4の第一内部空間S1に繋がっている。
2-5.第二支持部
第二支持部8は、天板2の左右方向の他端部(本実施形態では右端部)を下側から支えるように構成されている。
第二支持部8は、その左右方向の長さが、支持部5の左右方向の長さよりも大きい。第二支持部8は、天板2の右端部を前後方向の全長にわたって下側から支える。
第二支持部8は、支持する機能を有するだけでなく、例えば、食器、調理用具、調味料、食品、洗剤等の台所用品が収容されるキャビネットを構成してもよい。また、第二支持部8には、食器洗い乾燥機等の調理機器が設置されてもよい。また、第二支持部8には、天板2に取り付けられたシンクの下部(天板2から下方に突出した部分)が収容されてもよい。
2-6.送風機
送風機6は、第一内部空間S1と第二内部空間S2のうち少なくとも一方に位置し、第一内部空間S1から第二内部空間S2へ空気を送るように構成されている。送風機6は、例えばファンである。
本実施形態では、送風機6は、第一内部空間S1に位置している。詳しくは、送風機6の前後方向の位置は、カバー排気口40の前後位置に対して略同じであり、送風機6の左右位置は、加熱調理装置3の複数の排気口31よりも右側である。送風機6は、カバー排気口40に対して対向して位置する。上側から視て、送風機6、複数の排気口31、カバー排気口40は、この順に右から左へほぼ一列に並んでいる。
送風機6は、底板41の前端部の右端部上に設置されている。送風機6は、前後方向において、前側の操作部7と複数の排気口31との間に位置している。
送風機6は、カバー排気口40に向かって空気を送る。これにより、加熱調理装置3の複数の各排気口31から排出される熱気は、カバー排気口40へと送られる。
2-7.操作部
一対の操作部7のそれぞれは、加熱調理装置3の各コイルを操作するための装置である。一対の操作部7は、天板2の前端部と後端部(短手方向の両端部)に位置する。
前側の操作部7は、天板2の前端部の下面に移動可能に取り付けられ、天板2の前端部の下側の収容位置と、この収容位置よりも前側の操作位置との間で移動可能である。後側の操作部7は、天板2の後端部の下面に移動可能に取り付けられ、天板2の後端部の下側の収容位置と、この収容位置よりも後側の操作位置との間で移動可能である。天板2の下面には、例えば、各操作部7を前後方向に移動可能に支持するスライド機構が設けられる。
一対の操作部7のそれぞれは、その上面に、複数の操作ボタン70と、加熱調理装置3の状態を表示する液晶パネル等の表示部71とを備えている。複数の操作ボタン70を操作することによって、各コイルの、ON・OFF(点火・消火)の選択、出力(火力)の調整、加熱時間の指示などの操作が可能である。
一対の操作部7のそれぞれは、操作位置にあるときに上面が露出し、ユーザーが操作可能である。なお、一対の操作部7のそれぞれは、収容位置にあるときには、上面が露出せず、操作不可である。
各コイルは、前後両方の操作部7によって操作可能である。そのため、加熱調理装置3は、調理台1の前側と後側の両方から操作可能である。
2-8.その他
調理台1は、第一内部空間S1に設置される仕切板9を更に備える。仕切板9は、加熱調理装置3のケース32の底壁321とカバー4の底板41との間に配置され、第一内部空間S1を前後に並ぶ2つの空間に分ける。仕切板9は、前後方向において、開口33と排気口31の間に位置する。後側の操作部7の周囲の隙間45から開口33へと流れ込む空気に、排気口31から排出される熱気が混合することが、仕切板9によって抑制されている。
調理台1は、送風機6の駆動、停止等を制御する制御装置と、加熱調理装置3の下部(一部30)の内部の温度を検知するセンサーと、を更に備える。
制御装置は、例えば、センサーで検知した温度が所定温度以上であるときに、送風機6を駆動し、センサーで検知した温度が所定温度未満のときに、送風機6の駆動を停止する制御を行う。送風機6の制御装置は、加熱調理装置の各コイルの制御装置が兼ねてもよい。
制御装置は、各操作部7の操作に連動して、送風機6の駆動、停止を制御するように構成されてもよく、この場合、センサーは省略可能である。
3.加熱調理装置の排熱方法について
続いて上述した調理台1の加熱調理装置3の排熱方法について説明する。
加熱調理装置3の各コイル及び制御装置が発熱し、ケース32内の温度が所定温度以上となったことをセンサーが検知すると、送風機6が駆動を開始する。
送風機6が駆動すると、第一内部空間S1内に、送風機6からカバー排気口40に向かう空気の流れが形成される。各排気口31から排出された熱気は、送風機6が形成する空気の流れに引っ張られて、カバー排気口40へと向かう。
熱気は、カバー排気口40及び流入口50を通って、第二内部空間S2内へと流れ、支持部5の下端部の流出口51から排出される。
加熱調理装置3のケース32内には、開口33を通じて、新たな空気が導入される。この空気は、後側の操作部7の周囲の隙間45から、第一内部空間S1に導入された、比較的に温度の低い空気である。このようにケース32内に新たな空気が供給されることで、ケース32内の各コイル及び制御装置の熱は、この新たな空気によって吸収されて冷やされる。また、熱を吸収して熱くなった熱気は、上述した方法で排出される。
4.作用効果
以上説明した調理台1では、加熱調理装置3の排気口31から排出された熱気を、送風機6からの送風によって、支持部5内の第二内部空間S2へと導くことができ、支持部5の流出口51を通じて、排出することができる。ここで、支持部5の流出口51は、加熱調理装置3よりも左側に位置するため、加熱調理装置3を前後方向から利用するユーザーに向かって、熱気が吹き出すことを抑制することができる。加えて、調理台1では、加熱調理装置3の排気口31から排出された熱気がカバー4内に滞留して、加熱調理装置3が過熱することを防ぐことができる。
また、この調理台1では、排気口31から排出された熱気は、第一内部空間S1及び第二内部空間S2を経て、流出口51から排出されるため、移動の間に放熱され、流出口51から排出される熱気の温度を抑えることができる。特に、この調理台1では、流出口51が支持部5の下端部に設けられているため、流路長が長くて温度が下がりやすい。
また、この調理台1では、送風機6からカバー排気口40へと向かう空気の流れが形成されることで、前側の操作部7の周囲の隙間44から新たな空気を第一内部空間S1内へと導入することができる。そのため、この調理台1では、この新たな空気が、熱気を含んだ空気に混合することによって、流出口51から排出される熱気の温度を下げることができる。
また、この調理台1では、加熱調理装置3の排気口31と、前側の操作部7との間に、送風機6からの送風による空気の流れが形成される。そのため、この調理台1では、排気口31から排出された熱気が、前側の操作部7の周囲の隙間44を通じて、加熱調理装置3の前側へと排出されることが防止される。
また、この調理台1では、流出口51が左側に開放されているため、流出口51から排出される熱気が、加熱調理装置3を前後から利用中のユーザーに対して、接触しにくい。
また、この調理台1では、内部空間S1,S2にダクトを配置しておらず、そのため、ダクトを配置する場合に比べて、製造コストを抑えることができる。
[実施形態2]
続いて、図4に示す実施形態2の調理台1Aについて説明する。以下では、調理台1Aについて、実施形態1の調理台1と同様の構成については、図中に同一の符号を付して説明を省略し、実施形態1の調理台1と異なる構成について、詳しく説明する。
調理台1Aは、支持部5と第二支持部8Aによって、天板2が左右方向の全長にわたって下側から支持される。第二支持部8Aは、キャビネットである。第二支持部8Aは、支持部5に接している。調理台1Aでは、支持部5と第二支持部8Aとの間に、ユーザーが脚を入れることの可能な下空間100が形成されていない。
第二支持部8Aは、その内部に台所用品が収容される収容空間S3を備え、収容空間S3の前後に開閉可能な複数の開閉板80を備える。なお、第二支持部8Aには、食器洗い乾燥機等の機器が設置されてもよい。カバー4は、第二支持部8Aの収容空間S3の上部に配置される。
実施形態2の調理台1Aにおいても、加熱調理装置3の排気口31から排出された熱気を、送風機6からの送風によって、支持部5内の第二内部空間S2へと導くことができ、支持部5の流出口51を通じて、排出することができる。また、実施形態2の調理台1Aでは、収容機能が向上している。
[実施形態3]
続いて、図5に示す実施形態3の調理台1Bについて説明する。以下では、調理台1Bについて、実施形態1の調理台1と同様の構成については、図中に同一の符号を付して説明を省略し、実施形態1の調理台1と異なる構成について、詳しく説明する。
調理台1Bでは、支持部5Bは、前後方向(天板2の短手方向)に離れて位置する2本の脚部56と、2本の脚部56の上端部を連結する上連結部57と、2本の脚部56の下端部を連結する下連結部58とを備える。
2本の脚部56と上連結部57のそれぞれは、中空である。2本の脚部56のそれぞれの内部の空間と、上連結部57の内部の空間とは、繋がっている。2本の脚部56のそれぞれの内部の空間と、上連結部57の内部の空間とで、第二内部空間S2が構成されている。下連結部58は、2本の脚部56の下端部を連結することによって、2本の脚部56を補強する。
2本の脚部56のそれぞれの下端部に、流出口51Bが位置する。前側の脚部56では、流出口51Bが前側に開放されており、後側の脚部56では、流出口51Bが後側に開放されている。上連結部57の右側の壁570に、流入口50Bが形成されている。流入口50Bは、カバー4のカバー排気口40の左側に対向している。
実施形態3の調理台1Bでは、加熱調理装置3の排気口31から排出された熱気を、送風機6からの送風によって、支持部5B内の第二内部空間S2へと導くことができ、支持部5Bの2本の脚部56の流出口51Bを通じて、排出することができる。
調理台1Bでは、流入口50Bから2本の脚部56のそれぞれの流出口51Bまでの流路長さが、上連結部57の長さの分だけ長くなる。また、調理台1Bでは、流入口50Bに流入した熱気を、2つの流路に分けて排出することができる。そのため、調理台1Bでは、流出口51Bまでの流路で熱気を放熱させやすく、各流出口51Bから排出される熱気の温度を抑えやすい。
また、調理台1Bでは、ユーザーは、調理台1Bの左側で椅子に座って、2本の脚部56の間から下空間100へと脚を入れることができる。そのため、調理台1Bでは、3方向から食卓としての利用が可能である。ここで、調理台1Bでは、2本の脚部56の流出口51Bが、加熱調理装置3の左側に位置するユーザーに向けて開放されていないため、このユーザーに熱気が接触することを抑制することができる。
[実施形態4]
続いて、図6に示す実施形態4の調理台1Cについて説明する。以下では、調理台1Cについて、実施形態1の調理台1と同様の構成については、図中に同一の符号を付して説明を省略し、実施形態1の調理台1と異なる構成について、詳しく説明する。
調理台1Cでは、天板2の右端部が、支持部5Cで下側から支えられ、天板2の左端部が、第二支持部8Cで下側から支えられている。
支持部5Cは、キャビネットであり、その内部に、台所用品が収容される収容空間S3と、この収容空間S3に対して分けられた第二内部空間S2とを備える。支持部5Cは、図3Bに示す支持部5と同様の構造を含んでいる。支持部5Cは、左右一対の側壁52C,53Cと、前後一対の側壁54Cと、底壁とを有する。左右一対の側壁52C,53Cと前後一対の側壁54Cと底壁と天板2の台板20とで囲まれる空間が、第二内部空間S2である。左の側壁52Cの下端部に、流出口51Cが形成されている。
支持部5Cはさらに、側板59と、前後一対の複数の開閉板60とを有する。右側の側壁53Cと側板59と前後一対の複数の開閉板60と底壁と天板2の台板20とで囲まれる空間が、収容空間S3である。前後一対の複数の開閉板60は、例えば、前後方向に移動可能であり、収容空間S3を開閉する。
支持部5Cでは、右側の側壁53Cによって第二内部空間S2と収容空間S3とが仕切られており、第二内部空間S2内を流れる熱気は、収容空間S3へと流入不可である。
調理台1Cでは、第二支持部8Cは、前後方向(天板2の短手方向)に離れて位置する2本の脚部81と、2本の脚部81の下端部を連結する下連結部82とを備える。
送風機6は、加熱調理装置3の複数の排気口31よりも左側に位置する。送風機6と加熱調理装置3の各排気口31とカバー排気口40とは、この順に、左から右へ並んで位置する。
実施形態4の調理台1Cでは、加熱調理装置3の各排気口31から排出された熱気を、送風機6からの送風によって、支持部5C内の第二内部空間S2へと導くことができ、支持部5Cの流出口51Cを通じて、排出することができる。
調理台1Cでは、支持部5Cに収容機能を持たせることで、第二支持部8Cを、前後方向に離れて位置する2本の脚部81を有する構造とすることができる。そのため、調理台1Cでは、ユーザーは、調理台1Cの左側で椅子に座って、2本の脚部81の間から下空間100へと脚を入れることができ、3方向から食卓としての利用が可能である。調理台1Cでは、支持部5Cの流出口51Cが、加熱調理装置3の左側に位置するユーザーから遠いため、このユーザーに熱気が接触することを抑制することができる。また、調理台1Cでは、第二支持部8Cの構造の簡素化を図ることができる。
[変形例]
上述した実施形態1~4の調理台1,1A,1B,1Cは、下記の変形例を採用可能である。
天板2は、上側から視て、長方形状に限らず、例えば、楕円状等のその他の平面視形状を有する長板状(つまり長手方向と短手方向とを有する形状)であってもよい。
加熱調理装置3は、コイルを1つまたは2つ備えてもよく、また、コイルを4つ以上備えてもよい。また、加熱調理装置3は、誘導加熱を行う装置に限定されず、ハロゲンヒーター、ラジエントヒータなどから選択されてもよい。
調理台1,1A,1B,1Cは、一対の操作部7を天板2の上面に備えてもよい。
支持部5,5B,5Cは、熱気を排出するための構造(第二内部空間S2と流入口50,50B,50Cと流出口51,51B,51C)を備えていればよく、その形状及び配置は、適宜選択可能である。また、第二支持部8も、熱気を排出するための構造を備えてもよい。
送風機6は、第一内部空間S1に限らず、第二内部空間S2に位置してもよいし、第一内部空間S1と第二内部空間S2の両方に跨って位置してもよいし、または、第一内部空間S1と第二内部空間S2のそれぞれに1つずつ位置してもよい。
カバー排気口40と複数の排気口31と送風機6の配置は、上記の配置に限定されず、その他の配置であってもよい。例えば、カバー排気口40は、カバー4の底板41に形成されてもよいし、複数の排気口31は、ケース32の後側の壁や底壁321に形成されてもよい。
また、流出口51,51B,51Cは、支持部5,5B,5Cの下端部に限らず、支持部5,5B,5Cのその他の位置に設けてもよい。
調理台1,1A,1B,1Cは、前側(送風機6に近い側)の操作部7の周囲の隙間44を塞ぐ部材をさらに備えてもよい。またこの塞ぐ部材は、第一内部空間S1内に流入する方向の空気の流れのみを許容し、第一内部空間S1から流出する方向の空気の流れを防ぐように形成された弁部材で構成されてもよい。
調理台1,1A,1B,1Cは、アイランド型に限らず、長手方向の一端が壁に接したペニンシュラ型であってもよい。
また、調理台1,1A,1B,1Cは、適宜構成を組み合わせてもよい。
[まとめ]
以上説明した各実施形態及びその変形例の調理台1,1A,1B,1Cのように、第一態様の調理台1は、下記の構成を備える。なお、以下では、実施形態を区別するために付した符号A、B、Cは省略している。
すなわち、第一態様の調理台1は、長手方向と短手方向を有する天板2と、天板2に取り付けられ、一部30が天板2よりも下側に突出する加熱調理装置3と、一部30を下側から覆い、一部30との間に第一内部空間S1を形成するカバー4と、を備える。さらに第一態様の調理台1は、天板2を下側から支え、内側に第二内部空間S2を有する支持部5と、第一内部空間S1と第二内部空間S2の少なくとも一方に位置し、第一内部空間S1から第二内部空間S2へ空気を送るように構成された送風機6と、を備える。加熱調理装置3は、一部30に排気口31を有する。カバー4は、第一内部空間S1に繋がるカバー排気口40を有する。支持部5は、第二内部空間S2に繋がる流入口50と流出口51とを有する。流入口50は、カバー排気口40に連通する。流出口51は、前記長手方向において、加熱調理装置3よりも外側に位置する。
上記構成を備えることで、第一態様の調理台1では、加熱調理装置3の排気口31から排出された熱気が、送風機6からの送風によって、カバー排気口40、流入口50、第二内部空間S2、及び流出口51へとこの順に送られる。第一態様の調理台1では、流出口51が、天板2の長手方向において加熱調理装置3よりも外側に位置するため、加熱調理装置3を天板2の短手方向から利用するユーザーを避ける位置から熱気が排出される。そのため、第一態様の調理台1では、加熱調理装置3から排出された熱気が、加熱調理装置3を利用中のユーザーに向けて吹き出すことを抑制することができる。
また、第二態様の調理台1は、第一態様の調理台1の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第二態様の調理台1では、送風機6は、第一内部空間S1に位置する。
上記構成を備えることで、第二態様の調理台1では、第一内部空間S1内に空気の流れを形成しやすく、加熱調理装置3の排気口31から排出された熱気を、より確実に流出口51へと送ることができる。
また、第三態様の調理台1は、第一または第二態様の調理台1の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第三態様の調理台1は、加熱調理装置3の操作に用いられる一対の操作部7をさらに備える。一対の操作部7は、天板2の短手方向の両端部に位置する。
上記構成を備えることで、第三態様の調理台1では、天板2の短手方向の両側から、加熱調理装置3の操作を行うことができ、複数のユーザーが向かい合って加熱調理しやすい。
また、第四態様の調理台1は、第一~第三態様のいずれかの調理台1の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第四態様の調理台1では、流出口51は、支持部5の下端部に位置する。
上記構成を備えることで、第四態様の調理台1では、支持部5の下端部の流出口51から熱気を排出することができ、天板2の短手方向から加熱調理装置3を利用中のユーザーに対して、熱気が接触しにくい。
以上、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更が可能である。
1、1A、1B、1C 調理台
2 天板
3 加熱調理装置
30 一部
31 排気口
4 カバー
40 カバー排気口
5,5B,5C 支持部
50,50B,50C 流入口
51,51B,51C 流出口
6 送風機
7 操作部
S1 第一内部空間
S2 第二内部空間

Claims (4)

  1. 長手方向と短手方向を有する天板と、
    前記天板に取り付けられ、一部が前記天板よりも下側に突出する加熱調理装置と、
    前記一部を下側から覆い、前記一部との間に第一内部空間を形成するカバーと、
    前記天板を下側から支え、内側に第二内部空間を有する支持部と、
    前記第一内部空間と前記第二内部空間の少なくとも一方に位置し、前記第一内部空間から前記第二内部空間へ空気を送るように構成された送風機と、を備え、
    前記加熱調理装置は、前記一部に排気口を有し、
    前記カバーは、前記第一内部空間に繋がるカバー排気口を有し、
    前記支持部は、前記第二内部空間に繋がる流入口と流出口を有し、
    前記流入口は、前記カバー排気口に連通し、
    前記流出口は、前記長手方向において、前記加熱調理装置よりも外側に位置する、
    調理台。
  2. 前記送風機は、前記第一内部空間に位置する、
    請求項1に記載の調理台。
  3. 前記加熱調理装置の操作に用いられる一対の操作部をさらに備え、
    前記一対の操作部は、前記天板の前記短手方向の両端部に位置する、
    請求項1または2に記載の調理台。
  4. 前記流出口は、前記支持部の下端部に位置する、
    請求項1~3のいずれか一項に記載の調理台。
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