以下に説明する調理台は、加熱調理装置が取り付けられるカウンタトップを備える。また、カウンタトップが部屋の壁面から離れている調理台を例として説明するが、カウンタトップの一部が部屋の壁面に接している調理台において、以下に説明する技術を採用してもよい。
(実施形態1)
図1、図2A、図2Bに示すように、実施形態1の調理台10は、カウンタトップ11と2つのサポート12、13とを備えている。2つのサポート12、13は、カウンタトップ11を床面に対して上方に離れて位置するように、下側から支持する。床面に対するカウンタトップ11の上面の高さは、一般的には、80cmから100cmの範囲に設計される。
図1、図2A、図2Bに示す調理台10では、カウンタトップ11の上面の外周形状が長方形状である。以下では、カウンタトップ11の長辺に沿う方向を長手方向といい、短辺に沿う方向を短手方向という。なお、短手方向は、カウンタトップ11の上面に沿う一方向、あるいは、カウンタトップ11の上面の1つの辺に沿う一方向と、言い換え可能であり、長手方向は、カウンタトップ11の上面に沿う面内で前記一方向に交差する方向と、言い換え可能である。ただし、カウンタトップ11の上面の外周形状は、長方形状に限らず正方形状などの他の四角形状であってもよい。
2つのサポート12、13のうち一方のサポート12は、カウンタトップ11の長手方向の一端部を支持するように、カウンタトップ11の短手方向に沿う形状に形成されている。すなわち、サポート12はカウンタトップ11の短手方向に延びている。また、2つのサポート12、13のうちの他方のサポート13は、カウンタトップ11の長手方向における寸法がサポート12よりも大きい箱状であり、カウンタトップ11の長手方向の他端部を支持する。2つのサポート12、13は、カウンタトップ11の長手方向に離れて位置する。
サポート13は、内部空間が比較的大きいから、食器の収納、調理用具の収納、調味料の収納、食品あるいは洗剤の保管、食器洗い乾燥機のような機器の収納などの用途に用いることが可能である。サポート13の寸法は、あらかじめ定められている複数の寸法から選択される。カウンタトップ11の長手方向におけるサポート13の寸法は、例えば3種類程度から選択され、カウンタトップ11の短手方向におけるサポート13の寸法は、例えば2種類程度から選択される。また、サポート12、13の高さ寸法については、床面に置かれる台(台輪)の上に載せることにより複数段階から選択可能であることが望ましい。
カウンタトップ11は、2つのサポート12、13に支持されるトッププレート111と、2つのサポート12、13の間でトッププレート111の下側に設けられているボックス112とを備える。ボックス112の下面は、床面から離れている。それゆえ、カウンタトップ11の下側には空間が生じる。以下では、カウンタトップ11の下側に生じる空間を下空間100という。下空間100は、2つのサポート12、13の間の空間であり、カウンタトップ11の短手方向における両側に開放されている。
トッププレート111は、複数枚の板状部材が重ねられた構造であり、少なくとも台板113と、台板113の一部の上に重なった表面板114とを備える。台板113は、構造材であり、台板113の材料は、例えば、木材、金属、合成樹脂、木材と金属の積層材料などから選択される。また、表面板114は、化粧材であり、表面板114の材料は、例えば耐衝撃性かつ耐熱性を有するガラスが用いられる。台板113および表面板114の材料は、一例であり、上記の材料に限定されない。また、トッププレート111は、台板113と表面板114とが重なった構造でなくてもよく、台板113と表面板114とが1種類の同じ材料で形成されていてもよい。
ボックス112は、図3A、図3Bのように、台板113の下面との間に空間を形成する。ボックス112の材料は、例えば金属、合成樹脂、木材などから選択される。カウンタトップ11の長手方向に直交する断面において、ボックス112の下面の短手方向の中央部はカウンタトップ11の上面とほぼ平行である。ボックス112の下面の短手方向の両端部は、カウンタトップ11の短手方向の端に近い部分ほど、カウンタトップ11の上面との距離を小さくするように傾斜している。
ボックス112の下面の最下端は、床面に対して50cm以上離れるように設計されていることが望ましい。言い換えると、ボックス112の下側に形成される下空間100は、ユーザーが椅子に着座した状態で、脚を入れることができるように、高さ等が設計することが望ましい。
ダイニングあるいはキッチンで使用される椅子の座面は、一般的には、40cmから60cmの範囲である。調理台10は、人が立った状態で身体への負担が少ない姿勢で使用できるようにカウンタトップ11の上面の高さが定められており、カウンタトップ11の上面の高さが一般的な食卓の上面よりも高く設計されている。そのため、調理台10を着座して使用する場合には、座面の高さが45cm程度の一般的な食卓用の椅子よりも座面の高い椅子を使用することが望ましい。
この種の椅子に着座した人は、カウンタトップ11の下空間100に脚を入れることが可能である。また、カウンタトップ11の下空間100は、カウンタトップ11の短手方向における両側に開放されているから、カウンタトップ11を挟んで複数の人が椅子に着座することが可能である。すなわち、調理台10は、調理台としてだけではなく、食卓としても使用することが可能である。
カウンタトップ11において、トッププレート111とボックス112とに囲まれた空間には、加熱調理装置20が収納されている。加熱調理装置20は、誘導加熱(IH:Induction Heating)を行う構成であり、誘導加熱のための磁力を発生させるコイルと、コイルに流す電流を制御するための電子回路を含んだ制御装置とを備えている。加熱調理装置20は、カウンタトップ11の長手方向に並ぶ複数個のコイルを備えており、複数個(例えば3個)の調理容器を同時に加熱可能である。調理容器は、鍋、やかん、フライパンのように加熱される材料が入る容器を意味する。
カウンタトップ11に調理容器を載せたときに、調理容器とコイルとの距離が近くなるように、台板113はコイルを配置するための孔を備える。すなわち、カウンタトップ11において、コイルは台板113ではなく表面板114で上側から覆われている。カウンタトップ11の表面板114は1枚の板材で構成されている。ただし、カウンタトップ11の上面に段差が生じなければ、表面板114は複数枚の板材を組み合わせた構成であってもよい。例えば、表面板114のうち、サポート13に対応する部位と他の部位に対応する部位とは別材料であってもよい。また、カウンタトップ11の周部において台板113が段差を備え、台板113の一部が額縁としてカウンタトップ11の上面に露出していてもよい。この場合、表面板114は、額縁の内側に配置される。
加熱調理装置20は、図3A、図3Bに示すように、コイル及び制御回路を含んだ加熱部21と、加熱部21の動作を指示する2つの操作部22、23とを備える。2つの操作部22、23は、それぞれタッチスイッチあるいは小型押ボタンスイッチと表示器とを備え、加熱部21に対して加熱の開始又は停止の指示、加熱部21の出力の指示、加熱時間の指示などを行うための操作が可能である。2つの操作部22、23のそれぞれは、複数の加熱部21の個々に対して上述した指示を行うことが可能である。また、2つの操作部22、23は、それぞれカウンタトップ11の内部に収納される位置と、カウンタトップ11の側面から引き出された位置との間で移動可能となるように、カウンタトップ11に取り付けられている。図3Aでは、左側の操作部22がカウンタトップ11の内部に収納され、右側の操作部23がカウンタトップ11の側面から引き出されている。
一方の操作部22はカウンタトップ11の短手方向における一端に位置し、他方の操作部23はカウンタトップ11の短手方向における他端に位置する。したがって、カウンタトップ11の短手方向のどちらからでも加熱調理装置20を操作することが可能である。例えば、2人が椅子に着座し、カウンタトップ11を挟んで向かい合っている場合には、2つの操作部22、23があることにより、どちらの人も加熱調理装置20を操作することができる。
ここで、加熱調理装置20のコイル及び制御装置は通電時には発熱する。コイル及び制御装置から発生する熱は調理容器の加熱にはほとんど寄与しない。制御装置は電子回路を含むから、温度上昇が好ましくない。しかし、加熱調理装置20は、ボックス112に収納されており、ボックス112は、トッププレート111で上側から覆われている。そのため、加熱調理装置20が発生する熱を、ボックス112から排出する必要がある。
ボックス112の内部には、加熱調理装置20のコイル及び制御装置に接触した空気を排出する流路としてダクト15が収納されている。ダクト15は、カウンタトップ11の短手方向において加熱部21の一方側に隣接するように位置する第1ダクト151と、加熱部21の下方に位置する第2ダクト152とを備える。本実施形態では、ダクト15は、第1ダクト151を複数(3つ)備える。第2ダクト152は、カウンタトップ11の短手方向において、加熱部21の下面の2分の1程度の範囲に重なる部分と、複数の第1ダクト151の下端に重なる部分とを有するように、カウンタトップ11の短手方向の寸法が決められている。第1ダクト151及び第2ダクト152は、それぞれカウンタトップ11の長手方向に直交する断面が四角形状である。ただし、第1ダクト151及び第2ダクト152の断面は四角形状以外の多角形状あるいは円形状、楕円形状などでもよい。
各第1ダクト151は、加熱部21に向き合う面が開口し、下面に通気用の開口を備える。第2ダクト152は、カウンタトップ11の短手方向における一端部の上面に複数の通気用の開口を備え、この複数の開口が各第1ダクト151の下面に設けられている開口と連続するように、各第1ダクト151と結合されている。
カウンタトップ11の長手方向において、第2ダクト152の一方の面は閉塞され、第2ダクト152の他方の面は開口している。第2ダクト152の開口した面を有する端部は、カウンタトップ11の長手方向の一端部まで延びている。したがって、トッププレート111とボックス112とに囲まれる空間は、ダクト15に囲まれた区画を有する。この区画は、加熱部21とカウンタトップ11の長手方向の一端部との間で空気を流通させる流路として機能する。また、トッププレート111とボックス112とに囲まれた空間の一部をダクト15で仕切っているから、加熱部21に触れた後の空気をダクト15に通すことができる。これにより、加熱部21に触れる前の空気と触れた後の空気とを分離することができる。
第1ダクト151及び第2ダクト152は、耐熱性及び耐久性を有するように金属板を主とする材料で形成されている。ただし、第1ダクト151及び第2ダクト152は、合成樹脂などの他の材料で形成されていてもよい。ボックス112内に仕切られた流路を形成するダクト15は、第1ダクト151と第2ダクト152との2種類の部材の組み合わせであることは必須ではなく、3種類以上の部材の組み合わせでもよく、また、単一の部材でもよい。
ボックス112が囲む空間のうち、ダクト15で囲まれた区画を除く空間は、操作部22、23の周囲の隙間を通して、カウンタトップ11の外側空間と繋がっている。そのため、加熱部21には、カウンタトップ11の短手方向における側面からボックス112内に導入された空気が接触する。加熱部21に接触した空気が第1ダクト151に導入されるような気流がボックス112の内部に形成されていると、加熱部21に接触した空気は、第1ダクト151及び第2ダクト152を通じて、カウンタトップ11の長手方向の一端部に導かれる。
図3Aのように、ボックス112の内部には、ダクト15が位置する空間と他の空間とを仕切る仕切板115を、加熱部21の下方に配置することが望ましい。このように仕切板115を配置することにより、ボックス112の内部における、加熱部21に接触する前の空気と加熱部21に接触した後の空気との分離性が高まる。図3A、図3Bにおいて、白抜きの矢印は、加熱部21に接触する前の空気の流れを示し、ドットを含む矢印は、加熱部21に接触した後の空気の流れを示す。他の図においても、白抜きの矢印とドットを含む矢印とは、同様の空気の流れを示す。また、ボックス112の内部に気流を形成するためのファンのような装置は、加熱部21に付属していることが望ましいが、加熱部21とは別の箇所に設けられていてもよい。
ところで、サポート12は、ボックス112の内部に繋がる内部空間121を有している。具体的には、カウンタトップ11の長手方向の一端部において、第2ダクト152の内部空間が内部空間121と繋がっている。詳しくは、サポート12の上端部の側面はボックス112に接しており、サポート12の上端部の側面には、第2ダクト152の寸法に合わせた孔状の接続部122が設けられている。カウンタトップ11の短手方向における内部空間121の寸法は、サポート12の前記短手方向の寸法から、サポート12の短手方向の2つの壁の厚み寸法を除いた寸法に設計されている。カウンタトップ11の短手方向における接続部122の寸法は、第2ダクト152の前記短手方向の寸法に合うように設計されている。第1ダクト151と第2ダクト152との接続部位、及び第2ダクト152とサポート12との接続部位には、隙間が生じないように、スポンジのような弾力性を有する部材が配置されている。
サポート12は、内部空間121とサポート12の外部との間で空気を流通させるように、開口した通気口123を有する。通気口123は、サポート12の下部であって、カウンタトップ11の下空間100とは反対側の面に設けられている。この構成により、加熱部21に接触した空気は、第1ダクト151及び第2ダクト152を通してサポート12の内部空間121に導入され、通気口123を通して調理台10の外部に排出される。また、サポート12の下部において、通気口123が、カウンタトップ11の下空間100とは反対側に向いているから、人が椅子に着座して下空間100に脚を入れて調理台10を使用しても、通気口123から吹き出した空気が人に触れない。ここで、サポート12の内部空間121は、加熱部21に接触した空気を通気口123に導くほか、加熱調理装置20に給電する電線を収納するなど、他の用途にも使用される。
通気口123がサポート12の下部においてカウンタトップ11の下空間100とは反対側の側面に設けられることは、必須ではない。通気口123は、サポート12の上部に設けられてもよく、またサポート12における他の面に設けられてもよい。例えば、通気口123が、カウンタトップ11の短手方向におけるサポート12の側面に開口してもよい。また、調理台10は、サポート12が内部空間121及び通気口123を備えているが、内部空間121及び通気口123は、サポート13に設けられてもよい。また、内部空間121及び通気口123は、サポート12とサポート13の両方に設けられてもよい。
調理台10は、サポート12における下空間100と反対側の側面が平面であり、この平面に通気口123が開口している。一方、サポート12は、図4のように、側面の下端部に蹴込16を有してもよい。蹴込16は、サポート12の下端部の側面が後退することによって形成される空間を表す。サポート12が蹴込16を有する場合には、蹴込16に対向する側面に通気口123が開口していることが望ましい。
このように、蹴込16に対向する側面に通気口123が開口していると、調理台10を使用するユーザーから通気口123が見えにくくなる。また、蹴込16において通気口123が設けられていると、通気口123から排出される空気の流れが規制される。具体的には、通気口123から排出される空気は、上方に向かわずに、床面に沿うように排出される。
サポート12は、通気口123からの排気の向きを規制するために、通気口123にルーバー17を備える構造であってもよい。ルーバー17は、サポート12の内側から外側に向かって、羽板が下り傾斜するように設けられている。したがって、内部空間121から通気口123を通って外部に向かう空気の流れが斜め下向きとなるように規制される。また、ルーバー17が通気口123を覆い隠すため、蹴込16を設けていない場合でも、通気口123がユーザーから見えにくくなる。
内部空間121から外部に向かう空気の流れを斜め下向きに規制するには、通気口123にルーバー17を備える構造に限らず、通気口123に筒状の部材を備える構造であってもよい。筒状の部材は、サポート12の内側と外側との少なくとも一方で気流の向きを規制するように設けられればよい。あるいは、通気口123を囲む周面自体に傾斜を付与した構造とすることにより、空気の流れを規制してもよい。
上述した調理台10は、ボックス112及びサポート12の内部において、加熱部21に空気が接触するように気流を形成しているから、加熱部21が空冷される。また、加熱部21に接触させる空気は操作部22、23の周囲からボックス112の内部に取り込まれるから、操作部22、23の周囲にも気流が形成される。すなわち、加熱部21を空冷する気流は、操作部22、23の空冷にも寄与する。
(実施形態2)
図1、図2A、及び図2Bに示す調理台10は、カウンタトップ11の長手方向の一端側から、カウンタトップ11の下空間100の全体を覆う構造のサポート12を備えているが、下空間100の一部を開放するように設けたサポート12Aを備えていてもよい。
図5、図6A、及び図6Bに示す実施形態2の調理台10Aでは、サポート12Aは、カウンタトップ11の短手向に離れた2本の脚部124と、2本の脚部124の下端部を連結する連結部125と、2本の脚部124の上端部の間に架設された棚18とを備える。棚18は、2本の脚部124の間に架設された棚板181と、棚板181に連続した背板182と、2本の脚部124の間で背板182から離れて架設されたバー(図示せず)とを備える。この棚18には、雑誌、本、新聞などを立てることが可能であり、また調味料などを立てることも可能である。バーは、棚板181の上に置いた物品の落下を防止する。
調理台10Aでは、2本の脚部124は、それぞれ内部空間121Aを内部に有しており、カウンタトップ11の短手方向における2本の脚部124の下部の側面にそれぞれ通気口123Aが開口している。通気口123Aが開口する向きは、特に制限されない。
ところで、調理台10Aでは、高さ方向に直交する断面における内部空間121Aの断面積と、通気口123Aの開口面積とが、図1、図2A、図2Bに示す調理台10の内部空間121の断面積と、通気口123の開口面積とに比べるとそれぞれ小さい。そのため、調理台10Aでは、加熱部21を空冷する能力を、調理台10と同程度に設計しようとすれば、気流の速度を調理台10よりも大きくしなければならない。気流の速度が大きくなれば、床面から埃が飛散し、通気口123Aからの風切り音の音圧レベルが高くなる可能性がある。
調理台10Aでは、第2ダクト152のうち、内部空間121Aに接続される側の端部に、2つの脚部124に向かって流路を2経路に分岐させる分岐部153が設けられている。分岐部153は、カウンタトップ11の長手方向に直交する断面の面積が、接続部122に近い部位ほど大きくなっている。すなわち、分岐部153は、接続部122に接続される部位で断面積が増加する。
第2ダクト152が分岐部153を有していることによって、調理台10Aでは、図1、図2A、図2Bに示す調理台10に比べて、熱気(加熱部21に接触した空気)が通る流路が長くなる。したがって、調理台10Aでは、加熱部21から通気口123Aに至る経路での放熱量を、調理台10に比べて増やすことが可能である。このことから、気流の速度を大幅に増加させることなく、加熱部21に接触した空気を排出することが可能である。分岐部153は、流路を2経路に分岐させる構造に限らず、3経路以上に分岐させる構造であってもよい。たとえば、サポート12Aが3つ以上の脚部124を備える場合には、加熱部21に接触した空気を、3つ以上の脚部124のそれぞれから排出させてもよい。
調理台10Aにおいて、棚18がなければ、椅子に着座した人が、カウンタトップ11の長手方向の一端側から下空間100に脚を入れて調理台10Aを使用することが可能である。すなわち、この構造の調理台10Aは、椅子に着座した人が3方向から下空間100に脚を入れて使用することができる。この場合、連結部125は省略されることが望ましい。また、サポート13がサポート12Aと同様に2本の脚部124を備える場合、4本の脚部124でカウンタトップ11を支持することが可能である。この構造の調理台10Aであれば、加熱部21に接触した空気を、4本の脚部124を通して排出するように構成することが可能である。また、この構造の調理台10Aは、椅子に着座した人が4方向から下空間100に脚を入れて使用することができる。
調理台10、10Aでは、カウンタトップ11の長手方向の一方の端部がサポート12,12Aで支持され、カウンタトップ11の長手方向の他方の端部がサポート13で支持されている。サポート12,13は、カウンタトップ11の長手方向の両端部を支持する構成に制限されない。カウンタトップ11は、様々な形状のサポート12,13で支持することが可能である。
(実施形態3)
図7及び図8に示す実施形態3の調理台10Bは、カウンタトップ11の長手方向の一端部を支持するサポート12,12Aに代えて、カウンタトップ11の短手方向の中央部を支持するサポート12Bを備えている。すなわち、カウンタトップ11の短手方向において、サポート12Bは、カウンタトップ11よりも寸法が小さい。サポート12Bは、カウンタトップ11の長手方向に延びている。また、調理台10Bは、カウンタトップ11の長手方向の他端部を支持するサポート13を備えている。カウンタトップ11の短手方向において、サポート12Bの下部の両側面には、それぞれ張出部126が設けられている。張出部126は、例えば板状であり、カウンタトップ11の長手方向において、サポート12Bと同程度の寸法を有している。
調理台10Bは、ボックス112の下面にサポート12Bが結合されるから、ボックス112から下方に空気を流すように、下面が開口した第2ダクト152Bを備える。サポート12Bは、張出部126より下側に通気口123Bを備える。通気口123Bは、カウンタトップ11の短手方向におけるサポート12Bの両側面にそれぞれ開口する。
調理台10Bは、張出部126の下側でサポート12Bの側面に通気口123Bが開口している。すなわち、張出部126は、サポート12Bにおいて通気口123Bが開口した側面に、通気口123Bの上側から覆うように突出している。そのため、椅子に着座した人が、下空間100に脚を入れて調理台10Bを使用する際には、張出部126に足を載せれば、通気口123Bからの排気が足に触れない。
また、調理台10Bでは、内部空間121Bの高さ方向に直交する断面積が比較的大きく、通気口123Bが設けられたサポート12Bの側面の面積が比較的大きいから、加熱部21に接触した空気を運ぶ気流の流速を比較的小さくすることが可能である。そのため、調理台10Bでは、床面の埃を飛散させる可能性が低減され、風切り音の音圧レベルが低減される。更に、通気口123Bから排出される空気によって、張出部126が温められるから、気温の低い季節であれば、足元の暖房が可能である。
調理台10Bでは、カウンタトップ11の長手方向の一方の端部には、サポート12,12Aが存在しないが、カウンタトップ11の長手方向の一方の端部は、サポート12,12Aで支持されていてもよい。
(実施形態4)
図9A、図9Bに示す実施形態4の調理台10Cは、内部空間121C及び通気口123Cを、サポート12,12Aではなく、サポート13Cに設けている。本実施形態の説明では、サポート12Cを第一サポート12Cと記載し、サポート13Cを第二サポート13Cと記載する。
第一サポート12Cは、カウンタトップ11の長手方向の一端部に設けられ、第二サポート13Cは、第一サポート12Cとの間に下空間100が位置する。本実施形態では、第二サポート13Cは、カウンタトップ11の長手方向の他端部に設けられる。なお、第二サポート13Cは、カウンタトップ11の長手方向の他端部以外の部分に設けられてもよく、例えば、カウンタトップ11の長手方向の他端部から前記長手方向に離れた部分に設けられてもよい。
調理台10Cでは、第一サポート12Cは、カウンタトップ11の短手方向に離れた2本の脚部127と、2本の脚部127の下端部を連結する連結部128と、を有する。2本の脚部127には、内部空間121及び通気口123が形成されていない。
第二サポート13Cは、食器、調理用具、調味料、食品、洗剤、食器洗い乾燥機などの台所用品が収納可能なキャビネットである。第二サポート13Cは、台所用品が収納可能な収納空間130と、内部空間121Cとを、内部に有する。
詳しくは、第二サポート13Cは、カウンタトップ11の長手方向に離れて位置する一対の側板131と、カウンタトップ11の短手方向に離れて位置する一対の開閉板132と、前記短手方向に離れて位置する一対の閉塞板133とを有する。一対の開閉板132と一対の閉塞板133とは、カウンタトップ11の長手方向に並んで位置する。本実施形態では、一対の開閉板132のそれぞれは、上下に並ぶ複数の板体で構成されている。第二サポート13Cは、第二サポート13Cの内部の空間を、収納空間130と内部空間121Cとに分ける仕切板134を更に有する。
収納空間130は、一対の側板131のうち下空間100から遠い側の側板131と、仕切板134と、一対の開閉板132とで囲まれる空間である。一対の開閉板132は、少なくとも一方が開閉可能である。一対の開閉板132は、例えばカウンタトップ11の短手方向に移動可能であり、これにより、収納空間130を開閉する。なお、一対の開閉板132は、回転することによって収納空間130を開閉するように設けられてもよい。
内部空間121Cは、一対の側板131のうち下空間100に近い側の側板131と、仕切板134と、一対の閉塞板133とで囲まれた空間である。一対の側板131のうち下空間100に近い側の側板131の下部(詳しくは下端部)に、内部空間121Cと第二サポート13の外部(下空間100)との間で空気を流通させるように開口した通気口123Cが形成されている。
なお、内部空間121Cは、収納空間130に対して下空間100とは反対側に位置してもよい。この場合、通気口123Cは、一対の側板131のうち下空間100から遠い側の側板131の下端部に形成され、内部空間121Cは、収納空間130の上部などに形成される空間やダクトを介して、第2ダクト152に繋げる。また、通気口123Cは、一対の側板131ではなく、一対の閉塞板133の少なくとも一方の下部(詳しくは下端部)に形成されてもよい。
調理台10Cでは、カウンタトップ11の長手方向の一端側において椅子に着座した人は、第一サポート12の2本の脚部127間を通じて下空間100の下方に、脚を入れることができる。そのため、調理台10Cは、加熱部21に接触した空気を、第二サポート13Cを通じて排出できるうえ、カウンタトップ11の長手方向の一端側からの食卓としての利用も可能である。
以下では、図1、図2A及び図2Bに示す調理台10と、図5、図6A及び図6Bに示す調理台10Aと、図7に示す調理台10Bと、図9Aに示す調理台10Cとを、とくに区別する必要がなければ、調理台10と記載する。また、その他のA~Cが付いた符号についても同様に記載する。
上述した調理台10は、加熱部21の内部に、気流を形成する装置を備えている。気流を形成する装置は、第1ダクト151、第2ダクト152、サポート12、サポート13のうちの適宜の箇所に設けられてもよい。また、気流を形成する装置は、ボックス112の内部において、加熱部21に接触する前の空気を加速させるように配置されてもよい。
カウンタトップ11は、2つのサポート12、13で支持される構造ではなく、カウンタトップ11が3つ以上のサポートで支持される構造であってよい。一例で言えば、長方形状のカウンタトップ11は、その四隅がそれぞれサポートで支持される構造であってもよい。また、長方形状のカウンタトップ11は、長手方向の一端部に沿って位置するサポートと、長手方向の他端部の角部に位置する2つのサポートとの3つのサポートで支持される構造であってもよい。あるいは、カウンタトップ11は、その中央部が1つのサポートで支持される構造であってもよい。
上述した技術は、加熱調理装置20が取り付けられる調理台10であれば適用可能であり、シンクが取り付けられる調理台10にも、適用可能である。シンクは、例えば、トッププレート111から一部が下方に突出し、前記一部がサポート13内に収納されるように、調理台10に取り付けられる。また、カウンタトップ11の上面の外周形状は、四角形状であることも必須ではなく、六角形状、八角形状、円形などであってもよい。
上述した調理台10では、加熱調理装置20が、誘導加熱を行うように構成されているが、加熱調理装置20は、ハロゲンヒータ、ラジエントヒータなどから選択されてもよい。また、上述した調理台10では、加熱調理装置20がカウンタトップ11に一体に組み込まれているが、加熱調理装置20は、いわゆるビルトイン構造であって、カウンタトップ11に対して分離可能に取り付けられていてもよい。
(まとめ)
上述した実施形態の構成及び作用を以下にまとめて記載する。なお、態様の異なる実施形態を区別するために付した符号A、B、Cなどは省略して記載している。例えば、調理台10は、必要に応じて、調理台10Aあるいは調理台10Bあるいは調理台10Cと読み替えることができる。
実施形態1~4及びその変形例の調理台10のように、第一態様の調理台10は、下記の構成を備える。
すなわち、第一態様の調理台10は、カウンタトップ11と、カウンタトップ11を支持するサポート12(13)とを備える。カウンタトップ11の下側に位置する下空間100は、カウンタトップ11の上面に沿う一方向の両側に少なくとも開放されている。カウンタトップ11は、トッププレート111と、加熱調理装置20が収納される空間をトッププレート111との間で囲むボックス112とを備えている。サポート12(13)は、前記空間との間で空気が流通する内部空間121と、内部空間121とサポート12(13)の外部との間で空気を流通させるようにサポート12(13)の側面に開口した通気口123とを有する。
上記構成を備えることで、第一態様の調理台10では、カウンタトップ11を前記一方向に挟んで向き合う複数のユーザーが、椅子に座って下空間100に脚を入れることが可能である。トッププレート111の下側で加熱調理装置20に接触した空気は、サポート12(13)の側面から排出されるから、トッププレート111の上面から排出される場合に比べて、加熱調理装置20を前記一方向から利用中のユーザーに触れる可能性が低減される。また、通気口123がサポート12(13)の側面に開口しているから、カウンタトップ11の上面の有効面積(食卓として利用することのできる面積)が拡がる。
また、第二態様の調理台10は、第一態様の調理台10の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第二態様の調理台10では、カウンタトップ11は、上面の外周が四角形状であり、下空間100は、カウンタトップ11の上面の1つの辺に沿う前記一方向の両側に少なくとも開放されている。
上記構成を備えることで、第二態様の調理台10では、四角形状のカウンタトップ11をその上面の1つの辺に沿う前記一方向に挟んで向き合う複数のユーザーが、椅子に座って下空間100に脚を入れて使用することができる。
また、第三態様の調理台10は、第一又は第二態様の調理台10の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第三態様の調理台10は、加熱調理装置20に接触する前の空気と接触した後の空気とを分離するように、前記空間に位置する仕切板115を更に備える。
上記構成を備えることで、第三態様の調理台10では、仕切板115によりボックス112の内部の空間における空気の流れが規制され、加熱調理装置20に接触する前の空気と接触した後の空気との分離性が高まる。言い換えると、第三態様の調理台10では、加熱調理装置20に接触する前の相対的に低温の空気に、加熱調理装置20に接触した後の相対的に高温の空気が混合されにくくなり、加熱調理装置20を効率よく空冷することが可能である。
また、第四態様の調理台10は、第一~第三態様のいずれかの調理台10の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第四態様の調理台10では、サポート12(13)は、通気口123を下部に備える。
上記構成を備えることで、第四態様の調理台10では、通気口123から排出される空気がユーザーに触れる可能性が低減される。しかも、第四態様の調理台10では、加熱調理装置20から通気口123までの経路が長くなり、結果的に通気口123から排出される空気の温度を下げることが可能である。
また、第五態様の調理台10は、第一~第四態様のいずれかの調理台10の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第五態様の調理台10では、通気口123は、内部空間121から前記外部に向かう空気の流れを斜め下向きに規制するように構成されている。
上記構成を備えることで、第四態様の調理台10では、通気口123から斜め下向きに空気が排出されるから、通気口123から排出される空気がユーザーに触れる可能性が一層低減される。
また、第六態様の調理台10は、第一~第五態様のいずれかの調理台10の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第六態様の調理台10では、サポート12,13は、カウンタトップ11の上面に沿う面内で前記一方向に交差する方向の両端部にそれぞれ設けられ、前記両端部に位置するサポート12,13の少なくとも一方は、前記一方向に延びている。
上記構成を備えることで、第六態様の調理台10では、前記一方向において、サポート12(13)の寸法をカウンタトップ11の寸法程度まで延ばすことができ、サポート12(13)がカウンタトップ11を支持する強度を高めることができる。また、第六態様の調理台10では、サポート12(13)の寸法をカウンタトップ11の寸法程度まで延ばすことで、容積の比較的大きい内部空間121を確保できるから、加熱調理装置20に触れた空気の内部空間121での滞留時間を長くでき、放熱させやすい。そのため、第六態様の調理台10では、通気口123から排出される空気の温度を下げることが可能である。
また、第七態様の調理台10は、第六態様の調理台10の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第七態様の調理台10では、サポート12(13)は、通気口123を下空間100とは反対側の面に備える。
上記構成を備えることで、第七態様の調理台10では、通気口123から下空間100に空気が排出されないから、ユーザーが下空間100に脚を入れたとしても、通気口123からの空気が脚に触れない。
また、第八態様の調理台10は、第一~第五態様のいずれかの調理台10の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第八態様の調理台10は、ボックス112内で加熱調理装置20に接触した空気を、サポート12,13の内部空間121に導くダクト15を更に備える。サポート12,13は、カウンタトップ11の上面に沿う面内で前記一方向に交差する方向の両端部にそれぞれ設けられる。前記両端部に位置するサポート12,13の少なくとも一方は、前記一方向に離れて位置する複数の脚部124を有する。複数の脚部124のそれぞれは、内部空間121と通気口123とを有する。ダクト15は、ボックス112内で加熱調理装置20に接触した空気を、複数の脚部124の内部空間121に分岐させる分岐部153を有する。
上記構成を備えることで、第八態様の調理台10では、ダクト15内を流れる加熱調理装置20に接触した空気と、加熱調理装置20に触れる前の空気とを分離することができる。そのため、第八態様の調理台10では、加熱調理装置20に低温の空気が触れることで空冷の効率が高まる。また、第八態様の調理台10では、加熱調理装置20に触れた高温の空気を、複数の脚部124の内部空間121のそれぞれに確実に誘導して、各脚部124から外部に排出させることができる。また、第八態様の調理台10では、カウンタトップ11の前記交差する方向の少なくとも一端部を複数の脚部124で支持しているから、カウンタトップ11の下空間100を、少なくとも3つの向きに開放可能である。また、第八態様の調理台10では、ダクト15が分岐部153を備え、加熱調理装置20に触れた空気を複数の脚部124の内部空間121に分散させるから、複数の通気口123によって比較的多くの空気を排出することができる。そのため、第八態様の調理台10では、加熱調理装置20に単位時間当たりに触れる空気量を比較的多くでき、加熱調理装置20の空冷を効率よく行うことができる。
また、第九態様の調理台10は、第一~第五態様のいずれかの調理台10の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第九態様の調理台10では、サポート12,13は、カウンタトップ11の上面に沿う面内で前記一方向に交差する方向の一端部に設けられる第一サポート12と、第一サポート12との間に下空間100が位置する第二サポート13とを含む。第二サポート13は、台所用品が収納される収納空間130と、内部空間121と、通気口123と、を有するキャビネットである。第一サポート12は、前記一方向に離れて位置する複数の脚部127を有する。
上記構成を備えることで、第九態様の調理台10では、カウンタトップ11の前記交差する方向の一端部を複数の脚部127で支持しているから、カウンタトップ11の下空間100を、3つの向きに開放可能である。また、第九態様の調理台10では、加熱調理装置20に触れた空気は、キャビネットを構成するサポート13を通じて排出することができる。
また、第十態様の調理台10は、第一~第七態様のいずれかの調理台10の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第十態様の調理台10は、ボックス112内で加熱調理装置20に接触した空気を、サポート12,13の内部空間121に導くダクト15を更に備える。
上記構成を備えることで、第十態様の調理台10では、ダクト15内を流れる加熱調理装置20に接触した空気と、加熱調理装置20に触れる前の空気とを分離することができ、加熱調理装置20に低温の空気が触れることで空冷の効率が高まる。また、第十態様の調理台10では、加熱調理装置20に触れた高温の空気を、サポート12,13の内部空間121に確実に誘導して、サポート12,13から外部に排出させることができる。
また、第十一態様の調理台10は、第一~第五態様のいずれかの調理台10の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第十一態様の調理台10では、サポート12は、前記一方向においてカウンタトップ11よりも寸法が小さく、カウンタトップ11の上面に沿う面内で前記一方向に交差する方向に延びている。
上記構成を備えることで、第十一態様の調理台10では、サポート12は、下空間100を前記一方向に並ぶ2つの空間に分けることができる。第十一態様の調理台10においても、カウンタトップ11を前記一方向に挟んで向かい合う複数のユーザーが、椅子に座って下空間100に脚を入れることができる。また、第十一態様の調理台10においても、通気口123がサポート12に設けられているから、通気口123から排出される空気が、ユーザーの顔などに触れることを抑制することができる。
また、第十二態様の調理台10は、第十一態様の調理台10の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第十二態様の調理台10では、サポート12は、前記一方向における少なくとも一方の側面に、通気口123が開口しており、通気口123が開口した前記側面に、通気口123を上側から覆うように突出する張出部126を備える。
上記構成を備えることで、第十二態様の調理台10では、通気口123から排出された空気は、張出部126の下を通る。そのため、第十二態様の調理台10では、ユーザーが張出部126の上に足を載せていれば、通気口123から排出された空気がユーザーに触れることがない。
また、第十三態様の調理台10は、第一~第十二態様のいずれかの調理台10の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第十三態様の調理台10では、加熱調理装置20は、誘導加熱装置である。
上記構成を備えることで、第十三態様の調理台10では、誘導加熱装置は、ジュール熱により調理容器を加熱する構成ではなく、調理容器を発熱させる構成であるから、加熱調理装置20からの発熱量が比較的少なく、動作時に到達する最高温度が比較的低い。そのため、第十三態様の調理台10では、トッププレート111の下側で加熱調理装置20の周囲に位置する部材の材料等の制約が少ない。また、第十三態様の調理台10では、加熱調理装置20の上面を含むトッププレート111の上面を平面にできるから、調理台、食卓などの用途に使用しやすい。
以上説明した実施形態は、本発明の様々な実施形態の一部に過ぎない。また、上述した実施形態は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。なお、本明細書における調理台は、厨房用什器と言い換え可能である。