JP2538521Y2 - せいろ用テーブル - Google Patents

せいろ用テーブル

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JP2538521Y2
JP2538521Y2 JP3133691U JP3133691U JP2538521Y2 JP 2538521 Y2 JP2538521 Y2 JP 2538521Y2 JP 3133691 U JP3133691 U JP 3133691U JP 3133691 U JP3133691 U JP 3133691U JP 2538521 Y2 JP2538521 Y2 JP 2538521Y2
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俊三 村松
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株式会社ペルソナ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、エビ,カニ,魚,貝
等の生鮮な魚介類、生肉、生野菜等の生鮮食品やモチ米
(以下これらを生鮮食品という)をせいろで蒸して食す
るためのせいろ用テーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】生鮮食品を蒸して食する場合、従来は、
調理場で釜の上にせいろを載せて生鮮食品を蒸すか又は
蒸し鍋で蒸し、蒸し上った食品を皿に載せてテーブルに
運び、ポン酢等好みの調味料をつけて食べていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】調理場で蒸し、冷たい
皿に載せてテーブルへ運ぶと、蒸し上った熱い食品が冷
たくなって美味しく食べれない。最初は熱い食品も食べ
終るまでには完全に冷え切ってしまうという問題があ
る。
【0004】魚介類,生肉,生野菜は蒸し上りの所要時
間が違う上に、例えば魚介類と生野菜を一つのせいろで
一緒に蒸すと生臭さが残って野菜の味が悪くなる。又、
生肉は薄く切った生肉をモヤシの上に載せて蒸すと美味
しいので他のものと一緒に蒸すことは好しくない。
【0005】これらの問題を解決するべく、鉄板焼のよ
うにテーブルの上にコンロを載せ、その上に鍋とせいろ
を積み上げて蒸すと、せいろが高い位置になりテーブル
に座ったまま食べることができない。又、コンロの上に
蒸し鍋を載せて蒸しても座ったまま食べれない上に蒸し
上った食品を箸で取り出すことも困難である。従って従
来は、蒸した状態のままの蒸し上った食品を箸でつまん
で食べることができなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案は、テーブルに
座ったままで蒸した状態の蒸し上った食品を食べること
ができるせいろ用テーブルを提供することを目的に開発
したものであって、テーブルの巾方向の略中央に角孔を
設け、その角孔の内周に排水パイプを溶着したステンレ
ス製の樋が取付けられ、テーブルの脚に棚が架設され、
テーブルの角孔の直下の棚上に電磁調理器が設置された
ことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】電磁調理器の上に所定高さの鍋を載せて、その
上にせいろの下敷を置けば、せいろの下敷の上面がテー
ブルの上面と略同じ高さとなり、生鮮食品が蒸し上った
ときに、せいろの蓋とせいろ枠を外すだけで、せいろで
下敷が蒸されたままの状態で蒸し上った食品を食べるこ
とができる。
【0008】
【実施例】テーブル板2の周囲が脚3より張出すように
4本の脚3をテーブル板2に固着し、腰掛(図示せず)
に座った人の膝がテーブル板2の下に収まるようになっ
ている。4本の脚3に上棚4と下棚5を架設し、その周
囲を脚3に接着した側板6で覆って、上下の部屋7,8
を形成する。
【0009】テーブル板2の巾方向の略中央に正方形の
角孔9を設け、その角孔9の内周にステンレス製の樋1
0を嵌め込み、複数個のビス12で固定する。樋10の
外周の上方を直角に折曲形成して角孔9の縁取10aと
し、樋10の内周辺10bの高さは、せいろ下敷22を
鍋21上に載置したときに、せいろ下敷の下面が接触し
ない高さにする。そして角孔9の内巾寸法は、図2に示
すようにせいろ3下敷22の外巾と数粍程度の間隙mが
保てる大きさにしてある。樋10の底辺の一個所に排水
パイプ11を溶着し、排水パイプ11の下端部がテーブ
ル板2の下方に突出している。
【0010】尚、テーブル板2の上面に化粧板13を貼
着し、角孔9の内周とテーブルの下面を夫々メラミン板
14,15を貼着して、メラミン板14,15の接合部
をシリコン16コーティングするとテーブル2の湿度に
よる変形を防ぐのに好ましい。
【0011】角孔9の直下の上棚4に電磁調理器装入孔
19を設け、その装入孔19にフランジ18付の電磁調
理器17が嵌め込んである。電磁調理器17の上面に鍋
21を載置し、鍋21の上にせいろ下敷22を置いたと
きにせいろ下敷22の上面がテーブル板2の上面と略同
一平面又はせいろ下敷22の上面が僅かに高くなるよう
に設定されている。
【0012】樋10の排水パイプ11の直下の下棚5上
に、水入容器25を収めた引出し26を設置し、水入容
器25の上方には、上端部を排水パイプ11に装着し、
上棚4を貫通したビニールホース27が配設されてい
る。下棚5の適宜の個所に下部屋8の換気をするための
換気筒28が装着されている。
【0013】テーブルの長手方向の側板6の片側又は両
側に上部屋7の換気窓29と電磁調理器17の操作盤3
0が配設されていて、操作盤31のスイッチで電磁調理
器17の温度を調節する。31は脚3に固着した上棚3
の支持部材であり、32は脚3の下部に貼着した添え脚
である。
【0014】斯ゝる構成のせいろ用テーブル1は、せい
ろを使わないときには、図3に示すようにせいろ下敷2
2の代りに、樋10の内巾寸法と略同一寸法で、角孔9
を塞ぐテーブル板2の上面と同一平面の蓋板33を鍋2
1の上に置いて、通常の食卓用テーブルとして使用す
る。
【0015】このせいろ用テーブル1でせいろ蒸しを行
う場合には、鍋21内に適量の水を入れて、せいろ下敷
22を置き、せいろ枠23内に所望の生鮮食品を入れて
せいろ蓋24をした後、電磁調理器17の操作蓋30の
スイッチを入れる。電磁調理器17は火力が強く熱効率
が良いので短時間で水が沸騰し、蒸気がせいろ下敷22
の中央の孔22aから勢いよく噴出してせいろ枠23内
の生鮮食品を蒸す。このとき下敷22とせいろ枠23の
間の周囲からと、せいろ枠23と蓋24の間の周囲から
蒸気が噴き出し、噴き出した蒸気が結露して水滴とな
る。せいろ枠23の上から出た水滴はせいろ枠23の表
面を流下し、せいろ枠下面から出た水滴と一緒になっ
て、せいろ下敷22の上面を流れて周囲の間隙mから樋
10内に落下する。樋10内に流下した水滴は排水パイ
プ11に集められ、ホース27を通って水入容器25に
貯えられる。水入容器25に貯えられた水は、蒸し上っ
た食品を食べ終ってから、引出し23の水入容器25を
取出して捨てる。
【0016】生鮮食品が蒸し上ると、せいろ蓋24とせ
いろ枠23を取外して蒸し食品を食べる。ゆっくり食べ
るときには電磁調理器17を保温温度に調節して食べる
と良い。食べている間も下敷の孔22aから蒸気が噴出
しており、水滴とるが、これも下敷22の上面を流下し
て樋10に回収される。
【0017】生鮮食品を蒸している間は、上部屋7内の
空気は高温高湿となるが、周囲が側板6で覆われ、テー
ブルの長手方向に設けた換気窓29で換気されるので、
食事中の人に不快感を与えることはない。この実施例の
ようにフランジ18付電磁調理器17を使用して電磁調
理器17の本体を下部屋8側に曝し、電磁調理器17と
操作盤30を電気配線(図示せず)すると、下部屋8内
の空気は若干高温になるが室温に近い温度と湿度である
から、せいろ料理専門店で長時間営業しても漏電等の事
故を招く惧れがなく、安全上好ましい。
【0018】フランジ付調理器17は、せいろ用テーブ
ル1専用に特別に製作しなければならないので高価にな
るので、一般に市販されているテーブル載置型の電磁調
理器17Aを用いた第2実施例を図4に基いて説明す
る。尚前記実施例と同一部品は同一符号を付して説明を
省略し、相違点のみを説明する。
【0019】第2実施例は、下棚5を省いて、上棚4A
上に電磁調理器17Aを載置しており、上棚4Aの下面
に耐熱ボード34を貼着するか、又は断熱材を内装した
棚にすると実用上好ましい。電磁調理器17Aは操作ス
イッチが図4の右側上方の斜面に内蔵されているので、
電磁調理器17Aの前方の側板6を切欠いて窓を形成
し、扉35の下端部を側板6に蝶着し、扉35を矢印の
ように揺動させて窓を開閉するようになっている。電磁
調理器17Aの後方の上棚4A上に水入容器25を載置
し、水入容器25と対向する左側の側板6にも前記同様
に窓を形成し、扉36を蝶着して水入容器25を出し入
れするようになっている。尚、図4に仮想線25Aで図
示したように水入容器25A自体を引出式にして、テー
ブル板2の張出し部分の下に設けても良い。この場合に
はホース27をテーブル板2の下面に密着状態で配管す
る。
【0020】図3は2個の正方形の角孔9を設けたせい
ろ用テーブル1を示したが、1個の場合にはテーブル板
2を略正方形にすると良い。又、正方形の角孔9の代り
にテーブルの長手方向の長方形の孔にして複数個のせい
ろ下敷22を並べて設置しても良いことは云うまでもな
い。
【0021】上記実施例のせいろ用テーブル1を座敷用
に使用する場合には脚3を短くして座敷用のせいろ用テ
ーブルにする。又せいろ料理専門の営業店で腰掛用と座
敷用にせいろ用テーブル1を兼用したいときには、座敷
の一部を堀炬燵のようにしてせいろ用テーブル1を設置
すれば良い。
【0022】
【考案の効果】生鮮食品をせいろで蒸すと、せいろ枠の
上下から噴き出す蒸気が水滴となるが、この考案のせい
ろ用テーブルを使用すると、その水滴を樋によって回収
することができるので、蒸気が発生した状態のままでせ
いろ下敷上の蒸し上った食品を食べることができる。従
って食事中に蒸し上った食品が冷えないのでせいろ料理
を美味しく食することができる。そして電磁調理器は火
力が強く熱効率が良いので、生鮮食品が早く蒸し上る上
にガスや電熱器のように引火の惧れもなく火災予防上も
安全であり、本考案のせいろ用テーブルは営業用にも家
庭用にも安心して使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のせいろ用テーブルの一実施例で、せい
ろを載置した状態の巾方向断面図。
【図2】テーブル角孔部分の拡大断面図。
【図3】せいろを使わないときのせいろ用テーブルの一
実施例の斜視図。
【図4】他の実施例のせいろを載置した状態の巾方向断
面図。
【符号の説明】
1 せいろ用テーブル 2 テーブル板 3 脚 4 上棚 5 下棚 7 上部屋 8 下部屋 9 角孔 10 樋 11 排水パイプ 17 電磁調理器 18 電磁調理器のフランジ

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーブルの巾方向の略中央に角孔を設
    け、その角孔の内周に排水パイプを溶着したステンレス
    製の樋が取付けられ、テーブルの脚に棚が架設され、テ
    ーブルの角孔の直下の棚上に電磁調理器が設置されたこ
    とを特徴とするせいろ用テーブル。
  2. 【請求項2】 テーブルの巾方向の略中央に角孔を設
    け、その角孔の内周に排水パイプを溶着したステンレス
    製の樋が取付けられ、テーブルの脚に二段の棚が架設ら
    れ、脚に張付けた側板で上下の部屋を形成し、テーブル
    の角孔の直下の上段の棚に電磁調理器が設置されたこと
    を特徴とするせいろ用テーブル。
  3. 【請求項3】 テーブルの脚に架設した棚に電磁調理器
    装入孔を設け、その装入孔にフランジ付電磁調理器を嵌
    め込んで電磁調理器が設置されたことを特徴とする請求
    項1又は請求項2のせいろ用テーブル。
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