JP3081841B1 - 多機能鍋 - Google Patents

多機能鍋

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JP3081841B1
JP3081841B1 JP11197149A JP19714999A JP3081841B1 JP 3081841 B1 JP3081841 B1 JP 3081841B1 JP 11197149 A JP11197149 A JP 11197149A JP 19714999 A JP19714999 A JP 19714999A JP 3081841 B1 JP3081841 B1 JP 3081841B1
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啓雄 藤井
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株式会社 華月
株式会社セラテック
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Abstract

【要約】 【課題】 食卓上等に簡便に置いて、加熱調理食品が冷
えないようにして食用するのに使用したり、食材の炭火
焼きコンロとして多機能に使用できる多機能鍋を提供す
る。 【解決手段】 周壁6の上半部分を切欠いた周壁開口部
7を直径上に対にして設けた上方開口有底円筒体の外鍋
体2と、その外鍋体2の凹陥部4へ入出自在にセットす
る上方開口有底円筒体の内鍋体3との組合せからなり、
その内鍋体3は通液孔9を散設した液通壁にして、外鍋
体2の週壁6の上縁に掛け止めできる掛止部10を突設
し、かつ、外鍋体2の概ね半分の浅底形状を有し、掛止
部10を外鍋体2の上縁に掛け止めすることによって内
鍋体3を外鍋体2の上半部分に収納セットし、掛止部1
0を周壁開口部7へ入れることによって内鍋体3を外鍋
体2の下半部分に収納セットする構造の多機能鍋1が特
徴である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の食材を煮焚
き・蒸し・加熱調理する調理鍋として使用したり、各種
食材を炭火焼き調理する炭火焼きコンロとして多機能に
使用する多機能鍋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】古くから広く使用されている調理鍋は、
食材を入れる凹陥部を備えた鍋本体かなる基本形態にし
て、その鍋本体に各種の食材を入れて煮焚き調理するよ
うになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来の調理鍋
は、凹陥形状の鍋本体からなる単純構造にして食材を入
れて底部加熱する単機能に過ぎないので、例えば「湯豆
腐・うどん」等の加熱調理食品を食用に供するときは、
加熱調理鍋から食器に移し変えて食卓に置いて食用する
ことになる。しかし、その加熱調理食品が冷えてまずく
なると再び加熱調理鍋へ戻して加熱調理をせざるを得な
いので手数がかかって面倒な為、つい冷えたまままずい
思いをして食べてしまうことが多い不具合がある。
【0004】一方、炭火焼き調理しながら即食用する調
理方法は、独特の雰囲気があって美味とされるため広く
普及しているものの、その炭火焼きコンロは大形にして
運搬しづらく「火の元安全の格別の配慮」が必要なた
め、通常家庭等の食卓上では調理し難い難点がる。本発
明は、以上の従来技術の難点を解消する多機能鍋を提供
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明の多機能鍋は「周壁の上半部分を方形状に切欠
いた周壁開口部を対称に設けた液密壁の外鍋体と、該外
鍋体の概ね半分深さの浅底形状にして該外鍋体へ入出自
在にセットする内鍋体との組合せに成し、該内鍋体は、
底壁が多孔形状の液通壁にして、かつ、前記外鍋体の周
縁上縁へのフランジ状の掛止部を外周に突設し、該掛止
部を前記外鍋体の周壁上縁に掛け止めすることによっ
て、前記外鍋体の上半部分に前記内鍋体を収納セット
し、該掛止部を前記周壁開口部へ入れることによって前
記外鍋体の下半部分に前記内鍋体を収納セットする前記
内鍋体の昇降セット手段を備えた構造」になっている。
【0006】即ち、本発明の多機能鍋は、通常の鍋形態
の外鍋体とその外鍋体の概ね半分の深さにして多孔底壁
の内鍋体との組合せから成り、その内鍋体を外鍋体の下
半部分へ収納セットすることによって外鍋体に入れた液
体によって加熱調理すると共に、その内鍋体を外鍋体の
上半部分へ引き上げセットすることによって、内鍋体内
の調理食品を液切り(湯切り)してそのまま食用可能に
した構造が特徴である。
【0007】そして、その内鍋体に各種食材を入れて通
常鍋と同様に使用すると共に、水を入れた外鍋体の上半
部分に「炭火を入れた内鍋体」を保持し、内鍋体の上に
金網・陶板等を置いて炭火焼きコンロとして使用可能に
構成されている。そして、その外鍋体と内鍋体は食卓上
等への座りを良くするために「上方開口有底の円筒体形
状」の態様が採択される。
【0008】
【作用】以上の構成の本発明の多機能鍋は、例えば「湯
豆腐・うどん」等の加熱調理食材を入れた内鍋体を外鍋
体の下半部分にセットして加熱調理すると共に、その加
熱調理終了後はその内鍋体を引き上げて外鍋体の上半部
分に持ち上げセットして液切り(湯切り)することがで
きる。従って、加熱調理後の多機能鍋を食卓上等に置い
て、前記の湯切り状態の加熱食品を下方に存在する外鍋
体内の熱い調理液や湯によって冷えるのを防止しながら
食用できると共に、若し冷えた場合は内鍋体を外鍋体の
下半部分へ下げ戻してワンタッチ的に再加熱することが
できる。
【0009】そして、前記説明の炭火焼きコンロとして
使用すると、外鍋体の上半部分に保持された内鍋体内の
炭火の輻射熱によって、外鍋体内の水面が加熱されて水
蒸気を発生するので、その水蒸気が炭火の赤熱した炭素
に接触して水性ガスを発生作用する。従って、その内鍋
体の炭火は活発に燃焼して高性能コンロとして機能し、
食卓上等において効果的な炭火焼き調理ができる。そし
て、その炭火の下方には広い表面積の外鍋体内の水槽が
存在するので、炭火による火の元安全が的確に確保でき
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明一実施例の多機能鍋
1を図1〜図4を参照して詳しく説明する。即ち、この
実施例の多機能鍋1は全体が陶製にして、鍋体としての
凹陥部4を有する上方開口有底の円筒形状の外鍋体2
と、この外鍋体2の凹陥部4に出し入れする上方開口有
底の円筒形状にして、かつ、外鍋体3の概ね半分深さの
凹陥部4を有する内鍋体3の別体2個の鍋体の組合せに
なっている。
【0011】詳しくは、外鍋体2は底壁5・周壁6のい
ずれも液密壁にして、周壁6の上半部分を長方形状に切
欠いた周壁開口部7が直径上に位置して対向一対に設け
られている。そして、周壁6の外周に握み部8が突設さ
れ、この握み部8によって単体で持ち運びすると共に、
底壁5を加熱することによって凹陥部4内の食材12や
調理液13が加熱できる。
【0012】一方、内鍋体3は外鍋体2と同様な上方開
口円筒形状にして、底壁5と周壁6は液通孔9を多数個
穿設した液通壁によって構成され、周壁6の上縁に外向
き突設したフランジ状の掛止部10を有し、この掛止部
10によって単体で持ち運びできると共に凹陥部4に任
意の食材12を入れて外鍋体2の内側に組合せセットで
きる。
【0013】即ち、(図2(A)(B)参照)、外鍋体
2の周壁開口部7と内鍋体3の掛止部10は、段落00
05に示した「内鍋体3の昇降セット手段」を構成する
ものにして、その外鍋体2の中へ内鍋体3を入れて組合
せて掛止部10を周壁開口部7に入れると、掛止部10
が周壁開口部7の下縁に掛け止めされて内鍋体3が外鍋
体2の凹陥部4の下半部分に収納されると共に、外鍋体
2と内鍋体3の周壁6の間に若干の遊隙C1と、外鍋体
2と内鍋体3の底壁5間に若干の遊隙C2を有して保持
される。そして、外鍋体2の下半部分に入れた調理用水
・湯等の調理液13に内鍋体3内の食材12が浸漬して
加熱調理できる構造を有している。
【0014】そして、その内鍋体3の掛止部10を握ん
で引き上げて概ね90°回して下げると、掛止部10が
外鍋体2の周縁6の上縁に掛け止めされて、内鍋体3が
外鍋体2の上半部分に引き上げ収納定置され、内鍋体3
の底壁5が外鍋体2の調理液13の液面から遊離して浮
上支承されて調理液13の液切りができると共に、その
内鍋体3の加熱調理食品14が外鍋体2の調理液13の
液温によって保温され、そのまま取り出して食用できる
ようになっている。
【0015】なお、この実施例の加熱料理鍋1は、外鍋
体2が「外直径=約245粍、深さ=約128粍、周壁
開口部7の深さ=約48粍」、内鍋体3が「外直径=約
203粍、深さ=約75粍」の寸法諸元である。
【0016】以上の図1実施例のものは前記の作用があ
り、外鍋体2の下半部分へ沈めた内鍋体3に入れた食材
12を通常形態の調理鍋と同様に加熱調理して、その調
理後に内鍋体3をワンタッチ的に引き上げセットして内
鍋体3内の調理食品14を液切りすると共に外鍋体2の
調理液13による保温作用によって冷えないようにして
食用できる。そして、その食品14が冷えてまずくなっ
たら内鍋体3をワンタッチ的に外鍋体2の調理液13に
沈めて再加熱して美味に食用できる。
【0017】さらに、前記実施例の多機能鍋1は外鍋体
2・内鍋体3のいずれも「中空円筒体形状」であること
から食卓上への座りが良く、調理場で加熱調理した後に
そのまま食卓上に置いて前記の作用を享受することがで
きる。
【0018】さらに、図1実施例の多機能鍋1は(図2
(C)参照)、湯・水17を入れた外鍋体2と炭火15
を入れた内鍋体3を組合せてその内鍋体3を外鍋体2の
上半部分に支承保持して炭火焼きコンロ20として使用
する。そして、このコンロ20の上部に置いた陶板16
等に食材12を載せて炭火焼きすると、前記作用による
水性ガスの発生によって強い燃焼が得られ、家庭の食卓
上に炭火焼きコンロ20を簡便に定置して美味な炭火焼
き料理をすることができる。
【0019】そして、前記実施例の外鍋体2は単体鍋と
して当然使用可能であり、また内鍋体3は単体として野
菜類等の水切り用具としても使用できる。
【0020】なお、本発明の多機能鍋は前記の実施例に
限定されず、内鍋体3・外鍋体2のいずれか、または、
いずれもが金属製であっても良く、また、通常形態の鍋
のように球面底形状等であっても良い。
【0021】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明の多機能鍋
は「湯豆腐・うどん」等の加温状態で食用するものの調
理に極めて適し、食卓上等に簡便にて位置して加熱調理
食品の冷えるのを防止しながら食用可能になると共に、
若し冷えてもワンタッチ的に即再加熱暖めができるの
で、それ等加熱食品の調理と食用が一段と便利にでき
る。
【0022】さらに、食卓上等に定置して「炭火焼きコ
ンロ」として安全高性能コンロとして使用可能にして、
広く一般の加熱食品調理と食生活の一段の便宜向上を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の多機能鍋の構成部材の斜視図
【図2】図1実施例の多機能鍋の使用方法と作用を示
し、(A)(B)(C)ともその使用状態の正面断面図
【図3】図1実施例の多機能鍋の6面図を示し、(A)
は正面図(背面図は正面図と同一にあらわれる)、
(B)は右側面図(左側面図は右側面図と同一にあらわ
れる)、(C)は平面図、(D)は底面図
【図4】図1実施例の多機能鍋の内鍋体の6面図を示
し、(A)は正面図(背面図は正面図と同一にあらわれ
る)、(B)は右側面図(左側面図は右側面図と同一に
あらわれる)、(C)は平面図、(D)は底面図
【符号の説明】
1 多機能鍋 2 外鍋体 3 内鍋体 4 凹陥部 5 底壁 6 周壁 7 周壁開口部 8 握み部 9 液通孔 10 掛止部 12 食材 13 調理液 14 加熱食品 15 炭火 16 陶板 20 炭火焼きコンロ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/00 101 A47J 27/13

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周壁の上半部分を方形状に切欠いた周壁
    開口部を対称に設けた液密壁の外鍋体と、該外鍋体の概
    ね半分深さの浅底形状にして該外鍋体へ入出自在にセッ
    トする内鍋体との組合せに成し、該内鍋体は、底壁が多
    孔形状の液通壁にして、かつ、前記外鍋体の周縁上縁へ
    のフランジ状の掛止部を外周に突設し、該掛止部を前記
    外鍋体の周壁上縁に掛け止めすることによって、前記外
    鍋体の上半部分に前記内鍋体を収納セットし、該掛止部
    を前記周壁開口部へ入れることによって前記外鍋体の下
    半部分に前記内鍋体を収納セットする前記内鍋体の昇降
    セット手段を備えた構造を特徴とする多機能鍋。
  2. 【請求項2】 外鍋体と内鍋体のいずれもが、上方開口
    有底の中空円筒体形状からなる請求項1の多機能鍋。
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