JPS63180021A

JPS63180021A - 調理台装置

Info

Publication number: JPS63180021A
Application number: JP1090787A
Authority: JP
Inventors: Toshio Tamaoka; 玉岡　歳雄; Tadao Usami; 忠男宇佐美
Original assignee: Toyota Seiki Kogyo KK
Current assignee: Toyota Seiki Kogyo KK
Priority date: 1987-01-19
Filing date: 1987-01-19
Publication date: 1988-07-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は主として煙が出たり油が飛んだりする焼肉など
の調理台に使用する煙、油などの防除手段に関するもの
である。

（従来の技術）従来、焼肉設備あるいはてんぷら揚げ設備などにおいて
、その上方にフードを設は煙などを自然または強制的に
排出することは行われている。

一方、デパート工場などにおいて出入口にエアカーテン
を装置して内外の温度を遮断したり、臭気を遮断するも
のは実施されている。

従来、金網によって焼肉を調理する場合は、焼煙が極め
て多く、また焙焼中に油脂の飛散があり、応々にして野
外バーベキューとして肉を調理する場合が多い。これに
対し、近年無煙ロースタ−と称して第５図（ａ）　（ｂ
）に示すような焼肉器が存在する。その構造は、焼煙が
あまり出ないようロスドル（鉄板）１゛をバーナー４で
加熱しその熱で肉又は野菜を焼くようにしたものである
。このロスドルは鉄板にあけたスキマを小さくして肉の
直火に当たる面積を小さくして鉄板焼に近い状態にした
ものである。この方法では煙の出方も非常に少なく、か
つ、ロスドル１′の縁の上３〜４ｃｍの位置に吸煙管３
′があって焼肉から出た煙を直ちに吸引するものがある
。５はドレンパン、６はドレンパン５に入れた水である
。

（発明が解決しようとする問題点）上記第５図（ａｌ　（ｂ）に示すような焼肉器において
は煙が発生しないかわりに、吸煙管３′によって肉の周
辺の気体が吸引され、冷たい風が肉の上に送られ肉が焼
ける時の保温効果が失われ、従って焼けた肉が直ちに冷
えるので肉の下側のみがあぶられて焦げる傾向にあり、
折角おいしく焼けた肉が冷えてしまい不味くなくなると
いう欠点がある。

本発明は調理中に焼煙が多く発生し、あるいは油脂が飛
散するような調理部を包囲して焼煙を吸引し、かつ油の
飛散を防除するようにした装置を提供することを目的と
する。

（問題点を解決するための手段）本発明は下方からの加熱により調理する上方開放の調理
部を有する調理台において、調理部周りと調理部上方と
の間にエアカーテンにより煙封じ空間を仕切るエアカー
テン装置を設けたことを特徴とする調理台装置である。

更に詳しく述べると、本発明は囲壁内に獣肉または魚肉
など焼肉用金網、又は、てんぷら鍋などの調理部を設け
、該調理部は下方にバーナーを配置し、焼肉にあっては
金網上の焼肉から滴下する油脂を受けるドレンパンをそ
の下に有す今ようにし、該金網の側縁部で金網よりも上
方に空気の噴出孔を連続して設けると共に、金網の上方
に該噴出孔からの空気を吸引する空気吸引孔を設けてな
り、前記空気の噴１出孔と空気吸引孔との間にエアカー
テンを形成し、該エアカーテンと前記囲壁とにより調理
部を包囲する空間を形成したことを特徴とする調理台装
置である。

（作用）上記の構成により、−環部から発生する煙とか飛散する
油などはエアカーテンに遮られエアカーテンの手前の人
にまで到達しないし、発生した煙は気流の内側でエアの
流れに乗って空気吸引孔に吸い込まれ、飛散する油も同
様にエアの流れにより吸収される。

また、調理中の肉とか金網には直接エアが当たることが
ないので調理中のものを冷却することがない上に、調理
中の調理品は熱がこもることによりよく調理され美味し
く焼きあがる。

エアカーテンの気流は強（なく人が箸をもって調理して
も、箸が振れたり手が動かされるようなことはない。

（実施例）次に本発明の実施例を焼肉用調理台装置の図によって説
明すると、第１図（ａｌは模型的に画いた側断面図、第
１図（ｂ）は第１図（ａ）のＡ−Ａ矢視平面図で、囲壁
２内に焼肉用金網１を設け、該金網１の下方にバーナー
４を配置し、金網１上の焼肉から滴下する油脂を受ける
ドレンパン５をその下に有する。該金ｍｌよりも上方に
空気管９を配設し空気噴出孔７を連続して設けると共５
に、金網１の上方に該噴出孔７からの空気を距離をおい
て吸引する空気吸引孔８を設け、前記空気の噴出孔７と
空気吸引孔８との間にエアカーテン１０を形成し、該エ
アカーテン１０と前記、囲壁２とにより焼肉用金網１を
包囲する空間を形成したものである。１２は空気送給フ
ァン、１３は吸引ファンである。

金網１の上に並べられた肉とか野菜はバーナー４によっ
て加熱され焙焼される。肉および野菜からは煙が発生し
油が四方に飛散する。金′Ｍ４１より下に落ちた油は水
６に落ちるが上方に飛んだ油および煙はエアカーテン１
０の気流に引き込まれエア流れと共に空気吸入孔８から
吸引され、排煙管３から排出される。

エアカーテン１０は空気送給ファン１２によって圧送さ
れた空気を空気管９に明けた空気噴出孔７から噴出させ
、空気吸引孔８から吸引させることによって形成される
。空気の圧力は煙の流れ方向に煙を吸い上げる程度であ
るからごく弱いものでよく、箸をいれても箸が振れる程
度以下でよい。肉類は囲壁２とエアカーテン１０によっ
て空間が包囲され、熱が龍もった状態で焙焼されるので
、焼は具合は極めて良好である。また第５図の無煙ロー
スタ一式と違い、１０倍もの煙が出ることから肉から上
昇する煙は完全に空気吸引孔８から吸引させる。

空気吸引孔８の上方にはフード１４がありエアカ−テン
を良好状態に形成せしめる。

第２図に示すものは本発明の実施の態様の一つで、接客
用テーブルの内側に焼肉器を配置し、空気噴出孔７の位
置にテーブルの天板１５の内側縁がくるように構成し、
排煙管３を三段のテレスコープ式にして上端にフード１
４を設けるかわりに下向きの空気吸引孔８を設けたもの
である。

また排煙管３の下端にフィルター１６を設けて煙を清浄
空気にするため、例えばグリス除去のためのセラミック
その他による第一次フィルター、煙を除去するための第
二次集塵フィルター、臭気を除去する第三次フィルター
を装備し、エアを排出させるか循環させるようにしたも
のである。

第３図に示すものは他の実施例を示す側断面図で囲壁２
の一方に空気噴出孔７を、他方に空気吸引孔８を構成し
金網１の上方にエアカーテン１０を形成し、囲壁２と該
エアカーテン１０とによって包囲する空間を形成したも
ので、焼肉から発生する煙はエアカーテン１０の気流に
捲き込まれ排出し、エアカーテン１０の上方には煙が出
ない上に、包囲された空間内で肉を焼くことができる。

第４図は第３図に類似するが、空気吸引孔８を金網１の
中央上方に配設したものである。

また、本発明は焼肉器に適用されるばかりでなく、揚げ
もの器、魚焼器、鉄板焼など各種調理設備に適用され、
効果を上げるものである。

（発明の効果）本発明による調理装置を焼肉用に適用すると、炭火と金
網による本来の美味しい焼肉と同じ条件が設定でき、第
５図に示すごときロスドルと違い、バーナーの直火が当
たる面積が１０倍も確保できることと、金網の上方を気
流によって包囲する空間を設けることにより、焼肉中に
周囲に飛散する油および煙が気流によって遮られ、周囲
の人の衣服とか顔にかかることがないばかりか、焼肉か
ら発生する煙は気流に乗って排出されるので、焼肉器の
周囲の人は煙くない上に、室内を煙で汚すことがない。

また、本発明は調理場ばかりでな（、接客テーブルにも
利用ができ、見えないエアカーテンによって煙を遮断し
かつ調理作業にも支障がないなど極めて効果の大きいも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａｌは本発明の実施例を模型的に画いた側断面
図、第１図（ｂ）は第１図（ａｌのＡ−Ａ矢視平面図、
第２図は本発明の実施の態様を示す側断面図、第３図は
他の例を示す側断面図、第４図は更に他の例を示す側断
面図、第５図（ａｌ　（ｂ）は従来の焼肉器の側断面図
および平面図である。１・・・金網、１′・・・ロスドル、２・・・囲壁、３
・・・排煙管、４・・・バーナー、５・・・ドレンパン
、６・・・水、７・・・空気噴出孔、８・・・空気吸引
孔、９・・・空気送給管、１０・・・エアカーテン、１
２・・・空気送給ファン、１３・・・吸引ファン、１４
・・・フード、１５・・・天板、１６・・・フィルター
。

Claims

【特許請求の範囲】

下方からの加熱により調理する上方開放の調理部を有す
る調理台において、調理部周りと調理部上方との間にエ
アカーテンにより煙封じ空間を仕切るエアカーテン装置
を設けたことを特徴とする調理台装置。