JPH0824143A - 遠赤外線加熱調理装置 - Google Patents

遠赤外線加熱調理装置

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JPH0824143A
JPH0824143A JP16144594A JP16144594A JPH0824143A JP H0824143 A JPH0824143 A JP H0824143A JP 16144594 A JP16144594 A JP 16144594A JP 16144594 A JP16144594 A JP 16144594A JP H0824143 A JPH0824143 A JP H0824143A
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JP
Japan
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stone plate
meat
far
far infrared
inner case
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JP16144594A
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English (en)
Inventor
Akira Kano
明 狩野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 食品本来の風味を失わないように、遠赤外線
によって速やかに加熱調理し、且つ、環境を汚さず、ま
た、装置の掃除に手数を要しないようにした遠赤外線加
熱調理装置である。 【構成】 多孔性の火山岩を加工形成してなる石板を備
え、前記石板を加熱して遠赤外線を放射させ、この遠赤
外線によって食品を調理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠赤外線を利用した
肉,魚,野菜等の食品の加熱調理装置に関し、更に詳述
すれば、特に厚切りの肉を内部まで火が通るように焼く
ことができるような遠赤外線加熱調理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば牛肉等を焼いて調理する場
合、熱源として例えば炭火またはガス火などの直火が多
く使われていた。即ち、前記炭火,ガス火等の上に、金
網または火格子などを配置し、これに肉等を載置し、輻
射熱であぶって加熱するものである。この炙られた肉
は、焼き立てのときに限れば香ばしく、且つ、肉汁を含
んでいるため美味である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、前記従来の
加熱方法による焼肉は、加熱するときに肉の内部から肉
汁が大量に滲み出て火の上に落下し、このため燻って煙
かったり、或いは燃えて炎が上がったりする不都合な点
があった。また、肉の厚さが大きい場合、肉の外側はよ
い具合に焼けていても、内部まで火が通らず、生焼けで
あることが多く、全体に程よく焼くことが困難であっ
た。そこで、火が良く通るように肉を薄く切るなどの工
夫が必要であった。
【0004】更に、前記従来の加熱方法による焼肉は、
温かいときは柔らかく、肉汁が含まれているが、冷える
と硬くなり、肉汁もなくなってバサバサとなり、不味く
なる欠点があった。これは、加熱するときに肉の内部か
ら肉汁が大量に滲み出てしまい、肉汁の含有量が焼肉か
ら減少していることによるものである。即ち、従来の技
術手段によれば、例えば焼肉等を調理する場合、肉汁が
大量に肉から滲み出るため、焼肉本来の旨さが失われ、
且つ、肉内部まで火が通らない欠点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は如上従来技術の
欠点に鑑み、多孔性の火山岩を研削して形成してなる石
板を備え、前記石板を加熱して遠赤外線を放射させ、こ
の遠赤外線によって食品を調理するようにした遠赤外線
加熱調理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、多孔性の、従って低比熱の火
山岩を使用しているから、極めて効率よく遠赤外線を放
射することができる。従って、例えば肉等の食品を加熱
して焼肉にする場合、肉の内部まで熱の通りがよく、焼
上がり時間が短時間でよい。このため、滲み出て肉から
失われる肉汁が少ないから、肉汁をたっぷりと含んだ焼
肉を焼上げることができる。また、本発明によれば、石
板を使用することにより、放熱板によって放射された遠
赤外線を増幅するから、放熱板単独で直接加熱する場合
よりも有効に調理できる。更に、本発明によれば、調理
していて最も汚れる放熱板,ゴトク及び石板の着脱が、
遠赤外線加熱調理装置に対してネジ等を一切使用せず、
単に載置するだけである。従って、着脱時には持ち上げ
る、再び置くと言う操作だけでよく、極めて容易であ
り、作業性を向上させる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図示した実施例に基づき具体
的に説明する。図1は外側ケースを取り外した状態で本
発明の実施例を示す斜視図、図2は本発明の実施例の全
体の縦断面図、図3乃至図6は図1に使用される各部材
を示す部品図である。
【0008】図1乃至図6において、遠赤外線加熱調理
装置1によって肉2が加熱調理されている状態が示され
ている。前記遠赤外線加熱調理装置1は、外側ケース3
と内側ケース4及びフイルター5と吸気リング6とによ
って構成されている。前記外側ケース3は底部を排気筒
7に接続され、該排気筒7は図示していない排気装置に
よって外側ケース3と内側ケース4との間を排気してい
る。
【0009】また、前記内側ケース4は、上部内側に鋼
または銅等耐火性の材料からなり、棚状部8aを形成し
たゴトク8を架装し、該棚状部8aの上に、流紋岩質若
しくは玄武岩質その他からなり、火山が噴火した際にガ
ス等が混入して固化してなる多孔性火山岩を、円板状に
形成してなる石板9を載置してある。この石板9は、水
洗い等を施し微石粉等を除去してある。前記内側ケース
4は、図2に示したように、外側ケース3の内部におい
て、その底部にフイルター5に支えられて載置されてい
るが、内側ケース4の内部には水を張ってあり、また、
外側ケース3の外側からガスバーナー10が内側ケース
4の内部に挿入され、該ガスバーナー10の上にステン
レス板製の放熱板11が載置されている。
【0010】前記外側ケース3の底部には環溝状の油溜
まり3aを形成し、フイルター5は該油溜まり3aに嵌
合している。吸気リング6の内周部の上部には、多数の
吸気孔6aが穿設されている。この吸気孔6aは前記排
気筒7に空間で連結している。尚、この排気筒7内には
防火ダンパー7aが配設され、火災発生の危険が生じた
ときには排気筒7を外部の操作により閉鎖するようにな
っている。
【0011】以上の如き構成において、次にその作用の
説明をする。先ず、図示していない排気装置の作用によ
って、排気筒7の内部と外側ケース3及び内側ケース4
との間を排気している。この排気によって、吸気リング
6の吸気孔6aから、石板9の上の煙や匂い等を吸気す
る。次に、バーナー10からガスを噴出させ、このガス
に着火する。この着火によって形成された炎が放熱板1
1を炙り、加熱する。
【0012】放熱板11はバーナー10からの炎に炙ら
ることによって、4μ以上の遠赤外線を含む熱線を石板
9に照射する。勿論、放熱板11は各種の波長の熱線を
放射するが、薄いステンレス製の放熱板11は特に遠赤
外線を多く放射する。石板9は放熱板11による熱線の
照射を受け、加熱されることによって、恰も石焼芋の石
と同様に、大量の遠赤外線を放射し、肉2を加熱する。
【0013】肉2は、遠赤外線によって加熱されると若
干の肉汁が滲み出るが、その量は直火等によって炙られ
る場合に比較すると遙かに少ない。その少量の肉汁が石
板9の上にたれた場合、該石板9は高熱を発しているか
ら、肉汁が焼けて煙が上がる。この煙は吸気孔6aから
吸入され、外側ケース3,内側ケース4の間を通ってフ
イルター5を介して排気筒7へ排出されるため、遠赤外
線加熱調理装置1の外部に洩れる煙や臭気は殆どない。
【0014】尚、前記フイルター5は吸気孔6aから吸
入した空気に混入している煤やオイルミストを漉して、
濾過した空気を排気筒7へ排気し、油溜まり3aにはフ
イルター5で維持しきれない油を溜める。また、石板9
の上を流れてゴトク8の隙間を通り、内側ケース4の内
部に流れた油や肉汁は、予め内部に張ってある水面に落
下するので、炎や煙を発しない。遠赤外線は、周知の如
く浸透性が極めてよいため、肉2が分厚くても中心部に
まで苦もなく浸透し、加熱する。従って、肉2の外部と
中心部との加熱が均一であるため、肉2の焼上がりが外
側と中心部とでほぼ等しくなり、肉の風味を損ねないか
ら、美味な焼肉を調理できる。
【0015】また、石板9によって放射された遠赤外線
によって肉2を焼くと、あたかも石焼芋の如く、肉2の
芯まで素早く熱が通るため、多量の肉汁が滲みだすひま
が殆どない。従って、焼上がった肉2は肉汁をたっぷり
含んでいるため、柔らかく、そして汁気に富んだ極めて
美味な焼肉となるだけでなく、冷めた状態となっても充
分柔らかく、汁気をたっぷりと含んでいるため、充分美
味しく賞味できる。
【0016】次に、遠赤外線加熱調理装置1の清掃につ
いて説明する。先ず、バーナー10の元栓を回してガス
を止め、そして図示していない排気装置を停止させる。
石板9はゴトク8を介して内側ケース4の段部4aに載
置されているだけであるから、持ち上げることにより取
り出し、清掃することができる。
【0017】取り出した石板9には、肉2から若干たれ
た肉汁やその他の滓がこびり付いた状態になっている。
この石板9は多孔性の火山岩からなるものであり、通称
の軽石であるから価格は低廉である。従ってこの石板9
は一回毎に使い捨てとする。放熱板11は、バーナー1
0の上に載置されているから、これも、ゴトク8と同様
に上方に持ち上げるだけで取り出し、清掃することがで
きる。
【0018】前記の如く放熱板11,ゴトク8を取り出
して清掃したあと、再び所定の位置に載置して更に新た
な石板9を棚状部8aの上に載置すれば、各部材は図2
に示した状態に復帰し、再び新たな調理を行うことがで
きる。以上の如き本発明の遠赤外線加熱調理装置1は、
前記の如く肉を加熱調理する際、著功を奏するが、その
他の食品、例えば野菜や魚等の場合でも、同様に遠赤外
線によって加熱調理する訳であるから、肉の場合と同様
に素早く加熱調理でき、食品の風味を失わずに調理加工
ができる。尚、前記本発明は、その精神を逸脱しない限
り種々の改変を行うことができ、そして、その発明が該
改変されたものに及ぶことは明らかである。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、多孔性の火山岩を使用
することによって、極めて効率よく遠赤外線を放射する
ことができる。従って、例えば肉等の食品を加熱して焼
肉にする場合、肉の内部まで熱の通りがよく、焼上がり
時間が短時間である。このため、滲み出て肉から失われ
る肉汁が少ないから、肉汁をたっぷりと含んだ焼肉を焼
上げることができる。
【0020】また、本発明によれば、石板を使用するこ
とにより、放熱板によって放射された遠赤外線を増幅す
るから、放熱板単独で直接加熱する場合よりも有効に加
熱調理できる。更に、本発明によれば、調理していて最
も汚れる放熱板,ゴトク及び石板の着脱が、遠赤外線加
熱調理装置に対してネジ等を一切使用せず、単に載置す
るだけである。従って、着脱時には持ち上げる、再び置
くと言う操作だけでよく、極めて容易であり、作業性を
向上させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】外側ケースを取り外した状態で示す本発明の実
施例の斜視図である。
【図2】本発明の実施例の縦断面図である。
【図3】吸気リング6の縦断面図である。
【図4】石板9の斜視図である。
【図5】ゴトク8の斜視図である。
【図6】放熱板11の一部を破断して示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 遠赤外線加熱調理装置 2 肉 3 外側ケース 3a 油溜まり 4 内側ケース 4a 段部 5 フイルター 6 吸気リング 6a 吸気孔 7 排気筒 7a 防火ダンパー 8 ゴトク 8a 棚状部 9 石板 10 バーナー 11 放熱板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔性の火山岩を加工形成してなる石板
    を備え、 前記石板を加熱して遠赤外線を放射させ、この遠赤外線
    によって食品を加熱調理することを特徴とする遠赤外線
    加熱調理装置。
  2. 【請求項2】 底部を排気筒に連結される外側ケース
    と、 フイルターを介して前記外側ケースの内部に載置され、
    上端部内面には段部を形成し、内部に水を張った内側ケ
    ースと、 前記内側ケースの内部に配設されるバーナーと、 多数の吸気孔を備え、前記外側ケースと内側ケースとを
    隔てるようにその上縁部に配設される吸気リングと、 前記バーナーに載置されるステンレス製の放熱板と、 棚状部を形成し、前記内側ケースの段部に係合するゴト
    クと、 多孔性の火山岩を円板状に形成し、前記ゴトクの棚状部
    に載置される石板とを備え、 前記石板の上に食品を載置し、 バーナーの炎により放熱板を加熱し、該バーナーの放射
    する遠赤外線によって石板を加熱し、該石板が放射する
    遠赤外線によって食品を加熱調理することを特徴とする
    遠赤外線加熱調理装置。
JP16144594A 1994-07-13 1994-07-13 遠赤外線加熱調理装置 Pending JPH0824143A (ja)

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JP16144594A JPH0824143A (ja) 1994-07-13 1994-07-13 遠赤外線加熱調理装置

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JPH0824143A true JPH0824143A (ja) 1996-01-30

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020096210A (ko) * 2001-06-19 2002-12-31 고동석 현무암을 이용한 조리기의 제조방법.
KR101533380B1 (ko) * 2013-04-15 2015-07-15 이세영 현무암을 이용한 바비큐 장치
JP2017000474A (ja) * 2015-06-11 2017-01-05 ひゅうが土販売株式会社 網焼きグリル装置
JP6238218B1 (ja) * 2017-07-03 2017-11-29 洋司 益園 ピザ焼き窯

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