JP3226386U - 魚焼き器 - Google Patents

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Abstract

【課題】囲炉裏で焼いたような焼き魚を作ることができて、且つ、焼き時間を短縮できるような魚焼き器を提供する。【解決手段】略円筒状の形状を有した金属製の窯20の内部において、窯20の接地面よりも上方に底板22と、底板22の中央部を貫通し、上方に向かって延設された通気管40と、通気管の上端に載置され、燃料の入れ物である籠30と、底板22よりも下方で、窯20の側面に通気孔50と、を備え、金属製である窯20の内周面は熱反射面となっており、通気管40と窯20の内周面との間には、魚保持用の竹串を差し込む鹿沼土又は/及び珪藻土を収容するための空間を形成してある。【選択図】図1

Description

本考案は、囲炉裏状の構成を有した魚焼き器に関する。
魚を美味しくいただく調理方法はいくつもあり、煮付けのように調味料を混合した煮汁で煮る方法や、天ぷらのように衣を付けた魚の身を高温の油で揚げる方法等、魚に火を通す調理方法は枚挙に遑が無い。
このうち、魚の身を直接焼いた焼き魚は、下味を付けた切り身をフライパンで焼いたり、グリルを使用して焼いたりすることで家庭でも簡単に調理することができるため、食卓に並ぶ機会が多く、最もメジャーなメニューの一つである。
上記の焼き魚は、前述にもあるように家庭の調理機器を用いて簡単に調理することができるが、囲炉裏を用いて焼くこともできる。囲炉裏中央の炭火の周囲に串刺しした魚を立てて遠火でじっくりと火を通せば、魚の脂が串を伝って魚全体に行き渡り、魚の旨味を落とすことなく味わうことができるため、このような調理方法は多くの人に好まれる焼き方でもある。
この方法にて魚を焼くことでよりいっそう美味しい焼き魚を提供することができるが、遠火でじっくりと火を通すやり方により調理時間が長くなってしまう。そこで、囲炉裏で焼くように調理しながらも調理時間が短縮できるよう、文献1に示すような熱源と魚を並設でき、熱源の放射熱を反射する反射板を備えた魚焼器が提供されている。
特開1997−028583
しかしながら、文献1のような魚焼器によると、燃料の放射熱を反射する反射板は平板状であり、燃料を挟んで対向するように設けられているため、放射熱の逃げ道ができてしまい、反射の効率が落ちる虞があった。
そこで本考案は上記事情に鑑み、燃料が発する放射熱の反射を効率よく使用でき、従来よりも早く焼き上げることができる魚焼き器を提供することを目的とする。
略円筒状の形状を有した金属製の窯の内部において、前記窯の接地面よりも上方に底板と、前記底板の中央部を貫通し、上方に向かって延設された通気管と、前記通気管の上端に載置され、燃料の入れ物である籠と、前記底板よりも下方で、前記窯の側面に通気孔とを備え、金属製である前記窯の内周面は熱反射面となっており、前記通気管と前記窯の内周面との間には、魚保持用の竹串を差し込む鹿沼土又は/及び珪藻土を収容するための空間を形成してあることを特徴とする。
前記窯の上端部に被嵌する蓋を備え、前記蓋の上面には、調整孔を有したことを特徴とする。
請求項1の考案によれば、円筒型状の窯の中心部に燃料を載置し、その周囲で食材を熱することにより、燃料に近い場所で食材を熱することができ、ごく短時間で食材に火を通すことができる。また、円筒型状の窯内部では、燃料が発する熱が窯の側壁に当たって反射することにより、直に熱が照射されない箇所も満遍なく加熱することができる。さらに、通気孔及び通気管が、底板上部の空間へ外部からの新鮮な空気を取り入れる導線の役割を果たすため、安定して燃料を燃やすことができる。また、魚を保持した串を差し込む土として、鹿沼土や珪藻土を使用することにより、多孔質な軽石や珪藻が魚の持つ生臭さを吸着するため、生臭さが苦手な人も魚を食べることができる。
請求項2の考案によれば、蓋を使用し調整孔で窯内部の温度調整を行うことができ、窯内部の食材を蒸し焼きにすることも可能である。
本考案の魚焼き器の全体を示した斜視図である。 本考案の魚焼き器における使用時の断面図である。
以下より、本考案の実施の形態例について詳説する。
本考案の魚焼き器は、図1及び図2に示すように、上面が開放された略円筒型の窯20と、前記窯20に被せる蓋10とを有している。
窯20は、直径約60cmのステンレス製で厚さは0.5mm〜2mm、高さは46cmであり、側面には窯持ち手21、21が2箇所設けられている。
蓋10は、該窯20の開放された上面に被嵌できるよう、直径は約61cmの大きさであり、上面には蓋持ち手11、11が2箇所設けられている。加えて、上面には直径約5cm程度で開閉可能な調整孔12が設けられており、蓋10を窯20に被嵌した際、調整孔12の開閉によって内部温度の調整を行うことができる。
窯20の内部には、接地面Gよりも上方に設けられた底板22と、前記底板22の中心部を貫通し、窯20の上面に向かって延伸した通気管40と、前記通気管40の上端に載置する籠30とを備えている。加えて、底板22と接地面Gとの間の窯20の側面には、略矩形状に切り抜いた通気孔50を有している。
底板22は、窯20の内径に隙間なく嵌装する厚さ約1cmの略円板状の部材であって、窯20の接地面Gから約8cmの高さに設けられているため、窯20の最下部には一定の空間ができる。底板22の中心部には通気管40を挿入する図示しない貫通孔が設けられている。
通気管40は直径約11cm、長さ約15cmのステンレス製の金属管で、前記底板22に設けられた図示しない貫通孔へ挿入されており、下端部は底板22の下面と略面一になっている。このため、通気管40は窯20の最下部にできた空間と一続きになる。
籠30は、金属製の略円錐台形の籠で、前記通気管40の上端に取り外し可能に載置されている。籠30の上端は開放されており、魚を焼く際は火の点いた炭Cを該籠30に入れて、通気管40の上端に置くだけで良い。この時、籠30の上端は図2に示すように、窯20の上面とほぼ面一か、窯20の上面よりも低くなるよう構成される。
通気孔50は、窯20の側面で、且つ、前記底板22よりも下方に設けられる略矩形状の開口部である。この通気孔50が設けられることによって、通気孔50から通気管40を通じて外部から新鮮な空気を窯20内部に取り入れることができる。
次に、上記のように構成された魚焼き器の使用例について、図2に基づいて詳説する。
まず、調理する魚Fは予め内蔵を取り除き、竹串Bを魚Fの頭部から尾鰭に掛けて刺した後、魚Fの全体に塩をまぶして下ごしらえをしておく。
次に、窯20には、底板22上に土Mを通気管40の上端部付近の高さまで敷き詰め、その土Mに魚Fを刺した竹串Bを、籠30を囲むように差し込んでゆく。なお、ここで使用する土Mは、園芸等で用いられる鹿沼土を利用している。
次に、籠30を一旦窯20から取り出し、炭Cを入れて火を点ける。炭Cが着火した後、籠30を再び窯20の内部へ戻し、通気管40の上端へ載置する。
最後に、魚Fの位置を調節して炭Cと略同じ高さにする。
以上のように構成した魚焼き器であれば、囲炉裏のように炭Cで焼いているものの、竹串Bの土Mへの差し込み具合で熱源である炭Cと同じくらいの高さに魚Fを置くことができ、囲炉裏で焼いたかのような風味を通常よりも早い時間で味わうことができる。加えて、金属製の円筒である窯20の内部で焼くことによって、窯20の内壁に炭Cから放射された放射熱が反射し、炭Cからの熱が直接当たらない魚Fの裏面も同時に火を通すことができるため、魚Fを裏返す手間が省ける。
また、円筒型の窯20の内部で焼くことによって、炭Cが放出した熱が外に逃げることなく窯20の内部で反射するため、平板状の壁を反射板として魚Fの外周に設置するよりも効率良く魚Fを焼くことができる。加えて、曲面の壁を反射板として利用することにより、放射熱の反射方向が散開して魚Fに照射されるため、焼きむらが生じることなく焼くことが可能となる。
本考案の魚焼き器は、図2に示すように、接地面Gよりも高い位置に設けられた底板22に、上方に向かって延伸した通気管40を有し、外部からの空気を取り込むことができる通気孔50を備えているため、外部の新鮮な空気が通気孔50から底板22の下方に侵入し、通気管40を通って籠30内で燃焼する炭Cへとたどり着くことができる。したがって、炭Cの燃焼に必要な酸素は常に下方から供給されるため、側方を窯20の側壁で囲まれようとも安定して燃焼することができ、調理時間が長引くことが無い。
また、魚Fの調理時に蓋10を使用し、調整孔12の開閉によって内部温度を調整することによって、窯20の内部で魚Fを蒸し焼きにすることも可能であり、蓋10を使用しないで魚Fを焼くよりも調理時間を短縮しつつ、よりふっくらと魚Fを焼くこともできる。さらに、内部で木材チップを燃やしてその煙を用いて燻製を作ったり、蓋10を被せず網を置いて、網上で食材を焼いたりすることもでき、魚だけでなく様々な食材を調理する器具としても使用可能である。
また、上記の使用例において、底板22に敷き詰める土Mは、園芸や農業で用いられる鹿沼土を用いているが、珪藻土を用いても良い。この2種類の土は、小孔を多数有した軽石や珪藻の殻が基になっているため多孔質な素材であり、これらの土を使用することで魚が持つ生臭さが土に吸着されると考えられ、焼き上がった魚からは生臭い匂い、特に川魚における泥臭さが軽減すると推測される。なお、使用する土Mは、鹿沼土であればより生臭さ、泥臭さの軽減が期待できる。
さらに本考案の魚焼き器にて使用する土Mは、鹿沼土又は珪藻土を用いている。前述のとおり鹿沼土及び珪藻土は多孔質な土であり、その他の土と比べて軽量であるため、これを収容した魚焼き器は普通の土を収容したものよりも軽くなる。このため、持ち運びが容易になり、庭先でのバーベキューはもちろんのこと、キャンプ等にも持ち運ぶことができ、外出先でも手軽に使用することができる。
本考案の上記の実施形態例に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲内で適宜変更できる。
10 蓋
12 調整孔
20 窯
22 底板
30 籠
40 通気管
50 通気孔
B 竹串
F 魚
G 接地面
M 土

Claims (2)

  1. 略円筒状の形状を有した金属製の窯の内部において、
    前記窯の接地面よりも上方に底板と、
    前記底板の中央部を貫通し、上方に向かって延設された通気管と、
    前記通気管の上端に載置され、燃料の入れ物である籠と、
    前記底板よりも下方で、前記窯の側面に通気孔と、を備え、
    金属製である前記窯の内周面は熱反射面となっており、
    前記通気管と前記窯の内周面との間には、魚保持用の竹串を差し込む鹿沼土又は/及び珪藻土を収容するための空間を形成してあることを特徴とする魚焼き器。
  2. 前記窯の上端部に被嵌する蓋を備え、
    前記蓋の上面には、調整孔を有したことを特徴とする請求項1に記載の魚焼き器。

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