JP6748752B1 - 輻射鍋 - Google Patents

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【課題】食品の上面に輻射熱を当てることによって、食品を上下から加熱することができる輻射鍋を提供する。【解決手段】外鍋と、外鍋に内包する内鍋と、外鍋の上部を覆う蓋と、蓋の下面に取り付ける輻射板と、からなり、外鍋の底面の中央に、円状の底孔を有し、内鍋の底面の中央は開口し、底部を開口した円筒状の筒体を立設し、輻射板と筒体とは所定の間隔を有することを特徴とする、輻射鍋。【選択図】図1

Description

本発明は、一般家庭における食品の加熱調理において、輻射熱を用いて均一に食品を加熱・調理することのできる輻射鍋に関する。
従来、家庭におけるガスコンロを用いた食品の加熱調理は、鍋やフライパン等の加熱調理具を底面に直火を当てて加熱する方法が一般的である。
しかし、従来の加熱調理具は、以下のような課題がある。
(1)加熱しようとする食品が直火のあたる底面に接しているため、底面部分が焦げ付きやすい。
(2)食品の側面は、加熱調理具の底面から熱伝導される側面を接する一方で、上面側に熱を伝達する手段がないため、食品の上面側の加熱が不十分となるおそれがある。
(3)加熱調理具に蓋をして調理した場合、食品から発生した蒸気が鍋に付着して水滴となって食品の上面に落ち、食品の食感が悪くなるおそれがある。
本発明は、食品の上面に輻射熱を当てることによって、食品を上下から加熱することができる輻射鍋を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本願の第1発明の輻射鍋は、外鍋と、外鍋に内包する内鍋と、外鍋の上部を覆う蓋と、蓋の下面に取り付ける輻射板と、からなり、外鍋の底面の中央に、円状の底孔を有し、内鍋の底面の中央は開口し、底部を開口した円筒状の筒体を立設し、輻射板と筒体とは所定の間隔を有し、内鍋の側面と底面に沿って配置する、L字状の内鍋足を有することを特徴とする。
第2発明は、蓋の中央に、蒸気孔を有することを特徴とする。
第3発明は、蒸気孔を開閉する蒸気蓋を有することを特徴とする。
第4発明は、輻射板の下面は、外周に向けて下方に湾曲することを特徴とする。
第5発明は、蓋と輻射板の間隔を調整可能に構成することを特徴とする。
本発明は、上記した課題を解決するための手段により、次のような効果を得ることができる。
(1)内鍋の底面が直火により直接加熱されないため、加熱しようとする食品の底面の焦げ付きを防止できる。
(2)食品の上面も加熱されるため、食品を調理中に裏返す必要が無く、作業性が向上する。
(3)食品の上面に輻射熱を当てることによって、食品を上下から加熱することができるため、本発明の輻射鍋は、鍋でありながらオーブンに近い構造となる。
(4)食品の全体を加熱することができるため、ガスコンロ等の火の大きさは弱〜中火で焼きあげることができるため、燃料コストが低い。
(5)水蒸気が蒸気孔から輻射鍋の外部に排出されるため、食品の水分を少なく焼き上げることができる。
本発明の輻射鍋の分解斜視図 本発明の輻射鍋の断面図 本発明の輻射鍋の平面図 本発明の輻射鍋内部の熱と蒸気の流れの説明図 本発明の輻射鍋の輻射板を上げた状態の説明図 本発明の輻射鍋の蓋の斜視図 実施例2の本発明の輻射鍋の内鍋の平面図 実施例2の本発明の輻射鍋の断面図
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
[実施例1]
[1]輻射鍋の構成
本発明の輻射鍋は、外鍋1と、外鍋1に内包する内鍋2と、蓋3と、蓋3の下面に取り付ける輻射板4と、により構成する(図1)。
本発明の輻射鍋のこれらの部材は、アルミニウムや鉄、銅、合金等の金属からなる。
(1)外鍋1
外鍋1は、平面視円形状の鍋状の部材である。
外鍋1は、底面の中央に円状の底孔11を有する。また、外鍋1の外周には取手12を設ける。
外鍋1の底面の上面には底足13を形成し、その上に内鍋2を載置する。
また、外鍋1の内周面には、外鍋1の内周面と内鍋2の外周面が接触しないように、スペーサー14を円周方向に等間隔に突設する。
(2)内鍋2
内鍋2は、外鍋1と同様に、平面視円形状の鍋状の部材である。
内鍋2の外径は、外鍋1の内径よりも小径とする。このとき、内鍋2の外径と外鍋1の内径の差は10mm程度が好ましい。
内鍋2は、外鍋1に内包して使用する(図2)。
外鍋1の底面の上面と、内鍋2の底面の下面との間には、底足13の高さ分の空隙ができる。底足13の高さは5mm程度が好ましい。底足13は、内鍋2の底面の下面に形成してもよい。
また、外鍋1の内周面と、内鍋2の外周面との間には、スペーサー14の高さ分の空隙が保持される(図3)。スペーサー14の高さは5mm程度が好ましい。スペーサー14は、内鍋2の外周面に突設してもよい。
(2.1)筒体21
内鍋2の底面中央は開口しており、底部を開口して内鍋2の中央に立設した円筒状の筒体21と連続する。
筒体21の高さは、内鍋2の外周の高さよりも高くするが、蓋3の下面に取り付ける輻射板4とは所定の間隔を有する高さとする。
(3)蓋3
蓋3は、外鍋1の上部開口を覆う部材である。
蓋3の中央には、蒸気孔31を設ける。また、蓋3の上面には蓋取手32を設ける。
(4)輻射板4
蓋3の下面には、連結材41及びナット42を介して輻射板4を取り付ける。連結材41はボルト状であり、頭部を下にして輻射板4を下方から貫通し、蓋3に形成した連結材挿通孔33に挿通し、ナット42に螺合する。このとき、連結材41とナット42の螺合長さは、蓋3と輻射板4の間隔が2cm程度となる長さとするのが好ましい。そして、内鍋2の筒体21の高さは、輻射板4との間が1cm程度となるように設定するのが好ましい。
輻射板4は、平面視円形状の板体である。
輻射板4の径は、外鍋1の内径よりも小径とする。このとき、輻射板4の径と外鍋1の内径の差は5mm程度が好ましい。
輻射板4の下面は、外周に向けて下方に湾曲する。
[2]輻射鍋の使用状態
(1)熱の流れ
本発明の輻射鍋は、ガスコンロ等によって底面に直火を当てて用いる(図4)。
外鍋1には底孔11を設けるため、直火の熱を輻射鍋内に取り込むことができる。
内鍋2の底面は、直火により加熱された外鍋1の底面からの輻射と、外鍋1の底孔11から取り込み、外鍋1と内鍋2との間に入りこむ熱により加熱される。内鍋2の底面が直火により直接加熱されないため、加熱しようとする食品の底面の焦げ付きを防止できる。
また、内鍋2の側面は、外鍋1の底面から熱伝導される側面からの輻射と、外鍋1の底孔11から取り込み、外鍋1と内鍋2との間に入りこむ熱により加熱される。外鍋1と内鍋2との間にも外鍋1の底孔11から直火による熱が取り込まれるため、加熱しようとする食品を側面からも効率的に焼き上げることができる。
さらに、内鍋2の中央の筒体21も、外鍋1の底孔11から取り込む熱により加熱されるため、加熱しようとする食品を輻射鍋の内側から焼き上げることができる。
(1.1)輻射板4による輻射
輻射板4は、外鍋1の底孔11から筒体21内に取り込んだ熱によって加熱される。よって、加熱しようとする食品の上面は、輻射板4による輻射により加熱される。
食品の上面も加熱されるため、食品を調理中に裏返す必要が無く、作業性が向上する。
食品の上面に輻射熱を当てることによって、食品を上下から加熱することができるため、本発明の輻射鍋は、鍋でありながらオーブンに近い構造となり、パンや、肉のホイル焼き、焼き芋、とうもろこし、キノコなどの幅広い食品を、短時間でまんべんなく均一に焼き上げることができる。
外鍋1の底孔11からは、直火が取り込まれるため、食品の全体を風味良く仕上げることができる。
輻射板4は、外周に向けて下方に湾曲しているため、筒体21から上昇してきた熱は外方向に反射される。また、加熱された輻射板4の外周側が、加熱しようとする食品の上面により近くなり、輻射板4の外側に対流熱が逃げにくくなる。よって、食品の上面は、筒体21に近い内周側だけでなく、外周側も均一に焼き上げることができる。
また、食品の全体を加熱することができるため、ガスコンロ等の火の大きさは弱〜中火で焼きあげることができるため、燃料コストが低い。
(2)水蒸気の流れ
本発明の輻射鍋の内部には、外鍋1の底孔11から水蒸気が取り込まれる。また、加熱する食品からも水蒸気が発生する。
輻射鍋の内部の水蒸気は、輻射板4の底面に沿って外周方向に移動し、輻射板4と外鍋1の内面との間から、蓋3と輻射板4との間を経由して、蓋3中央の蒸気孔31から外部に排出される。
水蒸気が蒸気孔31から輻射鍋の外部に排出されるため、食品の水分を少なく焼き上げることができる。
このとき、蓋3の蓋取手32を蒸気孔31の直上に設けることにより、蒸気孔31に直接、手をかざしてしまい、輻射鍋の高温の水蒸気によりやけどすることを防止できる。
(3)輻射板4の高さの調整
輻射板4は、連結材41及びナット42を介して蓋3に取り付けるが、ナット42が連結材41に螺合する長さを長くすることにより、蓋3と輻射板4の間隔を調整することができる(図5)。
蓋3と輻射板4の間隔を小さくすると、調理しようとする食品を輻射板4の間隔が大きくなり、食品への輻射板4による輻射量を調整することができる。
(4)蒸気蓋34の配置
蓋3には、蒸気孔31を塞ぐ蒸気蓋34を設けてもよい。例えば、蒸気蓋34は蒸気孔31を塞ぐ板体であり、回転軸331に沿って回動できるように構成する(図6)。
蒸気蓋34により蒸気孔31を塞ぐことにより、蒸気の外部への排出量を抑え、本発明の輻射鍋を、例えば煮物や蒸し物などの料理にも用いることができる。
[実施例2]
(1)内鍋足22
上述の実施例1においては、外鍋1の底面に底足13を形成し、内周面にスペーサー14を突設することにより、外鍋1と内鍋2との間隔を保持したが、内鍋足22の底面に内鍋足22を設けて、外鍋1と内鍋2との間隔を保持してもよい(図7、8)。
内鍋足22は、厚さ5mm程度の、断面が略L字状の金物であり、一辺を内鍋2の側面に沿って配置して、外鍋1の内周面と内鍋2の外周面との間隔を保持するとともに、他辺を内鍋2の底面に沿って配置して、外鍋1の底面の上面と内鍋2の底面の下面との間隔を保持する。
このとき、特に外鍋1に接触する部分の角は丸めておくのが好ましい。
内鍋足22は、内鍋2の円周方向に等間隔に設ける。
1…外鍋、11…底孔、12…取手、13…底足、14…スペーサー
2…内鍋、21…筒体、22…内鍋足
3…蓋、31…蒸気孔、32…蓋取手、33…連結材挿通孔、34…蒸気蓋、331…回転軸
4…輻射板、41…連結材、42…ナット

Claims (5)

  1. 外鍋と、
    外鍋に内包する内鍋と、
    外鍋の上部を覆う蓋と、
    蓋の下面に取り付ける輻射板と、からなり、
    外鍋の底面の中央に、円状の底孔を有し、
    内鍋の底面の中央は開口し、底部を開口した円筒状の筒体を立設し、
    輻射板と筒体とは所定の間隔を有し、
    内鍋の側面と底面に沿って配置する、断面略L字状の内鍋足を有することを特徴とする、
    輻射鍋。
  2. 請求項1に記載の輻射鍋において、
    蓋の中央に、蒸気孔を有することを特徴とする、
    輻射鍋。
  3. 請求項2に記載の輻射鍋において、
    蒸気孔を開閉する蒸気蓋を有することを特徴とする、
    輻射鍋。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の輻射鍋において、
    輻射板の下面は、外周に向けて下方に湾曲することを特徴とする、
    輻射鍋。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の輻射鍋において、
    蓋と輻射板の間隔を調整可能に構成することを特徴とする、
    輻射鍋。
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