JP6238218B1 - ピザ焼き窯 - Google Patents

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【課題】火源からの熱を石に偏りなく与えて、加熱された石からの輻射熱を含んだ空気がピザを覆うように流れることを可能にして、むら無くピザを焼き上げることができ、小型で持ち運び可能なピザ焼き窯を提供する。【解決手段】ピザ焼き窯1は、火源2を載せる土台3と、土台3上に設置されて火源2を収容する筒状体4とを備え、筒状体4の上端部には、平板状の蓋5が取付けられている。筒状体4の内周側には、火源2の外周側に設置されるスペーサー8が取付けられ、スペーサー8上には、筒状体4の内側に収容されるピザ載せ用石材9が設置されている。ピザ載せ用石材9の外周側面の周囲には、空間を隔てて枠体13が取付けられ、枠体13の外周側には、複数の板状突起14が間隔を置いて取り付けられており、板状突起14は枠体13の上下方向に対して傾斜して取り付けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、小型で持ち運び可能であって、むらの無い焼き上がりで美味しいピザを提供することが可能なピザ焼き窯に関する。
業務用に使用されているピザ焼き窯は、ドーム型形状の大型のものが多く、ドーム型天井からの輻射熱によるエネルギーを利用してピザを焼いている。
ピザは日本の食生活においても広く普及しており、ピザ専門店で食べるだけでなく、家庭やイベント会場等でも簡便にピザを焼いて食することに対する期待が高まっている。しかし、業務用に使用されている大型のピザ焼き窯をそのまま家庭やイベント会場に持ち込んで使用することは不可能であり、小型で持ち運び可能なピザ焼き窯の実現が待たれている。
ピザ焼き窯に関する技術の一例が、特許文献1、特許文献2、特許文献3に開示されている。
特開2005―21417号公報 特開2013―78286号公報 登録実用新案第3177873号公報
これらの特許文献に記載されているものはいずれも、石窯による輻射熱を利用したものであるが、小型で持ち運び可能なピザ焼き窯においてむら無く焼き上げるためには、ピザ焼き窯の限られた空間内で輻射熱が均等に行きわたることが必要である。ピザ焼き窯内では火源からの熱の流れが生じ、加熱された石からの輻射熱によってピザが加熱されるが、熱の流れが一部分に滞ると、ピザ焼き窯の空間内に輻射熱が均等に行きわたることができず、ピザをむら無く焼き上げることができない。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、火源からの熱を石に偏りなく与えて、加熱された石からの輻射熱を含んだ空気がピザを覆うように流れることを可能にして、むら無くピザを焼き上げることができ、小型で持ち運び可能なピザ焼き窯を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明のピザ焼き窯は、火源を載せる土台と、土台上に設置されて火源を収容する筒状体と、筒状体の内周側に取付けられ火源の上部外周側に設置されるスペーサーと、スペーサー上に設置され筒状体の内側に収容されるピザ載せ用石材と、筒状体の上端部に取付けられて下面に蓋用石材が設けられている平板状の蓋と、ピザ載せ用石材の外周側面の周囲に空間を隔てて取付けられた枠体とを備え、枠体の外周側には複数の板状突起が間隔を置いて取り付けられており、板状突起は枠体の上下方向に対して傾斜して取り付けられていることを特徴とする。
小型で持ち運び可能なピザ焼き窯では、ピザを加熱する空間の広さが制限されるため、火源からの熱をピザ載せ用石材に均等に与えて、ピザ載せ用石材からの輻射熱が一部に偏らずに効率よくピザに与えられることが必要であるが、ピザ載せ用石材の外周に取付けられた枠体の外周側には、板状突起が間隔を置いて取り付けられており、板状突起は枠体の上下方向に対して傾斜して取り付けられていることにより、ピザ載せ用石材上において、周方向に沿う熱の流れが形成される。そのため、小型化のために平板状の蓋を用いても、火源からの熱をピザ載せ用石材の周辺部に均等に与えることができ、ピザを回転させずにピザ載せ用石材上に固定した状態でも、加熱ムラを無くしてピザを焼くことができる。
特に、可搬型のピザ焼き窯の場合には、設置場所が平坦地とは限らず、傾いた面に設置する場合があり、このような場合には、火源からの熱はピザ載せ用石材の特定の場所に集中しやすく、火源からの熱の流れをピザ載せ用石材に均等に与えることが困難である。しかし、火源から熱の流れを板状突起によって強制的に均等にすることができるため、傾いた面にも設置しても、火源からの熱をピザ載せ用石材の周辺部に均等に与えることができ、設置場所の選択の幅が広がり、利便性が高い。
本発明のピザ焼き窯においては、前記枠体には、隣り合う前記板状突起の間に貫通孔が設けられている構成とすることができる。
枠体には、板状突起の間に貫通孔が設けられていることにより、火源からの熱がこの貫通孔を通って直接ピザ載せ用石材を温めるため、ピザ載せ用石材を加熱するための熱効率が向上する。しかも、貫通孔は枠体に沿って間隔をおいて均等な間隔で設けられているため、ピザ載せ用石材の加熱の均等化に寄与する。
本発明のピザ焼き窯においては、前記蓋の下面の中央部には、空隙を隔ててその下方に配置されるピザ載せ用石材の側に突出して、金属製の蓄熱用カバーが取り付けられており、蓄熱用カバーは、中央部が厚く、周辺部に向かって薄くなるように形成されている構成とすることができる。
蓄熱用カバーが取り付けられていることにより、火源からの熱が上方に抜けることを防止して、ピザ載せ用石材上に載せられたピザに対する熱の放射が促進される。ピザを焼く際に、ピザの中央部のチーズが少々焦げる程度の焼き目を付けたい場合があるが、蓄熱用カバーは、中央部が厚く、周辺部に向かって薄くなるように形成されているため、ピザ載せ用石材の上部に蓄えられた熱が、この蓄熱用カバーによってピザ載せ用石材上のピザの中央部付近に与えられる。また、蓄熱用カバーは熱伝導度の高い金属によって形成されているため高温になっており、この高温の蓄熱用カバーによって折り返される空気の流れによって、効率的に加熱できる。
本発明のピザ焼き窯においては、前記蓄熱用カバーには、複数の空気口が設けられている構成とすることができる。
蓄熱用カバーには、複数の空気口が設けられていることにより、空気中の酸素の供給が良くなる。これにより、火源からの熱の流れが良くなり、蓄熱用カバーの蓄熱能力が高まる。空気口は複数設けられているため、蓄熱用カバーの金属部分と空気口とが交互に配置された構造となるため、蓄熱用カバー本来の機能であるピザの中央部付近の加熱機能を損なわずに空気口の機能を発揮することができる。
本発明のピザ焼き窯においては、前記蓋の上面の一部に、開閉自在なスライド部が設けられており、スライド部には、通気孔が設けられている構成とすることができる。
蓋の上面の一部に、開閉自在なスライド部が設けられていることにより、ピザを焼いていないときは、スライド部を閉めて保温することができる。この際にも、スライド部には通気孔が設けられているため、多少の空気の流通は確保して、適度な温度での保温が可能である。また、ピザを焼いているときには、スライド部を開いて空気の流通を促進することができる。
本発明のピザ焼き窯においては、前記スペーサーは、前記ピザ載せ用石材の下側に接する接触部と、接触部を支持する柱状体とを有し、柱状体の長さを可変とすることによって、前記ピザ載せ用石材と前記蓋用石材との間隔が変更可能である構成とすることができる。
ピザの厚さや具材の種類によって、ピザ焼きの最適温度は変わるため、温度調整が必要となる。大型のドーム型ピザ焼き窯の場合には、ピザ焼き窯内に温度分布ができるため、ピザを載せる位置を変えることによって、焼きの温度を変えることができる。しかし、小型で可搬型のピザ焼き窯では、ピザを焼く空間が狭い空間に制限されるため、ピザ載せ用石材に対する火力の調整がしにくい。そのため、スペーサーの長さが調整される構造として、ピザ載せ用石材と蓋用石材との距離を変更可能とすることにより、焼きの温度を変えることができ、小型のピザ焼き窯という、狭い空間内であっても、焼きの温度の最適化を図ることができる。
本発明は、火源からの熱を石に偏りなく与えて、加熱された石からの輻射熱を含んだ空気がピザを覆うように流れることを可能にして、むら無くピザを焼き上げることができ、小型で持ち運び可能なピザ焼き窯を実現することができる。
本発明の実施形態に係るピザ焼き窯の外観を示す図である。 蓋を開けた状態を示す図である。 本発明の実施形態に係るピザ焼き窯の内部構造の概略を示す図である。 枠体の詳細図である。 枠体の機能を説明するための図である。 蓄熱用カバーの機能を説明するための図である。 ピザ載せ用石材上にピザを載せた状態を示す図である。 スペーサーの機能を説明するための図である。 スライド部の機能を説明するための図である。
以下に、本発明のピザ焼き窯を、その実施形態に基づいて説明する。
図1に、本発明の実施形態に係るピザ焼き窯の外観を示す。また、図2に、蓋を開けた状態を示す。
ピザ焼き窯1は、火源2を載せる土台3と、土台3上に設置されて火源2を収容する筒状体4とを備えている。筒状体4の上端部には、平板状の蓋5が取付けられている。蓋5の上面の一部に、開閉自在なスライド部6が設けられており、スライド部6には、通気孔7が設けられている。スライド部6と通気孔7は、図1においては図示していないが、後に図9を用いて詳述する。蓋5の下面には蓋用石材12が設けられており、蓋5の下面の中央部には、空隙を隔ててその下方に配置されるピザ載せ用石材9の側に突出して、ピザ載せ用石材9の中央上部を覆う蓄熱用カバー16が取り付けられている。蓄熱用カバー16の詳細については、図6を用いて後に詳述する。
図3に、本発明の実施形態に係るピザ焼き窯の内部構造の概略を示す。
筒状体4の内周側には、火源2の上部外周側に設置されるスペーサー8が取付けられており、スペーサー8上には、筒状体4の内側に収容されるピザ載せ用石材9が設置されている。ピザ載せ用石材9の径は、ピザ載せ用石材9上に載せられるピザの径よりも少し大きい程度として、ピザ焼き窯1の小型化を実現している。
スペーサー8は、ピザ載せ用石材9の下側に接する接触部10と、接触部10を支持する柱状体11とを有し、柱状体11の長さを可変とすることによって、ピザ載せ用石材9と、蓋5の下面に設けられている蓋用石材12との間隔が変更可能となるように構成されている。ピザ載せ用石材9と蓋用石材12は、一例として、溶岩石を用いることができる。スペーサー8の機能については、図8を用いて後に詳述する。
ピザ載せ用石材9の外周側面の周囲には、空間を隔てて枠体13が取付けられている。図4に、枠体13の詳細を示しており、枠体13の外周側には、複数の板状突起14が間隔を置いて取り付けられており、板状突起14は枠体13の上下方向に対して傾斜して取り付けられている。また、枠体13には、隣り合う板状突起14の間に貫通孔15が設けられている。板状突起14は、長いものと短いものとが交互に配置されるようにしている。また、貫通孔15は、板状突起14の長手方向に沿って長い形状となるものと、円形状のものとが適宜配置されている。
図5に基づいて、枠体13の機能を説明する。
図5においては、熱の流れの方向を矢印で示しており、図5(a)は、ピザ載せ用石材9の外周側面と枠体13との間の空間を通って熱流が上昇する様子を示している。また、図5(b)は、枠体13の貫通孔15を通って枠体13外側に出た熱流が、板状突起14に沿って上昇する様子を示している。また、図5(c)は、枠体13の外側を通る熱流が、板状突起14に沿って上昇する様子を示している。図5(d)は、図5(a)、(b)、(c)に示した熱流を合わせて表示したものである。
このように、板状突起14によってガイドされて上昇する熱の流れは、板状突起14が枠体13の上下方向に対して傾斜して取り付けられていることにより、ピザ載せ用石材9上において、周方向に沿う熱の流れが形成される。ピザ載せ用石材9の径は、ピザ載せ用石材9上に載せられるピザの径よりも少し大きい程度としているため、周方向に沿う熱の流れによって、ピザ載せ用石材9上にピザを載せて焼く際に、ピザの外周側の縁を均等に加熱することができる。また、この熱の流れに付随して、ピザ載せ用石材9中央部寄りにおいても、周回する熱の流れが形成されるため、熱の流れを強制的に均等にすることができる。そのため、小型のピザ焼き窯であっても、火源2からの熱をピザ載せ用石材9に均等に与えることができ、ピザを回転させずにピザ載せ用石材9上に固定した状態でも、加熱ムラを無くしてピザを焼くことができる。
特に、可搬型のピザ焼き窯の場合には、屋外のイベント会場等に設置されて使用される場合があり、設置場所が平坦地とは限らず、傾いた面に設置する場合がある。このような設置状態においては、火源2からの熱はピザ載せ用石材9の特定の場所に集中しやすく、火源2から熱の流れをピザ載せ用石材9に均等に与えることが困難である。
しかし、図5に基づいて説明したように、板状突起14が枠体13の上下方向に対して傾斜して取り付けられていることにより、ピザ載せ用石材9上において、周方向に沿う熱の流れが形成される。そのため、火源2から熱の流れを板状突起14によって強制的に均等にすることができるため、傾いた面にも設置しても、火源2からの熱をピザ載せ用石材9の周辺部に均等に与えることができ、設置場所の選択の幅が広がり、利便性が高い。
また、枠体13には、板状突起14の間に貫通孔15が設けられていることにより、図5(c)に示すように、枠体13の外側を通る熱流がこの貫通孔15を通って直接ピザ載せ用石材9を温めるため、ピザ載せ用石材9を加熱するための熱効率が向上する。しかも、貫通孔15は枠体13に沿って間隔をおいて均等な間隔で設けられているため、ピザ載せ用石材9の加熱の均等化に寄与する。枠体13の上下方向に対する板状突起14の傾斜角度は、ピザ焼き窯1の大きさ等の設計事項に応じて適宜定めることができ、これに合わせて、貫通孔15の傾斜角度やその大きさも適宜変更できる。
図6に基づいて、蓄熱用カバーの機能を説明する。また、図7に、ピザ載せ用石材上にピザを載せた状態を示している。
蓋5の下面の中央部には、空隙を隔ててその下方に配置されるピザ載せ用石材9の側に突出して、ピザ載せ用石材9の中央上部を覆う蓄熱用カバー16が取り付けられている。蓄熱用カバー16は、中央部が厚く、周辺部に向かって薄くなるように形成されている。蓄熱用カバー16には、複数の空気口17が設けられている。
蓄熱用カバー16は、火源2からの熱が上方にそのまま抜けることを防止して、ピザ載せ用石材9上に載せられたピザ18に対する熱の放射を促進するためのものである。図6、図7に示すように、ピザ載せ用石材9の上部に蓄えられた熱は、矢印で示すように、蓄熱用カバー16によって、ピザ載せ用石材9上のピザ18の中央部付近に与えられる。蓄熱用カバー16は、熱伝導度の高い金属によって形成されているため高温になっており、この高温の蓄熱用カバー16によって下方に折り返される空気の流れによって、効率的に加熱できる。ピザ18を焼く際に、ピザ18の中央部のチーズが少々焦げる程度の焼き目を付けたい場合があるが、蓄熱用カバー16は、中央部が厚く、周辺部に向かって薄くなるように形成されているため、蓄熱用カバー16によって放射された熱は、ピザ18の中央部に集約されるようになり、ピザ18の中央部付近の加熱が促進される。
また、蓄熱用カバー16には、複数の空気口17が設けられているため、空気中の酸素の供給が良くなる。これにより、火源2からの熱の流れが良くなり、蓄熱用カバー16の蓄熱能力が高まる。空気口17は複数設けられているため、蓄熱用カバー16の金属部分と空気口17とが交互に配置された構造となるため、蓄熱用カバー16の本来の機能である、ピザ18の中央部付近の加熱機能を損なわずに空気口17の機能を発揮することができる。
図8に基づいて、スペーサーの機能を説明する。
スペーサー8は、火源2の上部外周側に取付けられており、スペーサー8上にはピザ載せ用石材9が設置されている。スペーサー8は、ピザ載せ用石材9の下側に接する接触部10と、接触部10を支持する柱状体11とを有する構造であり、柱状体11の長さを可変とすることによって、ピザ載せ用石材9の上面と、蓋5の下面に設けられている蓋用石材12の下面との間隔が変更可能となるように構成されている。
図8(a)では、柱状体11を長く設定することによって、ピザ載せ用石材9と蓋用石材12との間隔を狭くしている。この場合には、ピザ18を加熱する空間が狭まるため、ピザ18は高温で加熱される。これに対し、図8(b)では、柱状体11を短く設定することによって、ピザ載せ用石材9と蓋用石材12との間隔を広くしている。この場合には、ピザ18を加熱する空間が広がるため、図8(a)に示す場合に比べてピザ18を加熱する温度が低下する。
ピザ18の厚さや具材の種類によって、ピザ焼きの最適温度は変わるため、温度調整が必要となる。大型のドーム型ピザ焼き窯の場合には、ピザ焼き窯内に温度分布ができるため、ピザを載せる位置を変えることによって、焼きの温度を変えることができる。しかし、小型で可搬型のピザ焼き窯では、ピザ載せ用石材9の大きさがピザ18の大きさと同程度というように、ピザを焼く空間が狭い空間に制限されるため、ピザ載せ用石材9に対する火力の調整がしにくい。そのため、スペーサー8の長さが調整される構造として、ピザ載せ用石材9と蓋用石材12との間隔を変更可能とすることにより、焼きの温度を変えることができ、小型のピザ焼き窯という、狭い空間内であっても、焼きの温度の最適化を図ることができる。
図9に基づいて、スライド部の機能を説明する。
図9(a)は、スライド部6を開いた状態を示し、図9(b)は、スライド部6を閉じた状態を示している。スライド部6には、通気孔7が設けられている。
蓋5の上面の一部に、開閉自在なスライド部6が設けられていることにより、ピザ18を焼いているときには、スライド部6を開いて空気の流通を促進することができる。また、ピザ18を焼いていないときは、スライド部6を閉めて保温することができる。この際にも、スライド部6には通気孔7が設けられているため、多少の空気の流通は確保して、適度な温度での保温が可能である。
スライド部6に設けられた通気孔7の全開口面積は、その下側に位置する蓄熱用カバー16の空気口17の全開口面積よりも小さくなるように設定されている。図9においては、通気孔7の数を空気口17の数よりも少なくしている。これによって、スライド部6を閉じたときに、多少の空気の流通を確保しつつも、保温の機能を優先できる構造となっている。
本発明は、火源からの熱を石に偏りなく与えて、加熱された石からの輻射熱を含んだ空気がピザを覆うように流れることを可能にして、むら無くピザを焼き上げることができ、小型で持ち運び可能なピザ焼き窯として、店舗ばかりでなく、家庭やイベント会場等においても広く利用することができる。
1 ピザ焼き窯
2 火源
3 土台
4 筒状体
5 蓋
6 スライド部
7 通気孔
8 スペーサー
9 ピザ載せ用石材
10 接触部
11 柱状体
12 蓋用石材
13 枠体
14 板状突起
15 貫通孔
16 蓄熱用カバー
17 空気口
18 ピザ

Claims (6)

  1. 火源を載せる土台と、土台上に設置されて火源を収容する筒状体と、筒状体の内周側に取付けられ火源の上部外周側に設置されるスペーサーと、スペーサー上に設置され筒状体の内側に収容されるピザ載せ用石材と、筒状体の上端部に取付けられて下面に蓋用石材が設けられている平板状の蓋と、ピザ載せ用石材の外周側面の周囲に空間を隔てて取付けられた枠体とを備え、枠体の外周側には複数の板状突起が間隔を置いて取り付けられており、板状突起は枠体の上下方向に対して傾斜して取り付けられていることを特徴とするピザ焼き窯。
  2. 前記枠体には、隣り合う前記板状突起の間に貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項1記載のピザ焼き窯。
  3. 前記蓋の下面の中央部には、空隙を隔ててその下方に配置されるピザ載せ用石材の側に突出して、金属製の蓄熱用カバーが取り付けられており、蓄熱用カバーは、中央部が厚く、周辺部に向かって薄くなるように形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のピザ焼き窯。
  4. 前記蓄熱用カバーには、複数の空気口が設けられていることを特徴とする請求項3記載のピザ焼き窯。
  5. 前記蓋の上面の一部に、開閉自在なスライド部が設けられており、スライド部には、通気孔が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のピザ焼き窯。
  6. 前記スペーサーは、前記ピザ載せ用石材の下側に接する接触部と、接触部を支持する柱状体とを有し、柱状体の長さを可変とすることによって、前記ピザ載せ用石材と前記蓋用石材との間隔が変更可能であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のピザ焼き窯。
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