JP2006230210A - 食品用焼き窯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 焼き窯自体の熱交換率を向上してパン類やピッツア等の食品生地に対する加熱効率を向上し、且つ燃費を低減する。
【解決手段】 石製またはセラミック製のドーム状に形成した焼き窯11を備えて成る食品用焼き窯装置1であって、焼き窯11の内面に、横配列の複数の凹凸部による熱との接触面積を増やすことが可能な熱交換率向上手段16を設ける。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば食パン、フランスパン、あんパン、菓子パン、クロワッサン、各種洋菓子、ピッツア等の食品生地を焼成して商品化するための食品用焼き窯装置に関する。
従来、パン類やピッツア等の食品生地の焼き窯装置としては、例えば図13に示すように、自然石製、またはセラミック製のドーム状に形成した焼き窯100を用いたものが知られている。この焼き窯100は、約80mm程度の厚さを有しており、完全な一枚岩で高い蓄熱性を備えている。
そして、この焼き窯装置によると、コンロ、ガスバーナ、電気ヒーター等による焼成時に十分に蓄熱された焼き窯100全体から発せられる食材に浸透しやすい波長4〜14ミクロン範囲の遠赤外線による輻射熱が、水分を多く含む食品生地を素早く加熱して、旨味や水分を内部にしっかりと閉じこめたままでバランス良く生地を焼き上げることができるのである。
特になし
しかしながら、従来の焼き窯は、熱の接触面が何等の凹凸の無い単純な平滑面となって形成されているため、熱との接触面積が少なく、熱交換率が非常に劣るものであった。そのため、パン類やピッツア等の食品生地に対する加熱に非常に時間が掛かり過ぎてしまうと共に、燃費も大きく嵩むものとなってしまう等の問題点を有していた。また、ガス、薪などの熱気(ガス)で石窯外周又は内から加熱する場合、熱気(ガス)を石窯全体に満遍なく当てるため、偏り無く均一な流れを作ることが難しかった。
そこで、本発明は、叙上のような従来存した諸事情に鑑みなされたもので、焼き窯自体の熱交換率を向上させることにより、パン類やピッツア等の食品生地に対する加熱効率を向上させ、且つ燃費の少ないものとすることができる食品用焼き窯装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、石製またはセラミック製のドーム状に形成した焼き窯を備えて成る食品用焼き窯装置であって、焼き窯の内面もしくは外面に、熱との接触面積を増やすことによる熱交換率向上手段を設けたものである。
また、前記熱交換率向上手段は、加熱ガス流を整風するためのガス流ガイドフィンまたは溝にて形成されているものとすることができる。
さらに、前記熱交換率向上手段は、焼き窯の全体もしくは一部に設けてあるものとすることができる。
以上のように構成された本発明に係る食品用焼き窯装置にあって、例えばガスバーナーから吹き出された火炎による燃焼ガスが、焼き窯の内面もしくは外面に形成した凹凸部または突起部あるいはフィン構造のいずれかによる熱交換率向上手段に沿って下方から上方へ移行した際に、当該熱交換率向上手段を介しての熱との接触面積の向上により、焼き窯自体を短時間で加熱させ、食品生地を焼くための焼き窯全体から発せられる遠赤外線による輻射熱の輻射効率を著しく向上させる。
本発明によれば、焼き窯自体の熱交換率を向上させることにより、パン類やピッツア等の食品生地に対する加熱効率を向上させ、且つ燃費の少ないものとすることができる。
すなわち、本発明は、石製またはセラミック製のドーム状に形成した焼き窯を備えて成る食品用焼き窯装置であって、焼き窯の内面もしくは外面に、熱との接触面積を増やすことによる熱交換率向上手段を設けたので、パン類やピッツア等の食品生地に対する加熱効率を低燃費でもって十分に大きくすることができる。
また、前記熱交換率向上手段は、縦配列もしくは横配列の複数の凹凸部、または角形、円形の平面形状を備えた突起部、あるいはフィン構造のいずれかによるので、熱交換効率の良好な焼き窯を安価でしかも簡単に作製することができる。
さらに、前記熱交換率向上手段は、焼き窯の全体もしくは一部に設けてあるので、パン類やピッツア等の食品生地を効率良く加熱するための燃費の少ない簡易構成による焼き窯を容易に作製することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の一形態を説明すると、図において示される符号1は、例えば食パン、フランスパン、あんパン、菓子パン、クロワッサン、各種洋菓子、ピッツア等の食品生地Pを焼成するための食品用焼き窯装置であり、該食品用焼き窯装置1は、図1に示すように、全体が若干縦長の略ボックス状に形成されており、ガス供給機器類を収納するためのドア部2、および風量、温度、スチーム、排気ダンパー等を自由にコントロールするためのコントロール操作パネル3それぞれを備えた下側筐体部4と、食品生地Pの投入口または食品生地Pを投入させる耐熱ガラス製の覗き窓を有する前面扉部5、内部の燃焼ガスを排気させるための上側排気筒6を備えた上側筐体部7とから構成されている。
上側筐体部7内には、図2乃至図6に示すように、下側の台座12、上側の略半円形状のアーチ型天井部13、背面側の壁部14、前面側の投入開口部15それぞれによって形成された自然石製またはセラミック製のドーム状の焼き窯11が収容されている。
この焼き窯11のアーチ型天井部13の内側には、当該焼き窯11の長手方向に対して横配列となる複数の凹凸部による熱交換率向上手段16が形成され、燃焼ガスによる熱との接触面積が増加するようにしてある。
この凹凸部としては、図2、図3に示すように、断面形状が略台形状としてあるが、これに限らず、例えば図7(a)に示すような三角形状、図7(b)に示すような四角形状、図7(c)に示すような円形状等の断面形状を有するものとしても良い。
また、焼き窯11の台座12の片側には焼き窯11の長手方向に沿って矩形開口部17が形成され、さらにこの矩形開口部17の下方にはガスバーナー18が配されている。このガスバーナー18は、下側筐体部4内に配した不図示のLPGまたはLNG等のガス供給手段19に接続されている。
そして、ガス供給手段19によって点火されるガスバーナー18の複数の炎孔からの火炎により燃焼ガスが発生し、この燃焼ガスは台座14の矩形開口部17を通ってから、アーチ型天井部13内側の熱交換率向上手段16である横配列の複数の凹凸部に沿って上昇、下降し、上側排気筒6から外部へ排気されるようにしてある。
尚、熱交換率向上手段16の他の形態としては、焼き窯11の長手方向に対して縦配列の複数の凹凸部であったり、または、図7(d)に示すような三角形、図7(e)に示すような四角形、図7(f)に示すような円形の平面形状を備えた突起部であったり、あるいは肉厚の薄い複数のヒダを一体形成したフィン構造のいずれかによるものとしても良い。
次に、以上のように構成された最良の形態についての使用、動作の一例について説明すると、先ず、食品用焼き窯装置1の上側筐体部7における前面扉部5を開けて、複数の食品生地Pを焼き窯11の投入開口部15から入れて台座12上に載せておく。
そして、ガス供給手段19を操作してガスバーナー18を点火させると、ガスバーナー18の複数の炎孔から火炎が発生し、このとき発生する燃焼ガスが矩形開口部17を通ってから、アーチ型天井部13内側の熱交換率向上手段16である横配列の複数の凹凸部に沿って上昇し、天井部13を通過後凹凸部に沿って下降し、投入開口部15から排出され、ダクト7aを介して上側排気筒6から外部へ排気される(図4および図5参照)。このとき、熱交換率向上手段16は、焼き窯11の熱との接触面積を増加させることとなり、これによってパン類やピッツア等の食品生地Pに対する加熱効率が低燃費であっても十分に大きくなるのである。
図8乃至図10には、熱交換率向上手段16の外位置タイプによる例が示されている。すなわち、焼き窯11の底部における台座12の矩形開口部17を密閉させ、アーチ型天井部13の外側全体もしくは外側一部において、当該焼き窯11の長手方向に対して横配列となる複数の凹凸部による熱交換率向上手段16を形成してある。また、図12に示すように、この外位置タイプの熱交換率向上手段16を焼き窯11の長手方向に対して縦配列となるように配置しても良い。
また、焼き窯11の底部側における台座12を密閉型とし、台座12の下方にはガスバーナー18が配され、ガスバーナー18の複数の炎孔からの火炎により発生する燃焼ガスが、アーチ型天井部13外側の熱交換率向上手段16である横配列の複数の凹凸部に沿って上昇し、上側排気筒6から外部へ排気されるようにしてある(図11(a)、(b)参照)。
本発明を実施するための最良の形態における食品用焼き窯装置を示す斜視図である。 同じく焼き窯を上側方向から見た状態の半断面図である。 同じく焼き窯の側面図である。 同じく焼き窯の正面図である。 同じく食品用焼き窯装置の上側筐体部の一部切欠断面図である。 同じく食品用焼き窯装置の上側筐体部の一部切欠平面図である。 (a)乃至(f)は熱交換率向上手段の他の形態例を示すものである。 本発明の他の実施の形態における焼き窯を示す平面図である。 同じく焼き窯の正面図である。 同じく焼き窯の側面図である。 本発明の他の実施の形態における焼き窯の使用状態を説明するもので、(a)は正面から見た概略断面図、(b)は側面から見た概略断面図である。 焼き窯の他の例を示す正面図である。 従来例における焼き窯の斜視図である。
符号の説明
P 食品生地
1 食品用焼き窯装置
2 ドア部
3 コントロール操作パネル
4 下側筐体部
5 前面扉部
6 上側排気筒
7 上側筐体部
11 焼き窯
12 台座
13 アーチ型天井部
14 壁部
15 投入開口部
16 熱交換率向上手段
17 矩形開口部
18 ガスバーナー
19 ガス供給手段

Claims (3)

  1. 石製またはセラミック製のドーム状に形成した焼き窯を備えて成る食品用焼き窯装置であって、焼き窯の内面もしくは外面に、熱との接触面積を増やすことによる熱交換率向上手段を設けたことを特徴とする食品用焼き窯装置。
  2. 熱交換率向上手段は、加熱ガス流を整風するためのガス流ガイドフィンまたは溝にて形成されていることを特徴とする請求項1記載の食品用焼き窯装置。
  3. 熱交換率向上手段は、焼き窯の全体もしくは一部に設けてあることを特徴とする請求項1または2記載の食品用焼き窯装置。

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