JP2009103377A - デッキ、コンベクション兼用オーブン窯 - Google Patents

デッキ、コンベクション兼用オーブン窯 Download PDF

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Abstract

【課題】 単一の焼成室で、デッキオーブンの機能とコンベクションオーブンの機能とを使い分け、あるいは両機能を同時に働かせて、多様なパンや菓子類の焼成を行うことができるオーブンを提供する。
【解決手段】オーブン窯1は、上下側壁3,4、左右側壁5,6、奥壁7、前方の開口8のドア9で包囲された焼成室2を具備する。上側壁3の内側に上火用ヒータ10、下側壁4の内側にヒータ室11を介して炉床板12、ヒータ室11内に下火用ヒータ13、左右側壁5,6の内側にそれぞれ左右蓄熱板14,15が設けられる。蓄熱板14,15の内側には、トレイ受棚16が設けられ、これに前方から抜き差し自在にトレイ17が架設される。奥壁7の内側には、前方に向かって送風するようにファン18と、このファン18を囲む背部ヒータ19とが設けられる。
【選択図】図1

Description

この発明は、パンや菓子などを焼成するためのオーブン窯であって、デッキオーブンとコンベクションオーブンの2つの機能を併せ持つオーブン窯に関する。
パンや菓子などを焼成するためのオーブン窯には、焼成室の上下から熱をかけて焼くデッキオーブン(平窯)(例えば特許文献1参照)と、熱風を焼成室に対流させて焼くコンベクションオーブン(例えば特許文献2参照)とがある。一方、例えば、オーブンでパンを焼成する場合、生地の窯伸び(オーブンに入ってからの膨らみ)が良好に行われたか否か、がパンのおいしさを決定する重要な要素となる。窯伸びの態様は、パンの種類によって様々で、例えばフランスパンをコンベクションオーブンで焼くと、表面が熱風で先に焼成されるために、窯伸びが阻害され、おいしく焼き上がらないのに対し、バターを比較的多く含むデニッシュやクロワッサンは、コンベクションオーブンでも窯伸びが阻害されることがなく、良好に焼き上がる。したがって、焼成するパンの種類により、デッキオーブンとコンベクションオーブンとを使い分ける必要がある。そこで、使用者の利便性のために、デッキオーブンとコンベクションオーブンとを二段に合体させたオーブンも市販されている。
特開2005−124498号公報 特開2002−327922号公報
上記従来のデッキオーブンとコンベクションオーブンとの合体型のオーブンは、単純に両形式のオーブンを合体させただけの構造のものであるから、大型化せざるを得ない難点がある。
したがって、この出願に係る発明は、単一の焼成室で、デッキオーブンの機能とコンベクションオーブンの機能とを使い分け、あるいは両機能を同時に働かせて、多様なパンや菓子類の焼成を行うことができるオーブン窯を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、この出願に係る発明においては、上下側壁3,4と、左右側壁5,6と、奥壁7と、前方の開口8を閉じる開閉自在のドア9とで包囲された焼成室2を具備するオーブン窯1を構成する。このオーブン窯1は、上側壁3の内側に沿って設けられる上火用ヒータ10と、下側壁4の内側に沿ってヒータ室11を介在させて設けられる炉床板12と、ヒータ室11内に下側壁4に沿って設けられる下火用ヒータ13と、左右側壁5,6の内側に沿ってそれぞれ設けられる左右蓄熱板14,15と、この左右蓄熱板14,15の内側に相対向して上下少なくとも2段に前後方向に水平に設けられるトレイ受棚16と、このトレイ受棚16に前方から抜き差し自在に架設されるトレイ17と、前方に向かって送風するように奥壁7の内側に設けられるファン18と、このファン18を囲むように奥壁7の内側に設けられる背部ヒータ19とを具備する。
この出願に係る発明のオーブン窯によれば、単一の焼成室で、デッキオーブンの機能とコンベクションオーブンの機能とを使い分け、あるいは両機能を同時に働かせて、多様なパンや菓子類の焼成を行える相対的に小型のオーブンを提供することができる。
図面を参照してこの発明の実施の形態を説明する。図1はこの出願の発明に係るオーブンの縦断側面図、図2は図1のオーブンの横断平面図、図3は図1におけるIII−III断面図である。
図示の実施形態において、オーブン窯1は単一の焼成室2を備える。焼成室2は、上下側壁3,4と、左右側壁5,6と、奥壁7と、前方の開口8を閉じる開閉自在のドア9とで包囲される。
上側壁3の内側(焼成室側)には、上側壁3に沿って上火用ヒータ10が設けられる。下側壁4の内側には、ヒータ室11を介在させて炉床板12が設けられる。ヒータ室11内には、下側壁4に沿って下火用ヒータ13が設けられる。左右側壁5,6の内側には、それぞれ左右側壁に沿って蓄熱板14,15が設けられる。炉床板12と左右蓄熱板14,15は、御影石のような石材から構成することができる。
左右蓄熱板14,15の内側には、相対向して上下3段のトレイ受棚16が、前後方向に水平に設けられる。このトレイ受棚16に、前方から抜き差し自在にトレイ17が架設される。
奥壁7の内側には、前方に向かって送風するようにファン18が設けられる。このファン18の外周を囲むように背部ヒータ19が設けられる。
ファン18の前方には、整流板20が設けられる。21は耐熱モータ、22は蒸気発生器である。整流板20は、中央に開口20aを有し、この開口20aがファン18の回転中心部に対向している。炉内の熱気は、開口20aを通してファン18の中心部に吸引され、整流板20によって左右に均等に広げられ、蓄熱板14,15の熱をさらに保持しつつ前方へ送出される。
このオーブン窯で例えばフランスパンや食パン等の比較的大きなパンを焼く場合、デッキオーブンとして機能させる。すなわち、トレイ17を取り外し、ファン18と背部ヒータ19を空運転させて予め蓄熱板14に十分蓄熱すると共に、炉内を焼成に必要な所定温度にあげておき、ドア9を開いて炉床12上に生地を置き、ドアを閉める。この状態でファン18と背部ヒータ19を止め、上火用ヒータ10と下火用ヒータ13だけを稼働させてあらかじめ所定時間加熱し、生地を十分窯伸びさせ、ほとんど完全に焼きあげる。最後に短時間、ファン18を稼働させることにより、熱風を生地全体に吹き付けることで、全体に適当な焼き色をつけて焼成が完了する。短時間、ファン18を稼働させることで、炉内に配置された複数の生地の置き位置の違いによる焼き色の差や、斑をなくし、均一に焼き上げることができる。
図示の実施形態のような、上下3段のトレイを設置できる高さのオーブンでは、上火用ヒータ10と下火用ヒータ13の熱をすべての炉床上の生地に伝えて、ムラのない直火焼きを行うことが困難であるが、この実施形態のオーブンでは、蓄熱板14により炉内の温度を均一に所定の高温に保つことができ、必要に応じてファン18を稼働させることにより、炉床板12と蓄熱板14からの放熱と相まって、生地全体に均等に熱を回すことで直火焼きが可能となる。
デニッシュやクロワッサンを焼く場合には、ファン18と背部ヒータ19を空運転させて予め炉床板12と蓄熱板14に十分蓄熱すると共に、炉内を焼成に必要な所定温度にあげておき、生地を載せたトレイをセットし、上火用ヒータ10と下火用ヒータ13を稼働させることなく、ファン18と背部ヒータ19のみを稼働させ、コンベクションオーブとして機能させることで、比較的短時間で焼成することができる。
例えば図示の実施形態のオーブンと同様、焼成室2の奥行き約370mm、幅約340mm、高さ約270mmとして、デッキオーブンを構成する場合、従来のオーブンでは、一般に上火用ヒータと下火用ヒータを合わせて3.2kw程度のヒータ容量を必要とし、またコンベクションオーブンでは1.9kw程度のヒータ容量を必要とする。ところが、この実施形態のオーブンにおいては、背部ヒータ19が1.6kw程度、上火用ヒータ10と下火用ヒータ13がそれぞれ0.8kwの合計1.6kw程度のヒータ容量でデッキオーブン、コンベクションオーブンの両機能を持たせることができる。これには、炉床板12と蓄熱板14による蓄熱作用が大きな役割を果たしているものと考えられる。
この実施形態のオーブン窯1は、単一の焼成室2で、デッキオーブンの機能とコンベクションオーブンの機能とを使い分け、あるいは両機能を同時に働かせて、多様なパンや菓子類の焼成を行え、相対的に小型の多機能オーブンを提供することができる。
この出願の発明に係るオーブンの縦断側面図である。 図1のオーブンの横断平面図である。 図1におけるIII−III断面図である。
符号の説明
1 オーブン窯
2 焼成室
3 上側壁
4 下側壁
5 左側壁
6 右側壁
7 奥壁
8 開口
9 ドア
10 上火用ヒータ
11 ヒータ室
12 炉床板
13 下火用ヒータ
14 蓄熱板
15 蓄熱板
16 トレイ受棚
17 トレイ
18 ファン
19 背部ヒー
20 整流板
20a 開口
21 耐熱モータ
22 蒸気発生器

Claims (3)

  1. 上下側壁と、左右側壁と、奥壁と、前方の開口を閉じる開閉自在のドアとで包囲された焼成室を備えたパンや菓子などを焼成するためのオーブン窯であって、
    前記上側壁の内側に沿って設けられる上火用ヒータと、前記下側壁の内側に沿ってヒータ室を介在させて設けられる炉床板と、前記ヒータ室内に前記下側壁に沿って設けられる下火用ヒータと、左右側壁の内側に沿ってそれぞれ設けられる左右蓄熱板と、この左右蓄熱板の内側に相対向して上下少なくとも2段に前後方向に水平に設けられるトレイ受棚と、このトレイ受棚に前方から抜き差し自在に架設されるトレイと、前方に向かって送風するように前記奥壁の内側に設けられるファンと、このファンを囲むように奥壁の内側に設けられる背部ヒータとを具備することを特徴とするデッキ、コンベクション兼用オーブン窯。
  2. 前記炉床板と左右蓄熱板が石材からなることを特徴とする請求項1に記載のデッキ、コンベクション兼用オーブン窯。
  3. 前記ファンの内側に、炉内の熱をファンの中心部に吸引し、左右に均等に前方へ送出するための整流板が設けられることを特徴とする請求項1に記載のデッキ、コンベクション兼用オーブン窯。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101961036A (zh) * 2009-07-21 2011-02-02 株式会社东芝 加热烹调器
JP2016214769A (ja) * 2015-05-26 2016-12-22 大正電機販売株式会社 オーブン装置
JP2016217607A (ja) * 2015-05-19 2016-12-22 大正電機販売株式会社 オーブン装置
KR102139557B1 (ko) * 2019-08-15 2020-07-30 박유범 제빵용 복합 오븐

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