JP3202008U - ピザ窯 - Google Patents

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Abstract

【課題】誰もが失敗することなく家庭で簡単にピザを焼くことができるピザ窯を得る。【解決手段】ピザ窯は、平板状の底部10と、底部の上方に配置されるドーム状の上窯部20を有しており、上窯部20は、底部と協働してピザWの焼成室R1を形成する内壁部21と、内壁部の外側を覆い内壁部との間に加熱室R2を形成する外壁部22とを有する。底部には、底部の下面10aに開口して加熱室R2に連通する加熱ガスの供給穴11が設けられている。【選択図】図6

Description

本考案は、例えば家庭用ガスコンロで使用される耐熱陶器製のピザ窯に関する。
特許文献1には、家庭用ガスコンロの上に載置した受け皿と、受け皿の上に載置したプレートと、プレートを覆うように配置した上窯からなる耐熱陶器製ピザ窯の構成が示されている。
実用新案登録第3070975号
特許文献1の構成によれば、プレートと上窯との間に熱排気通路を設けて、熱排気通路から上窯内にガスコンロの火炎による熱排気である高温の加熱ガスを導入し、上窯内のピザを焼き上げている。したがって、本格的なピザ窯と同様に、焼成中において微妙な火加減の調整作業が必要とされ、火力が強すぎるとピザに火炎が直接触れてピザの表面が焦げてしまい、火力が弱すぎると、外側がパリッと焼けない等、ピザの焼き上げを失敗するおそれがある。
本考案の目的は、上記課題に鑑みてなされたものであり、誰もが失敗することなく家庭で簡単にピザを焼くことができるピザ窯を提供することである。
本考案に係るピザ窯は、平板状の底部と、該底部の上方に配置されるドーム状の上窯部と、を有するピザ窯であって、前記上窯部は、前記底部と協働してピザの焼成室を形成する内壁部と、該内壁部の外側を覆い前記内壁部との間に加熱室を形成する外壁部と、を有し、前記底部には、該底部の下面に開口して前記加熱室に連通する加熱ガスの供給穴が設けられていることを特徴とする。
本考案によれば、例えば家庭用ガスコンロの上に載置して加熱することによって、火炎による高温の加熱ガスを供給穴から加熱室内に供給し、底部と上窯部の両方を加熱して、焼成室内のピザを焼き上げることができる。その際、加熱ガスは、焼成室内には入り込まないので、加熱ガスがピザに直接触れてピザが焦げるのを防ぐことができる。したがって、中はふっくらとし、外はカリッとした状態のピザを誰もが簡単に焼き上げることができる。
そして、加熱ガスが供給された加熱室は保温性が極めて高く、冷めにくいので、焼成室内を高温状態に長時間維持することができる。したがって、例えば所定温度まで加熱した後でガスコンロの火を止めて、余熱だけでもピザを焼き上げることができ、かかる場合には燃費がよくなるという利点を有する。
本考案に係るピザ窯の好ましい構成として、上窯部には、外壁部の外面に開口して加熱室に連通する加熱ガスの排気穴が設けられている。排気穴は、供給穴から加熱室に導入した加熱ガスを加熱室から外部に排出させることができる。したがって、上窯部に熱エネルギを伝達した後の比較的低温の加熱ガスを加熱室から排出し、大きな熱エネルギを有する比較的高温のフレッシュな加熱ガスを供給穴から加熱室に供給することができ、焼成室の温度を効率よく上昇させることができる。
本考案に係るピザ窯の構成として、上窯部は、焼成室の側方に開口してピザの出し入れがなされる開口窓を有しており、排気穴は、開口窓の上方に配置されていることが好ましい。排気穴は、開口窓の上方に配置されているので、底部の供給穴から加熱室に供給された加熱ガスは、加熱室内を開口窓の方向に向かって移動し、開口窓の周辺に集合して、開口窓の上方の排気穴から外部に排出される。したがって、焼成室の内部のうち、開口窓の周辺部分を重点的に加熱することができる。焼成室は、開口窓によってその一部が部分的に外部に開放されているので、焼成室内の温度分布が不均一になり、開口窓の周辺の温度が他の部分と比較して低くなる傾向にある。これに対して、本考案では、開口窓の上方に排気穴を配置して、加熱室内の加熱ガスを開口窓側に積極的に誘導することによって、焼成室の中でも開口窓の周辺部分を積極的に加熱している。したがって、焼成室内の温度分布の均一化を図ることができ、ピザに部分的に焼き加減が甘い、焼きムラが発生するのを防ぎ、誰もが上手にピザを焼き上げることができる。
本考案に係るピザ窯の構成として、外壁部には、排気穴に対向して配置されて上窯部の上方に向かって開放された煙突板が設けられていることが好ましい。排気穴は、開口窓の上方に配置されているので、排気穴の向きによっては、開口窓からピザを出し入れするピザ窯の使用者に向かって加熱ガスが水平に排出されるおそれがある。これに対し、本考案では、煙突板が排気穴に対向して配置されており、上窯部の上方に向かって開放されているので、排気穴から排出される加熱ガスを上窯部の上方に向かって放出させることができる。したがって、使用者に向かって加熱ガスが排出されるのを防ぎ、加熱ガスによってピザの出し入れ作業が阻害されるのを防ぐことができる。
本考案に係るピザ窯の構成として、開口窓を開閉可能な蓋を有することが好ましい。例えばピザを焼く前にピザ窯を加熱して焼成室内の温度を上昇させる際に、蓋で開口窓を塞ぐことにより焼成室内を密閉して温度を急速に上昇させることができる。
本考案に係るピザ窯の構成として、蓋には、焼成室の温度を計測可能な温度センサが挿入される挿入孔が設けられていることが好ましい。この挿入孔から焼成室内に温度センサを挿入して、焼成室内の温度を計測することができる。したがって、開口窓を開く必要がなく、開口窓を開くことによる焼成室内の温度低下を防ぐことができる。そして、計測した温度に基づいて火加減を調整することによって、焼成室内をピザの焼き上げに最適な温度に調整することができる。
本考案に係るピザ窯の構成として、底部の上面には回転テーブルが回転可能に設けられていることが好ましい。回転テーブルを回すことによってその上に載っているピザを一緒に回すことができ、焼きムラを防ぐことができる。また、ピザに触れずに回すことができるので、回す作業によってピザが崩れてしまったり、具が落ちてしまうのを防ぐことができる。
本考案に係るピザ窯の構成として、供給穴よりも底部の外側の位置で、底部の下面よりも下方に突出して、底部の外周に沿って周状に連続する突起部を有することが好ましく、突起部は、外壁部の下端縁部が底部よりも下方に突出して形成されていてもよい。ガスコンロから出た加熱ガスは、上に向かって移行するので、底部の下面に当たると周囲に広がる方向に移動し、底部の外周縁部から上方に向かって移動しようとする。本考案では、供給穴よりも底部の外側の位置で、底部の下面よりも下方に突出し、底部の外周に沿って連続する突起部が形成されているので、底部の下面に当接した加熱ガスを突起部で堰き止めて、供給穴に円滑に導くことができる。したがって、上窯部を無駄なく加熱することができ、加熱効率を飛躍的に向上させることができる。
本考案に係るピザ窯の構成として、底部は、底部の下面に、中央領域と、中央領域の外側で中央領域よりも上方に配置される外側領域とを有しており、供給穴は、外側領域に設けられていることが好ましい。かかる構成によれば、例えば家庭用ガスコンロに載置した場合に、加熱ガスを、底部下面の中央領域に沿って這うように移動させ、中央領域よりも上方に配置される外側領域に設けられた供給穴に円滑に導くことができる。したがって、上窯部を無駄なく加熱することができ、加熱効率を飛躍的に向上させることができる。
本考案に係るピザ窯の構成として、底部と上窯部は、耐熱陶器製であることが好ましく、また、上窯部の外面には、珪藻土を含む釉薬が塗工されていることが好ましい。そして、底部と上窯部は、一体に形成されている構成としてもよく、また、別体に形成されており、分離可能である構成であってもよい。
本考案によれば、加熱ガスがピザに直接触れてピザが焦げるのを防ぐことができる。そして、保温性が極めて高く、焼成室内を高温状態に長時間維持することができ、例えば余熱だけでピザを焼き上げることができる。したがって、従来のような焼成中の微妙な火加減の調整作業を不要とし、誰もが失敗することなく簡単にピザを焼くことができる。
本考案に係るピザ窯の実施例を示す全体斜視図。 正面図。 側面図。 平面図。 下面図。 図2のVI−VI線断面図。 図2のVII−VII線断面図。 本考案に係るピザ窯の構成の変形例を示す要部拡大断面図。
以下、本考案に係るピザ窯の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本考案に係るピザ窯の実施例を示す斜視図、図2は、正面図、図3は、側面図、図4は、平面図、図5は下面図、図6は、図2のVI−VI線断面図、図7は、図2のVII−VII線断面図である。
ピザ窯1は、例えば家庭用ガスコンロや焚き火を使用してピザを焼き上げることができるものであり、持ち運び可能でガスコンロの上に載置可能な大きさを有している。ピザ窯1は、平板状の底部10と、底部10の上方に配置されるドーム状の上窯部20を有している。底部10と上窯部20は、耐熱陶器製であり、本実施例では一体に形成されている。底部10は、平面視略円形状を有している。上窯部20は、底部10の外周縁部から立ち上がり、上方に移行するにしたがって漸次中央に移行する断面円弧状の立体形状を有している。そして、上窯部20の外面には、珪藻土を含む釉薬が塗工されており、耐熱性の向上が図られている。
上窯部20には、ピザの出し入れがなされる開口窓25が設けられている。開口窓25は、焼成室R1の側方に開口しており、底部10の上面10bに沿って水平方向にピザWを出し入れ可能な大きさを有している。開口窓25は、蓋30によって閉塞することができる。すなわち、ピザ窯1は、開口窓25を開閉可能な蓋30を有している。
蓋30は、底部10及び上窯部20と同様に耐熱陶器製であり、開口窓25に着脱可能な構成を有しており、取り付けることによって開口窓25を閉塞し、取り外すことによって開放することができる。例えばピザWを焼く前にピザ窯1を加熱して焼成室R1内の温度を上昇させる際に、蓋30で開口窓25を塞ぐことにより焼成室R1内を密閉して温度を急速に上昇させることができる。
蓋30には、不図示の温度センサを挿入可能な挿入孔31が設けられており、開口窓25を開くことなく、温度センサを挿入孔31に挿入するだけで焼成室R1の温度を計測することができる。したがって、開口窓25を開くことによる焼成室R1内の温度低下を防ぐことができ、計測した温度に基づいて火加減を調整することによって、焼成室R1内をピザWの焼き上げに最適な温度に調整することができる。蓋30には、取り付け及び取り外し時に把持することができるように、一対の把手32,32が設けられている。
上窯部20は、底部10と協働して焼成室R1を形成する内壁部21と、内壁部21の外側を覆い内壁部21との間に加熱室R2を形成する外壁部22を有している。本実施例では、内壁部21と外壁部22との間に約1cm程度の間隔を有することによって加熱室R2が構成されている。内壁部21と外壁部22は、それぞれの下端が底部10の上面10bに固定されており、また、開口窓25の部分でも端部同士が互いに接続されており、加熱室R2を密閉した空間としている。
そして、図6に示すように、底部10には供給穴11が設けられ、上窯部20には排気穴23が設けられている。供給穴11は、加熱ガスを加熱室R2に供給するためのものであり、底部10の下面10aに開口して加熱室R2に連通するように、底部10を貫通して設けられている。供給穴11は、図7に示すように、底部10の外周縁部に沿って開口部25以外の部分に亘って複数個が所定間隔をおいて並ぶように配置されている。
排気穴23は、加熱室R2に供給された加熱ガスを加熱室R2から外部に排出させるためのものであり、外壁部22の外面に開口して加熱室R2に連通するように、外壁部22を貫通して設けられている。排気穴23は、開口窓25の上方に配置されており、本実施例では、開口窓25になるべく近い位置で水平方向に向かって開口するように形成されている。そして、排気穴23は、図4に示すように、開口窓25が設けられている範囲に亘って複数個が所定間隔をおいて配置されている。各排気穴23は、互いに横方向に水平に並ぶように配置されている。
外壁部22の排気穴23近傍には、煙突板24が設けられている。煙突板24は、排気穴23に対向して配置されており、上窯部20の上方に向かって開放された形状を有している。煙突板24は、個々の排気穴23に応じてそれぞれ設けられている。煙突板24は、図6に示すように、外壁部22から上方に向かって突出して設けられている。そして、排気孔23から排出された加熱ガスを当接させて上方に向かって放出させるように構成されている。
焼成室R1には、回転テーブル40が配置されている。回転テーブル40は、底部10の上面10bに対して回転自在に支持されており、ピザWを載せた状態で回転させることができる。回転テーブル40は、下面の中心位置に凹部41が設けられており、底部10の上面10b中央に設けられた凸部12を係入させることにより、底部10の上で回転自在に支持される。回転テーブル40を回すことによってピザW自体を回す必要が無く、焼きムラを防ぐことができる。また、ピザWに触れずに回すことができるので、回す作業によってピザWが崩れてしまったり、具が落ちてしまうのを防ぐことができる。
次に、ピザ窯1の使用例について説明する。なお、以下の説明は、使用例の一つであり、かかる使用方法に限定されるものではなく、他の方法により使用してもよい。
ピザ窯1を用いてピザを焼き上げる場合、まず、ピザ窯1を、不図示の家庭用ガスコンロの上に載置し、ガスコンロの火で加熱する。その際、蓋30で開口窓25を閉じて焼成室R1を密閉することにより、焼成室R1内の温度上昇を速めることができる。また、蓋30の挿入孔32に温度センサを挿入することによって、蓋30を開けることなく、焼成室R1の温度を計測することができ、温度計測時に蓋30が開放されて温度が低下するのを防ぐことができる。
焼成室R1内の温度が所定温度に到達したところで、蓋30を外して開口窓25を開放し、焼成前のピザW(予め用意しておいたピザ生地の上に具を載せたもの)を開口窓25から焼成室R1内に差し入れて、回転テーブル40の上に配置する。焼成室R1内は高温状態となっているので、ピザWは、焼成室R1内で所定時間焼成され、焼き上がり後に回転テーブル40の上から取り出される。
ピザWを焼成している間は、蓋30を取り付けて開口窓25を閉塞してもよく、かかる場合には、焼成室R1の温度低下を防ぐことができ、火を止める、あるいは火力を弱くすることができ、少ない燃焼エネルギでより多くの枚数のピザWを焼き上げることができる。また、蓋30を取り付けることによって、焼成室R1内の温度分布を均一化でき、焼きムラの発生を防ぐことができる。したがって、焼成中に回転テーブル40を回す作業を減らす、もしくは省略することができる。
次に、本考案のピザ窯1の作用効果について説明する。
ピザ窯1は、ガスコンロの上に載置されて、火炎による高温の加熱ガスが底部10の下面10aに沿って広がり、供給穴11から加熱室R2内に供給される。そして、底部10と上窯部20の両方が加熱され、焼成室R1内のピザWを焼き上げることができる。その際、加熱ガスは、焼成室R1内には入り込まないので、加熱ガスがピザWに直接触れてピザが焦げるのを防ぐことができる。したがって、中はふっくらとし、外はカリッとした状態のピザを誰もが簡単に焼き上げることができる。
そして、加熱ガスが供給された加熱室R2は保温性が極めて高く、冷めにくいので、焼成室R1内を高温状態に長時間維持することができる。したがって、例えば所定温度まで加熱した後でガスコンロの火を止めて、余熱だけでもピザWを焼き上げることもでき、かかる場合には燃費がよくなるという利点を有する。
そして、上窯部20には、外壁部22の外面に開口して加熱室R2に連通する排気穴23が設けられている。排気穴23は、供給穴11から加熱室R2に導入した加熱ガスを加熱室R2から外部に排出させることができる。したがって、上窯部20に熱エネルギを伝達した後の比較的低温の加熱ガスを加熱室R2から排出し、大きな熱エネルギを有する比較的高温のフレッシュな加熱ガスを供給穴11から加熱室R2に供給することができ、焼成室R1の温度を効率よく上昇させることができる。
上窯部20は、焼成室R1の側方に開口してピザWの出し入れがなされる開口窓25を有しており、排気穴23は、開口窓25の上方に配置されている。排気穴23は、開口窓25の上方に配置されているので、底部10の供給穴11から加熱室R2に供給された加熱ガスは、加熱室R2内を開口窓25の方向に向かって移動し、開口窓25の周辺に集合して、開口窓25の上方の排気穴23から外部に排出される。したがって、焼成室R1の内部のうち、開口窓25の周辺部分を重点的に加熱することができる。
焼成室R1は、開口窓25によってその一部が部分的に外部に開放されているので、焼成室R1内の温度分布が不均一になり、開口窓25の周辺の温度が他の部分と比較して低くなる傾向にあるが、本考案では、開口窓25の上方でかつ開口窓25になるべく近い位置に排気穴23を配置している。したがって、加熱室R2内の加熱ガスを開口窓25側に積極的に誘導して、焼成室R1の中でも開口窓25の周辺部分を積極的に加熱することができる。したがって、焼成室R1内の温度分布の均一化を図ることができ、ピザWに部分的に焼き加減が甘い、焼きムラが発生するのを防ぎ、誰もが上手にピザWを焼き上げることができる。
そして、外壁部22には、煙突板24が設けられている。煙突板24は、排気穴23に対向して配置されて上窯部20の上方に向かって開放されている。本実施例では、排気穴23が、開口窓25の上方で略水平方向に向かって配置されている。したがって、このままでは、開口窓25からピザWを出し入れするピザ窯1の使用者に向かって加熱ガスが排出されるおそれがある。これに対し、本考案では、煙突板24を設けて、排気穴23から排出される加熱ガスを上窯部20の上方に向かって放出させている。したがって、使用者に向かって加熱ガスが排出されるのを防ぎ、加熱ガスによってピザWの出し入れ作業が阻害されるのを防ぐことができる。
図8は、本考案に係るピザ窯の構成の変形例を示す要部拡大断面図である。
本考案に係るピザ窯1の構成の変形例として、図8に示すように、供給穴11よりも底部10の外側の位置で、底部10の下面10aよりも下方に突出して、底部10の外周に沿って周状に連続する突起部13を有する構成としてもよい。この変形例では、突起部13は、外壁部22の下端縁部が底部10よりも下方に突出して形成されている。
例えばガスコンロから出た加熱ガスは、上に向かって移行するので、底部10の下面10aに当たると周囲に広がる方向に移動し、底部10の外周縁部から上窯部20の側面に沿って上方に移動しようとする。本変形例では、供給穴11よりも底部10の外側の位置で、底部10の下面10aよりも下方に突出し、底部10の外周に沿って連続する突起部13が形成されているので、底部10の下面10aに当接した加熱ガスを突起部13で堰き止めて、供給穴11に円滑に導くことができる。したがって、ガスコンロの燃焼エネルギを無駄なく使用してピザ窯1を加熱することができ、加熱効率を飛躍的に向上させることができる。
また、本変形例では、底部10は、底部10の下面10aに、中央領域10Aと、中央領域10Aの外側で中央領域10Aよりも上方に配置される外側領域10Bとを有しており、外側領域10Bに供給穴11が設けられている。かかる構成によれば、加熱ガスを、底部10の下面10aに沿って這うように移動させ、中央領域10Aよりも上方に配置される外側領域10Bに設けられた供給穴11に円滑に導くことができる。したがって、上窯部20を無駄なく加熱することができ、加熱効率を飛躍的に向上させることができる。
本考案は、上述の実施形態の構成に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上述の実施例及び変形例では、底部10と上窯部20が一体に形成されている構成の場合について説明したが、底部10と上窯部20が別体に形成されており、分離可能な構成であってもよい。底部10と上窯部20を分離可能な構成とすることによって、分離することで小型軽量化ができ、女性や子供でも持ち運びが容易で、収納も容易となり、また、焼成室R1及び加熱室R2の内部のメンテナンスも容易となる。
1 ピザ窯
10 底部
11 供給穴
20 上窯部
21 内壁部
22 外壁部
23 排気穴
24 煙突板
25 開口窓
30 蓋
31 挿入孔
40 回転テーブル
R1 焼成室
R2 加熱室

Claims (14)

  1. 平板状の底部と、該底部の上方に配置されるドーム状の上窯部と、を有するピザ窯であって、
    前記上窯部は、前記底部と協働してピザの焼成室を形成する内壁部と、該内壁部の外側を覆い前記内壁部との間に加熱室を形成する外壁部と、を有し、
    前記底部には、該底部の下面に開口して前記加熱室に連通する加熱ガスの供給穴が設けられていることを特徴とするピザ窯。
  2. 前記上窯部には、前記外壁部の外面に開口して前記加熱室に連通する加熱ガスの排気穴が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のピザ窯。
  3. 前記上窯部は、前記焼成室の側方に開口して前記ピザの出し入れがなされる開口窓を有しており、
    前記排気穴は、前記開口窓の上方に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のピザ窯。
  4. 前記外壁部には、前記排気穴に対向して配置されて前記上窯部の上方に向かって開放された煙突板が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のピザ窯。
  5. 前記開口窓を開閉可能な蓋を有することを特徴とする請求項4に記載のピザ窯。
  6. 前記蓋には、前記焼成室の温度を計測可能な温度センサが挿入される挿入孔が設けられていることを特徴とする請求項5に記載のピザ窯。
  7. 前記底部の上面には、回転テーブルが回転可能に支持されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のピザ窯。
  8. 前記供給穴よりも前記底部の外側の位置で、前記底部の下面よりも下方に突出して、前記底部の外周に沿って周状に連続する突起部を有することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のピザ窯。
  9. 前記突起部は、前記外壁部の下端縁部が前記底部よりも下方に突出して形成されていることを特徴とする請求項8に記載のピザ窯。
  10. 前記底部は、該底部の下面に、中央領域と、該中央領域の外側で前記中央領域よりも上方に配置される外側領域とを有しており、
    前記供給穴は、前記外側領域に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のピザ窯。
  11. 前記底部と前記上窯部は、耐熱陶器製であることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項に記載のピザ窯。
  12. 前記上窯部の外面には、珪藻土を含む釉薬が塗工されていることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のピザ窯。
  13. 前記底部と前記上窯部は、一体に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか一項に記載のピザ窯。
  14. 前記底部と前記上窯部は、別体に形成されており、分離可能であることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか一項に記載のピザ窯。
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