JP3116019U - 蒸し焼き窯 - Google Patents

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信 角田
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信 角田
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Abstract

【課題】食材の搬入出等の取り扱い性が良く、熱源となる火器の選択にも汎用性が有り、さらには保守管理が簡易な屋外で使用可能な蒸し焼き窯を提供する。
【解決手段】蒸し焼き窯を、七輪等の熱源の上位に配置して下面を加熱する窯基盤2と、該窯基盤の上面に伏せ椀状に配置した覆体5と、該覆体の天面部に形成した天面開口51を開閉塞する天面蓋体6と、から構成する。前記の天面蓋体は天面開口に適合して嵌合すると共に、その上面側を載置物保持可能な器状に形成する。また、窯基盤の中央部を開放する底面開口21を形成し、該底面開口を閉塞する着脱自在な底面盤3、網板4又はこれらの両方を適宜に重ねて配設する。さらに、前記覆体の側壁部に搬入出口53を形成すると共に該搬入出口にこれを開閉塞する側壁蓋体54を配設する。
【選択図】 図1

Description

本願考案は、加熱された内周面の放射熱と高温の空気の対流で食材を蒸し焼きにする蒸し焼き窯に関し、特に、七輪、コンロ、等の上部に載置して、主に食材の調理や焼き物の窯焼きに使用する蒸し焼き窯に関する。
従来より、屋外で楽しむバーベキューやキャンプ等での食材の加熱調理は、コンロや燃焼する木炭等を入れた箱体または七輪等の熱源となる火器の上方に調理する食材に合わせて鉄板、網等を配置した加熱調理器具によって行われていた。
上記の加熱調理器具は肉や魚、野菜を所謂「焼く」という調理法に適しているが、ピザやパン等の調理法である所謂「蒸し焼き」という調理法に適していないものであった。最近のアウトドアブームにより、屋外でも「焼く」ことによる食材(肉、魚、野菜)ばかりでなく、「蒸し焼き」による食材(ピザ、パン)も求められていた。
このような要望に応える加熱調理器具としては、最近は所謂ダッチオーブンが広く知られるようになり、アウトドア用調理器具に限らず、一般的な調理器具としても用いられてきている。このダッチオーブンとは、鋳鉄製の蓋付きの鍋であり、蓋上面の窪みにも燃料を置くことができるので、焼く、煮るばかりでなく、蒸し焼きの調理法にも使用できるものであった。
また、特許文献1には、鋳鉄製の筒状本体の内部側に燃料を載置したロストルとこのロストルの上方に食材を載置するグリルを配設し、さらに筒状本体上部に燃料を収納したオーブン(鍋体)を配置した構成のオーブンセットが開示されている。
実用新案登録第3065310号(第1頁、第1図)
上記したダッチオーブン、および特許文献1のオーブンセットは、上述した構成のため「蒸し焼き」の調理法に使用することができるが、以下の問題点があった。
すなわち、ダッチオーブンは、構造上、蓋を取り外さなければ食材の搬入出ができなく、取り扱い的には不便な点があった。特に、燃料が載置され蓋が熱い場合には、火傷の危険性があるため専用の道具(リフター)を使用しなければならず、面倒でもあった。
特許文献1のオーブンセットは、筒状本体に大開口の切欠を形成しているため、食材の搬入出や食材の加熱状態の確認をこの大開口の切欠を介してできるが、この切欠により筒状本体の熱が逃げることとなり、所謂オーブン機能が低下するおそれがあった。また、グリルの下部に配置したロストルに燃料を載置する構成であるため、下部側の燃焼調整は上記の切欠を介してしか行えない上、構造的に他の独立した火器を使用できなく、汎用性に欠ける点があった。
また、ダッチオーブン及び特許文献1のオーブンセットは、全ての材質が鋳鉄製であるため、使用後の保守管理を怠ると錆が発生してしまう問題もあった。さらに、かかる鋳鉄製の窯では、粘土製の窯と比較すると、熱分布の均一性や残留熱量の維持等で劣っている点があり、この点で食材の味や調理時間に大きな影響を受けるものであった。
そこで、本願考案はかかる事情に鑑みて為されたものであり、食材の搬入出等の取り扱い性が良く、熱源となる火器の選択にも汎用性が有り、さらには保守管理が簡易な屋外で使用可能な蒸し焼き窯を提供する。
上記課題を解決するため、本願考案の蒸し焼き窯は以下のように構成している。
すなわち、熱源、例えば、七輪やコンロ等の上位に配置して下面を加熱する窯基盤(2)と、該窯基盤(2)の上面に伏せ椀状に配置した覆体(5)と、該覆体(5)の天面部に形成した天面開口(51)を開閉塞する天面蓋体(6)と、から成ることを特徴としている。
また、窯基盤(2)の中央部を開放する底面開口(21)を形成し、該底面開口(21)を閉塞する着脱自在な底面盤(3)、網板(4)又はこれらの両方を適宜に重ねて配設したことを特徴としている。この底面盤(3)、網板(4)の配設は、食材に合わせて適宜に変更することができる。
さらに、前記覆体(5)の側壁部に搬入出口(53)を形成すると共に該搬入出口(53)にこれを開閉塞する側壁蓋体(54)を配設したことを特徴としている。この側壁蓋体(54)には、例えば、取手(54a)を配設し、開閉塞時の取り扱い性を向上させることが望ましい。
さらにまた、前記天面蓋体(6)は天面開口(51)に適合して嵌合すると共に、その上面側を載置物保持可能な器状に形成したことを特徴としている。この天面蓋体(6)の器状に形成した内部に炭等の燃料を配置することが可能であり、覆体内部に配置した食材pを上下の両方向から加熱することが可能となる。
ところで、上記のように構成する各構成要素の材質は、窯基盤(2)に配置する網板(4)を除けば、粘土材、例えば耐熱陶土等とすることが望ましいものである。
なお、実用新案登録請求の範囲の書類と上記の課題を解決するための手段の欄で記載した括弧付き符号は、考案の構成の理解を容易にするため参考として図面符号を付記したもので、この図面上の形態に限定するものでないことはもちろんである。
本願考案の蒸し焼き窯は上記の構成であるため、以下の効果を奏する。
すなわち、既存の七輪やコンロといった熱源上に載置して、この熱源を利用できるため、移設や設置が容易である上、特に屋外での使用において高い汎用性を発揮する。
また、覆体の側壁部に開閉塞する側壁蓋体を配置しているため、食材や食材を載置する網板の搬入出が容易であり、従来技術のダッチオーブン等と比較しても取り扱い性が格段に向上している。
さらには、天面蓋板を器状に形成して覆体の天面開口に嵌合させて配置しているため、天面蓋板内に炭等の燃料を配置して覆体内部の食材を上下両方の熱源から加熱することが可能となり、効率の良い蒸し焼き調理が行えることとなる。
以下、本願考案に係る蒸し焼き窯(以下、「窯」と略称する。)の具体的実施形態例について、図面に基づき詳細に説明する。
図1は本実施形態例の窯を示す一部切欠き斜視図であり、図2は本実施形態例の窯を示す組立斜視図であり、図3は本実施形態例の窯を示す断面図である。
本実施形態例の窯1は、その構成要素の殆どを耐熱陶土等の粘土材から構成したものであり、図1に示すように、主に屋外でも使用可能な熱源、例えば、七輪sの加熱面側に載置すると共に、その熱源を利用して窯内部に配置した食材pを調理(主に、蒸し焼き)するものである。
図符号2は、七輪sの加熱面に載置され、窯全体の基台となる窯基盤である。この窯基盤2は、上方拡径に形成した円柱体の中央部を、底面開口21をもってくり抜いて略円筒体に形成したものである。また、窯基盤2の下端側には、内側に延設して七輪sの上面に当接する載置面22を形成している。一方、上端側には外側に延設したフランジ23と、該フランジ23の内側に段差をもって配置面24を形成している。
窯基盤2の配置面24には、底面開口21を閉塞するように食材を載置する底面盤3を配設している。この底面盤3は、配置面24の外縁部に略適合して形成した円盤であり、上面側に食材の焦げ付き防止のため凸状の隆起部31を円周等分状に複数(24個程)形成している。なお、本実施形態例では、窯基盤2の配置面24をフランジ23から段差をもって形成しているが、この段差は構造を簡略化するために省略しても良い。
また、本実施形態例では、底面盤3の上面にさらに金属性の網板4を重ねて配設している。本実施形態例の窯1では、上記網板上に食材p(例えば、ピザ)を載置して蒸し焼き等の調理を可能としている。なお、底面盤3と網板4の配設は、本実施形態例に限らずに底面盤3のみ、又は網板4のみの配設としても良く、調理する食材に適合させて、例えば、網板4を金属製の皿(ピザ専用皿)、鍋、等に適宜に変更して配設することも可能である。
窯基盤2の上面側には椀体状の覆体5を配置している。この覆体5は、その下端周縁部を窯基盤2のフランジ23に当接させ、窯基盤2及び底面盤3の上方側を覆うように、言わば、伏せ椀状に形成したものである。
また、この覆体5の天面部には、所定開口の天面開口51を形成している。この天面開口51は、その周縁部が覆体5の内側に入り込んだ所定長さの内側壁51aを形成している。また、天面開口51には、後述する天面蓋体6が嵌合して配置され、天面開口51を閉塞している。
覆体5の側壁部には、覆体5を持ち上げや易いように対面状に2つの窪み52を形成し、さらに、この窪み52を避けた位置に1つの搬入出口53を形成している。この搬入出口53は、覆体5の側壁部をその下端周縁を含んだ略台形状を成して切り欠き、覆体内部に配置した食材pはもとより、食材pを載置する網板4等の搬入出が可能な大きさに形成している。そして、この搬入出口53には、その形状に適合させ、かつ開閉塞自在の側壁蓋体54を配設している。側壁蓋体54の側面部には、2つの取手54aを配置しており、側壁蓋体54の覆体5に対する開閉塞の取り扱い性を向上させている。
覆体5の天面開口51には、天面蓋体6を配設している。この天面蓋体6は有底筒状の器状を成し、側壁61にフランジ61aを形成したものである。また、天面蓋体6は、側壁61が天面開口51の内側壁51aに嵌合し、フランジ61aが覆体5の天面部に当接して平面と高さ方向の位置決めしている。このように配設した天面蓋体6は、底部62が覆体内部に突出する呈を成すことになる。また、天面蓋体6には、図示するように、その内部に載置した木炭等の燃料cを保持可能である。燃料cを配置した場合には、天面蓋体6の底部62が覆体内部に突出しているので、覆体内部を効率よく加熱し、食材pを蒸し焼きすることになる。
本実施形態例の窯を示す一部切欠き斜視図である。 本実施形態例の窯を示す組立斜視図である。 本実施形態例の窯を示す断面図である。
符号の説明
1 窯
2 窯基盤
21 底面開口
22 載置面
23 フランジ
24 配置面
3 底面盤
31 隆起部
4 網板
5 覆体
51 天面開口
51a 内側壁
52 窪み
53 搬入出口
54 側壁蓋体
54a 取手
6 天面蓋体
61 側壁
61a フランジ
62 底部
c 燃料(木炭)
p 食材
s 七輪


Claims (4)

  1. 熱源の上位に配置して下面を加熱する窯基盤(2)と、
    該窯基盤(2)の上面に伏せ椀状に配置した覆体(5)と、
    該覆体(5)の天面部に形成した天面開口(51)を開閉塞する天面蓋体(6)と、
    から成ることを特徴とする蒸し焼き窯。
  2. 窯基盤(2)の中央部を開放する底面開口(21)を形成し、該底面開口(21)を閉塞する着脱自在な底面盤(3)又は網板(4)を配設したことを特徴とする請求項1記載の蒸し焼き窯。
  3. 前記覆体(5)の側壁部に搬入出口(53)を形成すると共に該搬入出口(53)を開閉塞する側壁蓋体(54)とから成ることを特徴とする請求項1、又は2記載の蒸し焼き窯。
  4. 前記天面蓋体(6)は天面開口(51)に適合して嵌合すると共に、その上面側を載置物保持可能な器状に形成したことを特徴とする請求項1、2、又は3記載の蒸し焼き窯。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016150874A (ja) * 2015-02-18 2016-08-22 讓 山▲崎▼ 陶芸用の窯

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