JP3240185U - 調理用石窯 - Google Patents

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【課題】調理用石窯において、省エネ性に優れたものとしながら、手間と熟練を要することなく精密な温度管理を実施可能なものとして良好な調理を行えるようにする。【解決手段】内部に調理室2を形成する焼床20bとドーム状の壁体20aが石又は煉瓦のブロック又はピースからなり、壁体20aの正面に調理室2と外部とを連通させる開口部20cが開口しており、調理室2内で燃焼材料又は/及び燃料を燃焼させて加熱調理を行う調理用石窯1Aにおいて、調理室2の内側面には、所定の溶射材料を溶射して皮膜を形成してなる溶射皮膜21を備えている、ことを特徴とするものとした。【選択図】図1

Description

本考案は、石や煉瓦のブロック等を組合せて調理室を形成してなる石窯に関し、殊に、ピザ等の調理対象を遠赤外線でまんべんなく加熱調理するための調理用石窯に関する。
調理用の石窯としては、煉瓦や石をドーム状に積み上げてなるピザ窯が周知であるが、大量の石や煉瓦で覆われた調理室の中で炭や薪等の燃焼材を燃焼させることにより、加熱された石や煉瓦が調理室内に大量の遠赤外線を発して、ピザの表面全体を適度に加熱しながらその内部も充分に加熱することができ、均一で良好な焼き上がりが期待できるものである。
このようなピザ釜は、薪やピザの出し入れ作業及び燃焼材の燃焼状態とピザの焼成状態の目視による確認作業を行いやすくするため、外部から調理室に通じる大きな開口部を設けるのが通常であるが、この開口部を介して調理室の熱気が外部に漏出して温度低下に繋がりやすいこともあって継続的に窯の温度管理を行う必要があることから、その手間多さと薪等の燃焼材のコストが問題となりやすかった。
また、この開口部を介して燃焼用の空気が流入することで燃焼材の燃焼が促進されるものであるが、この開口部の大きさ自体は変更できないことから、空気の流入量を操作して調理室内の燃焼状態や温度を調整することはできない。さらに、ピザ窯は様々な形で様々な表面状態の石や煉瓦をセメントで連結させながら積み上げて作成されるため、その調理室内において遠赤外線が均一に照射されずに部分的に偏りが生じやすいという問題がある。
そのため、ピザ職人は、ピザ窯の開口部を介して燃焼材の燃焼状態やピザの焼成状態を目視で確認しながら、燃焼材の量や燃焼状態を微妙に変更しながら調理温度を精密に調整するとともに、焼床上のピザの配置を精密に調整しているところ、その精密な調整が充分に行えるようになるには、ある程度の熟練が必要とされている。
これに対し、特開2016-220631号公報には、石窯の開口部に水平方向に移動可能な状態で蓋部を配置したものが提案されており、開口部に配置した蓋部の前後位置を調整することで、調理室内への空気の流入量を比較的容易に調整可能とするとともに、調理室内の熱気が外部に漏出しにくい状態を確保可能としている。
しかし、このように開口部に蓋部があることで、今度は調理室内の燃焼材やピザの状態が外部から確認しにくくなるため、精密な調整と管理が困難となりやすい。また、この石窯を含む従来の調理用石窯においては、暖められた石や煉瓦から大量の遠赤外線が外部に漏れるとともに、窯外周面に接した空気に大量の熱が伝導してしまうため、エネルギー効率の点で不利であると言わざるを得ない。また、石や煉瓦で形成された調理室の壁体は煤や汚れが付きやすくそれを綺麗に除去することも容易ではない。そして、上述した問題は、パン焼窯などの他の調理用石窯においても同様である。
特開2016-220631号公報
本考案は、上記のような問題を解決しようとするものであり、調理用石窯において、省エネ性に優れたものとしながら、手間と熟練を要することなく精密な温度管理を実施可能として良好な調理を行えるようにすることを課題とする。
そこで、本考案は、内部に調理室を形成する焼床とドーム状の壁体が石又は煉瓦のブロック又はピースからなり、壁体の正面に調理室と外部とを連通させる開口部が開口しており、調理室内で燃焼材料又は/及び燃料を燃焼させて加熱調理を行う調理用石窯において、その調理室の内側面には、所定の溶射材料を溶射して皮膜を形成してなる溶射皮膜を備えている、ことを特徴とする調理用石窯とした。
このように、調理室の内側面にセラミックス等の溶射材料による溶射被膜を形成したことで、表面に煤や汚れが付きやすくそれを落としにくい石や煉瓦の場合と比べて、煤や汚れが付きにくく付いても除去しやすいことに加え、調理室内側面を遠赤外線照射能に優れたセラミックス等の溶射材料による被膜で均一な状態にすることで調理室内に照射される遠赤外線を均一にできるため、焼床上に複数個配置した調理対象を均一に焼き上げることが容易なものとなる。
また、この調理用石窯において、その調理室の内側面には複数個の温度センサが所定の配置で設けられており、その温度センサが検出した温度データを表示手段に表示させるとともに所定の制御手順を実行する制御手段を備えている、ことを特徴としたものとすれば、調理室内の温度を数値として認識できるようになるため、熟練を要することなく調理温度を精密に管理しやすいものとなるが、この場合、その調理室には火力調整手段を有したガスバーナーが付設されて、温度データを検知している制御手段がそのガスバーナーの火力を制御しながら調理における温度管理を実行可能とされている、ことを特徴としたものとすれば、調理内容に応じて予め制御内容を設定しておくだけで、追い焚き等の調整を行いながら調理室内の精密な温度管理が自動的に行えるものとなる。
さらに、上述した制御手段を備えた調理用石窯において、その調理室の焼床は所定の昇降手段により上下方向の動作が可能とされ、前記制御手段による焼床の高さの自動調整が可能とされている、ことを特徴としたものとすれば、調理対象の高さを変更しながらより精密な温度管理・調理手順を自動的に行えるものとなる。
この場合、その焼床は、円形に形成されているとともに回転駆動手段でレコード盤のような回転動作が可能とされており、回転駆動と上下動の両方を組合せた動作を実行可能とされたものとしても良い。
さらにまた、上述した制御手段を備えた調理用石窯において、その調理室には排気通路を形成する排気管が接続されているとともに、その排気通路には電動式の強制排気手段が配設されており、制御手段による排気量及び導入空気量の自動調整が可能とされている、ことを特徴としたものとすれば、一層精密な燃焼制御と温度管理が実現可能なものとなる。
加えて、上述した調理用石窯において、その開口部には開閉可能な扉が設けられており、その扉板に内外を連通する通気孔が形成されているとともに、その通気孔の開度を調整する通気量調整手段を備えている、ことを特徴としたものとすれば、調理室内の熱気が外部に漏出しにくい状態としながら扉を閉めた状態でも燃焼用空気の導入量を調整しやすいものとなる。
或いは、その開口部にはエアーカーテンを形成するエアーカーテン形成手段が配設されている、ことを特徴としたものとすれば、調理室内を目視にて確認しやすい状態を維持しながら、調理室内の熱気が外部に漏出するのを抑制することができる。
そして、上述した調理用石窯において、その壁体の外側面にはその壁体の厚さ以上の厚さの断熱材層が形成されており、その焼床の裏面にも所定厚さの断熱材層が形成されている、ことを特徴としたものとすれば、調理室の保温性能が格段に高いものとなって、温度管理が容易になるとともに一層省エネ性に優れたものとなる。
また、上述した調理用石窯において、その焼床には調理対象物を載せて手動又は/及びモータ駆動で回転するターンテーブルが焼床の上面と面一の状態で複数基配置されている、ことを特徴としたものとすれば、焼きムラを最小限に抑えながら良好な調理を実施しやすいものとなる。
調理室の内側面に溶射被膜を形成してなる本考案によると、より省エネのものとしながら、手間と熟練を要することなく精密な温度管理を実施可能として良好な調理が行えるものとなる。
本考案における第1の実施の形態である調理用石窯の正面図である。 図1の調理用石窯の縦断面図である。 図2の調理用石窯における調理室の平面図である。 本考案における第2の実施の形態である調理用石窯の縦断面図である。 図1及び図3の調理用石窯に共通して焼床を上下動可能にした変形例の縦断面部分図である。 図1及び図3の調理用石窯に共通して扉の変形例を示す正面部分図である。 図1及び図3の調理窯に共通して焼床にターンテーブルを配置した調理室の変形例の平面図である。
以下に、図面を参照しながら本考案を実施するための形態を説明する。
図1は、本考案における第1の実施の形態である調理用石窯1Aの正面図であり、図2はその縦断面図であり、図3はその調理室2の平面図である。この調理用石窯1Aは、一般的にはピザ窯と呼ばれる中焚窯であり、調理対象としてはピザが最も好適であるが、ピザ以外にパンや焼菓子類など、様々な食品の加熱調理にも適したものである。
斯かる調理用石窯1Aは、図2に示すように窯本体20が箱状に形成された土台部4で所定高さに支持されており、その窯本体20を構成しながら内側に調理室2を形成する平板状の焼床(炉床)20bとドーム状の壁体20aが、煉瓦(耐火煉瓦)のブロック又はピースで構成されており、その調理室2の前部には排気通路50を形成する煙突5が接続され、窯本体20の正面側には、調理室2と外部とを連通させて空気を導入させる開口部20cが開口しており、その開口部20cにはこれを開閉するための扉30が設けられている。
また、調理室2の側壁と頂壁を構成しているドーム状の壁体20aの外側面は、耐熱セメント40の層を介して貼付された複数枚の煉瓦タイル(化粧煉瓦)41で覆われており、調理室2の底壁を構成している焼床20bの裏面にも耐熱セメント40の層が設けられている。これにより、壁体20aのみの場合と比べて窯の外観における意匠性が向上していることに加え、調理室2内の保温性能も向上しており、薪や炭の補充量が少なくても、調理に適した温度を維持しやすいものとしている。
そして、この調理用石窯1Aにおいては、ドーム状の壁体20a及び焼床20bを構成している煉瓦のブロック又はピース及びこれらを接続しているセメントの調理室2内側面を構成している部分の表面に、遠赤外線照射能に優れるとともに高温耐久性及び防汚性に優れたセラミックスを溶射材料として均一に溶射してなる溶射皮膜21が形成されており、この点が本考案における最大の特徴部分となっている。
これにより、表面に煤や汚れが付きやすくそれを落としにくい石や煉瓦と比べて、煤や汚れが付きにくく付いても除去しやすいことに加え、調理室2内側面を遠赤外線照射能に優れた素材で均一な状態に覆ったことにより、調理室2内で照射される遠赤外線が均一の状態に揃いやすくなるため、例えば焼床20b上にピザを複数個配置した場合であっても、特に熟練を要することなく均一に焼き上げることが容易なものとなる。
尚、調理室2の内面側を形成する壁体20aと焼床20bとしては、遠赤外線照射能・保温性に優れたものである限り、耐火煉瓦のブロックやピースのほか、石のブロックやピースであっても良く、溶射皮膜21の溶射材料としては、遠赤外線照射能・高温耐久性・防汚性に優れたものである限り、アルミナやニッケル等の金属類、金属とセラミックスを複合したサーミット、或いは所定の土も使用することができる。
本実施の形態においては、その調理室2の内側面に熱電対等による温度センサ12が所定の配置で複数本設けられているとともに、各温度センサ12が検出した温度データを検知してディスプレイ11に表示させながら各種制御を実行する制御手段100を有した制御盤10を備えている点も特徴となっている。これにより、調理者は調理室2内の温度を具体的な数値として認識できることに加え、予め設定した手順通りに制御手段100が様々な制御を自動的に実行するため、熟練を要することなく調理温度を精密に管理しやすいものとしている。
また、その調理室2には、火力調整手段13を基端側に有したガスバーナー24が焼床20bの周縁側で火炎を調理室2内に向けて噴射するように複数基付設されている(図3参照)とともに、エアーポンプ14から圧送された燃焼用空気を調理室2内に強制的に供給する給気ノズル28が複数基配置されており、前述のように常に温度データを検知している制御手段100が、火力調整手段13とエアーポンプ14を操作して各ガスバーナー24の火力を制御しながら温度管理を実行するようになっている。そのため、調理内容に応じて予め制御内容を設定しておくだけで、薪の燃焼後又は燃焼中にガスによる追い焚きの調整を行いながら調理室2内の精密な温度管理が自動的且つ精密に行われる。
さらに、この制御盤10は、図1に示したように、ディスプレイ11を用いた入力操作が可能であるとともに通信機能も備えており、タブレット端末等の通信端末15との間で情報通信を行えるようになっている。これにより、制御盤10に接続した通信端末15においては、そのディスプレイに制御手段100が検知している各種データを表示できるとともに、そのディスプレイで各種入力操作を行うことも可能である。
加えて、その調理室2には、内側に排気通路を形成する排気管5が接続されているが、その排気通路の途中には電動式の強制排気手段を備えたエアークリーナー8が配設されており、制御手段100による排気量及び吸気量の自動調整が行われるとともに、ミスト等による吸着体を利用した図示しないフィルタ手段で排気中の煤や煙の微粒子を除去するようになっている。このように、強制排気手段で排気制御・強制吸気を行うようにしたことで、一層精密な燃焼管理・温度管理を実現しやすいものとしている。
また、本実施の形態の調理用石窯1Aにおいては、図1に示したように、その開口部20cにこれを開閉操作可能にする扉30が設けられており、その扉板30aには、内部を目視可能にするための耐熱ガラスによる窓31と把持部になる持ち手32が配設されて蝶番33,33で枠体に枢着されており、その窓31の周囲には内外を連通する通気孔35,35,35,35が設けられている。
その通気孔35は、その開度を調整するための電動式の通気量調整手段を有しており、制御手段100がその開度を操作しながら通気量を制御可能であるとともに、調理者も制御盤10のディスプレイ11や通信端末15を介してその開度を操作できるようになっている。このように、調理室2と外部とを連通させる開口部20cに扉30を設けたことにより、調理室2内の熱気が外部に漏出しにくい状態を確保可能となるが、その扉30の通気孔35に通気量調整手段を設けたことで、扉30を閉めた状態でも空気導入量の制御を可能としたものである。
図4は、本考案における第2の実施の形態である調理用石窯1Bを縦断面図で示している。この調理用石窯1Bも基本的な構成と機能は前述した調理用石窯1Aと共通しているが、その調理室2を形成する窯本体20の外側面が耐熱セメント40及び煉瓦タイル41に覆われているのではなく、耐熱性に優れた断熱材39とステンレス等の金属製のケーシング3で覆われている点を特徴としている。
本実施の形態においては、壁体20cの外面を総て覆う断熱材39による断熱材層は、その壁体20cの厚さよりも厚く形成されており、焼床20bの裏面を総て覆う断熱材39による断熱材層は、その焼床の厚さと同等の厚さに形成されている。このように、内部に調理室2を形成している壁体20が断熱材39による断熱材層で覆われていることで、上述した調理用石窯1Aよりも調理室2内の保温性が大幅に向上したものとなっている。
即ち、調理室2内が調理に適した温度にいったん暖まったら、それが低下するまでに長時間を要するものとなるため、使用する薪や炭の量を大幅に抑えられるとともに、追い焚きのためにガスバーナー24を使用する頻度も大きく削減することができ、極めて省エネ性能に優れている。尚、ケーシング3の内側面に、遠赤外線反射シートを貼付したり遠赤外線反射塗料を塗布したりすることで、さらに保温性の向上が期待できる。
図5は、上述した調理用石窯1A,1Bに共通した変形例を示している。この例では、その焼床22が電動式の昇降手段25により上下方向の動作が可能とされており、上述した制御手段100による焼床22の高さの自動調整が可能とされている点を特徴としている。これにより、制御手段100による自動調整又は調理者のマニュアル操作により、調理室2の底面の高さを変更しながら、より精密な調理手順を実行できるようになっている。
この変形例における焼床22は、表面に溶射皮膜22aが形成された煉瓦板22bの底面側に断熱材22cが設けられており、これらが上面の開放した金属製の支持ケース22dに収まった構成となっている。また、この支持ケース22dは、焼床22の上面よりも高い周壁を有しており、調理対象を載せた状態で昇降手段25により昇降動作を行った場合に、調理対象やそれから脱落した破片等を焼床22の側方に落下させないガードとして機能する。
尚、図示は省略するが、焼床22を円形に形成するとともに回転駆動手段でレコード板のように回転させる動作を実行可能なものとしても良く、或いは、回転駆動と上下動の両方を組合せて動作させるようにしても良い。これにより、調理対象における焼床22上の配置位置に応じて加熱状態の偏りが生じるような場合でも、その均一性を実現しやすいものとなる。
図6は、調理用石窯1A,1Bの開口部20cにおいて、その扉30の代わりにエアーカーテン形成手段38を配設した変形例を示している。この例では、開口部20cの下端側に空気を上向きに噴射管38aが配置され、開口部20cの上部側には煙突5側に空気を吸引する吸引口38bが開口しており、噴射管38a上に等間隔で連設した噴射口から噴射された複数条の空気流が、その上方に配置された吸引口38bで吸引されることで、縦向きのエアーカーテンが形成されるようになっている。これにより、調理室2内を目視で確認しやすい状態を維持しながら、調理室2内の熱気が外部に漏出するのを抑制することができる。
図7は、上述した総ての実施の形態に共通した変形例として、ピザ等の調理対象物を載せて手動又は/モータで回転する埋め込み式又は据置式で円形のターンテーブル200,200,200,200,200が、焼床2bの上面と面一の状態になるように所定の配置で設けられた調理室2Bを示している。
これにより、ピザを焼くような場合にガスバーナー24や薪に近接する部分が焦げやすいような状況であっても、そのターンテーブル200にピザを載せてレコード盤のようにゆっくりと回転させることにより、その焼きムラを最小限に抑えることができるため、調理対象の配置をこまめに変更しなくても、良好な調理を実現しやすいものとしている。
以上、述べたように、調理用石窯について、本考案により一層省エネのものとしながら、手間と熟練を要することなく精密な温度管理を実行可能なものとして良好な調理が行えるようになった。
1A,1B 調理用石窯、2,2B 調理室、5 煙突、8 エアークリーナー、10 制御盤、11 ディスプレイ、12 温度センサ、13 火力調整手段、15 通信端末、20 窯本体、20a 壁体、20b,22 焼床、20c 開口部、21,22a 溶射皮膜、24 ガスバーナー、25 昇降手段、30 扉、30a 扉板、35 通気孔、38 エアーカーテン形成手段、39 断熱材、100 制御手段,200 ターンテーブル

Claims (5)

  1. 内部に調理室を形成する焼床とドーム状の壁体が石又は煉瓦のブロック又はピースからなり、前記壁体の正面に前記調理室と外部とを連通させる開口部が開口しており、前記調理室内で燃焼材料又は/及び燃料を燃焼させて加熱調理を行う調理用石窯において、前記調理室の内側面には、所定の溶射材料を溶射して皮膜を形成してなる溶射皮膜を備えている、ことを特徴とする調理用石窯。
  2. 前記調理室の内側面には、複数個の温度センサが所定の配置で設けられており、前記温度センサが検出した温度データを表示手段に表示させるとともに所定の制御手順を実行する制御手段を備えており、且つ、前記調理室には火力調整手段を有したガスバーナーが付設されており、前記温度データを検知している制御手段が、前記ガスバーナーの火力を制御しながら調理における温度管理を実行可能とされている、ことを特徴とする請求項1に記載した調理用石窯。
  3. 前記焼床は、所定の昇降手段により上下方向の動作が可能とされ、前記制御手段による前記焼床の高さの自動調整が可能とされている、ことを特徴とした請求項2に記載した調理用石窯。
  4. 前記焼床は、円形に形成されているとともに回転駆動手段でレコード盤のような回転動作が可能とされており、回転駆動と上下動の両方を組合せた動作を実行可能とされている、ことを特徴とする請求項3に記載した調理用石窯。
  5. 前記焼床には、調理対象物を載せて手動又は/及びモータ駆動で回転するターンテーブルが、前記焼床の上面と面一の状態で複数基配置されている、ことを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載した調理用石窯。
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