JPS5925314Y2 - 焼肉器用ガスバ−ナ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、焼肉器本体の肉、魚、野菜等の調理物を載置
してなる網あるいはスノコ状板体より発生する煙を一度
も室内に放出することなく、床下に埋設した集中排気ダ
クトへと導く強制排気手段を有してなる焼肉器に関する
ものであり、特に本考案にあっては、加熱手段であるガ
スバーナに工夫をこらし空気量を従来のガスバーナに比
較し大量に配合しても、新人のおそれは全くなく、燃費
の節約になるとともに空気量の調整により好適な加熱温
度を与えることができ、かつ肉等の載置板下面の滞留排
気ガスを簡単に除去できる点にも工夫をこらし、調理物
に好適な加熱作用を与えることができる焼肉器における
ガスバーナに関するものである。

焼肉器における調理に際し発生する油煙を一度も室外に
放出することなく焼肉器本体内の排気路へ吸引し、床下
に埋設した強制排気ダクトへと導く手段は既に存在する
が、この種焼肉調理に際しては多大な火力を要すること
から、従来のガス分を多く含むガスバーナ機構では燃費
が著しく無駄になるとともに、調理板上の肉等の調理物
に所要の火力を提供しなければならないことから、炎に
かなりの勢いが要求されるものであるが、従来のガスバ
ーナにあっては炎の勢いが乏しく好適な熱温は提供でき
なかった。

しかしながら空気量を増すことにより炎の勢いを強める
ことはできても、炎の根本部分にて断大してしまうおそ
れがあり、その解決策が待たれた。

本考案はこのような問題点を解消し、燃費の節約になる
とともに、この種焼肉器に適した炎の勢いも与えること
のできる焼肉器用ガスバーナを提供することを目的とす
る。

本考案の構成は、焼肉器本体、該焼肉器本体は内体と外
体からなり、該内体の内方上方部には肉等の調理物を載
置する調理板を係止し、調理板下面には水槽を収納する
とともに、水槽と一定間隔をおいて水槽のガスバーナ炎
対向部に形成した切欠部に向けて炎を噴出するガスバー
ナを水槽両側に配置するとともに、この内体の外周には
間隔を有して上下方開口状の外体を位置せしめ、前記内
体の外周と外体内周間に油煙等の排気流路を形成してな
る焼肉器において、前記ガスバーナには重大用の力゛ス
噴出口と本人の根本方向に炎を噴出する種火用噴出口を
形成し、該種火用噴出口上方には種火か本人方向に噴出
すべくガイド部を取り付けてなることを特徴とする焼肉
器用ガスバーナに関するものであり、これを図面に示す
一実施例に基づいて説明する。

第１図は本考案の焼肉器１の内部構造を示すものであり
、テーブル２に収納されてなる焼肉器１の下方には、集
中排気ダクトへと連通ずる排気部を収納してなるボック
ス３が連接されている。

図中４は焼肉器１本体の内体であり、上方部を開口状と
し下方部には開閉自在の蓋部５を有してなる。

６は水槽であり、長辺部分両側には切欠部６ａが形成さ
れ内体４内周と間隔をおいて位置し、一方向の両側部に
突設した係止部６ｂをテーブル２に形成した焼肉器１収
納部周縁のフレームに係止してなる。

７は肉８等の載置板であり、この載置板７は内体４上方
縁部底面に取り付けしたごとく９に載置されている。

この係止状態は第２図に示す如く、ごとく９上に間隔を
おいて略り字状突起１０を突設し、この突起１０上に載
置されるものであり、突起１０が存在しない個所は載置
板７下面の排気ガスの抜は道となる。

１１はガスバーナであり、水槽６と内体４の間に位置し
てなり水槽６上方に形成したバーナ炎対向部の切欠部６
ａに向い炎を吹き出す。

尚、本考案にあっては燃費を節約し、かつ火力の調節を
自在とするためかなりの量の空気混入ガスであり、噴射
量が力強いので炎の根本部が断火し失火するおそれがな
いよう第３図に示す如く、本人用のガス噴射孔１１ ａ
と本人の根本部に対し常時種火を送る種火用ガス噴射孔
１１ｂが複数個開口されてなり、種火の炎が確実に本人
の根本に向うようガイド１２か゛ガスバーナ上方に取り
付けられている。

１３は焼肉器本体１の外体であり、上下方開口状として
なり内体４の件周に一定間隔をおいて位置し、上方部は
内体４の上方部とほぼ平行状態に位置するとともに、内
体４外周と外体１３内周の間隔は調理物８より発生する
油煙の排気路１４として使用される。

１５は自動洗浄ノズルであり排気路１４の上方部−側に
位置し、必要に応じて水を噴射流入し油あるいはやけく
ず等のゴミが耐着する排気路１４を清浄化するものであ
る。

１６は外体１３底部の開口部に介在するやけくず等の比
較的大きなゴミを取り除くためのメツシュである。

１７は外体１３下方部のメッシュ１６対向部に形成され
た水抜きである。

１８は強制排気ダクトへと連通ずる排気筒の開口部であ
り、外体１３下方部に連接されてなるボックス２内に開
口されている。

１９はフィルターであり、メツシュ１６にてゴミを除去
された油を含む水から油分を除去し、下方の水槽２０へ
と落下される。

この水槽２０の水はポンプ２２により再び自動洗浄ノズ
ル１５へと循環されるものである。

２１はテーブル２の焼肉器本体１収納嵌入個所周縁に取
り付けられたフレームである。

このフレーム２１は載置板７」二に飛散する油分等も全
て排気路１４内に案内し吸入させるべく下縁部を排気路
１４内に向けて突出形成している。

上記構成に係る本考案によれば、バーナはガス分を節約
できることから燃費の節約ともなり、また火力を勢いよ
く載置板−モの調理物に与えるためにかなりの量の空気
を使用するが、炎に勢いがあるため炎根本部が断火して
しまい失火するという危険性を、本大部根本に常時炎を
送るガイドを有してなる種火部を設けたことにより、断
火するおそれは全くなく燃費を節約しつつしかも調理板
上の調理物に勢いよく所要の加熱作用を与えることがで
きるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の焼肉器の内部構造を示す断面図、第２
図は本考案の焼肉器に使用されるガイドバーナ取付部分
を示す概略断面図、第３図は本考案の焼肉器用ガスバー
ナを示す概略断面図である。 １・・・・・・焼肉器、４・・・・・・内体、６・・・
・・・水槽、７・・・・・・載置板、８・・・・・・肉
、１１・・・・・・ガスバーナ、１１ ａ・・・・・・
本人用のガス噴出孔、１１ ｂ・・・・・・種火用ガス
噴出孔、１２・・・・・・ガイド、１３・・・・・・外
体、１４・・・・・・排気路、１５・・・・・・自動洗
浄ノズル、１６・・・・・・メツシュ、１９・・・・・
・フィルター、２０・・・・・・水槽、２１・・・・・
・フレーム。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 焼肉器本体、該焼肉器本体は内体と外体からなり、該内
   体の内方上方部には肉等の調理物を載置する調理板を係
   止し、調理板下面には水槽を収納するとともに、水槽と
   一定間隔をおいて水槽のガスバーナ炎対向部に形成した
   切欠部に向けて炎を噴出するガスバーナを水槽両側に配
   置するとともに、この内体の外周には間隔を有して上下
   方開口状の外体を位置せしめ、前記内体の外周と外体内
   周間に油煙等の排気流路を形成してなる焼肉器において
   、前記ガスバーナには重大用のガス噴出口と本人の根本
   方向に炎を噴出する種火用噴出口を形成し、該種火用噴
   出口上方には種火が本人方向に噴出すべくガイド部を取
   り付けてなることを特徴とする焼肉器用ガスバーナ。