JP7038276B2 - 厨房装置 - Google Patents

厨房装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7038276B2
JP7038276B2 JP2018006050A JP2018006050A JP7038276B2 JP 7038276 B2 JP7038276 B2 JP 7038276B2 JP 2018006050 A JP2018006050 A JP 2018006050A JP 2018006050 A JP2018006050 A JP 2018006050A JP 7038276 B2 JP7038276 B2 JP 7038276B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
counter
cabinet
kitchen
kitchen device
cooking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018006050A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019122641A (ja
Inventor
裕史 高崎
拓也 大前
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2018006050A priority Critical patent/JP7038276B2/ja
Publication of JP2019122641A publication Critical patent/JP2019122641A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7038276B2 publication Critical patent/JP7038276B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)

Description

本発明は、シンクと加熱調理器とを有する厨房装置に関する。
従来、シンクと加熱調理器とを有する厨房装置であって、カウンタの加熱調理器を有する側を食卓等のようなテーブルとしても使用可能とした厨房装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に係る対面式厨房装置は、シンクを有する側のカウンタ下部にキャビネットを備え、加熱調理器を有する側のカウンタの端部には脚部を備えている。そして、脚部とキャビネットとの間の空間は全体として、脚入れ可能なスペースとなっている。椅子に座る使用者は、このスペースに膝等を入れることができるため、カウンタの加熱調理器を有する側をテーブルとしても使用することができる。
特開2017-140352号公報
しかしながら、上記のような厨房装置では、脚部とキャビネットとの間の空間は全体が脚入れ可能なスペースとなっているため、調理器具等の収納スペースが十分でない場合があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものである。その目的は、テーブルとして使いやすく、且つ、十分な収納スペースを有する厨房装置を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明に係る厨房装置は、シンクと加熱調理器とが設けられたカウンタを有する厨房装置であって、前記カウンタは、前記シンクが設けられている側の第1部分と、前記加熱調理器が設けられている側の第2部分とを有し、前記第1部分と前記第2部分とは、前記カウンタの長手方向に並んで設けられ、前記第1部分には、前記シンクを収納し、前記カウンタを下から支持する第1キャビネットが設けられ、前記第1キャビネットの前後方向の長さは、前記第1部分の前後方向の長さと略一致し、前記第2部分には、前記カウンタを下から支持する第2キャビネットが設けられ、前記第2部分の下方には、前記第2キャビネットと隣り合うように、人の脚を入れることのできる脚入れスペースが設けられ、前記第2キャビネットは、前記カウンタの短手方向の略中央において、前記カウンタを支持するように設けられており、前記脚入れスペースは、前記カウンタの長手方向に沿った端縁の双方の下方において開口している。
本発明に係る厨房装置は、テーブルとして使いやすく、且つ、十分な収納スペースを有する。
実施の形態1に係る厨房装置の前側からの概略的な斜視図 実施の形態1に係る厨房装置の概略的な断面図 実施の形態1に係る厨房装置の第2キャビネットの抽斗を取り出した状態における後側からの概略的な斜視図 実施の形態1に係る厨房装置のテーブルとして使用している状態を模式的に示した断面図 加熱調理器の変形例の一例を示す概略的な上面図 変形例に係る加熱調理器を備える厨房装置の概略的な断面図 実施の形態2に係る厨房装置の前側からの概略的な斜視図 実施の形態2に係る厨房装置の概略的な断面図 他の実施の形態に係る厨房装置の前側からの概略的な斜視図
以下では、実施の形態に係る厨房装置について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の一例を示すものであって、数値、構成要素、素材等についても一例に過ぎず、本発明を限定する趣旨のものではない。
また、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成については、同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化することがある。
また、以下の説明において、厨房装置の前後については、キッチン側に立った調理者からの視点で定義している。つまり、厨房装置の「前側」とは、ダイニング側のことであり、図1と図7と図9の手前側のことである。逆に、厨房装置の「後側」とは、キッチン側のことであり、図1と図7と図9の奥側のことである。
(実施の形態1)
以下では、図1~6を用いて実施の形態1に係る厨房装置1について説明する。図1は、実施の形態1に係る厨房装置の前側からの概略的な斜視図である。図2は、実施の形態1に係る厨房装置の概略的な断面図である。図3は、実施の形態1に係る厨房装置の第2キャビネットの抽斗を取り出した状態における後側からの概略的な斜視図である。図4は、実施の形態1に係る厨房装置のテーブルとして使用している状態を模式的に示した断面図である。図5は、加熱調理器の変形例の一例を示す概略的な上面図である。図6は、変形例に係る加熱調理器を備える厨房装置の概略的な断面図である。
[構成]
実施の形態1に係る厨房装置1は、調理者が調理を行うたのものであり、例えば、システムキッチンである。実施の形態1においては、厨房装置1として、その前面と後面と側面とが壁に接していない、いわゆるアイランド型のシステムキッチンを例に説明を行う。もちろん、前面と後面と側面のうちの一部(例えば、シンク側の側面)が壁に接している、いわゆるペニンシュラ型の対面式キッチン等としても、本発明を実施することができる。
厨房装置1は、シンク2と、加熱調理器3と、カウンタ4と、第1キャビネット5と、第2キャビネット6と、脚入れスペース7と、脚部8と、を備える。シンク2と加熱調理器3とは、カウンタ4に設けられている。
カウンタ4は、シンク2が設けられている側の第1部分41と、加熱調理器3が設けられている側の第2部分42とを備える。第1部分41と第2部分42とは、カウンタ4の長手方向に沿って並んで設けられている。
第1部分41の下側には、カウンタ4を下から支持する第1キャビネット5が設けられている。シンク2の下部分及びシンク2に接続された排水管は、第1キャビネット5に収容されている。
第2部分42の下側には、カウンタ4を下から支持する第2キャビネット6が設けられている。また、第2部分42の下側には、第2キャビネット6と隣り合った脚入れスペース7が設けられている。脚入れスペース7は、厨房装置1をテーブルとして使用するときに、使用者が椅子に座った状態で膝や脚を入れることができるスペースである。
カウンタ4の長手方向の端部であって、第2部分42側の端部には、脚部8が設けられている。脚部8は、カウンタ4の長手方向の端縁付近に設けられた部材であり、カウンタ4を下から支持する。脚部8によってカウンタ4の端部を下から支持することによって、厨房装置1の強度を確保することができる。
以下においては、厨房装置1のそれぞれの構成要素について、より詳細に説明する。
[シンク]
使用者は、シンク2を用いることで、手や食器や食材等の洗浄等を行うことができる。シンク2は、給水口や蛇口や排水口等を備える。使用者は、蛇口を捻ることで、給水口から生活用水や飲用水を得ることができる。排水口は、シンク2の底面に設けられ、第1キャビネット5内の排水管へと繋がっている。シンク2で使用された後の水は、排水口から排水管を通って外部に排水される。
シンク2は、上面を開口した箱型或いは器型の形状をしている。シンク2は、例えば、ステンレスや人口大理石や耐熱性樹脂等の素材から形成される。シンク2は、カウンタ4の第1部分41に開口したシンク設置用の穴に設置される。シンク2の下部分及びシンク2の排水口に接続された排水管は、第1キャビネット5の上面に開口した穴に収納される。
ここで、実施の形態1において、シンク2は、カウンタ4とは別体として形成し、カウンタ4の第1部分41の開口穴に設置する構成としているが、シンク2の形成方法はこれに限定されない。例えば、シンク2とカウンタ4とに同じ素材(例えば、耐熱性樹脂等)を用いて、シンク2とカウンタ4とを一体に形成しても良い。
[加熱調理器]
使用者は、加熱調理器3を用いることで、フライパンや鍋等の調理器具内の具材を煮たり炒めたりする等の加熱調理を行うことができる。実施の形態1において、加熱調理器3は、電磁誘導によるジュール熱を用いて加熱を行う電磁加熱調理器であるIH調理器を用いている。
加熱調理器3は、加熱部31と、加熱操作部32と、を備える。加熱部31は、その上面に配置された鍋やフライパンややかん等の調理器具を加熱する部分である。加熱部31は、その上面の下にコイルを備えている。そのコイルに電流を流すことで生じる磁力によって、鍋等の調理器具に渦電流が生じ、その渦電流によるジュール熱が発生し、調理器具が加熱される。
実施の形態1において、加熱部31は、カウンタ4の長手方向に沿って4つ設けられている。また、4つの加熱部31の全ては、カウンタ4の短手方向の略中央に配置している。ここで、略中央とは、加熱部31の中心がカウンタ4の短手方向の中心付近にあり、加熱部31の中心とカウンタ4の短手方向の中心との距離が5cm以内のことを意味する。
なお、実施の形態1において、加熱部31は4つ設けられているが、加熱部31の数は、2つや3つや5つであってもよいし、或いは、加熱部31は1つのみ設けられていても
よい。また、実施の形態1において、4つの加熱部31の全てが、カウンタ4の短手方向の略中央に配置されているが、加熱部31が複数ある場合は、少なくとも1つの加熱部31がカウンタ4の短手方向の略中央に位置していればよい。
カウンタ4の短手方向の略中央に加熱部31が位置していれば、厨房装置1の前側(ダイニング側)からは、厨房装置1をテーブルとして使用している際に、その加熱部31に置かれている鍋等の調理器具内の料理を簡単に取ることができる。
一方で、カウンタ4の短手方向の略中央に加熱部31が位置していれば、厨房装置1の後側(キッチン側)からは、調理の際は、その加熱部31を用いて調理を簡単に行うことができる。さらに、厨房装置1をテーブルとして使用している際は、その加熱部31に置かれている鍋等の調理器具内の料理を簡単に取ることができる。
さらに、加熱部31の少なくとも1つは、脚入れスペース7の開口部との水平方向の距離が40cm以内であることが好ましい。平均的な大人が腕を伸ばした長さはおおよそ40cm以上であるため、加熱部31の少なくとも1つは、脚入れスペース7の開口部との水平方向の距離が40cm以内であれば、その加熱部31に置かれている鍋等の調理器具内の料理をより簡単に取ることができる。
使用者は、加熱操作部32を操作することによって加熱調理器3を操作することができる。より具体的には、使用者は、加熱操作部32を操作することによって、それぞれの加熱部31の、加熱処理を開始と停止や加熱温度や加熱モードやタイマの設定を行うことができる。
加熱操作部32は、例えば、複数のボタンを有し、使用者がそのボタンを押下することで加熱調理器3の操作を行うことができる。なお、加熱操作部32はタッチパネル式の入力部を備え、使用者がそのタッチパネルを操作することで加熱調理器3の操作を行う構成としてもよい。
実施の形態1において、加熱操作部32は、厨房装置1に収納された状態と、厨房装置1から引き出された状態との間で、スライド可能に設置されている。例えば、図1においては、加熱操作部32は、引き出された状態である。一方で、図2においては、加熱操作部32は、収納された状態である。
使用者においては、調理をしているときは、加熱操作部32を引き出した状態で使用することができる。一方、厨房装置1をテーブルとして使用する場合等の調理をしていないときは、加熱操作部32を収納状態にすることで、加熱操作部32が食事等の邪魔にならず、また、誤って加熱操作部32を操作してしまうことを防止できる。
実施の形態1において、加熱調理器3は、それぞれの加熱部31の加熱温度を、弱火から強火まで数段階(例えば、5段階や7段階)に設定可能である。なお、それぞれの加熱部31の加熱温度については、数値で設定できるような構成としてもよい。また、加熱調理器3の加熱モードとしては、例えば、通常加熱モードやてんぷらモード等がある。
加熱調理器3は、カウンタ4の第2部分42に開口した穴に設置される。実施の形態1において、設置時における加熱調理器3の上面の高さは、カウンタ4の上面よりも低くなっており、加熱調理器3の上部にガラス天板34が設けられている。設置時において、ガラス天板34の上面とカウンタ4の上面とは、略面一になっていることが好ましい。
ガラス天板34の上面を含むカウンタ4の上面、つまり、カウンタ4の第2部分42の
上面が略面一になっていることで、カウンタ4の上面をテーブルとして使用する際に段差がなく使いやすいものとなる。ここで、略面一とは、ガラス天板34の上面とカウンタ4の上面とが、2mm~3mm程度の高さの違いがあるものを含む。
厨房装置1において、カウンタ4の加熱調理器3を有する部分の下側には、脚入れスペース7が設けられている。そのため、脚入れスペース7の部分で加熱調理器3の下部が露出してしまい、意匠的に好ましくない場合がある。
故に、加熱調理器3の下側であって、少なくとも脚入れスペース7がある部分には、加熱調理器3の下部を覆う隠し板91が設けられていることが好ましい。隠し板91によって、加熱調理器3の下部を外側から見えなくすることで、厨房装置1の意匠性が損なわれることを抑制することができる。
加熱調理器3は、隠し板91やカウンタ4の下面等によって形成された調理器収納空間92内に収納される。調理器収納空間92は、第2キャビネット6内の空間の一部と接続し、また、脚部8と接続している。
一般的に、IH調理器のような加熱調理器3においては、その上面に加熱調理器3で生じた熱を温かい空気として排熱するための排気口が設けられている。また、加熱調理器3に温められていない空気を供給するために、吸気口と、空気の流れを作るファンとが設けられている。
厨房装置1のように、加熱調理器3を有する部分のカウンタ4の上面をテーブルとしても使用したい場合、加熱調理器3の上面に排気口が設けられていると、使用者の手や腕等に排気口からの熱風があたるおそれがある。そのため、実施の形態1に係る厨房装置1においては、排気口は、脚部8の下部に設けられている。
脚部8の下部は、下端から3cm~5cm程度の蹴込となっており、その蹴込部分において、下方向に向けて温かい空気を排気するための排気口が設けられている。この場合、脚部8の内部には、排気管の役目をする空間が設けられている。この排気管は、排気口と調理器収納空間92とを繋いでいる。
この排気管を通って、加熱調理器3で生じた熱によって温められた調理器収納空間92内の空気が排気口に導かれ、排気口から排出される。実施の形態1において、排気口からの排気を促進するためのファンは、排気管内に設置され、調理器収納空間92内の空気を引き込むように動作する。なお、ファンの位置については、調理器収納空間92内に設けられていてもよい。この場合、ファンは、調理器収納空間92内の空気を排気管に向けて押し出すように動作する。
上述した通り、調理器収納空間92は、第2キャビネット6内の空間の一部と繋がっている。そのため、第2キャビネット6のその空間を通って、新鮮な空気が調理器収納空間92へと供給される。なお、吸気口については、加熱調理器3の上面に設けてもよい。その場合は、調理器収納空間92と第2キャビネット6内の空間の一部とが繋がっている必要はなくなる。
上記のように排気口が、脚部8の下部の蹴込部分に設けられていることで、排気口が使用者の目に付き難く、厨房装置1の意匠性が損なわれるのを抑制することができる。なお、排気口については、第2キャビネット6の下部であって、脚入れスペース7側に設けた場合にも、上記と同様の効果を得ることができる。この場合、排気管は第2キャビネット6内に設けられる。
[カウンタ]
カウンタ4は、厨房装置1の上面に設けられた、板状の部材である。カウンタ4には、シンク2と加熱調理器3とが設けられている。カウンタ4は、例えば、木材や金属や樹脂や人口大理石等から形成することができる。なお、カウンタ4については、耐熱性を考慮して構成されることが好ましい。熱くなった鍋やフライパン等の調理器具をそのまま、カウンタ4の上面に載置することができるようになるためである。
なお、耐熱性を考慮した構成としては、例えば、カウンタ4を木材で形成した場合、耐熱性樹脂等で表面コーティングする構成や、カウンタ4を樹脂で形成する場合は、耐熱性樹脂を用いる構成等、さまざまな耐熱性向上の構成を採用することができる。
また、カウンタ4には、その上面に耐衝撃性と耐熱性の高いガラス等で構成された化粧板が設けられたり、その表面が塗装されていたり等、種々の装飾が施されたものを用いてもよい。
カウンタ4には、第1部分41と第2部分42とに、それぞれ1つずつ開口を有しており、第1部分41の開口にはシンク2が、第2部分42の開口には加熱調理器3が設置されている。
また、カウンタ4は、第1キャビネット5と、第2キャビネット6と、脚部8とによって下から支持されている。第1キャビネット5はカウンタ4の第1部分41の下側を支持しており、第2キャビネット6はカウンタ4の第2部分42の下側の一部を支持している。また、脚部8は、カウンタ4の長手方向の端部であって第2部分42側の端部を下から支持する板状の部材である。
なお、カウンタ4は、その内部或いは下面にステンレス鋼等の金属からなる補強部材が設けられていてもよい。補強部材が設けられていれば、カウンタ4の強度を向上させることができる。また、カウンタ4は、1つの素材から形成されたものに限定されず、複数の素材が板状となるように積層された構成とすることもできる。
また、カウンタ4の下面に、4~7cm程度の抽斗が設けられていてもよい。例えば、この抽斗は、脚入れスペース7がある部分にのみ設けられてもよいし、又は、カウンタ4の前側と後側の両方の端縁に沿って設けられてもよい。使用者は、この抽斗に箸やスプーンやフォークや串等の調理や食事に使う物等を収納することができる。カウンタ4が収納空間である抽斗を設けていれば、収納スペースをさらに確保することができる。
[第1キャビネット]
第1キャビネット5は、カウンタ4の第1部分41の下側を支持する筐体である。使用者は、第1キャビネット5の内部に、鍋やフライパンや包丁やまな板等の様々な調理器具や、塩や油や胡椒等の調味料等、調理に使用するための物等を収納することができる。また、第1キャビネット5に食洗機等の電気器具を搭載することもできる。
第1キャビネット5の前後方向の長さは、カウンタ4の前後方向の長さと略一致する。ここで、略一致とは、第1キャビネット5の前後方向の長さよりカウンタ4の前後方向の長さの方が3~8cm程度長い場合も含む。この構成により、第1キャビネット5に広い収納空間を確保することができる。
また、第1キャビネット5の幅方向の長さは、カウンタ4の第1部分41の幅方向の長さと略一致する。ここで、略一致とは、第1キャビネット5の幅方向の長さよりカウンタ
4の幅方向の長さの方が2~5cm程度長い場合も含む。また、幅方向とは、カウンタ4の長手方向のことである。この構成により、第1キャビネット5に広い収納空間を確保することができる。
第1キャビネット5には、上述の通り、調理器具や調味料等の調理に使用する物等を収納するための抽斗が設けられている。使用者は、抽斗を開閉することで、収納空間から調理器具等を取り出すことができる。なお、第1キャビネット5は抽斗を備える構成だけでなく、例えば、開き戸や引き戸等を開閉することで、収納空間から調理器具等を取り出すことができる構成を採用してもよい。
実施の形態1において、第1キャビネット5には、6つの抽斗が設けられている。それぞれの抽斗の前面上端部には、指や手を引っ掛けることのできる凹部が設けられている。使用者は、この凹部に指や手を引っ掛けながら抽斗の開閉を行うことができる。この凹部は、抽斗前面の上端部において下側に凹んでいることが好ましい。指先を下に向けた状態で抽斗の開閉が行えるため、自然な体勢で抽斗の開閉を行うことができる。
なお、抽斗の開閉方法としては、上記のような指等を引っ掛けるための凹部を設ける方法に限定されない。例えば、手で掴める把手を設けて、その把手を掴みながら抽斗の開閉を行う方法を用いてもよい。
また、第1キャビネット5が有する抽斗の数は、6つに限定されない。第1キャビネット5が有する抽斗の数は、例えば、4つや8つ等、適宜に設定可能である。
第1キャビネット5の上面は開口している。その開口部分の空間は、シンク2の下部分が収納されるシンク収納空間となっている。また、第1キャビネット5の内部には、シンク2の下部分に加え、シンク2の排水口に繋がった排水管が収納されている。
実施の形態1において、第1キャビネット5の抽斗は、厨房装置1の後側(キッチン側)と前側(ダイニング側)との双方から開閉可能となっている。しかしながら、第1キャビネット5の抽斗は、厨房装置1の後側(キッチン側)のみから開閉可能としてもよいし、或いは、厨房装置1の前側(ダイニング側)のみから開閉可能としてもよい。
[第2キャビネット]
第2キャビネット6は、カウンタ4の第2部分42の下側を支持する筐体である。使用者は、第2キャビネット6の内部に、鍋やフライパンや包丁やまな板等の様々な調理器具や、塩や油や胡椒等の調味料等、調理に使用するための物等を収納することができる。
第2キャビネット6には、上述の通り、調理器具や調味料等の調理に使用する物等を収納するための抽斗62が設けられている。使用者は、抽斗62を開閉することで、収納空間から調理器具等を取り出すことができる。なお、第2キャビネット6は抽斗62を備える構成だけでなく、例えば、開き戸や引き戸等を開閉することで、収納空間から調理器具等を取り出すことができる構成を採用してもよい。
実施の形態1において、第2キャビネット6には、2つの抽斗62が設けられている。それぞれの抽斗62の前面上端部には、指や手を引っ掛けることのできる凹部が設けられている。使用者は、この凹部に指や手を引っ掛けながら抽斗62の開閉を行うことができる。この凹部は、抽斗62前面の上端部において下側に凹んでいることが好ましい。指先を下に向けた状態で抽斗62の開閉が行えるため、自然な体勢で抽斗62の開閉を行うことができる。
なお、抽斗62の開閉方法としては、上記のような指等を引っ掛けるための凹部を設ける方法に限定されない。例えば、手で掴める把手を設けて、その把手を掴みながら抽斗62の開閉を行う方法を用いてもよい。
また、第2キャビネット6が有する抽斗62の数は、2つに限定されない。第2キャビネット6が有する抽斗62の数は、例えば、3つや4つ等、適宜に設定可能である。
実施の形態1において、第2キャビネット6は、カウンタ4の短手方向の後側端縁に沿って設けられている。また、第2キャビネット6の幅方向の長さは、脚部8から第1キャビネット5までの長さと略一致する。また、第2キャビネット6の前側板63は、カウンタ4の下面の短手方向の中央部付近に接続されている。それ故、第2キャビネット6は、カウンタ4の第2部分42の下の空間の後側の約半分を占めている。
また、第2部分42の下の第2キャビネット6が占めていない部分は、脚入れスペース7となっている。つまり、カウンタ4の第2部分42の下の空間の前側の約半分については、脚入れスペース7となっている。
ここで、特許文献1のように加熱調理器3の下側のすべてが脚入れ可能な空間となっている場合には、カウンタ4の加熱調理器3を有する部分を支持するものがないため、厨房装置1の強度が低下するおそれがある。それ故、上述のようにカウンタ4の加熱調理器3がある部分に第2キャビネット6が設けられていることで、厨房装置1の強度を確保することができる。
なお、後述するが脚入れスペース7は、その開口部から20cm以上の空間を有していることが好ましい。そのため、第2キャビネット6の前側板63と、カウンタ4の短手方向の前側端縁との水平方向の長さは20cm以上であることが好ましい。
それゆえ、収納スペース確保の観点からは、第2キャビネット6の前側板63と、カウンタ4の短手方向の前側端縁との水平方向の長さは20cm以上であることが好ましい。
また、厨房装置1の強度の観点からは、第2キャビネット6は、カウンタ4の第2部分42の下側の空間の40%程度以上を占めていることが好ましい。
上述の通り、第2キャビネット6は、2つの抽斗62を有し、つまり、2つの収納空間を有する。ここで、第2キャビネット6の幅方向と略一致する棚板61が、これら2つの収納空間を仕切るように、第2キャビネット6内に設けられていることが好ましい。棚板61が設けられていることで、厨房装置1の強度を向上させることができる。
特に、棚板61は、脚部8と第1キャビネット5に固定されていることがより好ましい。厨房装置1の強度を、さらに向上させることができる。
実施の形態1において、第2キャビネット6の抽斗62は、厨房装置1の後側(キッチン側)からのみ開閉可能となっている。しかしながら、第2キャビネット6の抽斗62は、厨房装置1の前側(ダイニング側)のみから開閉可能としてもよいし、或いは、厨房装置1の前側(ダイニング側)と後側(キッチン側)の双方から開閉可能としてもよい。
[脚入れスペース]
脚入れスペース7は、人の脚を入れることができるスペースのことである。図4に示すように、厨房装置1をテーブルとして使用する場合に、椅子に座った使用者は、膝等を脚入れスペース7に入れることで、椅子に座りやすく、厨房装置1をテーブルとして快適に
しようすることができる。
なお、図4に示すように、脚入れスペース7が開口していない側においても、使用者が椅子に座って、厨房装置1をテーブルとして使用してもかまわない。この場合、脚が比較的長い椅子を用いれば、使用者が座りやすくなる。
脚入れスペース7は、第2キャビネット6に隣り合って設けられている。実施の形態1において、脚入れスペース7は、上述の通り、カウンタ4の第2部分42の短手方向の前側端縁の下側に開口している。実施の形態1において、脚入れスペース7は、カウンタ4の第2部分42の下側の空間の約半分を占めている。
ここで、上述の通り、脚入れスペース7は、カウンタ4の第2部分42の下側の空間の約半分を占める構成に限定されない。脚入れスペース7が占めるカウンタ4の第2部分42の下側の空間の割合は、使用者が脚を入れやすいスペースを確保できる範囲で、適宜に設計可能である。
なお、人は椅子を備えたテーブル等を使用する際に、椅子に座ってテーブルの下に膝等を20cm程度以上入れることができれば、テーブルを快適に使用することができる。故に、脚入れスペース7は、カウンタ4の端縁から水平方向に20cm以上のスペースであることが好ましい。
また、使用者においては、収納スペースを確保するために、脚入れスペース7の膝等を入れない下部分に、小型のキャビネット等をおいてもかまわない。
[変形例]
ここで、加熱調理器3の変形例である加熱調理器3Aを備える厨房装置1について、図5の斜視図及び図6の断面図を用いて説明する。
実施の形態1において、加熱調理器3の加熱部31の全ては、カウンタ4の短手方向の略中央位置し、カウンタ4の長手方向に沿って並んで設けられていた。ここで、変形例である加熱調理器3Aでは、加熱部31は、カウンタ4の長手方向に沿って並んで設けられてはいない。
加熱調理器3Aは、3つの加熱部31Aを有し、3つの加熱部31Aが三角形のそれぞれの頂点をなすように配置されている。そして、3つのうち1つの加熱部31Aのみが、カウンタ4の短手方向の略中央に配置されている。残りの2つの加熱部31Aは、カウンタ4の短手方向の中央より後側(キッチン側)によって配置されている。
また、変形例に係る加熱調理器3A本体については、カウンタ4の短手方向の中央より後側(キッチン側)によって設けられている。また、加熱操作部32Aについては、加熱調理器3Aの上面であって、カウンタ4の後側(キッチン側)に設けられている。
上述のような変形例に係る加熱調理器3Aを備える厨房装置1においては、厨房装置1の前側(ダイニング側)から使用しやすい加熱部31Aは1少なくなるが、厨房装置1の後側(キッチン側)よりの加熱部31Aを備えるため、調理を行いやすくなる。
[実施の形態に係る厨房装置の効果等]
ここで、あらためて、実施の形態1に係る厨房装置1の要点について説明する。
実施の形態1に係る厨房装置1は、シンク2と加熱調理器3とが設けられたカウンタ4
を有する。そして、カウンタ4は、シンク2が設けられている側の第1部分41と、加熱調理器3が設けられている側の第2部分42とを有する。第1部分41と第2部分42とは、カウンタ4の長手方向に並んで設けられている。第1部分41には、シンク2を収納し、カウンタ4を下から支持する第1キャビネット5が設けられている。第1キャビネット5の前後方向の長さは、第1部分41の前後方向の長さと略一致している。第2部分42には、カウンタ4を下から支持する第2キャビネット6が設けられている。第2部分42の下方には、第2キャビネット6と隣り合うように、人の脚を入れることのできる脚入れスペース7が設けられている。
上記構成を有する厨房装置1は、テーブルとして使いやすく、且つ、十分な収納スペースを有する。
また、実施の形態1に係る厨房装置1は、加熱調理器3の加熱部31の少なくとも1つは、カウンタ4の短手方向における略中央に位置することが好ましい。
上記構成により、厨房装置1の後側(キッチン側)からは、調理の際は、その加熱部31を用いて調理を簡単に行うことができる。さらに、厨房装置1をテーブルとして使用している際は、その加熱部31に置かれている鍋等の調理器具内の料理を簡単に取ることができる。
また、実施の形態1に係る厨房装置1は、脚入れスペース7の開口部は、カウンタ4の短手方向における略中央に位置する加熱部31から、水平方向で40cm以内に位置することが好ましい。
平均的な大人が腕を伸ばした長さはおおよそ40cm以上であるため、上記構成により、その加熱部31に置かれている鍋等の調理器具内の料理をより簡単に取ることができる。
また、実施の形態1に係る厨房装置1は、カウンタ4の第2部分42側の端部には、カウンタ4を下から支持する脚部8が設けられていることが好ましい。
上記構成により、脚部8によってカウンタ4の端部を下から支持することによって、厨房装置1の強度を確保することができる。
また、実施の形態1に係る厨房装置1は、第2キャビネット6のカウンタ4の長手方向における長さは、脚部8と第1キャビネット5との間の長さと略一致していることが好ましい。
上記構成により、カウンタ4の加熱調理器3がある部分に第2キャビネット6が設けられていることで、厨房装置1の強度を確保することができる。
また、実施の形態1に係る厨房装置1は、第2キャビネット6の内部には、脚部8及び第1キャビネット5に固定された棚板61が、脚部8から第1キャビネット5にわたって設けられていることが好ましい。
上記構成により、棚板61が設けられていることで、厨房装置1の強度を向上させることができる。
また、実施の形態1に係る厨房装置1は、第2キャビネット6は、カウンタ4の長手方向に沿った端縁のうちいずれか一方の端縁に沿って設けられ、脚入れスペース7は、他方
の端縁の下方において開口していることが好ましい。ここで、他方の端縁とは、第2キャビネット6が設けられていない側のカウンタ4の長手方向に沿った端縁のことである。
上記構成により、カウンタ4の加熱調理器3がある部分に第2キャビネット6が設けられていることで、厨房装置1の強度を確保することができる。
(実施の形態2)
以下では、図7及び8を用いて、本発明の実施の形態2について説明する。図7は、実施の形態2に係る厨房装置の前側からの概略的な斜視図である。また、図8は、実施の形態2に係る厨房装置の概略的な断面図である。
実施の形態2に係る厨房装置1Aは、大きくは、第2キャビネット6Aが設けられている位置が、実施の形態1に係る厨房装置1とは異なる。以下の説明では、実施の形態1での説明との重複部分については、説明を省略或いは簡略化する。また、実施の形態1と同様の構成については、同じ符号を付して説明する。
[構成]
実施の形態2に係る厨房装置1Aは、第2キャビネット6Aの位置が、実施の形態1の第2キャビネット6の位置と異なる点、及び、加熱操作部32を2つ有する点で、実施の形態1に係る厨房装置1とは異なる。
厨房装置1Aにおいて、第2キャビネット6Aは、カウンタ4の第2部分42の下側の略中央部に設けられている。ここで、略中央部とは、第2キャビネット6Aの前後方向の中心と、カウンタ4の前後方向の中央との距離が5cm以下のことである。
また、第2キャビネット6Aは、幅方向の長さは、脚部8から第1キャビネット5までの長さと略一致する。そして、カウンタ4の第2部分42の下側であって、第2キャビネット6Aの前後方向の両側には、それぞれ1つずつ、脚入れスペース7Aが設けられている。
ここで、実施の形態2において、第2キャビネット6Aは、カウンタ4の第2部分42の下側の空間の約半分を占めている。そして、カウンタ4の第2部分42の下側の空間の約半分に、2つに略同体積の脚入れスペース7Aが設けられている。
なお、2つの脚入れスペース7Aは、同じ体積でなくてもよい。例えば、厨房装置1Aの後側(キッチン側)の脚入れスペース7Aの方が、厨房装置1Aの前側(ダイニング側)の脚入れスペース7Aよりも小さくてもよい。また、厨房装置1Aの後側(キッチン側)の脚入れスペース7Aの方が、厨房装置1Aの前側(ダイニング側)の脚入れスペース7Aよりも大きくてもよい。
なお、脚入れスペース7Aの大きさについては、実施の形態1で説明したように、カウンタ4の端縁から水平方向で20cm以上であることが好ましい。
実施の形態2においては、カウンタ4の第2部分42の前後方向の端縁の双方の下側において、脚入れスペース7Aが開口している。そのため、厨房装置1Aでは、前後方向の双方から膝等を入れながら椅子に座ることができるため、厨房装置1Aの前後方向の双方から座りやすい。
また、厨房装置1Aにおいては、厨房装置1Aの前後の双方から座りやすいため、加熱調理器3についても厨房装置1Aの前後の双方から操作しやすいように、加熱操作部32
が厨房装置1Aの前後の双方に設けられている。
また、厨房装置1Aにおいても、厨房装置1と同様に、脚部8から第1キャビネット5にわたる長さの棚板61Aを有することが好ましい。また、棚板61Aは、脚部8と第1キャビネット5とに固定されていることがより好ましい。厨房装置1Aの強度を確保することができるためである。
[実施の形態に係る厨房装置の効果等]
ここで、あらためて、実施の形態2に係る厨房装置1Aの要点について説明する。
実施の形態2に係る厨房装置1Aは、第2キャビネット6Aは、カウンタ4の短手方向の略中央において、カウンタ4を支持するように設けられており、脚入れスペース7Aは、カウンタ4の長手方向に沿った端縁の双方の下方において開口している。
上記構成を有する厨房装置1Aを用いれば、実施の形態1と同様に、テーブルとして使いやすく、且つ、十分な収納スペースを有する。さらに、厨房装置1Aをテーブルとして使用する際に、厨房装置1Aの前後方向の双方から座りやすい。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態1及び2を用いて、本発明に係る厨房装置1及び1Aについて説明してきたが、本発明は、実施の形態1及び2に係る厨房装置1及び1Aに限定されるものではない。例えば、図9に示すような厨房装置1Bとして本発明を実施することもできる。図9は、他の実施の形態に係る厨房装置の前側からの概略的な斜視図である。
厨房装置1Bは、第2キャビネット6Bの位置が、厨房装置1の第2キャビネット6の位置及び厨房装置1Aの第2キャビネット6Aの位置とは異なる点で、厨房装置1及び1Aとは異なる。
厨房装置1Bにおいて、第2キャビネット6Bの前後方向の長さは、カウンタ4の前後方向の長さと略一致する。一方で、第2キャビネット6Bの幅方向の長さは、カウンタ4の第2部分42の幅方向の長さよりも短い。
そして、第2キャビネット6Bは、カウンタ4の第2部分42の幅方向の略中央に設けられている。ここで、略中央とは、第2キャビネット6Bの幅方向の中心と、第2部分42の幅方向の中心との距離が5cm程度以下のことである。ここで、幅方向とは、カウンタ4の長手方向のことである。
第2部分42の下側であって、第2キャビネット6Bの幅方向の両隣には、それぞれ1つずつ脚入れスペース7Bが開口している。脚入れスペース7Bは、カウンタ4の短手方向に沿って、厨房装置1Bの前面から後面へと貫通している。
脚入れスペース7Bの幅方向の長さは、50~60cm以上であることが好ましい。人の肩幅は平均50~60cm程度であるため、脚入れスペース7Bの幅方向の長さが50~60cm以上であれば、脚入れスペース7Bに膝等を入れて椅子に座ることで、厨房装置1Bをテーブルとして使いやすい。
なお、図9において、2つの脚入れスペース7Bの幅方向の長さは略一致しているが、2つの脚入れスペース7Bの幅方向の長さは同じでなくてもよい。使用者が椅子に座った際に膝等を入れることができる程度以上の長さであれば、2つの脚入れスペース7Bの幅方向の長さが異なっていてもよい。
厨房装置1Bでは、2つの脚入れスペース7Bが厨房装置1Bの前面から後面へと貫通して設けられている。そのため、厨房装置1Bをテーブルとして用いれば、前後方向の双方から膝等を入れながら椅子に座ることができるため、厨房装置1Bの前後方向の双方から座りやすい。
また、実施の形態1及び2においては、加熱調理器3及び3Aについては、IH調理器を用いて説明してきたが、加熱調理器3及び3AはIH調理器に限定されない。例えば、加熱調理器3又は3Aは、ガスコンロやハロゲンヒータやラジエントヒータ等を用いても良い。
また、厨房装置1、1A及び1Bにおいて、加熱調理器3は円形の加熱部31及び31Aによって、明確に加熱可能な領域と加熱不可な領域とが区別されていた。しかしながら、加熱調理器3の構成はこれに限定されない。例えば、小さなコイルがマトリクス状に配置され、マトリクス状にコイルが配置された部分の加熱調理器の上面の全てが加熱可能領域となっており、その加熱可能領域のどこに鍋等の調理器具を置いても、加熱調理が可能である構成を採用してもよい。
この場合、加熱可能領域の少なくとも一部がカウンタ4の短手方向の中央と重なっていることが好ましい。厨房装置1、1A及び1Bをテーブルとして使用している際は、その加熱可能領域に置かれている鍋等の調理器具内の料理を簡単に取ることができる。
また、上記実施の形態においては、第1キャビネット5や第2キャビネット6、6A及び6Bの調理器具等を収納するための収納空間の一部に食器洗浄機を設けてもよい。
なお、上述の各実施の形態については、本発明の実施態様の例示に過ぎず、数値や形状や素材等についても好ましいものの例示に過ぎず、本発明はこれらの実施の形態にのみ限定されるものではない。また、上記の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素である。本発明の技術的思想の範囲を逸脱しない範囲で、構成に適宜変更を加えることは可能である。
1、1A、1B 厨房装置
2 シンク
3、3A 加熱調理器
31、31A 加熱部
4 カウンタ
41 第1部分
42 第2部分
5 第1キャビネット
6、6A、6B 第2キャビネット
61、61A 棚板
7、7A、7B 脚入れスペース
8 脚部

Claims (7)

  1. シンクと加熱調理器とが設けられたカウンタを有する厨房装置であって、
    前記カウンタは、前記シンクが設けられている側の第1部分と、前記加熱調理器が設けられている側の第2部分とを有し、
    前記第1部分と前記第2部分とは、前記カウンタの長手方向に並んで設けられ、
    前記第1部分には、前記シンクを収納し、前記カウンタを下から支持する第1キャビネットが設けられ、
    前記第1キャビネットの前後方向の長さは、前記第1部分の前後方向の長さと略一致し、前記第2部分には、前記カウンタを下から支持する第2キャビネットが設けられ、
    前記第2部分の下方には、前記第2キャビネットと隣り合うように、人の脚を入れることのできる脚入れスペースが設けられ、
    前記第2キャビネットは、前記カウンタの短手方向の略中央において、前記カウンタを支持するように設けられており、
    前記脚入れスペースは、前記カウンタの長手方向に沿った端縁の双方の下方において開口している、厨房装置。
  2. 前記加熱調理器の加熱部の少なくとも1つは、前記カウンタの短手方向における略中央に位置する、請求項1に記載の厨房装置。
  3. 前記脚入れスペースの開口部は、前記カウンタの短手方向における略中央に位置する前記加熱部から、水平方向で40cm以内に位置する、請求項2に記載の厨房装置。
  4. 前記カウンタの前記第2部分側の端部には、前記カウンタを下から支持する脚部が設けられている、請求項1~3のいずれか一項記載の厨房装置。
  5. 前記第2キャビネットの前記カウンタの長手方向における長さは、前記脚部と前記第1キャビネットとの間の長さと略一致している、請求項記載の厨房装置。
  6. 前記第2キャビネットの内部には、前記脚部及び前記第1キャビネットに固定された棚板が、前記脚部から前記第1キャビネットにわたって設けられている、請求項記載の厨房
    装置。
  7. 前記第2部分の前記カウンタの上面は、略面一となっている、請求項1~6のいずれか一項記載の厨房装置。
JP2018006050A 2018-01-18 2018-01-18 厨房装置 Active JP7038276B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018006050A JP7038276B2 (ja) 2018-01-18 2018-01-18 厨房装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018006050A JP7038276B2 (ja) 2018-01-18 2018-01-18 厨房装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019122641A JP2019122641A (ja) 2019-07-25
JP7038276B2 true JP7038276B2 (ja) 2022-03-18

Family

ID=67398192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018006050A Active JP7038276B2 (ja) 2018-01-18 2018-01-18 厨房装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7038276B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090134751A1 (en) 2007-11-28 2009-05-28 Erla Dogg Ingjaldsdottir Kitchen island with chairs associated therewith
JP2014200580A (ja) 2013-04-09 2014-10-27 パナソニック株式会社 キッチンカウンター

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6377539U (ja) * 1986-11-10 1988-05-23
JPH0541437U (ja) * 1991-11-12 1993-06-08 積水化学工業株式会社 車椅子対応キツチンユニツト
JPH09201240A (ja) * 1996-01-29 1997-08-05 Matsushita Electric Works Ltd 流し台

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090134751A1 (en) 2007-11-28 2009-05-28 Erla Dogg Ingjaldsdottir Kitchen island with chairs associated therewith
JP2014200580A (ja) 2013-04-09 2014-10-27 パナソニック株式会社 キッチンカウンター

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019122641A (ja) 2019-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006280441A (ja) 加熱調理器
JP5060529B2 (ja) コンロ付調理台装置
JP7038276B2 (ja) 厨房装置
US6192791B1 (en) Boiling sink cooking system for a kitchen
CN2868116Y (zh) 一种多功能锅具
JP6868827B2 (ja) 対面式調理台
KR100909072B1 (ko) 식탁용 조리기
CN213334545U (zh) 一种方便调节的电磁大小炒组合灶
KR101103016B1 (ko) 다기능 전기밥솥
JP7376858B2 (ja) 食卓付き調理台及び集合住宅の間取り構造
CN111345589A (zh) 一种复合式多功能餐桌
JPH0824055A (ja) 調理台
JP5222247B2 (ja) 調理台装置
JP4431377B2 (ja) ユニットケア用配膳車及びこれを用いたユニットケア方法
JP4108111B2 (ja) 調理台
CN213096794U (zh) 一种复合式多功能餐桌
JP2785107B2 (ja) 流し台
KR200335328Y1 (ko) 양면 조리기구
CN211632886U (zh) 一种燃气烧烤炉
CN217356976U (zh) 一种组合炉
CN212698523U (zh) 一种早午餐机
CN210185309U (zh) 电饭煲
JP4277444B2 (ja) 厨房装置
JP3117075U (ja) 電気調理ユニット
JP2003334114A (ja) 家 具

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20190123

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200513

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210323

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210406

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210817

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210922

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220118

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220131

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7038276

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151