JP6868827B2 - 対面式調理台 - Google Patents

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本発明は、対面式調理台に関する。
特許文献1には、天板の長手方方向の一端部にドロップイン式調理器が取り付けられ、天板の長手方向の他端部にシンクが取り付けられた対面型キッチンが記載されている。
ドロップイン式調理器は、上面がガラスセラミックなどで構成されたトッププレートで構成されており、このトッププレートが、天板に設けられた組込み用穴の周縁部分に載せられて設置されている。
ドロップイン式調理器は、その中央部に電磁誘導コイルなどで構成された加熱部が設けられている。
特許第4769520号公報
特許文献1に記載の対面型キッチンでは、ドロップイン式調理器のトッププレートの上面と、その周囲の天板の上面との間に段差があり、そのため、加熱部と天板の短手方向の両端との間のスペースを、まな板や皿を置くスペースとして利用しにくい。
上記事情に鑑みて、本発明は、加熱調理器の加熱部と天板の両端との間のスペースを有効に利用することができる対面式調理台を提案することを、目的とする。
本発明に係る一態様の対面式調理台は、互いに直交する長手方向と短手方向を有する天板と、前記天板の一部に設けられた加熱調理器と、を備える。
前記加熱調理器は、加熱調理器具が載せられる加熱部を有し、前記加熱部は、前記天板の前記短手方向の中央部に位置する。
前記天板の前記短手方向の一端と前記加熱部との間に、食器が置かれる平坦な第一食卓面が設けられ、前記天板の前記短手方向の他端と前記加熱部との間に、食器が置かれる平坦な第二食卓面が設けられる。
本発明は、加熱調理器の加熱部と天板の両端との間のスペースを有効に利用することができる対面式調理台を提案することができるといった効果を奏する。
図1は、本発明に係る実施形態1の対面式調理台を示す斜視図である。 図2は、同上の対面式調理台の天板と加熱調理器を示す平面図である。 図3は、同上の対面式調理台の利用例を示す斜視図である。 図4は、同上の対面式調理台の他の利用例を示す斜視図である。 図5は、同上の対面式調理台の変形例を示す斜視図である。 図6は、同上の変形例の天板と加熱調理器を示す平面図である。 図7Aは、同上の対面式調理台の他の変形例の天板と加熱調理器を示す平面図であり、図7Bは、同上の対面式調理台のさらに他の変形例の天板と加熱調理器を示す平面図である。
本発明は、対面式調理台に関し、より詳細には、加熱調理器の加熱部で加熱調理しつつ、その周囲で、調理や食事を行うことが可能な対面式調理台に関する。
[実施形態1]
1.概要
実施形態1の対面式調理台1は、図1に示すように、長板状の天板2と、天板2の一部に設けられた加熱調理器3とを備える。加熱調理器3は、フライパン、鍋等の加熱調理器具4が載せられる加熱部30を有する。加熱部30は、天板2の短手方向の中央部に位置する。天板2の短手方向の一端と加熱部30との間には、皿等の食器5が置かれる平坦な第一食卓面20が設けられ、天板2の短手方向の他端と加熱部30との間には、食器5が置かれる平坦な第二食卓面21が設けられる。対面式調理台1は、シンク6と、脚部7と、キャビネット8とをさらに備える。対面式調理台1は、本実施形態では、アイランド型である。対面式調理台1は、加熱調理器3の上方に設置される排気設備(図示せず)と共に用いられる。
2.各構成についての説明
2−1.天板
天板2は、互いに直交する長手方向と短手方向を有する長板状であり、本実施形態では、平面視長方形状である。以下では、天板2の長手方向を左右方向とし、天板2の短手方向を前後方向とし、天板2の厚み方向を上下方向として、各構成について説明する。
天板2は、左右方向の長さが、例えば2,300〜2,750mmであり、前後方向の長さが、例えば800mmであり、上面の高さが、例えば850mmである。天板2は、例えば人造大理石製である。
天板2は、加熱調理器3が設置される第一取付孔22を左半部に有し、シンク6が設置される第二取付孔23を右半部に有する。第一取付孔22は、天板2の前後の端からの距離が互いに同じであり、第二取付孔23も、天板2の前後の端からの距離が互いに同じである。
第一取付孔22は、平面視矩形状の凹部と、この凹部の中央部に位置する平面視矩形状の貫通孔とを含む。凹部の深さは、加熱調理器3が備えるトッププレート31の厚みと略同じであり、凹部の前後方向の長さ及び左右方向の長さは、トッププレート31の前後方向の長さ及び左右方向の長さとそれぞれ略同じである。第一取付孔22は、天板2の前後の端から僅か(20mm程度)に離れて位置する。第二取付孔23は、天板2を上下方向に貫通した平面視正方形状の貫通孔である。
天板2は、天板2の上面の一部で構成され、左右方向において、第一取付孔22と第二取付孔23の間に位置する作業面24を有する。作業面24の左右方向の長さは、例えば300〜750mmである。
2−2.加熱調理器
加熱調理器3は、本実施形態では、電磁加熱調理器である。加熱調理器3は、上面が平坦なガラス製のトッププレート31と、トッププレート31の前後方向の中央部に位置する複数の加熱部30と、複数の加熱部30を操作するための操作部32とを備える。加熱調理器3は、魚等を焼くためのグリルを備えない薄型の加熱調理器である。
加熱調理器3は、トッププレート31の下面に対して着脱可能なケース(図示せず)と、各加熱部30の状態(加熱状態または非加熱状態)を示す表示部33と、ファン等の排熱装置(図示せず)をさらに備える。排熱装置によって、ケース内の空気は、脚部7内を通じて脚部7の下端部から排出される。ケースは、トッププレート31の下面に接着された金属製の取付板に対してねじで固定されることによって、トッププレート31に対して着脱可能である。
2−2−1.トッププレート
トッププレート31は、本実施形態では、長方形の板状であり、左右方向の長さが、前後方向の長さよりも長い。トッププレート31の前後方向の長さは、天板2の前後方向の長さよりも若干(例えば40mm)短い。
図2に示すように、トッププレート31の上面には、前後一対の第一ライン310と、その前後方向の外側に位置する前後一対の第二ライン311とが設けられている。前後一対の第一ライン310は、複数の加熱部30が位置する加熱領域A1と、その前後に隣接して位置する第一領域A2とを分ける線であり、互いに平行である。前後一対の第二ライン311は、前後一対の第一領域A2と、その前後方向の外側に隣接して位置する第二領域A3とを分ける線であり、互いに平行である。
ライン310,311は、トッププレート31の上面温度の目安となるラインである。利用者は、ライン310,311を目印にして、トッププレート31の上に置く食器5や調理器具を選択することができる。
前後一対の第一ライン310の間隔は、例えば200mmであり、前後一対の第二ライン311の間隔は、例えば400mmである。第二領域A3は、加熱領域A1で加熱調理を行う際に、上面温度が、例えば42度よりも上がりにくい領域である。樹脂等の熱に弱い材質の食器5や調理器具は、前後一対の第二ライン311よりも外側の第二領域A3上に置くことが好ましい。
2−2−2.加熱部
複数の加熱部30のそれぞれは、所定のパターンで配線された電磁誘導コイルと、トッププレート31のうち電磁誘導コイルの真上に位置する部分とで構成される。複数の加熱部30のそれぞれは、前後方向の長さ(つまり直径)が、例えば200mmの円形状である。複数の加熱部30は、天板2の短手方向の中央部(つまり対面式調理台1の短手方向の中央部)に位置する。なお、本明細書において、中央部とは、完全な中央部分に限らず、およそ中央の部分も含む。各加熱部30の電磁誘導コイルは、加熱調理器3のケース内に内蔵される。
複数の加熱部30は、左右方向(つまり天板2の長手方向)に一列に並んだ、例えば4つの加熱部30で構成される。4つの加熱部30は、前後方向の長さが互いに同じであり、中心の前後位置も互いに同じである。
2−2−3.表示部
表示部33は、前後一対の線状の発光部330を複数組み備える。前後一対の発光部330の組数は、複数の加熱部30の数に対応しており、本実施形態では4組である。各発光部330は、LED等の発光装置で構成される。各発光部330の発光は、トッププレート31を通じて上方から視認可能である。表示部33は、加熱調理器3のケース内に内蔵される。
前後一対の発光部330は、各加熱部30の前側と後側に一直線状に設けられ、互いに平行である。本実施形態では、前後一対の発光部330は、前後一対の第一ライン310よりも僅かに前後方向の外側に位置している。前後一対の発光部330は、例えば、対応する加熱部30が加熱状態にあるときに点灯し、対応する加熱部30が非加熱状態にあるときに消灯する。
なお、前後一対の発光部330は、その長手方向(つまり左右方向)の一部が不連続な一直線状であってもよい。本実施形態では、4つの加熱部30のうち、中2つの加熱部30に対応する前後一対の発光部330が、長手方向の中間部分が不連続な一直線状となっている。
2−2−4.操作部
図1に示すように、操作部32は、第一食卓面20の下方に出し入れ可能に設けられる第一操作部320と、第二食卓面21の下方に出し入れ可能に設けられる第二操作部321を含む。複数の加熱部30のそれぞれは、第一操作部320と第二操作部321の両方によって、操作可能である。
第一操作部320は、天板2の前端部の下面に取り付けられ、天板2の前端部の下方の収納位置と、この収納位置よりも前方の操作位置との間で移動可能である。第二操作部321は、天板2の後端部の下面に取り付けられ、天板2の後端部の下方の収納位置と、この収納位置よりも後方の操作位置との間で移動可能である。天板2の下面には、例えば、操作部320,321を前後方向にスライド可能に支持するスライド機構が設けられる。
操作部320,321のそれぞれは、その上面に操作ボタンを備えている。操作ボタンは、操作部320,321が操作位置にあるときに、操作可能であり、操作部320,321が収納位置にあるときに、操作不可である。
2−2−5.加熱調理器の取付方法
加熱調理器3は、天板2に対して下記のように設置される。すなわち、トッププレート31が、天板2の第一取付孔22の凹部に配され、ケースが、第一取付孔22の貫通孔内に挿通される。ケースの下部は、貫通孔から下方へ突出する。ケースをトッププレート31に固定するねじは、下方から視て第一取付孔22の貫通孔の内側に位置する。
トッププレート31と第一取付孔22の凹部の周縁との隙間は、シーリング34によって埋められる。シーリング34は、例えば、ツヤ消し仕上げとするための充填材を0.1重量%以下としたツヤ有り仕上げのシリコンシーラントを隙間に充填した後、充填したシリコンシーラントの上面を、研磨剤を含んだスポンジ等で研磨してツヤ消しすることによって、隙間に設けられる。シーリング34の上面は、ツヤ消しすることによって、塗った痕の波立ちが目立ちにくくなり、見栄えがよくなる。また、シーリング34は、上述のツヤ有り仕上げのシリコンシーラントを用いることで、こすっても充填材が出てこず、掃除しやすい。
トッププレート31の上面と、天板2のうちトッププレート31の平面視における周囲の部分の上面とは、面一に連続する。なお、本明細書において、面一とは、2つの面が完全な同一平面上に位置する場合に限らず、2つの面が僅かな段差(3mm程度)を介して並ぶ場合も含む。
加熱調理器3は、ケースをトッププレート31に固定するねじを下方から取り外すことで、ケースを取り外すことが可能である。このようにケースを取り外すことで、ケース内の部品の点検、交換が可能となる。
2−3.食卓面
図2に示すように、第一食卓面20は、トッププレート31のうち、複数の加熱部30よりも前側に位置する部分の上面と、天板2のうちトッププレート31よりも前側の部分(天板2の前端部)の上面とで構成される。第二食卓面21は、トッププレート31のうち、複数の加熱部30よりも後側に位置する部分の上面と、天板2のうちトッププレート31よりも後側の部分(天板2の後端部)の上面とで構成される。第一食卓面20と第二食卓面21のそれぞれは、平坦面である。
第一食卓面20の前後方向の長さL1と第二食卓面21の前後方向の長さL2のそれぞれは、290mm以上360mm以下の範囲内である。天板2の短手方向の一端(前端)から各加熱部30の中心までの前後方向の距離L3と、天板2の短手方向の他端(後端)から各加熱部30の中心までの前後方向の距離L4のそれぞれは、380mm以上460mm以下の範囲内である。本実施形態では、長さL1と長さL2は、同じであり、距離L3と距離L4は、同じである。
長さL1,L2、距離L3,L4が上記の範囲内にあるとき、天板2の前側の立位または座位の利用者と、天板2の後側の立位または座位の利用者のどちらにとっても、各加熱部30上の加熱調理器具4へ手が届きやすい。またこのとき、どちらの利用者にとっても、各加熱部30と天板2の前後の端との間の食卓面20,21に、食器5が置きやすい。
2−4.シンク
図1に示すように、シンク6は、左右方向(天板2の長手方向)において加熱調理器3に並ぶように設けられる。本実施形態では、シンク6は、その底部分が、天板2よりも下方に位置するように、第二取付孔23に設置される。
シンク6は、排水孔が設けられた底壁60と、底壁60に段差を介して連続する上段の棚部61を有する。棚部61上に水栓62が設けられる。
シンク6は、天板2の前端からの距離と天板2の後端からの距離が同じとなるように、配置されている。
2−5.脚部
脚部7は、天板2を支持し、かつ天板2の下方に開放空間S1を形成するように設けられる。開放空間S1は、第一食卓面20の下方に位置し、前側(天板2の短手方向の一側)に開放された第一開放空間S2と、第二食卓面21の下方に位置し、後側(天板2の短手方向の他側)に開放された第二開放空間S3とを含む。
脚部7は、本実施形態では、天板2の左端部の下方に、1枚の前後方向に長い壁状に設けられている。開放空間S1は、脚部7とキャビネット8との間の空間であり、本実施形態では、前側と後側の両方に開放された空間である。つまり、本実施形態では、開放空間S1は、互いに連通した第一開放空間S2と第二開放空間S3とで構成される。
開放空間S2,S3のそれぞれは、その左右方向の長さが、例えば1100mmである。開放空間S2,S3のそれぞれには、椅子に座った二人の利用者が横(左右)に並んで両脚を入れることが可能である。
2−6.キャビネット
キャビネット8は、シンク6の底部分を収容するように、天板2の下方に一体に設けられる。キャビネット8は、作業面24と第二取付孔23の下方に位置する。キャビネット8には、食器洗浄機80が出し入れ可能に収容される。食器洗浄機80は、キャビネット8のうち、作業面24の下方の部分に、収容される。
キャビネット8には、シンク6の底部分の他に、シンク6の排水孔に接続された排水管(図示せず)と、水栓62に接続された給水管(図示せず)が収容される。キャビネット8には、加熱調理器具4を含む各種の調理器具や食器5等も収容可能である。
キャビネット8は、その前面に、複数の戸81を有する。複数の戸81のうち、シンク6の底部分の前方に位置する戸81は固定された戸であり、残りの戸81は、引き出しの前板あるいは開き戸である。
2−7.その他
対面式調理台1は、収納位置にあるときの操作部320,321と、加熱調理器3のケースを下方から覆うカバー9をさらに備える。カバー9は、天板2の下面に対して着脱可能に取り付けられる。カバー9は、例えば、ねじ等によって天板2の下面に取り付けられる。
対面式調理台1と共に利用される椅子10(図3参照)としては、天板2が立った姿勢での利用に適した高さを有するため、座面が高く、脚置きを有する椅子10が好適に用いられる。
3.作用効果
以上説明した本実施形態の対面式調理台1では、図3に示すように、複数の加熱部30が天板2の短手方向の中央部に位置し、複数の加熱部30と天板2の短手方向の両端との間に、食器5を置くことのできる平坦な食卓面20,21が設けられる。
そのため、本実施形態の対面式調理台1では、複数(例えば2名)の利用者が、天板2を挟んで対面して椅子10に座り、天板2の下方の開放空間S1に両脚を入れて、対面式調理台1をテーブルのように利用することができる。そして、複数の利用者は、複数の加熱部30上に載せた加熱調理器具4で加熱調理をしつつ、食卓面20,21に食器5を置いて、食事を行うことができる。
このとき、天板2の前端から各加熱部30の中心までの距離L3と、天板2の後端から各加熱部30の中心までの距離L4が、同じであるため、天板2の前後に座る利用者は、同様の使い勝手で、加熱調理器具4内の料理を取り出すことができる。
また、本実施形態の対面式調理台1では、天板2の短手方向の両端から加熱部30の中心までの距離L3,L4が、380mm以上460mm以下の範囲内であるため、加熱調理器具4での調理が行いにくくならないうえ、食卓面20,21の広さも確保しやすい。
さらに本実施形態の対面式調理台1では、複数の加熱部30を左右方向に一列に配置したことで、複数の加熱部30の前後方向の配置スペースを抑えることができ、これにより、天板2の前後方向の長さを抑えて、天板2のコンパクト化が図れる。
また、本実施形態の対面式調理台1では、トッププレート31のうち、前後一対の第一領域A2は、加熱領域A1に置かれた加熱調理器具4の温度が伝わって温かくなりやすい部分である。ここで、ライン310,311が目印になるため、第一領域A2がわかりやすい。
また、本実施形態の対面式調理台1では、利用者は、冷たい飲み物などの温めたくないものを、前後一対の第二ライン311を目印にして、第二領域A3に置くことができる。
また、本実施形態の対面式調理台1では、図4に示すように、食卓面20,21にまな板や皿等を置いて、調理作業を行うことも可能であり、加熱調理器3とシンク6との間の作業面24でのみ調理を行う場合に比べて、使い勝手がよい。
また、本実施形態の対面式調理台1では、操作部320,321の両方で複数の加熱部30を操作できるため、複数の利用者が対面して加熱調理を行う際に、使い勝手が良い。
また、本実施形態の対面式調理台1では、シンク6が天板2の前後の端から同じ距離にあるため、対面する複数の利用者のどちらにとっても、シンク6が使いやすい。
4.変形例
上述した実施形態1の対面式調理台1は、下記の変形例を採用可能である。
天板2は、矩形板状に限らず、例えば、楕円状等のその他の平面視形状を有する長板状であってもよい。
加熱調理器3は、加熱部30を1つだけ備えてもよく、また、加熱部30を2つまたは3つ、または5つ以上備えてもよい。
対面式調理台1は、シンク6及びキャビネット8を備えなくてもよく、この場合、天板2は、第二取付孔23を備えない。
加熱調理器3は、第一操作部320と第二操作部321のうち、どちらか一方だけを備えてもよい。
加熱調理器3のトッププレート31は、天板2の短手方向の長さと同程度の長さを有するものに限らず、図5、図6に示す変形例のように、複数の加熱部30よりも前後方向に若干長いものであってもよい。トッププレート31は、複数の加熱部30を収容するケースの前後長さと同程度の前後長さであってもよい。この変形例においても、複数の加熱部30が天板2の短手方向の中央部に位置するように、天板2に加熱調理器3が設置されている。この変形例では、トッププレート31は、ライン310,311を備えない。
また、図5に示す変形例のように、対面式調理台1は、脚部7に代えて、食卓面20,21の下方に位置するキャビネット8を備えてもよく、食卓面20,21の下方には、開放空間S2,S3が設けられなくてもよい。
また、加熱調理器3は、電磁加熱調理器に限定されず、図7A,図7Bに示すように、ガス調理器であってもよい。この場合、各加熱部30は、ガスバーナー35と、その上に位置する五徳360などの載せ台36である。なお、載せ台36は、五徳360に限らず、トッププレート31の一部であってもよい。この場合、ガスバーナー35は、トッププレート31の下方に配され、トッププレート31のうちガスバーナー35の上方部分には、貫通孔が設けられ、トッププレート31のうち貫通孔の周縁部分が、載せ台36を構成する。
脚部7は、1枚の壁状に限らず、その形状や配置を適宜選択可能である。脚部7は、例えば、矩形枠状であってもよいし、複数の柱状であってもよい。また、脚部7は、例えば、天板2の前後方向の中央部の下方に、1枚の左右方向に長い壁状に設けられてもよい。
天板2の短手方向の両端から各加熱部30の中心までの距離L3,L4は、上記の範囲内で一方が他方よりも若干短くなるように設定してもよい。この場合、一人で調理する際に、各加熱部30までの距離が短くなって調理がしやすく、その後、対面して複数人で食事を行う際には、もう片側からも各加熱部30に手が届く。
食卓面20,21の前後方向の長さL1,L2と、天板2の前後の端から加熱部30の中心までの距離L3,L4は、上記の範囲内に限らず、加熱部30への手の届きやすさ及び食卓面20,21への食器5の置きやすさを考慮したうえで、適宜設定可能である。
対面式調理台1は、アイランド型に限らず、ペニンシュラ型であってもよい。
[まとめ]
以上説明した実施形態1及びその変形例の対面式調理台1のように、第一態様の対面式調理台1は、下記の第一の特徴を備える。
すなわち、第一態様の対面式調理台1は、互いに直交する長手方向と短手方向を有する天板2と、天板2の一部に設けられた加熱調理器3とを備える。
加熱調理器3は、加熱調理器具4が載せられる加熱部30を有する。加熱部30は、天板2の前記短手方向の中央部に位置する。
第一態様の対面式調理台1では、天板2の前記短手方向の一端と加熱部30との間に、食器5が置かれる平坦な第一食卓面20が設けられ、天板2の前記短手方向の他端と加熱部30との間に、食器5が置かれる平坦な第二食卓面21が設けられる。
上記の特徴を備えることで、第一態様の対面式調理台1では、加熱部30で加熱調理しながら、加熱部30と天板2の短手方向の端との間の平坦な食卓面20,21に、皿等の食器5を置いて食事を行うことができる。また、第一態様の対面式調理台1では、食卓面20,21に、まな板等を置いて調理作業を行うこともできる。したがって、第一態様の対面式調理台1では、加熱調理器3の加熱部30と天板2の両端との間のスペースを有効に利用することができる。
また、上述した実施形態1及びその変形例の対面式調理台1のように、第二態様の対面式調理台1は、第一態様の対面式調理台1の特徴に加えて、下記の第二の特徴を備える。
すなわち、第二態様の対面式調理台1では、第一食卓面20と第二食卓面21のそれぞれの前記短手方向の長さL1,L2は、290mm以上360mm以下の範囲内である。
上記の特徴を備えることで、第二態様の対面式調理台1では、食卓面20,21に食器5を置くことができ、そのうえで、天板2の短手方向の両端から加熱部30までの距離が大きくなり過ぎず、加熱部30に載せた加熱調理器具4での加熱調理が行いやすい。
また、上述した実施形態1及びその変形例の対面式調理台1のように、第三態様の対面式調理台1は、第一または第二態様の対面式調理台1の特徴に加えて、下記の第三の特徴を備える。
すなわち、第三態様の対面式調理台1では、加熱調理器3は、加熱部30を複数有する。複数の加熱部30は、前記長手方向に沿って一列に並んでいる。
上記の特徴を備えることで、第三態様の対面式調理台1では、複数の加熱部30のそれぞれにおいて、天板2の短手方向の一端からの距離と他端からの距離が同じであるため、いずれの加熱部30も、天板2の短手方向の両側から同様の使い勝手で利用できる。また、第三態様の対面式調理台1では、天板2の短手方向における複数の加熱部30の設置範囲を抑えることができ、天板2の短手方向の長さを抑えてコンパクトに設けることができる。
また、上述した実施形態1及びその変形例の対面式調理台1のように、第四態様の対面式調理台1は、第一乃至第三のいずれかの態様の対面式調理台1の特徴に加えて、下記の第四の特徴を備える。
すなわち、第四態様の対面式調理台1では、前記長手方向において加熱調理器3に並んで位置するシンク6を、さらに備える。
上記の特徴を備えることで、第四態様の対面式調理台1では、食事後に、汚れた皿等の食器5をシンク6に置くことができ、片付けがしやすい。
また、上述した実施形態1及びその変形例の対面式調理台1のように、第五態様の対面式調理台1は、第一乃至第四のいずれかの態様の対面式調理台1の特徴に加えて、下記の第五の特徴を備える。
すなわち、第五態様の対面式調理台1では、加熱調理器3は、加熱部30を操作するための第一操作部320と第二操作部321を、さらに含む。第一操作部320は、第一食卓面20の下方に設けられ、第二操作部321は、第二食卓面21の下方に設けられる。
上記の特徴を備えることで、第五態様の対面式調理台1では、天板2の短手方向の両側から加熱部30を操作することができて、加熱部30の使い勝手がよい。また、第五態様の対面式調理台1では、食卓面20,21に操作部320,321が位置して、食器5等を置く際に、操作部320,321が邪魔になることを防ぐことができる。また、第五態様の対面式調理台1では、食卓面20,21に操作部320,321が位置することで、食卓面20,21が狭くなったり、食卓面20,21に段差ができることも防ぐことができる。
また、上述した実施形態1及びその変形例の対面式調理台1のように、第六態様の対面式調理台1は、第一乃至第五のいずれかの態様の対面式調理台1の特徴に加えて、下記の第六の特徴を備える。
すなわち、第六態様の対面式調理台1は、天板2を支持し、かつ天板2の下方に開放空間S1を形成するように設けられた脚部7を、さらに備える。開放空間S1は、第一食卓面20の下方に位置し、前記短手方向の一側に開放された第一開放空間S2と、第二食卓面21の下方に位置し、前記短手方向の他側に開放された第二開放空間S3とを含む。
上記の特徴を備えることで、第六態様の対面式調理台1は、天板2を挟んで対面する複数の利用者がそれぞれ、椅子10に座って、開放空間S2,S3に脚を入れることができ、対面式調理台1をテーブルのように利用することができて、食事がしやすい。
また、上述した実施形態1の変形例の対面式調理台1のように、第七態様の対面式調理台1は、第一乃至第五のいずれかの態様の対面式調理台1の特徴に加えて、下記の第七の特徴を備える。
すなわち、第七態様の対面式調理台1は、第一食卓面20と第二食卓面21の下方に位置するように、天板2の下方に設けられたキャビネット8を、さらに備える。
上記の特徴を備えることで、第七態様の対面式調理台1では、天板2の食卓面20,21の下方のスペースを、食器5等の収納スペースとして有効に利用することができる。
また、上述した実施形態1の対面式調理台1のように、第八態様の対面式調理台1は、第一乃至第七のいずれかの態様の対面式調理台1の特徴に加えて、下記の第八の特徴を備える。
すなわち、第八態様の対面式調理台1では、加熱調理器3は、トッププレート31を含んだ電磁加熱調理器である。トッププレート31の上面と、天板2のうちトッププレート31の周囲の部分の上面とが面一に連続する。
上記の特徴を備えることで、第八態様の対面式調理台1では、加熱調理器具4が置かれておらず、高温化されていなければ、加熱部30上も食器5等を置くスペースとして、有効に利用することができる。
また、上述した実施形態1の変形例の対面式調理台1のように、第九態様の対面式調理台1は、第一乃至第七のいずれかの態様の対面式調理台1の特徴に加えて、下記の第九の特徴を備える。
すなわち、第九態様の対面式調理台1では、加熱調理器3は、ガス調理器である。加熱部30は、ガスバーナー35と、その上に位置する載せ台36である。
上記の特徴を備えることで、第九態様の対面式調理台1では、ガスで加熱調理しながら、食卓面20,21に食器5を置いて、食事を行うことができる。
以上、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更が可能である。
1 対面式調理台
2 天板
20 第一食卓面
21 第二食卓面
3 加熱調理器
30 加熱部
31 トッププレート
35 ガスバーナー
36 載せ台
320 第一操作部
321 第二操作部
4 加熱調理器具
5 食器
6 シンク
7 脚部
8 キャビネット
L1 第一食卓面の長さ
L2 第二食卓面の長さ
S1 開放空間
S2 第一開放空間
S3 第二開放空間

Claims (10)

  1. 互いに直交する長手方向と短手方向を有する天板と、
    前記天板の一部に設けられた加熱調理器と、を備え、
    前記加熱調理器は、加熱調理器具が載せられる加熱部を有し、
    前記加熱部は、前記天板の前記短手方向の中央部に位置し、
    前記天板の前記短手方向の一端と前記加熱部との間に、食器が置かれる平坦な第一食卓面が設けられ、
    前記天板の前記短手方向の他端と前記加熱部との間に、食器が置かれる平坦な第二食卓面が設けられ
    前記加熱調理器は、トッププレートを含み、前記第一食卓面と前記第二食卓面とは前記トッププレートの上面を含んで構成されることを特徴とする対面式調理台。
  2. 前記トッププレートには、前記天板の前記短手方向の一端と前記加熱部との間および前記天板の前記短手方向の他端と前記加熱部との間において、前後一対のラインが設けられることを特徴とする請求項1に記載の対面式調理台。
  3. 前記第一食卓面と前記第二食卓面のそれぞれの前記短手方向の長さは、290mm以上360mm以下の範囲内であることを特徴とする請求項1または2に記載の対面式調理台。
  4. 前記加熱調理器は、前記加熱部を複数有し、
    複数の前記加熱部は、前記長手方向に沿って一列に並んでいることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の対面式調理台。
  5. 前記長手方向において前記加熱調理器に並んで位置するシンクを、さらに備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の対面式調理台。
  6. 前記加熱調理器は、前記加熱部を操作するための第一操作部と第二操作部を、さらに含み、
    前記第一操作部は、前記第一食卓面の下方に設けられ、
    前記第二操作部は、前記第二食卓面の下方に設けられることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の対面式調理台。
  7. 前記天板を支持し、かつ前記天板の下方に開放空間を形成するように設けられた脚部を、さらに備え、
    前記開放空間は、前記第一食卓面の下方に位置し、前記短手方向の一側に開放された第一開放空間と、前記第二食卓面の下方に位置し、前記短手方向の他側に開放された第二開放空間とを含むことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の対面式調理台。
  8. 前記第一食卓面と前記第二食卓面の下方に位置するように、前記天板の下方に設けられたキャビネットを、さらに備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の対面式調理台。
  9. 前記加熱調理器は、前記トッププレートを含んだ電磁加熱調理器であり、
    前記トッププレートの上面と、前記天板のうち前記トッププレートの周囲の部分の上面とが面一に連続することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の対面式調理台。
  10. 前記加熱調理器は、ガス調理器であり、
    前記加熱部は、ガスバーナーと、その上に位置する載せ台であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の対面式調理台。
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