JP3685739B2 - 液体容器における電池収納構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、交流電源の他に直流電源を使用する電気ポットなどの液体容器に関する発明であり、より詳しくは直流電源の一つとして電池を使用する液体容器の電池収納構造に係る発明である。
【0002】
【従来の技術】
電気ポットなどの加熱手段を備えた液体容器には、電源として交流電源を使用して湯沸かしに使用するとともに、交流電源を低電圧に変圧した直流を用いて給液用のポンプを駆動したり、マイコンなど操作、制御機構の電源とするものがある。このような電気ポットでは、外部電源を外し移動させても給液することができるように、液体容器の本体に電池を内蔵させたものがある。
【0003】
液体容器の本体に電池を内蔵させるには、本体の一部に蓋付きの電池ケースを形成しておき、この電池ケースに電池を着脱自在とすることができる。また、本体の一部に電池ケース収納部を形成しておき、電池ケース収納部に電池ケースを着脱自在に収納するようにしたものがある。このようにしておくと、電池ケースを抜き取ることによって、液体容器から電池の着脱が容易なものとなる。
【0004】
本体の一部に電池ケース収納部を形成するには、特開2001−325号に開示されるように、別に成型した電池ボックスを本体に形成した開口に接続させるように組み立てたものが知られている。また、特開平10−165307号に開示されるように、本体上部に本体と一体で電池ケース収納部を成型し、その電池ケース収納部に電池ケースを着脱自在としたものも知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
電気ポットなどの液体容器では、使用中あるいは水の補給時に本体表面に水がかかることが多い。その際、従来の電池ケースでは電池ケースが引き出されているときばかりでなく、電池ケースが装着されているときにおいても、本体表面を伝った水が電池ケースに浸入する可能性があり、故障の一因となっていた。また、本体の電池ケース収納部に浸入した水がいつまでも滞留していると、直接又は間接的に湿気によって電池ケース内の電池や電気回路などに悪影響を及ぼすこととなっていた。
【0006】
また、本体ケースに電池ケース収納部を形成するに際し、特開2001−325号に開示されるように、別に成型した電池ボックスを本体に形成した開口に接続させるように組み立てるものでは、製造コストが高くなるとともに高い取り付け精度と使用中に動かない取り付け構造を必要とし、組み立てに手数を要する欠点があった。さらに、特開平10−165307号に開示されるように、本体上部に本体と一体で電池ケースの収納部を成型し、その電池ケースの収納部に電池ケースを着脱自在とするものでは、本体に対する電池ケース収納部の組み立てを必要としないものではあるが、本体そのものの成型加工が複雑であって、本体上部に電池ケース収納部が突出することになっていた。
【0007】
上記、従来技術の欠点に鑑み、本発明は電池ケース内に水が浸入しにくく安全であるとともに、本体と一体に電池ケース収納部を成型する際に、成型加工を容易かつ正確に成型することができ、本体の外表面に電池ケースの収納部が突出しないようにすることを目的とするものである。さらに、本体内部の電気配線に無理な力が作用せず、それだけ故障の可能性が少ないとともに電池ケース収納部そのものにも水が浸入しにくく、例え水が入っても自然と排出される構造を工夫したものである。また、液体容器を持ち上げたりする場合の取扱いにも便利なものとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、本体1の内部に水などの液体を収容する内容器15を備え、内容器15内の液体を加熱するヒータ装置16を有するとともに電源の一つとして電池を使用する液体容器において、本体1の一部に形成した電池ケース収納部2に電池を収納する電池ケース3を着脱可能に装着し、この電池ケース3には外方端部分に凹部4を形成する。そして、凹部4の内方すなわち本体1内に挿入されるべく電池収納部6を形成する。この構成とすることによって、本体の外表面を伝って落ちてきた水が電池ケース3にかかってても、凹部4に入って電池収納部6には入らない。
【0009】
電池ケース3に形成する凹部4は、凹部4 が形成される部分の上縁と電池収納部6を形成する側壁上縁との間に、電池収納部6の側壁上縁が高くなる段部、もしくは凹部を形成する部分の上縁と電池収納部6の側壁上縁との間に突起7を形成しておくと、入り込んだ水が電池ケース3の周壁上縁を伝って電池収納部6に入り込むのを防ぐことができる。
【0010】
本体1の下部に外周方向に向けて配置する電池ケース収納部2は、器外に開口する筒状として本体と一体に形成するとともに、この電池ケース収納部2の底部に器外へ連通する水抜き孔8を形成しておくと、電池ケース収納部2内に水が溜まるのを防止することができる。また、本体1と一体に形成する電池ケース収納部2に、接点バネ9の取り付け部10と接点バネ用リード線の引っ掛け部11を形成しておくと、器内の配線に無理な力が作用する虞がない。
【0011】
本体1の下部に、外周方向に向けて器外に開口する電池ケース収納部2を金型のスライド構造によって本体と一体に形成する。このとき、電池ケース収納部2の内奥に電池ケース収納部2 内面を成型するスライド金型12と他の金型13が係合することによって形成される孔14を形成するようにすれば、スライド金型12の振れを防止し電池ケース収納部2を正確に成型することができる。このとき、本体1と一体に形成する電池ケース収納部2の外表面に、防水性を備えた反射部材または断熱材を貼着しておくと、前記電池ケース収納部内面を成型するスライド金型12と他の金型13が係合することによって形成される孔14を塞ぐことができるとともに、なるべく器内の熱によって電池が加熱されないようにすることができる。
【0012】
さらに、本体1の下部に形成する電池ケース収納部2を本体1の下端から一定寸法上方に本体と一体に形成すると、主として水まわりで使用する場合であっても、電池ケース収納部2に水もしくわ湿気の影響の少ないものとなる。この際、電池ケース収納部2の底面部分を肉ぬすみによって本体の底面から上方に窪ませることによって指掛け部48を形成することができ、取扱いに便利なもとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の液体容器における電池収納構造の実施の形態を、電気ポットに応用した添付の図面に基づいて説明する。
図1(a) は電気ポット全体の正面図、図1(b) は図1(a) のA−A線拡大断面図である。
【0014】
図示例の電気ポットは、本体1の内部に液体を収容する内容器15を収蔵し、内容器15内の液がヒータ装置16によって加熱される。本体1の上端部には、肩部材17が装着されるとともに、肩部材17に開閉自在の蓋18を装着し内容器15の上端開放部を塞いでいる。前方に突出する注液口19の上方を覆う肩部材17の前方突出部分の上面には、操作パネル20を配置し、スイッチ操作によって図示していない器内のポンプによって注液口19から注液することができるようにしている。
【0015】
この電気ポットは、加熱手段として交流電源を使用するが、交流電源を低電圧に変圧するとともに直流に整流して直流電源をポンプの駆動やマイコンなどの操作、制御機構の電源として使用する。そして、交流電源を抜いて移動させても給液が可能なように、直流電源の一つとして電池を内蔵させている。この電気ポットでは、交流電源を抜いた時点で直流電源として電池が機能する。
【0016】
上記、直流電源として使用する電池は、本体1の下部に形成した電池ケース収納部2に電池ケース3を着脱自在に装着する。電池ケース収納部2に装着する電池ケース3は、図2ないし図4に示すように上面が開放された箱状とし、これを本体1の下部に形成した電池ケース収納部2に、器外から挿入することができるようにしている。そして、装着したときに本体1の外表面と面一となる前壁21の内方に区画壁22を設け、前壁21と区画壁22の間に凹所4を形成している。これにより、凹所4の内方に区画壁22と左右の側面23,23及び後壁24に囲まれた電池収納部6が形成される。凹所4の底面には、図3及び図4に示すように水抜き孔5を穿設するとともに、側面23,23の上縁には凹所4との境界部分に上方に突出する突起7,7を設けている。
【0017】
電池収納部6の前方の区画壁22には、接点バネ25を装着するとともに、後壁24には、後方の接点バネ26,26を装着している。そして、図3に点線で示すように電池収納部6に二個の電池27,27を交互に配列して入れることにより、二個の電池が直列に接続されてプラスとマイナスの接点バネ26,26が後壁24の後方に突出するように構成している。すなわち、電池ケース3の後壁24に接点バネ26,26の取付けボス28,28設け、図4に示すように電池収納部6に配置する接点バネ26の一端を取付けボス28の貫通孔29を通過させて後方に突出させている。また、電池ケース3の後壁24には、本体の電池ケース収納部2内に配置したラッチに係合する係止爪30を突出させている。その他、31は電池ケースの底面に穿設した貫通孔である。
【0018】
以上述べた電池ケース3を液体容器の本体1に装着して使用すると、お湯を注出した時や水を補給する場合など、水やお湯が本体1を伝って落ちてきて電池ケース収納部2に浸入した水は、図4に矢印で示すように電池ケース3の凹所4に流れ込み、電池収納部6には浸入しない。特に、図4に点線で示すように何らかの理由で電池ケース3が少し引き出されている場合であっても、本体1を伝って落ちてきたお湯や水は、凹所4に流れ込むため電池収納部6に入るのを防ぐことができる。
【0019】
電池ケースの側壁23に形成した突起7は、本体に形成した電池ケース収納部2に挿入するときに、電池ケース収納部2の天面に当接してガタ付きを防止する機能と、凹部4を形成する部分の上縁に付着した水が表面張力によって電池ケースの側壁23の上縁を伝って電池収納部6に浸入するのを防止する機能がある。突起7を設けない場合であっても、凹部が形成される部分の上縁と電池収納部6を形成する側壁上縁との間に、電池収納部6の側壁上縁が高くなる段部(図示していない)を形成しておくと、入り込んだ水が周壁上縁を伝って電池収納部6に入り込むのを防ぐことができる。図面上、凹所4は側壁を備えた空室状に形成しているが、例えば凹溝のようなものであってもよい。
【0020】
本体1に形成する電池ケース収納部2は、本体のいずれの部分あるいは本体とは別に成型した電池ケース収納部2を、本体の内部に組み立てるものであってもよい。しかしながら、本体の下部には液の排出構造やヒータその他の機器を収容する関係から空間ができるため、ここに電池ケース収納部2を設けると器外に突出させるようなことなく合理的に配置することができる。また、本体1を合成樹脂材で成型する場合に、電池ケース収納部2を一体に形成するようにするとコストを低減することができるとともに、組み立てに伴うガタ付きや取り付け誤差の発生といった問題がない。
【0021】
図5は、電気ポット下部の横断面図、図6は図5のB−B線拡大断面図、図7は図6のC−C線断面図である。本体1の下部において一体に形成する電池ケース収納部2は、本体1の内部に突出する筒状として成型する。筒状に成型する電池ケース収納部2の開口部には、底壁32には段部33を形成し電池ケースの電池収納部が本体1下端よりも幾分高い所に位置し、水回りの近くで使用しても電池ケース収納部2に水が浸入しにくいようにしている。さらに、電池ケース収納部2の底部、具体的には底壁32に器外に連通する水抜き孔8を形成している。これにより、電池ケース収納部2に水が入りにくいとともに、例え電池ケース収納部2に水が入っても自然と器外に排出されることになる。
【0022】
電池ケース収納部2の後方すなわち内奥には、本体内部に収蔵する電気回路に接続される接点バネ9の取り付け部10と、接点バネ9用のリード線34を係止させる引っ掛け部11を一体に成型してある。この接点バネ9の取り付け部10とリード線34の引っ掛け部11は、電池ケース収納部2の天壁35を後方に延長する如く形成している。接点バネ9の取り付け部10には、接点バネ9をビス止めすることができるようにボス36を設けるとともに、電池ケース収納部2の後壁38に対向させて短い縦壁37を形成している。そして、取り付け部10に一端を固定した接点バネ9の他端を、縦壁37を迂回させて電池ケース収納部の後壁38の直後に弾性的に位置させるようにしている。
【0023】
電池ケース収納部2の後壁38には、先に述べた電池ケース3の接点バネ26が通過する接点孔39,39を穿設するとともに、電池ケース3の後壁24に突出させた係止爪30と自在に係合するラッチ40を装着している。しかして、電池ケース収納部2に電池ケース3を挿入することにより、電池ケース3の後壁24に突出させた係止爪30とラッチ40が係止され、電池を収納した電池ケース3を電池ケース収納部2内の所定位置に保持させる。このとき、接点孔39,39から突出する接点バネ26と、接点孔39に接近した位置に弾性的に取り付けられている接点バネ9とが当接し、電気的な接続状態が維持される。
【0024】
接点バネ9用のリード線34を係止させる引っ掛け部11は、図10に示すように接点バネ9の取り付け部10の後端部に垂設させた下垂壁として形成し、この下垂壁の下端からリード線34を通過させることができる幅のスリット41設けることによって実施することができる。すなわち、スリット41の開放端からリード線34を通過させた状態で接点バネ9に接続するとリード線34がスリット41に係止される。スリット41の幅は、リード線34がなるべくタイトに通過する幅としておくのが好ましい。このように、本体1と一体に引っ掛け部11成型しておくと、引っ掛け部11が動く虞が少ない。そのため、引っ掛け部11に係止させたリード線34が不用意に動くことがない。そのため、リード線34に引っ張り力が作用することがなく、リード線34の切断や結線部分の接触不良を誘発することを防止することができる。
【0025】
本体1の下部において、本体1の内部に向けて突出する筒状の態様で、電池ケース収納部2を本体と一体に成型するには、図11に示すように、本体を成型する下型42と上型43の他に金型としてスライド金型44を利用する。すなわち、図12に示すように、下型42と上型43によって形成する大きな空間にスライド金型44を挿入することによってスライド金型44と下型42及び上型43との間の空間に合成樹脂材が流れ込み電池ケース収納部2が成型される。しかしながら、このようなスライド金型44は片持ち状態でセットされることになるため妄動し易く、特に高圧で合成樹脂材が注入される際に動き易い欠点がある。
【0026】
上記、欠点を解消する方法として、図示実施形態では、電池ケース収納部2の内奥部分において上型43に突起45を突出させておき、この突起45が外方から挿入したスライド金型44の先端の上部に係合するようにしておく。このようにしておくと、スライド金型44の上方と左右方向の妄動を防止することができる。一方、下型42にスライド金型44の下面を支持する突起46を形成しておくと、スライド金型44の下方向への妄動を防止することができ、電池ケース収納部2を正確に成型することができる。
【0027】
特に、内奥部分において、電池ケース収納部2の天壁を成型する部分の上型43に下に向けて突起45を突出させるとともに、下型42にスライド金型44の下面を支持する突起46を形成しておくと、上型43とスライド金型44の作動順序をいずれを先に駆動させても突起が破損するようなことがなく、成型の作業性を向上させることができる。上型43に下に向けてに突起45を突出させることによって、電池ケース収納部2の天壁35に孔14が形成されるとともに、下型42にスライド金型44の下面を支持する突起46を形成しておくことによって、水抜き孔8が成型されることになる。
【0028】
このように、天壁35に孔14が形成された電池ケース収納部2の外表面に、アルミテープのように防水性を備えた反射部材47を貼着しておくと、前記孔14を塞ぐことができるとともに、ヒータ16や内容器15といった器内の熱が電池に伝わりにくく、電池が加熱されるのを防ぐことができる。
【0029】
先に述べたように、筒状に成型する電池ケース収納部2の底壁32に段部33を形成し、電池ケース3の電池収納部6が本体1下端よりも幾分高い所に位置するようにすると、この部分が肉厚に成型されることになる。そこで、電池ケース収納部の底面部分を肉ぬすみによって本体の底面から上方に窪ませるようにすると、ここが指掛け部として機能する。したがって、例えば電気ポット全体を持ち上げながら水を捨てるような場合に、本体底部の指掛け部48に手指を掛けて取り扱うようにすると、滑るようなことがなく取扱いに便利なものとなる。
【0030】
なお、図1に示すように、本体の底部には回転体49を装着して任意の場所に載置した電気ポットを自由に回転させて使用できるようにするとともに、底板50を装着して器内構造が露出しないようにしている。
【0031】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明の液体容器における電池収納構造によれば、本体の内部に水などの液体を収容する内容器を備え、該内容器内の液体を加熱するヒータ装置を有するとともに電源の一つとして電池を使用する液体容器において、本体の一部に形成した電池ケース収納部に着脱可能に装着する電池ケースに、電池ケースの外方端部分に凹部を形成したため、お湯を注出させたり水の補給時に水がかかっても、その水が電池ケースの電池収納部に浸入しない。
【0032】
さらに、電池ケースの凹部を形成する部分の上縁と電池収納部を形成する側壁上縁との間に、電池収納部の側壁上縁が高くなる段部もしくは、凹部を形成する部分の上縁と電池収納部の周壁上縁との間に突起を形成したため、電池ケースの上縁を伝ってお湯や水が電池収納部に浸入することをより確実に防止することができる効果がある
【0033】
請求項記載の発明によれば、本体の下部に形成する電池ケース収納部を、外周方向に向けて器外に開口する筒状として本体と一体に形成し、その電池ケース収納部の底部に器外へ連通する水抜き孔を形成したため、例え電池ケース収納部にお湯や水が浸入しても、これが自然に器外に排出される効果がある
【0034】
請求項記載の発明によれば、本体と一体に形成する電池ケース収納部に、接点バネの取り付け部と接点バネ用リード線の引っ掛け部を形成したため、リード線が引っ張られることがなく、引っ張りによって発生する器内配線の断線や接触不良といったことをなくすることができる効果がある
【0035】
請求項記載の発明によれば、本体の下部に外周方向に向けて器外に開口する電池ケース収納部を金型のスライド構造によって本体と一体に形成し、かつ電池ケース収納部の内奥に電池ケース収納部内面を成型するスライド金型と他の金型が係合することによって形成される孔を形成した。換言すれば、上型とスライド金型とが係合する状態で電池ケース収納部を成型することができるようにしたため、成型の作業性を向上させることができる効果がある
【0036】
請求項記載の発明によれば、本体と一体に形成する電池ケース収納部の外表面に、電池ケース収納部内面を成型するスライド金型と他の金型が係合することによって形成される孔を塞ぐように防水性を備えた反射部材を貼着したため、ヒータや内容器といった器内の熱が電池に伝わるのを防止し、電池を保護することができる効果がある
【0037】
請求項記載の発明によれば、本体の下部に電池ケースを装着する電池ケース収納部を本体の下端から一定寸法上方に本体と一体に形成し、電池ケース収納部の底面部分を肉ぬすみによって本体の底面から上方に窪ませることによって指掛け部としたため、本体底部の指掛け部に手指を掛けて液体容器全体の持ち運びその他の取扱いをすることができ、手を滑らせるようなことなく安全に取扱うことができる効果がある
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a) は電気ポット全体の正面図、図1(b) は図1(a) のA−A線部分のみの拡大断面、
【図2】図2は、電池ケースの斜視図、
【図3】図3は、電池ケースの平面図、
【図4】図4は、電池ケースの中央断面図、
【図5】図5は、電気ポット下部の横断面図、
【図6】図6は、図5のB−B線拡大断面図、
【図7】図7は、図6のC−C線断面図、
【図8】図8は、一部を切欠して示す電気ポットの底面図、
【図9】図9は、図6のD矢視図、
【図10】図10は、図6のE矢視図
【図11】図11は、本体の下部を成型する金型の縦断面図、
【図12】図12は、本体の下部を成型する金型であって、スライド金型を抜いた状態を示す縦断面図。
【符号の説明】
1…本体、 2…電池ケース収納部、 3…電池ケース、 4…凹部、 5…水抜き孔、 6…電池収納部、 7…突起、 8…水抜き孔、 9…接点バネ、 10…取り付け部、 11…引っ掛け部、 12…スライド金型、 13…金型、 14…孔、 15…内容器、 16…ヒータ装置、 17…肩部材、 18…蓋、 19…注液口、 20…操作パネル、 21…前壁、 22…区画壁、 23…側壁、 24…後壁、 25…接点バネ、 26…接点バネ、 27…電池、 28…取付ボス、 29…貫通孔、30…係止爪、 31…貫通孔、 32…底壁、 33…段部、 34…リード線、 35…天壁、 36…ボス、 37…縦壁、 38…後壁、 39…接点孔、 40…ラッチ、41…スリット、 42…下型、 43…上型、 44…スライド金型、 45…突起、46…突起、 47…反射部材、 48…指掛け部、 49…回転体、 50…底板。

Claims (6)

  1. 本体の内部に水などの液体を収容する内容器を備え、該内容器内の液体を加熱するヒータ装置を有するとともに電源の一つとして電池を使用する液体容器において、本体の一部に形成した電池ケース収納部に電池を収納する電池ケースを着脱可能に装着し、該電池ケースの外方端部分に凹部を形成し、該凹部の内方に電池収納部を形成するとともに、
    電池ケースの凹部を形成する部分の上縁と電池収納部を形成する側壁上縁との間に、電池収納部の側壁上縁が高くなる段部もしくは、凹部を形成する部分の上縁と電池収納部の周壁上縁との間に突起を形成したことを特徴とする液体容器における電池収納構造。
  2. 本体の内部に水などの液体を収容する内容器を備え、該内容器内の液体を加熱するヒータ装置を有するとともに電源の一つとして電池を使用する液体容器において、本体の下部に電池ケースを装着する電池ケース収納部を外周方向に向けて器外に開口する筒状として本体と一体に形成し、該電池ケース収納部の底部に器外へ連通する水抜き孔を形成したことを特徴とする液体容器における電池収納構造。
  3. 本体の内部に水などの液体を収容する内容器を備え、該内容器内の液体を加熱するヒータ装置を有するとともに電源の一つとして電池を使用する液体容器において、本体の下部に外周方向に向けて器外に開口する電池ケース収納部を本体と一体に形成し、該本体と一体に形成する電池ケース収納部に、接点バネの取り付け部と接点バネ用リード線の引っ掛け部を形成したことを特徴とする液体容器における電池収納構造。
  4. 本体の内部に水などの液体を収容する内容器を備え、該内容器内の液体を加熱するヒータ装置を有するとともに電源の一つとして電池を使用する液体容器において、本体の下部に外周方向に向けて器外に開口する電池ケース収納部を金型のスライド構造によって本体と一体に形成し、該電池ケース収納部の内奥に電池ケース収納部内面を成型するスライド金型と他の金型が係合することによって形成される孔を形成したことを特徴とする液体容器における電池収納構造。
  5. 本体と一体に形成する電池ケース収納部の外表面に、電池ケース収納部内面を成型するスライド金型と他の金型が係合することによって形成される孔を塞ぐように防水性を備えた反射部材あるいは断熱部材を装着してなる請求項記載の液体容器における電池収納構造。
  6. 本体の内部に水などの液体を収容する内容器を備え、該内容器内の液体を加熱するヒータ装置を有するとともに電源の一つとして電池を使用する液体容器において、本体の下部に電池ケースを装着する電池ケース収納部を本体の下端から一定寸法上方に本体と一体に形成し、該電池ケース収納部の底面部分を肉ぬすみによって本体の底面から上方に窪ませることによって指掛け部としたことを特徴とする液体容器における電池収納構
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