JP4606105B2 - 像ブレ補正装置 - Google Patents

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Description

本発明は、互いに異なる2方向から力を加えて2次元方向に並進移動及び回動可能な像ブレ補正手段支持機構の姿勢により回動のために加える力の方向を制御する像ブレ補正装置に関する。
従来、撮影者の手ブレによる像ブレを補正するために、手ブレ量に応じて補正レンズや撮像素子等を光軸と垂直な平面上で移動させることにより、カメラの像ブレの補正を行う像ブレ補正機構は知られていた。このような像ブレ補正可能なカメラにおいて、撮影姿勢による重力の方向への光軸のズレを是正する力を像ブレ補正のための駆動力に重畳させることが提案されている(特許文献1)。
しかし、像ブレは光軸に平行な直線を軸とした回転ブレも含むものである。カメラの回転ブレも補正する機構が知られているが、撮影姿勢により回転ブレの補正の精度が低下してしまう点が問題であった。
特開2003−91028号公報
したがって、本発明では、撮影姿勢によらず十分な精度で回転ブレの補正が可能な像ブレ補正装置の提供を目的とする。
本発明のカメラに設けられる像ブレ補正装置は、可動部と、可動部を互いに異なる方向である第1方向と第2方向とに平行な可動平面に沿った平行移動可能な状態及び可動平面の法線を軸として回動可能な状態で支持する固定部と、可動部或いは固定部に設けられ第1方向の力を可動部に与える第1、第2駆動手段と、可動部或いは固定部に設けられ第2方向の力を可動部に与える第3、第4駆動手段と、可動部に対して重力のかかる重力方向を検出する姿勢検出手段と、可動平面の法線周りの回転ブレを検出するブレ検出手段と、ブレ検出手段により検出された回転ブレを補正するように可動部を回動させるために重力方向と第1方向とが平行である場合は第3、第4駆動手段から可動部に与えられる力を制御し重力方向と第2方向とが平行である場合は第1、第2駆動手段から可動部に与えられる力を制御する制御手段とを備えることを特徴としている。このような構成により、カメラを正位置、或いは縦位置で撮影する場合に可動部を回動させるための駆動力を出力させる駆動部が選択されるため、精密な回転ブレ補正が可能となる。
また、制御手段が第1方向と重力方向の間の角の第1正弦が第2方向と重力方向の間の角の第2正弦より大きい場合は可動部を回動させるために第1、第2駆動手段から可動部に与えられる力を制御し、第2正弦が第1正弦より大きい場合は可動部を回動させるために第3、第4駆動手段から可動部に与えられる力を制御することが好ましい。このような構成により、カメラを斜めに構えた場合に更に精密な回転ブレ補正が可能となる。
また、制御手段が1正弦と2正弦の差が予め定められる切替え値より小さい場合は可動部を回動させるために第1〜第4駆動手段が可動部に与える力を制御することが好ましい。
また、第1駆動手段が可動部に力を与える第1駆動点と第2駆動手段が可動部に力を与える第2駆動点とを結ぶ第1線分が第1方向と非平行であり、第3駆動手段が可動部に力を与える第3駆動点と第4駆動手段が可動部に力を与える第4駆動点とを結ぶ第2線分が第2方向と非平行であることが好ましい。また、第1線分が第1方向と垂直であり、第2線分が第2方向と垂直であることが好ましい。
また、可動平面に対してカメラの光軸が垂直となるようにカメラの像ブレ補正手段が可動部に設けられることが好ましい。さらに、像ブレ補正手段が撮像素子あることが好ましい。
また、第1方向と前記第2方向とが互いに垂直であることが好ましい。
また、姿勢検出手段が、加速度センサ、水銀スイッチ、及びスチールボールと非接触式スイッチのいずれかであることが好ましい。
本発明によれば、回転ブレの補正も含めた像ブレ補正装置を備えたカメラにおいて、撮影姿勢によらず回転ブレの補正の精度を高く維持することが可能となる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
本発明の第1の実施形態を適用した像ブレ補正装置を備えたカメラについて、図1〜5を用いて説明する。
なお、方向を説明するために、カメラ60を正位置、即ち光軸が地上の水平方向と平行でカメラ60の上下方向が地上の鉛直方向と平行に保った位置での、カメラ60における光軸LXと直交する水平方向を第1方向x、光軸LXと直行する鉛直方向を第2方向y、光軸LXと平行な方向を第3方向zとして説明する。また、図4は図3のIV‐IV線の断面における構成図を示す。
カメラ60は、主電源のオン/オフの切替えを行う電源ボタン61、レリーズボタン62、LCDモニタ63、CPU40、撮像ブロック44、AE部45、AF部46、撮像部64、及び撮影レンズ68によって構成される。
電源ボタン61を押すことにより電源スイッチ47のオン/オフが切替えられる。被写体像が、撮影レンズ68を介して撮像部64に設けられる撮像素子48により受光される。撮像素子48は例えばCCDである。また、撮像された被写体像はLDCモニタ63に表示される。
レリーズボタン62を、半押しすることにより測光スイッチ41がオンにされて測光、測距、及び合焦動作が行われ、全押しすることによりレリーズスイッチ42がオンにされてレリーズ動作が実行される。
CPU40において、後述する像ブレ補正に関する各部の制御、及びカメラ60全体の動作の制御が行われる。
撮像部64は撮像ブロック44により駆動される。AE部45により被写体の測光動作が実行されて露光値が算出される。次に算出された露光値に基づき撮影に必要となる絞り値及び露光時間が算出される。AF部46により測距が行われる。この測距に基づき撮影レンズ68が光軸方向に変位されることにより焦点調整が行われる。
カメラ60の像ブレ補正装置(図示せず)は、CPU40、角速度検出部49、駆動用ドライバ回路52、及び撮像素子支持機構10によって構成される。
像ブレ補正ボタン69を押すことにより像ブレ補正スイッチ43がオンにされる。像ブレ補正スイッチ43がオンにされると、測光等の他の動作と独立して一定時間毎に角速度検出部49及び撮像素子支持機構10が駆動されて像ブレ補正が行われる。
スイッチ41〜43の入力信号に対応する各種の出力はCPU40によって制御される。測光スイッチ41、レリーズスイッチ42、及び像ブレ補正スイッチ43のオン/オフ情報はそれぞれ1ビットのデジタル信号としてCPU40のポートP41、P42、P43に入力される。
次に角速度検出部49、姿勢センサ55、駆動用ドライバ回路52、撮像素子支持機構10、及びホール素子信号処理部53についての詳細とCPU40への入出力関係について説明する。
角速度検出部49は第1〜第3角速度センサ50a、50b、50c、及びアンプ・ハイパスフィルタ回路51によって構成される。第1角速度センサ50aにより一定時間(1ms)毎にカメラ60の第1方向xの角速度が検出され、同様に第2角速度センサ50bにより一定時間毎にカメラ60の第2方向yの角速度が検出される。第3角速度センサ50cにより一定時間毎にカメラ60の第3方向zに垂直な平面(以下可動平面とする)上における回転角速度が検出される。
アンプ・ハイパスフィルタ回路51により、第1方向xと第2方向yとの角速度、及び可動平面上における回転角速度に応じた信号が増幅された後、第1〜第3角速度センサ50a、50b、50cのヌル電圧やパンニングが増幅された信号から除去される。アンプ・ハイパスフィルタ回路51によりヌル電圧等が除去された信号は第1、第2、第3角速度vx、vy、vθとして、CPU40のA/D0、A/D1、及びA/D2に入力される。
A/D0、A/D1、及びA/D2から入力された第1、第2、及び第3角速度vx、vy、vθはCPU40によりA/D変換される。A/D変換された第1、第2、及び第3角速度vx、vy、vθ、及び焦点距離等を考慮した変換係数に基づいて一定時間に生じた像ブレ量がCPU40により算出される。この像ブレ量は第1方向x、第2方向y、及び可動平面の法線周りの回転角度の変位量として算出される。
CPU40により、算出された像ブレ量に応じて撮像部64の移動すべき位置Sが演算される。この演算においては、第1方向、第2方向、及び可動平面の法線周りの回転角度も考慮される。位置Sの第1方向x成分をsx、第2方向y成分をsy、可動平面上の回転角度成分をsθとする。
撮像部64を含む可動部20の移動は後述する電磁力によって行われる。可動部20を位置Sまで回転を含めて移動させるための駆動力Dについて2つの第1方向x成分を第1、第2水平方向PWMデューティーdx1、dx2、2つの第2方向y成分を第1、第2鉛直方向PWMデューティーdy1、dy2とする。
撮像素子支持機構10は、撮像部64を有する可動部20と固定部30とによって構成される。撮像素子支持機構10により、撮像部64をCPU40が算出した移動すべき位置Sに回転を含めて移動させることにより、回転を含めた可動平面上のブレによって生じた被写体像の結像面における光軸LXのズレが除去される。従って、被写体像と結像面位置が一定に保たれて像ブレ補正が実行される。
可動部20の駆動は、駆動用ドライバ回路52によって制御される第1駆動部、第2駆動部、第3駆動部、及び第4駆動部(図示せず)により駆動される。第1〜第4駆動部は、CPU40におけるPWM0、PWM1から出力される第1、第2水平方向PWMデューティーdx1、dx2とPWM2、PWM3から出力される第1、第2鉛直方向PWMデューティーdy1、dy2とに基づいて駆動用ドライバ回路52によって制御される。
第1〜第4駆動部による可動部20の位置Pは第1〜第4ホール素子23a、23b、23c、23d、及びホール素子信号処理部53によって検出される。検出された位置Pは第1、第2水平方向位置検出信号px1、px2が第1方向x成分として、第1、第2鉛直方向位置検出信号py1、py2が第2方向y成分として、それぞれCPU40のA/D3、A/D4、A/D5、A/D6に入力される。第1、第2水平方向位置検出信号px1、px2、及び第1、第2鉛直方向位置検出信号py1、py2はA/D3〜A/D6によってA/D変換される。
第1、第2水平方向位置検出信号px1、px2、及び第1、第2鉛直方向位置検出信号py1、py2に対してA/D変換後の位置Pの2つの第1方向x成分、及び2つの第2方向y成分のデータをそれぞれpdx1、pdx2、pdy1、pdy2とする。これらのデータから、可動部20の位置Pの第1方向x成分pxx、第2方向y成分pyy、及び回転角度pθが算出される。
姿勢センサ55は加速度センサであり、重力方向に平行な直線を可動平面上に第3方向zから投影した直線の方向である投影重力方向を検出することにより、カメラ60の第3方向zを軸にした第3方向傾斜角tθ(−180°≦tθ≦180°)が検出される。検出された第3方向傾斜角tθは、CPU40のA/D7に入力される。A/D7から入力された第3方向傾斜角tθはCPU40によりA/D変換される。
算出された可動部20の位置P(pxx、pyy、pθ)のデータ、移動すべき位置S(sx、sy、sθ)のデータ、及びA/D変換された第3方向傾斜角tθに基づいて第1〜第4駆動部は制御される。
第1駆動部は第1方向駆動用の第1コイル21a及び第1駆動磁石31aにより構成される。第2駆動部は第1方向駆動用の第2コイル21b及び第2駆動磁石31bにより構成される。第3駆動部は第2方向駆動用の第3コイル21c及び第3駆動磁石31cにより構成される。第4駆動部は第2方向駆動用の第4コイル21d及び第4駆動磁石31dにより構成される。
可動部20は可動基板22、第1〜第4コイル21a、21b、21c、21d、撮像部64、第1〜第4ホール素子23a、23b、23c、23d、ボール受け板24、及びプレート25によって構成される。固定部30は第1〜第4駆動磁石31a、31b、31c、31d、第1〜第4ヨーク32a、32b、32c、32d、及びベース板33によって構成される。
可動部20と固定部30とにより、第1〜第4ボール11a、11b、11c、11dが挟まれる。第1〜第4ボール11a、11b、11c、11dは、第3方向zに平行な単一の平面上にあり、それぞれボール受け板24とベース板33との間で回動自在である。可動部20と固定部30とは第1〜第4ボール11a、11b、11c、11dを介して接触が維持される。このような構成により、可動部20は第1方向x、或いは第2方向yへの平行移動、及び第3方向zに平行な直線を軸に回動可能な状態で、固定部30に支持される。なお、4以上のボールが挟まれる構成であってもよい。
可動部20は固定部30に固定されたバネ等の付勢部材(図示せず)により固定部20側のと反対の方向から固定部30側に付勢される。付勢部材は可動部20の回転を含む可動平面上の移動可能な状態を維持する。
撮像素子48の撮像範囲を最大活用するために、撮影レンズ68の光軸LXが撮像素子48の中心近傍を通る位置関係にある時に、可動部20は第1方向x、第2方向yともに可動範囲の中心に位置するように、可動部20と固定部30の位置関係が調整される。また、可動部20が第1方向x、第2方向yへの直線的な移動、及び回動する前の初期状態において、可動部20が移動範囲の中心に位置するように、可動部20と固定部30の位置関係が設定される。
更に初期状態において、撮像素子48の撮像面を構成する短形の4辺のそれぞれは、第1方向x或いは第2方向yのいずれかに平行な状態にあるように、可動部20と固定部30の位置関係が設定される。なお、撮像素子48の中心とは撮像素子48の撮像面を形成する短形が有する2つの対角線の交点とする。
可動部20において、撮影レンズ68の方向から見て光軸方向に撮像部64、プレート25が可動基板22に取付けられる。撮像部64には、撮像素子48、ステージ65、押さえ部66、及び光学ローパスフィルタ67が設けられる。ステージ65とプレート25により、撮像素子48、押さえ部66、及び光学ローパスフィルタ67は挟まれる。
ボール受け板24はステージ65に取付けられる。撮像素子48がプレート25を介して可動基板22に取付けられた状態において、撮像素子48の撮像面が光軸LXに垂直になるように取付けが調整される。プレート25は金属製であり、撮像素子48と接触することにより撮像素子48の放熱をすることが可能である。
可動基板22は変形した十字形に形成される。可動基板22は、撮像部64が取付けられる基板中央部22e、基板中央部22eから第1方向xに延びる第1端部22a、第2端部22b、基板中央部22eから第2方向yに延びる第3端部22c、及び第4端部22dを有する。
可動基板22上において、第1コイル21aは第1端部22aに、第2コイル21bは第2端部22bに、第3コイル21cは第3端部22cに、第4コイル21dは第4端部22dに設けられる。第1〜第4コイル21a、21b、21c、21dはシート状で且つ渦巻き状のコイルパターンとして形成される。
第1コイル21aのコイルパターンは、第1コイル21aの電流の方向と第1駆動磁石31aの磁界の向きとから生じる第1電磁力Pw1により第1コイル21aを含む可動部20を第1方向xに移動させるために、第2方向yと平行な線分を有する。
第2コイル21bのコイルパターンは、第2コイル21bの電流の方向と第2駆動磁石31bの磁界の向きとから生じる第2電磁力Pw2により第2コイル21bを含む可動部20を第1方向xに移動させるために、第2方向yと平行な線分を有する。
第3コイル21cのコイルパターンは、第3コイル21cの電流の方向と第3駆動磁石31cの磁界の向きとから生じる第3電磁力Pw3により第3コイル21cを含む可動部20を第2方向yに移動させるために、第1方向xと平行な線分を有する。
第4コイル21dのコイルパターンは、第4コイル21dの電流の方向と第4駆動磁石31dの磁界の向きとから生じる第4電磁力Pw4により第4コイル21dを含む可動部20を第2方向yに移動させるために、第1方向xと平行な線分を有する。
第1電磁力Pw1は第1コイル21aの第2方向yと平行な線分の各々にかかる電磁力の合力である。第1電磁力Pw1が1点に集中してかかるとみなせる点である第1駆動点26aが第1コイル21aの中心となるように、第1コイル21aのコイルパターンは形成される。
同様に、第2電磁力Pw2が1点に集中してかかるとみなせる点である第2駆動点26bが第2コイル21bの中心となるように、第2コイル21bのコイルパターンは形成され、第3電磁力Pw3が1点に集中してかかるとみなせる点である第3駆動点26cが第3コイル21cの中心となるように、第3コイル21cのコイルパターンは形成され、また第4電磁力Pw4が1点に集中してかかるとみなせる点である第4駆動点26dが第4コイル21dの中心となるように、第4コイル21dのコイルパターンは形成される。
第1駆動点26aと第2駆動点26bを結ぶ線分の中心と撮像素子48の中心が重なるように、且つ第1駆動点26aと第2駆動点26bを結ぶ直線が第1方向xと平行な直線と交わる関係即ち第1方向xと非平行な関係となるように、可動基板22上において第1、第2コイル21a、21bが配置される。
同様に、第3駆動点26cと第4駆動点26dを結ぶ線分の中心と撮像素子48の中心が重なるように、且つ第3駆動点26cと第4駆動点26dを結ぶ直線が第2方向yに平行な直線と交わる関係即ち第2方向yと非平行な関係となるように、可動基板22上において第3、第4コイル21c、21dが配置される。
このような構成をとることにより、第1〜第4電磁力Pw1〜Pw4の向き、大きさを制御することにより可動部20を可動平面と平行な平面上において第1方向x、或いは第2方向yへ移動自在であり、また可動平面に垂直で撮像素子48の中心を通る直線を軸として回動自在である。
第1〜第4コイル21a、21b、21c、21dはフレキシブル基板(図示せず)を介してこれらを駆動する駆動用ドライバ回路52と接続される。駆動用ドライバ回路52には、CPU40のPWM0、PWM1、PWM2、PWM3から第1、第2水平方向PWMデューティーdx1、dx2、及び第1、第2鉛直方向PWMデューティーdy1、dy2がそれぞれ入力される。
駆動用ドライバ回路52は入力された第1、第2水平方向PMWデューティーdx1、dx2の値に応じて第1、第2コイル21a、21bそれぞれに電力を供給し、可動部20を第1方向xに移動させ、可動部20を可動平面上に回転させる。また、駆動用ドライバ回路52は入力された第1、第2鉛直方向PMWデューティーdy1、dy2の値に応じて第3、第4コイル21c、21dそれぞれに電力を供給し、可動部20を第2方向yに移動させ、可動部20を可動平面上に回転させる。
第1ホール素子23aは、撮像素子48の中心を通り第1方向xに平行な直線と第1駆動点26aを通り第2方向yに平行な直線との交点に重なる位置に設けられる。第2ホール素子23bは、撮像素子48の中心を通り第1方向xに平行な直線と第2駆動点26bを通り第2方向yに平行な直線との交点に重なる位置に設けられる。
第3ホール素子23cは、撮像素子48の中心を通り第2方向yに平行な直線と第3駆動点26cを通り第1方向xに平行な直線との交点に重なる位置に設けられる。第4ホール素子23dは、撮像素子48の中心を通り第2方向yに平行な直線と第4駆動点26dを通り第1方向xに平行な直線との交点に重なる位置に設けられる。
固定部30において、板状部材であるベース板33には第1〜第4ヨーク32a、32b、32c、32d、及び第1〜第4駆動磁石31a、31b、31c、31dが設けられる。ベース板33は撮像素子48の撮像面と平行で、可動基板22と撮影レンズ68の間に配置される。なお、可動基板22がベース板33と撮影レンズ68の間に配置される構成であってもよい。
第1駆動磁石31aは第1コイル21a及び第1ホール素子23aと第3方向zにおいて対向するように、ベース板33における可動部20側に第1ヨーク32aを介して設けられる。
同様に、第2駆動磁石31bは第2コイル21b及び第2ホール素子23bと第3方向zに対向するように、ベース板33における可動部20側に第2ヨーク32bを介して設けられる。同様に、第3駆動磁石31cは第3コイル21c及び第3ホール素子23cと第3方向zにおいて対向するように、ベース板33における可動部20側に第3ヨーク32cを介して設けられる。同様に、第4駆動磁石31dは第4コイル21d及び第4ホール素子23dと第3方向zにおいて対向するように、ベース板33における可動部20側に第4ヨーク32dを介して設けられる。
第1駆動磁石31a、及び第2駆動磁石31bは第1方向xにN極とS極が並べられる。第3駆動磁石31c、及び第4駆動磁石31dは第2方向yにN極とS極が並べられる。
第1ヨーク32aは第2方向yから見てコの字型形状を有する多角柱の軟磁性体部材により形成される。第1ヨーク32aのコの字型形状の間に第1駆動磁石31a、第1コイル21a、及び第1ホール素子23aを第3方向zで挟みながら、第1ヨーク32aはベース板33上の可動部20側の面に固定される。
第2ヨーク32bは第2方向yから見てコの字型形状を有する多角柱の軟磁性体部材により形成される。第2ヨーク32bのコの字型形状の間に第2駆動磁石31b、第2コイル21b、及び第2ホール素子23bを第3方向zで挟みながら、第2ヨーク32bはベース板33上の可動部20側の面に固定される。
第3ヨーク32cは第1方向xから見てコの字型形状を有する多角柱の軟磁性体部材により形成される。第3ヨーク32cのコの字型形状の間に第3駆動磁石31c、第3コイル21c、及び第3ホール素子23cを第3方向zで挟みながら、第3ヨーク32cはベース板33上の可動部20側の面に固定される。
第4ヨーク32dは第1方向xから見てコの字型形状を有する多角柱の軟磁性体部材により形成される。第4ヨーク32dコの字型形状の間に第4駆動磁石31d、第4コイル21d、及び第4ホール素子23dを第3方向zで挟みながら、第4ヨーク32dはベース板33上の可動部20側に固定される。
第1〜第4ホール素子23a、23b、23c、23dはホール効果を利用した磁電変換素子であって、可動部20の第1方向x、第2方向y(第1、第2水平方向位置検出信号px1、px2、第1、第2鉛直方向位置検出信号py1、py2)を検出する1軸ホール素子である。第1、第2ホール素子23a、23bにより第1方向xの位置が検出され、第3、第4ホール素子23c、23dにより第2方向yの位置が検出される。
直線的な変化量を使って精度の高い位置検出が行える範囲を最大限活用して位置検出を行うため、撮像素子48の中心近傍が光軸LXを通る位置関係にある時に、第1駆動磁石31aのN極、S極と等距離近傍に配置するように、第1ホール素子23aの位置が調整される。
同様に、第2ホール素子23bの第1方向xの位置は、撮像素子48の中心近傍が光軸LXを通る位置関係にある時に、第2駆動磁石31bのN極、S極と等距離近傍に配置するように調整され、第3ホール素子23cの第1方向xの位置は、撮像素子48の中心近傍が光軸LXを通る位置関係にある時に、第3駆動磁石31cのN極、S極と等距離近傍に配置するように調整される。第4ホール素子32dの第2方向yの位置は、撮像素子48の中心近傍が光軸LXを通る位置関係にある時に、第4駆動磁石31dのN極、S極と等距離近傍に配置するように、第4ホール素子23dの位置が調整される。
ホール素子信号処理部53は第1〜第4ホール素子信号処理回路54a、54b、54c、54dを有する。第1〜第4ホール素子信号処理回路54a、54b、54c、54dはフレキシブル基板(図示せず)を介して第1〜第4ホール素子23a、23b、23c、23dにそれぞれ接続される。
第1ホール素子信号処理回路54aにより、第1ホール素子23aの出力信号から第1ホール素子23aにおける出力端子間の電位差が検出される。検出された電位差に基づいて第1ホール素子23aがある部分(点A、図5参照)の第1方向xの位置を特定する第1水平方向位置検出信号px1がCPU40のA/D3に入力される。
第2ホール素子信号処理回路54bにより、第2ホール素子23bの出力信号から第2ホール素子23bにおける出力端子間の電位差が検出される。検出された電位差に基づいて第2ホール素子23bがある部分(点B、図5参照)の第1方向xの位置を特定する第1水平方向位置検出信号px2がCPU40のA/D4に入力される。
第3ホール素子信号処理回路54cにより、第3ホール素子23cの出力信号から第3ホール素子23cにおける出力端子間の電位差が検出される。検出された電位差に基づいて第3ホール素子23cがある部分(点C、図5参照)の第2方向yの位置を特定する第2鉛直方向位置検出信号py1がCPU40のA/D5に入力される。
第4ホール素子信号処理回路54dにより、第4ホール素子23dの出力信号から第4ホール素子23dにおける出力端子間の電位差が検出される。検出された電位差に基づいて第4ホール素子23dがある部分(点D、図5参照)の第2方向yの位置を特定する第2鉛直方向位置検出信号py2がCPU40のA/D6に入力される。
4つのホール素子23a、23b、23c、23dにより、回転角度を含めた可動部20の位置が特定される。第1、第2ホール素子23a、23bにより、可動部20上の2つの点についての第1方向xの位置が特定される。第3、第4ホール素子23c、23dにより、可動部20上の2つの点についての第2方向yの位置が特定される。2つの点についての第1方向xの位置情報と、2つの点についての第2方向yの位置情報とに基づいて、可動部20の回転角度を含めた位置を特定する事が可能である。
図5を用いて、可動部20の位置を特定する方法について説明する。点A、点B、点C、点Dの位置情報から、点Pの位置データ(pxx、pyy、pθ)が求められる。点Aは第1ホール素子23aの位置、点Bは第2ホール素子23bの位置、点Cは第3ホール素子23cの位置、点Dは第4ホール素子23dの位置を示す。点Pは線分BCと線分ADとの交点である。
線分ADの中点と線分BCの中点において両線分が交わり、その交点が点Pとなるように可動部20における第1〜第4ホール素子23a、23b、23c、23dの位置が調整される。更に、点Pと撮像素子48の中心が第3方向zにおいて重なるように、第1〜第4ホール素子23a、23b、23c、23d及び撮像素子48が可動部20に配置される。
点Aについては、第1ホール素子23aにより第1方向xの位置が検出される(第1水平方向位置検出信号px1)。点Bについては、第2ホール素子23bにより第1方向xの位置が検出される(第2水平方向位置検出信号px2)。点Cについては、第3ホール素子23cにより第2方向yの位置が検出される(第1鉛直方向位置検出信号py1)。点Dは、第4ホール素子23dにより第2方向yの位置が検出される(第2鉛直方向位置検出信号py2)。
第1、第2水平方向位置検出信号px1、px2、第1、第2鉛直方向位置検出信号py1、py2がA/D変換されたデータpdx1、pdx2、pdy1、pdy2と、線分AP、BP、CP、DPの長さdによって、位置P(pxx、pyy、pθ)の値が次の(1)〜(3)式により求められる。
pxx=(pdx1+pdx2)/2 (1)
pyy=(pdy1+pdy2)/2 (2)
pθ=cos-1{(pdx1−pdx2)/(2×d)}=cos-1{(pdy1−pdy2)/(2×d)} (3)
ここで回転角度pθは、図5に示すように、線分BPと第1方向xのなす角度であり、線分APと第2方向yのなす角度とする。
次に、以上のような本実施形態の構成における可動部20を平行移動、及び回動させるための制御について説明する。
可動部20を第1方向xに平行移動させる場合、第1端部22aにかかる第1電磁力Pw1と第2端部22bにかかる第2電磁力Pw2とが同じ向きで、同じ大きさとなるように、CPU40により第1、第2水平方向PWMデューティーdx1、dx2の値が制御される。
可動部20を第2方向yに平行移動させる場合、第3端部22cにかかる第3電磁力Pw3と第4端部22dにかかる第4電磁力Pw4とが同じ向きで、同じ大きさとなるように、CPU40により第1、第2鉛直方向PWMデューティーdy1、dy2の値が制御される。
可動部20を第1方向x或いは第2方向yに平行移動させること無く可動平面上で回動させる場合、第1端部22aにかかる第1電磁力Pw1と第2端部22bにかかる第2電磁力Pw2とが逆向きで同じ大きさとなるよう、且つ/或いは第3端部22cにかかる第3電磁力Pw3と第4端部22dにかかる第4電磁力Pw4とが逆向きで同じ大きさとなるように、CPU40により第1、第2水平方向PWMデューティーdx1、dx2の値の制御、或いは第1、第2鉛直方向PWMデューティーdy1、dy2の値の制御が行われる。
姿勢センサ55により検出された第3方向傾斜角tθに基づいて、可動部20を可動平面上で回動させるために、第1、第2水平方向PWMデューティーdx1、dx2の制御、及び第1、第2鉛直方向PWMデューティーdy1、dy2の制御のいずれか一方、或いは両方を行うかが決められる。
図6に示すようにカメラ60が正位置の姿勢である場合には、第1端部22aにかかる第1駆動力Pw1と第2端部22bにかかる第2駆動力Pw2との向きや大きさを調整して可動部20を回動させるように、CPU40により第1、第2水平方向PWMデューティーdx1、dx2の値の制御が行われる。
また、図7に示すようにカメラ60が縦位置、即ち正位置から光軸を中心に90°回転させた姿勢である場合には、第3端部22cにかかる第3駆動力Pw3と第4端部22dにかかる第4駆動力Pw4との向き及び大きさを調整して可動部20を回動させるように、CPU40により第1、第2鉛直方向PWMデューティーdy1、dy2の値の制御が行われる。
第3方向傾斜角tθに基づく制御について更に詳細に図8〜図12を用いて説明する。なお、図8〜図10はカメラ60の光軸が地上の水平方向に平行な状態、即ち重力方向が可動平面Sに平行な状態における、第3方向傾斜角tθ、第1方向、第2方向、及び地上の重力方向の関係を示している。図11、図12はカメラ60が第1方向xに平行な直線を軸に回転した状態における第1方向及び第2方向と、第3方向傾斜角tθと、地上の重力方向とについての関係を説明する図である。
重力方向と第1方向とのなす角を第1の角(0°≦第1の角≦180°)、第1の角の正弦を第1正弦、重力方向と第2方向とのなす角を第2の角(0°≦第2の角≦180°)、第2の角の正弦を第2正弦とする。図8に示すように第3方向傾斜角tθが0°の時、第1の角の角度は90°であり、第1正弦は1となる。一方、第2の角の角度は180°であり、第2正弦は0となる。また、図9に示すように第3方向傾斜角tθが10°の時、第1の角の角度は100°であり、第1正弦は約0.98となる。一方、第2の角の角度は170°であり、第2正弦は約0.17となる。
第3方向傾斜角tθが0°、10°の場合のように第1正弦が第2正弦より大きい場合、即ち−180°≦tθ<−135°、−45°<tθ<45°、及び135°<tθ≦180°の場合は、可動部20を回動させるための制御は第1、第2水平方向PWMデューティーdx1、dx2に対して行われる。
一方、図10に示すように、第3方向傾斜角tθが90°の時、第1の角の角度は180°であり、第1正弦は0となる。一方、第2の角の角度は0°であり、第2正弦は1となる。このように第2正弦が第1正弦より大きい場合、即ち−135°<tθ<−45°、及び45°<tθ<135°の場合は、可動部20を回動させるための制御は第1、第2鉛直方向PWMデューティーdy1、dy2に対して行われる。
図11に示すように、可動部20が第1方向xに平行な直線を軸に回転した状態でも、第1正弦が第2正弦より大きい場合に、可動部20を回転させるための制御が第1、第2水平方向PWMデューティーdx1、dx2に対して行われ、第2正弦が第1正弦より大きい場合に、可動部20を回転させるための制御が第1、第2鉛直方向PWMデューティーdy1、dy2に対して行われる。
なお、本実施形態において使用している姿勢センサ55では可動部20が第1方向x平行な直線を軸に回転した場合は第1の角の角度、及び第2の角の角度が不明であるが、以下に説明するように第3方向傾斜角tθから第1正弦と第2正弦のどちらが大きいか判別可能である。
可動平面Sに平行な方向であって、第3方向zから見て重力方向と平行な方向を投影重力方向PDとする(図11参照)。重力方向に平行な直線上の2点それぞれから可動平面に法線を延ばし、その法線と可動平面のそれぞれの交点を結んだ線分は投影重力方向PDと平行である。また、カメラ60が正位置である状態における重力方向を基準重力方向SDとする(図12参照)。第3方向傾斜角tθは投影重力方向PDと基準重力方向SDのなす角である。
投影重力方向PDと第1方向のなす角を第1’の角(図12参照)、第1’の角の正弦を第1’正弦、投影重力方向ADと第2方向のなす角を第2’の角(図12参照)、第2’の角の正弦を第2’正弦とする。第1’正弦が第2’正弦より大きい場合、第1正弦は第2正弦より大きくなり、第2’正弦が第1’正弦より大きい場合、第2正弦は第1正弦より大きい。
従って、第3方向傾斜角tθが、−180°≦tθ<−135°、−45°<tθ<45°、及び135°<tθ≦180°の範囲にある場合は、第1正弦が第2正弦より大きくなる。一方、第3方向傾斜角tθが、−135°<tθ<−45°、45°<tθ<135°の場合は、第2正弦が第1正弦より大きくなる。
以上のような制御の効果について、第3方向zが地上の水平方向と平行で第3傾斜角tθが0°場合を例として図13、図14を用いて説明する。図13は可動部20を回動させるために、第2方向yに駆動力を与える場合の状態を示し、図14は可動部20を回動させるために、第1方向xに駆動力を与える場合の状態を示している。
可動部20には重力がかかるため、像ブレ補正を行わない状態においても、重力のかかる方向と反対の方向の力を可動部20に与えて、光軸LXと撮像素子48の中心を一致させる必要がある。従って、像ブレ補正時において第1〜第4駆動部は、可動部20にかかる重力による平行移動を打ち消すための力FK、及び像ブレ補正のために可動部20を平行移動FS、回動させるための力FRの合力Fを可動部20に与える必要がある。
第3方向zが地上の水平方向と平行で第3傾斜角tθが0°の場合、重力方向と第2方向yは平行である。従って、打ち消すための力FKは、第2方向yの駆動力を出力する第1、第4駆動部から出力される。
合力Fに対する回動させるための力FRの比の絶対値|FR/F|が小さい程、可動部20の精密な回動の制御は難しくなる。回動させるための力FRを第3、第4駆動部から与える場合(図13参照)、及び第1、第2駆動部から与える場合(図14参照)における、FRに対するFの比の絶対値|FR/F|を比較する。なお、説明を簡単にするために、可動部20の回動のみを行うものとして説明する。
回動させるための力FRを第1、第2駆動部から与える場合は合力F=FRである。従って、FRに対するFの比の絶対値|FR/F|は1となる(図14参照)。一方、回動させるための力FRを第3、第4駆動部から与える場合は合力F=FK+FRである。従って、FRに対するFの比の絶対値|FR/F|は|FR/(FK+FR)|であり、打ち消すための力FKは回動させるための力FRに比べて大きい事を考慮するとこの比の絶対値は1より小さくなる(図13参照)。
Rに対するFの比の絶対値|FR/F|が大きい、即ちFKが小さい程、可動部20の精密な回動には有利である。また、第1〜第4駆動部の最大駆動力FMAXと打ち消すための力FKとの差が像ブレ補正のために使える力となるので、FKが小さい程、精密な像ブレ補正に有利である。
第1正弦が第2正弦より大きい場合は第1方向のFKが小さく、第2正弦が第1正弦より大きい場合は第2方向のFKが小さくなる。従って、本実施形態のように第1正弦が第2正弦より大きい場合は、第1、第2水平方向PWMデューティーpx1、px2を制御し、第2正弦が第1正弦より大きい場合は、第1、第2鉛直方向PWMデューティーpy1、py2を制御することが、可動部20を精密に回動するのに有利である。
図13、図14においては、第3方向zが地上の水平方向と平行である場合についての説明であるが、第3方向zが地上の水平方向と非平行である場合についても同様である。
次に第2の実施形態を適用した駆動方向制御システムが組込まれた像ブレ補正機能を備えたカメラについて説明する。第2の実施形態では、第1〜第4駆動部、及び第1〜第4ホール素子の配置が第1の実施形態と異なる。以下、第1の実施形態と異なる点を中心に第2の実施形態を図15〜図17を用いて説明する。第1の実施形態と同じ機能を有する部位は同じ符号をつけている。また、図16は図15のXVI‐XVI線の断面における構成図を示す。
可動基板220を第1方向に駆動する第1駆動部は第3端部220cに設けられる。即ち、第1コイル210aが可動基板220の第3端部220cに設けられ、第1駆動磁石310aが第1コイル210a及び第1ホール素子230aと第3方向zにおいて対向するように、ベース板33における可動部200側に第3ヨーク32cを介して設けられる。
可動基板220を第1方向に駆動する第2駆動部は第4端部220dに設けられる。即ち、第2コイル210bが可動基板220の第4端部220dに設けられ、第2駆動磁石310bが第2コイル210b及び第2ホール素子230bと第3方向zにおいて対向するように、ベース板33における可動部200側に第4ヨーク32dを介して設けられる。
可動基板220を第2方向に駆動する第3駆動部は第1端部220aに設けられる。即ち、第1コイル210cが可動基板220の第1端部220aに設けられ、第3駆動磁石310cが第3コイル210c及び第3ホール素子230cと第3方向zにおいて対向するように、ベース板33における可動部200側に第1ヨーク32aを介して設けられる。
可動基板220を第2方向に駆動する第4駆動部は第2端部220bに設けられる。即ち、第4コイル210dが可動基板220の第2端部220bに設けられ、第4駆動磁石310dが第4コイル210d及び第4ホール素子230dと第3方向zにおいて対向するように、ベース板33における可動部200側に第2ヨーク32bを介して設けられる。
第1の実施形態と同様に、第1コイル210a、第2コイル210bのコイルパターンは、第2方向yと平行な線分を有し、第3コイル210c、第4コイル210dのコイルパターンは、第1方向xと平行な線分を有する。
第1の実施形態と同様に、第1駆動点260aが第1コイル210aの中心となるように第1コイル210aのコイルバターンは形成される。第2駆動点260bが第2コイル210bの中心となるように第2コイル210bのコイルバターンは形成される。第3駆動点260cが第3コイル210cの中心となるように第3コイル210cのコイルバターンは形成される。第4駆動点260dが第4コイル210dの中心となるように第4コイル210dのコイルバターンは形成される。
第1駆動点260aと第2駆動点260bを結ぶ線分の中心と撮像素子48の中心が重なるように、且つ第1駆動点260aと第2駆動点260bを結ぶ直線が第2方向yと平行になるように、可動基板220上において第1、第2コイル210a、210bが配置される。従って、第1駆動点260aと第2駆動点260bを結ぶ第1線分は第1方向xに対して垂直である。
第3駆動点260cと第4駆動点260dを結ぶ線分の中心と撮像素子48の中心が重なるように、且つ第3駆動点260cと第4駆動点260dを結ぶ直線が第1方向xと平行になるように、可動基板220上において第3、第4コイル210c、210dが配置される。従って、第3駆動点260cと第4駆動点260dを結ぶ第2線分は第2方向yに対して垂直である。
第1ホール素子230aは第1駆動点260aと重なる位置に配置される。第2ホール素子230bは第2駆動点260bと重なる位置に配置される。第3ホール素子230cは第3駆動点260cと重なる位置に配置される。第4ホール素子230dは第4駆動点260dと重なる位置に配置される。
第1の実施形態と同様に、第1、第2駆動磁石310a、310bは第1方向xにN極とS極が並べられ、第3、第4駆動磁石310c、310dは第2方向yにN極とS極が並べられる。
第1〜第4ヨーク32a、32b、32c、32dの配置は第1の実施形態と同様である。
第1の実施形態と同様に、第1、第2ホール素子230a、230bにより第1方向xの位置が検出され、第3、第4ホール素子230c、230dにより第2方向yの位置が検出される。
即ち、第1ホール素子230aのある部分(点A’、図17参照)の第1方向xの位置を特定する第1水平方向位置検出信号px1が、第2ホール素子230bのある部分(点B’、図17参照)の第1方向xの位置を特定する第2水平方向位置検出信号px2が、第3ホール素子230cのある部分(点C’、図17参照)の第2方向yの位置を特定する第1鉛直方向位置検出信号py1が、及び第4ホール素子230dのある部分(点D’、図17参照)の第2方向yの位置を特定する第2鉛直方向位置検出信号py2がCPU40に入力される。
可動部20の位置についての位置データ(pxx、pyy、pθ)は、第1の実施形態と同様に次の(1)〜(3)式により求められる。
pxx=(pdx1+pdx2)/2 (1)
pyy=(pdy1+pdy2)/2 (2)
pθ=cos-1{(pdx1−pdx2)/(2×d)}=cos-1{(pdy1−pdy2)/(2×d)} (3)
以上のような本実施形態の構成における可動部220を平行移動、及び回動させるための制御は、第1の実施形態と同様である。
可動部20を第1方向xに平行移動させる場合、第3端部220cにかかる第1電磁力Pw1と第4端部220dにかかる第2電磁力Pw2とが同じ向きで、同じ大きさとなるように、CPU40により第1、第2水平方向PWMデューティーdx1、dx2の値が制御される。
可動部20を第2方向yに平行移動させる場合、第1端部220aにかかる第3電磁力Pw3と第2端部220bにかかる第4電磁力Pw4とが同じ向きで、同じ大きさとなるように、CPU40により第1、第2鉛直方向PWMデューティーdy1、dy2の値が制御される。
可動部20を第1方向x或いは第2方向yに平行移動させること無く可動平面上で回動させる場合、第3端部220cにかかる第1電磁力Pw1と第4端部220dにかかる第2電磁力Pw2とが逆向きで同じ大きさとなるよう、且つ/或いは第1端部220aにかかる第3電磁力Pw3と第2端部220bにかかる第4電磁力Pw4とが逆向きで同じ大きさとなるように、CPU40により第1、第2水平方向PWMデューティーdx1、dx2の値の制御、或いは第1、第2鉛直方向PWMデューティーdy1、dy2の値の制御が行われる。
姿勢センサ55により検出された第3方向傾斜角tθに基づいて、第1の実施形態と同様に可動部200を可動平面上で回動させるために、第1、第2水平方向PWMデューティーdx1、dx2の制御、及び第1、第2鉛直方向PWMデューティーdy1、dy2の制御のいずれか一方、或いは両方を行うかが決められる。
図18に示すようにカメラ60が正位置の姿勢である場合には、第3端部220cにかかる第1駆動力Pw1と第4端部22dにかかる第2駆動力Pw2との向きや大きさを調整して可動部200を回動させるように、CPU40により第1、第2水平方向PWMデューティーdx1、dx2の値の制御が行われる。
また、図19に示すようにカメラ60が縦位置の姿勢である場合には、第1端部22aにかかる第3駆動力Pw3と第2端部22bにかかる第4駆動力Pw4との向き及び大きさを調整して可動部200を回動させるように、CPU40により第1、第2鉛直方向PWMデューティーdy1、dy2の値の制御が行われる。
また、第3方向傾斜角tθに基づく、第1〜第4駆動部の制御についての更なる詳細は第1の実施形態と同様である。即ち、第3方向傾斜角tθが−180°≦tθ<−135°、−45°<tθ<45°、及び135°<tθ≦180°である場合(図8、9参照)は、可動部200を回動させるための制御は、第3端部220cに設けられる第1駆動部と第4端部220dに設けられる第2駆動部を駆動するために、第1、第2水平方向PWMデューティーdx1、dx2に対して行われる。
一方、第3方向傾斜角tθが−135°<tθ<−45°、及び45°<tθ<135°である場合(図10参照)は、可動部20を回動させるための制御は、第1端部220aに設けられる第3駆動部と第2端部220bに設けられる第4駆動部を駆動するために、第1、第2鉛直方向PWMデューティーdy1、dy2に対して行われる。
なお、第1、第2の実施形態において、第1正弦が第2正弦より大きい時は第1、第2水平方向PWMデューティーdx1、dx2を制御して可動部20を回転させ、第2正弦が第1正弦より大きい時は第1、第2鉛直方向PWMデューティーdy1、dy2を制御して可動部20を回転させたが、第1正弦と第2正弦の差が予め定められる切替え値より小さい場合は第1、第2水平方向PWMデューティーdx1、dx2、及び第1、第2鉛直方向PWMデューティーdy1、dy2を制御して可動部20を回転させる構成であってもよい。
カメラが斜めに構えられた姿勢においては、重力に対して可動部を移動させないようにする力は第1方向x、第2方向yの両方向にかかるので可動部を回動させるための駆動力を第1〜第4駆動部に重畳させることが好ましいからである。
また、第1、第2の実施形態において、投影重力方向を検出する姿勢センサを用いたが、重力方向を直接検出する姿勢センサを用いてもよい。なお、重力方向とは、直接的には物品に対して重力がかかる方向であるが、物品に重力がかかり移動する方向も間接的には重力方向に含まれる。可動部20は可動平面上を移動可能な様に支持されているため、可動部20に重力がかかり移動する方向が投影重力方向であるので、投影重力方向は広義の意味で重力方向に含まれる。
また、第1、第2の実施形態において、第1正弦と第2正弦の大小により、可動部を回動させるための力を与える駆動部の切替えを行っているが、重力方向と第1方向xが平行となる場合に第2方向yの力を可動部に与える駆動部によって可動部を回動させ、重力方向と第1方向xが非平行である場合は第1方向xの力を可動部に与える駆動部によって可動部を回動させる構成であってもよい。
逆に、重力方向と第2方向yが平行となる場合に第1方向xの力を可動部に与える駆動部によって可動部を回動させ、重力方向と第2方向yが非平行である場合は第2方向yの力を可動部に与える駆動部によって可動部を回動させる構成であってもよい。
通常、第2方向と重力方向が平行で逆向きである正位置、或いは第1方向と重力方向が平行である縦位置となる姿勢で、撮影は行われる。従って、上記のような構成により、可動部を回動させるための駆動部の選択を簡単な制御により行うものでも、十分な像ブレ補正が可能であり、簡易な構成の姿勢センサを用いることが可能である。
また、第1、第2の実施形態において加速度センサを姿勢センサとして用いたが、水銀スイッチ、スチールボールと非接触式スイッチ等の公知の姿勢センサによって構成してもよい。
また、可動部の移動のために電磁力を与える可動部上の位置は、第1、第2の実施形態のように4箇所に限られない。第1方向x、第2方向yのいずれにおいても2箇所以上の場所で電磁力を与えればよい。但し、2箇所以上において電磁力を与える方向に関しては電磁力を与える2点を結んだ線分と電磁力を与える方向に平行な直線が交わる即ち非平行な関係である事が必要である。
本発明の第1、第2の実施形態を適用した駆動制御システムを組込んだ像ブレ補正機能を備えるカメラの外観図である。 第1、第2の実施形態を適用した駆動制御システムを組込んだ像ブレ補正機能を有するカメラの電気的構成を示す回路図である。 第1の実施形態における撮像素子支持機構の構成図である。 図3のIV‐IV線に沿った断面図である。 2つの第1方向の位置と2つの第2方向の位置から、点Pの位置を求める方法を説明するためのxy平面図である。 第1の実施形態を適用した像ブレ補正装置を有するカメラが正位置にある場合における可動部の制御について説明する図である。 第1の実施形態を適用した像ブレ補正装置を有するカメラが縦位置にある場合における可動部の制御について説明する図である。 カメラの傾斜に応じて回動のための駆動力を重畳する駆動部を切替えることを説明する図である。 カメラの傾斜に応じて回動のための駆動力を重畳する駆動部を切替えることを説明する図である。 カメラの傾斜に応じて回動のための駆動力を重畳する駆動部を切替えることを説明する図である。 カメラの光軸が地上の水平面に対して傾斜している状態における第1方向、第2方向、重力方向、及び投影重力方向との関係を示す図である。 基準重力方向、投影重力方向、第1方向、及び第2方向の関係を示す図である。 正位置において、第3、第4駆動部の駆動力により可動部を回動させる場合の、駆動力を説明するための図である。 正位置において、第1、第2駆動部の駆動力により可動部を回動させる場合の、駆動力を説明するための図である。 第2の実施形態における撮像素子支持機構の構成図である。 図14のXVI‐XVI線に沿った断面図である。 2つの第1方向の位置と2つの第2方向の位置から、点Pの位置を求める方法を説明するためのxy平面図である。 第2の実施形態を適用した像ブレ補正装置を有するカメラが正位置にある場合における可動部の制御について説明する図である。 第2の実施形態を適用した像ブレ補正装置を有するカメラが縦位置にある場合における可動部の制御について説明する図である。
符号の説明
20、200 可動部
21a〜21d 第1〜第4コイル
22、220 可動基板
22a〜22d、220a〜220d 第1〜第4端部
23a〜23d 第1〜第4ホール素子
26a〜26d 第1〜第4駆動点
30 固定部
31a〜31d 第1〜第4駆動磁石
32a〜32d 第1〜第4ヨーク
33 ベース板
40 CPU
48 撮像素子
50a〜50c 第1〜第3角速度センサ
52 駆動用ドライバ回路
53 ホール素子信号処理部
54a〜54d 第1〜第4ホール素子信号処理回路
55 姿勢センサ
60 カメラ

Claims (8)

  1. カメラに設けられる像ブレ補正装置において、
    可動部と、
    前記可動部を、互いに異なる方向である第1方向と第2方向とに平行な可動平面に沿った平行移動可能な状態、及び前記可動平面の法線を軸として回動可能な状態で支持する固定部と、
    前記可動部或いは前記固定部に設けられ、前記第1方向の力を前記可動部に与える第1、第2駆動手段と、
    前記可動部或いは前記固定部に設けられ、前記第2方向の力を前記可動部に与える第3、第4駆動手段と、
    前記可動部に対して重力のかかる重力方向を検出する姿勢検出手段と、
    前記可動平面の法線周りの回転ブレを検出するブレ検出手段と、
    前記ブレ検出手段により検出された回転ブレを補正するように前記可動部を回動させるために、前記重力方向と前記第1方向とが平行である場合は前記第3、第4駆動手段から前記可動部に与えられる力を制御し、前記重力方向と前記第2方向とが平行である場合は前記第1、第2駆動手段から前記可動部に与えられる力を制御する制御手段とを備え
    前記第1駆動手段が前記可動部に力を与える第1駆動点と、前記第2駆動手段が前記可動部に力を与える第2駆動点とを結ぶ第1線分が前記第1方向と非平行であり、
    前記第3駆動手段が前記可動部に力を与える第3駆動点と、前記第4駆動手段が前記可動部に力を与える第4駆動点とを結ぶ第2線分が前記第2方向と非平行である
    ことを特徴とする像ブレ補正装置。
  2. 前記制御手段が、
    前記第1方向と前記重力方向の間の角の第1正弦が、前記第2方向と前記重力方向の間の角の第2正弦より大きい場合は、前記可動部を回動させるために前記第1、第2駆動手段から前記可動部に与えられる力を制御し、
    前記第2正弦が前記第1正弦より大きい場合は、前記可動部を回動させるために前記第3、第4駆動手段から前記可動部に与えられる力を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の像ブレ補正装置。
  3. 前記制御手段が、前記第1正弦と前記第2正弦の差が予め定められる切替え値より小さい場合は前記可動部を回動させるために前記第1〜第4駆動手段が前記可動部に与える力を制御することを特徴とする請求項2に記載の像ブレ補正装置。
  4. 前記第1線分が前記第1方向と垂直であり、前記第2線分が前記第2方向と垂直であることを特徴とする請求項に記載の像ブレ補正装置。
  5. 前記可動平面に対して前記カメラの光軸が垂直となるように、前記カメラの像ブレ補正手段が前記可動部に設けられることを特徴とする請求項1に記載の像ブレ補正装置。
  6. 前記像ブレ補正手段が、撮像素子であることを特徴とする請求項に記載の像ブレ補正装置。
  7. 前記第1方向と前記第2方向とが互いに垂直であることを特徴とする請求項1に記載の像ブレ補正装置。
  8. 前記姿勢検出手段が、加速度センサ、水銀スイッチ、及びスチールボールと非接触式スイッチのいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の像ブレ補正装置。
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