JP4647273B2 - ステージ駆動機構 - Google Patents

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Description

本発明は、2次元方向に並進移動及び回転可能なステージを簡易的な構成で駆動させるステージ駆動機構に関する。
従来、撮影者の手ブレによる像ブレを補正するために、手ブレ量に応じて補正レンズや撮像素子等を光軸と垂直な平面上で移動させることにより、カメラの像ブレの補正を行う像ブレ補正機構は知られていた。ところで、カメラの像ブレは光軸に対する回転によるブレも生じているため、この回転ブレを補正することが好ましい。
このような回転ブレも補正可能なカメラが提案されている(特許文献1)。しかし、特許文献1に記載のカメラは、並進移動のブレを補正する駆動手段と、回転ブレを補正する駆動手段が別々に構成され、補正レンズを含めて駆動させるため装置が大型化していた。
撮像素子等を設けたステージを平面上で移動させる構成によれば、装置全体の小型化を図ることが可能であるが、ステージ機構全体を大型化することなく回転も可能とすることは困難であった。
特開昭63−99680号公報
したがって、本発明では、カメラの像ブレ補正等に用いられるような、全体を大型化することなく並進移動及び回動可能なステージ駆動機構の提供を目的とする。
本発明のステージ駆動機構は、平面に平行な第1方向及び平面に平行で第1方向と異なる第2方向への平行移動可能で平面の法線を軸に回動可能な可動部と、可動部を第1、第2方向への平行移動及び回動が可能な状態で支持する固定部と、第2方向の力を可動部に与える第1駆動手段と、第1方向の力を可動部に与える第2、第3駆動手段と、第1〜第3駆動手段が可動部に与える力を制御する制御手段とを備え、可動部或いは固定部に第1〜第3駆動手段が設けられ、第2、第3駆動手段のそれぞれが可動部に力を与える点である第2駆動点と第3駆動点とを結ぶ直線が第1方向と非平行であることを特徴としている。このような構成により、可動部の並進移動させるための駆動手段を回転させるための駆動手段としても共用する事が可能になり、機構の小型化が可能となる。
また、第1駆動手段が第2方向の力を可動部に与えるための第1コイルと第1駆動磁石とにより構成され、第2、第3駆動手段が第1方向の力を可動部に与えるための第2、第3コイルと第2、第3駆動磁石とにより構成されることが好ましく、可動部と固定部のいずれか一方に第1〜第3コイルが設けられ可動部と固定部とのいずれか他方に第1〜第3駆動磁石が設けられることが好ましい。
また、第1〜3コイルは第1〜第3駆動磁石に平面の法線の方向において対向する位置に配置されることが好ましく、第1コイルは第2方向と垂直な線分を巻線の一部として有し、第2、第3コイルは第1方向と垂直な線分を巻線の一部として有し、第1駆動磁石は第2方向にN極とS極が並べて配置され第2、第3駆動磁石は第1方向にN極とS極が並べて配置されることが好ましい。
また、制御手段は、可動部を第1方向に平行移動させる場合は第2コイルと第2駆動磁石との間に発生する第2電磁力と第3コイルと第3駆動磁石との間に発生する第3電磁力とが同方向で且つ同じ大きさとなるように制御し、可動部を回動させる場合は第2電磁力と第3電磁力とが逆方向で且つ同じ大きさとなるように制御し、可動部を第1方向に平行移動させ回動させる場合は、第2電磁力と第3電磁力とが異なる大きさとなるように制御することが好ましい。
更に、可動部の固定部に対する第1方向の位置を検出する第1位置検出手段と、第2方向の位置を検出する第2位置検出手段と、第1方向或いは第2方向のいずれか一方の位置を検出する第3位置検出手段とを備えることが好ましい。このような構成により、可動部の並進移動量及び回転角度を検出することが可能になる。
また、第1位置検出手段は第2方向の位置検出に使用される第1磁界変化検出素子と第1位置検出磁石によって構成され、第2位置検出手段は第1方向の位置検出に使用される第2磁界変化検出素子と第2位置検出磁石によって構成され、第3位置検出手段は第1方向或いは第2方向のいずれか一方の位置検出に使用される第3磁界変化検出素子と第3位置検出磁石によって構成されることが好ましい。
また、第1駆動手段が第2方向の力を可動部に与えるための第1コイルと第1位置検出磁石とにより構成され、第2、第3駆動手段が第1方向の力を可動部に与えるための第2、第3コイルと第2、第3位置検出磁石とにより構成されることが好ましい。このような構成により、可動部の位置を検出するための磁石を可動部を駆動するための磁石として共用することが可能となり、機構の小型化が可能となる。
また、第1〜第3磁界変化検出素子が、ホール素子、MIセンサ、磁気性共鳴磁界検出素子、あるいはMR素子であることが好ましい。
また、第1方向と第2方向が互いに垂直であることが好ましく、可動部の第1方向及び第2方向への可動範囲の中心である可動中心或いは可動部の重心を挟むように第2駆動点と前記第3駆動点とが配置され第1駆動点が可動中心或いは重心から第2方向に配置されることが好ましい。さらに、可動部が第1方向及び第2方向に沿った移動及び回動する前の初期状態において第2、第3駆動点を結ぶ線分の中心と可動中心或いは重心が一致し可動中心或いは重心と第1駆動手段が可動部に力を与える点である第1駆動点とを結ぶ線分が第2方向と平行であることが好ましい。
また、第2、第3駆動点を結ぶ直線と第1方向が非垂直であることが好ましい。このような構成によれば、駆動部を設けるために可動部から突出させる部分を短くすることが可能となり、機構の小型化が可能となる。
また、可動部と固定部との間に挟まれて回動自在である3以上のボールと、可動部が平面の法線方向に沿って固定部に付勢する付勢部とを備えることが好ましい。このような構成によれば、固定部に対する可動部の駆動に大きな抵抗を与えることなく、可動部を駆動部に保持させることが可能となる。
更に、第2方向の力を可動部に与えるための第4コイルと第4駆動磁石を備え、第4コイルは第4駆動磁石に平面の法線の方向に対向する位置に配置されることが好ましい。このような構成によれば、第1、第2方向ともに少なくとも2つの駆動手段により駆動可能なので、第1、第2方向への大きな駆動力を得ることが可能となる。
また、可動部の第1方向及び第2方向への可動範囲の中心である可動中心或いは可動部の重心を挟むように第1駆動点と第4駆動手段が可動部に力を与える点である第4駆動点とが配置され第4駆動点と第1駆動点とを結ぶ直線が第2方向と非平行であることが好ましく、制御手段は、可動部を第2方向に平行移動させる場合は第1コイルと第1駆動磁石との間に発生する第1電磁力と第4コイルと第4駆動磁石との間に発生する第4電磁力とが同方向で且つ同じ大きさとなるように制御し、可動部を第1方向に平行移動させる場合は第2コイルと第2駆動磁石との間に発生する第2電磁力と第3コイルと第3駆動磁石との間に発生する第3電磁力とが同方向で且つ同じ大きさとなるように制御し、可動部を回動させる場合は第1電磁力と第4電磁力とが逆方向で且つ同じ大きさとなるように制御或いは第2電磁力と第3電磁力とが逆方向で且つ同じ大きさとなるように制御し、可動部を第2方向に平行移動させ回動させる場合は第1電磁力と第4電磁力とが異なる大きさとなるように制御し、可動部を第1方向に平行移動させ回動させる場合は第2電磁力と第3電磁力とが異なる大きさとなるように制御することが好ましい。
また、第4駆動手段が可動部に力を与える点である第1駆動点と第1駆動点とを結ぶ直線が第2方向と平行であることが好ましく、制御手段は、可動部を第2方向に平行移動させる場合は第1コイルと第1駆動磁石との間に発生する第1電磁力と第4コイルと第4駆動磁石との間に発生する第4電磁力との一方或いは両方の向き及び大きさを制御し、可動部を第1方向に平行移動させる場合は第2コイルと第2駆動磁石との間に発生する第2電磁力と第3コイルと第3駆動磁石との間に発生する第3電磁力とが同方向で且つ同じ大きさとなるように制御し、可動部を回動させる場合は第2電磁力と第3電磁力とが逆方向で且つ同じ大きさとなるように制御し、可動部を第1方向に平行移動させ回動させる場合は第2電磁力と第3電磁力とが異なる大きさとなるように制御することが好ましい。
また、本発明の像ブレ補正機構は、撮像素子或いは像ブレ補正レンズを有し撮影レンズの光軸に直交する第1方向及び光軸に直交し第1方向と異なる第2方向への平行移動可能で光軸と平行な直線を軸に回動可能な可動部と、可動部を第1、第2方向への平行移動及び回動が可能な状態で支持する固定部と、第2方向の力を可動部に与える第1駆動手段と、第1方向の力を可動部に与える第2、第3駆動手段と、第1〜第3駆動手段が可動部に与える力を制御する制御手段とを備え、可動部或いは固定部に第1〜第3駆動手段が設けられ、第2、第3駆動手段のそれぞれが可動部に力を与える点である第2駆動点と第3駆動点とを結ぶ直線が第1方向と非平行であり、第2駆動点と第3駆動点を結ぶ線分の中心を通り光軸に平行な直線を軸に可動部が回動可能であることを特徴としている。
本発明によれば、ステージの並進移動のための駆動手段を回転させるための駆動手段として共用させることにより、ステージの並進移動及び回転が可能で且つ装置の小型化が可能なステージ駆動機構の提供が可能となる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
本発明の第1の実施形態を適用したステージ駆動機構に撮像素子を設けて像ブレ補正機能を備えたカメラについて、図1〜5を用いて説明する。なお、方向を説明するために、カメラ60における光軸LXと直交する水平方向を第1方向x、光軸LXと直行する鉛直方向を第2方向y、光軸LXと平行な方向を第3方向zとして説明する。また、図4は図3のIV‐IV線の断面における構成図を示す。
カメラ60は、主電源のオン/オフの切替えを行う電源ボタン61、レリーズボタン62、LCDモニタ63、CPU40、撮像ブロック44、AE部45、AF部46、撮像部64、及び撮影レンズ68によって構成される。
電源ボタン61を押すことにより電源スイッチ47のオン/オフが切替えられる。被写体像が、撮影レンズ68を介して撮像部64に設けられる撮像素子48により受光される。撮像素子48は例えばCCDである。また、撮像された被写体像はLCDモニタ63に表示される。
レリーズボタン62を、半押しすることにより測光スイッチ41がオンにされて測光、測距、及び合焦動作が行われ、全押しすることによりレリーズスイッチ42がオンにされてレリーズ動作が実行される。
CPU40において、後述する像ブレ補正に関する各部の制御、及びカメラ60全体の動作の制御が行われる。
撮像部64は撮像ブロック44により駆動される。AE部45により被写体の測光動作が実行されて露光値が算出される。次に算出された露光値に基づき撮影に必要となる絞り値及び露光時間が算出される。AF部46により測距が行われる。この測距に基づき撮影レンズ68が光軸方向に変位されることにより焦点調整が行われる。
カメラ60の像ブレ補正装置(図示せず)は、像ブレ補正ボタン69、CPU40、角速度検出部49、駆動用ドライバ回路52、ステージ駆動機構10、ホール素子信号処理部53、及び撮影レンズ68によって構成される。
像ブレ補正ボタン69を押すことにより像ブレ補正スイッチ43がオンにされる。像ブレ補正スイッチ43がオンにされると、測光等の他の動作と独立して一定時間毎に角速度検出部49及びステージ駆動機構10が駆動されて像ブレ補正が行われる。
スイッチ41〜43の入力信号に対応する各種の出力はCPU40によって制御される。測光スイッチ41、レリーズスイッチ42、及び像ブレ補正スイッチ43のオン/オフ情報はそれぞれ1ビットのデジタル信号としてCPU40のポートP41、P42、P43に入力される。
次に角速度検出部49、駆動用ドライバ回路52、ステージ駆動機構10、及びホール素子信号処理部53についての詳細とCPU40への入出力関係について説明する。
角速度検出部49は第1〜第3角速度センサ50a、50b、50c、及びアンプ・ハイパスフィルタ回路51によって構成される。第1角速度センサ50aにより一定時間(1ms)毎にカメラ60の第1方向xの角速度が検出され、同様に第2角速度センサ50bにより一定時間毎にカメラ60の第2方向yの角速度が検出される。第3角速度センサ50cにより一定時間毎にカメラ60の第3方向zに垂直な平面上(以下xy平面上とする)における回転角速度が検出される。
アンプ・ハイパスフィルタ回路51により、第1方向xと第2方向yとの角速度、及びxy平面上における回転角速度に応じた信号が増幅された後、第1〜第3角速度センサ50a、50b、50cのヌル電圧やパンニングが増幅された信号から除去される。アンプ・ハイパスフィルタ回路51によりヌル電圧等が除去された信号は第1、第2、第3角速度vx、vy、vθとして、CPU40のA/D0、A/D1、及びA/D2に入力される。
A/D0、A/D1、及びA/D2から入力された第1、第2、及び第3角速度vx、vy、vθはCPU40によりA/D変換される。A/D変換された第1、第2、及び第3角速度vx、vy、vθ、及び焦点距離等を考慮した変換係数に基づいて一定時間に生じた像ブレ量がCPU40により算出される。この像ブレ量は第1方向x、第2方向y、及びxy平面上における回転角度の変位量として算出される。
CPU40により、算出された像ブレ量に応じて撮像部64の移動すべき位置Sが演算される。この演算においては、第1方向、第2方向、及びxy平面上における回転角度も考慮される。位置Sの第1方向x成分をsx、第2方向y成分をsy、xy平面上の回転角度成分をsθとする。
撮像部64を含む可動部20の移動は後述する電磁力によって行われる。可動部20を位置Sまで回転を含めて移動させるための駆動力Dについて2つの第1方向x成分を第1、第2水平方向PWMデューティーdx1、dx2、1つの第2方向y成分を鉛直方向PWMデューティーdyとする。
ステージ駆動機構10は、撮像部64を有する可動部20と固定部30とによって構成される。ステージ駆動機構10により、撮像部64をCPU40が算出した移動すべき位置Sに回転を含めて移動させることにより、回転を含めたxy平面上のブレによって生じた被写体像の結像面における光軸LXのズレが除去される。従って、被写体像と結像面位置が一定に保たれて像ブレ補正が実行される。
可動部20の駆動は、駆動用ドライバ回路52によって制御される第1駆動部、第2駆動部、及び第3駆動部(図示せず)により駆動される。第1〜第3駆動部は、CPU40におけるPWM0、PWM1から出力される第1、第2水平方向PWMデューティーdx1、dx2とPWM2から出力される鉛直方向PWMデューティーdyとに基づいて駆動用ドライバ回路52によって制御される。
第1〜第3駆動部による可動部20の位置Pは第1〜3ホール素子23a、23b、23c及びホール素子信号処理部53によって検出される。検出された位置Pは第1、第2水平方向位置検出信号px1、px2が第1方向x成分として、鉛直方向位置検出信号pyが第2方向y成分として、それぞれCPU40のA/D3、A/D4、A/D5に入力される。第1、第2水平方向位置検出信号px1、px2、及び鉛直方向位置検出信号pyはA/D3〜A/D5によってA/D変換される。
第1、第2水平方向位置検出信号px1、px2、及び鉛直方向位置検出信号pyに対してA/D変換後の位置Pの2つの第1方向x成分、及び1つの第2方向y成分のデータをそれぞれpdx1、pdx2、pdyとする。これらのデータから、可動部20の位置Pの第1方向x成分pxx、第2方向y成分pyy、及び回転角度pθが算出される。算出された位置P(pxx、pyy、pθ)のデータと移動すべき位置S(sx、sy、sθ)のデータとに基づいて第1〜第3駆動部は制御される。
第1駆動部は鉛直方向駆動用の第1コイル21a及び第1駆動磁石31aにより構成される。第2駆動部は水平方向駆動用の第2コイル21b及び第2駆動磁石31bにより構成される。第3駆動部は水平方向駆動用の第3コイル21c及び第3駆動磁石31cにより構成される。
可動部20は可動基板22、第1〜第3コイル21a、21b、21c、撮像部64、第1〜第3ホール素子23a、23b、23c、ボール受け板24、及びプレート25によって構成される。固定部30は第1〜第3駆動磁石31a、31b、31c、第1〜第3ヨーク32a、32b、32c、及びベース板33によって構成される。
可動部20と固定部30とにより、第1〜第3ボール11a、11b、11cが挟まれる。第1〜第3ボール11a、11b、11cは、第3方向zに平行な単一の平面上にあり、それぞれボール受け板24とベース板33との間で回動自在である。可動部20と固定部30とは第1〜第3ボール11a、11b、11cを介して接触が維持される。このような構成により、可動部20は第1方向x、或いは第2方向yへの平行移動、及び第3方向zに平行な直線を軸に回動可能な状態で、固定部30に支持される。なお、4以上のボールが挟まれる構成であってもよい。
可動部20は固定部30に固定されたバネ等の付勢部材(図示せず)により固定部20側のと反対の方向から固定部30側に付勢される。付勢部材は可動部20の回転を含むxy平面上の移動可能な状態を維持する。
撮像素子48の撮像範囲を最大活用するために、撮影レンズ68の光軸LXが撮像素子48の中心近傍を通る位置関係にある時に、可動部20は第1方向x、第2方向yともに可動範囲の中心(可動中心)に位置するように、可動部20と固定部30の位置関係が調整される。また、可動部20が第1方向x、第2方向yへの直線的な移動、及び回動する前の初期状態において、可動部20が移動範囲の中心に位置するように、可動部20と固定部30の位置関係が設定される。
更に初期状態において、撮像素子48の撮像面を構成する短形の4辺のそれぞれは、第1方向x或いは第2方向yのいずれかに平行な状態にあるように、可動部20と固定部30の位置関係が設定される。なお、撮像素子48の中心とは撮像素子48の撮像面を形成する短形が有する2つの対角線の交点とする。
可動部20において、撮影レンズ68の方向から見て光軸方向に撮像部64、プレート25が可動基板22に取付けられる。撮像部64には、撮像素子48、ステージ65、押さえ部66、及び光学ローパスフィルタ67が設けられる。ステージ65とプレート25により、撮像素子48、押さえ部66、及び光学ローパスフィルタ67が挟まれる。
ボール受け板24はステージ65に取付けられる。撮像素子48がプレート25を介して可動基板22に取付けられた状態において、撮像素子48の撮像面が光軸LXに垂直になるように取付けが調整される。プレート25は金属製であり、撮像素子48と接触することにより撮像素子48の放熱をすることが可能である。
可動基板22は変形したT字形に形成される。可動基板22は、撮像部64が取付けられる基板中央部22e、基板中央部22eから第2方向yに延びる第1端部22a、基板中央部22eから第1方向xに延びる第2端部22b、及び第3端部22cを有する。第2端部22bと第3端部22cは、第1方向xから見てずれる様に形成される。なお、可動基板22はT字形に形成されてもよい。
可動基板22上において、第1コイル21aは第1端部22aに、第2コイル21bは第2端部22bに、第3コイル21cは第3端部22cに設けられる。第1〜第3コイル21a、21b、21cはシート状で且つ渦巻き状のコイルパターンとして形成される。
第1コイル21aのコイルパターンは、第1コイル21aの電流の方向と第1駆動磁石31aの磁界の向きとから生じる第1電磁力Pw1により第1コイル21aを含む可動部20を第2方向yに移動させるために、第1方向xと平行な線分を有する。
第2コイル21bのコイルパターンは、第2コイル21bの電流の方向と第2駆動磁石31bの磁界の向きとから生じる第2電磁力Pw2により第2コイル21bを含む可動部20を第1方向xに移動させるために、第2方向yと平行な線分を有する。
第3コイル21cのコイルパターンは、第3コイル21cの電流の方向と第3駆動磁石31cの磁界の向きとから生じる第3電磁力Pw3により第3コイル21cを含む可動部20を第1方向xに移動させるために、第2方向yと平行な線分を有する。
第1電磁力Pw1は第1コイル21aの第1方向xと平行な線分の各々にかかる電磁力の合力である。第1電磁力Pw1が1点に集中してかかるとみなせる点である第1駆動点26aが第1コイル21aの中心となるように、第1コイル21aのコイルパターンは形成される。同様に、第2電磁力Pw2が1点に集中してかかるとみなせる点である第2駆動点26bが第2コイル21bの中心となるように、第2コイル21bのコイルパターンは形成され、第3電磁力Pw3が1点に集中してかかるとみなせる点である第3駆動点26cが第3コイル21cの中心となるように、第3コイル21cのコイルパターンは形成される。
可動部20が回動されない初期の状態において、第1駆動点26aと撮像素子48の中心を結ぶ線分は、第2方向yと平行となるように可動基板22上において第1コイル21aが配置される。第2駆動点26bと第3駆動点26cを結ぶ線分の中心と撮像素子48の中心が重なるように、且つ第2駆動点26bと第3駆動点26cを結ぶ直線が第1方向xに平行な直線と交わる関係即ち第1方向xと非平行な関係となるように、可動基板22上において第2、第3コイル21b、21cが配置される。
このような構成をとることにより、第1〜第3電磁力Pw1〜Pw3の向き、大きさを制御することにより可動部20を第1方向xと第2方向yとに平行な平面上を第1方向x、或いは第2方向yへ移動自在であり、また第1方向xと第2方向yとに平行な平面に垂直で撮像素子48の中心を通る直線を軸として回動自在である。
また、第1〜第3コイル21a、21b、21cをシートコイルとする構成なので、各コイル21a、21b、21cの第3方向zの厚さを薄くする事が可能である。また、電磁力を高めるために第3方向zにシートコイルが複数枚重ねられても第3方向zの厚さは殆ど増加させないことも可能である。従って、可動部20と固定部30の間隔を狭めてステージ駆動機構10の小型化を図る事が可能である。
第1〜第3コイル21a、21b、21cはフレキシブル基板(図示せず)を介してこれらを駆動する駆動用ドライバ回路52と接続される。駆動用ドライバ回路52には、CPU40のPWM0、PWM1、PWM2から第1、第2水平方向PWMデューティーdx1、dx2、鉛直方向PWMデューティーdyがそれぞれ入力される。
駆動用ドライバ回路52は入力された鉛直方向PMWデューティーdyの値に応じて第1コイル21aに電力を供給し、可動部20を第2方向yに移動させる。また、駆動用ドライバ回路52は入力された第1、第2水平方向PMWデューティーdx1、dx2の値に応じて第2、第3コイル21b、21cそれぞれに電力を供給し、可動部20を第1方向xに移動させ、可動部20をxy平面上に回転させる。
可動部20を第1方向xに平行移動させる場合、第2、第3電磁力Pw2、Pw3とが同じ向きで、同じ大きさとなるように、CPU40により第1、第2水平方向PWMデューティーdx1、dx2の値が制御される。
可動部20を第1方向xに平行移動させること無くxy平面上で回動させる場合、第2、第3電磁力Pw2、Pw3とが逆向きで、同じ大きさとなるように、CPU40により第1、2水平方向PWMデューティーdx1、dx2の値が制御される。
可動部20を第1方向xに移動してxy平面上で回動させる場合、第2、第3電磁力Pw2、Pw3とが異なる大きさとなるように、CPU40により第1、2水平方向PWMデューティーdx1、dx2の値が制御される。
第1ホール素子23aは第3方向zにおいて第1駆動点26aに重なる位置に設けられる。第2ホール素子23bは、撮像素子48の中心を通り第1方向xに平行な直線と第2駆動点26bを通り第2方向yに平行な直線との交点に重なる位置に設けられる。第3ホール素子23cは、撮像素子48の中心を通り第1方向xに平行な直線と第3駆動点26cを通り第2方向yに平行な直線との交点に重なる位置に設けられる。
固定部30において、板状部材であるベース板33には第1〜第3ヨーク32a、32b、32c、及び第1〜第3駆動磁石31a、31b、31cが設けられる。ベース板33は撮像素子48の撮像面と平行で、可動基板22と撮影レンズ68の間に配置される。なお、可動基板22がベース板33と撮影レンズ68の間に配置される構成であってもよい。
第1駆動磁石31aは第1コイル21a及び第1ホール素子23aと第3方向zにおいて対向するように、ベース板33における可動部20側に第1ヨーク32aを介して設けられる。同様に、第2駆動磁石31bは第2コイル21b及び第2ホール素子23bと第3方向zに対向するように、ベース板33における可動部20側に第2ヨーク32bを介して設けられる。同様に、第3駆動磁石31cは第3コイル21c及び第3ホール素子23cと第3方向zにおいて対向するように、ベース板33における可動部20側に第3ヨーク32cを介して設けられる。
第1駆動磁石31aは第2方向yにN極とS極が並べられる。第1駆動磁石31aの第1方向xの長さは可動部20が第1方向xに移動する時に第1コイル21aと第1ホール素子23aに及ぼす磁界が変化しないように第1コイル21aの第1方向xの第1有効長L1に比べて長めに形成される。
第2駆動磁石31bは第1方向xにN極とS極が並べられる。第2駆動磁石31bの第2方向yの長さは可動部20が第2方向yに移動する時に第2コイル21bと第2ホール素子23bに及ぼす磁界が変化しないように第2コイル21bの第2方向yの第2有効長L2に比べて長めに形成される。
第3駆動磁石31cは第1方向xにN極とS極が並べられる。第3駆動磁石31cの第2方向yの長さは可動部20が第2方向yに移動する時に第3コイル21cと第3ホール素子23cに及ぼす磁界が変化しないように第3コイル21cの第2方向yの第3有効長L3に比べて長めに形成される。
第1ヨーク32aは第1方向xから見てコの字型形状を有する多角柱の軟磁性体部材により形成される。第1ヨーク32aのコの字型形状の間に第1駆動磁石31a、第1コイル21a、及び第1ホール素子23aを第3方向zで挟みながら、第1ヨーク32aはベース板33上の可動部20側の面に固定される。
第1ヨーク32aにおける第1駆動磁石31aと接する側の部分により、第1駆動磁石31aの磁界の周囲への漏洩が防がれる。また、第1ヨーク32aにおける第1駆動磁石31aと接する側の部分と対向する側の部分により、第1駆動磁石31aと第1コイル21aとの間、及び第1駆動磁石31aと第1ホール素子23aとの間の磁束密度が高められる。
第2ヨーク32bは第2方向yから見てコの字型形状を有する多角柱の軟磁性体部材により形成される。第2ヨーク32bのコの字型形状の間に第2駆動磁石31b、第2コイル21b、及び第2ホール素子23bを第3方向zで挟みながら、第2ヨーク32bはベース板33上の可動部20側の面に固定される。
第2ヨーク32bにおける第2駆動磁石31bと接する側の部分により、第2駆動磁石31bの磁界の周囲への漏洩が防がれる。また、第2ヨーク32bにおける第2駆動磁石31bと接する側の部分と対向する側の部分により、第2駆動磁石31bと第2コイル21bとの間、及び第2駆動磁石31bと第2ホール素子23bとの間の磁束密度が高められる。
第3ヨーク32cは第2方向yから見てコの字型形状を有する多角柱の軟磁性体部材により形成される。第3ヨーク32cのコの字型形状の間に第3駆動磁石31c、第3コイル21c、及び第3ホール素子23cを第3方向zで挟みながら、第3ヨーク32cはベース板33上の可動部20側の面に固定される。
第3ヨーク32cにおける第3駆動磁石31cと接する側の部分により、第3駆動磁石31cの磁界の周囲への漏洩が防がれる。また、第3ヨーク32cにおける第3駆動磁石31cと接する側の部分と対向する側の部分により、第3駆動磁石31cと第3コイル21cとの間、及び第3駆動磁石31cと第3ホール素子23cとの間の磁束密度が高められる。
第1〜第3ホール素子23a、23b、23cはホール効果を利用した磁電変換素子であって、可動部20の第1方向x、第2方向y(第1、第2水平方向位置検出信号px1、px2、鉛直方向位置検出信号py)を検出する1軸ホール素子である。第1ホール素子23aにより第2方向yの位置が検出され、第2、第3ホール素子23b、23cにより第1方向xの位置が検出される。
第1〜第3駆動磁石31a、31b、31cから発する磁界は位置検出のためにも使用される。第1駆動磁石31aと第1ホール素子23aとにより第1位置検出手段(図示せず)が形成される。同様に、第2駆動磁石31bと第2ホール素子23bとにより第2位置検出手段(図示せず)が形成され、第3駆動磁石31cと第3ホール素子23cとにより第3位置検出手段(図示せず)が形成される。
第1ホール素子23aは第1コイル21aと第3方向zに積層される。第1ホール素子23aを第1駆動点26aである第1コイル21aの中央点に配置して積層することにより、位置検出のための磁界発生領域と可動部20の駆動のための磁界発生領域が共用されるので、第1駆動磁石31a及び第1ヨーク32aの第2方向yの長さを短縮可能である。
直線的な変化量を使って精度の高い位置検出が行える範囲を最大限活用して位置検出を行うため、撮像素子48の中心近傍が光軸LXを通る位置関係にある時に、第1駆動磁石31aのN極、S極と等距離近傍に配置するように、第1ホール素子23aの位置が調整される。
同様に、第2ホール素子23bの第1方向xの位置は、撮像素子48の中心近傍が光軸LXを通る位置関係にある時に、第2駆動磁石31bのN極、S極と等距離近傍に配置するように調整され、第3ホール素子23cの第1方向xの位置は、撮像素子48の中心近傍が光軸LXを通る位置関係にある時に、第3駆動磁石31cのN極、S極と等距離近傍に配置するように調整される。
ホール素子信号処理部53は第1〜第3ホール素子信号処理回路54a、54b、54cを有する。第1〜第3ホール素子信号処理回路54a、54b、54cはフレキシブル基板(図示せず)を介して第1〜第3ホール素子23a、23b、23cにそれぞれ接続される。
第1ホール素子信号処理回路54aにより、第1ホール素子23aの出力信号から第1ホール素子23aにおける出力端子間の電位差が検出される。検出された電位差に基づいて第1ホール素子23aがある部分(点A、図5参照)の第2方向yの位置を特定する鉛直方向位置検出信号pyがCPU40のA/D5に入力される。
第2ホール素子信号処理回路54bにより、第2ホール素子23bの出力信号から第2ホール素子23bにおける出力端子間の電位差が検出される。検出された電位差に基づいて第2ホール素子23bがある部分(点B、図5参照)の第1方向xの位置を特定する第1水平方向位置検出信号px1がCPU40のA/D3に入力される。
第3ホール素子信号処理回路54cにより、第3ホール素子23cの出力信号から第3ホール素子23cにおける出力端子間の電位差が検出される。検出された電位差に基づいて第3ホール素子23cがある部分(点C、図5参照)の第1方向xの位置を特定する第2水平方向位置検出信号px2がCPU40のA/D4に入力される。
3つのホール素子23a、23b、23cにより、回転角度を含めた可動部20の位置が特定される。第1ホール素子23aにより、可動部20上の1つの点についての第2方向yの位置が特定される。第2、第3ホール素子23b、23cにより、可動部20上の2つの点についての第1方向xの位置が特定される。2つの点についての第1方向xの位置情報と、1つの点についての第2方向yの位置情報とに基づいて、可動部20の回転角度を含めた位置を特定する事が可能である。
図5を用いて、可動部20の位置を特定する方法について説明する。点A、点B、点Cの位置情報から、点Pの位置データ(pxx、pyy、pθ)が求められる。点Aは第1ホール素子23aの位置、点Bは第2ホール素子23bの位置、点Cは第3ホール素子23cの位置を示す。点Pは線分BCと直交し、点Aを通る線と線分BCとの交点である。
点Pを線分BCの中点に合わせ、線分APの長さと線分BP、線分CPの長さとが同じ長さdになるように、可動部20における第1〜第3ホール素子23a、23b、23cの位置が調整される。更に、点Pと撮像素子48の中心が第3方向zにおいて重なるように、第1〜第3ホール素子23a、23b、23c及び撮像素子48が可動部20に配置される。
点Aについては、第1ホール素子23aにより第2方向yの位置が検出される(鉛直方向位置検出信号py)。点Bについては、第2ホール素子23bにより第1方向xの位置が検出される(第1水平方向位置検出信号px1)。点Cについては、第3ホール素子23cにより第1方向xの位置が検出される(第2水平方向位置検出信号px2)。
鉛直方向位置検出信号py、第1、第2水平方向位置検出信号px1、px2がA/D変換されたデータpdy、pdx1、pdx2と、線分AP、BP、CPの長さdによって、位置P(pxx、pyy、pθ)の値が次の(1)〜(3)式により求められる。
pxx=(pdx1+pdx2)/2 (1)
pyy=pdy−d×cos(pθ) (2)
pθ=cos-1{(pdx1−pdx2)/(2×d)} (3)
ここで回転角度pθは、図5に示すように、線分BPと第1方向xのなす角度であり、線分APと第2方向yのなす角度とする。
次に第2の実施形態を適用したステージ駆動機構に撮像素子を設けて像ブレ補正機能を備えたカメラについて説明する。第2の実施形態では、コイル、駆動磁石、ヨーク、ホール素子、ホール素子信号処理回路の構成が第1の実施形態と異なる。以下、第1の実施形態と異なる点を中心に第2の実施形態を図6〜図9を用いて説明する。第1の実施形態と同じ機能を有する部位は同じ符号をつけている。また、図8は図7のVIII‐VIII線の断面における構成図を示す。
第2の実施形態におけるカメラ60は、主電源のオン/オフの切替えを行う電源ボタン61、レリーズボタン62、LCDモニタ63、CPU400、撮像ブロック44、AE部45、AF部46、撮像部64、及び撮影レンズ68によって構成される。
第2の実施形態におけるカメラ60の像ブレ補正装置(図示せず)は、像ブレ補正ボタン69、CPU400、角速度検出部49、駆動用ドライバ回路520、ステージ駆動機構100、ホール素子信号処理部530、及び撮影レンズ68によって構成される。
次に角速度検出部49、駆動用ドライバ回路520、ステージ駆動機構100、及びホール素子信号処理部530についての詳細とCPU400への入出力関係について説明する。
第1の実施形態と同様に、角速度検出部49は、第1、第2角速度vx、vy、及び第3角速度vθをCPU400のA/D0、A/D1、及びA/D2に入力する。第1〜第3角速度vx、vy、vθに基づいて、CPU400により像ブレ量が算出される。
第1の実施形態と同様に、CPU400により、算出された像ブレ量に応じて撮像部64の移動すべき位置Sが演算される。
撮像部64を含む可動部200の駆動は後述する電磁力によって行われる。可動部200を位置Sまで回転を含めて移動させるための駆動力Dについて2つの第1方向x成分を第1、第2水平方向PWMデューティーdx1、dx2、2つの第2方向y成分を第1、第2鉛直方向PWMデューティーdy1、dy2とする。
第1の実施形態と同様に、ステージ駆動機構100により、被写体像と結像面位置が一定に保たれて像ブレ補正が実行される。
可動部200の駆動は、駆動用ドライバ回路520によって制御される第1駆動部、第2駆動部、第3駆動部、及び第4駆動部(図示せず)により駆動される。第1〜第4駆動部は、CPU400におけるPWM0、PMW1から出力される第1、第2水平方向PWMデューティーdx1、dx2とPWM2、PWM3から出力される第1、第2鉛直方向PWMデューティーdy1、dy2とに基づいて駆動用ドライバ回路520によって制御される。
第1〜第4駆動部による可動部200の位置Pは第1〜第4ホール素子23a、23b、23c、23d、及びホール素子信号処理部530によって検出される。検出された位置Pは第1、第2水平方向位置検出信号px1、px2が第1方向x成分として、第1、第2鉛直方向位置検出信号py1、py2が第2方向y成分として、それぞれCPU400のA/D3、A/D4、A/D5、A/D6に入力される。第1、第2水平方向位置検出信号px1、px2、及び第1、第2鉛直方向位置検出信号py1、py2はA/D3〜A/D6によってA/D変換される。
第1、第2水平方向位置検出信号px1、px2、及び第1、第2鉛直方向位置検出信号py1、py2に対してA/D変換後の位置Pの2つの第1方向x成分、及び2つの第2方向y成分のデータをそれぞれpdx1、pdx2、pdy1、pdy2とする。これらのデータから、可動部200の位置Pの第1方向x成分pxx、第2方向y成分pyy、及び回転角度pθが算出される。算出された位置P(pxx、pyy、pθ)のデータと移動すべき位置S(sx、sy、sθ)のデータとに基づいて第1〜第4駆動部は制御される。
第1駆動部は鉛直方向駆動用の第1コイル21a及び第1駆動磁石31aにより構成される。第2駆動部は水平方向駆動用の第2コイル21b及び第2駆動磁石31bにより構成される。第3駆動部は水平方向駆動用の第3コイル21c及び第3駆動磁石31cにより構成される。第4駆動部は鉛直方向駆動用の第4コイル21d及び第4駆動磁石31dにより構成される。
可動部200は可動基板220、第1〜第4コイル21a、21b、21c、21d、撮像部64、第1〜第4ホール素子23a、23b、23c、23d、ボール受け板240、及びプレート25によって構成される。固定部300は第1〜第4駆動磁石31a、31b、31c、31d、第1〜第4ヨーク32a、32b、32c、32d、及びベース板330によって構成される。
第1の実施形態と同様に、可動部200と固定部300とにより、第1〜第4ボール11a、11b、11c、11dが挟まれ、可動部200と固定部300とは第1〜第4ボール11a、11b、11c、11dを介して接触が維持される。
第1の実施形態と同様に、可動部200はバネ等の付勢部材(図示せず)により固定部300側に付勢される。
可動部200と固定部300との位置関係は、第1の実施形態とにおける可動部200と固定部300との位置関係と同じである。
可動部200に取付けられる撮像部64等の構成は第1の実施形態と同じである。
可動基板220は変形した十字形に形成される。可動基板220は、撮像部64が取付けられる基板中央部220e、基板中央部220eから第2方向yに延びる第1端部220a、第4端部220d、基板中央部220eから第1方向xに延びる第2端部220b、及び第3端部220cを有する。第1端部220aと第4端部220dは、第2方向yから見てずれる様に形成され、第2端部220bと第3端部220cは、第1方向xから見てずれる様に形成される。なお、可動基板220は十字形に形成されてもよい。
可動基板220上において、第1コイル21aは第1端部220aに、第2コイル21bは第2端部220bに、第3コイル21cは第3端部220cに、第4コイル21dは第4端部220dに設けられる。第1〜第4コイル21a、21b、21c、21dはシート状で且つ渦巻き状のコイルパターンとして形成される。
第1〜第3コイル21a、21b、21cのコイルパターンが有する線分については第1の実施形態と同じ構成である。
第4コイル21dのコイルパターンは、第4コイル21dの電流の方向と第4駆動磁石31dの磁界の向きとから生じる第4電磁力Pw4により第4コイル21dを含む可動部200を第2方向yに移動させるために、第1方向xと平行な線分を有する。
第1〜第3コイル21a、21b、21cの線分にかかる電磁力の合力については、第1の実施形態と同じである。同様に、第4電磁力Pw4が1点に集中してかかるとみなせる点である第4駆動点26dが第4コイル21dの中心となるように、第4コイルのコイルパターンは形成される。
第1駆動点26aと第4駆動点26dを結ぶ線分の中心と撮像素子48の中心が重なるように、且つ第1駆動点26aと第4駆動点26dを結ぶ直線が第2方向yと平行な直線と交わる関係即ち第2方向yと非平行な関係となるように、可動基板220上において第1、第4コイル21a、21dが配置される。第2、第3コイル21b、21cの配置は、第1の実施形態と同じである。
このような構成をとることにより、第1〜第4電磁力Pw1〜Pw4の向き、大きさを制御することにより可動部200を第1方向x、あるいは第2方向yに移動自在であり、また撮像素子48の中心を軸として回動自在である。
第1〜第4コイル21a、21b、21c、21dはフレキシブル基板(図示せず)を介してこれらを駆動する駆動用ドライバ回路520と接続される。駆動用ドライバ回路520には、CPU400のPWM0、PWM1、PWM2、PWM3から第1、第2水平方向PWMデューティーdx1、dx2、及び第1、第2鉛直方向PWMデューティーdy1、dy2がそれぞれ入力される。
駆動用ドライバ回路520は入力された第1、第2鉛直方向PMWデューティーdy1、dy2の値に応じて第1、第4コイル21a、21dそれぞれに電力を供給し、可動部200を第2方向yに移動させ、可動部200をxy平面上に回転させる。また、駆動用ドライバ回路520は入力された第1、第2水平方向PMWデューティーdx1、dx2の値に応じて第2、第3コイル21b、21cそれぞれに電力を供給し、可動部200を第1方向xに移動させ、可動部200をxy平面上に回転させる。
可動部200を第1方向xに平行移動させる場合は、第1の実施形態と同じ制御が行われる。
可動部200を第2方向yに平行移動させる場合、第1、第4電磁力Pw1、Pw4とが同じ向きで、同じ大きさとなるように、CPU400により第1、第2水平方向PWMデューティーdy1、dy2の値が制御される。
可動部200を第1方向x或いは第2方向yに平行移動させること無くxy平面上で回動させる場合、第1、第4電磁力Pw1、Pw4とが逆向きで同じ大きさとなるよう、或いは第2、第3電磁力Pw2、Pw3とが逆向きで同じ大きさとなるように、CPU400により第1、2水平方向PWMデューティーdx1、dx2の値の制御、或いは第1、2鉛直方向PWMデューティーdy1、dy2の値の制御が行われる。
可動部200を第1方向xに移動してxy平面上で回動させる場合、第1の実施形態と同じ制御が行われる。
可動部200を第2方向yに移動してxy平面上で回動させる場合、第1、第4電磁力Pw1、Pw4とが異なる大きさとなるように、CPU400により第1、2鉛直方向PWMデューティーdy1、dy2の値が制御される。
第1ホール素子23aは、撮像素子48の中心を通り第2方向yに平行な直線と第1駆動点26aを通り第1方向xに平行な直線との交点に重なる位置に設けられる。第4ホール素子23dは、撮像素子48の中心を通り第2方向yに平行な直線と第4駆動点26dを通り第1方向xに平行な直線との交点に重なる位置に設けられる。第2、第3ホール素子23b、23cの配置は第1の実施形態と同じである。
固定部200において、板状部材であるベース板330には第1〜第4ヨーク32a、32b、32c、32d、及び第1〜第4駆動磁石31a、31b、31c、31dが設けられる。ベース板330の可動基板220に対しての配置は第1の実施形態と同じである。
第1〜第3駆動磁石31a、31b、31c及び第1〜第3ヨーク32a、32b、32cの配置は第1の実施形態と同じである。第4駆動磁石31dは第4コイル21d及び第4ホール素子23dと第3方向zにおいて対向するように、ベース板330における可動部200側に第4ヨーク32dを介して設けられる。
第1〜第3駆動磁石31a、31b、31cにおけるN極とS極の配置及び長さは第1の実施形態と同じである。第4駆動磁石31dは第2方向yにN極とS極が並べられる。第4駆動磁石31dの第1方向xの長さは可動部200が第1方向xに移動する時に第4コイル21dと第4ホール素子23dに及ぼす磁界が変化しないように第4コイル21dの第1方向xの第4有効長L4に比べて長めに形成される。
第1〜第3ヨーク32a、32b、32cの機能は第1の実施形態と同じである。
第4ヨーク32dは第1方向xから見てコの字型形状を有する多角柱の軟磁性体部材により形成される。第4ヨーク32dコの字型形状の間に第4駆動磁石31d、第4コイル21d、及び第4ホール素子23dを第3方向zで挟みながら、第4ヨーク32dはベース板330上の可動部200側の面に固定される。
第4ヨーク32dにおける第4駆動磁石31dと接する側の部分により、第4駆動磁石31dの磁界の周囲への漏洩が防がれる。また、第4ヨーク32dにおける第4駆動磁石31dと接する側の部分と対向する側の部分により、第4駆動磁石31dと第4コイル21dとの間、及び第4駆動磁石31dと第4ホール素子23dとの間の磁束密度が高められる。
第1〜第4ホール素子23a、23b、23c、23dはホール効果を利用した磁電変換素子であって、可動部200の第1方向x、第2方向y(第1、第2鉛直方向位置検出信号py1、py2、第1、第2水平方向位置検出信号px1、px2)を検出する1軸ホール素子である。第1、第4ホール素子23a、23dにより第2方向yの位置が検出され、第2、第3ホール素子23b、23cにより第1方向xの位置が検出される。
第1〜第4駆動磁石31a、31b、31c、31dから発する磁界は位置検出のためにも使用される。第1〜第3位置検出手段の構成は、第1の実施形態とおなじである。同様に第4駆動磁石31dと第4ホール素子23dとにより第4位置検出手段(図示せず)が形成される。
第1〜第3ホール素子23a、23b、23cの位置の調整は、第1の実施形態と同じである。第4ホール素子32dの第2方向yの位置は、撮像素子48の中心近傍が光軸LXを通る位置関係にある時に、第4駆動磁石31dのN極、S極と等距離近傍に配置するように、第4ホール素子23dの位置が調整される。
ホール素子信号処理部530は第1〜第4ホール素子信号処理回路54a、54b、54c、54dを有する。第1〜第4ホール素子信号処理回路54a、54b、54c、54dはフレキシブル基板(図示せず)を介して第1〜第4ホール素子23a、23b、23c、23dにそれぞれ接続される。
第1〜3ホール素子信号処理回路54a、54b、54cにより検出される位置信号については、第1の実施形態と同じである。
第4ホール素子信号処理回路54dにより、第4ホール素子23dの出力信号から第4ホール素子23dにおける出力端子間の電位差が検出される。検出された電位差に基づいて第4ホール素子23dがある部分(点D’、図9参照)の第2方向yの位置を特定する第2鉛直方向位置検出信号py2がCPU400のA/D6に入力される。
4つのホール素子23a、23b、23c、23dにより、回転角度を含めた可動部200の位置が特定される。第1、第4ホール素子23a、23dにより、可動部200上の2つの点についての第2方向yの位置が特定される。第2、第3ホール素子23b、23cにより、可動部200上の2つの点についての第1方向xの位置が特定される。2つの点についての第1方向xの位置情報と、2つの点についての第2方向yの位置情報とに基づいて、可動部200の回転角度を含めた位置を特定する事が可能である。
図9を用いて、可動部200の位置を特定する方法について説明する。点A’、点B’、点C’、点D’の位置情報から、点Pの位置データ(pxx、pyy、pθ)が求められる。点A’は第1ホール素子23aの位置、点B’は第2ホール素子23bの位置、点C’は第3ホール素子23cの位置、点D’は第4ホール素子23dの位置を示す。点Pは線分B’C’と線分A’D’との交点である。
線分A’D’の中点と線分B’C’の中点において両線分が交わり、その交点が点Pとなるように可動部200における第1〜第4ホール素子23a、23b、23c、23dの位置が調整される。更に、点Pと撮像素子48の中心が第3方向zにおいて重なるように、第1〜第4ホール素子23a、23b、23c、23d及び撮像素子48が可動部200に配置される。
点A’、点B’、点C’の位置の検出は、第1の実施形態と同じである。点D’は、第4ホール素子23dにより第2方向yの位置が検出される(第2鉛直方向位置検出信号py2)。
第1、第2鉛直方向位置検出信号py1、py2、第1、第2水平方向位置検出信号px1、px2がA/D変換されたデータpdy1、pdy2、pdx1、pdx2と、線分A’P、B’P、C’P、D’Pの長さdによって、位置P(pxx、pyy、pθ)の値が次の(1)〜(3)式により求められる。
pxx=(pdx1+pdx2)/2 (1)
pyy=(pdy1+pdy2)/2 (2)
pθ=cos-1{(pdx1−pdx2)/(2×d)}=cos-1{(pdy1−pdy2)/(2×d)} (3)
ここで回転角度pθは、図9に示すように、線分B’Pと第1方向xのなす角度であり、線分A’Pと第2方向yのなす角度とする。
次に第3の実施形態を適用したステージ駆動機構に撮像素子を設けて像ブレ補正機能を備えたカメラについて説明する。第3の実施形態では、第1、第4コイル、第1、第4駆動磁石、第1、第4ヨーク、第1、第4ホール素子の配置が第2の実施形態と異なる。以下、第2の実施形態と異なる点を中心に第3の実施形態を図10、図11を用いて説明する。第2の実施形態と同じ機能を有する部位は同じ符号をつけている。また、図11は図10のXI‐XI線の断面における構成図を示す。
第3の実施形態を適用したステージ駆動機構101において、可動基板221は変形した十字形に形成される。可動基板221は、撮像部64が取付けられる基板中央部221e、基板中央部221eから第2方向yに延びる第1端部221a、第4端部221d、基板中央部221eから第1方向xに延びる第2端部221b、及び第3端部221cを有する。第2端部221bと第3端部221cは、第1方向xから見てずれる様に形成される。なお、可動基板221は十字形に形成されてもよい。可動基板221はボール受け板241を介して第1〜第4ボール11〜11を固定部301を構成するベース板331と挟んで、移動可能に支持される。
第1駆動点26aと第4駆動点26dを結ぶ線分の中心と撮像素子48の中心が重なるように、且つ第1駆動点26aと第4駆動点26dを結ぶ直線が第2方向yと平行となるように、可動基板221上において第1、第4コイル21a、21dが配置される。第2、第3コイル21b、21cの配置は、第2の実施形態と同じである。
このような構成をとることにより、第1〜第4電磁力Pw1〜Pw4の向き、大きさを制御することにより可動部201を第1方向x、あるいは第2方向yに移動自在であり、また撮像素子48の中心を軸として回動自在である。
駆動用ドライバ回路520は入力された第1、第2鉛直方向PMWデューティーdy1、dy2の値に応じて第1、第4コイル21a、21dそれぞれに電力を供給し、可動部201を第2方向yに移動させる。また、駆動用ドライバ回路520は入力された第1、第2水平方向PMWデューティーdx1、dx2の値に応じて第2、第3コイル21b、21cそれぞれに電力を供給し、可動部201を第1方向xに移動させ、可動部201をxy平面上に回転させる。
可動部201を第1方向xに平行移動させる場合は、第1の実施形態と同じ制御が行われる。第2方向yに平行移動させる場合は、第1、第4電磁力Pw1、Pw4のいずれか一方或いは両方の向き及び大きさ制御するために、dy1、dy2の値が制御される。可動部 を第1方向xに平行移動させること無くxy平面上で回動させる場合、及び可動部201を第1方向xに移動してxy平面上で回動させる場合も、第1の実施形態と同じ制御が行われる。
第1〜第3ホール素子23a、23b、23cの配置は、第1の実施形態と同じである。第4ホール素子23dは第3方向zにおいて第4駆動点26dに重なる位置に設けられる。
第1〜第3の実施形態では、可動部を第1方向x、第2方向yへの平行移動させるのに使用される、コイル、磁石、及びヨークによって、可動部を回動させる事が可能である。従って、撮像装置の回転運動による像ブレ補正を行うために可動部を移動させる手段と、撮像装置の並進運動による像ブレ補正を行うために可動部を移動させる手段とを一体化されるので、機構の小型化が可能である。
また、第1〜第3の実施形態では、可動部の第1方向x、第2方向yの位置検出に使用されるホール素子、磁石、ヨークによって、可動部の回転角度も検出する事が出来る。従って、可動部の回転角度を検出する手段と、可動部の変位位置を検出する手段とを一体化されるので、機構の小型化が可能である。
また、第1〜第3の実施形態では、基板中央部から第1方向側に設ける駆動手段により第1方向に移動させ、基板中央部から第2方向側に設ける駆動手段により第2方向に移動させる構成であるため、第1方向の側に設ける磁石を第1方向において長くすることが不要となり、第2方向側に設ける磁石を第2方向において長くすることが不要となる。
電磁力を与える方向と垂直な方向における磁石の長さ及びコイルの線分を長くする事が、大きな電磁力を生じさせるために必要である。図12に示すように、可動部120を回転させるのに、基板中央部122eから第1方向xの端部122b、122cに第2方向yへの電磁力が与えられる構成、すなわち第2駆動点126bと第3駆動点126cとを結ぶ直線が第2方向yと垂直な構成によっても、平行移動のための駆動装置を回転移動のための駆動装置と共用することが可能である。しかし、駆動磁石131a、131b、131cを第1〜3の実施形態に比べて長くする必要があり、機構の小型化の障害となる。第1〜第3の実施形態によれば、可動部を回転させる事を可能にし、且つ前述のように第1方向側の磁石を第1方向に長くする必要が無く、第2方向側の磁石を第2方向に長くする必要が無いため、機構の小型化が可能である。
可動部の移動に使用される磁石とヨークと、可動部の位置検出に使用される磁石とヨークとが別の磁石とヨークである構成でもよいが、第1〜第3実施形態のように共用させる構成によれば、機構の小型化が可能である。
なお、可動部の移動のために電磁力を与える可動部上の位置は、第1の実施形態のように3箇所、或いは第2、第3の実施形態のように4箇所に限られない。第1方向x、第2方向yのいずれか一方で2箇所以上、他方で1箇所以上の場所で電磁力を与えればよい。但し、2箇所以上において電磁力を与える方向に関しては電磁力を与える2点を結んだ線分と電磁力を与える方向に平行な直線が交わる即ち非平行な関係である事が必要である。
なお、位置検出を行うための可動部上の場所は、第1の実施形態のように3箇所、或いは第2、第3の実施形態のように4箇所に限られない。第1方向x、第2方向yのいずれか一方で2箇所以上、他方で1箇所以上の場所で位置検出を行えばよい。
また、撮像素子を含む撮像部が可動部に配置されて移動する形態について説明したが、撮像部が固定され、像ブレ補正レンズを可動部に配置して移動させる形態でっても、像ブレ補正装置として第1〜第3の実施形態のステージ駆動機構を適用することにより同様の効果が得られる。
また、第1〜第3の実施形態のように、コイルを可動部に、磁石を固定部に配置する構成と異なり、コイルを固定部に、磁石を可動部に設ける構成であっても同様の効果を有する。また、第1〜第3実施形態のように、ホール素子を可動部に、磁石を固定部に配置する構成と異なり、ホール素子を固定部に、磁石を可動部に設ける構成であっても同様の効果を有する。
また、磁界を発生させる装置としての磁石は、常に磁界を発生させる磁石であっても、必要に応じて磁界を発生させる電磁石であってもよい。
また、磁界変化検出素子としてホール素子を利用した位置検出を説明したが、磁界変化検出素子として別の検出素子を利用してもよい。例えば、磁界の変化を検出することにより可動部の位置検出情報を求める事が可能なMIセンサ(高周波キャリア型磁界センサ)、または磁気共鳴型磁界検出素子、MR素子(時期抵抗効果素子)等の検出素子を利用しても同様の効果が得られる。
また、第1〜第3の実施形態では可動基板の可動範囲の中心を挟む位置に第2、第3駆動点が配置される構成であるが、可動基板の重心を挟む位置に配置されてもよい。或いは、可動基板が撮像素子等を固定する基板中央部から第1方向の片側の端部である第1端部に第2駆動点、及び第3駆動点が配置される構成であってもよい。第2駆動点と第3駆動点とを結ぶ直線が第1方向と非平行となるように第2駆動点と第3駆動点とが配置されていれば、可動部を第1、第2方向に沿った並進移動、回動が可能である。
本発明の第1〜第3実施形態を適用したステージ機構を利用した像ブレ補正機能を有するカメラの外観図である。 第1の実施形態を適用したステージ機構を利用した像ブレ補正機能を有するカメラの電気的構成を示す回路図である。 第1の実施形態を適用したステージ機構の構成図である。 図3のIV-IV線に沿った断面図である。 2つの第1方向の位置と1つの第2方向の位置から、点Pの位置を求める方法を説明するためのxy平面図である。 第2の実施形態を適用したステージ機構を利用した像ブレ補正機能を有するカメラの電気的構成を示す回路図である。 第2の実施形態を適用したステージ機構の構成図である。 図7のVIII‐VIII線に沿った断面図である。 2つの第1方向の位置と2つの第2方向の位置から、点Pの位置を求める方法を説明するためのxy平面図である。 第3の実施形態を適用したステージ機構の構成図である。 図10のXI‐XI線に沿った断面図である。 第1〜第3実施形態を適用したステージ機構の効果を説明するためのステージ機構の構成図である。
符号の説明
10、100、101 ステージ駆動機構
11a〜11d 第1〜4ボール
20、200、201 可動部
21a〜21d 第1〜4コイル
22、220、221 可動基板
22a〜22c、220a〜220c、221a〜221c 第1〜3端部
220d、221d 第4端部
22e、220e、221e 基板中央部
23a〜23d 第1〜4ホール素子
24、240、241 ボール受け板
26a〜26d 第1〜4駆動点
30、300、301 固定部
31a〜31d 第1〜4駆動磁石
32a〜32d 第1〜4ヨーク
33、330、331 ベース板
40、400 CPU
43 像ブレ補正スイッチ
48 撮像素子
49 角速度検出部
50a〜50c 第1〜3角速度センサ
51 アンプ・ハイパスフィルタ回路
52、520 駆動用ドライバ回路
53、530 ホール素子信号処理部
54a〜54d 第1〜4ホール素子信号処理回路
60 カメラ
64 撮像部
69 像ブレ補正ボタン

Claims (18)

  1. 平面に平行な第1方向及び前記平面に平行で前記第1方向と異なる第2方向への平行移動可能で、前記平面の法線を軸に回動可能な可動部と、
    前記可動部を前記第1、第2方向への平行移動及び回動が可能な状態で支持する固定部と、
    前記第2方向の力を前記可動部に与える第1駆動手段と、
    前記第1方向の力を前記可動部に与える第2、第3駆動手段と、
    前記第1〜第3駆動手段が前記可動部に与える力を制御する制御手段とを備え、
    前記可動部或いは前記固定部に、前記第1〜第3駆動手段が設けられ、
    前記第2、第3駆動手段のそれぞれが前記可動部に力を与える点である第2駆動点と第3駆動点とを結ぶ直線が前記第1方向と非平行であり、
    前記可動部の前記固定部に対する前記第1方向の位置を検出する第1位置検出手段と、
    前記可動部の前記固定部に対する前記第2方向の位置を検出する第2位置検出手段と、
    前記可動部の前記固定部に対する前記第1方向或いは前記第2方向のいずれか一方の位置を検出する第3位置検出手段とを備え、
    前記第1位置検出手段は、前記第2方向の位置検出に使用される第1磁界変化検出素子と第1位置検出磁石によって構成され、
    前記第2位置検出手段は、前記第1方向の位置検出に使用される第2磁界変化検出素子と第2位置検出磁石によって構成され、
    前記第3位置検出手段は、前記第1方向或いは前記第2方向のいずれか一方の位置検出に使用される第3磁界変化検出素子と第3位置検出磁石によって構成され、
    前記第1駆動手段が、前記第2方向の力を前記可動部に与えるための第1コイルと前記第1位置検出磁石とにより構成され、
    前記第2、第3駆動手段が、前記第1方向の力を前記可動部に与えるための第2、第3コイルと前記第2、第3位置検出磁石とにより構成される
    ことを特徴とするステージ駆動機構。
  2. 前記第1駆動手段が、前記第2方向の力を前記可動部に与えるための第1コイルと第1駆動磁石とにより構成され、
    前記第2、第3駆動手段が、前記第1方向の力を前記可動部に与えるための第2、第3コイルと第2、第3駆動磁石とにより構成される
    ことを特徴とする請求項1に記載のステージ駆動機構。
  3. 前記可動部と前記固定部のいずれか一方に、前記第1〜第3コイルが設けられ、前記可動部と前記固定部とのいずれか他方に、前記第1〜第3駆動磁石が設けられる
    ことを特徴とする請求項2に記載のステージ駆動機構。
  4. 前記第1〜3コイルは、前記第1〜第3駆動磁石に前記平面の法線の方向において対向する位置に配置されることを特徴とする請求項2に記載のステージ駆動機構。
  5. 前記第1コイルは前記第2方向と垂直な線分を巻線の一部として有し、前記第2、第3コイルは前記第2方向と垂直な線分を巻線の一部として有し、
    前記第1駆動磁石は前記第2方向にN極とS極が並べて配置され、前記第2、第3駆動磁石は前記第1方向にN極とS極が並べて配置される
    ことを特徴とする請求項2に記載のステージ駆動機構。
  6. 前記制御手段は、
    前記可動部を前記第1方向に平行移動させる場合は、前記第2コイルと前記第2駆動磁石との間に発生する第2電磁力と、前記第3コイルと前記第3駆動磁石との間に発生する第3電磁力とが同方向で且つ同じ大きさとなるように制御し、
    前記可動部を回動させる場合は、前記第2電磁力と前記第3電磁力とが逆方向で且つ同じ大きさとなるように制御し、
    前記可動部を前記第1方向に平行移動させ回動させる場合は、前記第2電磁力と前記第3電磁力とが異なる大きさとなるように制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載のステージ駆動機構。
  7. 前記第1〜第3磁界変化検出素子が、ホール素子、MIセンサ、磁気性共鳴磁界検出素子、あるいはMR素子であることを特徴とする請求項に記載のステージ駆動機構。
  8. 前記第1方向と前記第2方向が互いに垂直であることを特徴とする請求項1に記載のステージ駆動機構。
  9. 前記可動部の前記第1方向及び前記第2方向への可動範囲の中心である可動中心、或いは前記可動部の重心を挟むように前記第2駆動点と前記第3駆動点とが配置され、
    前記第1駆動点が、前記可動中心、或いは前記重心から前記第2方向に配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載のステージ駆動機構。
  10. 前記可動部が前記第1方向及び前記第2方向に沿った移動及び回動する前の初期状態において、前記第2、第3駆動点を結ぶ線分の中心と前記可動中心、或いは前記重心が一致し、前記可動中心、或いは前記重心と前記第1駆動手段が前記可動部に力を与える点である第1駆動点とを結ぶ線分が第2方向と平行である
    ことを特徴とする請求項に記載のステージ駆動機構。
  11. 前記第2、第3駆動点を結ぶ直線と前記第1方向が非垂直であることを特徴とする請求項1に記載のステージ駆動機構。
  12. 前記可動部と前記固定部との間に挟まれて、回動自在である3以上のボールと、前記可動部が前記平面の法線方向に沿って前記固定部に付勢する付勢部とを備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のステージ駆動機構。
  13. 前記第2方向の力を前記可動部に与えるための、第4コイルと第4駆動磁石を備え、
    前記第4コイルは前記第4駆動磁石に前記平面の法線の方向に対向する位置に配置される
    ことを特徴とする請求項4に記載のステージ駆動機構。
  14. 前記可動部の前記第1方向及び前記第2方向への可動範囲の中心である可動中心、或いは前記可動部の重心を挟むように、前記第1駆動点と前記第4駆動手段が前記可動部に力を与える点である第4駆動点とが配置され、
    前記第4駆動点と前記第1駆動点とを結ぶ直線が前記第2方向と非平行である
    ことを特徴とする請求項13に記載のステージ駆動機構。
  15. 前記制御手段は、
    前記可動部を前記第2方向に平行移動させる場合は、前記第1コイルと前記第1駆動磁石との間に発生する第1電磁力と、前記第4コイルと前記第4駆動磁石との間に発生する第4電磁力とが同方向で且つ同じ大きさとなるように制御し、
    前記可動部を前記第1方向に平行移動させる場合は、前記第2コイルと前記第2駆動磁石との間に発生する第2電磁力と、前記第3コイルと前記第3駆動磁石との間に発生する第3電磁力とが同方向で且つ同じ大きさとなるように制御し、
    前記可動部を回動させる場合は、前記第1電磁力と前記第4電磁力とが逆方向で且つ同じ大きさとなるように制御、或いは前記第2電磁力と前記第3電磁力とが逆方向で且つ同じ大きさとなるように制御し、
    前記可動部を前記第2方向に平行移動させ回動させる場合は、前記第1電磁力と前記第4電磁力とが異なる大きさとなるように制御し、
    前記可動部を前記第1方向に平行移動させ回動させる場合は、前記第2電磁力と前記第3電磁力とが異なる大きさとなるように制御する
    ことを特徴とする請求項14に記載のステージ駆動機構。
  16. 前記第4駆動手段が前記可動部に力を与える点である第1駆動点と前記第1駆動点とを結ぶ直線が前記第2方向と平行であることを特徴とする請求項13に記載のステージ駆動機構。
  17. 前記制御手段は、
    前記可動部を前記第2方向に平行移動させる場合は、前記第1コイルと前記第1駆動磁石との間に発生する第1電磁力と、前記第4コイルと前記第4駆動磁石との間に発生する第4電磁力との一方或いは両方の向き及び大きさを制御し、
    前記可動部を前記第1方向に平行移動させる場合は、前記第2コイルと前記第2駆動磁石との間に発生する第2電磁力と、前記第3コイルと前記第3駆動磁石との間に発生する第3電磁力とが同方向で且つ同じ大きさとなるように制御し、
    前記可動部を回動させる場合は、前記第2電磁力と前記第3電磁力とが逆方向で且つ同じ大きさとなるように制御し、
    前記可動部を前記第1方向に平行移動させ回動させる場合は、前記第2電磁力と前記第3電磁力とが異なる大きさとなるように制御する
    ことを特徴とする請求項16に記載のステージ駆動機構。
  18. 手ブレ補正部材を有し、撮影レンズの光軸に直交する第1方向及び前記光軸に直交し前記第1方向と異なる第2方向への平行移動可能で、前記光軸と平行な直線を軸に回動可能な可動部と、
    前記可動部を前記第1、第2方向への平行移動及び回動が可能な状態で支持する固定部と、
    前記第2方向の力を前記可動部に与える第1駆動手段と、
    前記第1方向の力を前記可動部に与える第2、第3駆動手段と、
    前記第1〜第3駆動手段が前記可動部に与える力を制御する制御手段とを備え、
    前記可動部或いは前記固定部に、前記第1〜第3駆動手段が設けられ、
    前記第2、第3駆動手段のそれぞれが前記可動部に力を与える点である第2駆動点と第3駆動点とを結ぶ直線が前記第1方向と非平行であり、
    前記第2駆動点と前記第3駆動点を結ぶ線分の中心を通り光軸に平行な直線を軸に可動部が回動可能であり、
    前記可動部の前記固定部に対する前記第1方向の位置を検出する第1位置検出手段と、
    前記可動部の前記固定部に対する前記第2方向の位置を検出する第2位置検出手段と、
    前記可動部の前記固定部に対する前記第1方向或いは前記第2方向のいずれか一方の位置を検出する第3位置検出手段とを備え、
    前記第1位置検出手段は、前記第2方向の位置検出に使用される第1磁界変化検出素子と第1位置検出磁石によって構成され、
    前記第2位置検出手段は、前記第1方向の位置検出に使用される第2磁界変化検出素子と第2位置検出磁石によって構成され、
    前記第3位置検出手段は、前記第1方向或いは前記第2方向のいずれか一方の位置検出に使用される第3磁界変化検出素子と第3位置検出磁石によって構成され、
    前記第1駆動手段が、前記第2方向の力を前記可動部に与えるための第1コイルと前記第1位置検出磁石とにより構成され、
    前記第2、第3駆動手段が、前記第1方向の力を前記可動部に与えるための第2、第3コイルと前記第2、第3位置検出磁石とにより構成される
    ことを特徴とする像ブレ補正機構。
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